JPH08112613A - クーラント液濃度測定装置及びこれを用いたクーラント液調整システム - Google Patents

クーラント液濃度測定装置及びこれを用いたクーラント液調整システム

Info

Publication number
JPH08112613A
JPH08112613A JP27169094A JP27169094A JPH08112613A JP H08112613 A JPH08112613 A JP H08112613A JP 27169094 A JP27169094 A JP 27169094A JP 27169094 A JP27169094 A JP 27169094A JP H08112613 A JPH08112613 A JP H08112613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coolant
concentration
pure water
concentration measuring
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27169094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2838372B2 (ja
Inventor
Koji Kojima
弘二 児島
Seitaro Koyano
清太郎 小谷野
Kazuo Takayama
和雄 高山
Shigeo Fukuda
重雄 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sky Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Sky Aluminium Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sky Aluminium Co Ltd filed Critical Sky Aluminium Co Ltd
Priority to JP6271690A priority Critical patent/JP2838372B2/ja
Publication of JPH08112613A publication Critical patent/JPH08112613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2838372B2 publication Critical patent/JP2838372B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/02Indexing codes associated with the analysed material
    • G01N2291/028Material parameters
    • G01N2291/02809Concentration of a compound, e.g. measured by a surface mass change

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確に濃度測定可能なクーラント液濃度測定
装置,及びこれを用いたクーラント液調整システムを提
供する。 【構成】 クーラント配管3aから分岐して濃度測定用
の独立配管12を形成し、消泡ポンプ13及び水流が上
向きになる濃度測定室14を設け、ここに超音波濃度セ
ンサー16を設置する。消泡ポンプ13により消泡され
るので、正確な濃度が測定できる。濃度測定室14に洗
浄用配管17を設けて、時折この中に純水を流して濃度
センサー16を洗浄する。このクーラント液濃度測定装
置11と、オイル補給手段31,タンクのクーラント液
面測定装置,純水補給制御回路とを組み合わせることに
より、簡易な機構で、クーラント液の濃度及び総量が所
定値に維持されるように調整することができる(図示省
略)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クーラント液濃度測
定装置及びこれを用いたクーラント液調整システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム板の熱間圧延等、金属板の
圧延には、冷却,潤滑,付着物の洗浄等の目的で、多量
のクーラント液がクーラント配管により輸送,供給され
て、用いられているが、クーラント液の濃度測定は人手
によりオフラインで行っている。即ち、クーラント液を
クーラントタンク等から採取し、これを試験室に持ち帰
って、クーラント液の濃度(ニートオイルの純水に対す
る比率)を、硫酸分解法,加熱脱水重量法等を用いて測
定している。そして、次に、クーラント液の濃度を所定
範囲内に収めるためには、純水とニートオイルとをいか
なる比率にしてクーラントタンクのクーラント液の減少
量を補えばよいかを計算し、これに基づいて、純水(イ
オン交換して金属イオン等の不純物を取り除いた水)と
ニートオイルとをクーラントタンクに補給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、クーラント濃
度の測定には、多くの人手と時間を要し、従ってまた高
コストになるという問題があった。
【0004】従ってまた、頻繁に濃度測定を行うことが
できず、通常1日1回の濃度測定及びこれに基づく純水
とニートオイルとの補給を行っていたので、補給の直前
と直後とで大きな濃度差があり、製品の表面品質が補給
の前後で大きく異なり、製品品質の不均一化が生じると
いう問題があった。
【0005】ところで、クーラント液は多くの泡を含ん
だり、スカム(ニートオイル成分である金属石鹸が凝固
したもの)が発生したりする等、インラインによる濃度
の機械的測定が難しく、濃度測定を機械化するためには
多くの困難な問題が存在する。
【0006】そこで本発明の目的は、これらの問題を解
消したクーラント液濃度測定装置を提供することにあ
る。またこのクーラント液濃度測定装置を利用した、ク
ーラント液調整システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のクーラント液濃度測定装置は、クーラント
液が流れる独立配管と、独立配管に設けた、消泡ポンプ
と、消泡ポンプに続いて、流路が上向きになるように設
けられた、濃度測定室と、濃度測定室に設けられた濃度
測定手段と、濃度測定室を洗浄する洗浄装置とを有す
る。
【0008】上記目的を達成するために、本発明のクー
ラント液調整システムは、第1項のクーラント液濃度測
定装置と、クーラント配管上の、ミルへの吐き出し圧力
を与えるクーラントポンプの手前側に配置された、オイ
ル補給手段と、クーラント液濃度測定装置の測定値に基
づいて、クーラント液濃度が所定の値となるように、オ
イル補給手段に指令するオイル補給制御回路と、クーラ
ントタンク内のクーラント液面の高さを測定するクーラ
ント液面測定装置と、クーラントタンクへの純水補給手
段と、クーラント液面測定装置の測定値に基づいて、ク
ーラント液面が所定の高さとなるように、純水補給手段
に指令する純水補給制御回路とを有する。
【0009】
【作用】独立配管に流されたクーラント液は消泡ポンプ
により消泡されて濃度測定室に入り、濃度測定室を充満
する。濃度測定手段はこの充満したクーラント液に十分
に浸ってまた泡が存在しない状態で、この液の濃度を測
定する。時折、洗浄装置により濃度センサーに付着した
スカム等の汚れを除去する。
【0010】クーラント液調整システムにおいて、オイ
ル補給制御回路により、クーラント液濃度測定装置のデ
ータに基づいて、オイル補給手段からオイルがクーラン
トポンプの手前側のクーラント配管に補給される。一
方、純水補給制御回路により、クーラント液面測定装置
のデータに基づいて、純水補給手段から純水がクーラン
トタンクに補給される。これらの双方により、クーラン
ト液の量及び濃度の調整が行われる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図2において、クーラントタンク1のクリ
ーンタンク1aからミル2へ向かうクーラント配管3a
が配管され、ノズル4により、クーラント液は、ミル
2,及びミル2によって圧延される圧延材(図示省略)
に吹きつけられる。このクーラント配管3aのノズル4
部の手前側には、ノズル4部から一定の圧力でクーラン
ト液を吐き出し可能なように、大きな力の加圧用のポン
プ(以下クーラントポンプという)6が備えられてい
る。ミル2の下方に液受け部7が配置され、液受け部7
からクーラントタンク1のダーティタンク1bへ向かう
クーラント配管3bが配管されている。クーラントタン
ク1のダーティタンク1bからクリーンタンク1aへ向
かうクーラント配管3cが配管され、途中にフィルタポ
ンプ8及びフィルタ9が備えられている。クリーンタン
ク1a及びダーティタンク1bは仕切壁1cにより隣り
合っており、クリーンタンク1aをオーバーフローした
クーラント液はダーティタンク1bに戻るようになって
いる。
【0013】次に本発明の濃度測定装置11は、図2に
示すように、クリーンタンク1aとクーラントポンプ6
との間のクーラント配管3aにおいて、独立配管12を
分岐させ、この独立配管12の延長線上に形成してい
る。そして、図1に示すように、まず、独立配管12
に、腐食膨潤の恐れのないロータリポンプからなる消泡
ポンプ13を配置し、これに引き続いて、断面略円形又
は矩形の中空の濃度測定室14を、流路が上向きになる
ように配置する。濃度測定室14の中空部の水平断面積
は独立配管12の内部断面積より大きくなっている。そ
して濃度測定室14の上方に下流側独立配管12を設け
て、これを再びクーラントタンク1のダーティタンク1
bへ戻している。濃度測定室14内には、超音波濃度セ
ンサーからなる濃度測定手段16が差し込まれている。
超音波濃度センサー16には、超音波の発信及び受信部
が設けられており(図示省略)、この発信及び受信部が
濃度測定室14を下方から上方へ向かって流れるクーラ
ント液流と十分に交差するように、超音波濃度センサー
16の位置が定められている。また超音波濃度センサー
16には温度測定器が設けられておりクーラント液の温
度を測定することができるようになっている(図示省
略)。
【0014】次に洗浄装置15について説明する。濃度
測定室14には、純水が上側から下側へ流れるように、
濃度測定室14の上部に入り、下部から出ていく、洗浄
用配管17が接続されている。洗浄用配管17には高速
で純水が流され、濃度測定室14へ入った純水は濃度セ
ンサー16、特にその発信及び受信部、及び濃度測定室
14の内壁を強い力で洗浄して、洗浄廃液は下部側洗浄
用配管17から排出する。下部側洗浄用配管17は排水
ピットに接続される(図示省略)。独立配管12には消
泡ポンプ13の前側及び濃度測定室14の後側に電磁弁
18,19が設けられている。洗浄用配管17には、濃
度測定室14の前後に電磁弁21,22が設けられてい
る。なお、電磁弁18,19,21,22には手動弁1
18,119,121,122が併設されており、これ
らの手動弁は通常閉じられている。次に洗浄制御回路2
3が設けられており、これに設けられた、サイクルタイ
マー24がポンプスイッチ26,クーラント系電磁弁開
閉回路27,洗浄タイマー28,純水系電磁弁開閉回路
29と接続されている。消泡ポンプ13の駆動モータ1
3aがポンプスイッチ26と接続されている。独立配管
12の電磁弁18,19はクーラント系電磁弁開閉回路
27に接続され、洗浄用配管17の電磁弁21,22は
純水系電磁弁開閉回路29に接続されている。
【0015】このように、濃度測定装置11を独立配管
12上に形成したので、消泡ポンプ13及び洗浄装置1
5を設けることを可能にしている。なお、私たちは最
初、クーラントタンク1に直接濃度センサー16を配設
して濃度を図ることを試みたが、多量の泡等の存在によ
り正確な濃度を測ることができず、このように、独立配
管12を形成して、この上に濃度測定装置11を設けた
ものである。
【0016】次に本発明のクーラント液調整システム3
0について説明する。図1,図2に示すように、オイル
補給手段31が、クーラントポンプ6の手前側のクーラ
ント配管3aに接続して設けられている。即ち、ニート
オイルタンク32とクーラント配管3aとが、オイル補
給用配管33により接続されており、オイル補給用配管
33上に電磁弁34及びオイル補給用ポンプ36が設け
られている。
【0017】オイル補給制御回路37には、CPU38
が組み込まれており、同回路37内の濃度計算回路3
9,濃度設定器41及び補給指令回路42に接続されて
いる。CPU38は、洗浄制御回路23のサイクルタ
イマー24が駆動している時間の間,オイル補給後、
そのオイルがクーラント液に十分に混ざってオイル濃度
が平均化されるまでの第1の設定時間の間、及び洗浄
サイクルタイマー24のサイクル完了後の、再びクーラ
ント液を濃度測定室14に流し始めてから、残存する純
水と混ざることによる薄い濃度状態が解消可能な所定時
間が経過するまでの、第2の設定時間の間には、オイル
補給をしないように、制御する(図示省略)。濃度設定
器41には目標濃度及び補給開始濃度が設定される。補
給指令回路42は補給量設定器43,電磁弁34及びオ
イル補給用ポンプのモータ36aに接続されている。補
給量設定器43には1回あたりのオイル補給量が設定さ
れる。濃度計算回路39は中継器44を経て濃度センサ
ー16に接続され、また記録計46に接続されている。
記録計46は、監視し易いように、地上に置かれてい
る。
【0018】クーラント液面測定装置47は、図2に示
すように、ダーティタンク1bの位置に設けられてお
り、下限値測定手段48aと上限値測定手段48bを有
しており、液面が下限値測定手段48aの位置より下が
ると、同手段48aにより液面が下限値より下回ったこ
とが検知され、液面が上限値測定手段48bの位置より
上がると、同手段48bにより液面が上限値より上回っ
たことが検知される。
【0019】純水補給手段49は、ダーティタンク1b
への純水補給用配管51を設けることにより、形成され
ており、純水補給用配管51には電磁弁52が設けられ
ている。
【0020】純水補給制御回路53は、クーラント液面
測定装置47及び電磁弁52に接続されており、クーラ
ント液面測定装置47から、液面が下限値より下回った
という信号が送られると、電磁弁を開く信号を電磁弁5
2に送り、液面が上限値より上回ったという信号が送ら
れると、電磁弁を閉じる信号を電磁弁52に送る。
【0021】次に上述した実施例の装置11,30の動
作について説明する。
【0022】クリーンタンク1aのクーラント液はクー
ラント配管3aを通ってクーラントポンプ6により圧力
を上昇されてノズル4より、ミル2及び圧延板に吹きつ
けられ、圧延工程の冷却,潤滑,付着物の洗浄等を行
う。この際クーラント液の一部が圧延板に付着してしま
い、またクーラント液の一部が、特に純水が、蒸発す
る。残りのクーラント液は液受け部7に落下してクーラ
ント配管3bを通ってクーラントタンク1のダーティタ
ンク1bに回収される。そして、ダーティタンク1bの
クーラント液はフィルタポンプ8により駆動されて、フ
ィルタ9により漉されてクリーンタンク1aに移動す
る。
【0023】次にクーラント配管3aを流れるクーラン
ト液の一部は、独立配管12を通って、消泡ポンプ13
により泡が消された後、濃度測定室14を下側から上側
へ向かって流れ、濃度測定室14を出た後、下流側独立
配管12を通って、再びクーラントタンク1に戻されて
いる。そして、濃度測定室14内では濃度センサー16
によりここを流れるクーラント液に超音波を発して超音
波伝搬速度が測られており、またここを流れるクーラン
ト液の温度が測られており、これらのデータが濃度計算
回路39に送られている。なお、消泡ポンプ13により
泡が消されており、また濃度測定室14ではクーラント
液が下側から上側に流れるので、また濃度測定室14の
水平断面積が独立配管12の内部断面積より大きいの
で、濃度測定室14では泡が生じ難く、また濃度測定室
14には常にクーラント液が充満して濃度センサー16
との非接触が生じないので、これらにより、正確な超音
波速度及び温度の測定を可能にしている。
【0024】濃度計算回路39では送られてきた速度及
び温度のデータを基に、クーラント液の濃度が計算さ
れ、この結果はCPU38に送られる。CPU38は濃
度設定器41により設定された補給開始濃度と比較して
この濃度となった場合には、補給指令回路42に信号を
送り、補給指令回路42は補給量設定器43により設定
された補給量だけニートオイルを補給するように、電磁
弁34及びオイル補給用ポンプのモータ36aへ、信号
を送る。この信号が送られると、電磁弁34が開き、ま
たポンプ36が駆動して、ニートオイルタンク32から
ニートオイルが、クーラントポンプ6の手前側のクーラ
ント配管3aに補給される。この補給されたニートオイ
ルは、配管3aのクーラント液と共にクーラントポンプ
6に送られて十分に攪拌されるので、クーラント液内に
十分に溶かされることが可能である。その後、これらは
ノズル4から吹き出される。そして、液受け部7,クー
ラント配管3b,ダーティタンク1b,クーラント配管
3c,クリーンタンク1a,クーラント配管3aへと巡
回し、これを複数回繰り返すことにより、クーラント液
濃度が平均化する。この間、CPU38は、第1の設定
時間が経過するまでは、目標濃度に達していない濃度が
測定されていても、オイルの再補給を行わないように制
御される。第1の設定時間経過後、濃度が目標濃度に達
していない場合には、再び、上記と同様にしてオイルの
補給が行われる。このようにしてオイルの補給が行わ
れ、濃度が目標濃度に達したときに、オイルの補給が停
止される。そして、次に補給開始濃度が測定されたとき
に再びオイル補給が開始される。
【0025】濃度センサー16による濃度の測定は常時
行われており、濃度計算回路39により計算された濃度
は記録計46の記録紙46aに常時記録されている。
【0026】次に、濃度測定室14は定期的に洗浄装置
により洗浄される。即ち、予め定められた一定時間毎
に、洗浄制御回路23のサイクルタイマー24が作動
し、まず、ポンプスイッチ26が消泡ポンプのモータ1
3aのスイッチをオフし、次に、クーラント系電磁弁回
路27が駆動して独立配管12の電磁弁18,19が閉
じられる。そして、純水系電磁弁開閉回路29が駆動し
て洗浄用配管17の電磁弁21,22が開かれ、洗浄タ
イマー28が駆動して、純水が高速で洗浄用配管17に
流される。これにより純水が、濃度測定室14内を強い
力で流れ、濃度センサー16、特にその発信及び受信
部、及び内壁面を、洗い流して、これらに付着している
スカム等の汚れを、洗浄する。純水が濃度測定室14内
を上側から下側へ流れるので、落下のエネルギーが加わ
って純水には大きなエネルギーが与えられ、より効率的
な洗浄が行われる。また純水で洗浄するので、金属イオ
ンを含む硬水を用いた場合に生じるオイル劣化等の弊害
が生じない。洗浄廃水は下流側洗浄用配管17を通っ
て、排水ピットに回収され、この廃液は、所定の処理を
されて廃棄される。洗浄タイマー28が停止すると、純
水の供給が停止し、純水系電磁弁開閉回路29を駆動し
て電磁弁21,22が再び閉じられる。次に、クーラン
ト系電磁弁開閉回路27が駆動して電磁弁18,19が
開かれ、次にポンプスイッチ26がオンされて消泡ポン
プ13が駆動され、サイクルタイマー24の一連の動作
が完了する。これにより、再び濃度測定室14へクーラ
ント液が流れ、スカム等が付着していない状態での濃度
センサー16による濃度測定が可能になる。濃度センサ
ー16による濃度測定は洗浄中も常時行われているが、
洗浄サイクルタイマー24の駆動中は、オイル補給を行
わないようにCPU38で制御されている。また、サイ
クルタイマー完了後に再びクーラント液が流され始める
と、CPU38は、第2の設定時間中、ニートオイルの
補給を行わないように制御される。これらにより、オイ
ル濃度が薄いことによる誤動作で、オイルを補給するこ
とが、防止される。次に洗浄過程において電磁弁18,
19,21,22が故障した場合には、併設されている
手動弁118,119,121,122を手動で開閉す
る。電磁弁のみ場合には、電磁弁が壊れたときに、長時
間を要する電磁弁の交換作業が終わるまで、クーラント
液,純水を流すことができなくなるが、本実施例は手動
弁を併設しているので、このように手動弁を開閉してク
ーラント液,純水を流すことができる。
【0027】次に、クーラント液面測定装置47により
常時、ダーティタンク1bの液面の高さが監視されてい
る。そして、下限値測定手段48aにより液面が下限値
より下回ったことが検知されると、このデータが、純水
補給制御回路53に伝えられ、純水補給制御回路53
は、純水補給手段49の電磁弁52に電磁弁を開く信号
を送り、これにより純水が純水補給用配管51を経て、
ダーティタンク1bに補給される。そして液面が上昇し
て、上限値測定手段48bにより液面が上限値より上回
ったことが検知されると、同様にして、純水補給制御回
路53は、電磁弁52に電磁弁を閉じる信号を送り、こ
れにより、純水の補給が停止され、これを繰り返すこと
により、クーラント液の総量が一定に保たれる。
【0028】本発明のクーラント液調整システム30
は、オイル補給と純水補給とをそれぞれ別個に行うた
め、オイル及び純水の補給装置の構成をより簡素にする
ことができる。また純水の補給は、クーラントタンク1
で行うので、ミル2に到達するまでに時間がかかり、ま
た補給したときに他の多量のクーラント液と混ざって薄
い濃度値部分の存在をより速く解消でき、ミル2に濃度
の薄いクーラント液を供給することを防止する。またオ
イルの補給は、クーラントポンプ6の手前側で行うの
で、大きな攪拌力が加えられて、より適切なエマルショ
ンを形成することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明のクーラント液濃度測定装置は以
上のように構成したので、消泡することが可能になり、
また洗浄することが可能になり、クーラント液のインラ
インでの濃度測定が可能になる。これにより濃度測定の
人手,時間,コストを低減することができる。従ってま
た濃度測定の頻度を増すことができ、補給の頻度を増す
ことにより、補給前後の濃度の差を縮小して、製品品質
の安定化を図ることができる。
【0030】また本発明のクーラント液調整システムは
以上のように構成したので、装置構成が簡素になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のクーラント液濃度測定装
置,及びこれを用いた本発明の一実施例のクーラント液
調整システム(一部)を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例のクーラント液調整システム
の説明図である。
【符号の説明】
1 クーラントタンク 2 ミル 3a
クーラント配管 6 クーラントポンプ 11 クーラント液濃度
測定装置 12 独立配管 13 消泡ポンプ 14
濃度測定室 15 洗浄装置 16 濃度測定手段(濃度セン
サー) 30 クーラント液調整システム 31 オイル
補給手段 37 オイル補給制御回路 47 クーラント液
面測定装置 49 純水補給手段 53 純水補給制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 29/02 33/30 (72)発明者 福田 重雄 東京都中央区日本橋室町4丁目3番18号 スカイアルミニウム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クーラント液が流れる独立配管と、 上記独立配管に設けた、消泡ポンプと、 上記消泡ポンプに続いて、流路が上向きになるように設
    けられた、濃度測定室と、 上記濃度測定室に設けられた濃度測定手段と、 上記濃度測定室を洗浄する洗浄装置とを有することを特
    徴とするクーラント液濃度測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のクーラント液濃度測定装置
    と、 クーラント配管上の、ミルへの吐き出し圧力を与えるク
    ーラントポンプの手前側に配置された、オイル補給手段
    と、 上記クーラント液濃度測定装置の測定値に基づいて、ク
    ーラント液濃度が所定の値となるように、上記オイル補
    給手段に指令するオイル補給制御回路と、 クーラントタンク内のクーラント液面の高さを測定する
    クーラント液面測定装置と、 クーラントタンクへの純水補給手段と、 上記クーラント液面測定装置の測定値に基づいて、クー
    ラント液面が所定の高さとなるように、純水補給手段に
    指令する純水補給制御回路とを有することを特徴とする
    クーラント液調整システム。
JP6271690A 1994-10-11 1994-10-11 クーラント液濃度測定装置及びこれを用いたクーラント液調整システム Expired - Fee Related JP2838372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6271690A JP2838372B2 (ja) 1994-10-11 1994-10-11 クーラント液濃度測定装置及びこれを用いたクーラント液調整システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6271690A JP2838372B2 (ja) 1994-10-11 1994-10-11 クーラント液濃度測定装置及びこれを用いたクーラント液調整システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08112613A true JPH08112613A (ja) 1996-05-07
JP2838372B2 JP2838372B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=17503495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6271690A Expired - Fee Related JP2838372B2 (ja) 1994-10-11 1994-10-11 クーラント液濃度測定装置及びこれを用いたクーラント液調整システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2838372B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1019764A (ja) * 1996-07-03 1998-01-23 Tokyo Met Gov Gesuido Service Kk 濃度計測装置
WO2004036207A3 (en) * 2002-10-18 2004-09-02 Symyx Technologies Inc Environmental control system fluid sensing system and method comprising a sesnsor with a mechanical resonator
US7158897B2 (en) 2003-03-21 2007-01-02 Symyx Technologies, Inc. Integrated circuitry for controlling analysis of a fluid
US7225081B2 (en) 2002-10-18 2007-05-29 Symyx Technologies, Inc Application specific integrated circuitry for controlling analysis of a fluid
JP2009110923A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Samsung Sdi Co Ltd 燃料電池システム用の流体センシング導管及び燃料電池システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1019764A (ja) * 1996-07-03 1998-01-23 Tokyo Met Gov Gesuido Service Kk 濃度計測装置
WO2004036207A3 (en) * 2002-10-18 2004-09-02 Symyx Technologies Inc Environmental control system fluid sensing system and method comprising a sesnsor with a mechanical resonator
US7225081B2 (en) 2002-10-18 2007-05-29 Symyx Technologies, Inc Application specific integrated circuitry for controlling analysis of a fluid
US7158897B2 (en) 2003-03-21 2007-01-02 Symyx Technologies, Inc. Integrated circuitry for controlling analysis of a fluid
JP2009110923A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Samsung Sdi Co Ltd 燃料電池システム用の流体センシング導管及び燃料電池システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2838372B2 (ja) 1998-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5053272B2 (ja) 蒸気装置との使用のためのボイラシステムを洗浄するための方法
JPH0540345A (ja) 現像液管理装置
JP4130588B2 (ja) 複式固形化学薬品供給システム
EP0497254A2 (en) Method and apparatus for controlling the heat transfer of liquid coolant in continuous casting
US5108655A (en) Foam monitoring control system
JP2838372B2 (ja) クーラント液濃度測定装置及びこれを用いたクーラント液調整システム
US4609874A (en) System for monitoring pH in oil in water liquids
US20040253737A1 (en) Device and method for monitoring and regulating a process solution
JPH03288586A (ja) 水系の汚れのモニタリング方法
JP3706478B2 (ja) 冷延鋼板のアルカリスプレー洗浄方法及び装置
US4324481A (en) Developing machine for radiation-sensitive material
EP0737891A1 (en) Method and apparatus for processing photosensitive material
JPS6243722B2 (ja)
CN114264189B (zh) 一种冷却塔自动排污控制装置及方法
KR100823608B1 (ko) 산세척설비의 롤 클리닝장치
US4384523A (en) Fountain control system
JP3881924B2 (ja) ステンレス鋼の酸洗設備及び同設備の酸洗液制御方法
JP2701553B2 (ja) インクジェット記録装置のインク供給装置
JP3959991B2 (ja) 金属帯のアルカリ性脱脂液の処理方法
JPS6241052B2 (ja)
JP2000218536A (ja) 加工液の熱交換方法及びその装置
JPH0824933A (ja) 圧延油の供給方法および装置
JP2005262155A (ja) 電解アルカリ性水を用いた超音波洗浄装置
JP3049405U (ja) 水処理装置
JP3467132B2 (ja) 給排水装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees