JPH08111895A - タイムスロットインターチェンジ - Google Patents

タイムスロットインターチェンジ

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JPH08111895A
JPH08111895A JP6245207A JP24520794A JPH08111895A JP H08111895 A JPH08111895 A JP H08111895A JP 6245207 A JP6245207 A JP 6245207A JP 24520794 A JP24520794 A JP 24520794A JP H08111895 A JPH08111895 A JP H08111895A
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switch
time slot
time
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JP6245207A
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Masaru Kameda
勝 亀田
Yukio Suda
幸夫 須田
Toshiaki Okubo
利明 大久保
Hiroshi Yoshida
洋 吉田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/06Time-space-time switching

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイムスロットインターチェンジの動作速度
を低減化を図り、低消費電力でデータ転送を確実に行え
る汎用性のあるタイムスロットインターチェンジを提供
する。 【構成】 第1及び第2の時間スイッチ(FTSW、R
TSW)とこれらの間に設けられた空間スイッチ(SS
W)とを有するタイムスロットインターチェンジにおい
て、第1の時間スイッチは、空間スイッチで起こり得る
ブロッキングを回避するために、第1の時間スイッチに
入力するデータにブランク領域を付加して入力データの
データ量を越えるデータ量のデータをn系統(nは整
数)のパラレル形式で空間スイッチに出力する第1の手
段を有し、第2の時間スイッチは、空間スイッチからn
系統のパラレル形式で受け取ったデータから前記ブラン
ク領域を除去して、出力する第2の手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル同期網にお
ける同期多重変換装置の回線設定を行うタイムスロット
インターチェンジ(TSI:Time Slot In
terchange)に関する。ディジタル同期網にお
いては、従来からアナログ網で実施されていた配分架に
よる空間回線設定に代わって、ディジタル多重レベル上
のタイムスロット入れ替えにより時間的に回線設定を行
うことが可能になり、同期多重変換装置が実用に供され
ている。この同期多重変換装置の回線設定機能は、デー
タ列の時間及び空間のタイムスロットの占有位置を入れ
替えるタイムスロットインターチェンジにより実現さ
れ、このタイムスロット入れ替え順序を外部より制御で
きる構成とすることにより、半固定時間スイッチが実現
できる。
【0002】
【従来の技術】図21は、このような同期多重変換装置
を用いたネットワークの一例を示す図である。図示する
ネットワークでは、4つのADM(Add−Drop−
Multiplex)装置が光ファイバケーブルでリン
グ状に接続されている。各ADM装置間は、光ファイバ
ケーブルを介して多重化された光信号が伝送される。各
ADM装置には、図示しない多重化装置が接続されてい
る。
【0003】図22は、図21の構成における信号の多
重化構造の一例を示す図である。図示の多重化構造は一
次群からはじまり、六次群まで有し、図21に示すAD
M装置は、四次群の信号STM1又は五次群の信号ST
M4を光ファイバケーブルを介して相互に伝送する。な
お、各ADM装置に接続される図示しない多重化装置
は、図22の三次群の信号を処理する機能を有する。ま
た、図中、C−nはコンテナ(Container)、
VC−nはバーチャルコンテナ(VirtualCon
tainer)、TU−nはトリビュートリコンテナ
(Tributary Container)、AU−
nはアドミニストレイティブユニット(Adminis
trative Unit)、STM−nはシンクロナ
ス・トランスポート・ユニット(Synchronou
s Transport Module)である。な
お、このような多重化構造は、例えばCCITT G7
07、G708、G709及びBT SPEC RC8
876C等に詳しい。
【0004】図23は、図21に示す各ADM装置の構
成を示す図である。図23の構成では、各ADM装置は
五次群の信号STM4を光ファイバケーブル(チャネル
#1及びチャネル#2)を介して伝送する。チャネル#
1及び#2の各々に対して、光電変換器OR、マルチプ
レクサMUX及びデマルチプレクサDMUXが設けられ
ている。マルチプレクサMUXは、4つの四次群信号S
TM1を多重化して五次群の信号STM4を出力し、デ
マルチプレクサDMUXは五次群の信号STM4から4
つの四次群信号STM1を出力する。これらのマルチプ
レクサMUX及びデマルチプレクサDMUXは、2つの
多重/分離装置MUX/DMUXに図示のように接続さ
れている。受信した多重化信号STM1は一方のMUX
/DMUXの端子DROPに与えられ、他方のMUX/
DMUXの端子ADDからは、送信すべき多重化信号S
TM1が出力される。また、一方のMUX/DMUXは
図示しない下位の多重化装置からSTM1信号を受け取
り、またSTM1信号を出力する。
【0005】更に、この2つの多重/分離装置MUX/
DMUXとの間には、クロスコネクト動作を行うタイム
スロットインターチェンジTSIが図示するように接続
されている。前述したように、タイムスロットインター
チェンジTSIは、データ列の時間及び空間のタイムス
ロットの占有位置を入れ替える機能を有する。図24
は、タイムスロットインターチェンジTSIの概念を示
す図である。入力データ列1C、1B、1A及び2C、
2B、2Aはパラレルに変換された後、タイムスロット
インターチェンジTSIでタイムスロットの時間的及び
空間的な入れ替えを受け、図示するようにシリアルに出
力される。
【0006】図25は、タイムスロットインターチェン
ジTSIのデータ処理を示す図である。上記、データ列
の時間及び空間のタイムスロットの占有位置の入れ替え
は、2つの時間スイッチFTSW(Forward T
ime SWitch:以下、前段時間スイッチと呼
ぶ)及びRTSW(Rear Time SWitc
h:以下、後段時間スイッチと呼ぶ)及び1つの空間ス
イッチSSW(SpaceSWitch)で実現される
TST(Time Space Time)機能で行わ
れる。これらの3つのスイッチは、共通のタイミングで
動作する。図示する3つのデータ列A、B及びCはそれ
ぞれ、前段時間スイッチFTSWで時間的なタイムスロ
ット位置の入れ替えを受け、空間スイッチSSWに出力
される。この際、後述する理由で、ブランク領域が各入
力データ列に付加され、倍のデータ量となる。このた
め、各スイッチは入力データ信号のビットレートの倍の
ビットレートで動作する必要がある。
【0007】前段時間スイッチFTSWはメモリで構成
され、プログラムカウンタ(PG)で生成されたシーケ
ンシャルな書き込みアドレスに従って入力データを書き
込み、アドレスコントロールメモリ(ACM:Addr
ess Control Memory:以下、スイッ
チ制御メモリと言う)が出力するランダムな読み出しア
ドレスに従い、シーケンシャルに書き込まれた入力デー
タをランダムに出力する。空間スイッチSSWは、受け
取ったデータの空間的なタイムスロット位置を入れ替
え、後段時間スイッチRTSWに出力する。空間スイッ
チSSWはメモリで構成され、この空間的なタイムスロ
ット位置の入れ替えは、このスイッチに与える選択信号
SEL(アドレス)をスイッチ制御メモリACMから出
力することで制御される。後段時間スイッチRTSWは
メモリで構成され、空間スイッチSSWからの入力デー
タをシーケンシャルな書き込みアドレスに従いメモリに
書き込み、スイッチ制御メモリACMから出力されるラ
ンダムな読み出しアドレスに従いランダムに出力する。
このようにして、図25の入力データ列Aの網かけ領域
で示される入力データは、時間的及び空間的なタイムス
ロットの占有位置の入れ替えを受け、図示するように出
力される。
【0008】ここで、上述したブランク領域について、
図26を参照して説明する。ブランク領域は、空間スイ
ッチSSWの動作において発生し得るブロッキングを回
避するために用いられる。今、図26の(A)に示す2
つの入力データ列を考える。入力1のデータ列はデータ
α、γ、ε、κ、πを有し、入力2のデータ列はa、
b、c、d、eを有する。この入力データ列に対し、図
26の(B)に示すような要求1及び要求2で指定され
る出力データ列をTST機能で出力する必要がある場
合、(C)及び(D)に示すようにブランク領域を使用
してブロッキングを回避することができる。図(C)
は、前段時間スイッチFTSWの動作を示す(処理11
及び処理12として示す)。図示の例では、γとε及び
cとbのデータがブロッキングを回避するように処理さ
れる。γとε及びcとdのそれぞれの要求スロットが同
一アドレスであるため、どちらか一方をブランク領域に
退避させる必要がある。図示の例では、εとbとが付加
されたブランク領域に退避している。また、図示の例で
は、出力方路が変わるκとdについてもブランク領域に
退避している。なお、図中、データの表示がない部分は
先行するデータと同じであることを意味している。
【0009】そして、図(D)に示すように、空間スイ
ッチSSWの処理(処理21及び処理22として示す)
で、ブランク領域を含め、空間的なスロットの入れ替え
(チャネルの入れ替え)を行う。図示の例では、dとκ
を入れ替え、bを上側のチャネルに、εを下側のチャネ
ルに移動させている。最後に、図(E)に示すように、
後段時間スイッチRTSWの処理(処理31及び処理3
2として示す)で、ブランク領域のデータ量に相当する
不要データを削除する。
【0010】以上のようにして、入力データ列に対し同
一容量のブランク領域を付加して、各スイッチで入力デ
ータ列のビットレートの倍の速度で処理することで、ブ
ロッキングを回避することができる。図27は、図23
に示すタイムスロットインターチェンジTSIが処理す
る信号STM1のフレームフォーマットを示す。入力デ
ータ列(STM1)は、270バイト×9ロー(RO
W)で1フレームを構成する。この1フレームは、オー
バヘッド領域(OHB:9バイト×9ロー)と、データ
(ペイロード)領域(261バイト×9ロー)とからな
る。このようなSTM1の1フレームに対し、270バ
イト×9ローのブランク領域が付加される。
【0011】図28は、図25に示したタイムスロット
インターチェンジTSI内のTST部の動作をより詳細
に示す図である。図28(A)は、前段時間スイッチF
TSWの動作を示し、(B)は空間スイッチSSWの動
作を示し、(C)は後段時間スイッチRTSWの動作を
示す。図28(A)において、入力データはアドレス
1、2、3に従ってシーケンシャルに前段時間スイッチ
FTSW(メモリ)に書き込まれ、スイッチ制御メモリ
ACMが出力するアドレスに従いランダムに読み出され
る。この読み出し動作において、前述したブロッキンン
グを回避するために、入力データに対しブランク領域が
付加される。図示する例では、データA、B、Cからな
るブランク領域がランダムに読み出されたデータC、
B、Aに対し付加されている。
【0012】このようにして、前段時間スイッチFTS
Wから読み出された出力データは、図28(B)に示す
ように空間スイッチSSWに与えられる。図示の例で
は、空間スイッチSSWは3方向から出力データを受け
る。空間スイッチSSWの動作は、スイッチ制御メモリ
ACM内に格納されているアドレスに従い制御される。
例えば、空間スイッチSSWの出力チャネル#1に対し
て、スイッチ制御メモリACMはアドレス3、1、3と
ブランク領域分のアドレス2、3、1とを記憶してい
る。このアドレスに従って、チャネル#1の出力データ
はM、B、Oとブランク領域のJ、Q、Fとを有する。
他のチャネルについても同様である。
【0013】図28(B)の出力データは、図28
(C)に示すように後段時間スイッチRTSWに出力さ
れる。後段時間スイッチRSTW(メモリ)は、入力デ
ータ(時間スイッチSSWの出力データ)をシーケンシ
ャルに書き込み、スイッチ制御メモリACMが出力する
アドレスに従いランダムに出力する。図28(C)の例
では、シーケンシャルに書き込まれたデータC、B、
A、A、B、Cのうち、ランダムなアドレスに従い、
C、A、Bのみが後段時間スイッチRTSWから読み出
される。
【0014】図29は、図28に示すデータ処理を実現
するための従来のタイムスロットインターチェンジTS
Iの構成を示す図である。図示するタイムスロットイン
ターチェンジTSIは、n系統(n個のチャネル:nは
任意の整数)を有する。各チャネルは、メモリで構成さ
れる前段時間スイッチFTSWと後段時間スイッチRT
SWを有すると共に、共通に1つの空間スイッチSSW
を有する。各スイッチにはスイッチ制御メモリACMが
設けられている。前段時間スイッチFTSWと空間スイ
ッチSSWに接続されているスイッチ制御メモリACM
は、ACMアクセス選択制御ユニットASLCで制御さ
れ、後段時間スイッチRTSWに接続されているスイッ
チ制御メモリACMは、アクセス制御ユニットACUで
制御される。このアクセス制御ユニットACUは、AC
Mアクセス選択制御ユニットASLCも制御する。上記
構成のタイムスロットインターチェンジTSIは、マイ
クロプロセッサユニットMPUで制御される。マイクロ
プロセッサユニットMPUは、アドレス制御分割ユニッ
トACDと、チャネル/カラムコンバータCCCとを有
する。前段時間スイッチFTSWと、後段時間スイッチ
RTSWと、空間スイッチSSWとは、これらのスイッ
チ制御メモリに与えられる外部からの共通のタイミング
信号で制御される。
【0015】MPUは、顧客の設定する情報を受ける。
この情報は、各入力データ(信号)の大きさと、チャネ
ル毎の接続情報である。これに対し、各スイッチが要求
する情報は、バイト毎の接続情報である。上記チャネル
/カラムコンバータCCCとアドレス制御分割ユニット
ACDとが設けられている。チャネル/カラムコンバー
タCCCは、顧客が入力したチャネル番号からバイト番
号に変換する機能を有する。アドレス制御分割ユニット
ACDは、バイト毎の接続情報がブロッキングしないよ
うに、TSTの各スイッチを個々にどのような接続にす
るかを決定し、この決定した接続を示す接続情報をアク
セス制御ユニットACUに出力する。各スイッチ制御メ
モリACMは、ACDで決定して個々のスイッチの接続
情報を保存する。
【0016】動作を説明すると、まず顧客の設定する情
報はチャネル/カラムコンバータCCCとアドレス制御
分割ユニットACDによってバイト毎の接続情報に変換
されて各スイッチのスイッチ制御メモリACMに記憶さ
れる。この記憶された接続情報は、前段時間スイッチF
TSW及び後段時間スイッチRTSWの読み出しアドレ
スとなる。前述したように、各時間スイッチでは入力デ
ータをシーケンシャルに書き込み一時記憶し、スイッチ
制御メモリACMからの接続情報(アドレス)に従って
ランダムに読み出すことで、スロットの時間的な入れ替
えを行う。その際、ブロッキンングしないように前段時
間スイッチFTSWでは、入力データに対し前述のブラ
ンク領域を付加して倍のデータ量を出力し、また後段時
間スイッチRSSWではその入力データに対しブランク
領域を除去し、必要なデータのみからなる半分のデータ
量を出力する。時間スイッチSSWは空間的なスロット
の入れ替えを行うため、入力データを記憶することはな
く、スイッチ制御メモリACMからの出力データにより
データの選択を行う。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は以下の問題点を有する。 (1)近年のLSI集積技術は目ざましく発展し、分割
されていた機能を1つのLSI内に取り込み集積するこ
とで装置の小型化がすすめられている。しかしながら、
依然デバイスによって動作速度や回路規模等の制約があ
り、これらは回路設計において機能を実現するための障
害となっている。より具体的には、前述したブロッキン
グを回避するために、タイムスロットインターチェンジ
TSI内ではブランク領域を付加して、入力データのビ
ットレートの倍の速度でデータ処理を行う必要がある。
例えば、図29において、各入力データのビットレート
が19Mbpsであるとすると、ブランク領域を付加し
た状態では38Mbpsの速度で処理する必要がある。
これらの信号を扱う各スイッチは通常、大規模ゲートが
可能なCMOS回路で構成されるが、38Mbpsの信
号を処理すると消費電力が大きくなってしまうという問
題点がある。すなわち、処理する信号のビットレートが
高くなる程、消費電力が大きくなるので、元々19Mb
psのデータを38Mbpsで処理するのは消費電力の
観点から好ましくない。
【0018】(2)取り扱う信号のビットレートが高く
なると、消費電力以外にもインターフェースの構成が難
しくなるという問題点が顕著になってくる。この問題点
を図30を参照して説明する。図30(A)に示すよう
に、2つのLSIにおいて、LSI1からのクロック信
号CKを受けてLSI2がデータをLSI1に出力する
場合を考える。図30(B)の〔1〕〜〔4〕は図30
(A)の対応部分の信号を示す。LSIが出力するクロ
ック信号CKは伝送路で遅延を受け、図(B)の〔2〕
で示すように、LSI2は遅れたクロック信号を受信す
る。この遅延されたクロック信号CKに同期して、LS
I2のフリップフロップFFはデータを図(B)の
〔3〕に示すタイミングでLSI1に出力する。LSI
1のフリップフロップFFは、クロック信号CKに同期
してこのデータ信号を受ける。図示する場合では、LS
I1のフリップフロップFFは、クロック信号CKに1
周期を越えた遅延時間でデータをLSI2から受け取る
ことになる。1周期以上の遅延時間があると、もはやビ
ット単位のデータの同期を維持することができなくな
り、データの正確な受信は行えない。上記問題点は、ク
ロック信号CKの速度が速くなるほど、問題となってく
る。このような問題が、前段時間スイッチFTSWと空
間スイッチとの間、及び空間スイッチと後段時間スイッ
チRTSWとの間で発生する可能性がある。従って、正
確なデータ転送の点からも、取り扱う信号のビットレー
トが高いことは好ましくない。
【0019】(3)図29に示すように、各スイッチは
タイムスロットインターチェンジTSI外部から送られ
てくる単一のタイミング信号で動作する。しかしなが
ら、例えば、既存のネットワークに対し新たにタイムス
ロットインターチェンジTSIを設計したような場合に
は、実際問題としてタイムスロットインテーチェンジT
S外部とTSI内部とのタイミングを一致させることは
難しい。従って、図29に示す構成では、汎用性に欠け
るという問題点がある。
【0020】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は上記従
来の問題点を解決し、タイムスロットインターチェンジ
の動作速度を低減化を図り、低消費電力でデータ転送を
確実に行える汎用性のあるタイムスロットインターチェ
ンジを提供することを目的とする。上記問題点を解決す
るための本発明の構成は、次の通りである。
【0021】請求項1に記載の発明は、第1及び第2の
時間スイッチとこれらの間に設けられた空間スイッチと
を有するタイムスロットインターチェンジにおいて、第
1の時間スイッチは、第1の時間スイッチに入力するデ
ータにブランク領域を付加したデータをn系統(nは整
数)のパラレル形式で空間スイッチに出力する第1の手
段を有し、第2の時間スイッチは、空間スイッチからn
系統のパラレル形式で受け取ったデータから前記ブラン
ク領域を除去して、出力する第2の手段を有する。
【0022】請求項2に記載の発明は、n系統のパラレ
ル形式で出力されるデータのビットレートは、第1の時
間スイッチに入力するデータのビットレートと同一であ
る。請求項3に記載の発明は、前記n系統のパラレル形
式で出力されるデータのデータ量は、第1の時間スイッ
チに入力するデータのデータ量のn倍である。
【0023】請求項4に記載の発明は、前記第1の手段
は1つの書き込みポート及び2つの読み出しポートを持
つメモリを有し、n個の読み出しアドレスを与えること
でn系統のパラレル形式で上記メモリから読み出し空間
スイッチに出力する。請求項5に記載の発明は、前記第
2の手段は2つの書き込みポート及び1つの読み出しポ
ートを持つメモリを有し、1つの書き込みアドレスを与
えることでn系統のパラレル形式で空間スイッチから出
力されたデータを書き込む。
【0024】請求項6に記載の発明は、前記空間スイッ
チは、n個のメモリを有し、第1の時間スイッチからn
系統のパラレル形式で読み出されたデータを記憶する。
請求項7に記載の発明は、前記第1の手段は1つの書き
込みポートと1つの読み出しポートを有するメモリをn
個有し、それぞれに書き込み及び読み出しアドレスを与
えることで、第1の手段に入力するデータをn個のメモ
リに書き込み、読み出す。
【0025】請求項8に記載の発明は、前記第2の手段
は1つの書き込みポートと1つの読み出しポートを有す
るメモリをn個有し、更にn個のメモリから読み出され
たデータを選択する選択手段を有し、それぞれに書き込
み及び読み出しアドレスを与えることで、空間スイッチ
から読み出されたn系統のパラレル形式のデータをn個
のメモリに書き込んだ後読み出し、更に選択手段で選択
してブランク領域を除去する。
【0026】請求項9に記載の発明は、前記第1の手段
は入力するデータを交互に書き込み読み出す2つのメモ
リ面を有し、前記空間スイッチは第1の手段から出力さ
れるデータを交互に書き込み読み出す2つのメモリ面を
有し、前記第2の手段は空間スイッチから出力されるデ
ータを交互に書き込み読み出す2つのメモリ面を有す
る。
【0027】請求項10に記載の発明は、前記タイムス
ロットインターチェンジは更に、第1の時間スイッチの
前に設けられ、第1の時間スイッチに入力するデータを
内部のタイミング信号に同期させる第1のタイミング乗
り換え手段と、第2の時間スイッチの後に設けられ、第
2の時間スイッチから出力するデータを外部のタイミン
グ信号に同期させる第2のタイミング乗り換え手段とを
有する。
【0028】請求項11に記載の発明は、前記タイムス
ロットインターチェンジは更に、第1の時間スイッチに
入力するデータにパスチェックビットを付加するパスチ
ェックビット挿入手段と、第2の時間スイッチから出力
するデータに付加されたパスチェックビットを検出し
て、所定の期待値と比較することでデータが正しくクロ
スコネクトされたかどうかを判断するパスチェック検出
手段とを有する。
【0029】請求項12に記載の発明は、前記パスチェ
ックビット挿入手段は、第1の時間スイッチに入力する
データの所定単位毎にパスチェックビットを付加する手
段を有する。請求項13に記載の発明では、前記タイム
スロットインターチェンジは更に、検出すべきデータを
指定する手段を有し、前記パスチェック検出手段は指定
されたデータに付加されているパスチェックビットを対
応する期待値と比較する。
【0030】
【作用】請求項1に記載の発明では、従来シリアルにブ
ランク領域を付加していた構成に代えて、ブランク領域
を含むデータをn系統(nは整数:例えばn=2)のパ
ラレル形式で処理するため、データ処理のビットレート
を増大させる必要がない。従って、請求項2にあるよう
に、n系統のパラレル形式で出力されるデータのビット
レートを第1の時間スイッチに入力するデータのビット
レートと同一にすることが可能になる。この結果、低電
力消費で確実にクロスコネクト動作を行うことが可能に
なる。
【0031】請求項3に記載の発明では、前記n系統の
パラレル形式で出力されるデータのデータ量は、第1の
時間スイッチに入力するデータのデータ量のn倍とし、
ブランク領域を付加してブロッキングの発生を防止する
ことができる。請求項4ないし8に記載の発明は、いず
れもn系統のパラレル形式の処理を実現する構成であっ
て、いずれの構成においても、入力データと同一のビッ
トレートでクロスコネクト動作を行うことができる。
【0032】請求項9に記載の発明では、前記第1の手
段は入力するデータを交互に書き込み読み出す2つのメ
モリ面を有し、前記空間スイッチは第1の手段から出力
されるデータを交互に書き込み読み出す2つのメモリ面
を有し、前記第2の手段は空間スイッチから出力される
データを交互に書き込み読み出す2つのメモリ面を有す
ることで、回線設定及び回線切り替えを効率的に行うこ
とができる。
【0033】請求項10に記載の発明では、前記タイム
スロットインターチェンジは更に、第1の時間スイッチ
の前に設けられ、第1の時間スイッチに入力するデータ
を内部のタイミング信号に同期させる第1のタイミング
乗り換え手段と、第2の時間スイッチの後に設けられ、
第2の時間スイッチから出力するデータを外部のタイミ
ング信号に同期させる第2のタイミング乗り換え手段と
で、外部のタイミングとは異なるタイミングでクロスコ
ネクト動作を行うことができる。
【0034】請求項11に記載の発明では、パスチェッ
クビットをデータに付加する構成としたため、取り扱う
データフォーマットに対しフレキシブルに対応でき、確
実にパスチェックを行うことができる。請求項12にあ
るように、パスチェックビットは、第1の時間スイッチ
に入力するデータの所定単位毎に付加することができ
る。
【0035】請求項13にあるように、チェックすべき
データを指定することができるので、効率的にパスチェ
ックを行うことができる。
【0036】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例の原理を示す
図である。図1は、タイムスロットインターチェンジT
SIの前段時間スイッチFTSW、空間スイッチSSW
及び後段スイッチRTSWのデータ処理を示す図であ
る。図1(A)において、入力データは前段時間スイッ
チFTSWにシーケンシャルに書き込まれ、入力データ
のデータ量の倍のデータ量がランダムに読み出される。
このランダムな読み出しは、スイッチ制御メモリACM
に記憶されたアドレスに従い行われる。図1(A)で
は、シーケンシャルに書き込まれた入力データA、B、
Cを、スイッチ制御メモリACMのアドレスに従い、
C、A、BとB、A、Cのように2系統をパラレルに読
み出す。この読み出し時に付加された入力データと同一
データ量のデータは、前述のブロッキングを回避するた
めのブランク領域として機能する。ブランク領域をシリ
アルに読み出す従来技術とは異なり、パラレルにデータ
を読み出すため、前段時間スイッチFTSWの出力デー
タのビットレートは、入力データのビットレートと同一
である。
【0037】このようにして前段時間スイッチFTSW
から読み出された、1チャネル当り2系統の入力データ
は、図1(B)に示すようにパラレルのまま空間スイッ
チSSWに与えられる。図1(B)の例では、空間スイ
ッチSSWは3チャネルを処理する。空間スイッチSS
Wは、3チャネルの入力データのタイムスロットを、ス
イッチ制御メモリACMに記憶されているアドレスに従
って、チャネル間で入れ替える処理を行う。1チャネル
当り2系統のパラレルデータが入力されるため、ACM
内のアドレスも1チャネル当り2系統設けられている。
例えば、チャネル#1において、スイッチ制御メモリA
CMのアドレスは3、3、3と1、2、1の2系統用意
されており、アドレス3、3、3に従って入力データ
M、O、Qが読み出され、これとパラレルにアドレス
1、2、1に従って入力データB、J、Fが読み出され
る。他のチャネルも同様に2系統がパラレルに処理され
る。
【0038】このようにして、空間スイッチSSWから
読み出された出力データは、入力データとして、図1
(C)に示すように後段時間スイッチRTSWに与えら
れる。この入力データは後段時間スイッチRTSWにシ
ーケンシャルに書き込まれ、スイッチ制御メモリACM
に記憶されたアドレスに従いランダムに読み出される。
この読み出し動作においては、ブランク領域を取り除く
ため、後段時間スイッチRTSWに書き込まれたデータ
のうち半分を読み出す。RTSWのスイッチ制御メモリ
ACM内のアドレスは図の点線順に大きくなるアドレス
で、図1(C)の例では1、3、5なので、後段時間ス
イッチRTSWからはデータB、C、Bが読み出され
る。
【0039】上記のデータ処理を書き直したものを、図
2に示す。図示するように、前段時間スイッチFTSW
の読み出しは、1チャネル当り2系統のアドレスをパラ
レルにスイッチ制御メモリACMから読み出すことで行
わる。また、空間スイッチSSWの選択は、スイッチ制
御メモリACMから1チャネル当り2系統の選択(SE
L)信号をパラレルに読み出すことで行われる。更に、
後段時間スイッチRTSWの書き込みは、1チャネル当
り2系統のアドレスをパラレルにスイッチ制御メモリA
CMから読み出すことで行われる。このようにして、ブ
ランク領域を付加することで、入力データのデータ量の
倍のデータ量を処理しているにもかかわらず、各スイッ
チが処理するデータのビットレートは入力データのビッ
トレートと同一である。よって、従来技術の問題点の
(1)と(2)を解消することができる。
【0040】また、図2に示すように、タイムスロット
インターチェンジTSI外部のタイミングと内部のタイ
ミングとを独立したものとし、前段時間スイッチFTS
Wの前段及び後段時間スイッチRTSWの後段で、外部
のタイミングとのインターフェース(タイミングの乗り
換え)を行っている。よって、タイムスロットインター
チェンジTSI内部は、その外部のタイミングを意識す
ることなく構成できるようになる。このようにして、従
来技術の問題点の(3)を解消することができる。
【0041】なお、図2の例では、網かけで表されたチ
ャネルAの入力データが異なるタイムスロット位置のチ
ャネルB及びCにスイッチされている様子を示してい
る。図3は、本発明の第1の実施例によるタイムスロッ
トインターチェンジTSIの構成を示すブロック図であ
る。図3に示す構成は、例えば図21及び図23に示す
ネットワーク内で用いられる。タイムスロットインター
チェンジTSIは、図29の構成と同様にnチャネルを
有する。各チャネルは例えば、19Mbpsの8ビット
パラレル構成のデータ信号を処理する。各チャネルは2
つの前段時間スイッチFTSW及び2つの後段時間スイ
ッチRTSWを有するとともに、共通に2つの空間スイ
ッチSSWを有する。これらのスイッチのうち、一方を
網かけのブロックで示す。これらのスイッチを2重化構
成(メモリを2面有する)とすることにより、データ処
理を効率的に行える。各スイッチの動作は、図1や図2
を参照して説明した通りである。
【0042】各スイッチにはスイッチ制御メモリACM
及びコピー部(COPY)が設けられている。従って、
スイッチ制御メモリACM及びコピー部は、前段時間ス
イッチFTSWが2重化構成であることに対応して、2
重化構成である。前段時間スイッチFTSWと空間スイ
ッチSSWに接続されているスイッチ制御メモリACM
は、2重化構成に共通に設けられたACMアクセス選択
制御ユニットASLCで制御され、後段時間スイッチR
TSWに接続されている単一のスイッチ制御メモリAC
Mは、アクセス制御ユニットACUで制御される。この
アクセス制御ユニットACUは、ACMアクセス選択制
御ユニットASLCも制御する。上記構成のタイムスロ
ットインターチェンジTSIは、マイクロプロセッサユ
ニットMPUで制御される。マイクロプロセッサユニッ
トMPUは、アドレス制御分割ユニットACDと、チャ
ネル/カラムコンバータCCCとを有する。前段時間ス
イッチFTSWと、後段時間スイッチRTSWと、空間
スイッチSSWとは、タイムスロットインターチェンジ
TSI内部のタイミングジェネレータTGで生成された
共通の内部タイミング信号で制御される。
【0043】各チャネルの入力側(前段側)及び出力側
(後段側)には、タイミング乗り換え回路TCMが設け
られている。入力側に設けられた各タイミング乗り換え
回路TCMは、外部からデータ信号とタイミング信号と
を受け取り、受け取ったデータ信号を内部のタイミング
ジェネレータTGで生成したタイミング信号に同期する
信号に変換する。出力側に設けられた各タイミング乗り
換え回路TCMは、内部のタイミング信号に同期した外
部に出力すべきデータ信号を受けとり、外部のタイミン
グ信号に同期したデータ信号に変換して、外部に出力す
る。なお、このタイミング乗り換え回路TCMの詳細に
ついては、後述する。
【0044】入力側のタイミング乗り換え回路TCMか
ら出力された入力データ信号はデマルチプレクサDMU
Xで分離され、それぞれ2重化された前段時間スイッチ
FTSWに送出される。出力側のタイミング乗り換え回
路TCMへの出力データ信号は、2重化された後段時間
スイッチRTSWの出力データ信号を多重化して1つの
多重化された出力データ信号とされたものである。
【0045】次に、図3に示すタイムスロットインター
チェンジTSIの動作について、図4及び図5を参照し
て説明する。図4は、回線設定及び回線切り替えシーケ
ンスを示す図である。図5は図3に示すアクセス制御ユ
ニットACUの動作フローチャートである。まず、顧客
の設定する情報は、チャネル/カラムコンバータCCC
及びアドレス制御分割ユニットACDによってバイト毎
の接続情報に変換される。変換が終了すると、MPUか
らタイムスロットインターチェンジTSI内のアクセス
制御ユニットACUへ回線アクセス要求信号を出力する
([1])。アクセス制御ユニットACUでは、各スイ
ッチ制御メモリACMへのアクセスが可能かどうかを判
断し、アクセス許可(回線設定許可)信号をMPUに返
送する([2])。ACM面切り替え時間(複写時間)
外であれば、アクセス許可を与える。ACM面切り替え
期間はアクセス許可を与えない。MPUはアクセス許可
信号を確認し、回線設定情報を出力する([3])。
【0046】回線設定情報は、ACMアクセス選択制御
ユニットASLCに入力され、ここで各スイッチ制御メ
モリACMにあった信号に変換される。例えば、入力デ
ータ信号を2つパラレルに処理するため、アドレスを半
分にするとともに、アクセスすべきスイッチ制御メモリ
ACMを選択する。選択されたスイッチ制御メモリAC
Mに、変換された回線設定情報を出力して、書き込み動
作を開始する([4])。ステップ[3]の回線設定及
びステップ[4]の書き込みが終了すると、MPUはア
クセス要求解除信号を出力する([5])。アクセス制
御ユニットACUでは、アクセス要求解除信号を確認
し、各スイッチ制御メモリACMへの書き込みを終了す
るとともに([6])、MPUからのアクセス許可を解
除する([7])。その後に内部の切り替えタイミング
に合わせて、スイッチ制御メモリACMの回線設定書き
込み面及び前段時間スイッチFTSW、後段時間スイッ
チRTSW及び空間スイッチSSWのデータ読み出し面
を交換し([8])、新しい回線設定に切り替える
([9])。この切り替えは例えば、図27に示すフォ
ーマットの1ロー単位で行う。スイッチ制御メモリAC
Mの回線設定書き込み面はMPUと接続する前に、他方
のスイッチ制御メモリACMから新しい回線設定情報を
複写し、情報を更新する([10])。複写が終了する
と([11]、アクセス制御ユニットACUは、MPU
に回線設定読み出し(ACMからの読み出し)の許可を
通知する([12])。
【0047】図6は、図3に示す各前段時間スイッチF
TSW及びその周辺回路の第1の構成を示すブロック図
である。前段時間スイッチFTSWは、データ検出・選
択部(DT/SEL)10、時間スイッチを構成する2
つのメモリ(TSW)11及び12、データ検出・選択
(DT/SEL)13、セレクタ(SEL)14、プロ
グラムカウンタ(PG)15、2つのスイッチ制御ユニ
ット(ACM)選択部(ACMSEL)16及び19、
2つのスイッチ制御メモリ(ACM)17及び18、及
びコピー部(COPY)20を有する。図3の前段時間
スイッチFTSWは、図6のメモリ11及び12並びに
データ検出・選択部13に相当する。図3のスイッチ制
御メモリACMは、図6の14〜19の構成部品に相当
する。データ検出・選択部10は、図3に示すデマルチ
プレクサDMUXに相当する。メモリ11及び12は1
つの書き込みポートと2つの読み出しポートとを有す
る。スイッチ制御メモリACM17、18はそれぞれ、
2つの書き込みポートと2つの読み出しポートとを有す
る。
【0048】図3に示すタイミング乗り換え回路TCM
からの入力データ信号は、データ検出・選択部10で1
ロー毎に、メモリ11と12に交互に書き込まれる。書
き込みはプログラムカウンタ15が出力するアドレスに
従い、シーケンシャルに行われる(図1の(A)参
照)。セレクタ14は、1ロー毎に、プログラムカウン
タ15をメモリ11と12とに交互に接続する。メモリ
11と12からのデータの読み出しは、1ロー毎に交互
に行われる。この際、前述のブロッキングの発生を回避
するために、入力データの2倍のデータ量がメモリ11
と12から交互に読み出される。この読み出されたデー
タのうち、半分はブランク領域である。読み出しアドレ
スは、ACM選択部16及びセレクタ14を介して与え
られる。
【0049】前述の回線設定情報はアクセス制御ユニッ
トACUに与えられ、ここからACMアクセス選択制御
ユニットASLCに与えられる。ASLC内部の1/2
アドレス発生部22は、回線設定情報中のアドレスを2
分割(ACUからの1つのアドレスから2つのアドレス
を発生する)し、面設定部21は回線設定情報からスイ
ッチ制御メモリ17と18の書き込み面及び読み出し面
を設定する設定信号を、コピー部20及びACM選択部
16及び19に出力する。通常は、回線設定情報(アド
レス)は図示するACMデータとして、コピー部20及
びACM選択部19を介して、いずれか一方のスイッチ
制御メモリ17又は18に書き込まれる。このとき、他
方のスイッチ制御メモリは読み出し動作を行う。前述し
たように、読み出し時のブロッキングの発生を回避する
目的でメモリ11と12とからそれぞれ2倍のデータ量
を読み出すために、各メモリ17と18からは、図1の
(A)に示すような2つのアドレスが出力される。AC
M選択部16は面設定部21の制御の下に、いずれか一
方のスイッチ制御メモリ17又は18を選択し、選択し
た2つのアドレスをセレクタ14及びコピー部20に出
力する。セレクタ14は、受け取った2つのアドレスを
交互にメモリ11又は12に出力する。このアドレスに
従い、2つのメモリから交互にブランク領域を含むデー
タ(入力データの倍のデータ量)がタイムスロットを入
れ替えた状態でランダムに読み出される(図1(A)参
照)。データ検出・選択部13は、1ロー毎にメモリ1
1と12の一方を交互に選択し、選択したデータをOU
T1及びOUT2として図3に示す時間スイッチSSW
に出力する。
【0050】前述したコピー動作(ステップ[10]、
[11])を行う場合には、ACM選択部16が選択し
たメモリ17又は18から読み出したアドレスを他方の
メモリに書き込むために、コピー部20はACM選択部
16を選択する。これにより、上記読み出されたアドレ
スがACM選択部19を介して他方のメモリ17又は1
8に書き込まれる。
【0051】図7は、図3に示す各前段時間スイッチF
TSW及びその周辺回路の第2の構成を示すブロック図
である。図6の構成では、メモリ11、12、17及び
18を、書き込み1ポート、読み出し2ポートのメモリ
で構成してあるが、図7に示す構成では、各メモリを書
き込み1ポート、読み出し1ポートのメモリで構成して
いる。具体的には、図6に示すメモリ11は図7に示す
メモリ11A及び11Bに対応し、メモリ12はメモリ
12A及び12Bに対応する。また、図6に示すメモリ
17は図7に示すメモリ17A及び17Bに対応し、メ
モリ18はメモリ18A及び18Bに対応する。このよ
うに、図7では通常の1ポート書き込み/1ポート読み
出しのメモリを用いているため、その周辺回路も2分割
されている。具体的には、図6に示すデータ検出・選択
部10は、データ検出・選択部10A及び10Bに対応
し、データ検出・選択部13はデータ検出・選択部13
A及び13Bに対応する。以下、同様に、図6に示す構
成要素14、16、19、20はそれぞれ14A、14
B、16A、16B、19A、19B、20A及び20
Bに対応する。
【0052】また、1ポート書き込み/1ポート読み出
しのメモリを用いていることに起因して、シリアル/パ
ラレル変換器(S/P)24、セレクタ25及びASL
C内にACM設定面選択部23が設けられている。入力
データ信号は、シリアル/パラレル変換器(S/P)2
4でパラレルに変換され、それぞれデータ検出・選択部
10A及び10Bに与えられる。ACM設定面選択部2
3は、回線設定情報から、2系統中いずれのスイッチ選
択メモリ17Aと17B、又は18Aと18Bとを選択
すべきかを決定し、セレクタ25を制御する。
【0053】なお、図7に示すその他の構成及び動作
は、図6に示す構成及び動作と同様なので、その説明は
省略する。図8は、図3に示す各後段時間スイッチRT
SW及びその周辺回路の第1の構成を示すブロック図で
ある。後段時間スイッチRTSWは、データ検出・選択
部(DT/SEL)30、時間スイッチを構成する2つ
のメモリ(TSW)31び32、データ検出・選択部
(DT/SEL)33、セレクタ(SEL)34、プロ
グラムカウンタ(PG)35、2つのスイッチ制御ユニ
ット(ACM)選択部(ACMSEL)36及び39、
2つのスイッチ制御メモリ(ACM)37及び38、及
びコピー部(COPY)40を有する。図3の後段時間
スイッチRTSWは、図8のメモリ31及び32並びに
データ検出・選択部33に相当する。図3のスイッチ制
御メモリACMは、図8の34〜39の構成部品に相当
する。図3に示すマルチプレクMUXは、図8に示すサ
データ検出・選択部33に相当する。メモリ31及び3
2は2つの書き込みポートと1つの読み出しポートとを
有する。スイッチ制御メモリACM37、38はそれぞ
れ、1つの書き込みポートと1つの読み出しポートとを
有する。
【0054】図3に示す空間スイッチSSWからの2つ
のパラレルなデータ信号IN1及びIN2は、データ検
出・選択部30で1ロー毎に、メモリ31と32に交互
に書き込まれる。書き込みはプログラムカウンタ35が
出力するアドレスに従い、シーケンシャルに行われる
(図1の(C)参照)。セレクタ34は、1ロー毎に、
プログラムカウンタ35をメモリ31と32とに交互に
接続する。メモリ11と12からのデータの読み出し
は、1ロー毎に交互に行われる。この際、前述のブロッ
キングの発生を回避するために挿入されたブランク領域
を除去するために、入力データと同一のデータ量がメモ
リ31と32から交互に読み出される。ランダムな読み
出しアドレスは、ACM選択部36及びセレクタ34を
介して与えられる。
【0055】前述の回線設定情報はアクセス制御ユニッ
トACUに与えられ、ここからACMアクセス選択制御
ユニットASLCに与えられる。ASLC内部のアドレ
ス発生部22は、回線設定情報中のアドレスからスイッ
チ制御メモリ37及び38に与えるアドレスを生成す
る。面設定部41は回線設定情報からスイッチ制御メモ
リ37と38の書き込み面及び読み出し面を設定する設
定信号を、コピー部40及びACM選択部36及び39
に出力する。通常は、回線設定情報(アドレス)はAC
Mデータとして、コピー部40及びACM選択部399
を介して、いずれか一方のスイッチ制御メモリ37又は
38に書き込まれる。このとき、他方のスイッチ制御メ
モリは読み出し動作を行う。ACM選択部36は面設定
部41の制御の下に、いずれか一方のスイッチ制御メモ
リ37又は38を選択し、選択した2つのアドレスをセ
レクタ34及びコピー部40に出力する。セレクタ34
は、受け取った2つのアドレスを交互にメモリ31又は
32に出力する。このアドレスに従い、2つのメモリか
ら交互にブランク領域を除去したデータ(入力データと
同一のデータ量)がタイムスロットを入れ替えた状態で
ランダムに読み出される(図1(C)参照)。データ検
出・選択部43は、1ロー毎にメモリ31と32の一方
を交互に選択し、選択したデータをOUT1として出力
する。
【0056】前述したコピー動作(ステップ[10]、
[11])を行う場合には、ACM選択部36が選択し
たメモリ37又は38から読み出したアドレスを他方の
メモリに書き込むために、コピー部40はACM選択部
36を選択する。これにより、上記読み出されたアドレ
スがACM選択部39を介して他方のメモリ37又は3
8に書き込まれる。
【0057】図9は、図3に示す各後段時間スイッチF
TSW及びその周辺回路の第2の構成を示すブロック図
である。図8の構成では、メモリ31及び32を、書き
込み1ポート、読み出し2ポートのメモリで構成してあ
るが、図9に示す構成では、各メモリを書き込み1ポー
ト、読み出し1ポートのメモリで構成している。具体的
には、図8に示すメモリ31は図7に示すメモリ31A
及び31Bに対応し、メモリ32はメモリ32A及び3
2Bに対応する。これに対応して、図8に示す構成に加
え、セレクタ43及び読み出しアドレス制御部44が設
けられている。読み出しアドレス制御部44は、ACM
選択部36が出力する読み出しアドレスから、データ検
出・選択部33A又は33Bのいずれを選択すべきかの
信号を、例えばアドレスの最下位ビットLSBから作成
する。例えば、図1の(C)において、アドレスが1、
3、5の場合は、読み出しアドレス制御部44は、デー
タ検出・選択部33Aを選択するようにセレクタ43を
制御する(例えば、LSB=0)。また、ACM選択部
36が出力する読み出しアドレスはそのまま、セレクタ
34を介してメモリ31A、31B、32A、32Bに
与えられる。なお、メモリ31Aと31Bはいずれか一
方が書き込み動作中のときは、他方は読み出し動作中で
ある。同様に、メモリ32Aと32Bはいずれか一方が
書き込み動作中のときは、他方は読み出し動作中であ
る。その他の構成及び動作は、図8に示す構成及び動作
と同様なので、その説明を省略する。
【0058】図10は、図3に示す各空間スイッチSS
W及びその周辺回路の第1の構成を示すブロック図であ
る。図10に示す構成は、2つの空間スイッチを構成す
るメモリ(SSW#1、SSW#2)51及び52、2
つのスイッチ制御選択部53及び56、2つのスイッチ
制御メモリ54及び55、及びコピー部57を有する。
図3に示す2つの空間スイッチSSWの各々は、図10
のメモリ51及び52に相当する。図3のスイッチ制御
メモリACMは、図10の53〜56の構成部品に相当
する。メモリ51及び52は1つの書き込みポートと2
つの読み出しポートとを有する。スイッチ制御メモリA
CM37、38はそれぞれ、2つの書き込みポートと2
つの読み出しポートとを有する。
【0059】メモリ51は、n個のチャネルごとに出力
される2つのデータ信号のうち、データOUT1(図6
又は図7参照)を入力し、メモリ52は、n個のチャネ
ルごとに出力されるデータOUT2を入力する。前述の
回線設定情報はアクセス制御ユニットACUに与えら
れ、ここからACMアクセス選択制御ユニットASLC
に与えられる。ASLC内部の1/2アドレス発生部5
9は、回線設定情報中のアドレスを2分割(ACUから
の1つのアドレスから2つのアドレスを発生する)し、
面設定部58は回線設定情報からスイッチ制御メモリ5
5と56の書き込み面及び読み出し面を設定する設定信
号を、コピー部57及びACM選択部53及び56に出
力する。通常は、回線設定情報(アドレス)はACMデ
ータとして、コピー部57及びACM選択部56を介し
て、いずれか一方のスイッチ制御メモリ54又は55に
書き込まれる。このとき、他方のスイッチ制御メモリは
読み出し動作を行う。前述したように、読み出し時のブ
ロッキングの発生を回避する目的で入力データの2倍の
データ量を扱うために、各メモリ54と55からは、図
1の(B)に示すような2つのアドレスが出力される。
ACM選択部53は面設定部58の制御の下に、いずれ
か一方のスイッチ制御メモリ54又は55を選択し、選
択した2つのアドレスを各々メモリ51及び52並びに
コピー部57に出力する。上記アドレスに従い、2つの
メモリからブランク領域を含むデータ(入力データの倍
のデータ量)が空間的にタイムスロットを入れ替えた状
態でランダムに読み出される(図1(B)参照)。この
ようにして各メモリ51及び52から読み出されたn個
のデータはそれぞれ、後段時間スイッチRTSWに出力
される。
【0060】前述したコピー動作を行う場合には、AC
M選択部53が選択したメモリ54又は55から読み出
したアドレスを他方のメモリに書き込むために、コピー
部57はACM選択部56を選択し、ここを介して他方
のメモリ54又は55に上記アドレスを書き込む。図1
1は、図3に示す各空間スイッチSSW及びその周辺回
路の第2の構成を示すブロック図である。図10の構成
では、メモリ54及び55を、書き込み1ポート、読み
出し2ポートのメモリで構成してあるが、図11に示す
構成では、各メモリを書き込み1ポート、読み出し1ポ
ートのメモリで構成している。具体的には、図10に示
すメモリ54は図11に示すメモリ54A及び54Bに
対応し、メモリ55はメモリ55A及び55Bに対応す
る。これに対応して、図10に示す構成に加え、セレク
タ60が設けられている。また、これに対応してASL
C内にACM設定面選択部61が設けられている。この
ACM設定面選択部61は、回線設定情報から、2系統
中いずれのスイッチ選択メモリ54Aと54B、又は5
5Aと55Bとを選択すべきかを決定し、セレクタ60
を制御する。その他の動作は図10の構成と同様なの
で、その説明を省略する。
【0061】以上、図3に示すタイミング乗り換え回路
の構成及び動作を除いて、本発明の第1の実施例を詳述
した。第1の実施例によれば、入力データと同一のデー
タ量のブランク領域を付加しているにもかかわらず、各
スイッチの動作は入力データと同一のビットレートで良
い。従って、前述の従来技術の問題点(1)を解消でき
る。また、前述の従来技術の問題点(2)も解決でき
る。これを、図12を参照して説明する。
【0062】図12は、前述の図30に対応する図で、
本発明の第1の実施例で行われているように、データを
パラレルに転送する場合を示している。LSI1とLS
I2(例えば、前段時間スイッチFTSWと空間スイッ
チSSW)は、図30で示したクロック信号の半分のビ
ットレートである([1])。伝送されるデータ量は図
12の場合でも、図30の場合でも同一である。今、ク
ロック伝送において、図30と同一の遅延が発生しても
([2])、図12の[3]及び[4]に示すように、
データの遅延はクロック信号の1周期以内で収まる。依
って、ビット単位のデータの同期を維持することができ
るので、従来技術の問題点(2)を解消できる。
【0063】次に、図3に示すタイミング乗り換え回路
TCMについて、図13を参照して説明する。図13
は、本発明の第1の実施例によるタイムスロットインタ
ーチェンジTSIの構成を示す図であって、前段側及び
後段側のタイミング乗り換え回路TCMの詳細構成を示
す図である。図13では、5チャネル分の構成(図13
では、便宜上チャネルA〜Eとして示す)を示す。図1
3に示すTST(時間/空間/時間)は、図3のデマル
チプレクサDMUXからマルチプレクサMUXまでの構
成を示す。
【0064】図13に示すように、前段側及び後段側の
タイミング乗り換え回路TCMは同一構成である。前段
側のタイミング乗り換え回路TCMは、エラスティック
(ES)メモリ71、タイミング調整部75及びタイミ
ング監視部76を有する。エラスティックメモリ71
は、メモリ72と、メモリ72の書き込みアドレスを発
生する書き込みアドレスプログラムカウンタ73、及び
読み出しアドレスを発生する読み出しアドレスプログラ
ムカウンタ74を有する。同様に、後段側のタイミング
乗り換え回路TCMは、エラスティック(ES)メモリ
81、タイミング調整部85及びタイミング監視部86
を有する。エラスティックメモリ81は、メモリ82
と、メモリ82の書き込みアドレスを発生する書き込み
アドレスプログラムカウンタ83、及び読み出しアドレ
スを発生する読み出しアドレスプログラムカウンタ84
を有する。
【0065】チャネルAの前段タイミング乗り換え回路
TCMは、外部からタイミング信号A1と入力データA
2とを受け取る。タイミング監視部76は入力したタイ
ミング信号A1と、図3に示すタイミングジェネレータ
TGが発生するTST内内部タイミング信号N3との位
相差を検出し、位相差に応じたタイミング調整信号をタ
イミング調整部75に出力する。タイミング調整部75
は、受け取った位相差に応じて読み出しアドレスプログ
ラムカウンタ74を制御する。例えば、入力タイミング
信号A1が10ビット進んでいる場合には、タイミング
調整部75は読み出しアドレスプログラムカウンタ74
の動作を調整して、10ビット分遅れたタイミングでメ
モリ72からデータを読み出すようにする。入力データ
A2は、入力タイミング信号A1に同期して動作する書
き込みアドレスプログラムカウンタ73が出力する書き
込みアドレスに従いメモリ72に書き込まれ、タイミン
グ調整された内部タイミング信号N3に同期して動作す
る読み出しアドレスプログラムカウンタ74が出力する
読み出しアドレスに従いメモリ72から読み出す。チャ
ネルAの後段タイミング乗り換え回路TCMは、TST
からデータA4と外部から(次段の装置)から入力タイ
ミング信号A5を受け取る。タイミング監視部86は入
力したタイミング信号A5と、図3に示すタイミングジ
ェネレータTGが発生するTST内内部タイミング信号
N3との位相差を検出し、位相差に応じたタイミング調
整信号をタイミング調整部85に出力する。タイミング
調整部75は、受け取った位相差に応じて読み出しアド
レスプログラムカウンタ84を制御する。例えば、入力
タイミング信号A5が10ビット進んでいる場合には、
タイミング調整部85は読み出しアドレスプログラムカ
ウンタ84の動作を10ビット分早める。データA4
は、入力タイミング信号A5に同期して動作する書き込
みアドレスプログラムカウンタ83が出力する書き込み
アドレスに従いメモリ82に書き込まれ、タイミング調
整された内部タイミング信号N3に同期して動作する読
み出しアドレスプログラムカウンタ84が出力する読み
出しアドレスに従いメモリ72から読み出す。読み出さ
れたデータをA6として示す。
【0066】他のチャネルのタイミング乗り換え回路T
CMも同様に動作する。各チャネルでは、内部タイミン
グ信号N3に同期してメモリ72からのデータの読み出
し、及びメモリ82へのデータの書き込みが行われるの
で、すべてのチャネルが内部タイミング信号N3に同期
して動作する。この様子を図14に示す。図14に示す
タイミング乗り換え回路の動作を示すタイミング図であ
る。図14において、入力データA2、B2及びE2が
それぞれ、外部からのタイミング信号A1、B1及びE
1に同期して前段側のタイミング乗り換え回路TCMに
入力される。チャネルA、B及びEのタイミング監視部
は各々の位相差を検出して、前述した動作で読み出しア
ドレスの発生タイミングを調整する。この結果、入力デ
ータA2、B2及びE2はそれぞれ内部タイミング信号
N3に同期したデータA4、B4及びE4とされる。こ
れらのデータは、後段側のタイミング乗り換え回路TC
Mに出力される。各チャネルのタイミング監視部は外部
からのタイミング信号A5、B5及びE5と内部タイミ
ング信号との位相差を検出し、位相差に応じた読み出し
タイミングに調整してメモリからデータを読み出す。読
み出されたデータA6、B6及びE6は外部からのタイ
ミング信号A5、B5及びE5に同期している。
【0067】このように、外部のタイミング信号とは異
なる内部タイミング信号N3でTSTは動作できるの
で、タイムスロットインターチェンジTSIの動作タイ
ミングを外部タイミング信号を考慮して設計する必要は
ない。この結果、既存の又はすでに設計してあるネット
ワークに本発明のタイムスロットインターチェンジを容
易に組み込むことが可能になる。よって、前述の従来技
術の問題点(3)は解消できる。
【0068】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
前述した第1の実施例において、入力データが回線設定
情報で指定される通りにクロスコネクトされたかどうか
をチェック(パスチェックと呼ぶ)する必要がある。第
2の実施例では、このパスチェックを簡単に行うことを
特徴とする。従来から、パスチェック機能は用いられて
いる。通常、図27に示すフォーマット中のオーバヘッ
ド領域OHB中の空きビットを用いている。しかしなが
ら、この方法では、別のフォーマットでデータを伝送す
るシステムには、そのままの形で適用できない。換言す
れば、異なるフォーマット毎に、それぞれ独自のパスチ
ェック機能を設計しなければならず、汎用性がない。ま
た、空きビットが他の要求で必要とされる場合には、オ
ーバヘッド領域OHBを用いたパスチェック機能は実現
できなくなる。
【0069】本発明の第2の実施例では、上記の点を考
慮し、汎用性のある簡単なパスチェック機能を用いてい
る。図15は、本発明の第2の実施例によるパスチェッ
クビットの割り付けを示す図である。まず、図27と同
様に、1フレームを270バイト(カラム)×9カラム
構成とし、4フレームで1マルチフレーム(500μs
相当)を構成する。第1の実施例によれば、2フレーム
当り1フレーム分のブランク領域を含むことになる。そ
して、カラム単位(8ビット単位)に1ビットのチェッ
クビット領域を付加する。このチェックビット領域を、
2フレーム(250μs)単位(9ロー×2)にすべて
のカラム(270カラム)に付加する。すなわち、2フ
レームごとに1カラム当り18ビット分のチェックビッ
ト付加領域を設定する。今、1フレームは270カラム
を有しているので、270のタイムスロットの選択をチ
ェックするために9ビット必要となる。また、タイムス
ロットインターチェンジTSIが6チャネルを処理する
ものとすれば、チャネルの選択をチェックするために3
ビット必要となる。よって、上記の場合、2フレームご
とに1カラム当り18ビット分のチェックビット付加領
域中、合計12ビットをパスチェックビットとして用
い、残りの6ビットをダミーデータ(ゼロ)として用い
る。上記パスチェックビット12ビットはフレーム1の
最下位ビットLSBから順番に設定する。
【0070】タイムスロット選択チェック用の9ビット
は、図15に示すようにカラム1から270まで、予め
決めた固定値を設定する。例えばフレーム1の1番目の
ローのカラム1から順番に、チェックビットを1、0、
1、0...のように挿入する。チャネル選択チェック
用の3ビットは、図15に示すように、フレーム2の上
から3つのローごとに、チャネル番号に応じた値を有す
る。例えば、フレーム2の1番目のローのカラム1のデ
ータをチャネル3にクロスコネクトする場合には、チャ
ネル選択チェック用ビット”1”が対応するチェックビ
ット付加領域に設定される。
【0071】上記設定処理を前段時間スイッチFTSW
側で行い、後段時間スイッチRTSW側でチェックビッ
トを検出して、期待値と比較する。図16は、第2の実
施例の動作を示す図である。図中、1〜3の数字とA〜
Dのアルファベットで伝送すべきデータ(情報)を示
し、網かけ部はパスチェックビットを示す。なお、図1
6では、説明を簡単にするため、第1の実施例でおこな
うパラレル処理ではなく通常の処理でパスチェックビッ
トを付加する動作を示すが、パラレル処理でも同様に行
えることは明らかである。前段時間スイッチFTSW
は、MPUからの回線設定情報に従い、時間的にタイム
スロットを交換する。各タイムスロットは図15の1カ
ラムに相当し、各タイムスロットに1ビットのパスチェ
ックビットが付加されている。タイムスロットの交換
は、パスチェックビットとともに行われる。空間スイッ
チSSWは、MPUからの回線設定情報に従い、受け取
ったタイムスロットをパスチェックビットと共に空間的
に交換する。後段時間スイッチRTSWは、回線設定情
報に従い、受け取ったタイムスロットをパスチェックビ
ットと共に時間的に交換する。そして、MPUは、各タ
イムスロットまたは任意に選択したタイムスロット中の
パスチェックビットを期待値と比較する。MPUは、回
線設定情報からチャネル及びタイムスロット位置を特定
すれば、ここに到着すべきタイムスロットは何であるか
がわかり、従って前段時間スイッチFTSWで付加した
パスチェックビットは何であるかを、予め知ることがで
きる(期待値)。比較結果が一致すれば、正しくクロス
コネクトされてデータは交換されていることが判る。比
較結果が不一致の場合には、本来到着すべきデータが到
着していないことになり、何等かの異常が発生している
ことがわかる。
【0072】図17は、本発明の第2の実施例によるタ
イムスロットインターチェンジTSIの概略構成を示す
ブロック図である。図示するように、前段時間スイッチ
FTSWに対しパスチェックビット挿入部91が設けら
れ、後段時間スイッチRTSWに対しパスチェックビッ
ト検出部92が設けられている。パスチェックビット検
出部92は、上記パスチェックビットの検出及び比較動
作を行う。前段及び後段時間スイッチFTSW及びRT
SW並びにパスチェックビット挿入部及び検出部91及
び92を囲むブロックは1チャネル分に相当する。IN
FはMPUとタイムスロットインターチェンジTSIの
インターフェースで、図3のアクセス制御ユニットAC
U及びACMアクセス選択制御ユニットASLC等に相
当する。
【0073】図18は、図17に示す構成の詳細を示す
ブロック図である。パスチェックビット挿入部91はパ
スチェックビット発生器93を有する。図19に示すよ
うに、パスチェックビット発生器93は、MPUからイ
ンターフェースINFを介して、チャネルを指定するチ
ャネル指定ビット1〜3と、内部タイミング信号と、マ
ルチフレームタイミング信号とを受け取る。パスチェッ
クビット発生器93は、図15に示す2つのテーブルを
記憶し、上記チャネル指定ビット1〜3と、内部タイミ
ング信号と、マルチフレームタイミング信号をアドレス
信号として、9ビットパラレルのタイムスロット選択チ
ェックビットと、3ビットパラレルのチャネル選択チェ
ックビットとをセレクタ(SEL)97に出力する。ま
た、図示しないが、前述のダミービット(”0”)を出
力する。セレクタ97は、マルチフレームタイミング信
号及び内部タイミング信号に基づき、タイムスロット選
択チェックビット、チャネル選択ビット及びダミービッ
トを選択し、入力データに付加する。なお、図19のセ
レクタ97は、図18のブロック図に対応させると、前
段時間スイッチFTSWのブロック内に位置する。な
お、図19で、データ入力は、図3に示すタイミング乗
り換え回路TCMの出力信号に相当する。
【0074】図18において、パスチェックビット検出
部92は、データラッチ94、チェックビット抽出部9
5及び比較検出部96を有する。データラッチ94は、
MPUからインターフェースを介して、チェックすべき
カラムを指定するカラム指定信号と、チェックすべきチ
ャネルを指定するチャネル指定信号と、回線設定情報か
ら求めた期待値とを受け取り、内部にラッチする。カラ
ム指定信号を受け取ったチェックビット抽出部95は、
後段時間スイッチRTSWの処理後のデータから指定さ
れたカラムのチェックビットデータ(12ビット)を読
み出し、比較検出部96に出力する。比較検出部96
は、データラッチ94から期待値を受け取り、読み出し
たチェックビットデータと比較する。一致しない場合に
は、エラーを示すパスチェック結果を出力する。なお、
MPUから受け取ったカラム指定信号がカラム0を指定
している場合には、比較検出部96にインヒビット・リ
セット制御信号を出力し、比較検出部96を初期状態
(回線切り替え要求受け付け可能状態)にリセットす
る。カラムを指定することで、すべてのカラムをチェッ
クする必要はなく、データラッチ94の記憶容量を大き
くすることなく、パスチェックを効率的に行える。
【0075】図20は、図18に示すパスチェックビッ
ト検出部92の構成の詳細を示すブロック図である。デ
ータラッチ94は、図示するように接続されたフリップ
フロップFF1〜FF11を有する。フリップフロップ
FF1〜FF3及びFF7はMPUデータを受け取る。
具体的には、FF1とFF2はカラム指定信号を受け取
り、FF3はタイムスロット選択チェックビットの期待
値を受け取り、FF7はチャネル選択チェックビットの
期待値を受け取る。フリップフロップFF1〜FF7
は、MPUからのアドレス信号AD1〜AD4に同期し
てMPUデータのうちの必要なデータのみをラッチす
る。また、フリップフロップFF8〜FF11は、2フ
レーム毎のタイミングを指示する2フレームタイミング
信号に同期して動作する。従って、FF8とFF9は、
2フレーム毎に9ビットのカラム指定信号をチェックビ
ット抽出部95に出力し、フリップフロップFF10と
FF11は2フレーム毎に12ビットのパスチェックビ
ット期待値を比較検出部96に出力する。
【0076】チェックビット抽出部95は、アンドゲー
ト(AND)95AとD形フリップフロップ95Bとを
有する。アンドゲート95Aは後段時間スイッチRTS
Wから読み出されたデータのカラムを示す信号とカラム
指定信号とを比較し、両者が一致した場合のみフリップ
フロップ95Bをイネーブルにする。この状態になる
と、フリップフロップ95Bは内部タイミング信号に同
期して、RTSWから読み出されたパスチェックビット
(12ビット)をラッチし、比較検出部96に出力す
る。
【0077】比較検出部96は、比較器96Aとアラー
ム監視カウンタ96Bとを有する。アラーム監視カウン
タ96BはMPUアドレスAD4に同期して、カラム毎
にカウント動作を行う。比較器96Aは、検出したパス
チェックビット(12ビット)と12ビットの期待値と
を比較する。両者が一致しない場合のみ、比較器96A
はアラーム監視カウンタ96Bに信号を出力する。これ
を受けて、アラーム監視カウンタ96Bはこの時のカウ
ント値を出力する。すなわち、エラーが存在するカラム
の番号が出力される。
【0078】データラッチ94に設けられたリセット検
出部98は、フリップフロップFF4、FF5が出力す
るカラム番号がゼロを示している場合のみ、後続のRS
フリップフロップ98A及び比較器96Aに信号を出力
する。そして、RSフリップフロップ98Aはアラーム
監視カウンタ96Bに信号を送り、これをリセットす
る。また、比較器96Aはアラーム監視カウンタ96B
に信号を出力できない状態に設定される。データラッチ
94に設けられ設けられたインヒビット検出部97は、
フリップフロップFF6、FF7が出力する期待値がす
べてゼロの場合に、比較結果を無効とする。
【0079】なお、上記第1の実施例では入力データの
倍のデータ量を2系統パラレルに読み出す構成であった
が、原理的にはn倍のデータ量をn系統パラレルに読み
出す構成であっても良い。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果が得られる。請求項1に記載の発明では、従
来シリアルにブランク領域を付加していた構成に代え
て、ブランク領域を含むデータをn系統(nは整数:例
えばn=2)のパラレル形式で処理するため、データ処
理のビットレートを増大させる必要がない。従って、請
求項2にあるように、n系統のパラレル形式で出力され
るデータのビットレートを第1の時間スイッチに入力す
るデータのビットレートと同一にすることが可能にな
る。この結果、低電力消費で確実にクロスコネクト動作
を行うことが可能になる。
【0081】請求項3に記載の発明では、前記n系統の
パラレル形式で出力されるデータのデータ量は、第1の
時間スイッチに入力するデータのデータ量のn倍とし、
ブランク領域を付加してブロッキングの発生を防止する
ことができる。請求項4ないし8に記載の発明は、いず
れもn系統のパラレル形式の処理を実現する構成であっ
て、いずれの構成においても、入力データと同一のビッ
トレートでクロスコネクト動作を行うことができる。
【0082】請求項9に記載の発明では、前記第1の手
段は入力するデータを交互に書き込み読み出す2つのメ
モリ面を有し、前記空間スイッチは第1の手段から出力
されるデータを交互に書き込み読み出す2つのメモリ面
を有し、前記第2の手段は空間スイッチから出力される
データを交互に書き込み読み出す2つのメモリ面を有す
ることで、回線設定及び回線切り替えを効率的に行うこ
とができる。
【0083】請求項10に記載の発明では、前記タイム
スロットインターチェンジは更に、第1の時間スイッチ
の前に設けられ、第1の時間スイッチに入力するデータ
を内部のタイミング信号に同期させる第1のタイミング
乗り換え手段と、第2の時間スイッチの後に設けられ、
第2の時間スイッチから出力するデータを外部のタイミ
ング信号に同期させる第2のタイミング乗り換え手段と
で、外部のタイミングとは異なるタイミングでクロスコ
ネクト動作を行うことができる。
【0084】請求項11に記載の発明では、パスチェッ
クビットをデータに付加する構成としたため、取り扱う
データフォーマットに対しフレキシブルに対応でき、確
実にパスチェックを行うことができる。請求項12にあ
るように、パスチェックビットは、第1の時間スイッチ
に入力するデータの所定単位毎に付加することができ
る。
【0085】請求項13にあるように、チェックすべき
データを指定することができるので、効率的にパスチェ
ックを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の原理を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施例によるデータの流れを示
すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例によるタイムスロットイ
ンターチェンジの構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すタイムスロットインターチェンジの
動作を示すシーケンス図である。
【図5】図3に示すアクセス制御ユニットの制御を示す
フローチャートである。
【図6】図3に示す前段時間スイッチの第1の構成を示
すブロック図である。
【図7】図3に示す前段時間スイッチの第2の構成を示
すブロック図である。
【図8】図3に示す後段時間スイッチの第1の構成を示
すブロック図である。
【図9】図3に示す後段時間スイッチの第2の構成を示
すブロック図である。
【図10】図3に示す空間スイッチの第1の構成を示す
ブロック図である。
【図11】図3に示す空間スイッチの第2の構成を示す
ブロック図である。
【図12】本発明の第1の実施例の効果を説明するため
の図である。
【図13】図3に示すタイミング乗り換え回路の構成を
示すブロック図である。
【図14】図13に示すタイミング乗り換え回路の動作
を示すタイミング図である。
【図15】本発明の第2の実施例によるパスチェックビ
ットの割り付けを説明するための図である。
【図16】本発明の第2の実施例の動作を示す図であ
る。
【図17】本発明の第2の実施例のタイムスロットイン
ターチェンジの構成を示すブロック図である。
【図18】図17に示すタイムスロットインターチェン
ジの構成の詳細を示すブロック図である。
【図19】図18に示すパスチェックビット挿入部の構
成を示すブロック図である。
【図20】図18に示すパスチェックビット検出部の構
成を示すブロック図である。
【図21】同期多重変換装置を用いたネットワークの一
例を示すブロック図である。
【図22】図21の構成における信号の多重化構造の一
例を示す図である。
【図23】図21に示す各ADM装置の構成を示す図で
ある。
【図24】タイムスロットインターチェンジTSIの概
念を示す図である。
【図25】図25は、タイムスロットインターチェンジ
TSIのデータ処理を示す図である。
【図26】ブロッキングの発生とこれを防ぐブランク領
域を説明するためのタイミング図である。
【図27】図23に示すタイムスロットインターチェン
ジTSIが処理する信号STM1のフレームフォーマッ
トを示す。
【図28】図25に示したタイムスロットインターチェ
ンジTSI内のTST部の動作をより詳細に示す図であ
る。
【図29】図28に示すデータ処理を実現するための従
来のタイムスロットインターチェンジTSIの構成を示
す図である。
【図30】従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
FTSW 前段時間スイッチ RTSW 後段時間スイッチ SSW 空間スイッチ ACU アクセス制御ユニット ACM スイッチ制御メモリ CCC チャネル/カラムコンバータ ASLC ACMアクセス選択制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 洋 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の時間スイッチとこれらの
    間に設けられた空間スイッチとを有するタイムスロット
    インターチェンジにおいて、 第1の時間スイッチは、第1の時間スイッチに入力する
    データにブランク領域を付加したデータをn系統(nは
    整数)のパラレル形式で空間スイッチに出力する第1の
    手段を有し、 第2の時間スイッチは、空間スイッチからn系統のパラ
    レル形式で受け取ったデータから前記ブランク領域を除
    去して、出力する第2の手段を有することを特徴とする
    タイムスロットインターチェンジ。
  2. 【請求項2】 n系統のパラレル形式で出力されるデー
    タのビットレートは、第1の時間スイッチに入力するデ
    ータのビットレートと同一であることを特徴とする請求
    項1記載のタイムスロットインターチェンジ。
  3. 【請求項3】 前記n系統のパラレル形式で出力される
    データのデータ量は、第1の時間スイッチに入力するデ
    ータのデータ量のn倍であることを特徴とする請求項1
    又は2記載のタイムスロットインターチェンジ。
  4. 【請求項4】 前記第1の手段は1つの書き込みポート
    及び2つの読み出しポートを持つメモリを有し、n個の
    読み出しアドレスを与えることでn系統のパラレル形式
    で上記メモリから読み出し空間スイッチに出力すること
    を特徴とする請求項1記載のタイムスロットインターチ
    ェンジ。
  5. 【請求項5】 前記第2の手段は2つの書き込みポート
    及び1つの読み出しポートを持つメモリを有し、1つの
    書き込みアドレスを与えることでn系統のパラレル形式
    で空間スイッチから出力されたデータを書き込むことを
    特徴とする請求項1記載のタイムスロットインターチェ
    ンジ。
  6. 【請求項6】 前記空間スイッチは、n個のメモリを有
    し、第1の時間スイッチからn系統のパラレル形式で読
    み出されたデータを記憶することを特徴とする請求項1
    記載のタイムスロットインターチェンジ。
  7. 【請求項7】 前記第1の手段は1つの書き込みポート
    と1つの読み出しポートを有するメモリをn個有し、そ
    れぞれに書き込み及び読み出しアドレスを与えること
    で、第1の手段に入力するデータをn個のメモリに書き
    込み、読み出すことを特徴とする請求項1記載のタイム
    スロットインターチェンジ。
  8. 【請求項8】 前記第2の手段は1つの書き込みポート
    と1つの読み出しポートを有するメモリをn個有し、更
    にn個のメモリから読み出されたデータを選択する選択
    手段を有し、 それぞれに書き込み及び読み出しアドレスを与えること
    で、空間スイッチから読み出されたn系統のパラレル形
    式のデータをn個のメモリに書き込んだ後読み出し、更
    に選択手段で選択してブランク領域を除去することを特
    徴とする請求項1記載のタイムスロットインターチェン
    ジ。
  9. 【請求項9】 前記第1の手段は入力するデータを交互
    に書き込み読み出す2つのメモリ面を有し、 前記空間スイッチは第1の手段から出力されるデータを
    交互に書き込み読み出す2つのメモリ面を有し、 前記第2の手段は空間スイッチから出力されるデータを
    交互に書き込み読み出す2つのメモリ面を有することを
    特徴とする請求項1記載のタイムスロットインターチェ
    ンジ。
  10. 【請求項10】 前記タイムスロットインターチェンジ
    は更に、 第1の時間スイッチの前に設けられ、第1の時間スイッ
    チに入力するデータを内部のタイミング信号に同期させ
    る第1のタイミング乗り換え手段と、 第2の時間スイッチの後に設けられ、第2の時間スイッ
    チから出力するデータを外部のタイミング信号に同期さ
    せる第2のタイミング乗り換え手段とを有することを特
    徴とする請求項1ないし9のいずれか一項記載のタイム
    スロットインターチェンジ。
  11. 【請求項11】 前記タイムスロットインターチェンジ
    は更に、 第1の時間スイッチに入力するデータにパスチェックビ
    ットを付加するパスチェックビット挿入手段と、 第2の時間スイッチから出力するデータに付加されたパ
    スチェックビットを検出して、所定の期待値と比較する
    ことでデータが正しくクロスコネクトされたかどうかを
    判断するパスチェック検出手段とを有することを特徴と
    する請求項1ないし10のいずれか一項記載のタイムス
    ロットインターチェンジ。
  12. 【請求項12】 前記パスチェックビット挿入手段は、
    第1の時間スイッチに入力するデータの所定単位毎にパ
    スチェックビットを付加する手段を有することを特徴と
    する請求項11記載のタイムスロットインターチェン
    ジ。
  13. 【請求項13】 前記タイムスロットインターチェンジ
    は更に、検出すべきデータを指定する手段を有し、 前記パスチェック検出手段は指定されたデータに付加さ
    れているパスチェックビットを対応する期待値と比較す
    ることを特徴とする請求項11記載のタイムスロットイ
    ンターチェンジ。
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