JPH0811169B2 - 空気清浄器 - Google Patents

空気清浄器

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JPH0811169B2
JPH0811169B2 JP61238215A JP23821586A JPH0811169B2 JP H0811169 B2 JPH0811169 B2 JP H0811169B2 JP 61238215 A JP61238215 A JP 61238215A JP 23821586 A JP23821586 A JP 23821586A JP H0811169 B2 JPH0811169 B2 JP H0811169B2
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purification filter
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百合貢 豊海
清 松倉
源喜 中野
清夫 飯田
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】
本発明は、空気中のほこりや粉塵、臭い等を除去して
室内ないし車内の空気を浄化する家庭用ないし自動車用
などの空気清浄器に関する。
【背景技術】
従来にあっては、フィルターケースのフィルターケー
ス取付け開口に浄化フィルターを着脱自在に取付け、こ
の浄化フィルターを取り付けてあるフィルター取付け開
口の一部にインジケータを着脱自在に取り付けるように
なっていた。このため、汚れた空気を清浄にするための
浄化フィルターの面積がフィルター取付け開口に比べて
インジケータを設けられた分だけ小さくなり、浄化フィ
ルターの面積が小さくなることによって汚れ易くなって
交換時期の間隔が短くなり、またインジケータの空気抵
抗のために吸込口から吸い込まれる空気の量(風量)も
不足しがちになるという問題があった。
【発明の目的】
本発明は叙上のような技術的背景に鑑みて為されたも
のであり、その目的とするところは浄化フィルターの面
積を小さくしたり、風量を損失しないようにインジケー
タを設けることにある。
【発明の開示】
本発明の空気清浄器は、フィルターケース38に浄化フ
ィルター3を装着するためのフィルター取付け開口42と
は別に補助送風路43を開口し、この補助送風路43内に浄
化フィルター3の交換時期チェック用のインジケータ44
を設けて成ることを特徴とするものである。しかして、
汚れた空気を補助送風路43に導いてインジケータ44を通
過させることができ、インジケータ44の汚れ具合を調べ
ることにより浄化フィルター3を取り出すことなく浄化
フィルター3の交換時期の目安を簡単に知ることができ
るものである。しかも、浄化フィルター3を装着するた
めのフィルター取付け開口42とは別に補助送風路43を設
けたので、浄化フィルター3を装着されたフィルター取
付け開口42がインジケータ44により塞がれることがな
く、フィルター取付け開口42の開口量全体を浄化フィル
ター3に使用することができ、浄化フィルター3を大き
くできるので浄化フィルター3の交換時期も長くなり、
インジケータ44による風量損失もなく、高い効率で空気
を浄化することができるものである。 以下本発明の実施例を添付図に基いて詳述する。第2
図、第3図及び第4図に空気清浄器Aの外観を示す。空
気清浄器Aの外観は本体ハウジング1の前面にネジ61で
グリルパネル2を取り付けて構成されており、内部の一
側(第2図の向かって左側。以下、左側という)には空
気中のほこり等をろ過して除去する浄化フィルター3を
装着したフィルター装置58が内蔵されており、他側(第
2図の向かって右側。以下、右側という。)には強制的
に空気を循環させる送風ファン4が内蔵されている。グ
リルパネル2の右側の前面には煙センサー5が設けられ
ており、この煙センサー5により煙草の煙などが一定濃
度以上になったことを検知すると電源スイッチがオンに
なり、自動的に送風ファン4が回って空気清浄器Aが作
動するようになっている。グリルパネル2の左側の前面
のやや上部にはスイッチ部6が形成されており、スイッ
チ部6の背面に配設されたプリント基板19に実装された
制御回路をスイッチ操作できるようになっており、この
スイッチ部6には空気清浄器Aの電源をオンオフする電
源ボタン7と、送風ファン4の風量調整と煙センサー5
のオンオフの切換えを行う風量切換ボタン8及びその表
示用の発光ダイオード(LED)9と、タイマーのオンオ
フの切換とそのタイマー時間の設定を行うタイマーボタ
ン10及びその表示用の発光ダイオード11とが設けられて
いる。64はプリント基板19を覆うカバーである。更に、
スイッチ部6の隣にはリモートコントローラ(図示せ
ず)の発信信号を受信する受信部18が設けられている。
グリルパネル2の左側のスイッチ部6の上下には夫々空
気を空気清浄器A内へ吸い込むためのグリル状をした小
さな吸込口12aと大きな吸込口12bが開口されており、一
方本体ハウジング1上面の中央部右側には吸い込んだ空
気を浄化フィルター3でろ過した後吹き出させるための
格子状をした吹出口13が開口されている。本体ハウジン
グ1上面の左側にはフィルター取出孔14が開口されてお
り、このフィルター取出孔14にはフィルター装置58が露
出しており、ここからフィルター装置58を簡単に取り出
すことができるようになっている。なお、第2図には家
庭用の電源プラグ15が図示されているが、自動車の車内
で用いる場合などには専用の電源プラグ(図示せず)が
用いられる。 この本体ハウジング1内部の送風ファン4側には、第
6図に示すように、吸音材で成形されたファンケーシン
グ16が固定されており、フィルター装置58側にはフィル
ター装置58を内蔵する空間17が開放されている。このフ
ァンケーシング16は送風ファン4の振動音や摺擦音など
を外部の漏らさないようにするために吸音材により成形
されているが、この吸音材としては例えば発泡ポリエチ
レンやポリウレタンフォームのような合成樹脂発泡体、
あるいはグラスウールやロックウールなどの成形品の表
面をポリエチレンや塩化ビニルなどにより覆ったものな
どを用いることができる。ファンケーシング16は本体ハ
ウジング1内の右側部分にピッタリと嵌まり込む大きさ
を有しており、前面の中央部には上面の吹出口13へ向け
て開口していて送風ファン4を収めることのできる風洞
20が凹設されており、背面には第7図に示すように左横
の空間17側へ開口する空気通路21が凹設されており、風
洞20と空気通路21との間は丸孔状の連通孔22により連続
させられている。このファンケーシング16の四隅の部分
には貫通孔23が前後方向に貫通させられており、本体ハ
ウジング1の背面から突設された固定用ボス24をこの貫
通孔23に貫通させて本体ハウジング1内にファンケーシ
ング16を固定してあり、第17図のように風洞20の上面開
口は吹出口13と位置を合わせられており、空気通路21の
周囲の脚部34が本体ハウジング1の背面に当接してい
る。また、ファンケーシング16は本体ハウジング1内面
の各種突起部25に合わせて切欠き26を設けてあるので、
この突起部25を避けて本体ハウジング1内にピッタリと
嵌め込むことができようになっており、吸込口12aから
入って浄化フィルター3を通過した空気は第6図に示す
ようにファンケーシング16背面の空気通路21へ流れて連
通孔22から送風ファン4を通過し、吹出口13から外部へ
吹き出されるようになっており、ファンケーシング16は
本体ハウジング1内の左に充填される如く納められてい
るので、吸込口12a、12bと吹出口13との間を仕切ってお
り、吸込口12a、12bから本体ハウジング1内に入った空
気が浄化フィルター3を通ることなくファンケーシング
16の前面を通って吹出口13から短絡的に吹き出されるの
を防止している。また、固定用ボス24はファンケーシン
グ16により囲まれているので、落下時などの衝撃から固
定用ボス24が保護され、固定用ボス24が折れたりするの
を防止することができる。ファンケーシング16内に納め
られる送風ファン4は、ネジ27によりモータ28に羽根29
を取り付けたものであり、モータ28は第6図に示すよう
にモータ取付板30の背面にネジ62で止められている。こ
こに羽根29は多翼遠心ファン(シロッコファン)などが
用いられるが、他種の遠心ファンでも良く、また遠心フ
ァン以外のファンを用いても良い。しかして、送風ファ
ン4を風洞20内の中央に納めるようにしてモータ取付板
30をファンケーシング16の前面に接触させ、ファンケー
シング16に貫通している固定用ボス24の先端にネジ31で
固定されている。また、ファンケーシング16の前面には
凹または凸の位置決めリブ32が設けられており、これに
対応してモータ取付板30には凸または凹の被位置決めリ
ブ33が設けられており、位置決めリブ32と被位置決めリ
ブ33を嵌合させることによりモータ取付板30をファンケ
ーシング16の所定位置に、つまり送風ファン4を風洞20
内の中央に位置決めできるようになっている。そして、
送風ファン4は吸音材のファンケーシング16とモータ取
付板30とによりほぼ密閉されていて振動音や風切音など
の騒音が外部に漏れず、静かな運転音を実現できるので
ある。また、モータ取付け板30は吸音材のファンケーシ
ング16に接しているので、モータ取付け板30の振動をフ
ァンケーシング16により吸収して振動の共鳴などを防止
することができる。 本体ハウジング1の左の空間17内へはフィルター取出
孔14からフィルター装置58を挿入することができるよう
になっており、納入されたフィルター装置58はモータ取
付板30の左側縁から左方へ延出された側片35と本体ハウ
ジング1のガイド部36により両側背面を支持されるよう
になっており、浄化フィルター3は空間17内で吸込口12
aの直後に配置され、後ろに空気の通る隙間37が形成さ
れている。フィルター装置58は第10図及び第11図に示す
ような構造を有しており、角枠状をしたフイルターケー
ス38のフィルター取付け開口42には2枚の消臭浄化フィ
ルター39と除塵フィルター40とプレフィルター41とから
なる浄化フィルター3が着脱自在に取付けられている。
プレフィルター41は大きなほこりを取り除くものであ
り、消臭浄化フィルター39は活性炭や化学消臭剤をウレ
タンに充填したもので臭いの元になる分子を活性炭によ
り物理的吸着及び消臭剤による化学的反応により取り除
いて消臭するものであり、除塵フィルター40はろ紙をジ
クザグ状にひだ折りしたもので煙やほこりなどの粒子を
除去するものである。更に、フィルター取付け開口42の
上には補助送風路43があけられており、この補助送風路
43には上面から着脱自在にインジケータ44が差し込まれ
ている。フイルターケース38の上面の両側には軸63を中
心として回動自在となったノブ45が設けられており、ノ
ブ45の下面に突設された略4分の1円状をしたカム46に
対向して二股形状をしたスライドフック47の二股部48が
対向させられており、スライドフック47の先端のフック
49がフイルターケース38の側面から突出可能となってい
てスプリング50によりフック49が突出付勢されている。
しかして、第14図のようにノブ45の凹状に浅くくぼんだ
押し込み部51を押してノブ45を突出させると、第16図に
示すようにカム46によってスプリング50の弾性力に抗し
てフック49が係止部52から引っ込められ、第15図のよう
にノブ45を持って引きあげることにより空気清浄器A内
から浄化フィルター3を取り出すことができるのであ
る。この時、ノブ45の先端部内面に突設されている突起
59に指先が引っ掛かることにより、指を滑らせて落下さ
せることなく確実にフィルター装置58を持ち上げること
ができる。逆に、浄化フィルター3をフィルター取出孔
14から本体ハウジング1内に納入し、立っているノブ45
を元のように倒すとノブ45がフイルターケース38の凹部
60内に収納され、第1図に示すようにカム46が二股部48
から外れてスプリング50によりフック49が突出させら
れ、フック49が本体ハウジング1の係止部52に係合して
浄化フィルター3が本体ハウジング1から抜けなくな
る。こうしてノブ45が凹部60内に収納されるとノブ45の
表面とフィルターケース38の表面とが面一になり、ノブ
45先端の突起59も凹部60内に収納されてフィルターケー
ス38の表面に突出しなくなる。また、ノブ45がスライド
フック47などはフィルターケース38の表面に凹設された
凹部60内に納められており、凹部60の背面も裏蓋65によ
り閉じられているので、吸込口12a、12bから流入した空
気が凹部60から外部へ抜けることがないようになってい
る。上記インジケータ44は除塵フィルター40と消臭フィ
ルター39の交換時期の目安を与えるものであり、第12図
に示すように中央に開口された空気の流通孔53には白色
のインジケータ用フィルター54を張ってある。このイン
ジケータ用フィルター54は除塵フィルター40及び消臭フ
ィルター39の寿命に合致した色変化をするように予め設
定された厚みのろ紙を使用されている。この流通孔53の
周囲は三色の表示部α、β、γに塗り分けられている。
即ち、αの表示部の色は新しいインジケータ用フィルタ
ー54の色と同じ色(白色)に着色されており、βの表示
部は煙草をよく吸う部屋でのインジケータ用フィルター
54の替え時を示す色(黄土色)に着色されており、γの
表示部は草煙をあまり吸わない部屋でのインジケータ用
フィルター54の替え時を示す色(灰色)に着色されてい
る。なお、第13図に示すものはインジケータ44の他例で
あり、インジケータ用フィルター54の新しい色を示す表
示部αを流通孔53から離れた場所に設けて新しい状態の
色を示す表示部αが汚れにくいようにしたものである。
このインジケータ44はフイルターケース38上面のインジ
ケータ収納部55から補助送風路43へ挿入され、突起状の
ストッパー57を係合させて抜け止めするようになってお
り、上端の鍔部56に指先をかけて引き上げることにより
インジケータ収納部55から簡単に取り出すことができる
ようになっており、適当にインジケータ44を取り出して
インジケータ用フィルター54の色とその周囲の表示部
α、β、γの色とを比べて除塵フィルター40などの交換
時期や掃除時期などを知ることができるものである。 しかして、第8図に示すようにスイッチ部6の下の吸
込口12aはフイルター取付け開口42に嵌められたプレフ
ィルター41に対向しており、スイッチ部6の上の吸込口
12bは補助送風路43に挿入されたインジケータ44に対向
しており、下の吸込口12aから吸引された空気は浄化フ
ィルター3でほこりを除去され、脱臭されて清浄にろ過
され、上の吸込口12bから吸引された空気はインジケー
タ44を通過してインジケータ用フィルター54によりほこ
りが吸着される。浄化フィルター3を通過した清浄な空
気は空気通路21を通って送風ファン4へ送られ、送風フ
ァン4により風洞20内を回って吹出口13から吹き出され
るのであり、これにより室内などの空気が清浄に浄化さ
れるのである。 尚、上記説明では吹出口を上にして室内に立てて置く
場合を想定して説明したが、この空気清浄器Aは自動車
の車内に搭載することもできるものであり、車内で用い
る場合には吸込口を上にし吹出口を前にして横に寝かせ
(第6図の姿勢)、リアシートの後ろなどに設置するこ
ともできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図(第3図のY−
Y線断面図)、第2図は同上の外観を示す斜視図、第3
図は同上の平面図、第4図は同上の正面図、第5図は第
4図のX−X線断面図、第6図は同上のフィルター装置
を除かれた本体ハウジングと送風ファンを示す一部省略
した概略分解斜視図、第7図は同上のファンケーシング
の背面側からの概略斜視図、第8図は同上の一部破断し
た側面図、第9図は第1図のZ−Z線断面図、第10図は
同上のフィルター装置の斜視図、第11図は同上のフィル
ター装置の分解斜視図、第12図は同上のインジケータを
示す斜視図、第13図は同上のインジケータの他例を示す
斜視図、第14図及び第15図は同上のフィルター装置の取
り出し方法を示す説明図、第16図は同上のフィルター装
置を本体ハウジングから取り出し中の断面図、第17図は
同上の送風ファンの部分における縦断面図である。 3……浄化フィルター、38……フィルターケース、42…
…フィルター取付け開口、43……補助送風路、44……イ
ンジケータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 清夫 福井県武生市塚町54−6 近江化工株式会 社福井工場内 (56)参考文献 特開 昭60−44016(JP,A) 実開 昭61−71219(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルターケースに浄化フィルターを装着
    するためのフィルター取付け開口とは別に補助送風路を
    開口し、この補助送風路内に浄化フィルターの交換時期
    チェック用のインジケータを設けて成ることを特徴とす
    る空気清浄器。
  2. 【請求項2】上記インジケータをフィルターケースに着
    脱自在に設けて成ることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の空気清浄器。
  3. 【請求項3】上記インジケータに設けられた汚れた空気
    を通過させるためのインジケータ用フィルターの近傍に
    浄化フィルターの新しい状態を表示する表示部と浄化フ
    ィルターの取り替え時期を表示する表示部とを設けて成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の空気清
    浄器。
JP61238215A 1986-10-07 1986-10-07 空気清浄器 Expired - Fee Related JPH0811169B2 (ja)

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