JPH0811144B2 - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

Info

Publication number
JPH0811144B2
JPH0811144B2 JP2065080A JP6508090A JPH0811144B2 JP H0811144 B2 JPH0811144 B2 JP H0811144B2 JP 2065080 A JP2065080 A JP 2065080A JP 6508090 A JP6508090 A JP 6508090A JP H0811144 B2 JPH0811144 B2 JP H0811144B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
comb blade
shaving
blade unit
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2065080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02271890A (ja
Inventor
和徳 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP2065080A priority Critical patent/JPH0811144B2/ja
Publication of JPH02271890A publication Critical patent/JPH02271890A/ja
Publication of JPH0811144B2 publication Critical patent/JPH0811144B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、きわ剃り用のくし刃ユニットを備えた形
態の電気かみそりに関する。
〔従来の技術〕 この種の電気かみそりにおける一般的な従来技術とし
て、本体ケースの外面の上部定位置にきわ剃り用のくし
刃ユニットを起伏揺動自在に配置し、使用時にはボタン
操作でくし刃ユニットを本体ケースの横外側方にほぼ水
平姿勢になるよう起こして駆動し、非使用時にはボタン
操作でくし刃ユニットを本体ケース側に倒して非駆動状
態にしておく形態が周知である。
この周知形態ではくし刃ユニットが本体ケースの定位
置で起伏揺動するものがあるから、くし刃ユニットを起
こした使用状態において本体ケースの上端部が肌につか
えたり、くし刃ユニットの突出先が見づらくて使い勝手
が悪い。この点を改善すべく、本体ケースからのくし刃
ユニットの突出量を大きく稼ごうとすると、非使用時に
くし刃ユニットが倒れた状態でもなお大きく出っ張るこ
とになり、携帯・保管に不便である。
そこで、本出願人はこれらの不具合を解消する改良案
を先に実願昭59−189242号(実開昭61−103076号公報)
等を以て提案した。これは、本発明の実施例を示す第9
図および第10図を借用して説明すれば、本体ケース1の
上部外面にきわ剃りケース51を上下スライド自在に装着
し、該ケース51にくし刃ユニット50を出退揺動自在に枢
支する。そして、使用時には操作ボタンを兼ねたきわ剃
りケース51を上方にスライド操作すると、くし刃ユニッ
ト50が本体ケース1の上端近くにまで持ち上げられて該
ケース51の横外側方に突出し、この状態で該ユニット50
が駆動可能になる。非使用時にはきわ剃りケース51を下
方にスライド操作すると、くし刃ユニット50が邪魔にな
らないよう下方に移動してきわ剃りケース51側に倒れて
非駆動状態に切り替わるものとなっている。
そこでは、きわ剃りケース51を本体ケース1の上下ス
ライド自在に取付ける手段として、第8図に示すごとく
きわ剃りケース51から突設した左右のフック付き係合片
58を、本体ケース1の一側面に形成した各スリット59に
外側方から挿入係合させる構造を採っていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、このようなフック付き係合片58を用いた組
付けでは、フック付き係合片58を弾性的に変形させなが
ら、その広幅フック部をスリット59に挿通する構成上、
係合状態においてフック付き係合片58が係合解除側に弾
性変形し得る余地を残しているため、きわ剃りケース51
を上下方向に真っ直ぐにスライドさせるガイド機能に欠
け、ぐらつき、また斜め方向に押されるまま斜め上方ま
たは斜め下方にスライドすることがあり、またきわ剃り
ケース51がかみそり主刃またはくし刃ユニット50の振動
を受けて振動したり、がたつき音を発生しやすいことに
気付いた。特に、この種のきわ剃りケース51は本体ケー
ス1の上方への突出量を大きくし、また指掛け操作性を
向上させるために必然的に大型化されるため、そのよう
な問題が顕著に生じる。
本発明は、かかる点に着目し、きわ剃りケース51の上
下方向のガイド効果の向上、がたつき、振動防止を図る
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の電気かみそりは、図示例のように、固定くし
刃53と可動くし刃54からなるくし刃ユニット50を備えた
きわ剃りケース51が、本体ケース1の上部一側面の外側
に上下スライド自在に取付けられており、きわ剃りケー
ス51を上方の使用位置にスライドさせた状態では本体ケ
ース1に内装したモータ6でくし刃ユニット50の可動く
し刃54を駆動するよう構成してあることを前提とする。
ここではきわ剃りケース51にくし刃ユニット50が予め
横外側方に突出した姿勢で揺動不能に固定されていても
よい。例えばきわ剃りケース51を本体ケース1の傾斜外
側面に沿って上下スライドさせるような場合には、該ケ
ース51からくし刃ユニット50が常に突出状態であっても
下降位置にある非使用時に該ユニット50が邪魔にならな
いようにしておけるからである。
そのうえで、本発明は、きわ剃りケース51は、くし刃
ユニット50を収納したくし刃ユニット収納部51aの下部
にスライド操作部51bを一体に連設し、かつくし刃ユニ
ット収納部51aの前面側をスライド操作部51bの前面側よ
りも前方へ突出する形に形成していること、 本体ケース1の上部外側面におけるきわ剃りケース51
の取付け面に、きわ剃りケース51が嵌合する凹部83を形
成していること、 該凹部83はくし刃ユニット収納部51aの突出前面側が
摺動自在に嵌合するよう深く形成した上段凹部83cと、
スライド操作部51bの前面側が摺動自在に嵌合するよう
浅く形成した下段凹部83dとからなること、 該上下段凹部83c・83d内の左右の内壁83a・83bできわ
剃りケース51を上下方向にスライド案内するよう規制し
ていることを特徴とするものである。
〔作用〕
しかるときは、きわ剃りケース51は凹部83の左右の内
壁83a・83bで上下方向に真っ直ぐに案内されながら安定
よく上下スライドすることができる。
きわ剃りケース51が凹部83の左右の内壁83a・83bによ
り案内規制されていることにより、きわ剃りケース51の
振動やがたつきを抑制できる。
〔発明の効果〕
本発明は、きわ剃りケース51を本体ケース1の上部外
側面に形成した凹部83内に嵌合させるとともに、その凹
部83の左右の内壁83a・83bできわ剃りケース51を上下方
向にスライド案内するよう規制した。したがって、きわ
剃りケース51を上下方向に真っ直ぐに安定よく上下スラ
イドすることができ、またきわ剃りケース51の振動やが
たつきを抑制できる。さらに、きわ剃りケース51は凹部
83内に嵌合する分だけ本体ケース1の上部外側面から外
方への突出量を小さくすることができるので、大型にな
りやすいこの種のきわ剃りケース51を備える場合もコン
パクト化を図り得て外観的体裁の良いものにすることが
できる。また本発明によれば、きわ剃りケース51は、く
し刃ユニット50を収納したくし刃ユニット収納部51aの
下部にスライド操作部51bを一体に連設してあるので、
本体ケース1の外面に、それら収納部51aおよび操作部5
1bの嵌合する上段凹部83cと下段凹部83dとを上下に連続
状に形成するだけの簡単なスライドガイド機構で足り
る。そればかりか、くし刃ユニット収納部51a内のくし
刃ユニット50の駆動により生じる振動はくし刃ユニット
収納部51aのみならず、それと一体のスライド操作部51b
によっても抑制することができる。
さらに本発明は、くし刃ユニット収納部51aの前面側
をスライド操作部51bの前面側よりも前方へ突出する形
に形成し、凹部83はくし刃ユニット収納部51aの突出前
面側が摺動自在に嵌合するよう深く形成した上段凹部83
cと、スライド操作部51bの前面側が摺動自在に嵌合する
よう浅く形成した下段凹部83dとからなるものとした。
このように上下段凹部83c・83d内できわ剃りケース50の
上部のくし刃ユニット収納部51aを深く、下部のスライ
ド操作部51bを浅くガイドすることにより、きわ剃りケ
ース50の上下スライドがスムースになり、またきわ剃り
駆動時の振動が少なく、更に本体ケース1のサイズが嵩
張ることなく薄形化できて持ち易くなる。
これが、仮に、きわ剃りケース51のスライド操作部51
bの凹部83内に対する嵌合深さのようにそのきわ剃りケ
ース51全体の嵌合代を浅く設定した場合は、スライドガ
イドが不安定になるばかりか、きわ剃り駆動時の往復動
動できわ剃りケース51の上部がガタつき易く、騒音を発
生させ易い。反対にきわ剃りケース51のくし刃ユニット
収納部51aの凹部83に対する嵌合深さのようにそのきわ
剃りケース51全体の嵌合代を深く設定した場合は、きわ
剃りケース51の左右側面と凹部83の左右の内壁83a・83b
との接触面積が増えて摺動摩擦抵抗が増加するため、使
い辛くなるし、また本体ケース1が厚くなり、ケースサ
イズが大型化して持ちにくくなる。しかし、こうした問
題は、上記のようにスライド操作部51bの凹部83内に対
する嵌合深さよりもくし刃ユニット収納部51aの凹部83
に対する嵌合深さを大きくしてきわ剃りケース51の上下
部の嵌合深さを異ならせるという手段を採用することに
より、解消することができる。
〔実施例〕
第5図および第6図は本発明に係る電気かみそりの前
後からの全体外観が、第1図ないし第4図にその要部の
断面が示されている。
これの本体ケース1は、前ケース1aと後ケース1bとか
らなる二つ割り構造に構成されており、この前後ケース
1a・1bを突き合わせたのち、コ字状の飾り枠2を前後ケ
ース1a・1bの上部に巻付けるようにして飾り枠2の両端
2a・2aを第7図に示すごとく後ケース1bに形成した係合
片3・3に係入する。これで前後ケース1a・1bが仮止め
される。しかるのち前後ケース1a・1bの上部2箇所をネ
ジtで結合する。この本体ケース1内の上部にはモータ
取付台4が組付けられる。この取付台4の下面には上下
に出力軸5a・5bを備えた両軸型モータ6がネジ止め固定
される。
本体ケース1内には、2個の充電式電池7・7がモー
タ6の左右両脇に位置して配備されるとともに、回路基
板8が組込まれる。本体ケース1の下端に一対の充電用
プラグ9・9を有し、ケース前面下部に充電中に点灯作
動する発光ダイオード(図示せず)の表示部10がある。
第2図および第5図において、前ケース1aの前面外側
に飾りパネル11がカシメ付け固定されている。このパネ
ル11の右端部位に外部に臨むスイッチノブ12を備えてお
り、スイッチノブ12の内部に連設した脚12aが基板8上
のプッシュオン・プッシュオフ式のスイッチ13の操作片
13aに嵌合連結され、該ノブ12を押込み操作するごとに
スイッチ13がオン・オフされて前記モータ6の起動と停
止が行われる。
第2図および第3図において、スイッチノブ12の下側
には、該ノブ12に対するロック板14が上下スライド自在
に前ケース1aの内面に取付けられており、このロック板
14から連設したロックボタン14aがケース前面の外側に
臨出している。ロックボタン14aが図示するように押下
げられているときにはスイッチノブ12の押込みが許さ
れ、ロックボタン14aを押上げてロック板14を上方にス
ライドさせると、ロック板14の上部に連設したロック片
14b・14bがスイッチボタン12の一部に係合してボタン12
の押込みを接当阻止する。ロック板14の下端から連設し
たアーム14c・14cと前ケース1aの内面に突設したピン15
との弾性係合によってロック板14は上下のスライド位置
で節度的に保持される。
第2図および第8図において、モータ6の下部出力軸
5bには、外周面に周方向一定ピッチで黒色部16を付した
ロータ17が取付けられ、基板18に取付けたフォトインタ
ラプタ19が該ロータ17に対向している。フォトインタラ
プタ19は発光ダイオードからの発光をロータ17に照射
し、その反射光をフォトトランジスタで感知し、フォト
インタラプタ19から取出されたパルス状の検出信号によ
ってモータ回転速度を検出する。この検出に基づいてモ
ータ6への印加電圧を抑制してモータ回転速度を一定範
囲内に維持する制御回路が前記基板8・18に組付けられ
ている。
基板8には2色発光ダイオード20が取付けられてお
り、前述の回転速度制御が適正に行われていると発光ダ
イオード20が緑色に発光し、電池7の電圧がある程度降
下すると発光ダイオード20が赤色に発光して速度制御不
能を予告し、更に電圧が降下すると発光しなくなって充
電の必要性を知らせる。この発光ダイオード20には第4
図に示すように前拡がり形状のプラスチック製レンズ21
が外嵌装着されており、前ケース1aの上部に取付けた透
明パネル22の背部にレンズ21の前端が臨んでいる。レン
ズ21の内奥面aおよび周囲外側面b・cはシボ付き面の
凹凸面などに形成し、ダイオード20からの発光を乱反射
させてレンズ21の前面から広く拡散するよう形成してあ
る。
第2図および第3図において、本体ケース1の上部に
往復振動型のかみそりユニット30を備えている。このか
みそりユニット30は、外刃ホルダ31に支持された網目状
の外刃32の内面に対して、内刃ホルダ33に並設した多数
の内刃34群が左右に往復摺動するよう構成されたもので
ある。
内刃ホルダ33は、本体ケース1の上端に装着した振動
子35の上面支軸36に取付けたブラケット37に嵌着支持さ
れている。このブラケット37は支軸36に対して上下動自
在であり、バネ38で押上げ付勢されたスリーブ39に支点
40を介して天秤状に揺動自在に支持されており、該スリ
ーブ39に支持したブラケット37の自由度により内刃34群
が全体的に外刃32の内面に密着する。
外刃ホルダ31は、本体ケース1の左右両側面から突設
した突起41・42で着脱自在に係止固定される。図上右側
の突起41はモータ取付台4の一端から立設したアーム43
の先端に設けられており、該アーム43の弾性変形によっ
て突起41は退入可能である。左側の突起42はバネ44で突
出付勢されていて、ノブ45で人為的に退入操作可能であ
る。
前記振動子35の左右両端には薄肉状の脚46・46を有す
る。この脚46の上端は前後ケース1a・1bの接合面に形成
した係合凹部47・47に前後から係入固定され、左右の脚
46の変形で振動子35これ全体が略平行に左右方向に移動
できる。この振動子35はモータ6の上部出力軸5aに取付
けたバランサ48の上部偏心ピン49に連係されており、モ
ータ6の回転に伴って一定ストロークで左右に往復駆動
される。
第2図および第7図に示すように、後ケース1bの上部
外面に凹部83を形成し、この凹部83にくし刃ユニット50
を備えたきわ剃りケース51が本体ケース1の上方側に持
ち上がる使用位置と、下方に引き下がる非使用位置とに
わたって上下スライド自在に嵌合される。この場合、き
わ剃りケース51は後ケース1bの凹部83内の左右の内壁83
a・83bの案内作用で上下方向にスライドするようにして
いる。きわ剃りケース51は、くし刃ユニット50を収納し
たくし刃ユニット収納部51aの下部にスライド操作部51b
を一体に連設してある。そのくし刃ユニット収納部51a
の前面側はスライド操作部51bの前面側よりも前方へ突
出する形に形成している。
凹部83はくし刃ユニット収納部51aの突出前面側が摺
動自在に嵌合するよう深く形成した上段凹部83cと、ス
ライド操作部51bの前面側が摺動自在に嵌合するよう浅
く形成した下段凹部83dとからなる。
きわ剃りケース51が下方の非使用位置に格納される状
態では、きわ剃りケース51のくし刃ユニット収納部部分
51aが、後ケース1bの凹部83の上段凹部83cにコンパクト
に納まり、機能的に重要なくし刃ユニット部分を確りと
格納保護する。
同じ第7図において、くし刃ユニット50は、ホルダ52
に固定した固定くし刃53と、この固定くし刃53に摺接し
て横方向に往復駆動される可動くし刃54とを備えてい
る。ホルダ52の左右両外側に突設した支点ピン55・55
が、きわ剃りケース51の上部の内面左右に形成したピン
受け凹部56・56に係入支持されており、くし刃ユニット
50これ全体が支点ピン55を中心に揺動し、きわ剃りケー
ス51の上部後面に形成した開口57から出退できる。
きわ剃りケース51の上部寄りには、くし刃ユニット50
の存在箇所とほぼ同一位置の左右両側にフック付き係合
片58・58が前方に向けて突設されている。この係合片58
・58は後ケース1bの凹部83にそれぞれ上下方向に長く形
成した左右のスリット59・59に上下スライド自在に挿入
係合される。後ケース1bの内面側には当て板片60が配置
されており、この当て板片60の後面左右に突設したボス
60a・60aが後ケース1bの凹部83の前記スリット59・59の
下方にそれぞれ上下方向に長く形成した左右の長孔61・
61に係入されるとともに、きわ剃りケース51の前面左右
に突設した突起62・62に係合連結されている。図では各
突起62がボス60aの孔に嵌合し、該突起62の頭を第9図
に示すようにつぶしてかしめることにより結合してあ
り、これできわ剃りケース51が後ケース1bに対し上下2
箇所で上下スライド自在に抜け止め支持されている。こ
の上下2箇所のスライド部分では、いずれもスリット59
や長孔61のようなスライド量に応じた長孔形状部に係合
片58や突起62のような突起形状体が移動することにな
る。このため、長期間にわたってきわ剃りケース51をく
り返しスライドすることにより突起形状体側の摩耗が著
しく進行することになり、この上下2箇所のみにスライ
ド案内作用を持たせたものでは、きわ剃りケース51のス
ライドにがたつきが生じることになる。しかし、こうし
た場合は上記長孔形状部と突起形状体による案内作用に
代わって前記凹部83の内壁83a・83bときわ剃りケース51
の左右側面との案内作用が発揮され、きわ剃りケース51
のがたつきは防止される。
第1図および第8図において、後ケース1bの凹部83に
くし刃ユニット50を先組みしたきわ剃りケース51を取付
けたのち、モータ取付台4を後ケース1bの内面側に組付
けることによって、モータ取付台4の後部に連設した突
片63・63の両端部63a・63aを、スリット59・59に係合さ
せた前記フック付き係合片58・58の各内側部位において
スリット59・59に挿入し、これにて係合片58・58の内側
への変形、つまり係合解除方向への変形を突片63・63の
両端部63a・63aで接当阻止する。
第7図および第11図において、後ケース1bおよび当て
板片60に形成した小孔64・65につる巻バネ66の両端66a
・66bを初期巻込み変形状態で係着した。しかるとき
は、きわ剃りケース51が下方スライド位置にあるときに
は、該バネ66の自由端66bの拡がり復元力の下向き分力
できわ剃りケース51を押下げ付勢し、きわ剃りケース51
が上方スライド位置にあるときには、前記自由端66bの
拡がり復元力の上向き分力できわ剃りケース51を押上げ
付勢する。このようなつる巻バネ66は、きわ剃りケース
51と当て板片60とを連結した状態で、当て板片60と後ケ
ース1bとの間に配置され、不測な脱落が防止できる。
第7図および第8図において、きわ剃りケース51の上
部前面にはカバープレート67が嵌合連結され、このカバ
ープレート67と開口57内の立壁68との間に、くし刃ユニ
ット50の可動くし刃54を駆動するためのプラスチック製
の振動子69が組込まれている。振動子69は左右に薄肉の
脚70・70を有し、この脚70・70の下端部70a・70aを前記
立壁68の前面に形成した係合孔71・71に打込み支持す
る。振動子69の上部には可動くし刃54の中央上部に設け
た係合片72が係入する係合凹部73を形成し、振動子69の
中央前面に二股状の係合突起74を設け、該係合突起74を
カバープレート67の中央下部に形成した凹部75から前方
に突出させる。
係合突起74は後ケース1bの後面中央に形成した貫通孔
76を通って本体ケース内に突入し、きわ剃りケース51が
上方スライド位置にあるとき、前記かみそりユニット30
における振動子35の後端面に設けた突起77に係合する。
前記貫通孔76は上部が係合突起74の左右移動を許す広
幅に形成され、下部が係合突起74を左右中央位置に案内
保持するよう小幅に形成されている。これで、きわ剃り
ケース51が下方非使用位置にスライド変位した状態にお
いて、振動子69を中立姿勢に保持し、長期間放置されて
も振動子69の脚70・70にクリープ変形が生じないように
した。非使用状態においては係合突起74が常に中央に位
置するので、次の使用時に本体ケース側の振動子35の突
起77との係合を円滑に行うことができる。
次に、前記くし刃ユニット50の出退操作構造について
説明する。
第7図において、くし刃ユニット50におけるホルダ52
の一側には支点ピン55と偏心した枢支孔78が設けられて
おり、この枢支孔78にピン79を介して操作アーム80が枢
支連結されている。操作アーム80はケース51内に上下動
自在に組込まれており、操作アーム80の下端には前方に
向かう操作片80aが連設されている。この操作片80aはカ
バープレート67を通って前方に突出しており、後ケース
1bに設けた一方のスリット59に連設した側部スリット部
81に係入している。
きわ剃りケース51が下方の非使用位置にあるときに
は、第9図に示すごとく操作アーム80の操作片80aが側
部スリット部81の下端に接当して位置規制されること
で、くし刃ユニット50が開口57の内方に格納した姿勢と
なる。一方、きわ剃りケース51を上方にスライドして使
用位置に移動すると、その上方移動の途中において操作
片80aが側部スリット部81の上端に接当規制され、更に
ケース51を上方に移動することで、相対的に操作アーム
80がケース51に対して下方に引下げられることになり、
これでくし刃ユニット50は支点ピン55を中心に振り上げ
揺動され、開口57から後側外方に突出する。
きわ剃りケース51を下動操作すると、その途中におい
て先ず操作片80aが側部スリット部81の下端に接当し、
更にケース51の下動によって相対的に操作アーム80が上
方に突上げられて、くし刃ユニット50が下方に揺動格納
される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る電気かみそりの実施例を示してお
り、 第1図は第3図におけるA−A線断面図、 第2図は縦断側面図、 第3図は一部切り欠き正面図、 第4図は第3図におけるB−B線断面図、 第5図は前方から見た全体外観図、 第6図は後方から見た全体外観図、 第7図および第8図はそれぞれ要部の分解斜視図であ
る。 第9図および第10図はくし刃ユニットの作動を説明する
要部の縦断側面図であって、第9図は非使用時を、第10
図は使用時の状態をそれぞれ示す。 第11図はきわ剃りケースの上下スライド状態を示す正面
図である。 1……本体ケース、 6……モータ、 50……くし刃ユニット、 51……きわ剃りケース、 53……固定くし刃、 54……可動くし刃、 69……振動子、 83……凹部、 83a・83b……内壁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定くし刃(53)と可動くし刃(54)とか
    らなるくし刃ユニット(50)を備えたきわ剃りケース
    (51)が、本体ケース(1)の上部一側面の外側に上下
    スライド自在に取付けられており、 きわ剃りケース(51)を上方の使用位置にスライドさせ
    た状態では、本体ケース(1)に内装したモータ(6)
    でくし刃ユニット(50)の可動くし刃(54)を駆動する
    よう構成した電気かみそりにおいて、 きわ剃りケース(51)は、くし刃ユニット(50)を収納
    したくし刃ユニット収納部(51a)の下部にスライド操
    作部(51b)を一体に連設し、かつくし刃ユニット収納
    部(51a)の前面側をスライド操作部(51b)の前面側よ
    りも前方へ突出する形に形成してあり、 本体ケース(1)の上部外側面におけるきわ剃りケース
    (51)の取付け面に、きわ剃りケース(51)が嵌合する
    凹部(83)を形成してあり、 該凹部(83)はくし刃ユニット収納部(51a)の突出前
    面側が摺動自在に嵌合するよう深く形成した上段凹部
    (83c)と、スライド操作部(51b)の前面側が摺動自在
    に嵌合するよう浅く形成した下段凹部(83d)とからな
    り、 該上下段凹部(83c・83d)内の左右の内壁(83a・83b)
    できわ剃りケース(51)を上下方向にスライド案内する
    よう規制していることを特徴とする電気かみそり。
JP2065080A 1990-03-14 1990-03-14 電気かみそり Expired - Fee Related JPH0811144B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2065080A JPH0811144B2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14 電気かみそり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2065080A JPH0811144B2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14 電気かみそり

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16724889A Division JPH0245085A (ja) 1989-06-29 1989-06-29 電気かみそり

Related Child Applications (5)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19348292A Division JPH0732824B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 電気かみそり
JP4193481A Division JPH0785753B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 電気かみそり
JP19348592A Division JPH0785754B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 電気かみそり
JP4193483A Division JPH0790055B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 電気かみそり
JP4193484A Division JPH0790056B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 電気かみそり

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02271890A JPH02271890A (ja) 1990-11-06
JPH0811144B2 true JPH0811144B2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=13276615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2065080A Expired - Fee Related JPH0811144B2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14 電気かみそり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0811144B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3696942A (en) * 1970-09-30 1972-10-10 Usm Corp Means for transferring successive flexible work pieces
JPH0425120Y2 (ja) * 1986-01-14 1992-06-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02271890A (ja) 1990-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018183496A (ja) 電気かみそり
JPH0811144B2 (ja) 電気かみそり
JP2002325984A (ja) 電気かみそり
JPH0732824B2 (ja) 電気かみそり
JPH0785753B2 (ja) 電気かみそり
JPH0790056B2 (ja) 電気かみそり
JPH0785754B2 (ja) 電気かみそり
JPH0318912B2 (ja)
JPH04231991A (ja) 電気かみそり
JP3448419B2 (ja) 電気かみそり
JP2826177B2 (ja) ヘアカッター
JPH05184733A (ja) 電気かみそり
JPH02271891A (ja) 電気かみそり
JPH0214744Y2 (ja)
JP2018196484A (ja) 電気かみそり
JP3935084B2 (ja) 電気かみそり
JPH0314131Y2 (ja)
JP2507724Y2 (ja) 電気かみそり
JPH05253362A (ja) 往復式電気かみそり
JP2696356B2 (ja) 電気かみそり
JPH0121653Y2 (ja)
JPS6117725Y2 (ja)
JPH0122617Y2 (ja)
JPS6216117B2 (ja)
JPH0121654Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees