JPH08111370A - 微細レジストパターンの形成方法およびポストエキスポージャーベーク装置 - Google Patents

微細レジストパターンの形成方法およびポストエキスポージャーベーク装置

Info

Publication number
JPH08111370A
JPH08111370A JP6246166A JP24616694A JPH08111370A JP H08111370 A JPH08111370 A JP H08111370A JP 6246166 A JP6246166 A JP 6246166A JP 24616694 A JP24616694 A JP 24616694A JP H08111370 A JPH08111370 A JP H08111370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist
exposure
resist pattern
chemically amplified
post
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6246166A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Maeda
容志 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6246166A priority Critical patent/JPH08111370A/ja
Priority to US08/398,825 priority patent/US5626782A/en
Publication of JPH08111370A publication Critical patent/JPH08111370A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/68Heating arrangements specially adapted for cooking plates or analogous hot-plates
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/38Treatment before imagewise removal, e.g. prebaking
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/0045Photosensitive materials with organic non-macromolecular light-sensitive compounds not otherwise provided for, e.g. dissolution inhibitors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、露光後、すぐにPEBを行なわな
くても、レジストパターンの寸法を正確に制御できるよ
うに改良された、微細レジストパターンの形成方法を提
供することを最も主要な特徴とする。 【構成】 ウエハ2の上に化学増幅レジスト1を形成す
る。化学増幅レジスト1を選択的に露光(4)し、レジ
ストパターン1aの潜在画像51を形成する。所望のラ
イン幅またはスペースを有するレジストパターン1aを
得るために、化学増幅レジスト1についての、露光から
PEBまでの経過時間と、仕上がりレジストパターン1
aのライン幅またはスペースの変化との間の関係をもと
に決定された条件で、化学増幅レジスト1を、ホットプ
レート10によりポストエキスポージャーベークする。
化学増幅レジスト1を現像し、微細レジストパターン1
aを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に、微細レジス
トパターンの形成方法に関するものであり、より特定的
には、装置の性能以上の微細レジストパターンが形成で
きるように改良された、微細レジストパターンの形成方
法に関する。この発明は、またそのような方法を実現す
ることのできるポストエキスポージャーベーク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】写真製版において、現在、高感度かつ高
解像度を有するレジストとして、化学増幅レジストが提
案されている。このレジストは、露光後のベーク(以
下、ポストエキスポージャーベークという)を行なうこ
とにより、露光時に発生した酸を触媒としてパターン形
成反応が進み、パターンのイメージングが完了する特徴
を持っている。
【0003】図27〜図31は、化学増幅レジストを用
いた従来の微細レジストパターンの形成方法の順序の各
工程における半導体装置の断面図である。
【0004】図27に示すように、ウエハ2の上にネガ
型化学増幅レジスト1(以下、レジスト1という)を形
成する。レジスト1は、水酸基を含むベース樹脂と、電
子線の照射を受けることによってスルホン酸を発生する
酸発生剤と、スルホン酸のプロトンの触媒作用により、
ベース樹脂の水酸基と反応し、それによってベース樹脂
を架橋させる架橋剤とを含む。具体的には、ベース樹脂
には、図32(a)に示すノボラック樹脂を用い、架橋
剤には、図32(b)に示すヘキサメチロールメラミン
ヘキサメチルエーテルを用い、酸発生剤には図32
(c)に示すトリフェニルスルホニウムトリフレートを
用いる。
【0005】図28に示すように、レジスト1に向け
て、エネルギ20KeVの電子線4を、露光量1〜10
×10-6C/cm2 の条件で、選択的に照射し、化学増
幅レジスト1を露光部51と未露光部50に区分した。
露光部51では、図33に示す反応式のように、トリフ
ェニルスルホニウムトリフレートが分解し、強酸である
トリフルオロメタンスルホン酸が発生する。
【0006】次に、図29に示すように、ホットプレー
ト11を用いて、50〜150℃で、2分間、露光後の
ベーキング(ポストエキスポージャーベーク、以下、P
EBと略する)を行なった。このPEBによる、レジス
ト1の露光部51における、ベース樹脂の架橋の様子を
図34を用いて説明する。
【0007】図34(a)は、化学増幅レジスト1に電
子線を照射している様子を示している。化学増幅レジス
ト1に電子線が照射されると、図34(b)を参照し
て、トリフェニルスルホニウムトリフレートが分解し
て、酸(H+ )が発生する。図34(c)を参照して、
このレジストをベークすると、酸(H+ )を触媒にし
て、ベース樹脂の1つが架橋し、このとき酸(H+ )が
副生する。図34(d)を参照して、副生した酸
(H+ )を触媒にして、次々と、連鎖反応的に、ベース
樹脂が架橋していく。図34(e)を参照して、上述の
連鎖反応によって、ベース樹脂が網目状に架橋する。上
述の連鎖反応は、図35に示す反応式によってまとめら
れる。
【0008】図30に示すように、レジスト1のベーキ
ングによって、レジスト1は架橋部分1aと未架橋部分
1bに区分される。図30と図31を参照して、レジス
ト1の現像を行なうと、微細レジストパターン(1a)
が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したとおり、
化学増幅レジストは、露光後のベークを行なうことによ
り、露光時に発生した酸を触媒としてパターン形成反応
が進み、パターンのイメージングが完了する。そのた
め、発生した酸のレジスト1内への拡散により、パター
ン形状が大きく変化する性質がある。また、空気中のア
ルカリ物質がレジスト1の表面に付着したり、また下地
(2)から出てくるアルカリにより、発生した酸が中和
されて失活し、パターン形状が大きく変化する。
【0010】従来、このような酸の拡散および失活によ
るパターン形状の変化を防ぐため、露光後、素早く、P
EBを行ない、その後、現像を行なっていた。図28と
図31を参照して、露光後、すぐにPEBおよび現像を
行なうと、露光寸法D1 と仕上がり寸法D2 は等しくな
る。この場合、露光寸法D1 が要求される寸法であり、
かつ仕上がり寸法であるため、装置の性能以上の微細パ
ターンが形成できないという第1の問題点があった。す
なわち、従来においては、最小解像度よりも微細なパタ
ーン形成ができなかった。
【0011】第2に、露光からPEBまでを素早く行な
わなければならないため、プロセスの時間マージンが少
ないという第2の問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、装置が達成できる最小の微細レ
ジストパターンよりもさらに微細なレジストパターンが
形成できるように改良された方法を提供することにあ
る。
【0013】この発明の他の目的は、プロセスの時間マ
ージンを大きくすることができるように改良された、微
細レジストパターンの形成方法を提供することにある。
【0014】この発明のさらに他の目的は、そのような
微細レジストパターンの形成方法を実現することができ
るように改良された、ポストエキスポージャーベーク装
置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の局面に
従う微細レジストパターンの形成方法によれば、まず、
仕上がるレジストパターンのライン幅またはスペース
が、露光からポストエキスポージャーベークまでの経過
時間により変化する化学増幅レジストを準備する。上記
化学増幅レジストの、上記露光から上記ポストエキスポ
ージャーベークまでの経過時間と、仕上がる上記レジス
トパターンのライン幅またはスペースの変化との間の関
係を求める。ウエハの上に上記化学増幅レジストを形成
する。上記化学増幅レジストを選択的に露光し、上記レ
ジストパターンの潜在画像を形成する。所望のライン幅
またはスペースを有するレジストパターンを得るため
に、露光からポストエキスポージャーベークまでの経過
時間と、仕上がるレジストパターンのライン幅またはス
ペースの変化との関係をもとに決定された条件で、上記
化学増幅レジストをポストエキスポージャーベークす
る。上記化学増幅レジストを現像する。
【0016】この発明の第2の局面に従う微細レジスト
パターンの形成方法によれば、まず、仕上がるレジスト
パターンのライン幅またはスペースが、ポストエキスポ
ージャーベークの温度または時間により変化する化学増
幅レジストを準備する。上記化学増幅レジストについて
の、上記ポストエキスポージャーベークの温度または時
間と、仕上がる上記レジストパターンのライン幅または
スペースの変化との間の関係を求める。ウエハの上に上
記化学増幅レジストを形成する。上記化学増幅レジスト
を選択的に露光し、上記レジストパターンの潜在画像を
形成する。所望のライン幅またはスペースを有するレジ
ストパターンを得るために、上記化学増幅レジストにつ
いての、上記ポストエキスポージャーベークの温度また
は時間と、仕上がる上記レジストパターンのライン幅ま
たはスペースの変化との間の関係をもとに決定された条
件で、上記化学増幅レジストをポストエキスポージャー
ベークする。上記化学増幅レジストを現像する。
【0017】この発明の第3の局面に従うポストエキス
ポージャー装置は、露光した化学増幅レジストをポスト
エキスポージャーベークするホットプレートを備える。
当該装置は、上記化学増幅レジストについての、上記露
光から上記ポストエキスポージャーベークまでの経過時
間と、仕上がるレジストパターンのライン幅またはスペ
ースの変化との間の関係を、当該装置内に入力する第1
入力手段を備える。当該装置はまた、上記化学増幅レジ
ストについての、上記ポストエキスポージャーベークの
温度または時間と、仕上がる上記レジストパターンのラ
イン幅またはスペースの変化との間の関係を、当該装置
内に入力する第2入力手段を備える。当該装置は、さら
に、上記第1入力手段により入力された情報と上記第2
入力手段により入力された情報とに基づいて、所望のラ
イン幅またはスペースを有するレジストパターンを得る
ための、上記ポストエキスポージャーベークの温度また
は時間を、計算する計算手段を備える。当該装置は、さ
らに、上記計算手段により得られた温度または時間で、
上記化学増幅レジストをポストエキスポージャーベーク
できるように、上記ホットプレートを制御する制御手段
を備える。
【0018】
【作用】この発明の第1の局面に従う微細レジストパタ
ーンの形成方法によれば、化学増幅レジストについて
の、露光からポストエキスポージャーベークまでの経過
時間と、仕上がりレジストパターンのライン幅またはス
ペースの変化との間の関係をもとに、決定された、所望
のライン幅またはスペースを有するレジストパターンを
得るための条件で、上記化学増幅レジストをポストエキ
スポージャーベークするので、露光後、すぐにポストエ
キスポージャーベークを行なわなくても、レジストパタ
ーンの寸法を任意的に制御できる。
【0019】この発明の第2の局面に従う微細レジスト
パターンの形成方法によれば、化学増幅レジストについ
ての、ポストエキスポージャーベークの温度または時間
と、仕上がりレジストパターンのライン幅またはスペー
スの変化との間の関係をもとに決定された、所望のライ
ン幅またはスペースを有するレジストパターンを得るた
めの条件で、化学増幅レジストをポストエキスポージャ
ーベークするので、装置の性能上得られる最小解像度よ
りも、さらに微細なパターンが得られる。
【0020】この発明の第3の局面に従うポストエキス
ポージャーベーク装置によれば、所望のライン幅または
スペースを有するレジストパターンを得るための、ポス
トエキスポージャーベークの温度または時間で、化学増
幅レジストをベークできるので、露光後、すぐに、ポス
トエキスポージャーベークを行なわなくても、レジスト
パターンの寸法を任意的に制御でき、かつ、装置の性能
上得られる最小の解像度よりも、さらに微細なパターン
を得ることができる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。
【0022】実施例1 図1は、実施例1に係る微細レジストパターンの形成方
法の順序の各工程における半導体装置の断面図である。
【0023】まず、露光からPEBまでの放置により、
パターンの仕上がり寸法が細る性質を有するネガ型化学
増幅レジストを準備する。
【0024】ベース樹脂を架橋させるためには、ある量
の酸が必要である。この“ある量”よりも、酸濃度が少
ないと、ベース樹脂は架橋しなくなる。露光からPEB
までレジストを放置すると、光によって生じた酸は、横
方向に拡散する。
【0025】本明細書では、以下、この酸の拡散によっ
て、露光部分において上記“ある量”よりも酸濃度が少
なくなるレジストを、露光からPEBまでの放置により
パターンの仕上がり寸法が細る性質を有するレジストと
言う。またこの拡散後であっても、もともと発生した酸
の量が十分多かったために、露光部分において、上記
“ある量”よりも酸濃度が十分高く、また、拡散した部
分の酸濃度もまた、上記“ある量”よりも大きくなるレ
ジストを、露光からPEBまでの放置によりパターンの
仕上がり寸法が太る性質を有するレジストと言う。
【0026】図1(a)を参照して、ウエハ2の上に、
露光からPEBまでの放置によりパターンの仕上がり寸
法が細る性質を有する、ネガ型化学増幅レジスト(以
下、単にレジスト1という)を塗布する。
【0027】図1(b)を参照して、レジスト1に、電
子ビーム4を選択的に照射し、レジスト1を露光部分5
1と未露光部分50に区分する。このとき、露光部分5
1においては、図34に示すような反応が起こって、酸
3が発生する。次に、PEBを行なうのであるが、露光
からPEBまで放置すると、酸3が横方向に拡散する。
このとき、本実施例において用いられたレジストでは、
この拡散によって、露光部分51の端部では、レジスト
を架橋させるに必要な量の酸が存在しなくなる。
【0028】図1(c)を参照して、ホットプレート1
1を用いて、レジスト1をベークする(PEB)。
【0029】図1(d)を参照して、レジスト1を現像
すると、露光寸法D1 よりも細い寸法D2 を有するレジ
ストパターン1aが得られる。
【0030】図12は、露光(図1(b)参照)からP
EB(図1(c)参照)までの経過時間と、仕上がった
レジストパターン1aの幅(D2 )との関係を示す図で
ある(なお、PEP条件は同一である)。図12から明
らかなように、仕上がりレジストパターンのライン幅
(D2 )は、露光からPEBまでの経過時間の増加とと
もに、直線的に、規則的に、減少する。
【0031】したがって、図1に示す方法によって、装
置の性能上得られる最小の解像度(D1 )よりも、さら
に微細なライン幅(D2 )を有するパターンが得られ
る。
【0032】図16は、PEB(図1(c)参照)の温
度または時間と、仕上がりのレジストパターンの寸法
(D2 )との関係を示す図である。仕上がりレジストパ
ターンの寸法(D2 )は、PEBの温度または時間の増
加とともに、規則的に、直線的に大きくなる。
【0033】したがって、露光からPEBまでの経過時
間により、仕上がりレジストパターンの寸法が細くなっ
ても、PEBの温度または時間を増加することによっ
て、レジストパターンの寸法を所定の寸法に回復させる
ことができる。したがって、露光からPEBまでの時間
のマージンを拡大することができる。
【0034】なお、上記実施例においては、露光光とし
て電子線を例示したが、この発明は、これに限られな
い。
【0035】実施例2 本実施例は、実施例1とは逆に、露光からPEBまでの
経過時間の増加により、パターンの仕上がり寸法(ライ
ンの幅)が太るネガ型化学増幅レジストを用いることに
関する。
【0036】まず、図13に示すような、露光からPE
Bまでの経過時間の増加により、パターンの仕上がり寸
法(ラインの幅)が太る性質を有するネガ型化学増幅レ
ジスト(以下、レジスト21という)を準備する。
【0037】図2を参照して、ウエハ2の上に、レジス
ト21を形成する。レジスト21に向けて、電子線4を
選択的に照射する。電子線4の照射により、レジスト2
1の露光部において酸3が発生する。図13に示す関係
を考慮して、露光からPEBまで一定時間放置する。こ
の放置により、露光部において発生した酸3は、横方向
に拡散する。このレジスト21では、酸3の拡散後であ
っても、もともと発生した酸の量が十分多いために、露
光部分において、レジスト21を架橋させるに必要な酸
濃度を有しており、また拡散した部分においても、レジ
スト21を架橋させるに必要な酸濃度を有している。そ
の後、PEB処理を行なう(図示せず)。
【0038】図3を参照して、レジスト21の現像を行
なうと、露光寸法D1 よりも大きい寸法(D2 )を有す
るレジストパターン21aが得られる。一方、見方を変
えると、この方法によれば、装置の性能上得られる最小
の解像度よりも、さらに微細なスペースSを有する、レ
ジストパターン21aが得られることがわかる。
【0039】実施例3 本実施例は、PEB時の酸の拡散によるパターンの太り
を利用することに関する。
【0040】図4を参照して、ウエハ2の上に、ネガ型
化学増幅レジスト1(以下、単にレジスト1という)を
形成する。増幅レジスト1に、電子線4を選択的に照射
する。このとき、予め要求する仕上がり寸法より、パタ
ーンを細くなるように露光するか、または、露光量を少
なくして、露光する。このとき、露光部分において酸3
が発生する。その後、高温でPEBを行なうか、あるい
は、長時間PEBを行なう。これにより、酸3が横方向
に拡散する。この拡散により、図14に示すように、ラ
インの幅は、PEB温度またはPEB時間の増加ととも
に、規則正しく、大きくなる。
【0041】図5を参照して、レジスト1の現像を行な
うと、露光寸法D1 よりも太い寸法D2 を有するレジス
トパターン1aが得られる。この方法によると、レジス
トの高感度化を実現できる、すなわち、露光量が少なく
ても、十分に使用に耐えるレジストパターン1aが形成
できる。また、見方を変えると、レジストパターン1a
が太るので、装置の性能上得られる最小の解像度より
も、さらに小さなスペースSを有する微細レジストパタ
ーン1aが得られることがわかる。
【0042】実施例4 本実施例は、ポジ型化学増幅レジストを用いる実施例で
ある。ここで、実施例の具体的な説明をする前に、ポジ
型化学増幅レジストについて説明しておく。
【0043】図17は、化学増幅ポジ型レジストの構成
成分である、ベース樹脂と酸発生剤の化学構造式を示し
た図である。図17(a)から明らかなように、ベース
樹脂は、ポリ−p−ヒドロキシスチレンにt−ブチルオ
キシカルボニル(以下、t−BOC基と言う)が結合さ
れた、ポリ(p−t−ブチルオキシカルボニルオキシス
チレン)である。図中、nは、重合度を表わす自然数で
ある。図17(b)に示す酸発生剤は、トリフェニルス
ルホニウムヘキサフルオロアンチモネートである。トリ
フェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート
は、図18に示すように、光の照射を受けることによっ
て、プロトン酸を発生する。
【0044】プロトン酸は、図19に示す反応式に従っ
て、ポリ(p−t−ブチルオキシカルボニルオキシスチ
レン)から、t−BOC基を脱離させ、水酸基(フェノ
ール基)を発生させる。生成したポリ−p−ヒドロキシ
スチレンは、アルカリに可溶となる。
【0045】次に、酸触媒で、ベース樹脂中のt−BO
C基が脱離する様子を、図20を用いて、さらに詳細に
説明する。図20(a)を参照して、化学増幅ポジ型レ
ジストに電子線を照射する。これによって、図20
(b)を参照して、化学増幅ポジ型レジスト層中のトリ
フェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネートが
分解し、プロトン酸が発生する。図20(c)を参照し
て、化学増幅ポジ型レジストをベークすることによっ
て、図19に示す反応式に従って、ポリ(p−t−ブチ
ルオキシカルボニルオキシスチレン)から、t−BOC
基が脱離し、水酸基を発生させる。ベークを続けると、
図20(d)を参照して、さらに、t−BOC基の脱離
は進み、最後に図20(e)を参照して、ベース樹脂
は、アルカリ現像液に可溶なポリビニルフェノールに変
化する。
【0046】実施例4は、上述したようなポジ型化学増
幅レジストを用い、特に、露光からPEBまでの時間経
過により、仕上がりレジストパターンのスペースが広く
なるポジ型レジストを用いる。
【0047】このようなポジ型レジストについて、まず
説明する。ポリ(p−t−ブチルオキシカルボニルオキ
シスチレン)からポリビニルフェノールへ変化させるた
めには、ある量の酸が必要である。この“ある量”より
も、酸濃度が少ないと、上述の変化は不完全となる。露
光からPEBまでレジストを放置すると、光によって生
じた酸は、横方向に拡散する。本明細書では、この酸の
拡散によって、露光部分において上記“ある量”よりも
酸濃度が少なくなるポジ型レジストを、露光からPEB
までの放置によりパターンのスペースが狭くなる性質を
有するレジストという。またこの拡散後であっても、も
ともと発生した酸の量が十分多かったために、露光部分
において、上記“ある量”よりも酸濃度が十分高く、ま
た、拡散した部分の酸濃度もまた、上記“ある量”より
も大きくなるレジストを、露光からPEBまでの放置に
よりパターンのスペースが広くなる性質を有するレジス
トという。
【0048】さて、図6を参照して、ウエハ2の上に、
ポジ型化学増幅レジスト5(以下、単にレジスト5とい
う)を塗布する。レジスト5に、選択的に電子線4を照
射する。この照射によって、露光部において酸3が発生
する。
【0049】露光からPEBまで一定時間放置する。こ
の放置により、露光部中に発生した酸は横方向に拡散す
る。図15は、露光からPEBまでの経過時間と、仕上
がりレジストパターンのスペースとの間の関係図であ
る。図15から明らかなように、露光からPEBまでの
経過時間の増加とともに、スペースは直線的に大きくな
っている。
【0050】さて、図6に戻って、露光からPEBまで
の放置によりスペースが広がる性質を利用し、予め要求
する寸法より小さな寸法または少ない露光量で、電子線
4を照射し、その後、一定時間放置する。その後、図1
5を参考にして、要求する寸法で解像できる時間を求
め、その時間の間、PEBを行ない、その後、現像を行
なう。これによって、図7を参照して、所定のスペース
3 を有するレジストパターン5aが得られる。
【0051】この方法によると、露光からPEBまでの
放置時間を測定することにより、任意のスペースを有す
るレジストパターン5aを形成できる。露光からすぐに
PEBを行なわなくてもよいため、プロセスの時間マー
ジンが拡大できる。また、見方を変えると、装置の性能
上得られる最小の解像度よりもさらに小さな寸法l1
有する微細レジストパターンが形成できることがわか
る。
【0052】実施例5 本実施例においては、露光からPEBまでの時間経過に
より、レジストパターンのスペースが狭くなるポジ型化
学増幅レジストを用いる。図8を参照して、ウエハ2の
上に、ポジ型化学増幅レジスト5を形成する。露光から
PEBまでの放置によりレジストパターン間のスペース
が細る性質を利用し、予め要求する寸法より大きな寸法
1 または多い露光量で、電子線4を照射する。その
後、一定時間放置する。
【0053】露光からPEDまでの経過時間とスペース
との間の関係を参考にして、要求する寸法(D3 )で解
像できる時間を求め、その時間の間、PEBを行ない、
その後、現像を行なう。これによって、図9を参照し
て、露光寸法D1 より小さなスペースD3 を有するレジ
ストパターン5aが得られる。この方法によれば、露光
からPEBまでの経過時間を調整することにより、任意
のスペースD3 を有するレジストパターンが得られる。
また、見方を変えると、装置の性能上得られる最小の解
像度よりも、さらに小さなスペースD3 を有するレジス
トパターン5aが得られる。
【0054】実施例6 本実施例は、PEB時間またはPEB温度の増加ととも
に、レジストパターンのスペースが広がるポジ型化学増
幅レジストを使用することに関する。
【0055】図10を参照して、ウエハ2の上に、PE
B時間またはPEB温度の増加とともに酸が横方向に拡
散し、レジストパターンのスペースが広がる性質を有す
るポジ型化学増幅レジスト5を形成する。ポジ型化学増
幅レジスト5に、選択的に電子線4を照射する。PEB
時の酸の拡散によるスペースの広がりを利用し、予め要
求する仕上がり寸法D3 より、細い寸法D1 で、また
は、露光量を少なくして、電子線4を照射する。その
後、高温でPEBを行なうか、または長時間PEBを行
なうことで、酸3を横方向に拡散させる。
【0056】図16は、PEB時間またはPEB温度
と、仕上がりレジストパターンのスペースの関係を示し
た図である。PEB時間またはPEB温度の増加ととも
に、スペースは、直線的に、増加している。図11を参
照して、所定の時間、PEBした後、現像をすると、図
16の関係から予測されるスペースD3 を有するレジス
トパターン5aが得られる。
【0057】この方法によれば、上述したように、露光
量を少なくすることができるので、レジストの高感度化
を達成することができる。また、見方を変えると、装置
の性能上得られる最小の解像度よりも、さらに微細な寸
法l1 を有するレジストパターン5aが得られることが
わかる。
【0058】以上、実施例1〜6の特徴について説明し
たが、この発明はこれに限定されるものでなく、上述の
実施例1〜実施例6を適当に組合わせることによって、
より微細な、レジストパターンを、安定して供給するこ
とが可能となる。
【0059】実施例7 本実施例は、露光した化学増幅レジストをポストエキス
ポージャーベークする装置に係るものである。図21
は、当該装置の概念図である。当該装置50は、露光し
た化学増幅レジストのPEBを行なうホットプレート3
0を備える。当該装置50は、化学増幅レジストについ
ての、露光からPEBまでの経過時間と、仕上がるレジ
ストパターンのライン幅またはスペースの変化との間の
関係を、当該装置50内に入力する第1入力手段31を
備える。当該装置は、また、化学増幅レジストについて
の、PEB温度またはPEB時間と、仕上がるレジスト
パターンのライン幅またはスペースの変化との間の関係
を、当該装置内に入力する第2入力手段32を備える。
当該装置50は、また、露光からPEBまでの経過時間
を入力する第3入力手段33を備える。当該装置50
は、さらに、第1入力手段31により入力された情報と
第2入力手段32により入力された情報と第3入力手段
33より入力された情報に基づいて、所望のライン幅ま
たはスペースを有するレジストパターンを得るための、
最適のPEB温度またはPEB時間を計算する計算手段
34を備える。当該装置50は、さらに、計算手段34
により得られた温度または時間で、化学増幅レジストの
PEBを行なえるように、ホットプレート30を制御す
る制御手段35を備える。
【0060】図22は、当該装置の、作動フローチャー
ト図である。図21と図22を用いて、当該装置の動作
について説明する。まず、露光したウエハをホットプレ
ート30の上に置く。第1入力手段31より、用いてい
る化学増幅レジストについての、露光からPEBまでの
経過時間と、仕上がるレジストパターンのライン幅また
はスペースの変化との間の関係を入力する。第2入力手
段32により、用いている化学増幅レジストについて
の、PEB温度またはPEB時間と、仕上がりレジスト
パターンのライン幅またはスペースの変化との間の関係
を、入力する。第3入力手段33により、露光からPE
Bまでの経過時間を入力する。計算手段34が、第1入
力手段31により入力された情報と第2入力手段32に
より入力された情報と第3入力手段33より入力された
情報とに基づいて、所望のライン幅またはスペースを有
するレジストパターンを得るための最適の、PEB温度
またはPEB時間を計算する。計算手段34により得ら
れた温度または時間で、化学増幅レジストのPEBを行
なえるように、ホットプレート30を制御する。
【0061】本装置を用いると、次のような利点があ
る。すなわち、露光時間のかかる電子線露光などでは、
初め露光したウエハと最後に露光したウエハとの間に生
じる、時間経過の差によるパターンの寸法のばらつきを
防ぎ、すべてのウエハが、同一の露光条件で露光された
ような結果が得られるようになる。
【0062】実施例8 本実施例は、実施例7に用いられるホットプレートの一
具体例に係るものである。
【0063】図23を参照して、実施例に係るホットプ
レート30は、ウエハ36の裏面に接触する、上下移動
可能な、複数の加熱用ピン37を備える。加熱用ピン3
7は、その温度が自由に制御されるようになっている。
図24を参照して、加熱用ピン37を、部分的に上下移
動させ、ウエハ36において、加熱用ピン37が接触し
ている部分7および加熱用ピン37が接触していない部
分8を作り、これによって、温度分布が意図的に作られ
る。
【0064】ウエハ36上に微細レジストパターンを形
成する場合に、解像度の限界(たとえば0.1μm)の
部分があれば、また、解像度の限界でない部分(たとえ
ば0.8μm)もあり、様々である。このような微細パ
ターンを形成する場合に、実施例に係るホットプレート
30のように、温度分布を作ることができれば、有効で
ある。
【0065】実施例9 本実施例は、実施例7に用いられるホットプレートの他
の具体例に係るものである。
【0066】本実施例に係るホットプレートは、図25
を参照して、ウエハ2の裏面に接触する、水平方向に移
動可能な加熱用ピン38を備える。図示しないが、加熱
用ピン38の周りには、ウエハ2を下から支持するもの
であって、断熱材等で作られた、熱拡散を防ぐための固
定台が設けられる。
【0067】次に、動作について説明する。図25に示
すホットプレート30を用いて、局所的にウエハ2をベ
ークする。その後、図26を参照して、通常のホットプ
レート10で、ウエハ2の全体を低温でベークする。こ
れにより、局所的に、加熱状態を異ならせて、ウエハ2
のベークを行なうことができる。
【0068】なお実施例8および9では、ピン状の加熱
用ピンを提示したが、この発明はこれに限られるもので
はなく、ウエハ36との接触部が球状の加熱手段であっ
ても実施例と同様の効果を奏する。
【0069】
【発明の効果】この発明の第1の局面に従う微細レジス
トパターンの形成方法によれば、化学増幅レジストにつ
いての、露光からポストエキスポージャーベークまでの
経過時間と、仕上がりレジストパターンのライン幅また
はスペースの変化との間の関係をもとに、決定された、
所望のライン幅またはスペースを有するレジストパター
ンを得るための条件で、上記化学増幅レジストをポスト
エキスポージャーベークするので、露光後、すぐにポス
トエキスポージャーベークを行なわなくても、レジスト
パターンの寸法を任意的に制御できるという効果を奏す
る。
【0070】この発明の第2の局面に従う微細レジスト
パターンの形成方法によれば、化学増幅レジストについ
ての、ポストエキスポージャーベークの温度または時間
と、仕上がりレジストパターンのライン幅またはスペー
スの変化との間に関係をもとに決定された、所望のライ
ン幅またはスペースを有するレジストパターンを得るた
めの条件で、化学増幅レジストをポストエキスポージャ
ーベークするので、装置の性能上得られる最小解像度よ
りも、さらに微細なパターンが得られるという効果を奏
する。
【0071】この発明の第3の局面に従うポストエキス
ポージャーベーク装置によれば、所望のライン幅または
スペースを有するレジストパターンを得るための、ポス
トエキスポージャーベークの温度または時間で、化学増
幅レジストをベークできるので、露光後、すぐに、ポス
トエキスポージャーベークを行なわなくても、レジスト
パターンの寸法を任意的に制御でき、かつ、装置の性能
上得られる最小の解像度よりも、さらに微細なパターン
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係る微細レジストパターンの形成
方法の順序の各工程における半導体装置の断面図であ
る。
【図2】 実施例2に係る方法の第1の工程における半
導体装置の断面図である。
【図3】 実施例2に係る方法の第2の工程における半
導体装置の断面図である。
【図4】 実施例3に係る方法の第1の工程における半
導体装置の断面図である。
【図5】 実施例3に係る方法の第2の工程における半
導体装置の断面図である。
【図6】 実施例4に係る方法の第1の工程における半
導体装置の断面図である。
【図7】 実施例4に係る方法の第2の工程における半
導体装置の断面図である。
【図8】 実施例5に係る方法の第1の工程における半
導体装置の断面図である。
【図9】 実施例5に係る方法の第2の工程における半
導体装置の断面図である。
【図10】 実施例6に係る方法の第1の工程における
半導体装置の断面図である。
【図11】 実施例6に係る方法の第2の工程における
半導体装置の断面図である。
【図12】 実施例において用いた化学増幅レジストに
ついての、露光からPEBまでの経過時間と生成したレ
ジストパターンのライン幅との関係図である。
【図13】 実施例において用いた他の化学増幅レジス
トについての、露光からPEBまでの経過時間と、生成
したレジストパターンのライン幅との関係図である。
【図14】 実施例において用いた化学増幅レジストに
ついての、PEB温度またはPEB時間と、生成したレ
ジストパターンのライン幅との関係図である。
【図15】 実施例において用いた化学増幅レジストに
ついての、露光からPEBまでの経過時間と、生成した
レジストパターンのスペースとの関係図である。
【図16】 実施例において用いた化学増幅レジストに
ついての、PEB時間またはPEB温度と、生成したレ
ジストパターンのスペースとの関係図である。
【図17】 実施例において用いた化学増幅ポジ型レジ
ストの構成成分である、ベース樹脂と酸発生剤の化学構
造式を示した図である。
【図18】 トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロ
アンチモネートの光分解の反応式を示す図である。
【図19】 ポリ(p−t−ブチルオキシカルボニルオ
キシスチレン)が酸によって、ポリ−p−ヒドロキシス
チレンに分解する反応式を示す図である。
【図20】 酸触媒で、ベース樹脂中のt−BOC基が
脱離する様子を示す図である。
【図21】 実施例に係るポストエキスポージャーベー
ク装置の概念図である。
【図22】 実施例に係るポストエキスポージャーベー
ク装置の作動フローチャート図である。
【図23】 実施例に係るホットプレートの斜視図であ
る。
【図24】 図23に係るホットプレートの断面図であ
る。
【図25】 他の実施例に係るホットプレートの斜視図
と側面図である。
【図26】 通常のホットプレートの上でウエハを加熱
している様子を示す図である。
【図27】 化学増幅レジストを用いた従来の微細レジ
ストパターンの形成方法の順序の第1の工程における半
導体装置の断面図である。
【図28】 従来の微細レジストパターンの形成方法の
第2の工程における半導体装置の断面図である。
【図29】 従来の微細レジストパターンの形成方法の
第3の工程における半導体装置の断面図である。
【図30】 従来の微細レジストパターンの形成方法の
第4の工程における半導体装置の断面図である。
【図31】 従来の微細レジストパターンの形成方法の
第5の工程における半導体装置の断面図である。
【図32】 従来の化学増幅レジストに含まれる、ベー
ス樹脂と架橋剤と酸発生剤の化学構造式を示す図であ
る。
【図33】 トリフェニルスルホニウムトリフレートの
光分解の反応式を示す図である。
【図34】 化学増幅レジストの露光部における、ベー
ス樹脂の架橋の様子を示した図である。
【図35】 ベース樹脂の架橋の様子を示す反応式図で
ある。
【符号の説明】
1 化学増幅レジスト、2 ウエハ、10 ホットプレ
ート、51 潜在画像、1a レジストパターン。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上がるレジストパターンのライン幅ま
    たはスペースが、露光からポストエキスポージャーベー
    クまでの経過時間により、変化する化学増幅レジストを
    準備する工程と、 前記化学増幅レジストについての、前記露光から前記ポ
    ストエキスポージャーベークまでの経過時間と、仕上が
    りレジストパターンのライン幅またはスペースの変化と
    の間の関係を求める工程と、 ウエハの上に前記化学増幅レジストを形成する工程と、 前記化学増幅レジストを選択的に露光し、前記レジスト
    パターンの潜在画像を形成する工程と、 所望のライン幅またはスペースを有するレジストパター
    ンを得るために、露光からポストエキスポージャーベー
    クまでの経過時間と仕上がるレジストパターンのライン
    幅またはスペースの変化との前記関係をもとに決定され
    た条件で、前記化学増幅レジストをポストエキスポージ
    ャーベークする工程と、 前記化学増幅レジストを現像する工程と、を備えた微細
    レジストパターンの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記化学増幅レジストは、露光からポス
    トエキスポージャーベークまでの経過時間により、前記
    レジストパターンのライン幅が細るネガ型化学増幅レジ
    ストを含む、請求項1に記載の微細レジストパターンの
    形成方法。
  3. 【請求項3】 前記化学増幅レジストは、露光からポス
    トエキスポージャーベークまでの経過時間により、レジ
    ストパターンのライン幅が太るネガ型化学増幅レジスト
    を含む、請求項1に記載の微細レジストパターンの形成
    方法。
  4. 【請求項4】 前記化学増幅レジストは、露光からポス
    トエキスポージャーベークまでの経過時間により、レジ
    ストパターンのスペース幅が狭くなる、ポジ型化学増幅
    レジストを含む、請求項1に記載の微細レジストパター
    ンの形成方法。
  5. 【請求項5】 前記化学増幅レジストは、露光からポス
    トエキスポージャーベークまでの経過時間により、レジ
    ストパターンのスペース幅が広くなるポジ型化学増幅レ
    ジストを含む、請求項1に記載の微細レジストパターン
    の形成方法。
  6. 【請求項6】 仕上がるレジストパターンのライン幅ま
    たはスペースが、ポストエキスポージャーベークの温度
    または時間により変化する化学増幅レジストを準備する
    工程と、 前記化学増幅レジストについての、前記ポストエキスポ
    ージャーベークの温度または時間と、仕上がる前記レジ
    ストパターンのライン幅またはスペースの変化との間
    の、関係を求める工程と、 ウエハの上に前記化学増幅レジストを形成する工程と、 前記化学増幅レジストを選択的に露光し、前記レジスト
    パターンの潜在画像を形成する工程と、 所望のライン幅またはスペースを有するレジストパター
    ンを得るために、前記化学増幅レジストの、前記ポスト
    エキスポージャーベークの温度または時間と、仕上がる
    前記レジストパターンのライン幅またはスペースの変化
    との間の前記関係をもとに決定された条件で、前記化学
    増幅レジストをポストエキスポージャーベークする工程
    と、 前記化学増幅レジストを現像する工程と、を備えた微細
    レジストパターンの形成方法。
  7. 【請求項7】 露光した化学増幅レジストをポストエキ
    スポージャーベークする装置であって、 露光した前記化学増幅レジストをポストエキスポージャ
    ーベークするホットプレートと、 前記化学増幅レジストについての、前記露光から前記ポ
    ストエキスポージャーベークまでの時間経過と、仕上が
    るレジストパターンのライン幅またはスペースの変化と
    の間の関係を、当該装置内に入力する第1入力手段と、 前記化学増幅レジストの、前記ポストエキスポージャー
    ベークの温度または時間と、仕上がる前記レジストパタ
    ーンのライン幅またはスペースの変化との間の関係を、
    当該装置内に入力する第2入力手段と、 前記第1入力手段によって入力された情報と前記第2入
    力手段により入力された情報とに基づいて、所望のライ
    ン幅またはスペースを有するレジストパターンを得るた
    めの、前記ポストエキスポージャーベークの温度または
    時間を、計算する計算手段と、 前記計算手段により得られた温度または時間で、前記化
    学増幅レジストをポストエキスポージャーベークできる
    ように、前記ホットプレートを制御する制御手段と、を
    備えた、ポストエキスポージャーベーク装置。
  8. 【請求項8】 前記ホットプレートは、 ウエハの裏面に接触する、上下移動可能な、複数の加熱
    用ピンを備える、請求項7に記載のポストエキスポージ
    ャーベーク装置。
  9. 【請求項9】 前記ホットプレートは、 ウエハの裏面に接触する、水平方向に移動可能な加熱用
    ピンを備える、請求項7に記載のポストエキスポージャ
    ーベーク装置。
JP6246166A 1994-10-12 1994-10-12 微細レジストパターンの形成方法およびポストエキスポージャーベーク装置 Pending JPH08111370A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6246166A JPH08111370A (ja) 1994-10-12 1994-10-12 微細レジストパターンの形成方法およびポストエキスポージャーベーク装置
US08/398,825 US5626782A (en) 1994-10-12 1995-03-06 Postexposure baking apparatus for forming fine resist pattern

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6246166A JPH08111370A (ja) 1994-10-12 1994-10-12 微細レジストパターンの形成方法およびポストエキスポージャーベーク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08111370A true JPH08111370A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17144496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6246166A Pending JPH08111370A (ja) 1994-10-12 1994-10-12 微細レジストパターンの形成方法およびポストエキスポージャーベーク装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5626782A (ja)
JP (1) JPH08111370A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0856774A1 (en) * 1997-01-30 1998-08-05 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for coating resist and developing the coated resist
KR100512839B1 (ko) * 2001-03-29 2005-09-07 가부시끼가이샤 도시바 반도체 장치의 제조 방법
JP2006013528A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Asml Netherlands Bv 基板上にマーカを生成する方法、リソグラフィ装置およびデバイス製造方法
JP2007035706A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Nikon Corp 搬送装置、露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
US20090230115A1 (en) * 2008-03-13 2009-09-17 Tokio Shino Peb apparatus and control method
WO2011099221A1 (ja) * 2010-02-09 2011-08-18 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法
JP2016134581A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 東京エレクトロン株式会社 レジストパターン形成方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW331652B (en) * 1995-06-16 1998-05-11 Ebara Corp Thin film vapor deposition apparatus
TW464944B (en) * 1997-01-16 2001-11-21 Tokyo Electron Ltd Baking apparatus and baking method
US5849582A (en) * 1997-05-01 1998-12-15 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Baking of photoresist on wafers
JP3892609B2 (ja) * 1999-02-16 2007-03-14 株式会社東芝 ホットプレートおよび半導体装置の製造方法
US6235439B1 (en) 1999-05-19 2001-05-22 International Business Machines Corporation Method for controlling image size of integrated circuits on wafers supported on hot plates during post exposure baking of the wafers
US6606533B1 (en) 2000-10-12 2003-08-12 International Business Machines Corporation Method and arrangement for controlling image size of integrated circuits on wafers through post-exposure bake hotplate-specific dose feedback
US6686132B2 (en) 2001-04-20 2004-02-03 The Regents Of The University Of California Method and apparatus for enhancing resist sensitivity and resolution by application of an alternating electric field during post-exposure bake
WO2003056610A1 (fr) * 2001-12-25 2003-07-10 Tokyo Electron Limited Procede de traitement de substrat et dispositif de traitement de substrat
US6674516B2 (en) * 2002-02-20 2004-01-06 International Business Machines Corporation Method of photolithographic exposure dose control as a function of resist sensitivity
JP2005164633A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd ポジ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法
JP4891139B2 (ja) * 2007-04-20 2012-03-07 東京エレクトロン株式会社 熱処理板の温度設定方法、熱処理板の温度設定装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP7013274B2 (ja) * 2018-02-22 2022-01-31 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法
US10545409B1 (en) 2019-05-30 2020-01-28 International Business Machines Corporation Dynamic adjustment of post exposure bake during lithography utilizing real-time feedback for wafer exposure delay

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4281057A (en) * 1976-06-18 1981-07-28 International Business Machines Corporation Variable pre-spin drying time control of photoresists thickness
US4212935A (en) * 1978-02-24 1980-07-15 International Business Machines Corporation Method of modifying the development profile of photoresists
US5252435A (en) * 1990-01-30 1993-10-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for forming pattern
JP2712700B2 (ja) * 1990-01-30 1998-02-16 松下電器産業株式会社 パターン形成方法
JPH04330709A (ja) * 1991-04-25 1992-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 微細パターン形成材料およびパターン形成方法
JP3339157B2 (ja) * 1993-05-31 2002-10-28 ソニー株式会社 感光性組成物及びパターン形成方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1308783A3 (en) * 1997-01-30 2003-06-04 Tokyo Electron Limited Resist coating-developing apparatus
EP0856774A1 (en) * 1997-01-30 1998-08-05 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for coating resist and developing the coated resist
KR100512839B1 (ko) * 2001-03-29 2005-09-07 가부시끼가이샤 도시바 반도체 장치의 제조 방법
JP4494304B2 (ja) * 2004-06-25 2010-06-30 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 基板上にマーカを生成する方法、リソグラフィ装置およびデバイス製造方法
JP2006013528A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Asml Netherlands Bv 基板上にマーカを生成する方法、リソグラフィ装置およびデバイス製造方法
US7476490B2 (en) 2004-06-25 2009-01-13 Asml Netherlands B.V. Method for producing a marker on a substrate, lithographic apparatus and device manufacturing method
US8264664B2 (en) 2004-06-25 2012-09-11 Asml Netherlands B.V. Method for producing a marker on a substrate, lithographic apparatus and device manufacturing method
JP2007035706A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Nikon Corp 搬送装置、露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
US20090230115A1 (en) * 2008-03-13 2009-09-17 Tokio Shino Peb apparatus and control method
JP2009224374A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Oki Semiconductor Co Ltd Peb装置及びその制御方法
WO2011099221A1 (ja) * 2010-02-09 2011-08-18 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法
JP2011165896A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法
JP2016134581A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 東京エレクトロン株式会社 レジストパターン形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5626782A (en) 1997-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08111370A (ja) 微細レジストパターンの形成方法およびポストエキスポージャーベーク装置
US4935334A (en) Method for forming a photoresist pattern and apparatus applicable therewith
JPH07261393A (ja) ネガ型レジスト組成物
JP2000315647A (ja) レジストパターン形成方法
JPH11102859A (ja) 化学増幅型フォトレジストのパターニング方法
CN101764053B (zh) 光刻方法
Seeger et al. Thin-film imaging: past, present, prognosis
US6171761B1 (en) Resist pattern forming method utilizing multiple baking and partial development steps
JP3904329B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2985249B2 (ja) 化学増幅型レジスト
JPH1197328A (ja) レジストパターンの形成方法
JPS6399526A (ja) 電子ビーム近接効果補償方法
KR100291331B1 (ko) 반도체소자의제조장비및이를이용한반도체소자의패턴형성방법
JPH04363014A (ja) レジストパターンの形成方法
JPH03154324A (ja) 図形露光装置とその方法
JP3592805B2 (ja) フォトレジストパターン形成方法
US20030087194A1 (en) Pattern formation method
JP2005150182A (ja) パターン形成方法
JP2604573B2 (ja) 微細パターン形成方法
JPH07201722A (ja) レジストパターン形成方法
JP2794116B2 (ja) 電子ビーム露光方法
JPH05226211A (ja) 露光方法
JPH1195450A (ja) レジストパターン形成方法
JPH0695370A (ja) レジストパターンの形成方法
US20080020295A1 (en) Exposure mask and method for manufacturing semiconductor device using the same

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030408