JPH0811103A - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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JPH0811103A
JPH0811103A JP14804994A JP14804994A JPH0811103A JP H0811103 A JPH0811103 A JP H0811103A JP 14804994 A JP14804994 A JP 14804994A JP 14804994 A JP14804994 A JP 14804994A JP H0811103 A JPH0811103 A JP H0811103A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法安定性に優れた化粧板の製造方法を得
る。 【構成】 木質系基材Wに接着材Aを介して表面化粧材
Fを載置した化粧板DWを熱盤プレス1a、1b間に弾
性密封材料2、厚さ規制治具3を介して密封状態に収容
し、厚み方向の変化を拘束した状態で該化粧板DWを熱
盤プレスによりあるいは他の加熱手段により加熱し、木
質系基材Wの持つ水分を高圧水蒸気化して、木質系基材
の寸法安定化を図るとともに、木質系基材Wと表面化粧
材Fとを積層一体化する。 【効果】 木質系基材Wの寸法安定化と表面化粧材Fの
積層一体化を単一の工程で行うことができ、作業効率が
改善すると共に、木質系基材Wとしてパーチクルボード
やMDFのようにそのままでは膨潤率が高く基材として
用いることができなかった素材を、そのままの形で基材
として用いることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧板の製造方法に関
し、特に、寸法安定性に優れた化粧板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】木質系基材の表面に接着剤あるいは接着
紙を介して表面化粧材を熱圧プレスなどにより圧着した
化粧板は知られており、建物の外装用装飾板などとして
広く用いられている。木質系基材としては通常寸法安定
性に優れている合板が用いられ、また、表面化粧材とし
ては通常つき板といわれている薄い化粧単板、化粧紙、
布、樹脂含浸紙、樹脂フィルム、などが用いられる。
【0003】化粧板の木質系基材として主に合板が用い
られるのは次の理由による。すなわち、木材は水分の吸
放出により膨潤または収縮をし、このことは無垢の挽き
板、木材薄板(厚さ0.2mm〜10mm程度)のみな
らず、パーチクルボード、MDF(中質繊維板)、配向
性ボードなどでも同様に生じる。そのような膨潤あるい
は収縮を繰り返す木質材を基材として化粧板を作成した
場合、基材の厚さ方向あるいは長さ方向の寸法変化によ
り化粧板そのものが寸法変化を起こすばかりでなく、表
面化粧層に割れや歪みを生じさせて化粧板としての商品
価値を低下させることによる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】無垢の挽き板、木材薄
板、パーチクルボード、MDF、配向性ボードなどの寸
法安定性を別途何らかの処理を施して改善し、処理後の
木質材を基材として化粧板を製造することは一部に行わ
れている。しかし、この方法は、木質材の寸法安定化処
理工程と該処理済木質材への接着剤の塗布と表面化粧材
の圧着工程という二つの工程を必要とし、作業として煩
雑になる。
【0005】さらに、現在知られている木質材の寸法安
定化法は、オーブン内に木質材を入れ、180℃で16
時間〜24時間程度加熱して熱処理する方法、あるいは
プレス盤で木質材を上下に挟持してオートクレーブ内に
入れ、160℃〜220℃の高圧水蒸気で数分間処理す
る方法などであり、オーブンによる熱処理は、処理に長
時間を要し生産性が十分でなく、また、オートクレーブ
を用いた高圧水蒸気処理は、木質材内部(中央部)への
高圧水蒸気の浸透が難しく、そのために処理効果が均一
でなく、しかも、木質材の中央部と周辺部での処理状態
が往々にして異なる場合が生じる、などの欠点を有して
いる。
【0006】本出願人は、上記のような従来の木質材の
寸法安定化処理方法の持つ不都合を解消すべく多くの実
験と研究を行うことにより、木材処理の分野で用いられ
る熱盤を持つ平盤プレス用い、その熱盤間に処理すべき
木質材を配置し、さらにその周囲に弾性シリコン材など
の弾性密封材料とさらにその周囲にステンレス材などの
所要の厚さ規制治具とを配置したのち、該熱盤により木
質材を加熱し、木質材そのものが有する水分を高圧水蒸
気化して木質材の寸法安定化を図る方法を発案しすでに
提案している(特願平5−28956号、特願平5−2
8957号など)。この方法によれば、木材の圧締や複
合材の製造に通常用いられている熱盤を持つ平盤プレス
を用いて、無垢の挽き板や木材薄板のみならず、加工材
料であるパーチクルボード、MDF、配向性ボードなど
についても容易に寸法安定性処理を施すことが可能とな
り、処理自体が簡素化されるとともに寸法安定性自体も
向上した。
【0007】本出願人はさらに研究を継続することによ
り、上記の木質材の処理方法は単に木質材のみならず、
木質系基材に接着材を介して表面化粧材を積層して製造
される化粧板に対しても適用できることを知覚し、本発
明をなすにいたった。すなわち、本発明の目的は、パー
チクルボードやMDFのように、そのままの状態では寸
法安定性に乏しいことから、化粧板の基材として従来用
いられなかった木質材を基材として用い、かつ単一の処
理により表面に化粧材を貼着積層した化粧板を製造する
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決しかつ
目的を達成するための本発明による化粧板の製造方法
は、基本的に、木質系基材に接着材を介して表面化粧材
を載置した化粧板を、熱盤プレス間に密封状態に収容
し、厚み方向の変化を拘束した状態で該化粧板を加熱す
る工程を有することを特徴する。
【0009】木質系基材は厚み方向の変化が拘束された
状態で密封状態に保持されており、加熱により木質系基
材(および場合によっては表面化粧材)そのものが有す
る水分は高圧水蒸気化することから、木質系基材の寸法
安定化が有効に進行し、同時に、表面化粧材の木質系基
材への加熱圧着も行われる。所要時間の加熱を行い、必
要な場合には熱盤を冷却した状態で所定時間放置した後
に、熱盤による圧締を解除して処理済化粧板を取り出す
ことにより、寸法安定性が向上した化粧板が得られる。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、熱盤プレスとは、木材の圧締や複合材の製造に
用いられる通常の熱盤プレスであってよく、特に限定さ
れない。熱盤はその表面にいわゆる鏡面板を配置したも
のであってもよい。また、加熱は該熱盤プレスの熱盤か
らの加熱によってもよく、別途設けた電気ヒータなどの
付属の加熱手段による加熱であってもよく、マイクロ波
加熱を含む高周波加熱(本明細書において、以下高周波
加熱という)による加熱であってもよく、さらに、それ
らの組み合わせによる加熱であってもよい。高周波加熱
による場合には、処理される木質材の近傍に公知のマイ
クロ波発生装置あるいは高周波発生装置を備えるように
する。
【0011】処理材となる木質系基材に特に制限はない
が、無垢の挽き板、木材薄板、パーチクルボード、MD
F、配向性ボードなどのような寸法安定性に乏しい木質
材に対して、本発明の処理方法は特に効果的に作用す
る。木質系基材に積層される表面化粧材は、処理時の加
熱温度に対する耐熱性を有するものであれば、通常の化
粧板において表面化粧材として用いられるものを任意に
用いることができる。例えば、つき板、化粧紙、布、樹
脂含浸紙、薄物のMDFあるいはパーチクルボード、あ
るいはそれらの組み合わせ積層物などであってよい。
【0012】つき板としては、なら材や松材のような樹
種が好適であり、その厚さは0.2mm〜3.0mm程
度のものであってよい。化粧紙、布としては、チタン化
粧紙や予め樹脂がコーティングされたFFシート(finis
hed foil sheet) と称せられる化粧シートなどであって
よい。樹脂含浸紙としては、紙、布、不織布などの基材
にフェノール樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を
含浸させたのち乾燥して溶媒を揮散させたものが有効に
用いられる。樹脂含浸紙を用いる場合には、これを木質
系基材の表面に1枚ないし複数枚積層して本発明による
処理を行う際に、樹脂の硬化による表面化粧層の形成と
木質系基材への接合とが同時に行われる利点を有する。
【0013】薄物のMDFあるいはパーチクルボードと
しては、2.7mm〜5.0mm程度の厚さのものが用
いられ、このような材料を表面化粧材として用いること
により、化粧板の表面平滑性および硬度が向上し、また
木質系基材の持つ表面凹凸や表面模様が化粧板の表面に
表れるのを阻止することができる。接着材は、処理すべ
き木質系基材とそこに圧着する表面化粧材との関係で適
切なものが選択されるが、フェノール樹脂、メラミン樹
脂、水性ビニルウレタン樹脂などの耐熱性接着剤の塗布
であってもよく、メラミン含浸紙などのシート状接着紙
であってもよい。
【0014】処理に際して、上記の木質系基材と接着材
と表面化粧材との適宜の組み合わせからなる積層物(化
粧板)を先ず用意する。なお、本発明において、処理す
べき木質系基材は所要の水分を有していることが必要で
あり、好ましくは含水率5〜15%、さらに好ましくは
含水率6〜10%である。また、表面化粧材としてつき
板を用いる場合には、つき板も所要の水分を有している
ことが好ましく、含水率5〜15%、さらに好ましくは
含水率6〜10%であることが好ましい。次に、それを
適宜の方法により熱盤プレス間に密封状態に収容する。
【0015】以下、熱盤プレス間に密封状態に収容しか
つ加熱する方法の好適な具体例を図面を参照して説明す
る。なお、図1は処理前の化粧板DWの一例であり、所
定の厚みと大きさに採寸した木質系基材Wの表面に接着
剤Aを塗布し、その上に表面化粧材Fを載置している。
図2に示す例においては、先ず、該化粧板DEを熱盤プ
レスの一方の熱盤1a上に配置する。その4周に、寸法
安定化処理後の化粧板DWEの厚さよりも幾分高さの高
い弾性密封材料2を配置し、該密封材料2の外側に処理
済化粧板DWEの厚さと同じ高さの厚さ規制治具3を配
置する(表面化粧材Fとして、ある種のつき板のように
圧密化処理を施すことが好ましい材料を用いる場合に
は、圧密化による厚みの減少分を考慮して厚さ規制治具
3の高さを設定する)。
【0016】弾性密封材料2は化粧板DWの加熱により
木質系基材Wあるいは表面化粧材F内部から発生する水
蒸気を外部に漏出させないだけの密封機能を持ちかつ耐
熱性と圧縮性のある材料であれば使用可能であるが、シ
リコン弾性パッキン材は特に好ましい。また、厚さ規制
治具の材料も必要な剛性と耐熱性を持つ部材であればす
べて使用可能であるが、アルミ材、ステンレス材等が好
ましく、特にステンレス材は好ましい。
【0017】化粧板DWの周囲に密封材料2および厚さ
規制治具3を配置した後に、熱盤1a、1b相互を厚さ
規制治具3により規制されるまで接近させる。それによ
り化粧板DWは<その4周を密封材料3により密封され
た状態で、かつ、その厚み方向の変化は拘束された状態
で、熱盤1a、1b間に収容される。その状態で化粧板
DWを所要時間加熱する。この例では加熱は熱盤1a、
1bにより行われる。加熱温度は木質系基材W内部(お
よび、表面化粧材Fとしてつき板を用いる場合には、つ
き板内部)に含有される水分が蒸発する温度以上の温度
であることが必要であり、化粧板DWを構成する素材な
どによっても変化するが、160〜220℃であること
が好ましい。また、加熱時間も同様に化粧板DWを構成
する素材などによって変化するが、5〜30分程度が必
要とされる。
【0018】図示しないが、化粧板DWの周囲に適宜の
マイクロ波発生装置あるいは高周波発生装置を備えても
よく、熱盤1a、1bによる加熱に代え、あるいはそれ
に加えて、高周波加熱による加熱を用いることもでき
る。この場合には木質系基材内部から水分が一律に蒸気
化することから一層均一な熱処理が行われる。所定の加
熱を終えた後に、解圧を行う。解圧は一定時間をかけて
徐々に行うようにしてもよく、また熱盤に冷却水を循環
させるなどの手段によるいわゆるコールドの状態で行っ
てもよい。冷却時間は数分〜数十分が好ましい。実験に
よればコールド状態で解圧を行う場合には得られた化粧
板DWEの寸法変化率は他の解圧の場合に比べて小さ
く、かつ表面状態も良好なものであった。
【0019】化粧板DWを熱盤プレス間に密封状態に収
容しかつ加熱する方法の他の好適な具体例を図3〜図5
に基づき説明する。この例においては、耐圧性と耐熱性
を持ちかつ開放及び密閉自在な剛性容器20を用いる。
この容器の内法寸法は、処理すべき化粧板DWの外形寸
法とほぼ同じものとされる。該剛性容器20の内部に化
粧板DWを収容し、それを熱盤間に配置して該剛性容器
20を密封状態とし、加熱を行う。加熱は図2に示した
ものと同様に、高周波加熱を併用してもよい。
【0020】剛性容器20は好ましくは、図3に示すよ
うに容器本体21と平板状の蓋部分22とにより構成さ
れる。剛性容器20の素材としてはステンレス鋼が好適
であるがこれに限定されるものではなく、加熱時の温度
と圧力に対する耐性を持つ材料を任意に用いうる。例え
ば、鉄材、アルミ材、エポキシ系、シリコン系、ポリカ
ーボネート系のような耐熱性樹脂材料なども用いること
ができる。また、容器本体21と蓋部分22とを同じ材
料で構成することは必ずしも必要もなく、例えばステン
レス鋼により容器21本体を作り、エポキシ系、シリコ
ン系、ポリカーボネート系のような耐熱性樹脂材料によ
り蓋部分22を作るようにしてもよい。その場合には、
剛性容器20の軽量化が図られる。
【0021】容器本体21が蓋部分22と面接合する部
分には好ましくは耐熱シリコン材料のような密封材23
を取りつける。図5に示すように、収容した化粧板DW
の周囲に弾性シリコン材のような密封材23Aを別途配
置してもよく、この場合には、密封材23は必ずしも必
要とされない。さらに、図5に示すように蓋部分22の
裏面と化粧板DWとの間には容器本体20の開放側の全
面を覆うようにして厚さ0.3〜1.0mm好ましくは
0.3〜0.5mm程度のシリコンゴムシートのような
シート状部材22Aを介在させてもよく、それにより、
容器本体21と蓋部分22との接合面の密封性をさらに
高めることができる。特に図示しないが、必要に応じて
容器本体21の底面部と化粧板DWとの間にも同様にシ
ート状部材を配置してもよい。
【0022】化粧板DWの熱処理に際して、先ず剛性容
器20から蓋部分22を取り外し、処理しようとする化
粧板DWを容器本体21の内部空間Sに収容する(前記
のように、その際に、図5に示すように蓋部分22と化
粧板DWとの間にシリコンゴムシートのようなシート状
部材22Aを配置してもよい)。化粧板DWの表面上に
蓋部分22を載置した状態し、熱盤プレスの熱盤1a、
1b間に配置する。
【0023】なお、この態様において、従来知られた熱
盤プレスに代え、加熱ロールプレスあるいは加熱ベルト
プレスを用いてもよい。その場合には、それらプレスの
上流側に化粧板DWを収容した剛性容器20を配置し、
加熱を行いながら下流側に移動させていくことにより寸
法安定化処理は進行する。処理の態様は図2に示したも
のと同様である。
【0024】化粧板DWを熱盤プレス間に密封状態に収
容しかつ加熱する方法のさらに他の好適な具体例を図
6、図7に基づき説明する。図6は、一対の平板状熱盤
1a、1bのうち下方に位置する熱盤1a上に図5に示
されると同様なシート状部材Sを配置し、そのシート状
部材Sの上に化粧板DWを配置する。また、化粧板DW
の4周には、図2に示す態様の場合と同様に化粧板DW
の厚さよりも幾分高さの高い弾性密封材料2を配置し、
さらにその4周に処理済化粧板DWEの厚さとほぼ同じ
高さの厚さ規制治具3を配置する。次に、その上から同
様のシート状部材S’を少なくとも化粧板DWの4周に
設置した前記弾性密封材料2を覆う状態で配置する。処
理の態様は図2に示したものと同様である。
【0025】図7は他の例を示している。このものは、
図6の場合と比較して、弾性密封材料2を配置しない点
で相違している。すなわち、下方に位置する熱盤1a上
にシート状部材Sを配置し、そのシート状部材Sの上
に、化粧板DWを配置し、次に化粧板DWの4周に図8
に示すような枠体状の厚さ規制具3を配置する。次にそ
の上からシート状部材S’を前記厚さ規制具3を覆う状
態で配置した後に、上記した他の態様と同様にして寸法
安定化処理が行われる。
【0026】化粧板DWを熱盤プレス間に密封状態に収
容しかつ加熱する方法のさらに他の好適な具体例を図9
〜図11に基づき説明する。この態様は、気密状態で相
互に摺接移動し得るシリンダー状部材210とピストン
状部材220とを熱盤プレスの対向する熱盤251、2
52にそれぞれ取り付けておき、該シリンダー状部材と
ピストン状部材の内部で化粧板DWの寸法安定化処理を
行うものである。なお、ここに説明する処理装置自体は
本出願人がすでに出願している特願平6−32287号
に詳細に開示されるものであり、参照される。
【0027】図9はこの態様の寸法安定化処理に用いる
シリンダー状部材210と該シリンダー部材210に摺
接して移動するピストン状部材220の一例を示してい
る。シリンダー状部材210はこの例では箱型の形状で
あって、内部に処理すべき化粧板DWを収容するための
深さDを持つ上方開放空間Sを形成しており、上縁面2
11および底面212は平坦面となっている。また、シ
リンダー状部材210の側壁部の底面側には貫通孔21
3を持つ膨出部214が一体に形成されている。さら
に、シリンダー状部材210の底面および4周の側面に
は電気ヒーター216(図10参照)が埋め込まれてい
る。
【0028】該シリンダー状部材210に気密状態で相
互に摺接移動し得るピストン状部材220は、シリンダ
ー部材210の前記上方開放空間Sの平面寸法よりも僅
かに小寸法の平面形状を持ちかつ上方開放空間Sの深さ
Dとほぼ等しい高さdを持つ押入部221と該押入部2
21と一体となった平坦な上面部222を有し、上面部
222は周囲にフランジ223を形成している。そし
て、フランジ部223にはU字状の切欠き224が形成
されている。さらに、押入部221の下端部近傍にはそ
の全周に亘り凹溝225が形成され、該凹溝には弾性シ
リコン材料からなるOリングなどの弾性パッキン230
が挿入される(図10も参照)。また、ピストン状部材
が化粧板DWと接する先端面には電気ヒーター236が
埋め込まれている。
【0029】シリンダー状部材210とピストン状部材
220は共に素材としてステンレス鋼が好適であるがこ
れに限定されるものではなく、寸法安定化処理時の温度
と圧力に対する耐性を持つ材料を任意に用いうる。例え
ば、鉄材、アルミ材なども用いることができる。シリン
ダー状部材210の内部に形成される空間Sの断面形状
は図示のものにおいては方形であるが、これに限らず処
理しようとする化粧板DWを収容し得る形状であれば任
意である。但し、その深さDは処理しようとする化粧板
DWの処理前の厚さhより深い(すなわちD>h)もの
とされる。
【0030】240は厚さ規制治具であり、後記するよ
うに必要に応じて熱処理時にシリンダー状部材210の
上縁面211に配置され、シリンダー状部材210とピ
ストン状部材220との最終接近距離を規制する。厚さ
規制治具240はステンレス鋼のように剛性の高いもの
で作られる。次に、化粧板DWを寸法安定化処理する手
順について図11を参照して説明する。先ず、図11a
に示すように、熱盤プレスの下方の熱盤251と上方の
熱盤252とにシリンダー状部材210とピストン状部
材220とをネジ215、227によりにより取り付け
る。
【0031】熱盤251、252を離間する方向に移動
し、処理すべき化粧板DWをシリンダー状部材210の
開放空間S内に配置する。次に、厚さ規制治具240を
シリンダー状部材210の上面部211に載置する。こ
の厚さ規制治具240の高さは後記のように処理しよう
とする化粧板DWの寸法安定化処理後の厚みすなわち処
理済化粧板DWEの厚みh’とされる。
【0032】電気ヒーター216、226に通電して熱
盤251、252の一方あるいは双方を移動させ、図1
1bに示すようにピストン状部材220の先端面が化粧
板DWの表面に接触する状態とする。それにより、化粧
板DWは加熱される。この例においては、加熱当初の時
点において化粧板DWはすでに密封された空間内に置か
れているので、化粧板DW内部から発生する水蒸気は密
封空間外に漏洩することはなく、すべて化粧板DWの寸
法安定化処理に作用する。
【0033】所定の寸法安定化処理を終えた後に解圧を
行う。解圧は、図2の例において説明したように、一定
時間をかけて徐々に行うようにしてもよく、また特に図
示しないが熱盤あるいはシリンダー状部材、ピストン状
部材に冷却水の循環のための管路を形成し冷却水を循環
させて、いわゆるコールドの状態で行ってもよい。な
お、この例においても、加熱は、図示のもののように、
シリンダー状部材、ピストン状部材に取り付けた電気ヒ
ーターやスチーム管などの加熱手段により行ってもよ
く、熱盤プレスの熱盤より行ってもよく、あるいは高周
波加熱などの他の加熱手段により行ってもよい。また、
その組合せにより行ってもよい。
【0034】化粧板DWを熱盤プレス間に密封状態に収
容しかつ加熱する方法のさらに他の好適な具体例を図1
2、図13に基づき説明する。この態様は、化粧板DW
を一部に相対向した区域を有しかつ相対向した面が同一
方向に移動するように配置された一対の熱盤としての機
能を果たす無端ベルト110、120の間に、化粧板D
Wをその周囲に弾性密封材料123、124および必要
に応じて厚さ規制治具125とを配置した状態で供給
し、該化粧板DWが無端ベルト110、120間を通過
する間に該化粧板DWを加熱して寸法安定化処理を行う
ものである。なお、ここに説明する処理装置自体は本出
願人がすでに出願している特願平5−165723号に
詳細に開示されるものであり、参照される。
【0035】前記無端ベルト110、120が相対向し
ている区域を化粧板DWが通過する間において、好まし
くは、該化粧板DWは約150℃〜250℃の高温状態
に維持されいわゆるホットの状態とされ、次に100℃
以下、好ましくは80℃以下の低温状態に維持されてい
わゆるコールドの状態とされる。それにより、寸法安定
化は向上する。。
【0036】以下、添付の図面を参照しつつこの態様に
よる化粧板DWの安定化処理方法および方法を実施する
のに好適な安定化処理装置について説明する。図12は
この態様を実施するのに好適に用いられる無端体ベルト
プレス型の処理装置の一例を示している。この処理装置
はステンレスのような耐熱性のある材料から形成される
上部無端ベルト110および下部無端ベルト120とを
有し、上部無端ベルト110は駆動ローラ111と従動
ローラ112間を回動し、下部無端ベルト120はより
長い軸間距離を持つ駆動ローラ121と従動ローラ12
2間を回動する。各駆動ローラ111、121は上部無
端ベルト110と下部無端ベルト120とをその相対向
した面が同一方向(図12における矢印A方向)に移動
させる方向に回動している。
【0037】上部無端ベルト110の駆動ローラ111
と従動ローラ112との間には、図示しない機枠に支持
されたフレーム115が位置していて、該フレーム11
5にはシリンダ131とピストン132を持つ複数の
(図では4個の)液圧アクチュエータ130・・が取り
付けられ、各ピストンの先端には上部無端ベルト110
の横幅とほぼ等しい長さの加圧ロール133・・が取り
付けられている。加圧ロール133の内の上流側に位置
する3個のロールには内部に埋め込み式電気ヒータ13
4aが設けられており、最下流の加圧ロールには冷却水
循環路134bが形成されている。
【0038】各液圧アクチュエータ130は図示しない
液圧源に弁機構を介して接続しており各別に調整可能な
液圧が付与される。また、加圧ロール133に埋め込ま
れた電気ヒータ134aも図示しない制御機構により各
別に温度制御される。図13に示すように、下部無端ベ
ルト120の周面にはその全周にわたり後記する化粧板
DWの幅よりもいくぶん広い間隔を保って左右2本の弾
性密封材料123、123が適宜の接着手段により一体
に取り付けられており、さらに各弾性密封材料123、
123間には化粧板DWの長さよりもいくぶん長い間隔
を保って同じ材質からなる弾性密封材料124・・が同
様に一体に取り付けられている。弾性密封材料の高さは
化粧板DWの寸法安定化処理後のすなわち処理済化粧板
DWEの厚さよりも幾分高さの高いものとされる。さら
に各弾性密封材料123、123の外側には2本の厚さ
規制治具125、125が同様に一体に取り付けられて
いる。この厚さ規制治具の高さは処理済化粧板DWEの
厚さとほぼ同じ高さとされる。なお、アクチュエータ1
30のピストン132の移動距離を何らかの制御機構に
より制御して、下部無端ベルト120の搬送面と前記ア
クチュエータ130の加圧ロール133との距離を所定
の値に維持することができる場合には、前記した厚さ規
制治具は不要となる。
【0039】弾性密封材料としては、無端体ベルトプレ
ス内での化粧板DWの加熱時に化粧板DWから発生する
水蒸気を外方に漏出しないだけの密封機能を持ち、かつ
耐熱性と圧縮性のある材料であれば使用可能であるが、
シリコン弾性パッキン材は特に好ましい。また、必要に
応じて設けられる厚さ規制治具の材料も必要な剛性と耐
熱性を持つ部材であればすべて使用可能であるが、アル
ミ材、ステンレス材等が好ましく、特にステンレス材は
好ましい。厚さ規制治具には、駆動ローラ121と従動
ローラ122に沿って下部無端ベルト120が回動する
ときにその曲率に容易に追従できるようにその全長にわ
たり切れ目126を所定間隔で形成しておく。
【0040】なお、図12において、150は化粧板D
W供給用の支持台であり、160は処理済化粧板DWE
の取り出し用支持台である。次に、この無端体ベルトプ
レス型の処理装置を用いて化粧板DWを寸法安定化する
方法について説明する。化粧板DWを支持台150上に
配置し、連続して回動する下部無端ベルト120上に形
成された弾性密封部材123、124により区画される
空間S(図13)内に各1枚ずつ化粧板DWを配置す
る。配置された化粧板DWは図12において矢印A方向
に移送されて、上部無端ベルト110と下部無端ベルト
120とが相対向した区域に達する。
【0041】上部無端ベルト110はアクチュエータ1
30の作動により加圧ロール133・・を介して下部無
端ベルト120に向けて押圧されており、下部無端ベル
ト120は弾性密封部材123、124を圧縮して厚さ
規制治具125により規制されるまで押し下げられ、内
部に化粧板DWを保持した状態で密封空間が形成され
る。その状態で化粧板DWはさらに下流側に移動し、最
も下流側の加圧ローラ133を通過することにより解圧
されて、最終的に支持台160に達する。
【0042】その過程で化粧板DWは上流側に位置する
回転ローラ133に取り付けたヒータ134aにより加
熱される。加圧ローラ133を上流側に位置する3個の
ロールは高温に維持し、下流側に位置するロールは低温
に維持するようにしているので、化粧板DWは一対の無
端ベルトの間を通過する間に、高温の状態から低温の状
態に変化する。それにより、得られる処理済化粧板DW
Eの寸法安定化率はさらに高められ、表面状態も良好に
なる。本発明者らの実験によれば、処理すべき化粧板D
Wの温度を上流側においては約150℃〜250℃の高
温状態(ホットの状態)に維持し、その後下流側におい
て約100℃以下、好ましくは80℃以下の低温状態
(コールドの状態)に維持するよう、加熱手段の温度
(この実施例においては加圧ロールの温度)と化粧板D
Wの移動速度を制御することにより、寸法変化率が一層
小さくかつ表面状態も良好な処理済化粧板DWEを得る
ことができた。
【0043】なお、化粧板DWの種類によってはホット
−コールド法による寸法安定化を行うことが必要でない
場合もある。その場合には下流側において低温状態に維
持される加圧ロールは必要でなく、すべての加圧ロール
133に加熱ヒータを取り付けたものを用いて圧密を行
うようにする。この例においても、化粧板DWの加熱を
加圧ロールに取り付けたヒータによることなく、別途設
ける高周波加熱手段(図示せず)単独で行ってもよくま
た併用して行ってもよい。さらに、加圧ロールに取り付
けるヒータも電気ヒータに限るものでなく、オイルや蒸
気を循環させる形式のヒータであってもよい。各加圧ロ
ールの温度は同一温度に維持するようにしてもよく、異
なった温度に設定するようにしてもよい。
【0044】図12の例においては上部無端ベルト側に
のみ液圧アクチュエータ130を取り付け下部無端ベル
ト側には平板状の支持部材を取り付けているが、下部無
端ベルト120側にも上部無端ベルト側に取り付けた液
圧アクチュエータ130と対向する位置に同様な液圧ア
クチュエータを取り付け、化粧板DWをその両面から圧
縮しかつ加熱することも可能である。
【0045】
【作 用】本発明による化粧板の製造方法は、上記の構
成であり、木質系基材に接着材を介して表面化粧材を載
置した化粧板は、熱盤プレス間において密封状態に収容
され、かつ厚み方向の変化を拘束した状態で加熱され
る。加熱により木質系基材(あるいは表面化粧材)その
ものが有する水分は高圧水蒸気化し、木質系基材あるい
は表面化粧材の寸法安定化が有効に進行すると同時に、
表面化粧材の木質系基材への加熱圧着も行われる。
【0046】所要時間の加熱を行い、必要な場合には熱
盤を冷却した状態で所定時間放置した後に、熱盤による
圧締を解除して処理後の化粧板を取り出すことにより、
寸法安定性が向上した処理済化粧板が得られる。それに
より、パーチクルボードやMDFのように大きな膨潤性
を有することから従来そのままでは基材として用いられ
なかった素材を基材として用いて、寸法安定性の高い化
粧板を一工程で製造することが可能となる。また、表面
化粧材としてつき板や紙などのように圧密を必要とする
材料を用いる場合であっても、化粧板の上記の処理工程
において同時に圧密化処理が行われるために、表面化粧
材のみを別途圧密化処理することも不要となり、処理工
程が省略される。
【0047】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。 〔実施例1〕基材:12mm厚のPタイプパーチクルボ
ードに、ラテックス系接着剤(商品名:ストラクトボン
ド、三井東圧)を介して、表面化粧材:0.6mm厚の
ならつき板(含水率10%)を重ね合わせた化粧板を用
意した。
【0048】該化粧板を図3、図4に示すような深さ1
2.6mmの内部空間を持つステンレス製の密封可能な
容器に収容して熱盤プレス間に載置した。熱盤を下降し
て密封容器内に化粧板を密封状態に封入し、熱盤を20
0℃に加熱し20kg/cm2 で20分間加熱した。次
に、熱盤に冷却水を循環させ、20分間コールド状態に
保持した後、解圧して、処理済の化粧板を取り出した。
【0049】〔比較例1〕実施例1で用意したと同じ化
粧板を、同じ熱盤プレスを用いて従来の製法に従い、す
なわち密封状態に収容することなく、熱盤を120℃に
加熱し、10kg/cm2 で5分間加熱した。
【0050】〔実施例2〕基材:12mm厚のMタイプ
MDFに、水性ビニルウレタン系接着剤(商品名:KR
ボンド、光洋産業)を介して、表面化粧材:150g/
2 のチタン紙を重ね合わせた化粧板を用意した。該化
粧板を図3、図4に示すような深さ12.1mmの内部
空間を持つステンレス製の密封可能な容器に収容して熱
盤プレス間に載置した。
【0051】熱盤を下降して密封容器内に化粧板を密封
状態に封入し、熱盤を180℃に加熱し20kg/cm
2 で30分間加熱した。次に、熱盤に冷却水を循環さ
せ、30分間コールド状態に保持した後、解圧して、処
理済の化粧板を取り出した。
【0052】〔比較例2〕実施例2で用意したと同じ化
粧板を、同じ熱盤プレスを用いて従来の製法に従い、す
なわち密封状態に収容することなく、熱盤を120℃に
加熱し、10kg/cm2 で5分間加熱した。
【0053】〔実施例3〕基材:12mm厚のPタイプ
パーチクルボードに、ラテックス系接着剤(商品名:ス
トラクトボンド、三井東圧)を介して、表面化粧材:
1.2mm厚の杉つき板(含水率15%)を重ね合わせ
た化粧板を用意した。該化粧板を図3、図4に示すよう
な深さ12.6mmの内部空間を持つステンレス製の密
封可能な容器に収容して熱盤プレス間に載置した。
【0054】熱盤を下降して密封容器内に化粧板を密封
状態に封入し、熱盤を200℃に加熱し30kg/cm
2 で20分間加熱した。次に、熱盤に冷却水を循環さ
せ、20分間コールド状態に保持した後、解圧して、処
理済の化粧板を取り出した。
【0055】〔比較例3〕実施例3で用意したのと同じ
化粧板を、同じ熱盤プレスを用いて従来の製法に従い、
すなわち密封状態に収容することなく、熱盤を120℃
に加熱し、10kg/cm2 で5分間加熱した。次式に
基づき、飽水厚さ膨潤率、吸湿厚さ膨潤率、吸湿後の表
面状態を各実施例および比較例について測定および観察
した。その結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】〔考 察〕本発明の方法により処理された
化粧板は、飽水厚さ膨潤率、吸湿厚さ膨潤率、および吸
湿後の表面状態のすべてにおいて従来法により製造した
化粧板(比較例)のものより優れている。このことは、
従来寸法安定性が不良であることを理由にそのままでは
基材として用いられなかったパーチクルボード、MDF
などを基材とする化粧板を、本発明の方法により、優れ
た寸法安定性を持ちかつ表面状態も安定した化粧板とし
て製造できることを示している。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、単一の工程により、パ
ーチクルボードやMDFのように膨潤性の大きい素材を
基材としながら、寸法安定性に優れた化粧板を得ること
ができ、化粧板の低コスト化が実現する。また、表面化
粧材としてつき板や紙材のような圧密化が必要とされる
素材を用いる場合でも、表面化粧材の圧密化は化粧板の
処理工程時に同時に行うことが可能であり、作業の効率
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】処理前の化粧板を示す斜視図。
【図2】化粧板の寸法安定化処理の一態様を説明する
図。
【図3】化粧板の寸法安定化処理の他の態様を説明する
図。
【図4】化粧板の寸法安定化処理の他の態様を説明する
図。
【図5】化粧板の寸法安定化処理のさらに他の態様を説
明する図。
【図6】化粧板の寸法安定化処理のさらに他の態様を説
明する図。
【図7】化粧板の寸法安定化処理のさらに他の態様を説
明する図。
【図8】化粧板の寸法安定化処理のさらに他の態様を説
明する図。
【図9】化粧板の寸法安定化処理のさらに他の態様を説
明する図。
【図10】図9の態様における処理状態を説明する図。
【図11】図9の態様における処理状態を説明する図。
【図12】化粧板の寸法安定化処理のさらに他の態様を
説明する図。
【図13】図12の態様における無端帯ベルトを説明す
る斜視図。
【符号の説明】
DW…化粧板、F…表面化粧材、A…接着材層、W…木
質材、1a,1b…熱盤プレスの熱盤、2…弾性密封材
料、3…厚さ規制治具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質系基材に接着材を介して表面化粧材
    を載置した化粧板を熱盤プレス間に密封状態に収容し、
    厚み方向の変化を拘束した状態で該化粧板を加熱する工
    程を有することを特徴する化粧板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321202A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Olympus Corp 木材の加工方法および圧縮木製品

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