JPH08110Y2 - アタッチメント - Google Patents

アタッチメント

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JPH08110Y2
JPH08110Y2 JP7525189U JP7525189U JPH08110Y2 JP H08110 Y2 JPH08110 Y2 JP H08110Y2 JP 7525189 U JP7525189 U JP 7525189U JP 7525189 U JP7525189 U JP 7525189U JP H08110 Y2 JPH08110 Y2 JP H08110Y2
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JP
Japan
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counterweight
work
holding means
reciprocating
work holding
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JP7525189U
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JPH0315039U (ja
Inventor
登 長瀬
政男 山口
輝雄 武藤
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株式会社長瀬鉄工所
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Publication date
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はワーク保守手段を往復動させてワークを研削
する際に、ワーク保守手段の往復動によって生じる振動
を防止するための振動防止装置を備えたアタッチメント
に関するものである。
[従来の技術] 従来、研削盤や遊離砥粒を使用した遊離砥粒切断機等
のように、砥粒によってワークを加工する加工機には高
精度の加工が要求されている。上記加工機は研削盤の砥
石や遊離砥粒切断機のワイヤ等の加工手段と、ワークと
を相対移動させる必要があり、具体的には上記加工手段
を往復動させるか、又はテーブル等のワーク保持手段に
固定されたワークを、このワーク保持手段とともに往復
動させている。
しかし、上記加工手段やワーク保持手段は重量物であ
るため、その往復動の方向切り換え時や加減速の際に生
じる反力により加工機に振動が発生し、加工精度を低下
させる原因となっている。そこで、その対策として、加
工手段やワーク保持手段と同等の重量を有し、加工手段
やワーク保持手段の往復動に同期してその移動方向と逆
方向に往復動するカウンタウエイトを配設し、同カウン
タウエイトをその外部に別体で設けられたモータにより
駆動し、加工機の振動を防止している。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記振動防止装置においては、カウンタウ
エイトを往復動させるモータがカウンタウエイトの外部
に別体で配置されていたため、装置全体が大きなものと
なり、スペースの節約がはかられていないという問題点
があった。
本考案の目的は、装置全体をコンパクトなものとし、
スペースの節約をはかることができる振動防止装置を備
えたアタッチメントを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案では研削材を備え
た加工手段により研削されるワークを保持し、かつ往復
動を行うワーク保持手段と、同ワーク保持手段の往復動
に同期してその移動方向と逆方向に往復動するカウンタ
ウエイトとからなり、同カウンタウエイトを往復動させ
るための駆動体を前記カウンタウエイトに組入れるとい
う手段を採用している。
また、本考案では前記ワーク保持手段と、同ワーク保
持手段と重量バランスをとるためのカウンタウエイトに
組入れられた駆動体によって前記ワーク保持手段を往復
動させるための駆動力伝達機構と、前記ワーク保持手段
とカウンタウエイトとを互いに逆方向に同期的に移動さ
せるための同期機構を備えるという手段を採用してい
る。
[作用] 上記手段を採用したことにより、カウンタウエイトの
一部として組み入れられた駆動体の回転に基づいてワー
ク保持手段が往復動し、このワーク保持手段の往復動に
同期してその移動方向と逆方向にカウンタウエイトが往
復動することによって、加工機の振動が十分に防止され
る。また、ワーク保持手段がカウンタウエイトに組入れ
られた駆動体の駆動力に基づき、駆動力伝達機構を介し
て駆動されるとともに、同期機構によってワーク保持手
段とカウンタウエイトとが重量バランスをとりながら所
定の位置で同期的に互いに反対方向へ移動する。
[実施例] 以下に本考案を具体化した一実施例を第1図及び第2
図に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように、下部のアタッチメン
ト本体1上には、水平方向に延びる案内部材としてのレ
ール2が前後に一対固定されている。同レール2上の一
端側(第1図左側)には、軸受け3aを介してカウンタウ
エイトの一部を構成するカウンタウエイトボディ4が同
レール2に案内されて往復動可能に配設されている。ま
た、レール2の他端側(第1図右側)には、軸受け3bを
介してワークWを保持する保持手段としてのテーブル5
が同じく同レール2に案内されて往復動可能に配設され
ている。
上記カウンタウエイトボディ4の上面一側(第1図左
側)には、駆動体としてのモータ6が取着され、その出
力軸7に取付けられた小プーリ8は、カウンタウエイト
ボディ4内の右側に設けられたクランク軸9にボルト24
で固定された大プーリ10とベルト11により連結されてい
る。同クランク軸9は、その下部で上記カウンタウエイ
トボディ4に回転可能に支持されている。
上記大プーリ10の上側凹部内の両端部には、支持部材
25が固着され、両支持部材25間には偏心量調節ピン13が
回転可能に支持されている。同偏心量調節ピン13上には
クランクピン9aが支持されている。同クランクピン9aの
下部には、内周面に雌ねじが螺刻された挿通孔12が透設
され、同挿通孔12内には外周部に雄ねじ部13aが螺刻さ
れた上記偏心量調節ピン13が螺合された状態で挿通され
ている。
同偏心量調節ピン13の先端側(第1図右側)には、上
記雄ねじと逆方向に雄ねじが螺刻された逆雄ねじ部13b
が設けられ、同逆雄ねじ部13bは前記クランクピン9a等
の重量と釣り合いのとれた重量を有する平面U字状のバ
ランスウエイト14と螺合している。また、この偏心量調
節ピン13の左端部には、同偏心量調節ピン13を回転させ
るための回転つまみ15が取付けられている。そして、同
回転つまみ15を回転させることにより、前記クランクピ
ン9aのクランク軸9からの偏心量を変えることができる
とともに、バランスウエイト14が同クランクピン9aと逆
方向に移動することによってクランクピン9aの回転のバ
ランスをとり、同クランクピン9aの回転に伴う振動を防
止することができるようになっている。
上記クランクピン9aの上端部には、棒状のコンロッド
16の一端が回転可能に支持されている。一方、前記テー
ブル5の左端部には、回転軸17が支持され、同回転軸17
の上端部に上記コンロッド16の他端が回転可能に支持さ
れている。上記のようにして、前記小プーリ8、クラン
ク軸9、クランクピン9a、大プーリ10、ベルト11、偏心
量調節ピン13、コンロッド16、回転軸17等が駆動力伝達
機構を構成し、前記カウンタウエイトボディ4上のモー
タ6の駆動力をテーブル5に伝達している。
そして、前記モータ6が回転することにより、ベルト
11を介してクランクピン9aが回転し、その回転力に基づ
きコンロッド16を介してテーブル5がレール2上を往復
動するようになっている。このとき、前記カウンタウエ
イトボディ4とその上のモータ6等の合計重量が上記テ
ーブル5とワークWの合計重量と略同一重量となってお
り、テーブル5の往復動による振動を防止できるように
なっている。
前記アタッチメント本体1の内部には、上記カウンタ
ウエイトボディ4の下部に支持されたプーリ18と、上記
テーブル5の下部に支持されたプーリ19とが配設され、
両プーリ18,19間には連動ベルト20がレール2と同一方
向に延びるように掛け渡されている。これら2つのプー
リ8,19と連動ベルト20からなる連動機構は、前後に一対
設けられている。同連動ベルト20の上側の一部には、前
記カウンタウエイトボディ4に一端が固定された固定部
材21の他端が固着され、下側の一部には、前記テーブル
5に一端が固定された固定部材22の他端が固着されてい
る。
そして、テーブル5が例えば右側へ移動すると、同テ
ーブル5に一端が固定された固定部材22の他端が固着さ
れた下側の連動ベルト20が右側へ移動し、それに伴って
上側の連動ベルト20が左側へ移動するため、同上側の連
動ベルト20に固着された固定部材21によってカウンタウ
エイトボディ4が左側へ移動する。このようにして、プ
ーリ18,19、連動ベルト20、固定部材21,22が同期機構を
構成し、カウンタウエイトボディ4がテーブル5の往復
動に同期してその移動方向と逆方向に往復動するように
なっている。そして、テーブル5の往復動による振動を
防止するようになっている。
前記テーブル5上に保持されたワークWの上方には、
加工手段としての砥石23が配設され、ワークWの移動に
よってワークWを加工するようになっている。
上記のように構成された振動防止装置及びそれを備え
たアタッチメントについて作用及び効果を説明する。
まず、アタッチメントを、振動防止装置を備えていな
い通常の加工機のテーブル上に固定する。次に、このア
タッチメントの前記テーブル5上にワークWを固定す
る。次に、加工機のテーブルを作動させずにアタッチメ
ントを作動させ、前記モータ6を駆動させることにより
ベルト11を介して前記クランク軸9を回転させと、クラ
ンクピン9aが同クランク軸9を中心にして回転する。す
ると、同クランクピン9aに回転可能に支持されたコンロ
ッド16の一端が回転し、同コンロッド16の他端は前記テ
ーブル5の左端部の回転軸17に回転可能に支持されてい
るので、同テーブル5がレール2上で第1図に示す矢印
方向へ往復動する。
このテーブル5の往復動に伴い、同テーブル5の下部
両側に配設された前記連動ベルト20もその上側及び下側
が互いに逆方向に移動する。この連動ベルト20の下側は
固定部材22によって同テーブル5に固定され、連動ベル
ト20の上側も固定部材21によってカウンタウエイトボデ
ィ4に固定されているので、カウンタウエイトボディ4
とテーブル5とは同期して互いに逆方向に同一ストロー
クで往復動する。
このとき、カウンタウエイトボディ4とその上のモー
タ6等の合計重量とテーブル5とその上のワークWの合
計重量とが略等しいので、ワークWを載せたテーブル5
の移動によって発生する反力は、モータ6等を載せたカ
ウンタウエイトボディ4の移動によって発生する反力に
よって相殺され、テーブル5上のワークWの振動が極力
抑えられる。
上記のように、本実施例の振動防止装置を備えたアタ
ッチメントは、カウンタウエイトボディ4上にモータ6
を組入れて一体的に配置したので、装置全体がコンパク
トなものとなるとともに、モータ6を別体で設ける場合
に比べてスペースの節約をはかることができる。
また、前記のように、カウンタウエイトボディ4とそ
の上のモータ6等の合計重量とテーブル5とその上のワ
ークWの合計重量とを略等しく設定するとともに、バラ
ンスウエイト14を備えて雄ねじ部13aと逆雄ねじ部13bと
を有する偏心量調節ピン13によりクランク軸9の振動を
抑えるようにしたので、テーブル5上のワークWの振動
を十分に抑制することができ、研削精度を向上させるこ
とができる。
前記のように、駆動力伝達機構によってカウンタウエ
イトボディ4上のモータ6の駆動力をテーブル5に伝達
して同テーブル5を駆動し、同期機構によってテーブル
5の移動をカウンタウエイトボディ4と同期して互いに
逆方向に往復動するように構成したので、連動ベルト20
に加わる力が小さいため連動ベルト20が切れにくく、前
記駆動力が一定であれば連動ベルト20を細く、コンパク
トなものにすることができる。
さらに、本実施例のアタッチメントは、それ自体のテ
ーブル5によりワークWを往復動させることができると
ともに、前記のようにこの往復動に伴う振動が極力抑制
される。このように、本実施例の振動防止装着を備えた
アタッチメントを通常の加工機に取付けるだけで、振動
防止装置を内蔵した加工機と同等の効果を得ることがで
きる。
なお、本実施例のアタッチメントにおけるテーブル5
の往復動ストロークは、一般の加工機自体のテーブル5
のストロークに比較して非常に小さく設定されているの
で、小さなワークWの加工を行う場合、加工機自体のテ
ーブルを使用したときにはそのストロークの大部分が無
駄な空送りになるのに対し、このアタッチメントを使用
したときにはテーブル5の短いストロークですみ、無駄
な空送りがなくなる。
[考案の効果] 本考案の振動防止装置を備えたアタッチメントは、装
置全体をコンパクトなものにできるとともに、スペース
の節約をはかることができるという効果を奏する。
また、駆動力伝達機構を備えたことにより、カウンタ
ウエイトに組入れられた駆動体の駆動力がワーク保持手
段に確実に伝達されてワーク保持手段を往復動させると
ともに、同期機構に大きな力を加えることなく、カウン
タウエイトとワーク保持手段とを互いに逆方向に同期的
に移動させてワーク保持手段の振動を有効に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示す図であって、
第1図は振動防止装置を備えたアタッチメントを示す断
面図、第2図は第1図の平面図である。 4……カウンタウエイトを構成するカウンタウエイトボ
ディ、5……ワーク保持手段としてのテーブル、6……
駆動体としてのモータ、23……加工手段としての砥石、
W……ワーク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】研削材を備えた加工手段(23)により研削
    されるワーク(W)を保持し、かつ往復動を行うワーク
    保持手段(5)と、同ワーク保持手段(5)の往復動に
    同期してその移動方向と逆方向に往復動するカウンタウ
    エイト(4)とからなり、同カウンタウエイト(4)を
    往復動させるための駆動体(6)を前記カウンタウエイ
    ト(4)に組入れたアタッチメント。
  2. 【請求項2】研削材を備えた加工手段(23)により研削
    されるワーク(W)を保持し、かつ往復動を行うワーク
    保持手段(5)と、同ワーク保持手段(5)と重量バラ
    ンスをとるためのカウンタウエイト(4)に組入れられ
    た駆動体(6)によって前記ワーク保持手段(5)を往
    復動させるための駆動力伝達機構(8,9,9a,10,11,13,1
    6,17)と、前記ワーク保持手段(5)とカウンタウエイ
    ト(4)とを互いに逆方向に同期的に移動させるための
    同期機構(18,19,20,21,22)を備えたアタッチメント。
JP7525189U 1989-06-26 1989-06-26 アタッチメント Expired - Lifetime JPH08110Y2 (ja)

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