JPH08110893A - データ処理システム - Google Patents

データ処理システム

Info

Publication number
JPH08110893A
JPH08110893A JP7243260A JP24326095A JPH08110893A JP H08110893 A JPH08110893 A JP H08110893A JP 7243260 A JP7243260 A JP 7243260A JP 24326095 A JP24326095 A JP 24326095A JP H08110893 A JPH08110893 A JP H08110893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
output
processor
bus
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7243260A
Other languages
English (en)
Inventor
Hugh Densham Rodney
ヒュー デンシャム ロドニー
Charles Eastty Peter
チャールズ イースティ ピーター
Conrad C Cooke
チャールズ クック コンラッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Europe BV United Kingdom Branch
Original Assignee
Sony United Kingdom Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony United Kingdom Ltd filed Critical Sony United Kingdom Ltd
Publication of JPH08110893A publication Critical patent/JPH08110893A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H60/00Arrangements for broadcast applications with a direct linking to broadcast information or broadcast space-time; Broadcast-related systems
    • H04H60/02Arrangements for generating broadcast information; Arrangements for generating broadcast-related information with a direct linking to broadcast information or to broadcast space-time; Arrangements for simultaneous generation of broadcast information and broadcast-related information
    • H04H60/04Studio equipment; Interconnection of studios
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)
  • Multi Processors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期して動作するように配列されたデータ・
プロセッサ4のアレイと、複数のデータバスを備えた並
列処理装置を提供すること。 【解決手段】 各データ・プロセッサ4は、該プロセッ
サ4と夫々のデータバスH,Vの間でデータの転送を行
うための第1及び第2のI/O手段16H,16Vを有
し、複数のプロセッサ4がデータバスH,Vの各々に接
続されていて、各プロセッサ4が上記I/O手段16
H,16Vを介して異なった対のデータバスH,Vに接
続されている。各プロセッサ4は、そこに接続されたバ
スH,Vの間でデータを転送するために、第1及び第2
のI/O手段16H,16Vを相互接続するため、選択
的に動作するルート指定手段32H,32Vを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、デー
タ処理システムに関し、発明の種々の観点から、録音ス
タジオの信号処理ラックによって遂行できる様なディジ
タル・オーディオ信号処理の分野で、排他的ではないが
特別用途が見出される。
【0002】
【従来の技術】オーディオ記録スタジオにおいては、図
1に簡略化してブロック図で示すように、信号処理ラッ
ク1はオペレータ・コンソール2と通信を行い、LIN
K &I/Oブロック3によって示されたように、ネッ
トワーク(回路網)リンクに接続されたスピーカ、マイ
ク、DAT等の種々の入出力装置と信号処理ラックとの
間でオーディオ及び制御データの通信を行うためのスタ
ジオ・ネットワークにも接続されている。
【0003】このネットワークの動作は、コンソール
(即ち、混合デスク)2の所で、そのネットワーク内の
装置の間のデータの通信、及びコンソール制御装置の動
作に応答して遂行される信号処理ラックによる必要な処
理の実施が制御される。
【0004】信号処理ラック1は、コンソール2上の種
々の制御の状態に応答する制御側と、制御設定に依存し
て要求されるオーディオ処理機能を実行し、リンクを介
してネットワークの装置とオーディオ・データの通信を
行うオーディオ処理側に分割されると考えることができ
る。
【0005】以前に提案した信号処理ラック1において
は、ディジタル・オーディオ・データの処理は、添付図
面の図2に図示するような並列処理アレイによって遂行
される。図2はA〜Fで示す8つの信号処理集積回路
(SPIC)のアレイを示す。このプロセッサ4は、少
なくとも電気的には、矩形アレイに配列され、各SPI
Cは水平データバスH及び垂直データバスVに接続され
ている。
【0006】各SPIC4は、それが接続されている2
つのバスの各々とデータの通信を行うように配列されて
いる。図示のとおり、水平及び垂直バスH,Vの各々は
沢山のSPICによって共有されているが、同図の各S
PICは異なった対のバスに接続されている。
【0007】並列処理アレイは全体として、勿論、図2
に示されたSPICの数よりも実質的に多くの数から成
っている。このラック1は、事実、最大16カードまで
含んでおり、各カードは例えば8つのSPICのアレイ
を搭載しており、カードの間は水平及び垂直バスでつな
がれており、従って、電気的には、このSPICは1つ
の大きなアレイを形成している。
【0008】このバスは、実際には、周期的パイプライ
ンレジスタを使って、例えば4枚のカード毎に、ループ
状に接続することができ、ループの回りで双方向通信を
可能とし、アレイの処理パワーを広げる。
【0009】このSPIC4はアレイの中で同期して動
作し、各SPICは内部メモリに蓄積された命令シーケ
ンスに従って各オーディオサンプル期間に一連の動作を
遂行する。このSPICはセットアップにある命令シー
ケンスを使って予めプログラムされているので、全ての
可能な要求される処理動作がこのアレイによって実施で
きる。
【0010】動作時には、オペレータ・コンソール2に
応答してSPICに、要求される種々の処理動作を実施
させる(図示しない)制御プロセッサの制御の下に、こ
のSPICは、それらの命令シーケンスを通して同期し
て動作する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】処理アレイが、できる
だけ効率的であることが勿論望ましい。しかし、要求さ
れた処理動作を実施する際には、全体としてアレイを著
しく低減された処理効率に導くことがあり得る種々の束
縛がある。例えば、図2を再び参照すると、このシステ
ムにおいて、要求される処理を実施するために、同じ水
平又は垂直バス上に無いSPIC−DとSPIC−Aが
データの通信をする必要があると、SPIC−A及びD
の各々とバスを共有する2つのSPIC、即ちSPIC
−B又はSPIC−Cの1つを介して達成しなければな
らない。
【0012】今SPIC−Cが選ばれたと仮定すると、
この転送は、SPIC−AにSPIC−Cと共有された
水平バスにデータを出力するように要求し、SPIC−
Cにその水平バスからメモリにデータを読み出すように
要求し、それから、SPIC−CにSIPC−Dと共有
された垂直バスにデータを出力するように要求し、SP
IC−Dにその垂直バスからデータを読み出すように要
求する。そのような転送は、もともと遅く、SPICの
資源の無駄遣いである。
【0013】一般に、全てのバス転送は、オーディオサ
ンプル期間の予め準備した時間に起こり、プログラミン
グの段階でそれらの転送時間を選択する作業は非常に複
雑であることが認められるであろう。アレイは同期して
動作するので、与えられたバスに接続されたSPICの
1つのみが同期クロックの与えられたサイクルにおいて
そのバスに出力できる。
【0014】このように、SPICの間のどんなデータ
転送に対しても、この転送は送信SPIC、受信SPI
C、及びそのバスに接続された他の全てのSPICに好
都合な時に計画されなければならない。これらの束縛
は、処理アレイの効率を厳しく制限することができる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の観点は、データ
処理システムにおける改良に関し、類似の考えが起こっ
た場合に他のデータ処理システムにおける利点に、勿論
本発明が応用できるが、上に説明したタイプのオーディ
オ・データ処理システムに特に関係している。
【0016】本発明の1観点によれば、下記の装置が提
供される。即ち、同期して動作するように配列された、
データ・プロセッサのアレイ、及び複数のデータバスを
備えた並列処理装置であって、各データプロセッサが当
該プロセッサと夫々のデータバスの間のデータの転送の
ための第1及び第2のI/O手段を有し、複数のプロセ
ッサがデータバスの各々に接続されており、各プロセッ
サが、前記I/O手段を介して、異なった対のデータバ
スに接続されており、各プロセッサが、その第1及び第
2のI/O手段を、そこに接続されたバスの間のデータ
転送を行うために、相互接続するための選択的に動作可
能なルート指定手段を含むデータ処理システムを提供す
る。本発明の他の観点によれば、下記の装置を提供す
る。即ち、1つのクロック信号に従って同期して動作す
るように配列されたデータプロセッサのアレイを備えた
並列処理装置であって、各プロセッサが該プロセッサの
プログラムメモリに蓄積された一連の命令に従って一連
の動作を遂行するように配列されており、各プロセッサ
が上記命令に続いてそのデータをバスに出力し、そのバ
スが空きになった時、クロック信号が1サイクルたつま
でI/O手段に供給されるデータを遅延する、選択的に
動作する出力遅延手段を備えた並列処理装置を提供す
る。本発明の更に他の観点によれば、クロック信号に同
期して動作するように配列された1アレイのデータプロ
セッサを含む並列処理装置であって、各処理が、複数の
前記プロセッサが接続される少なくとも1つのデータバ
スにプロセッサを接続するデータI/O手段を有し、各
プロセッサがそのプロセッサのプログラムメモリに蓄積
された一連の命令に従って、一連の動作を遂行するよう
に配列され、各プロセッサは、バスによってI/O手段
に供給されるデータを、そのデータの入力が前記命令に
よって有効になるまで遅延する選択的に動作する入力遅
延手段を含む、並列処理装置を提供する。本発明の実施
形態においては、複数のプロセッサがアドレスポート、
データポート、及び制御入力を有する外部メモリを共有
し、メモリを共有する各プロセッサが、メモリのデータ
及びアドレスポートと、メモリの制御入力に接続された
制御出力を有し、該プロセッサによってメモリのアクセ
スを制御するための、メモリコントローラに接続された
データ及びアドレス出力を有し、各プロセッサのメモリ
コントローラが、そのプロセッサによるメモリアクセス
の間にその動作の後に、データ、アドレス、及びメモリ
に対する制御出力を消勢するように配列されている、並
列処理装置を提供する。又、メモリ・コントローラの制
御の下に出力を消勢するために、データ、アドレス、及
び制御出力に、トリステート・バッファが接続されても
よい。データ処理装置は、1以上の種々の発明の観点か
ら、実施することができる。更に、本発明を実施する装
置を参照して特色が説明されている場合には、その特色
は本発明の方法に従って提供することができる。また、
その逆もできる。
【0017】
【発明の実施の形態】図3は図2に図解された並列処理
アレイに使われ、本発明が適用できる処理装置4(SP
IC)の一般的構造を示すブロック図である。本発明の
好ましい実施形態について詳しく説明する前に、SPI
C4の基本構造と動作を説明する。
【0018】このSPIC4は、プログラムRAM5を
備え、その中にSPICの動作を制御するための命令シ
ーケンスが蓄積されている。このプログラムRAM5は
アドレス計算器6に接続されていて、そこでデータRA
Mセクションのためのアドレス入力を発生する。このセ
クションは一般に7で示されており、夫々読み出し及び
書き込みアドレス入力RA、WA、及びデータ入力Dを
有する3つのデータRAM7a,7b,7cを備えてい
る。
【0019】データRAM7からの3つのデータ出力は
MUXブロック9で示されたマルチプレクサの配列に対
する4つの入力のうちの3つを形成する。MUXブロッ
ク9の4番目の入力10は、下記に説明するとおり、処
理装置4と別に設けられた内挿器23から係数cを受信
する。
【0020】MUXブロック9は、遂行される命令に従
って、その4つの入力のどれもが4つの出力のどれにで
も接続できるように配列されている。このマルチプレク
サ9の上側の2つの出力はマルチプライア11への2つ
の入力を形成し、マルチプライア11の出力はマルチプ
ライア・シフタ12に接続されている。マルチプライア
・シフタ12はマルチプライア出力のビットシフトを行
う。
【0021】もし、マルチプライア11への入力が32
ビット幅であれば、マルチプライア出力が64ビットま
で上げられ、マルチプライア・シフタ12が、遂行され
る命令に従ってその出力に供給される32ビットを選択
する。マルチプライア・シフタ12の出力は演算論理ユ
ニット(ALU)13に供給される。
【0022】マルチプライア11の1つの入力は、マル
チプレクサ9の第3の出力として、ALU13の入力に
も直接接続されている。このALU13の出力はマルチ
プレクサ14の入力に接続されていて、そのマルチプレ
クサの出力は3つのデータRAM7a,7b,7cのデ
ータ入力Dに接続されている。
【0023】マルチプレクサ9の第4の出力15は出力
データに対してパリティビットを発生するパリティ発生
器を介して、第1、及び第2のI/O(入力/出力)手
段16H及び16Vに接続されている。このI/O手段
16H,16Vはデータ転送のためプロセッサを水平・
垂直データバスH,Vに夫々接続する。
【0024】図12にもっと詳しく示すように、I/O
セクション16H,16Vは、夫々の出力データ路17
H,17Vと夫々の入力データ路18H,18Vを備え
ている。マルチプレクサ9の出力15は出力データ路1
7H,17Vに接続されている。
【0025】出力データ路17Vに接続されているの
は、レジスタ(V OUT REG)19V及び出力ド
ライバ20Vであり、その出力は垂直バス(V BU
S)に接続されている。入力データ路18V上では、垂
直バスが入力バッファ21Vを介してレジスタ(V I
N REG)22Vに接続されている。
【0026】I/Oセクション16Hのデータ路17H
及び18Hは水平バス(H BUS)に接続されてお
り、対応するレジスタH OUT REG及びH IN
REG、19H,22H、出力ドライバ20H,21
Hと同様にして相互に連係している。入力データ路のレ
ジスタ22H,22Vの出力はパリティチェック・ユニ
ット25に接続されていて、そこでバスから受けたデー
タのパリティチェックが行われる。
【0027】このパリティチェック・ユニット25の出
力はマルチプレクサ14への第2入力を形成する。前述
のとおり、(図2の)アレイの各SPIC4はセットア
ップにプログラムされていて、プログラムRAM5に蓄
積された一連の命令に従って、各オーディオサンプル期
間に一連の動作を遂行する。
【0028】下記の実施例においては、各SPIC4は
オーディオサンプル期間につき512のそのような命令
を果たすことができる。セットアップの間に、それらの
命令は制御プロセッサを介してプログラムRAM5に書
き込まれ、この例では、68030プロセッサ26であ
り、信号処理ラック1(図1)のカード毎に1つとする
ことができる。
【0029】動作においては、この512の命令はオー
ディオサンプル期間につき512クロック信号即ちチッ
ク(tick)を発生するカウンタ27からのクロック信号
に従ってプログラムRAM5から順次読み出される。全
カウンタ27は同期してトリガされオーディオ・サンプ
リング周波数で動作するグローバル「スタート・サンプ
ルクロック」によってチックカウントを開始する。
【0030】かくして、このアレイの全てのSPICが
各オーディオサンプル期間の間それらの夫々の命令シー
ケンスを通して同期して進行する。この並列処理アレイ
は、全体が一つになって、スタジオ・ネットワークのセ
ットアップ及びオペレータ・コンソール1での制御セッ
ティングに依存して要求される全ての可能な処理機能を
実行するために設けられている。
【0031】或特定の機能を投入又は切り離すために、
またはデータのルート指定を変えるために、制御プロセ
ッサ26は、データRAM7に対するアクセス・アドレ
スを変えるために、プログラムRAM5に直接書き込む
ことができる。
【0032】例えば、与えられた機能を投入または切り
離しするために、その機能に対応する命令によって、ア
クセスされるアドレスが、その機能がアクティブの時使
われる処理されたデータを含むアドレスから、その機能
が切り離された時使われる処理されていないデータを含
むアドレスへ切り換えることができる。
【0033】この制御プロセッサ26は、SPICの動
作を処理する際に使われる係数(c)を発生する係数内
挿器23にも接続されている。例えば、フェーダ等のコ
ンソール制御装置がオペレータによって調節されるの
で、オーディオ信号の信号レベル等の特性を変えること
が必要である。
【0034】これは、例えば、コンソール制御装置の設
定に対応する値の係数によって、オーディオ・サンプル
データを掛け算することによって達成できる。従って、
制御データは制御プロセッサ26によって、コンソール
制御装置の状況によって内挿器23に供給される。
【0035】制御プロセッサ26に供給されるディジタ
ル制御信号のサンプリング周波数は一般にオーディオ・
サンプリング周波数よりもずっと低く、例えば、オーデ
ィオ信号に対して48kHzであるのに比べて制御信号
に対して1kHzであるから、制御信号サンプリング周
波数の1期間内の複数のオーディオサンプルに対して適
正な係数を発生するために、内挿が要求される。
【0036】制御プロセッサ26からの制御データによ
って係数内挿器23によって遂行されるのはこの内挿で
ある。一般に、係数はチック速度の半分で発生されるの
で、各係数は連続する2つのチックに対して有効であ
る。しかし、係数サンプル速度は、クロスフェードに対
する等の或機能に対して、要求があれば、調節すること
ができる。
【0037】内挿器23による係数(c)出力はマルチ
プレクサ9の入力10に供給される。図4aは以前に提
案されたシステムのプログラムRAM5に蓄積された命
令に対する命令語のフォーマットを示す。この命令語は
8ビット長である。この命令語の最初の8ビットはオペ
レーション・コード(OP CODE)で、例えばデー
タRAM7の2つにデータを加算する、係数によりデー
タRAMの1つにデータを掛け算する等のタイプの命令
を示している。
【0038】この命令語の次の12ビットは、MUXブ
ロック9及びマルチプレクサ14におけるスイッチング
を制御し、I/Oセクション16H,16Vの出力ドラ
イバ20H,20Vを可能にすることを含む、データR
AM7、I/Oアクセスを可能にするSPICの内部動
作を制御する制御データを構成する。
【0039】命令語の次の28ビットは、4つの7ビッ
ト・アドレス・フィールドに分けられている。最初の3
つのアドレス・フィールドは3つのデータRAM7a,
7b,7cに対する書き込みアドレスを表している。最
後のアドレス・フィールドは1以上のデータRAM7に
データを書き込むための書き込みアドレスを表してい
る。
【0040】図3を再び参照すると、各命令語はプログ
ラムRAM5から読み出されるので、これらのアドレス
はアドレス計算器6に供給され、そこでデータRAM7
のための読み出し、書き込みアドレスを復号する。残り
の命令データは、図3に太線で示す制御ライン30に出
力される。
【0041】制御ライン30は、データRAM7、MU
Xブロック9,マルチプライア11、マルチプライア・
シフタ12、ALU13、I/Oセクション16H,1
6V及びマルチプレクサ14に接続されていて、命令語
に従ってこれらの部分の動作を制御する(図において、
破線で示された制御ライン30は、好ましい実施形態に
与えられており、後で詳しく説明する)。
【0042】図3にパイプライン・レジスタが一点鎖線
で対称的に示されており、P1〜P7の記号が付されて
いる。これらは、データ及び制御パスを、プログラムR
AM5から分けて、データRAM7、MUXブロック
9、ALU13、マルチプレクサ14、そして再びデー
タRAM7を介して、下記のように、8つのパイプライ
ン0〜7にしている。
【0043】
【0044】各パイプライン段0〜7は、プログラムR
AM5からの一連の命令の読み出しをトリガするカウン
タ27の1チックに対応する。従って、オーディオサン
プル期間の開始のチック0の時、プログラムRAM5か
ら命令0が読み出され、パイプライン・レジスタP1に
与えられる。
【0045】次のチックで、命令0に対するアドレス計
算がアドレス計算器6によって行われるので、命令1は
プログラムRAM5からパイプライン・レジスタP1に
読み出される。この後引き続くチックにおいて、命令0
に対する命令データとして、プログラムRAM5から後
続命令が読み出され、この命令によって発生されるデー
タは内部パイプライン段を通して、伝搬する。
【0046】パイプライン第1におけるアドレス計算器
6によって発生された読み取りアドレスは、すぐ後のパ
イプライン段でデータRAM7にアクセスするのに使わ
れるが、パイプライン段1で発生された読み取りアドレ
ス(wa)はパイプライン7まで要求されない。
【0047】従って、図3に示すとおり、書き込みアド
レスwaは、パイプライン・レジスタP2からアドレス
ラインの延長上に供給され、パイプライン・レジスタP
3〜P7を通って、パイプライン段7のデータRAM7
の書き込みアドレス入力に現れる。
【0048】例えば、データRAM7a,7bの特定の
アドレスにあるデータの乗算、及びデータRAM7cの
特定のアドレスにその積を書き込むことを要求する命令
を考えてみよう。その動作は下記のとおりである。
【0049】第1のチックで、この命令はプログラムR
AM5から読み出される。第2のチックでデータRAM
7a,7bに対する読み出しアドレスとデータRAMに
対する書き込みアドレスがアドレス計算器6によって発
生される。
【0050】第3のチックで、制御ライン30上の命令
語によって付勢されるデータRAM7a,7bに読み取
りアドレスが供給され、適正なデータサンプルがパイプ
ライン・レジスタP3に読み出される。データRAM7
cに対する書き込みアドレスは、延長アドレスライン上
のパイプライン・レジスタP3に送られ、後続のチック
で、次のパイプライン段を通って伝搬する。
【0051】第4のチックで、MUXブロック9はデー
タRAMから読んだデータサンプルをマルチプライア1
1の2つの入力に供給し、乗算処理の第1段階を遂行す
る。第5のチックにおいて、マルチプライア11は乗算
処理の第2段階を遂行し、その積をパイプライン・レジ
スタP5に供給する。
【0052】チック6において、命令語の制御の下にマ
ルチプライア・シフタによって、この積のビットシフト
が行われ、その結果がパイプライン・レジスタP6に供
給される。第7のチックにおいて、その積は、ALU1
3を介してパイプライン・レジスタP7に供給される。
【0053】第8のチックにおいて、書き込みアドレス
waはデータRAM7に供給され、マルチプレクサ14
がALU13からの出力をデータRAMに供給するよう
に制御される。この段階の間に、データRAM7cは命
令語の制御データによって付勢され、それによって、こ
の積がデータRAMの適正なアドレスに書かれ、動作が
完了する。
【0054】もし、チック0で読んだ命令0が変数Xを
発生したならば、そのデータはチック7の終りまでデー
タRAM7に書き込まれない。従って、この変数Xはチ
ック8までは、どんな他の命令によっても使うことがで
きない。チックnにおいて、プログラムRAM5から読
んだ命令は、チックn+2において、データRAM7か
らのデータを読むことができるので、変数Xを使うこと
ができる第1の命令は命令6であり、この命令はチック
6にプログラムRAM5から読まれる。
【0055】SPICの間でのH又はVバスを使った転
送は、通常のパイプラインタイミングで起こる。従っ
て、もしチック0における命令0がバスの1つにデータ
の出力を要求すると、そのデータは、チック3におい
て、MUXブロック9の出力15上のI/Oセクション
16H,16Vに、供給される。
【0056】このチックの終りに、I/Oセクションの
出力レジスタ19H及び19Vに蓄積され、これは図1
2のカッコ内に示されたように、同等のパイプライン・
レジスタP4に対応する。チック4において、命令語中
の制御データは出力セクションに接続されている制御ラ
インを介して、出力ドライバ20H,20Vの適正な1
つを付勢するので、チック4において、データはHまた
はVバス上にあるであろう。
【0057】同様にして、チック0における或るデータ
入力命令に対して、データは、チック4において、I/
Oセクションの入力レジスタ22H,22Vの1つに、
そのバスから供給される。それゆえ、これらの入力レジ
スタは図12にカッコでくくって示されたように同等の
パイプライン・レジスタP5に対応する。
【0058】チック5において、入力レジスタによっ
て、このデータは同等のパイプライン・レジスタ(P
6)に出力される。チック6において、パリティチェッ
クが行われ、チック7において、このデータはマルチプ
レクサ14によってデータRAM7の適正な1つに供給
される。
【0059】図5は同じバス上の2つのSPIC、ここ
ではSPIC−A及びCの間の通信の処理を示してい
る。この例では、データはSPIC−AからSPIC−
Cへ転送される。チック0において、命令0はデータR
AM7の1つにおける特定のアドレスからHバスへのデ
ータの出力を特定するSPIC−AのプログラムRAM
5から読み出される。
【0060】同じチックにおいて、即ちチック0におい
て、SPIC−CのプログラムRAM5から命令0が読
み出され、HバスからデータRAM7の1つにおける特
定のアドレスへのデータの入力を特定する。チック1に
おいて、SPIC−Aのアドレス計算器6によって読み
出しアドレス計算が行われ、SPIC−Cのアドレス計
算器6によって書き込みアドレス計算が行われる。
【0061】チック2において、SPIC−Aのデータ
RAM7の1つにおける適正なアドレスから、データが
読み出される。そして、この入力命令はSPIC−Cの
パイプライン・レジスタP3に供給される。チック3に
おいて、SPIC−AのI/Oセクション16Hにおけ
る出力レジスタ19Hに、そのデータが供給され、SP
IC−Cのパイプライン・レジスタP4に、その入力命
令が供給される。
【0062】チック4において、SPIC−Aの出力ド
ライバ20HはHバスにデータを出力できるようにさ
れ、そのデータはSPIC−CのI/Oセクション16
Hにおける(同等なパイプライン・レジスタ(P5)に
対応する)入力レジスタ22Hによって受信される。
【0063】チック5において、同等のパイプライン・
レジスタ(P6)に、SPIC−Cのレジスタ22Hに
よってデータが供給される。チック6において、SPI
C−Cのパリティチェック・ユニット25によってパリ
ティチェックが行われる。チック7において、SPIC
−CのデータRAM7の1つの特定のアドレスにデータ
が書き込まれる。
【0064】上記のとおり、同一データバス上の2つの
SPICの間の通信は全部で8つのチックをとる。先述
したように、先の提案によれば、図2においてSPIC
−AとSPIC−D等のデータバスを共有しない2つの
SPICの間の通信を達成するために、データは始めに
SPIC−AからSPIC−B及びSPIC−Cの1つ
に送られ、次にSPIC−CからSPIC−Dに送られ
る。
【0065】これは全部で4つの命令を要求する。SP
IC−AにおけるOUT命令、SPIC−C(又はB)
におけるIN命令、SPIC−C(又はB)におけるO
UT命令、SPIC−DにおけるIN命令である。図5
から、次のことが解る。即ち、もしSPIC−AのOU
T命令が0命令ならば、チック0で読み出しが行われ、
データはチック7でSPIC−CのデータRAMに書き
込まれ、チック8までSPIC−CのOUT命令によっ
て読むことができない。
【0066】これは、そのデータを出力できるSPIC
−Cの最も早い命令がチック6に読まれる命令6であ
り、データはチック13までSPIC−DのデータRA
Mに実際に書き込まれないことを意味する。従って、異
なったバス上のSPICの間の通信は最低14チックと
り、2つの命令と、転送の目的のためだけに「中間」S
PIC−C(上記の例におけるSPIC−C)における
データRAM位置を使う。この転送処理はゆっくりであ
り、SPICの処理資源を無駄にしている。
【0067】本発明の好ましい実施形態に依れば、各S
PIC4は選択的に動作するルート指定手段を含み、I
/Oセクション16H,16Vの1つの入力路18が他
のI/Oセクションの出力路17に接続できるようにす
る。これによって、バスの1つから受信したデータがS
PICの主信号処理回路を含むことなしに他のバスに転
送できる。
【0068】ルート指定手段を制御するには、図4bに
図示するとおり、命令語の始めに2つのルート指定制御
ビット(RC)が付加される。これらのビットの1つ
(H−V)は、Hバスから出力路、Vバスへの入力路の
相互接続を制御し、他のビット(V−H)はVバスから
出力路、Hバスへの入力路の相互接続を制御する。
【0069】これらの制御ビットは、図3の制御ライン
30の破線で示されているように、図3の制御バス30
のパイプライン段を通って伝搬し、パイプライン段15
からI/Oセクション16H,16Vに供給される。
【0070】図6は、選択的なルート指定機能を遂行す
るためのI/Oセクション16の配列を詳細に示してい
る。図6において、I/Oセクションのデータ出力路1
7H,17Vは、表現を易しくするために、2つの入力
路18H,18Vとしてグループ化されている。
【0071】勿論実際に、入力及び出力路17H,18
Hは同じHバスに接続され、入力及び出力路17V,1
8Vは同じVバスに接続されている。図示のとおり、夫
々のマルチプレクサ32H及び32Vは、出力レジスタ
19及び出力ドライバ20の間のI/Oセクション16
の出力路17H及び17Vにおいて接続されている。
【0072】マルチプレクサ32Hはレジスタ19Hの
出力に接続された1つの入力と、入力データ路において
Vバスから入力レジスタ22Vの出力に接続された他の
入力を持つ。マルチプレクサ32Hの出力は出力ドライ
バ20Hへの入力を形成する。
【0073】同様にして、マルチプレクサ32Vは出力
レジスタ19Vからの1つの入力と、入力データ路にお
いてHバスから入力レジスタ22Hの出力に接続された
他の入力を持つ。マルチプレクサ32Vの出力は出力ド
ライバ20Vへの入力を形成する。
【0074】V−H制御ビットを供給するためにマルチ
プレクサ32Hの制御入力には制御ライン30のブラン
チが接続されている。これによって、マルチプレクサの
入力のどちらが出力ドライバ20Hに供給されるのかが
決まる。このV−H制御ビットは、要求があれば、OU
T可能化信号として役立てるため、出力ドライバ28に
も供給される。
【0075】同様にして、このH−Vルート指定制御ビ
ットは、マルチプレクサの切換および出力ドライバの可
能化を制御するために、マルチプレクサ32Vの制御入
力、及び出力ドライバ20Vに供給される。
【0076】SPICの内部処理回路への又はそこから
の転送を含む、通常のI/O命令に対しては、ルート指
定制御ビットV−H,H−Vは0であり、マルチプレク
サ32H,32Vレジスタ19H,19Vの出力を出力
ドライバ20H,20Vに接続する。
【0077】従って、前述のように、入力データ路18
H,18Vを介して、どちらのバスからもSPICに入
力でき、出力路17H,17Vを介してSPICから出
力できる。しかしながら、図2のアレイにおけるSPI
C−A及びD等の異なったバス上のSPICの間のデー
タ転送に対しては、SPIC−C(又はSPIC−B)
における選択的ルート指定機能は、それが接続された水
平および垂直バスの間で適正な時間にデータを転送する
ように実施される。
【0078】例えば、データがSPIC−AからSPI
C−Cを介してSPIC−Dに転送されると仮定して、
このデータはHバス上をSPIC−Cの入力レジスタ2
2Hへ供給される。SPIC−Cに対する適正な命令に
おけるH−V制御ビットは次のようにセットされる。次
のチックにおいて、マルチプレクサ32Vはレジスタ2
2Hの出力を出力ドライバ20Vに接続し、セットH−
V制御ビットは、出力ドライバを可能化して、データが
Vバス上に現れ、SPIC−Dによって入力に使われる
ようにする。
【0079】同様にして、もしデータがSPIC−Dか
らSPIC−Aに転送されるべきならば、SPIC−C
の適正な命令におけるV−H制御ビットは、Vバスから
受けたデータがSPIC−Cのレジスタ22Vによって
出力される時、マルチプレクサ32HがHバスにデータ
を出力できるようにする出力ドライバ20Hにデータを
供給する。
【0080】上記処理は、SPIC−AからSPIC−
Dへのデータ転送に対して図7に示されている。ここ
で、チック0において、SPIC−AのプログラムRA
M5から読み出される命令0はデータRAM7からHバ
スにデータを出力する命令である。SPIC−Cに対す
る命令0において、H−V制御ビットがセットされる。
【0081】チック1において、命令0はSPIC−A
及びCのパイプライン段1を通って伝搬し、命令1はS
PIC−DのプログラムRAMから読み出される。この
命令はVバスからデータを入力する命令である。SPI
C−Aのパイプライン段を通して伝搬した後、データは
SPIC−Aによって、チック4にHバスに出力され
る。
【0082】このチックにおいて、SPIC−Cの入力
レジスタ22Hによって、このデータが登録される。次
のチック、チック5において、SPIC−Cにおける命
令0のセットH−V制御ビットが、パイプラインを通し
て、SPIC−Cの出力データ路17Vのマルチプレク
サ32V及び出力ドライバ20Vに伝搬する。
【0083】かくして、データは入力レジスタ22Hか
らマルチプレクサ32V及び出力ドライバ20Vを通っ
てVバスにルート指定される。このチックの間に、Vバ
ス上のデータはSPIC−Dの入力レジスタ22Vによ
って登録され、チック8に、このSPICのパイプライ
ン段5〜7を通して伝搬し、SPIC−DのデータRA
M7に書き込まれる。
【0084】このように、上記実施形態においては、異
なったデータバス上で、SPICの間でのデータの転送
は、9つのチックを要求するだけであり、1つのデータ
バスを共有するSPICの間のデータの転送のためより
も1チック多いだけである。このような通信に要求され
る超過チックは、図6の入力レジスタ22H及び22V
の入力ではなくて出力に、マルチプレクサ32H,32
Vの入力を接続した結果である。
【0085】この配列は、バスの間でデータの忠実な転
送を行うために、データに対して充分なセットアップ時
間があることを確かめるのに好都合である。同じSPI
CにおけるH−VとV−Hビットセットの両方を持つこ
とが可能であること、及びもしビットが変わればデータ
も変わることに注目されたい。
【0086】上記選択的なルート指定機能によって、異
なったバス上でSPICの間でもっとずっと速い通信が
でき、それによって、セットアップ時に全体としてアレ
イの効率的なプログラミングができるだけでなく、転送
の間、SPIC−Cの内部処理回路が占有されない。
【0087】換言すると、図7のSPIC−Cに対する
命令0は、他の機能、例えば、内部算術演算、又はVバ
スを使う入力又は出力命令として使うことができる。S
PIC−Cの処理資源はルート指定動作の間使えるよう
になっているので、全体的にみたアレイに対するプログ
ラム作業の際の束縛を大幅に減らす。従って、このアレ
イの処理パワーおよび全体的効率は実質的に増される。
【0088】勿論、処理装置4が、上記実施形態の適正
な延長によって、2以上のデータバスに接続されていれ
ば、選択的なルート指定機能が処理アレイに適用できる
ということを評価できる。
【0089】前にも述べたとおり、SPICに蓄積され
た命令シーケンスに従って、並列処理アレイにおける全
バス転送は、オーディオサンプル期間の予め定められた
時間に起こる。全体として、そのアレイによって遂行さ
れなければならない多数の処理動作を考えると、バス転
送回数を選ぶ作業が非常に複雑になり得ることを評価で
きる。
【0090】図8は、適用できる資源が与えられた処理
要求の簡単な実現を許さない場合に起こる問題のタイプ
を図示している。同図において、2つのSPIC、即ち
SPIC−A,SPIC−Bに対する適用できる資源、
これらのSPICに接続しているVバスの適用できる資
源は、アレイの部分プログラムの後オーディオサンプル
期間の一部に対して記載されている。
【0091】この状況の下で、SPIC−AからSPI
C−Bへのデータ転送が要求されることを考えてみよ
う。SPIC−Aの命令n〜n+11は、VバスへのO
UT命令に使える命令n+1を除いて、全てが配分され
ている。内部パイプラインを行うという観点から、OU
T命令として配分されていれば、そのOUT命令によっ
て発生されたデータは、SPIC−A資源列にアスタリ
スクで示すように、4チック後に、すなわち、チックn
+5に、Vバスに現れる。しかし、Vバスはチックn+
8を除いて、チックn〜n+11の全てに対して塞がっ
ている。
【0092】同様にして、VバスからのIN命令として
使えるチックn+7を除いて、チックn〜n+11ま
で、SPIC−Bに対する命令の全てが、配分されてい
る。内部パイピングの観点から、SPIC−B資源の列
にアスタリスクで示したようにチックn+11におい
て、チックn+7におけるIN命令がVバスからの入力
データに対して有効である。ここでもまた、Vバスはこ
のチックに対して空きではない。
【0093】前に提案されたシステムにおいて、上に述
べたもののような束縛がアレイの処理効率に非常に影響
する。何故ならば、例えばそれらのSPICの処理資源
を使い、転送を遅らせる、他のSPICを介してデータ
を転送することによって、又は、そのデータの必要な更
なる処理に適用できる時間を短縮する、データサンプル
期間における後の段まで、転送を遅らせることにより、
要求されるSPIC−AからSPIC−Bへの転送をも
たらす代替方法が見つけられなければならないからであ
る。
【0094】本発明の好ましい実施形態においては、各
SPICに設けられ、バスが空きになった時、クロック
信号の1周期まで、遅延されるように、命令に続いてそ
のI/Oセクションに供給されるデータをしてそのデー
タをバスに出力できるようにするために、各SPICに
選択的に動作する出力遅延手段が設けられる。
【0095】更に、選択的に動作できる入力遅延手段
は、各SPICの中に設けられていて、バスによって、
I/Oセクションに供給されるデータを、そのデータの
SPICの内部処理回路への入力がIN命令によって実
行できるようになるまで、遅延できるようにするのが好
ましい。
【0096】この出力遅延手段の動作を制御するには、
図4bに図示するとおり、命令語の最初に2つの出力遅
延制御ビット(OD)が加えられる。これらのビットの
1つ(ODH)はI/Oセクション16HのHバスへの
出力の遅延を制御し、他のビット(ODV)はI/Oセ
クション16VのVバスへの出力の遅延を制御する。
【0097】これらの制御ビットは、図3の制御バス3
0のパイプライン段を通って伝搬し、パイプライン段4
からI/Oセクション16H,16Vに供給される。図
9は、Hバスに対する選択的出力遅延機能を実現するた
めのI/Oセクションの一部の配列を示す。
【0098】Vバスに対する出力遅延機能をもたらすI
/Oセクション16Vの配列及び動作は全く同等であ
る。図9は、プログラムRAM5から、図に示す(パイ
プライン・レジスタP1〜P3を含む)パイプライン段
0〜2を使った、I/Oセクション16Hの出力路17
Hへのデータおよび制御パスを示す。前に記したよう
に、出力レジスタ19Hは同等のパイプライン・レジス
タ(P4)に対応する。
【0099】図示するとおり、マルチプレクサ35は、
出力レジスタ19Hの前の出力データ路17Hにおいて
接続される。このマルチプレクサの出力は、出力レジス
タ19Hへの入力を形成し、このマルチプレクサ35の
1つの入力は内部処理回路からデータ路17Hによって
提供される。
【0100】このマルチプレクサ35の他の入力は、レ
ジスタ19Hの出力に接続されている。このパイプライ
ン・レジスタ(P4)は、レジスタ19Hの出力と、マ
ルチプレクサ35の入力との間の接続を横切って延びる
ことはないから、この接続にはパイプライン・レジスタ
はない。
【0101】プログラムRAM5からの制御ライン30
の2つのブランチは、図中に個々に示されている。これ
らの1つは、I/Oセクションに出力遅延ビットODH
を供給し、他は出力ドライバ20Hに対する出力可能化
信号(Hイネーブル)を供給する。
【0102】この実施形態において、出力ドライバ20
Hは、Hイネーブルビットが1の時、可能化される(そ
して、0の時、不能にされる)。同様にして、出力遅延
機能は出力遅延制御ビットODHが1の時、実施され
(0の時実施されない)。
【0103】図示のとおり、パイプライン・レジスタP
3の後に、出力遅延制御ビットラインがレジスタ36へ
の入力を形成し、このレジスタが、1チック遅延をもた
らし、したがって、同等なパイプライン・レジスタ(P
4)に対応する。この制御ライン上をパイプライン・レ
ジスタ(P4)を表すラインの延長によって示されるよ
うなHイネーブル制御ラインにおいて、パイプライン・
レジスタが接続されている。
【0104】このレジスタ36は、2つのマルチプレク
サ入力のうちのどちらがマルチプレクサ出力に接続され
るかを制御するために、マルチプレクサ35の制御入力
37に接続されている非反転入力を有する。レジスタ3
6の非反転出力は、ANDゲート38への1入力も形成
する。
【0105】ANDゲート38の他の入力は、インバー
タ39を介して、レジスタ36への入力の所で、ODH
制御ラインに接続されており、この点でパイプライン遅
延はない。ANDゲート38の出力は、パイプライン・
レジスタを介して、ORゲート40の1入力に接続され
ていて、ゲート40の出力は出力ドライバ20Hへの制
御入力を形成する。
【0106】レジスタ36は、他のANDゲート41の
1入力に接続された反転出力も有する。ANDゲート4
1の他の入力は、同等のパイプライン・レジスタ(P
4)の後のHイネーブル制御ラインである。ANDゲー
ト41の出力は、ORゲート40の第2入力を形成す
る。
【0107】先ず、遅延されない、即ち制御ビットOD
Hが0であるHバスへの通常のOUT命令を考えてみよ
う。出力されるべきデータは、出力レジスタ19Hに供
給されるので、このHイネーブルビットはOUT命令に
対し1にセットされていて、パイプライン・レジスタ
(P4)に達し、制御ビットODH=0がレジスタ36
に入力される。
【0108】次のチックにおいて、データは、レジスタ
19Hによって、出力ドライバ20Hに出力され、OD
H=0マルチプレクサ35の制御入力37に供給される
から、レジスタ19Hによるデータ出力はマルチプレク
サを介してレジスタ入力にフィードバックされない。
【0109】このチックの間に、セットHイネーブルビ
ットがANDゲート41とORゲート40を介して供給
され、出力ドライバ20Hを可能化するので、データが
Hバス上に現れる。しかしながら、もしチック4におい
て、出力データを遅延させるその命令に対して、出力制
御ビットODHが1にセットされていたならば、マルチ
プレクサを切り換えてレジスタ19Hによって、そのデ
ータ出力をレジスタ入力にフィードバックするマルチプ
レクサ35の制御入力37上にODH=1が現れる。
【0110】この場合、出力ドライバ20Hの付勢を妨
げる(全OUT命令に対してセットされる)Hイネーブ
ルビットをゲートアウトする必要がある。レジスタ36
の反転出力がゼロであろうから、ANDゲート41によ
って、これが達成される。
【0111】もし、この出力が1チック以上遅らされる
べきであれば、出力制御ビットODHは、その出力命令
に続く適正数の命令にセットされる。(これら他の命令
はHバスへOUT出力以外のどんな命令であってもよ
い)。
【0112】このように、出力制御ビットODHは、出
力すべきデータを、Hバスが空きになった時、1チック
たつまで遅延する適正数の命令に、セットされている。
このチックの間に、そのときまでにレジスタ19Hに繰
り返しフィードバックされているデータがHバスに出力
されなければならない。
【0113】このように、パイプラインを行うという観
点からみると、プログラムRAM5から4チック早く読
み出された命令(これもHバスへのOUT命令以外のど
んな命令でもよい)は、0にセットされた制御ビットO
DHを有する。この命令はHバスへのOUT命令ではな
いから、Hイネーブルビットはセットされず、出力ドラ
イバ20Hが遅延されたデータを出力できるようにする
ために、このビットを発生する必要がある。
【0114】このことは、ANDゲート38及びインバ
ータ39によって達成され、これらは、ODH制御ライ
ン上の1から0への遷移を有効に検出し、その論理の解
析から解るように、1を発生し、それがORゲート40
を介してイネーブル信号として出力ドライバ20Hの制
御入力に供給される。
【0115】I/Oセクション16VのVバスにおける
出力データ路17Vの構造は、Hバスに対して図9に示
されているのと同等である。Vバスにデータを出力する
SPIC−Aについて図8に示された問題を克服するた
めに、後続の命令における出力遅延制御ビットODVの
設定は、図8のODVと見出しのついた例によって示さ
れている。
【0116】かくして、SPIC−Aは、チックn+5
においてデータをVバス上に置く、チックn+1におい
て使えるVバスへのOUT命令を持つ。このVバスは3
チック後まで空きにならないので、出力すべきデータは
3つのチックによって出力セクション16Vにおいて遅
延されねばならない。
【0117】そのため、チックn+1におけるOUT命
令に対する出力遅延ビットODVは、次の2つの命令
(これはVバスへのOUT命令以外のどんな命令でもよ
い)において、ビットODVであるものとして1にセッ
トされる。かくして、データは全部で3チックの間、出
力データ路17Vにおいて遅延され、バスが空きになっ
た時、チックn+8においてVバスに出力する。
【0118】選択的遅延入力機能に対して、図4bに図
示されているように、命令の最初に2つの入力遅延ビッ
トIDが付加される。これらのビットの1つであるID
HはHバスからの入力データの遅延を制御し、他の制御
ビットIDVはVバスからの入力データの遅延を制御す
る。これらの制御ビットは再び図3の制御バス30のパ
イプライン段を通って伝搬し、パイプライン段5からI
/Oセクション16H,16Vに供給される。
【0119】図10は、Hバスからのデータ入力に対
し、選択的遅延機能を実施するためのI/Oセクション
16Hの入力データ路18Hの配列を図示している。同
図に示されているとおり、マルチプレクサ45は入力デ
ータ路18Hにおいて接続されており、このマルチプレ
クサ45の出力は同等のパイプライン・レジスタ(P
5)を構成するレジスタ22Hへの入力を形成する。
【0120】マルチプレクサ45の1入力は、入力バッ
ファ21Hの出力によって、提供される。このマルチプ
レクサ45の他の入力は(パイプライン・レジスタを介
することなく)直接にレジスタ22Hの出力に接続され
ている。
【0121】プログラムRAM5からの制御ライン30
のブランチはパイプライン・レジスタP1〜P5を介し
て、マルチプレクサ45の制御入力46へ入力遅延制御
ビットIDHを供給する。もし制御ビットIDHがセッ
トされていない、即ちゼロであれば、マルチプレクサ4
5は入力バッファ21Hをレジスタ22Hに接続する。
【0122】もし、IDH=1ならば、マルチプレクサ
45はレジスタ22Hの出力を入力にフィードバックす
る。かくして、SPICによって処理されるデータがチ
ックnにおいてHバスに適用できるが、Hバスからの入
力データに適用できる命令がチックn−2においてプロ
グラムRAMから読み出される場合を考えてみよう。
【0123】内部パイプラインを行うという観点から、
チックn−2におけるIN命令はチックn+2における
バス上の入力データに対して効果的である。このこと
は、処理すべきデータが2チックだけ速すぎるバス上に
現れる。チックnにバス上に現れるデータは2つのチッ
クによって入力データ路18Hにおいて遅延されなけれ
ばならない。
【0124】これを達成するには、(IN命令以外のど
んな命令でもよい)チックn−4及びn−3におけるプ
ログラムRAM5から読み出される命令は、1にセット
されたIDH制御ビットを持つ。チックnの間に、Hバ
ス上のデータは入力レジスタ21Hとマルチプレクサ4
5を介して、レジスタ22Hに供給される。
【0125】チックn+1において、命令n−4に対す
るセット制御ビットIDHが、パイプライン・レジスタ
P1〜P5を通って、マルチプレクサ45の制御入力4
6に伝搬した。従って、チックn+1の間に、レジスタ
22Hによるデータ出力は、マルチプレクサ45を介し
てレジスタ入力に帰還される。
【0126】同様にして、チックn+2において、命令
n−3に対するセット制御ビットIDHは、再びマルチ
プレクサ45を制御して、データをレジスタ22Hの入
力にフィードバックする。チックn+3において、チッ
クn−2における入力命令は制御ライン30のパイプラ
イン段P1〜P5を通って伝搬するので、マルチプレク
サ45は帰還接続をレジスタ22Hの出力から切り離
す。
【0127】従って、レジスタ22Hによって出力され
たデータは、通常、パイプラインレジスタ(P6)、パ
リティチェック25、パイプライン・レジスタP7を通
して、データRAM7にデータを供給する通常の入力イ
ネーブル信号によって制御されるマルチプレクサ14に
伝搬する。
【0128】VバスI/Oセクションにおける入力デー
タ路18Vの構造及び動作は上記HバスI/Oセクショ
ンに対するのと同等である。VバスからSPIC−Bへ
の入力に対する図8に示された問題を解く連続する命令
中の入力遅延制御ビットIDVの設定は図8のIDV列
に示されている。ここでは、VバスからのIN命令はチ
ックn+7においてSPIC−Bで使える。
【0129】この命令は、チックn+11において、バ
ス上にある入力データに効果的であり、要求されたデー
タの後の3つのチックはバス上に実際にある。このよう
に、入力遅延ビットIDVは、入力命令に先行する3つ
の命令、即ち、命令n+4,n+5,n+6において1
にセットされる。
【0130】チックn+8において、このデータはVバ
スI/Oセクションの入力レジスタ22Vに供給され
る。命令n+4からn+6におけるセットIDVビット
はチックn+9〜n+11の間にレジスタ入力にデータ
をフィードバックし、次のチックにおいて、そのデータ
の入力がIDV=0が成り立つ通常のIN命令n+7に
従って進行するのに役立つ。
【0131】遅延されたINおよび遅延されたOUT設
備は、アレイのプログラム作業の際に束縛の数を大幅に
減らし、処理アレイの効率を実質的に改善する。本発明
の一実施形態においては、1以上の遅延されたIN、遅
延されたOUT、及び選択的ルート指定機能が含まれる
が、この3つの機能の全てを備えた好ましい場合におい
てさえも、命令語の長さは、図4bに示されたように6
ビットだけ増加される必要があるだけである。
【0132】並列処理アレイの高度な全効率のために、
アレイ上に一体として効率的なメモリ配列を有し、デー
タRAM7のメモリ容量を実用上可能なかぎり最大限に
使うことが望ましい。或処理動作は多くのオーディオサ
ンプル期間にわたり大量のデータの蓄積を要求する。
【0133】例えば、他の例として、エコー又はリバー
ブ(REVERB)効果等の或種の効果を作るため、比較的長
い期間にわたる複数のオーディオサンプルの蓄積が要求
されることができる。他の例として、特定な動作、例え
ば或内挿機能に使うルックアップ・テーブルの形式でデ
ータを蓄積することが必要であろう。
【0134】本発明の好ましい実施形態においては、そ
のような目的のために、付加のメモリ、好ましくは1M
bのダイナミック・ランダムアクセス・メモリ(DRA
M)が設けられる。しかし、本発明の一実施形態におい
ては、コストを下げるために、1以上のプロセッサによ
って各DRAMが共用される。
【0135】共用された外部メモリが、処理システムの
異なったプロセッサの間でデータの通信のために使われ
てきたので、各プロセッサは他のプロセッサによってメ
モリに書き込まれたデータを読むことができ、本発明の
実施形態においては各プロセッサは付加的外部蓄積容量
としてDRAMを使う。
【0136】このように、内部SPICデータRAMの
効率的な使用は、上記データまたはルックアップ・テー
ブル等のデータを蓄積するDRAMを使って達成できる
が、プロセッサからプロセッサへの通信は先に述べたH
及びVバスを介する転送といった、ずっと速い方法で達
成される。
【0137】さらに、各DRAMは1以上の、例えば2
つの、SPICによって共用でき、メモリは分けられて
おらず、2つのプロセッサはメモリの異なったアドレス
空間を使うようにプログラムされているので、この装置
は特に簡単でコスト効率もよい。
【0138】図11は、本発明の好ましい実施形態にお
ける2つのSPIC、即ち、SPIC1、SPIC2の
間のDRAM50の接続を示している。同図において、
I/Oセクション16H及び16V、及びSPIC1の
制御バス30は、DRAMのI/O及びSPIC1のた
めの制御回路へのSPIC1の接続を図示するために示
されている。
【0139】SPIC2に対するDRAMのI/O及び
SPIC2のための制御回路は、簡単化するために省略
されているが、SPIC1のそれと全く同等である。図
示のとおり、SPIC1のMUXブロックの出力15
は、DRAMデータ出力レジスタ及びマルチプレクサ
(D OUT REG及びMUX)51、及びDRAM
アドレスレジスタ及びマルチプレクサ(ADD REG
及びMUX)52に接続されている。
【0140】これらのレジスタ51,52の出力は、夫
々のトリステート(3状態)バッファ53,54を介し
て、DRAM50のデータ及びアドレス・ポートに接続
されている。このDRAMデータポートは、入力バッフ
ァ55を介して、DRAMデータ入力レジスタ及びマル
チプレクサ(D IN REG及びMUX)56にも接
続されており、そのマルチプレクサの出力はI/Oセク
ション16H,16Vからパリティチェッカ25への入
力路と接続されている。
【0141】I/Oセクション16H,16Vへの制御
ライン30の延長はDRAMコントローラ60に接続さ
れていて、DRAM50のRAS,CAS及びWE入力
に夫々のDRAM制御出力を供給するため、このコント
ローラで通常の制御信号RAS(行アドレス・ストロー
ブ)、CAS(列アドレス・ストローブ)、及びWE
(ライトイネーブル)を発生する。
【0142】更に、図示するとおり、トリステート・バ
ッファ57,58及び59がDRAMコントローラ60
のRAS,CAS,WE出力に接続されている。DRA
Mコントローラ60は(図に破線で示した)制御ライン
61によって示され、下記に更に説明するように、DR
AM 1/O回路及びトリステート・バッファ57〜5
9の動作を制御する。
【0143】このDRAM I/OおよびSPIC2に
対する制御回路はSPIC1に対するのと同等である。
従って、SPIC2のDRAMコントローラはトリステ
ート・バッファを介して、DRAM50のRAS,CA
S,WE入力に接続されていて、SPIC2に対するD
RAM I/O回路は、図面に示したように、DRAM
データ及びアドレスポートD,Aに接続されている。
【0144】各SPICに対して、DRAMアクセスは
I/Oアクセスであると考えられている。DRAMはS
PICに対して外部にある。DRAMアクセスの制御
は、H及びVバスアクセスが使う命令語の制御データフ
ィールドの同じビットを使う。そして、DRAMアクセ
スはH又はVバスアクセスと同じチックにおいては可能
でない。
【0145】しかし、各DRAMアクセスに対して2つ
のSPIC命令が要求される。DRAM書き込みに対し
ては、第1命令はそのDRAMに書き込まれるデータを
発生し、(次の命令となり得るが必ずしもそうしなくて
もよい)第2の命令はDRAMアドレスデータを発生す
る。
【0146】DRAM読み出しのためには、第1の命令
はDRAMアドレスを発生し、第2命令はDRAMから
読まれたデータを入力する。先ず、DRAM50にデー
タを書くため、SPIC1における命令を考えてみよ
う。この第1の命令(DATAOUT to DRA
M)はSPICにおいてデータRAM7からDRAMに
書き込まれるデータを検索する。
【0147】このデータは、SPICのプログラムRA
M5から命令が読み出される3チック後にデータレジス
タ及びマルチプレクサ51に供給され、その命令がDR
AMOUT to DRAM命令であることを示す命令
語の制御ビットは、制御ライン30を介して、DRAM
コントローラ60に供給され、そのDRAMに書き込ま
れるデータの出力を示す。
【0148】命令がDRAMデータを発生した後、他の
命令(ADDRESS OUT TO DRAM)がS
PICにおけるデータRAM7から適正なDRAMアド
レスを検索する。そして、DRAMアドレス指示制御ビ
ットが制御ライン30を介してDRAMコントローラ6
0に供給される。
【0149】この点で、DRAMアドレスは、もし知ら
れていれば、データRAMセクション7に対する(図示
されていない)接続によって、制御プロセッサ26から
直接に書かれていてもよく、更にあり得るのは、DRA
Mアドレスが前の処理動作の結果、データRAMセクシ
ョン7において発生され蓄積される。)
【0150】図11の簡略化された図面には示されてい
ないが、この例においては、データ出力レジスタ及びマ
ルチプレクサ 51への入力は32ビット幅で、アドレ
スレジスタ及びマルチプレクサ 52は20ビット幅で
ある。DRAMデータ及びアドレス入力はそれぞれ8及
び10ビット幅である。
【0151】DRAMデータ出力に続くDRAMアドレ
スのSPIC1による出力は、マイクロシーケンスをト
リガーし、DRAMコントローラ60がアドレスレジス
タ及びマルチプレクサ 52を制御して2つの連続する
10ビットバイトのアドレス(行アドレス及び列アドレ
ス)を出力しデータ出力レジスタ及びマルチプレクサ5
1を制御して4つの連続する8ビットバイトのデータを
出力する。
【0152】このアドレス及びデータは、トリステート
・バッファ54及び53を介して、DRAM50のアド
レス及びデータ・ポートA,Dに供給され、RAS,C
AS,WE信号は、コントローラ60で発生され、トリ
ステート・バッファ57,59を介してDRAMの対応
する入力に供給される。
【0153】4つの連続する8ビットバイトのデータ
は、DRAMの連続するアドレスに書き込まれる。この
プロセスの間に、適正なバッファ53,54及び57〜
59を駆動した後、DRAMコントローラ60はこれら
のバッファを消勢するか、トリステートにする(即ち、
バッファはそれらの第3の状態にセットされる:オープ
ン回路)。
【0154】同様にして、DRAM I/Oにおける出
力バッファ及びSPIC2の制御回路は、このプロセス
の間にトリステイトにされるので、SPIC2によるD
RAMアクセスはロックアウトされる。
【0155】DRAM回路の動作は、SPICの連続し
た処理動作を独立して進め、そのタイミングはDRAM
アドレスがチックnにおいてSPICによって出力され
れば、データの第4のバイトがチックn+13において
DRAMに書き込まれる。
【0156】次に、SPIC1によるDRAM読み取り
アクセスについて考えてみよう。第1の命令は、アドレ
スレジスタ及びマルチプレクサ 52にDRAMアドレ
スを出力し、制御ライン30によって、DRAMアドレ
ス出力を表す制御データがDRAMコントローラ60に
供給される。
【0157】このアドレス出力に先行するDRAMデー
タ出力がないので、これは、DRAM読み取りアクセス
が遂行されるべきであることを示している。コントロー
ラ60はマイクロシーケンスを示し、そこでは10ビッ
トバイトのアドレスデータ(行及び列アドレス)が、ア
ドレスレジスタ及びマルチプレクサ 52によって、ト
リステート・バッファ54を介して、DRAMのアドレ
スポートAに出力され、RAS,CAS及びWEが、バ
ッファ57〜59を介して、DRAMに供給され、それ
によって4つの連続する8ビットバイトのデータが、入
力バッファ55を介して、データ入力レジスタ及びマル
チプレクサ 56に供給される。
【0158】このプロセスの間に、バッファ53はトリ
ステートにされるので、SPIC1からのデータ出力パ
スはDRAMデータ部分から切り離される。同様にし
て、SPIC2に対する同等のバッファ53,54及び
57〜59はこのプロセスの間にトリステートにされ
る。
【0159】上記のようにして読み取りアドレスを制御
した後、バッファ54及び57〜59は、これらの出力
を消勢するために、DRAMコントローラ60によって
再びトリステートされる。
【0160】かくして、読み取りアクセスのためのSP
IC1における第1命令は、データ入力レジスタ及びマ
ルチプレクサ 56に供給される32ビットのデータと
なる。DRAMから入力データに対するSPIC1の後
続の命令は、データ入力レジスタ及びマルチプレクサ
56による32ビットデータ出力の全てを受信し、(D
RAMからの入力を示す制御ライン30上の制御データ
によってトリガーされるシーケンス・コントローラ60
の制御の下で)、そのデータをSPICの内部データR
AM7に書き込む。
【0161】ここで、タイミングは、もしDRAM読み
取りアドレスがチックnにおいて出力されると、チック
n+14において、データ入力レジスタ及びマルチプレ
クサ56の出力でこのデータが使えるようになっている
ので、対応するDRAMデータ入力命令は、チックn+
9前になってはいけない。
【0162】SPIC2によるDRAMアクセスは、上
記手法と全体的に同等である。どちらかのSPICによ
るDRAMアクセスは重複してはならないことは解るで
あろう。上記から明らかなとおり、DRAMを実際に制
御するのはDRAMアドレス・アクセスである。
【0163】チックnにおける1つのSPICによるど
んなDRAMアドレスアクセスも、どちらかのSPIC
による次の(読み取り、又は書き込み)DRAMアドレ
スアクセスがチックn+12の前であってはならないこ
とを意味する。
【0164】かくして、12チックにつき、どれかのS
PICによりDRAMに1アクセスをすることができ
る。DRAMアクセス間の重複は、プログラミング上の
少なくとも12チックによってDRAMアクセス命令を
分けることによって防がれる。
【0165】上記により注目したとおり、SPIC1及
び2はDRAMにおける相反するアドレス空間を使わな
いようにプログラムされており、DRAMが共用されて
いても、1つのDRAMアクセスが他のSPICによっ
て遂行されている間は、1つのSPICにたいする接続
はトリステートにされている。
【0166】(勿論望みとあらば、DRAM50は2以
上のSPICによって共有されてもよい)。かくして、
特に簡単で効率的な装置が与えられ、それによって、単
一DRAMを備えながら、実質的な付加的蓄積容量が各
SPICに対して使える。更に、このDRAM回路は、
全体的に自己内蔵であり、内部処理、及び両SPICに
おけるH及びVバスI/Oが、正規動作として、どんな
DRAMアクセスとも平行して、続けることができるよ
うにする。
【0167】本発明の好ましい実施形態について上に述
べたが、本発明の範囲を離れない範囲でこれらの実施形
態に対して、多くの改変をなすことができることを評価
すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル・オーディオ・データ処理システム
のブロック図である。
【図2】並列処理アレイのブロック図である。
【図3】SPICの一般構造を示すブロック図である。
【図4】(a)従来の装置による図3のSPICに対す
る命令語のフォーマットを示す線図、及び(b)本発明
の好ましい実施形態における命令語のフォーマットを示
す線図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるデータバスを共有
するSPIC間のデータ転送のプロセスを示す図表であ
る。
【図6】図7のデータ転送システムを実施するための図
3のSPICの構造の一部を示すブロック図である。
【図7】本発明の好ましい実施形態におけるデータバス
を共有しないSPIC間でのデータ転送のプロセスを示
す図表である。
【図8】本発明の好ましい実施形態における出力及び入
力遅延機能を示す図表である。
【図9】図8の遅延機能を実施するための図3のSPI
Cの構造の関係部分を示すブロック図である。
【図10】図8の遅延機能を実施するための図3のSP
ICの構造の関係部分を示すブロック図である。
【図11】本発明の好ましい実施形態における、図3の
SPICの外部DRAMとの接続を示すブロック図であ
る。
【図12】図3の一部を更に詳しく示したブロック図で
ある。
【符号の説明】
5 プログラムRAM 6 アドレス計算器 7 データRAM 8 パリティ発生器 9 マルチプレクサ 11 マルチプライア(乗算器) 13 演算ユニット 16H,16V 入出力手段 23 係数内挿器 25 パリティチェック・ユニット 26 プロセッサ 27 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター チャールズ イースティ イギリス国 オックスフォード,フェアア クレス ロード 18 (72)発明者 コンラッド チャールズ クック イギリス国 ウィトニィ,オックスフォー ド ヒル2

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期して動作するように配列された、デ
    ータ・プロセッサのアレイ、及び複数のデータバスを備
    えた並列処理装置であって、 各データプロセッサが当該プロセッサと夫々のデータバ
    スの間のデータの転送のための第1及び第2のI/O手
    段を有し、 複数のプロセッサがデータバスの各々に接続されてお
    り、各プロセッサが、前記I/O手段を介して、異なっ
    た対のデータバスに接続されており、 各プロセッサが、その第1及び第2のI/O手段を、そ
    こに接続されたバスの間のデータ転送を行うために、相
    互接続するための選択的に動作可能なルート指定手段を
    含むデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、各プロ
    セッサがそのプロセッサのプログラムメモリに蓄積され
    た一連の命令を遂行するために配列されており、前記命
    令が、前記ルート指定手段の動作を制御するためのルー
    ト指定制御ビットを含むデータ処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、各命令
    は2つのルート指定制御ビットを含み、各ビットは、そ
    のプロセッサに接続されたデータバス対のそれぞれ1つ
    から、その対の他のデータバスへのデータの選択的転送
    を制御するデータ処理システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項の何れか1つに記載の装置に
    おいて、ルート指定手段が、第1および第2マルチプレ
    クサを備え、各々がデータバス対のそれぞれ1つから、
    その対の他のデータバスにデータの選択的転送を行うた
    めに配列されているデータ処理システム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の装置において、各マル
    チプレクサが前記ルート指定制御ビットによって制御さ
    れるデータ処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の装置にお
    いて、第1及び第2のI/O手段が各々入力データ路及
    び出力データ路を備え、第1及び第2マルチプレクサの
    各々が、1つのI/O手段の入力路と他のI/O手段の
    出力路を相互接続するように選択的に配列されているデ
    ータ処理システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の装置において、各デー
    タ入力路にはデータ入力レジスタが接続されており、各
    マルチプレクサは1つのI/O手段のデータ入力レジス
    タの出力と他のI/O手段の出力路を相互接続するよう
    に配列されているデータ処理システム。
  8. 【請求項8】 前記請求項の何れか1つに記載の並列処
    理装置を含むディジタル・オーディオ信号処理装置。
  9. 【請求項9】 添付図面の図1〜3、4、5〜7及び1
    2を参照して、ここに説明したのと実質的に同じ並列処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記何れか1つの請求項に記載の装置
    の第1及び第2データプロセッサであって、共通のデー
    タバスに接続されていないデータプロセッサの間でデー
    タ通信を行う方法であって、 第1プロセッサによって、そこに接続された前記第1デ
    ータバスにデータを出力すること、 データを第1データバスから第2データバスに転送する
    ために、第1データバス、及び前記第2プロセッサが接
    続されている第2データバスにも接続されている第3の
    プロセッサのルート指定手段を制御すること、および第
    2プロセッサによって、第2データバスからデータを入
    力されること、を含むデータ通信方法。
  11. 【請求項11】 添付図面を参照してここに説明したの
    と実質的に同じ、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 1つのクロック信号に従って同期して
    動作するように配列されたデータプロセッサのアレイを
    備えた並列処理装置であって、各プロセッサが該プロセ
    ッサのプログラムメモリに蓄積された一連の命令に従っ
    て一連の動作を遂行するように配列されており、各プロ
    セッサが上記命令に続いてそのデータをバスに出力し、
    そのバスが空きになった時、クロック信号が1サイクル
    たつまでI/O手段に供給されるデータを遅延する、選
    択的に動作する出力遅延手段を備えた並列処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の装置において、各
    プロセッサがそのプロセッサを夫々のデータバスに接続
    する第1及び第2データI/O手段を有し、複数のプロ
    セッサがデータバスの各々に接続されており、各プロセ
    ッサがデータI/O手段を介して、異なった対のデータ
    バスに接続され、各データI/O手段が、I/O手段に
    供給されるデータを関連するバスが空きになった時、ク
    ロック信号の1サイクルが経過するまで、そのI/O手
    段に供給されるデータを遅延させる、関連する選択的に
    動作する出力遅延手段を有する並列処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項12または請求項13に記載の
    装置において、前記I/O手段が、バスに出力するデー
    タに対する出力レジスタを備え、前記出力遅延手段が、
    クロック信号の1サイクルの間に、レジスタ出力をレジ
    スタ入力にフィードバックするように選択的に動作する
    手段を備えた並列処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の装置において、出
    力遅延手段が、レジスタ出力をレジスタ入力に選択的に
    供給するマルチプレクサを備えた並列処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項12〜15の何れか1つに記載
    の装置において、前記命令が、出力遅延手段の制御動作
    のために、出力遅延制御ビットを含む並列処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の装置において、前
    記命令の各々が、プロセッサのその又は各データI/O
    手段に対する単一出力遅延制御ビットを含む並列処理装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の装置において、ク
    ロック信号の相次ぐサイクルにおいて命令が実行され、
    I/O手段に供給されるデータが、与えられたクロック
    サイクルだけ遅延された時、対応する数の一連の命令の
    関連する出力遅延制御ビットが、そのデータを出力する
    命令から始めて、遅延をもたらすようにセットされてい
    る並列処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項12〜18の何れか1つに記載
    の装置において、前記プロセッサの各データI/O手段
    が、出力ドライバを含み、該I/O手段に接続されたバ
    スにデータを出力する前記各命令が、出力ドライバを付
    勢して、バスにデータを供給する出力イネーブルビット
    を含み、出力遅延手段は、もしその命令の関連する出力
    遅延制御ビットがセットされていれば、その命令の出力
    イネーブルビットによって出力ドライバの付勢を妨げる
    ように配列された並列処理装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の装置において、出
    力遅延手段が、出力ドライバを付勢して、出力遅延手段
    によるそのデータの遅延に続き、バスにデータを出力で
    きるように配列された、並列処理装置。
  21. 【請求項21】 添付図面の1〜3、4、8、9及び1
    2を参照して此処に実質的に説明された並列処理装置。
  22. 【請求項22】 請求項12〜21の何れか1つに請求
    された装置を使って実行されるデータ処理方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の方法において、添
    付図面を参照して此処に説明したのと実質的に同じ方
    法。
  24. 【請求項24】 クロック信号に同期して動作するよう
    に配列された1アレイのデータプロセッサを含む並列処
    理装置であって、各処理が、複数の前記プロセッサが接
    続される少なくとも1つのデータバスにプロセッサを接
    続するデータI/O手段を有し、各プロセッサがそのプ
    ロセッサのプログラムメモリに蓄積された一連の命令に
    従って、一連の動作を遂行するように配列され、各プロ
    セッサは、バスによってI/O手段に供給されるデータ
    を、そのデータの入力が前記命令によって有効になるま
    で遅延する選択的に動作する入力遅延手段を含む、並列
    処理装置。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の装置において、各
    プロセッサが、そのプロセッサを夫々のデータバスに接
    続する第1及び第2データI/O手段を有し、複数のプ
    ロセッサがデータバスの各々に接続されており、各プロ
    セッサはデータI/O手段を介して、異なった対のデー
    タバスに接続されており、各データI/O手段が該I/
    O手段に供給されるデータを、そのデータの入力が前記
    命令によって有効にされるまで遅延する、関連する選択
    的に動作する入力遅延手段を有する、並列処理装置。
  26. 【請求項26】 請求項24又は25に記載の装置にお
    いて、データI/O手段が、バスから受信したデータに
    対する入力レジスタを備え、該入力遅延手段が前記クロ
    ック信号の1サイクルの間に、レジスタ出力をレジスタ
    入力にフィードバックする選択的に動作する手段を備え
    た、並列処理装置。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の装置において、入
    力遅延手段がレジスタ出力をレジスタ入力に選択的に供
    給するように配列されたマルチプレクサを備えた、並列
    処理装置。
  28. 【請求項28】 請求項24〜27の何れか1つに記載
    の装置において、前記命令が入力遅延手段の動作を制御
    するための入力遅延制御ビットを含む、並列処理装置。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の装置において、各
    前記命令がプロセッサのその又は各I/O手段に対する
    単一入力遅延制御ビットを含む、並列処理装置。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の装置において、命
    令がクロック信号の相次ぐサイクルにおいて実行され、
    I/O手段によってバスから受信したデータが与えられ
    た数のクロックサイクルによって遅延されるべき時、そ
    のデータを入力する命令の直前の対応する数の相次ぐ命
    令の関連する入力遅延制御ビットが、その遅延を有効に
    するためにセットされる、並列処理装置。
  31. 【請求項31】 添付図面の1〜3、4、8、10及び
    12を参照して此処に説明したのと実質的に同じ並列処
    理装置。
  32. 【請求項32】 請求項24〜31の何れか1つに請求
    された装置を使って実施されるデータ処理方法。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載の方法において、該
    方法が添付図面を参照して此処に説明したのと実質的に
    同じ、データ処理方法。
  34. 【請求項34】 請求項1〜9、12〜21、及び24
    〜31の何れか1つに記載の装置において、複数のプロ
    セッサがアドレスポート、データポート、及び制御入力
    を有する外部メモリを共有し、メモリを共有する各プロ
    セッサが、メモリのデータ及びアドレスポートと、メモ
    リの制御入力に接続された制御出力を有し、該プロセッ
    サによってメモリのアクセスを制御するための、メモリ
    コントローラに接続されたデータ及びアドレス出力を有
    し、各プロセッサのメモリコントローラが、そのプロセ
    ッサによるメモリアクセスの間にその動作の後に、デー
    タ、アドレス、及びメモリに対する制御出力を消勢する
    ように配列されている、並列処理装置。
  35. 【請求項35】 請求項34に記載の装置において、夫
    々のトリステート・バッファは、メモリコントローラの
    制御の下に出力を消勢するために外部メモリに接続され
    た各プロセッサのデータ、アドレス、及び制御出力に接
    続されている、並列処理装置。
  36. 【請求項36】 請求項12〜21、24〜31、3
    4、35の何れか1つに記載の装置を備えたディジタル
    ・オーディオ信号処理装置。
JP7243260A 1994-09-21 1995-09-21 データ処理システム Pending JPH08110893A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9419041A GB2293468B (en) 1994-09-21 1994-09-21 Data processing systems
GB9419041:0 1994-09-21

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08110893A true JPH08110893A (ja) 1996-04-30

Family

ID=10761693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7243260A Pending JPH08110893A (ja) 1994-09-21 1995-09-21 データ処理システム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5802385A (ja)
EP (1) EP0703682B1 (ja)
JP (1) JPH08110893A (ja)
KR (1) KR100435349B1 (ja)
DE (1) DE69532152T2 (ja)
GB (1) GB2293468B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2299422B (en) * 1995-03-30 2000-01-12 Sony Uk Ltd Object code allocation in multiple processor systems
US5917934A (en) * 1996-03-15 1999-06-29 Sony Corporation Automated visual inspection apparatus for detecting defects and for measuring defect size
GB9626233D0 (en) 1996-12-18 1997-02-05 Chawla Brinda P S Medicament packaging and deliveery device
DE19708755A1 (de) * 1997-03-04 1998-09-17 Michael Tasler Flexible Schnittstelle
US6122719A (en) * 1997-10-31 2000-09-19 Silicon Spice Method and apparatus for retiming in a network of multiple context processing elements
US6754207B1 (en) * 1998-01-20 2004-06-22 Interactic Holdings, Llc Multiple-path wormhole interconnect
US6061655A (en) * 1998-06-26 2000-05-09 Lsi Logic Corporation Method and apparatus for dual output interface control of audio decoder
JP2000075898A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Marantz Japan Inc 固体録音装置
GB2397668B (en) * 2003-01-27 2005-12-07 Picochip Designs Ltd Processor array
US7526350B2 (en) * 2003-08-06 2009-04-28 Creative Technology Ltd Method and device to process digital media streams
US20060031622A1 (en) * 2004-06-07 2006-02-09 Jardine Robert L Software transparent expansion of the number of fabrics coupling multiple processsing nodes of a computer system
US8279886B2 (en) 2004-12-30 2012-10-02 Intel Corporation Dataport and methods thereof
US10203960B2 (en) * 2014-02-20 2019-02-12 Tsinghua University Reconfigurable processor and conditional execution method for the same
GB2580165B (en) * 2018-12-21 2021-02-24 Graphcore Ltd Data exchange in a computer with predetermined delay

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3984819A (en) * 1974-06-03 1976-10-05 Honeywell Inc. Data processing interconnection techniques
FR2552958A1 (fr) * 1983-10-03 1985-04-05 Moulin Andre Console numerique de traitements de signaux
GB2223867A (en) * 1988-09-09 1990-04-18 Univ City Multiprocessor data processing system
DE68926783T2 (de) * 1988-10-07 1996-11-28 Martin Marietta Corp Paralleler datenprozessor
SE9002558D0 (sv) * 1990-08-02 1990-08-02 Carlstedt Elektronik Ab Processor
GB2251320A (en) * 1990-12-20 1992-07-01 Motorola Ltd Parallel processor
US5408646A (en) * 1991-03-29 1995-04-18 International Business Machines Corp. Multipath torus switching apparatus
US5442797A (en) * 1991-12-04 1995-08-15 Casavant; Thomas L. Latency tolerant risc-based multiple processor with event driven locality managers resulting from variable tagging
US5838894A (en) * 1992-12-17 1998-11-17 Tandem Computers Incorporated Logical, fail-functional, dual central processor units formed from three processor units

Also Published As

Publication number Publication date
GB2293468B (en) 1999-09-29
EP0703682A2 (en) 1996-03-27
GB9419041D0 (en) 1994-11-09
US5802385A (en) 1998-09-01
DE69532152T2 (de) 2004-08-26
KR960011743A (ko) 1996-04-20
KR100435349B1 (ko) 2004-09-13
EP0703682A3 (en) 1998-07-01
EP0703682B1 (en) 2003-11-19
GB2293468A (en) 1996-03-27
DE69532152D1 (de) 2003-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08110893A (ja) データ処理システム
JPH11212786A (ja) レジスタベースデータ処理のためのデータパスおよび方法
JPH08235130A (ja) 並列プロセッサ
JP3237858B2 (ja) 演算装置
US5898878A (en) Data processing system having capability to interpolate processing coefficients
JPH05134973A (ja) データ転送装置
US20030028702A1 (en) Data reordering mechanism for data transfer in computer systems
JP2001117858A (ja) データ処理装置
JPH07200452A (ja) データ転送装置
US5765219A (en) Apparatus and method for incrementally accessing a system memory
JPS60262253A (ja) メモリデ−タ処理回路
US5652907A (en) High speed mask and logical combination operations for parallel processor units
JP2514473B2 (ja) 並列処理装置
JPS61109174A (ja) 画像処理装置
US4357679A (en) Arrangement for branching an information flow
JP3323526B2 (ja) ディジタル信号プロセッサ
GB2298296A (en) Addressing memory locations
JPH02217038A (ja) 結合回路網
JPS62182857A (ja) 入出力制御装置
JPH10312356A (ja) データ転送装置
JPS62123526A (ja) デイジタル信号プロセツサ用中央処理装置
GB2203574A (en) Parallel processor arrays
JP3078594B2 (ja) 画像記憶装置
JPS63223852A (ja) 情報処理装置
JPS63198144A (ja) マルチポ−トメモリにおけるダイレクトメモリアクセス制御方式