JPH0810985Y2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0810985Y2
JPH0810985Y2 JP14932989U JP14932989U JPH0810985Y2 JP H0810985 Y2 JPH0810985 Y2 JP H0810985Y2 JP 14932989 U JP14932989 U JP 14932989U JP 14932989 U JP14932989 U JP 14932989U JP H0810985 Y2 JPH0810985 Y2 JP H0810985Y2
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JP14932989U
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宗一 佐藤
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、相手先のクラスに応じて情報を選択的に送
信できる同報機能を有するファクシミリ装置に関する。
[従来の技術] ファクシミリ装置は、会社を始め家庭など広い範囲で
普及しており、書類などの文書の受け渡しに利用されて
いる。
ところで、支店や工場を多く持つ会社などでは、例え
ば本社からそれぞれの支店や工場に同一種類の文書を送
りたい場合、それぞれの相手先を指定するのみで、各相
手先に順番に文書を送信することができる同報機能を有
するファクシミリ装置が用いられている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このような同報通信機能を有するものは、
複数の相手先が指定されると文書の全てを、それぞれの
相手先に送信するようになるので、例えば、同一文書で
あっても支店サイドで必要で、工場サイドで必要でない
もの、逆に工場サイドで必要で、支店サイドで必要でな
いものが混在するような場合も、文書の全てをそれぞれ
の相手先に送信してしまうため、送信時間に無駄を生じ
るだけでなく、必要としない文書を受信する側では用紙
の無駄遣いともなり、経済的にみて好ましくなかった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、相手先
のランクに応じて原稿を選択的に送信でき、送信時間や
受信側の用紙の無駄を省くことができる同報機能を有す
るファクシミリ装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、相手先と該相手先ランクを組にしたものを
複数組記憶した第1の記憶手段と、送信原稿に記載され
た原稿ランクを各頁毎に判別する原稿ランク判別手段
と、上記各頁毎の原稿ランクと原稿の各頁ごとの画像デ
ータを記憶する第2の記憶手段を有し、第1の記憶手段
より相手先を順に呼び出し該相手先のランクと第2の記
憶手段に記憶された原稿ランクを各頁毎に比較して送信
の可否を判断し、この判断手段で送信可と判断された原
稿頁の画像情報のみを該当する相手先に送信するように
なっている。
[作用] この結果、同報機能により順に呼び出される相手先に
対して、必要な原稿の画像情報のみを選択して送信する
ことができるようになり、不要データの送信にともなう
送信時間とコストの無駄を省くことができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面にしたがい説明する。
第1図は、同実施例の回路構成を示すものである。図
において、1はキー入力部で、このキー入力部1は、ダ
イヤルキー、送信キー、文書指定キーなどを有してお
り、詳細は後述するカテゴリー指定を行うようにしてい
る。そして、このキー入力部1の出力は、CPU2に送られ
る。このCPU2には、表示部3を接続し、また、データバ
ス4を介してNCU(網制御装置)5、モデム6、圧伸部
7、プログラムメモリ8、スキャナ部9、マーク判別部
10、データメモリ11、電話番号メモリ12を接続してい
る。ここで、NCU5、モデム6、圧伸部7、プログラムメ
モリ8、スキャナ部9は、通常のファクシミリを構成す
る機能ブロックなので、ここでの説明は省略する。
マーク判別部10は、送信原稿の送信ランクを示すマー
クを判別するものである。この場合、送信原稿として、
例えば、第2図に示すように所定位置に印刷されたA、
B、Cのマークの1つを黒で塗り潰すことにより重要度
に応じた送信ランクを表すようにしたものを使用し、こ
のような送信原稿のマーク状態をマーク判別部10で判別
するようになる。データメモリ11は、第3図に示すよう
に送信原稿に関する管理データ記憶部111と画像データ
記憶部112からなり、このうち管理データ記憶部111は、
送信原稿の各頁毎のマーク判別結果を記憶する記憶領域
111a、画データ記憶部112でのスタートアドレスとエン
ドアドレスを記憶するアドレス記憶領域111b、111cを有
し、画像データ記憶部112は、原稿の各頁毎に符号化さ
れた画像データを記憶するデータ記憶部112a、112b、…
を有している。そして、電話番号メモリ12は、第4図に
示すように支社、工場、営業所などの相手先を記憶する
送信先記憶部121、これら相手先の電話番号を記憶する
電話番号記憶部122、例えば営業系に属するカテゴリ
1、技術系に属するカテゴリ2についてそれぞれ予め付
与される相手先毎のランクA、B、Cを記憶するランク
記憶部123および相手先毎に送信指定のフラグを記憶す
るフラグ記憶部124を有している。
次に、以上のように構成した実施例の動作を説明す
る。
いま、同報送信モードが指定されると、第5図に示す
フローチャートが実行される。まず、ステップA1で、キ
ー入力部1により送信分類、つまりカテゴリを指定す
る。、この場合、文書が開発計画書などの技術系に属す
る場合は、カテゴリ2を指定するようになる。次いで、
ステップA2において、送信原稿をセットする。この場
合、送信原稿は、各頁毎に重要度に応じたA、B、Cの
マークが黒で塗り潰されている。さらに、ステップA3に
おいて、相手先を指定する。この場合、電話番号メモリ
12の相手先記憶部121より相手先を順に表示部3に読み
出し、キー入力部1でのキー操作により指定すると、電
話番号メモリ12のフラグ記憶部124にフラグ「1」が書
き込まれる。ここでは、札幌支社、東北工場、仙台営業
所の各相手先に対してフラグ「1」が書き込まれている
ものとする。
この状態から、キー入力部1より送信指令を入力する
と、ステップA4に進み、送信原稿は、スキャナ部9によ
り読取られ、同時に、送信原稿のマークがマーク判別部
10で判別され、ステップA4でデータメモリ11に記憶され
る。この場合、データメモリ11は、第3図に示すように
画像データ記憶部112のデータ記憶部112a、112b、…に
各頁毎に圧伸部7により符号化された画像データが記憶
され、また、管理データ記憶部111の記憶領域111aに各
頁毎のマーク判別結果、アドレス記憶領域111b、111cに
各画像画データ記憶部112のスタートアドレスとエンド
アドレスが記憶される。この場合、記憶領域111aには、
原稿の第1頁目のマーク判別結果としてランクA、第2
頁目のマーク判別結果としてランクBが記憶されたもの
とする。
この状態で、ステップA6に進み、最初の相手先、ここ
ではサッポロ支社の電話番号が読み出され、ステップA7
で接続処理が実行される。この場合の接続処理は、相手
先電話番号をDTMF信号で出力するとともに、伝送規格に
沿った所定の制御手順が実行される。
相手ファクシミリと接続されると、ステップA8に進
む。ステップA8では、データメモリ11の管理データ記憶
部111より原稿の第1頁目に関するデータが読み出さ
れ、ステップA9で相手先のランクと原稿の第1頁目のマ
ーク判別結果のランクよりデータ送信の可否がCPU2によ
り判断される。この送信の可否は、第6図に示す判定表
の関係から判断される。この場合、相手先「札幌支社」
は、カテゴリ2の下ではランクBで、原稿の1頁目のラ
ンクはAになっているので、相手先がランクBで原稿が
ランクAの関係からデータ送信が否定される。これによ
り、ステップA9でNOと判断され、ステップA10に進み、
次のデータがあるかが判断される。この場合、次データ
があり、YESになるので、ステップA8に戻り、今度は、
データメモリ11の管理データ記憶部111より原稿の第2
頁目に関するデータが読み出され、ステップA9で相手先
のランクと原稿の第2頁目のマーク判別結果のランクよ
りデータ送信の適否が判断される。すると、今度は、相
手先「札幌支社」は、カテゴリ2の下ではランクBで、
原稿の1頁目のランクはAになっているので、第6図に
示す判定表から、相手先がランクBで原稿がランクBの
関係からデータ送信が許可される。これにより、ステッ
プA9でYESと判断され、ステップA11に進み、原稿の第2
頁目の符号化された画像データが画像データ記憶部112
のデータ記憶部112bより読み出され、モデム6、NCU5を
介して相手先に送信される。
以下、同様な動作がデータの頁毎に繰り返して行わ
れ、ステップA10で次データなしと判断され、NOになる
と、ステップA12に進み、次の相手先があるかが判断さ
れる。この場合、次の相手先があり、YESになるので、
ステップA6に戻り、今度は、次相手先として東北工場に
ついて上述と同様な動作が繰り返して行われる。この場
合、相手先「東北工場」については、カテゴリ2の下で
はランクAなので、原稿は、第1頁および第2頁ともに
送信されるようになる。また、次の相手先「仙台営業
所」については、カテゴリ2の下ではランクCなので、
原稿の第1頁および第2頁ともに送信されることはな
い。
なお、上述では、技術系に属するカテゴリ2を指定し
た場合を述べたが、営業系に属するカテゴリ1を指定し
た場合は、各相手先のランクが第4図の電話番号メモリ
12のランク記憶部123に示すように変更になるだけで、
その他は上述したと同様にできる。また、カテゴリー
は、営業系、技術系に限らず、任意の分類を設定できる
ことは、言うまでもない。
したがって、このようにすれば原稿の内容に応じて、
例えば技術系に属するカテゴリあるいは営業系に属する
カテゴリを指定することにより、同報機能により順次呼
び出される相手先に対して、例え、同一文書であっても
必要な原稿頁のみを送信することができるようになるの
で、従来の同報機能を有するもののように、複数の相手
先が指定されると文書の全てを、それぞれの相手先に送
信するものに比べ、データ送信時間の無駄を省くことが
できるとともに、必要としない文書を受信する側にとっ
ての用紙の無駄遣いも防止できるようになり、経済的に
みて好ましい結果が得られる。
[考案の効果] 本考案によれば、相手先と該相手先ランクを組にした
ものを複数組記憶した第1の記憶手段と、送信原稿に記
載された原稿ランクを各頁毎に判別する原稿ランク判別
手段と、上記各頁毎の原稿ランクと原稿の各頁ごとの画
像データを記憶する第2の記憶手段を有し、第1の記憶
手段より相手先を順に呼び出し該相手先のランクと第2
の記憶手段に記憶された原稿ランクを各頁毎に比較して
送信の可否を判断し、この判断手段で送信可と判断され
た原稿頁の画像情報のみを該当する相手先に送信するよ
うにしたので、同報機能により順次呼び出される相手先
に対し、必要な原稿の画像情報のみを選択して送信でき
るようになり、不要データの送信にともなう送信時間の
無駄を始め、受信側の用紙の無駄を防止することがで
き、経済的にみて有利にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の回路構成を示すブロック
図、第2図は、同実施例に用いられるマーク判断部を説
明するための図、第3図は、同実施例に用いられるデー
タメモリを示す構成図、第4図は、同実施例に用いられ
る電話番号メモリを示す構成図、第5図は、同実施例の
の動作を説明するためのフローチャート、第6図は、同
実施例に用いられる判定表を示す図である。 1……キー入力部、2……CPU、3……表示部、9……
スキャナ部、10……マーク判別部、11……データメモ
リ、111……管理データ記憶部、112……画像データ記憶
部、12……電話番号メモリ、121……送信先記憶部、122
……電話番号記憶部、123……ランク記憶部、124……フ
ラグ記憶部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相手先と該相手先ランクを組にしたものを
    複数組記憶した第1の記憶手段と、送信原稿に記載され
    た原稿ランクを各頁毎に判別する原稿ランク判別手段
    と、上記各頁毎の原稿ランクと原稿の各頁ごとの画像デ
    ータを記憶する第2の記憶手段と、上記第1の記憶手段
    より相手先を順に呼び出すとともに該相手先のランクと
    上記第2の記憶手段に記憶された原稿ランクを各頁毎に
    比較し送信の可否を判断する判断手段と、この判断手段
    で送信可と判断された原稿頁の画像情報を該当する相手
    先に送信する送信手段とを具備したことを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
JP14932989U 1989-12-27 1989-12-27 ファクシミリ装置 Expired - Lifetime JPH0810985Y2 (ja)

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JP14932989U JPH0810985Y2 (ja) 1989-12-27 1989-12-27 ファクシミリ装置

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JPH0390168U JPH0390168U (ja) 1991-09-13
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