JPH08109841A - エンジンリターダーブレーキシステムのソレノイドバルブ - Google Patents

エンジンリターダーブレーキシステムのソレノイドバルブ

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JPH08109841A
JPH08109841A JP7178365A JP17836595A JPH08109841A JP H08109841 A JPH08109841 A JP H08109841A JP 7178365 A JP7178365 A JP 7178365A JP 17836595 A JP17836595 A JP 17836595A JP H08109841 A JPH08109841 A JP H08109841A
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valve
fluid
fluid inlet
solenoid
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Application number
JP7178365A
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English (en)
Inventor
Steven W Reedy
スティーブン・ダブリュー・リーディー
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Cummins Inc
Original Assignee
Cummins Engine Co Inc
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Publication date
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/06Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for braking
    • F01L13/065Compression release engine retarders of the "Jacobs Manufacturing" type

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内燃機関のリターダーブレーキシステムに関
し、機能的に優れ、かつ寸法的、小型化した装置を提供
する。 【解決手段】 ブレーキシステム10はソレノイド36
とソレノイドバルブ20を有し、バルブ本体43は、上
方チェックバルブピン40と、下方チェックバルブピン
41と、バイアススプリング42と、を備える。又ブレ
ーキシステムは、マスターピストン22及びマスターシ
リンダー21とスレーブピストン24及びスレーブシリ
ンダー23とを有する。ハウジングは、流体入口47と
流体出口48と、アクセスポートと、を有する。下方チ
ェックバルブピンは高圧力回路内の流体及びバイアスス
プリングに接触している。圧力差によりオイルを高圧力
回路内へ導入する。上方チェックバルブピン及び下方チ
ェックバルブピンが流体を封止した時、マスターピスト
ンが上方へ移動し、スレーブピストンが下方移動をし、
エグゾーストバルブ31,32を開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概括的にはコンプ
レッションレリーズタイプ(圧縮開放形式)のエンジン
ブレーキリターダーに関する。より詳細には本発明はソ
レノイドとコントロールバルブ(制御弁)機能とを単一
の要素に組み込んでいる改良された流体回路ソレノイド
バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】コンプレッションレリーズタイプのエン
ジンブレーキリターダーは、よく知られているものと思
われる。これらの装置はエンジンブレーキ又はエンジン
リターダーとして言及されているが、それらの名称にも
拘わらず、作動原理は基本的には同一である。一般に、
かかるエンジンリターダーは、コンプレッションストロ
ーク(圧縮工程)の終了付近において内燃エンジンシリ
ンダーのエグゾーストバルブを開放するスレーブピスト
ンの運動を制御するために設計されている。そのため、
インテークエアの圧縮においてなされる仕事はエクスパ
ンションストローク(膨張工程)の間に回収されず、む
しろエンジンのエグゾースト(及びクーリング)システ
ムを介して消費される。
【0003】エンジンリターダーのある最近の形式が、
インデアナ州コロンバスにあるカミンズエンジン社によ
り提示されたカミンズエンジンCブレーキにより代表さ
れている。このCブレーキは車両の速度を減少するため
使用される非常に効率的なエンジンリターダーである。
その作動原理は、他のエンジンリターダー機構とある点
において類似しているが、コンプレッションストローク
の終了時付近においてエグゾーストバルブを開放する流
体回路を使用している。このCブレーキが起動し車両が
移動すると、エンジンがコンプレッションブレーキ効果
を発生するのである。
【0004】このCブレーキは、各シリンダーに一つづ
つの2つのコントロールバルブ(制御弁)と組み合わせ
ている各対のエンジンシリンダーに一つのソレノイドバ
ルブを有している。これらの要素はロッカー(揺動)ハ
ウジングの頂部に直接搭載されたハウジング内に組み立
てられている。ソレノイドバルブが付勢されると、エン
ジンオイルがロッカーアームペデスタルを介してCブレ
ーキシステムへ入る。エンジンオイルがCブレーキ内へ
流れるので、コントロールバルブが上方へ押し上げられ
る。このコントロールバルブを開放するには最低18p
siが必要である。コントロールバルブの横断孔が高圧
力孔に整合すると、オイルはチェックボールを介してマ
スターピストンさらにスレーブピストン高圧力回路内へ
流れ込む。この導入オイルは圧力を増大し、マスターピ
ストンとスレーブピストンとを下方へ移動させる。
【0005】インジェクタープッシュロッドがその上方
移動を開始すると、インジェクターロッカーアーム調整
ねじがマスターピストンを上方へ押し上げ始める。この
作動はコントロールバルブチェックボールを閉じ。この
ため、オイルは高圧力回路内へ補縛される。インジェク
タープッシュロッドの連続した上昇運動はオイル圧力を
増大し最終的にスレーブピストンを強制的に下方に移動
する。スレーブピストンによる下方へのこの前進移動に
より、エグゾーストバルブのクロスヘッドへ力が付与さ
れ、これらのバルブを開放する。このエグゾーストバル
ブの開放により、圧縮空気が対応するシリンダーから逃
げ出し、こうしてコンプレッションブレーキサイクルが
完了する。このサイクルが完了すると、インジェクター
プッシュロッド及びマスターピストンが下方へ移動し、
高圧力回路内のオイル圧力が正常に戻る。直ちにスレー
ブピストンが上方へ移動し、エグゾーストバルブを閉じ
る。このとき高圧力回路からのある漏れが、ソレノイド
バルブ及びチェックバルブを介してコントロールバルブ
内へ流れるエンジンオイルによって形成される。
【0006】ソレノイドが消勢されるとき、Cブレーキ
内のオイルはエンジンへ戻される。このためCブレーキ
は解放位置へ戻され、マスターピストン及びスレーブピ
ストンはスプリング圧力により引き戻される。その結
果、これらのピストンは移動して正常なエンジン動作か
ら外れた状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このタイプのエンジン
リターダーを備えた現実的な設計の一つに、各シリンダ
ーに一つ用いられている、コントロールスプリングを使
用しているコントロールバルブの使用がある。かかるス
プリングは、時折、信頼性に不安を備えており、コント
ロールバルブスプリングの削除は明らかにかかる不安を
払拭する。別の現実的な設計はコントロールバルブの寸
法及びその必要な移動寸法である。このことはまた要求
されているアッセンブリーハウジングの寸法に影響して
いる。もしこのコントロールバルブ機能が新しいソレノ
イドバルブ設計の一部として組合わされることが出来る
なら、エンジンリターダーの寸法を減少出来る。本発明
はかかる改良された装置を提供する。
【0008】このカミンズエンジンCブレーキの設計は
一つのエンジンリターダー装置を代表しているが、エン
ジンリターダー装置の複雑性を考察したとき考慮に値す
る別の構造の存在がある。コントロールバルブを組み込
んだソレノイドを使用している別の装置の一例が199
1年3月5日付にて発行されたメイストリックの米国特
許第4996957号に開示されている。このメイスト
リックの装置は、オイルを低圧力でソレノイドバルブへ
搬送し次いでそこからコントロールバルブへ搬送する第
1流れネットワークを有している。オイルはまたスレー
ブシリンダー及びマスターシリンダーのチャンバー
(室)を満たしている。リターダー作用の間、マスター
ピストンはプッシュチューブの運動に応答してシリンダ
ー内を上方へ移動して、高圧力を発生し、次いでこの高
圧力がスレーブピストンを下方へ移動するように強制す
る。下方へのこのスレーブピストンの対応する運動はエ
ンジンのコンプレッションストロークの終了付近でエグ
ゾーストバルブを開放する。
【0009】理解されるように、このメイストリック装
置は、高圧力流体回路用の特定のコントロールバルブを
含む多くの要素及び制御系を含んでいる。また、該制御
系及びバルブ等によって処理されねばならない、低圧力
オイル搬送流れ(及び充填流れ)及び高圧力バルブ開口
流れを含む2つの流れが存在している。このような複雑
さのため大きな寸法が要求されさらに要求されたすべて
のハードウエアをシリンダーのエグゾーストバルブの付
近に取り付けるための大きい面積又は空間を必要とされ
ている。
【0010】もし単一のソレノイド要素が、ソレノイド
バルブとコントロールバルブとの機能を一つの部品に組
み合わせるように設計出来るなら、メイストリック特許
において述べれられているような設計上の複雑さに対す
る改良となる。理想的にはこのことはエンジンブレーキ
のパッケージ寸法をより小さくするのである。このよう
な改良の別の利点は、新たに要求されるコントロールバ
ルブ及びソレノイド孔あけ(ドリリング)をもたらすた
めの機械加工の削減である。もし現在使用されているコ
ントロールバルブが、組み合わせのソレノイド設計によ
って不要とされ得るなら、現在必要とされているコント
ロールバルブスプリングもまた削減され得る。これまで
コントロールバルブスプリングが信頼性に関して大きな
問題を提供してきたので、このスプリングの削減は、改
良された信頼性の点でエンジンブレーキへ大きい利益を
もたらす。
【0011】本発明は、ソレノイドとコントロールバル
ブとの機能を単一の要素に組み合わせている新規なかつ
進歩性のあるソレノイドバルブによって改良された前述
のタイプの装置を提供している。このためパッケージ寸
法が小さくなりかつ低圧力流及び高圧力流を共に処理す
る装置が提供されることになる。
【0012】メイストリック特許に開示された事項に加
え、近年種々のソレノイド及びコントロールバルブ装置
が発明されている。下記に掲げる特許はこれまでのソレ
ノイド及びコントロールバルブ装置の代表例であると思
われる。
【0013】 特許番号 特許権者 発行日 2944565 ドール 1960年7月12日 3220392 カミンズ 1965年11月30日 3332405 ハビランド 1967年7月25日 3921666 レイバー 1975年11月25日 4251051 クエンネビーレ 外 1981年2月17日 4460015 バート 外 1984年7月17日 4844119 マルチニック 1989年7月4日 低圧力流又は高圧力流の一方の処理は、上述の一つ又は
それ以上の装置において可能であるが、本発明によって
提供されるような単一のソレノイド要素によって双方を
処理出来るようなものは存在していない。例えば、クエ
ンネビーレ等の特許は、エンジンブレーキへ対する低圧
力オイルを制御するために使用されるソレノイドを開示
している。またメイストリックの装置においては、その
コントロール機能は高圧力回路を目的とするもので低圧
力供給側については何も提供していない。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の一つの実施例ではエンジンリターダーブレーキ
システムの一部としてソレノイドを使用するソレノイド
バルブが開示されている。ソレノイドバルブを起動する
ために使用されるこの協働ソレノイドは、コイルと可動
アーマチュアとを含んでいる。このブレーキ装置は、マ
スターシリンダー内に配置されたマスターピストンと、
スレーブシリンダー内に配置されたスレーブピストン
と、マスターシリンダーをスレーブシリンダーに連結し
ている流れ通路と、を有している高圧力回路を含んでい
る。この装置の他の要素と組み合わされているこのソレ
ノイドバルブは、流体入口と共に配置されているハウジ
ングと、流れ通路へ流れ接続されている流体出口と、ア
ーマチュアアクセスポートと、を含んでいる。さらに、
上方チェックバルブピンがハウジング内へ位置付けてあ
りかつ前記アーマチュアアクセスポートを閉鎖し封止す
るようになっている。ハウジング内にはさらに下方チェ
ックバルブピンが位置付けてあり、この下方チェックバ
ルブピンは上方チェックバルブピンと軸線方向に整合す
るように配置されており、かつ流体入口を閉鎖し封止す
るようになっている。これらの両チェックバルブピン
は、それらのシールされたシール位置と開放位置との間
において移動可能となっている。さらにこのソレノイド
バルブは、ハウジング内に配置されているバイアス(偏
倚)スプリングであって、上下のチェックバルブピンに
関して位置付けられこれらのピンを反対方向に互いに引
き離すようにバイアスするためこれらのピンへ分離スプ
リング力を付与するようなバイアススプリングを含んで
いる。ソレノイドアーマチュアが引き戻されると、上方
チェックバルブピンがアクセスポートを閉鎖し封止する
ようになっていて、流体入口における流体圧力が下方チ
ェックバルブピンを封止係合状態から押す程に大きくな
ると、流体が高圧力回路を満たす。双方のチェックバル
ブピンが封止状態にあると、高圧力回路内に補縛されて
いる流体が、マスターピストンの運動によって作動さ
れ、スレーブピストンの運動が対応するシリンダーエグ
ゾーストバルブの開放を制御する。
【0015】本件発明の一つの目的はエンジンリターダ
ーブレーキ装置の一部としての改良されたソレノイドバ
ルブを提供することである。
【0016】本件発明の関連する目的及び利点は下記の
記載から明白となろう。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の原理についての理解を増
進するため、図面に示した具体例について参照し、かつ
その具体例について記載する。しかしながらこのことは
本発明の範囲を限定するものではなく、また図示した装
置の変形や改良、更には図示した本件発明の原理の更な
る応用等は、本件発明に関する当業者において通常の状
態でなし得るであろうことは理解されよう。
【0018】図1には、本件発明により構成された新規
なソレノイドバルブ20を備えたエンジンリターダーブ
レーキシステム10が示してある。このソレノイドバル
ブ20は単一のユニット内へこれまでのエンジンリター
ダー装置の独立したソレノイド及び制御バルブ機能を組
み込んでいる。図1にその一部を示しているように、こ
のシステムは、マスターシリンダー21とマスターピス
トン22とが適切に組み付けてあり、スレーブシリンダ
ー23とスレーブピストン24とが同様に適切に組み付
けてある。これら2つの組立体は互いにシリンダーとシ
リンダーとがオイル通路25によって接続されている。
枝通路26がオイル通路25とソレノイドバルブ20と
の間を連通するように設けてある。マスターシリンダ
ー、スレーブシリンダー及び通路25、26等は高圧力
回路を構成している。この高圧力回路は、ソレノイドバ
ルブ20を介する、あるオイルエスケープ(逃げ)通路
又はアクセスがブロックされるとき、高圧力ネットワー
クとして実際的に機能することが出来る。通路25、2
6はまたシリンダー21、23を満たすための低圧力オ
イル用の手段も提供している。
【0019】図1には更にマスターピストン22の下方
面に接しているロッカーアーム(揺動腕)調整ねじ30
に組み合わされているインジェクタープッシュロッド2
9の概略が示されている。図1の反対側には、概略的
に、作動がばね34、35との組み合わせによってクロ
スヘッド33により制御されているエグゾーストバルブ
31、32が示されている。
【0020】ソレノイド36はコイル38とアーマチュ
ア39とを含んでいる。またソレノイドバルブ20は上
方チェックバルブピン40と、下方チェックバルブピン
41と、チェックバルブピンバイアススプリング42
と、を含んでいる。これらの2つのチェックバルブピン
40及び41とバイアススプリング42とはすべてバル
ブ本体43の中空内部へ位置付けられており、このバル
ブ本体43は構造部材45のバルブ孔44内に位置付け
てある。バルブ本体43はバルブ孔44内へ静止状態で
保持されている。オーバーヘッド通路47が設けてあ
り、このオーバーヘッド通路47は、オイルをソレノイ
ドバルブへ搬送する手段を提供しており、かつ孔48が
この搬送されたオイルを枝通路26へ供給している。
【0021】このソレノイドバルブ機構は2つのチェッ
クバルブピンとバイアススプリングとを有しており、こ
れらは全て開示されたハウジング内に配置されている。
これら2つのチェックバルブピンは互いに軸線上に整合
しており、バイアススプリングはこれら2つのピンを反
対方向に偏倚し即ち引き離す作用をしている。しかしな
がら、ソレノイドアーマチュア39が伸ばされたときに
は、このアーマチュアの端部とオーバーヘッド通路47
の入口縁部47aとの間の距離は、上下のチェックバル
ブピンが分離する程に十分ではない。このような特定の
構造において、これらのチェックバルブピンは一体構造
をなす部材のように思えるもので、オーバーヘッド通路
47はシールされ閉鎖状態となっている。ピン40の周
辺のバルブ本体43上部は、エンジンリターダーブレー
キシステムが起動即ち付勢されておらないときには、エ
ンジンヘ高圧力循環オイルを戻すためのリターンオイル
通路を提供している。
【0022】ある種の制御機構は上方チェックバルブピ
ン40へ作用するように要求されているので、このソレ
ノイド36はソレノイドバルブ20の一部として考えら
れることが出来る。しかしながら、そのようなソレノイ
ドは以前のエンジンリターダーシステムの一部として含
まれており、本発明によって提供される変更がソレノイ
ドバルブ20の構造に絞られているので、ソレノイドバ
ルブ20の“境界”はハウジング43、2つのチェック
バルブピン40、41、及びバイアススプリング42等
を含むものである。
【0023】エンジンが作動しているときには常に通路
47にオイルの低圧力供給が存在している。オイルが通
路26を介して高圧力回路へ実際に搬送されるであろう
か否かはこの高圧力回路内の圧力レベルに依存してい
る。オイル供給の低圧力レベルがスプリング42のばね
偏倚力に打ち勝つ程に高く、対抗する圧力が高圧力回路
内に存在する時には、下方チェックバルブピン41は持
ち上げられ、低圧力供給オイルが高圧力回路内へ流れそ
こを満たすことになる。明らかに、高圧力回路がオイル
で満たされるときには、背圧が発生し、この背圧は、バ
イアススプリング42との組み合わせにより、ある点に
おいて導入するオイル圧力を越え、下方チェックバルブ
ピン41を、バルブ本体即ちハウジング43の一部をな
している通路47の入口47aに抗してそのシールされ
た位置へ戻すであろう。
【0024】ソレノイドバルブ20の構造についての詳
細は図2に開示されている。この詳細な図には、ソレノ
イド36が含まれているが、前述のように、このソレノ
イド36は、ソレノイドバルブの一部としても、又は独
立の成分としても、考えることが出来る。しかしながら
ここでは、上方チェックバルブピン40の位置の制御に
関しソレノイドバルブ20について単に位置及び作動関
係を有する独立の要素として取り扱うものとする。図1
に示したものに加え、ソレノイド36はバイアススプリ
ング49を有しており、バルブ本体43は、高圧力回路
内のオイルがエンジへ戻るように空隙部50により画定
される漏泄逃げ通路を提供している。
【0025】エンジンリターダーシステムが起動されか
つ解放される際の、ソレノイドバルブ20を含んでいる
エンジンリターダーブレーキシステム10の作動段階
が、図3、図4及び図5に示されている。もし高圧力回
路がオイルで満たされている状態において始動すれば、
ソレノイドコイルが付勢されかつ下方チェックバルブピ
ン41が入口縁部47aを封止状態で閉鎖するであろう
(図3参照)。ソレノイドコイル38の付勢は、ソレノ
イドアーマチュア39を引き上げ、すなわち図3の位置
へもたらし、上方チェックバルブピン40の上方ステム
部分40aから離れた上方まで移動させる。このような
アーマチュア39の引き上げは上方チェックバルブピン
40を解放し、スプリング42によってもたらされる分
離力または偏倚力が上方チェックバルブピン40を今や
実際に上方へ移動させることが出来、該ピン40の本体
がアーマチュアの近接開口すなわちアクセスポート53
の内側縁部53aに係合し、これによりオイルがエンジ
ンへ流出すなわち流れ戻ることを阻止している。
【0026】図3に示す状態の場合には、高圧力回路は
当初オイルで満たされていたものである。このため、下
方チェックバルブピン41の上方運動を阻止するための
(バイアススプリング42との組み合わせによる)十分
な対抗圧力が存在している。この結果、高圧力回路は完
全に封止状態で閉鎖され、逃げるための手段を持たない
多量のオイルを種々のシリンダ及び通路内へ捕縛すなわ
ちトラッピングする。高圧力回路の封止はさらにバルブ
本体43と精密な嵌合を有しているバルブ孔44との間
の内面においても達成される。この種の精密な嵌合は、
マスターシリンダー21とマスターピストン22との
間、さらにはスレーブシリンダ23とスレーブピストン
24との間にも存在している。
【0027】閉鎖されかつ封止された高圧力回路のため
に、ロッカーアーム調整ねじ30に組合わさっているイ
ンジェクタープッシュロッド29の上方運動がマスター
ピストン22を上方へ押す。マスターピストンが上方へ
移動するので、高圧力回路を満たしているオイルへの圧
力が増大する。このようなオイル圧力の増大は、低圧力
供給がチェックバルブピン41を持ち上げるのを妨げる
ための、必要な圧力差を提供することによって該回路の
封止を完成する。マスターピストンの運動とオイル圧力
内のその対応する増大部分とがスレーブピストン24へ
作用し、そこでこのスレーブピストン24は下方へ移動
する。このスレーブピストン24がクロスヘッド33を
押し下げると、これに対抗するばね力が圧倒されて、特
定シリンダのエグゾーストバルブ31、32が開放され
る。前述のように、これらのバルブは、ピストンがTD
C付近にあるとき圧縮工程で開き、圧縮空気をシリンダ
から逃がす。このことはパワーストロークを打ち消し、
所望のブレーキ効果を発生する。
【0028】この第1圧縮ブレーキサイクルの終了時
に、インジェクタープッシュロッド及びマスターピスト
ンが下方へ移動し、オイル回路内のオイル圧力を常態値
まで戻す。その後直ちにスレーブピストンが上方へ移動
し、エグゾーストバルブ31、32を閉鎖する。
【0029】このエンジンリターダーブレーキシステム
が解放されるとき(図4参照)、ソレノイドアーマチュ
ア39が上方チェックバルブピン40へ接触する。この
ソレノイドアーマチュアへ接触する部分は実際にはステ
ム部分40aであり、このステム部分40aはアーマチ
ュアアクセスポート53を介して伸びており、該ステム
部分40aの上端部は実際にはバルブ本体(ハウジン
グ)43から突き出ている。アーマチュアアクセスポー
トの寸法に対するステム部分40aの直径寸法は、環状
空間54が通路26と空隙部50との間に流れ通路を残
すような寸法となっている。好ましい実施例であるとは
信じられないが、アーマチュア39の形状をを変形しか
つ上方チェックバルブピン40の形状をこれに相応する
ように変更し、アーマチュアの一部がピン40へ作用す
るようにアクセスポート53を介して実際に伸長するよ
うにすることは可能である。
【0030】図4において、オーバーヘッド通路47に
存在するオイル供給は下方チェックバルブピン41へ圧
力を付与している。しかしながらピン40と軸線方向に
整合しているピン41は、アーマチュア39及び上方チ
ェックバルブピン40を介するソレノイドバイアススプ
リング49から付与される力により、通路47のハウジ
ング入口47aへ対する閉鎖状態を維持している。高圧
力回路と低圧力供給との間の圧力差に関係なく、下方チ
ェックバルブピン41は、ブレーキが作動していないと
きには、前記通路47の入口47aを閉じそこを封止し
ている。かかる配置において、オイルが高圧力回路へ入
りそこを満たすことは許されない。また、ソレノイドバ
ルブが解放(ブレーキオフ)状態にある間は、オイルが
高圧力回路から逃げてエンジンへ戻るために、環状空間
54及び通路26と組合わさって空隙部50により形成
される逃げ通路が存在している。
【0031】全体のプロセス中における実際的に立ち上
げ段階(イニシャライジングステップ)である検討され
るべき最終の工程はオイルで高圧力回路を満たす段階で
ある。この段階は図5に示されている。この高圧力回路
は初期活性化の間にオイルで充填され、かつ各サイクル
の間にオイルで再充填される。このブレーキ充填段階ま
たはオイルで高圧力回路を充填することによってこのシ
ステムを立ち上げる段階のためには、ソレノイドバルブ
のすべての内部要素が図3のブレーキ起動段階における
と同様の形態に存在する。ただ一つの例外は、下方チェ
ックバルブピン41が、通路47のハウジング入口47
aへ封止係合する状態から押し上げられていることであ
る。
【0032】図5に示す状態では、ソレノイドコイル3
8が付勢され、かつアーマチュア39が押し上げられて
上方チェックバルブピン40から離れている。この図示
の場合に、高圧力回路は導入オイル供給源の圧力レベル
以下の圧力レベルにある。このことが期待されることで
ある。なぜなら、導入オイル供給源は大気圧よりも幾分
高い圧力レベルにあり、高圧力回路又は少なくともその
未充填部分が大気圧力にあるからである。さらに、この
導入オイル供給源の圧力レベルはスプリング42によっ
て及ぼされる下方チェックバルブピン41への対抗力よ
り大きく、又は該対抗力より大きい力を働かせている。
公知のチェックバルブ構造に対する単純な力バランスの
ゆえに、下方チェックバルブピン41はそのシール係合
から移動し、このことが低圧力オイルの流れをハウジン
グへ導くことを可能としている。ハウジングから、オイ
ルは通路26を介して高圧力回路へと流れる。この構造
は高圧力回路を初期起動の間にオイルで満たし次いで各
サイクルの間に再充填することを可能としている。各サ
イクルで高圧力回路をオイル充填するこの繰り返し段階
はこの圧力及び力の差異によって制御され、その他のコ
ントロールは要求されない。
【0033】
【発明の効果】本発明のソレノイドバルブ20は、エン
ジンリターダーブレーキシステムへ容易に適用できる新
規なかつ小型の単一要素構造を提供している。このエン
ジンリターダーブレーキシステムは、マスターピストン
及びシリンダ−と、スレーブピストン及びシリンダと、
さらには高圧力回路の部分としてのこれら2つの間にあ
るコネクテング回路と、を含んでいる。このシステムは
またソレノイドを含んでいるが、これまでの構造のソレ
ノイドバルブとコントロールバルブとの機能が新規な装
置に組合わされ、この新規な装置が非常に高い信頼性と
非常にコンパクトな寸法とを提供しているのである。実
際上、ソレノイドバルブの意味において取り扱うために
は3つの成分のみが存在し、特定の寸法、形状、及びバ
ルブ本体すなわちハウジングの形態等は無視出来るので
ある。これらの3つの成分は、単純に、上方チェックバ
ルブピンと、下方チェックバルブピンと、及びこれら2
つの部材の周りにかつその間に配置されている分離スプ
リングまたはバイアススプリングと、である。非常に正
確で信頼性に富む低圧力流と高圧力回路とを共に処理出
来るこの構造の簡潔性は、新規でかつ容易に考えつかな
い非常に望ましい発明を提供している。
【0034】この発明は、図面及び上記記載により詳細
に図示しかつ記述したが、これらは単なる図示のための
ものであり何ら限定的なものではない。これらの記載は
単に好ましい実施例を示しかつ記述したのみでこの発明
の精神に属する全ての変更及び改良はすべて本発明にお
いて保護されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の典型的な実施例により構成された改
良されたソレノイドバルブを有しているエンジンリター
ダーブレーキシステムの図式を示している図である。
【図2】図1に示すソレノイドバルブの拡大した前方立
面図を示す図である。
【図3】エンジンリターダーブレーキシステムが起動さ
れかつ対応する高圧力回路が封止され閉鎖されていると
きのソレノイドと組み合わせ状態にある図1のソレノイ
ドバルブの略図である。
【図4】エンジンリターダーブレーキシステムが解放さ
れたときのソレノイドと組み合わせ状態にある図1のソ
レノイドバルブの略図である。
【図5】高圧力回路を満たすようにオイル入口が開放さ
れたときのソレノイドと組み合わせ状態にある図1のソ
レノイドバルブの略図である。
【符号の説明】
10:エンジンリターダーブレーキシステム 20:ソ
レノイドバルブ 21:マスターシリンダー 22:マス
ターピストン 23:スレーブシリンダー 24:スレ
ーブピストン 25:オイル通路 26:枝通
路 29:インジェクタープッシュロッド 30:ロッ
カーアーム調整ねじ 31:エグゾーストバルブ 32:エグ
ゾーストバルブ 33:クロスヘッド 34:ばね 35:ばね 36:ソレ
ノイド 38:コイル 39:アー
マチュア 40:上方チェックバルブピン 40a:上
方ステム部分 41:下方チェックバルブピン 42:チェックバルブピンバイアススプリング 43:バルブ本体 44:バル
ブ孔 45:構造部材 47:オー
バーヘッド通路 47a:入口 49:バイ
アススプリング 50:空隙部 53:アク
セスポート 53a:内側縁部 54:環状
空間

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンリターダーブレーキシステムの
    一部としてソレノイドと共に使用するソレノイドバルブ
    であって、該ソレノイドがコイルと可動アーマチュアと
    を有しており、該ブレーキシステムが、マスターシリン
    ダー内に配置されたマスターピストンを備えた高圧力回
    路と、スレーブシリンダー内に配置されたスレーブピス
    トンと、マスターシリンダーをスレーブシリンダーへ接
    続している流れ通路と、を有しており、前記ソレノイド
    バルブが、 流体入口と、前記流れ通路へ流れ連結されている流体出
    口と、アーマチュアアクセスポートと、が配列されてお
    り、さらに中空内部を画定しているハウジングと;該中
    空内部内に位置付けられ、前記アーマチュアアクセスポ
    ートを閉鎖した状態に封止し、アクセスポート封止位置
    とアクセスポート開放位置との間を移動可能な上方チェ
    ックバルブピンと;該中空内部内に位置付けられ、前記
    流体入口を閉鎖した状態に封止し、流体入口封止位置と
    流体入口開放位置との間を移動可能な下方チェックバル
    ブピンと;前記中空内部内に位置付けられ、前記上方及
    び下方のチェックバルブピンに対して位置付けられ、こ
    れらの上方及び下方のチェックバルブピンを互いに離れ
    る方向に偏倚する分離スプリング力を付与しており、ア
    ーマチュアが引き寄せられると上方チェックバルブピン
    がアクセスポートを閉鎖して封止し、流体入口における
    流体圧力が下方チェックバルブピンを封止係合状態から
    押すことが出来るときに、流体が高圧力回路を充填し、
    封止状態における双方のチェックバルブピンでもって流
    体が高圧力回路内に捕縛され、マスターピストンが対応
    するエグゾーストバルブを開放するためスレーブピスト
    ンを移動出来るバイアススプリングと;を有しているソ
    レノイドバルブ。
  2. 【請求項2】 前記上方チェックバルブピンが前記アク
    セスポートを介して伸びているステム部分を有している
    請求項1のソレノイドバルブ。
  3. 【請求項3】 前記アクセスポートに対する前記ステム
    部分の寸法が前記ステム部分の周囲に逃げ通路間隔を残
    している請求項2のソレノイドバルブ。
  4. 【請求項4】 前記アクセスポートが前記ハウジングの
    第1端に位置付けられており、前記流体入口が前記第1
    端とは反対方向に配置されている前記ハウジングの第2
    端に位置付けられており、前記流体出口が前記アクセス
    ポートと前記流体入口との間の中間に位置付けられてい
    る請求項3のソレノイドバルブ。
  5. 【請求項5】 前記アクセスポートが前記ハウジングの
    第1端に位置付けられており、前記流体入口が前記第1
    端とは反対方向に配置されている前記ハウジングの第2
    端に位置付けられており、前記流体出口が前記アクセス
    ポートと前記流体入口との間の中間に位置付けられてい
    る請求項1のソレノイドバルブ。
  6. 【請求項6】 エンジンリターダーブレーキシステムの
    一部としてソレノイドと共に使用するソレノイドバルブ
    であって、該ソレノイドバルブが、 流体入口と、流体出口と、アクセスポートと、を有する
    バルブ本体と;該バルブ本体内に位置付けられかつそこ
    に係合するように強制されたとき該アクセスポートを閉
    鎖状態に封止する第1バルブピンと;該バルブ本体内に
    位置付けられかつそこに係合するように強制されたとき
    該流体入口を閉鎖状態に封止する第2バルブピンと;該
    バルブ本体内に位置付けられかつ前記第1及び第2のバ
    ルブピンの間に配置され、前記第1バルブピンをばね偏
    倚しかつ該第1バルブピンを前記第2バルブピンから離
    しかつ前記アクセスポートの方へ強制し、かつ同時に前
    記第2バルブピンをばね偏倚しかつ該第2バルブピンを
    前記第1バルブピンから離しかつ前記流体入口の方へ強
    制し、これにより前記アクセスポートを閉鎖しかつ前記
    流体入口を閉鎖している封止が前記流体出口と流体連結
    しているクローズ状態の高圧力回路を発生している分離
    スプリングと;を有しているソレノイドバルブ。
  7. 【請求項7】 前記第1バルブピンが前記アクセスポー
    トを介して伸びているステム部分を有している請求項6
    のソレノイドバルブ。
  8. 【請求項8】 前記アクセスポートに対する前記ステム
    部分の寸法が前記ステム部分の周囲に逃げ通路間隔を残
    している請求項7のソレノイドバルブ。
  9. 【請求項9】 前記アクセスポートが前記バルブ本体の
    第1端に位置付けられており、前記流体入口が前記第1
    端とは反対方向に配置されている前記バルブ本体の第2
    端に位置付けられており、前記流体出口が前記アクセス
    ポートと前記流体入口との間の中間に位置付けられてい
    る請求項8のソレノイドバルブ。
  10. 【請求項10】 前記アクセスポートが前記バルブ本体
    の第1端に位置付けられており、前記流体入口が前記第
    1端とは反対方向に配置されている前記バルブ本体の第
    2端に位置付けられており、前記流体出口が前記アクセ
    スポートと前記流体入口との間の中間に位置付けられて
    いる請求項6のソレノイドバルブ。
  11. 【請求項11】 エンジンリターダーブレーキシステム
    であって:コイル及び可動アーマチュアを有しているソ
    レノイドと;マスターシリンダー内に配置されたマスタ
    ーピストンと;スレーブシリンダー内に配置されたスレ
    ーブピストンと;前記マスターシリンダーと前記スレー
    ブシリンダーとを接続している第1流体導管と;ソレノ
    イドバルブであって、 流体入口と、前記流れ通路へ流れ連結されている流体出
    口と、アーマチュアアクセスポートと、が配列されてお
    り、さらに中空内部を画定しているハウジングと;該中
    空内部内に位置付けられ、前記アーマチュアアクセスポ
    ートを閉鎖した状態に封止し、アクセスポート封止位置
    とアクセスポート開放位置との間を移動可能な上方チェ
    ックバルブピンと;該中空内部内に位置付けられ、前記
    流体入口を閉鎖した状態に封止し、流体入口封止位置と
    流体入口開放位置との間を移動可能な下方チェックバル
    ブピンと;前記中空内部内に位置付けられ、前記上方及
    び下方のチェックバルブピンに対して位置付けられ、こ
    れらの上方及び下方のチェックバルブピンを互いに離れ
    る方向に偏倚する分離スプリング力を付与しており、ア
    ーマチュアが引き寄せられると上方チェックバルブピン
    がアクセスポートを閉鎖して封止し、流体入口における
    流体圧力が下方チェックバルブピンを封止係合状態から
    押すことが出来るときに、流体がマスターシリンダーと
    スレーブシリンダーと第1流体導管とを充填し、封止状
    態における双方のチェックバルブピンでもって流体が前
    記マスターシリンダー、スレーブシリンダー及び第1流
    体導管により画定される高圧力回路内に捕縛され、マス
    ターピストンが対応するエグゾーストバルブを開放する
    ためスレーブピストンを移動出来るバイアススプリング
    と;を有しているソレノイドバルブと;前記流体出口を
    前記第1流体導管に接続している第2流体導管と;を有
    しているエンジンリターダーブレーキシステム。
  12. 【請求項12】 前記上方チェックバルブピンが前記ア
    クセスポートを介して伸びているステム部分を有してい
    る請求項11のエンジンリターダーブレーキシステム。
  13. 【請求項13】 前記アクセスポートに対する前記ステ
    ム部分の寸法が前記ステム部分の周囲に逃げ通路間隔を
    残している請求項12のエンジンリターダーブレーキシ
    ステム。
  14. 【請求項14】 前記アクセスポートが前記ハウジング
    の第1端に位置付けられており、前記流体入口が前記第
    1端とは反対方向に配置されている前記ハウジングの第
    2端に位置付けられており、前記流体出口が前記アクセ
    スポートと前記流体入口との間の中間に位置付けられて
    いる請求項13のエンジンリターダーブレーキシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 エンジンリターダーブレーキシステム
    であって:コイル及び可動アーマチュアを有しているソ
    レノイドと;マスターシリンダー内に配置されたマスタ
    ーピストンと;スレーブシリンダー内に配置されたスレ
    ーブピストンと;前記マスターシリンダーと前記スレー
    ブシリンダーとを接続している流体導管と;ソレノイド
    バルブであって、 流体入口と、流体出口と、アクセスポートと、を有する
    バルブ本体と;該バルブ本体内に位置付けられかつそこ
    に係合するように強制されたとき該アクセスポートを閉
    鎖状態に封止する第1バルブピンと;該バルブ本体内に
    位置付けられかつそこに係合するように強制されたとき
    該流体入口を閉鎖状態に封止する第2バルブピンと;該
    バルブ本体内に位置付けられかつ前記第1及び第2のバ
    ルブピンの間に配置され、前記第1バルブピンをばね偏
    倚しかつ該第1バルブピンを前記第2バルブピンから離
    しかつ前記アクセスポートの方へ強制し、かつ同時に前
    記第2バルブピンをばね偏倚しかつ該第2バルブピンを
    前記第1バルブピンから離しかつ前記流体入口の方へ強
    制し、これにより前記アクセスポートを閉鎖しかつ前記
    流体入口を閉鎖している封止が前記流体出口と流体連結
    しているクローズ状態の高圧力回路を発生している分離
    スプリングと;を有しているソレノイドバルブと;を備
    えているエンジンリターダーブレーキシステム。
  16. 【請求項16】 前記第1バルブピンが前記アクセスポ
    ートを介して伸びているステム部分を有している請求項
    15に記載のエンジンリターダーブレーキシステム。
  17. 【請求項17】 前記アクセスポートに対する前記ステ
    ム部分の寸法が前記ステム部分の周囲に逃げ通路間隔を
    残している請求項16のエンジンリターダーブレーキシ
    ステム。
  18. 【請求項18】 前記アクセスポートが前記バルブ本体
    の第1端に位置付けられており、前記流体入口が前記第
    1端とは反対方向に配置されている前記バルブ本体の第
    2端に位置付けられており、前記流体出口が前記アクセ
    スポートと前記流体入口との間の中間に位置付けられて
    いる請求項17のエンジンリターダーブレーキシステ
    ム。
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