JPH08109748A - 電柱破砕機 - Google Patents

電柱破砕機

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JPH08109748A
JPH08109748A JP27187594A JP27187594A JPH08109748A JP H08109748 A JPH08109748 A JP H08109748A JP 27187594 A JP27187594 A JP 27187594A JP 27187594 A JP27187594 A JP 27187594A JP H08109748 A JPH08109748 A JP H08109748A
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Seiichi Sakado
誠一 坂戸
Kunihiko Matsui
邦彦 松居
Tomoyuki Hashimoto
友之 橋本
Yukio Yamashita
幸夫 山下
Isamu Nagayoshi
勇 永吉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄筋コンクリート製等の電柱を極めて効率
的に破砕することができるとともに、電柱を構成してい
る鉄筋を極めて良好な状態に切断し、搬送,貯蔵,廃
棄,再利用等の後処理を効率的に行うこと。 【構成】 破砕機外筺1に固定顎体2と可動顎体3とを
開閉自在に設けること。固定顎体2及び可動顎体3の先
端側には互い対向させて平坦状の固定側破砕板5及び可
動側破砕板6をそれぞれ設けること。その固定顎体2及
び可動顎体3のそれぞれの基部側は略平坦状の固定側押
圧面2p及び可動側押圧面3pとすること。固定側押圧
面2p及び可動側押圧面3pの幅方向略中心に固定側切
断刃7及び可動側切断刃8をそれぞれ突設してなるこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄筋コンクリート製等の
電柱を極めて効率的に破砕することができるとともに、
電柱を構成している鉄筋を極めて良好な状態に切断し、
搬送,貯蔵,廃棄,再利用等の後処理を効率的に行うこ
とができる電柱破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄筋コンクリート製の電柱を
破砕するための種々の電柱破砕装置が存在している。そ
の多くのものは、単に電柱の外部より圧力を加えて圧砕
するタイプのものであるが、その破砕時に電柱内部の鉄
筋までも整然とした状態で切断することができるもので
はない。即ち、コンクリートを圧砕するときに鉄筋コン
クリートも一緒に砕くものであり、コンクリートと鉄筋
との分離までを行うものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鉄筋コンクリート製の
電柱を構成する鉄筋群の配列は一般的には電柱の円周方
向に沿って配置されており、電柱のコンクリート部を破
砕した後に残った鉄筋群を切断機等にてまとめて切断す
るときには切断刃の切断圧力により鉄筋群が一旦、束ね
られた状態となり、切断された瞬間にそれぞれの鉄筋の
反力にて鉄筋群が外方に拡がる等して、切断後の鉄筋群
を整然と束ねたり或いはまとめる等の後処理が困難とな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を破砕機
外筺に固定顎体と可動顎体とを開閉自在に設け、該固定
顎体及び可動顎体の先端側には互い対向させて平坦状の
固定側破砕板及び可動側破砕板をそれぞれ設け、且つそ
の固定顎体及び可動顎体のそれぞれの基部側は略平坦状
の固定側押圧面及び可動側押圧面とし、該固定側押圧面
及び可動側押圧面の幅方向略中心に固定側切断刃及び可
動側切断刃をそれぞれ突設してなる電柱破砕機としたこ
とにより、鉄筋コンクリート製の電柱のコンクリート部
を極めて効率的に破砕することができ、さらに鉄筋群を
まとめて切断することを極めて良好に行うことができ
る。
【0005】
【作用】本発明の電柱破砕機は一般には建設用車両のブ
ーム先端に装着し、鉄筋コンクリート製電柱Pの圧砕の
操作を行うものである。まず、図7に示すように、鉄筋
コンクリート製電柱Pが固定顎体2と可動顎体3とでく
わえ込むようにして挟持する。そして、流体圧シリンダ
4を作動させて可動顎体3を固定顎体2側に移動させ、
図8に示すように、固定側破砕板5及び可動側破砕板6
とで鉄筋コンクリート製電柱Pのコンクリート部12の
圧砕を開始する。
【0006】この作業にて図10乃至図13に示すよう
な工程を経て鉄筋コンクリート製電柱Pの鉄筋群P1
りコンクリート部12を崩して行く。この作業を鉄筋コ
ンクリート製電柱Pの全長にわたって行い、鉄筋コンク
リート製電柱Pをコンクリート部12をほとんど除去し
て略鉄筋群P1 のみの状態にする。次に、鉄筋群P1
長手方向の適宜の箇所において、図14,図15に示す
ように、固定側切断刃7と可動側切断刃8とにより切断
を行う。
【0007】その鉄筋群P1 の切断作業では、図16に
示すように、それぞれの鉄筋10,10,…が切断とと
もに固定側押圧面2p,2p及び可動側押圧面3p,3
pにより押圧され、それぞれの鉄筋10の切断箇所が切
断の反動にて外方に飛散しないようにして、鉄筋群P1
を構成する複数の鉄筋10,10,…を整然として適当
な長さに切断してゆくことができる。このようにして、
切断した鉄筋群P1 は複数の鉄筋10,10,…がコン
パクトに束ねられた状態となり、搬送,貯蔵,廃棄,再
利用等の後処理が極めて効率的にできるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の電柱破砕機は、図1に示すように、破砕
機外筺1に固定顎体2及び可動顎体3が設けられてお
り、その固定顎体2はその基部2a側が破砕機外筺1に
一体的に形成されている。そして、可動顎体3は、破砕
機外筺1に回動自在に設けられ、固定顎体2に対して垂
直方向に開閉する構造となっている。その可動顎体3は
油圧シリンダ等の流体圧シリンダ4にて開閉自在に設け
られており、具体的には可動顎体3の基部3aが破砕機
外筺1の内部下端に設けた外筺軸杆1aに軸支されてい
る。
【0009】また、流体圧シリンダ4の揺動基部4aが
破砕機外筺1に揺動自在に枢支され、流体圧シリンダ4
が垂直方向に揺動自在となり、且つ流体圧シリンダ4の
ピストンロッド4bの先端が前記可動顎体3の先端頭部
に回動自在に軸支されている。その固定顎体2及び可動
顎体3はその長手方向への長さを種々変化させること
で、その開放寸法の大小が変化するものであり、また流
体圧シリンダ4もその形状に応じて種々のストロークの
ものが使用される。図22に示す本発明の実施例は、小
径タイプの電柱の破砕に使用されるものである。
【0010】その固定顎体2及び可動顎体3には、図
1,図5,図6等に示すように、先端にそれぞれ適宜の
数の係止爪9,9,…が設けられている。該係止爪9,
9,…は具体的には固定顎体2には3個設けられ、また
可動顎体3には2個設けられている(図5,図6参
照)。そして、固定顎体2上に可動顎体3を閉じたとき
には、固定顎体2側の係止爪9,9,…と可動顎体3側
の係止爪9,9,…とが互い違いにかみ合い、一旦、く
わえこんだ鉄筋コンクリート製電柱Pを圧砕するときに
固定顎体2と可動顎体3とから脱落しないようにするも
のである。その固定顎体2の先端側には固定側破砕板5
が設けられている。さらに可動顎体3の先端側には可動
側破砕板6が設けられている。ここで、固定顎体2及び
可動顎体3の先端側とは破砕機外筺1側、即ち基部2
a,3aとの反対側の略半分箇所を言うものである。そ
の固定側破砕板5及び可動側破砕板6はそれぞれ略平坦
状に形成されており、該固定側破砕板5及び可動側破砕
板6によって鉄筋コンクリート製電柱Pのコンクリート
部12を圧砕するものである(図7,図8参照)。
【0011】その固定側破砕板5及び可動側破砕板6は
略同様な形状構成となっており、具体的な実施例を示す
と、固定側破砕板5では図3,図6に示すように、固定
側横状破砕板片5aは略長方形状をなし固定側破砕板5
の長手方向に直交するよう設けられている。その固定側
横状破砕板片5aの破砕機外筺1側端縁より複数の略長
方形状の固定側縦状破砕板片5b,5b,…が固定側破
砕板5の幅方向に沿って平行状態に適宜の間隔をおいて
設けられている。また、その固定側横状破砕板片5aと
固定側縦状破砕板片5bは同一厚さである。
【0012】同様に、可動側破砕板6も図4,図5に示
すように、可動側横状破砕板片6a及び複数の可動側縦
状破砕板片6b,6b,…とから構成され、その配置も
上記固定側破砕板5と同様に設けられている。即ち、固
定側破砕板5の固定側横状破砕板片5aと可動側横状破
砕板片6aとが対応し、また固定側縦状破砕板片5b,
5b,…と可動側縦状破砕板片6b,6b,…とが対応
するものである。
【0013】また、可動顎体3は固定顎体2よりも幅方
向において狭く形成されているものであるが、鉄筋コン
クリート製電柱Pを圧砕する固定側破砕板5と可動側破
砕板6とは同一幅となるものである。そのために、可動
顎体3の可動側破砕板6の装着箇所にはベース6cが形
成され、該ベース6cの幅方向にはリブ6d,6d,…
が設けられ、補強されている(図5参照)。
【0014】次に、固定側破砕板5及び可動側破砕板6
の別の実施例を示すと、その固定側破砕板5は、図19
に示すように、略正方形状をなし、固定顎体2の先端部
分に設けられている。同様に可動側破砕板6も図18に
示すように、略正方形状をなし前記固定側破砕板5に対
応するように構成されている。即ち、固定側破砕板5も
可動側破砕板6も共に平坦面からなるものとし、その両
平坦面のみで鉄筋コンクリート製電柱Pのコンクリート
部12を圧砕するものである。
【0015】次に、固定側破砕板5及び可動側破砕板6
の第3の実施例としては前記複数の固定側縦状破砕板片
5b,5b,…及び複数の可動側縦状破砕板片6b,6
b,…のみから構成されるものであり、固定側横状破砕
板片5a及び可動側横状破砕板片6aは存在しないタイ
プのものである(図20,図21参照)。即ち、鉄筋コ
ンクリート製電柱Pは複数の固定側縦状破砕板片5b,
5b,…及び複数の可動側縦状破砕板片6b,6b,…
のみから圧砕されるものである。
【0016】次に、固定側破砕板5は固定顎体2から、
また可動側破砕板6は可動顎体3からそれぞれ着脱自在
とした実施例が存在する。該実施例は図23に示すよう
に、固定顎体2上の固定側破砕板5がボルト等の固着具
b,b,…にて適宜に着脱自在としたものであり、さら
に固定側破砕板5が固定側横状破砕板片5a及び固定側
歯状破砕板片5b,5b,…から構成されている場合に
は、これらが一つずつ固着具b,b,…にて固定顎体2
上に着脱自在に固着されるものである。また、可動顎体
3の可動側破砕板6の着脱構造についても、上記固定顎
体2側の固定側破砕板5の着脱構造と同様に固着具b,
b,…にて行われる。
【0017】次に、固定顎体2には固定側切断刃7が設
けられ、可動顎体3には可動側切断刃8が設けられてい
る。その固定側切断刃7は固定顎体2の基部2a側に設
けられ、具体的には図1に示すように、前記固定側破砕
板5よりも破砕機外筺1寄りに設けられ、同様に可動側
切断刃8は前記可動側破砕板6よりも破砕機外筺1寄り
に設けられている。そして両固定側切断刃7と可動側切
断刃8とは固定顎体2に可動顎体3が閉じるときに交差
するように構成されている。前記固定顎体2及び可動顎
体3の基部2a,3a側とは、固定顎体2,可動顎体3
の基部2a,3aより略中間箇所までを言う。また、そ
の固定側切断刃7及び可動側切断刃8は、切断刃部7
a,8aが刃用ベース7b,8bにそれぞれ装着されて
いる。
【0018】前述したように固定側切断刃7は、固定顎
体2の破砕機外筺1寄りで且つ幅方向略中央箇所に前記
切断刃部7aの切断縁が存在するように構成されてい
る。そして固定側切断刃7の設置箇所における両側の固
定顎体2上は平坦状の固定側押圧面2p,2pとして形
成されている〔図2(b)参照〕。同様に可動側切断刃
8は、可動顎体3の基部3a寄りで且つ幅方向略中央箇
所に前記切断刃部8aの切断縁が存在するように構成さ
れている。そして可動側切断刃8の設置箇所における両
側の可動顎体3上は平坦状の可動側押圧面3p,3pと
して形成されている〔図2(b)参照〕。
【0019】鉄筋コンクリート製電柱Pは、図9(a)
に示すように、複数の鉄筋10,10,…からなる鉄筋
群P1 とコンクリート部12とから構成されている。ま
た、鉄筋群P1 を構成する複数の鉄筋10,10,…は
鉄筋コンクリート製電柱Pの周囲に円形状に配置され、
適宜の間隔をおいて結束用鉄筋11にて略円柱状に束ね
られる。
【0020】本発明は上記構成により、鉄筋コンクリー
ト製電柱Pを前記固定側破砕板5と可動側破砕板6とで
圧砕し、まず図9(b)に示すように、鉄筋コンクリー
ト製電柱Pよりコンクリート部12を除去し、鉄筋群P
1 のみとした後に、この鉄筋群P1 を切断する際に固定
側切断刃7及び可動側切断刃8にて切断しつつ、その切
断したそれぞれの鉄筋を固定側押圧面2p,2p及び可
動側押圧面3p,3pにて鉄筋10,10,…を挟みな
がら押圧し、鉄筋10,10,…を切断後、図17に示
すように、整然とした状態とし搬送,廃棄,貯蔵,再利
用等の後処理を行い易くすることができるものである。
【0021】
【発明の効果】請求項1においては、破砕機外筺1に固
定顎体2と可動顎体3とを開閉自在に設け、該固定顎体
2及び可動顎体3の先端側には互い対向させて平坦状の
固定側破砕板5及び可動側破砕板6をそれぞれ設け、且
つその固定顎体2及び可動顎体3のそれぞれの基部側は
略平坦状の固定側押圧面2p及び可動側押圧面3pと
し、該固定側押圧面2p及び可動側押圧面3pの幅方向
略中心に固定側切断刃7及び可動側切断刃8をそれぞれ
突設してなる電柱破砕機としたことにより、鉄筋コンク
リート製電柱Pの圧砕処理を極めて効率的に行うことが
できるし、第2に鉄筋コンクリート製電柱Pの圧砕後の
処理を行いやすくすることができる。
【0022】上記効果を詳述すると、本発明の電柱破砕
機では破砕機外筺1に開閉自在に設けた固定顎体2と可
動顎体3の先端部には互い対向する平坦状の固定側破砕
板5及び可動側破砕板6をそれぞれ設けている。その固
定側破砕板5と可動側破砕板6は平坦状に形成したもの
で、鉄筋コンクリート製電柱Pを圧砕して鉄筋群P1
らコンクリート部12を崩して行く場合に、固定側破砕
板5及び可動側破砕板6とコンクリート部12との接触
面より均一的にコンクリート部12を崩してゆくことが
できる。これにより、鉄筋群P1 からのコンクリート部
12の除去は効率的に行われるものであり、その作業は
比較的短時間にできることとなる。
【0023】次に、固定顎体2及び可動顎体3の破砕機
外筺1側は略平坦状面とした固定側押圧面2p及び可動
側押圧面3pとし、該固定側押圧面2pの幅方向略中心
部分に固定側切断刃7を設け、且つ可動側押圧面3pの
幅方向略中心箇所に可動側切断刃8を設けている。それ
ゆえに、前記固定側破砕板5及び可動側破砕板6により
鉄筋コンクリート製電柱Pからコンクリート部12を除
去した鉄筋群P1 を固定側切断刃7及び可動側切断刃8
にて切断する際に、前記固定側押圧面2p及び可動側押
圧面3pが図16に示すように、各鉄筋10の両切断切
り口箇所を瞬間的に押圧し、切断時の圧力に対する各鉄
筋10の反動による切断箇所の外方への飛散を押さえ、
鉄筋群P1 の切断箇所を複数の鉄筋10,10,…が整
然と束ねられた状態にまとめることができるものであ
る。このようなことが、固定側切断刃7及び可動側切断
刃8により鉄筋群P1 を切断する作業と略同時にできる
ものである。
【0024】次に請求項2においては、請求項1におい
て、前記固定側破砕板5は固定側横状破砕板片5a及び
複数の固定側縦状破砕板片5b,5b,…からなり、可
動側破砕板6は可動側横状破砕板片6a及び複数の可動
側縦状破砕板片6b,6b,…からなり、固定側横状破
砕板片5a及び可動側横状破砕板片6aは固定顎体2及
び可動顎体3の幅方向に沿ってそれぞれ設け、前記固定
側縦状破砕板片5b,5b,…及び可動側縦状破砕板片
6b,6b,…は前記固定側横状破砕板片5a及び可動
側横状破砕板片6aに略直交状態として適宜の間隔をお
いて設けてなる電柱破砕機としたことにより、鉄筋コン
クリート製電柱Pの圧砕にあたり、鉄筋群P1 からのコ
ンクリート部12の除去を行う際に、コンクリート部1
2の圧砕をより一層効率良く行うことができ、またコン
クリート部12の圧砕をより細かく行うことができるも
のである。
【0025】上記効果を詳述すると、固定側破砕板5は
固定側横状破砕板片5a及び複数の固定側縦状破砕板片
5b,5b,…から構成され、可動側破砕板6は可動側
横状破砕板片6a及び複数の可動側縦状破砕板片6b,
6b,…から構成されたものである。そして、固定側横
状破砕板片5a及び可動側横状破砕板片6aは固定顎体
2及び可動顎体3の幅方向に沿ってそれぞれ設けてお
り、前記固定側縦状破砕板片5b,5b,…及び可動側
縦状破砕板片6b,6b,…は前記固定側横状破砕板片
5a及び可動側横状破砕板片6aに略直交状態とし、こ
れを適宜の間隔をおいて設けたものである。
【0026】それゆえに、固定側縦状破砕板片5b,5
b,…及び可動側縦状破砕板片6b,6b,…はそれぞ
れ固定顎体2及び可動顎体3において、図20,図21
に示すように、偏平状の凹凸面となる。そこで、固定顎
体2及び可動顎体3の先端において平坦状の両固定側横
状破砕板片5aと可動側横状破砕板片6aとが面接触状
態でコンクリート部12を圧砕するとともに、ある程
度、圧砕状態が進行したコンクリート部12は、凹凸面
状に構成された固定側縦状破砕板片5b,5b,…及び
可動側縦状破砕板片6b,6b,…によりさらに細かく
圧砕されることとなる。また鉄筋コンクリート製電柱P
が固定顎体2と可動顎体3との圧砕時において固定側縦
状破砕板片5b,5b,…と可動側縦状破砕板片6b,
6b,…により圧砕が加えられることで、より確実に圧
砕されやすいように固定され、安定した圧砕作業とする
ことができる。
【0027】次に、請求項3においては、請求項1にお
いて、固定側破砕板5及び可動側破砕板6は、固定顎体
2及び可動顎体3の幅方向に沿って適宜の間隔をおいて
設けた複数の略長方形状の固定側縦状破砕板片5b,5
b,…及び可動側縦状破砕板片6b,6b,…のみから
なる電柱破砕機としたことにより、固定顎体2と可動顎
体3とで鉄筋コンクリート製電柱Pを一旦くわえ込む
と、そのくわえ込まれた鉄筋コンクリート製電柱Pは圧
砕作業において固定顎体2と可動顎体3から脱落しにく
いようにすることができる。
【0028】即ち、固定側破砕板5及び可動側破砕板6
は、固定顎体2及び可動顎体3の幅方向に沿って適宜の
間隔をおいて設けた複数の略長方形状の固定側縦状破砕
板片5b,5b,…及び可動側縦状破砕板片6b,6
b,…のみから構成していることで、鉄筋コンクリート
製電柱Pを圧砕するときにその凹凸状面となる固定側縦
状破砕板片5b,5b,…及び可動側縦状破砕板片6
b,6b,…の各凸状部分がコンクリート部12に食い
込み、鉄筋コンクリート製電柱Pがそれぞれの固定側縦
状破砕板片5b,5b,…及び可動側縦状破砕板片6
b,6b,…から外れにくくなり、一層安定した状態で
鉄筋コンクリート製電柱Pの圧砕作業が行われることと
なる。
【0029】次に、請求項4においては、請求項1,請
求項2又は請求項3において、固定顎体2及び可動顎体
3の先端箇所には対向面側に向かって突出する係止爪
9,9,…をそれぞれ設けてなる電柱破砕機としたこと
により、固定顎体2と可動顎体3とで鉄筋コンクリート
製電柱Pをくわえ込むときに脱落することを防止するこ
とができる。即ち、固定顎体2と可動顎体3とで鉄筋コ
ンクリート製電柱Pをくわえてから、次に可動顎体3を
固定顎体2に移動させて鉄筋コンクリート製電柱Pを圧
砕するものであるが、その鉄筋コンクリート製電柱Pを
固定顎体2と可動顎体3とでくわえてから、鉄筋コンク
リート製電柱Pを別の箇所に移動させて、別の箇所で圧
砕することもある。このようなときに、単に鉄筋コンク
リート製電柱Pをくわえるだけでも固定顎体2及び可動
顎体3の先端箇所に設けた突出する係止爪9,9,…に
より、図7に示すように、鉄筋コンクリート製電柱Pを
しっかりと保持することができる。
【0030】次に、請求項5においては、請求項1,請
求項2又は請求項3において、固定側破砕板5及び可動
側破砕板6は着脱自在としてなる電柱破砕機としたこと
により、固定側破砕板5及び可動側破砕板6が常時交換
自在となり、たとえ固定側破砕板5及び可動側破砕板6
が長時間の鉄筋コンクリート製電柱Pの圧砕作業で表面
が磨耗しても固定顎体2及び可動顎体3ごと交換する必
要がなく、電柱破砕機の寿命を長くし、保守,管理も極
めて簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断側面図
【図2】(a)は固定顎体及び可動顎体の先端側要部断
面図 (b)は固定顎体及び可動顎体の基部側要部断面図
【図3】固定顎体の破砕側平面図
【図4】可動顎体の破砕側平面図
【図5】可動顎体の破砕先端側より見た斜視図
【図6】固定顎体の破砕先端側より見た斜視図
【図7】固定顎体と可動顎体とで鉄筋コンクリート製電
柱をくわえた状態を示す縦断側面図
【図8】固定顎体と可動顎体とで鉄筋コンクリート製電
柱の圧砕を始めた状態を示す縦断側面図
【図9】(a)は鉄筋群を露出させた鉄筋コンクリート
製電柱の斜視図 (b)は鉄筋群の斜視図
【図10】固定顎体と可動顎体とが鉄筋コンクリート製
電柱を挟んだ初期状態を示す略示図
【図11】固定顎体と可動顎体とが鉄筋コンクリート製
電柱のコンクリート部に食い込み始めた状態を示す略示
【図12】固定顎体と可動顎体とにより圧砕されて鉄筋
コンクリート製電柱から鉄筋が露出し始めた状態を示す
略示図
【図13】固定顎体と可動顎体とにより圧砕されて鉄筋
コンクリート製電柱から鉄筋群の一部が露出した状態を
示す略示図
【図14】固定側切断刃と可動側切断刃とで鉄筋群を切
断し始める状態を示す略示図
【図15】固定側切断刃と可動側切断刃とで鉄筋群の一
部を切断し始めた状態を示す略示図
【図16】固定側切断刃と可動側切断刃とで鉄筋群を切
断し且つ固定側押圧面と可動側押圧面とで鉄筋を束ねた
状態を示す略示図
【図17】切断部分が束ねられた状態の鉄筋群の斜視図
【図18】別の実施例の可動側破砕板を設けた可動顎体
の斜視図
【図19】別の実施例の可動側破砕板を設けた固定顎体
の斜視図
【図20】別の実施例の可動側破砕板を設けた可動顎体
の斜視図
【図21】別の実施例の可動側破砕板を設けた固定顎体
の斜視図
【図22】本発明の別の実施例の縦断側面図
【図23】固定顎体から固定側破砕板を着脱自在とした
構造を示す略示図
【符号の説明】
1…破砕機外筺 2…固定顎体 2p…固定側押圧面 3…可動顎体 3p…可動側押圧面 5…固定側破砕板 5a…固定側横状破砕板片 5b…固定側縦状破砕板片 6…可動側破砕板 6a…可動側横状破砕板片 6b…可動側縦状破砕板片 7…固定側切断刃 8…可動側切断刃 9…係止爪
フロントページの続き (72)発明者 山下 幸夫 千葉市花見川区千種町314番地 株式会社 坂戸工作所内 (72)発明者 永吉 勇 千葉市花見川区千種町314番地 株式会社 坂戸工作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕機外筺に固定顎体と可動顎体とを開
    閉自在に設け、該固定顎体及び可動顎体の先端側には互
    い対向させて平坦状の固定側破砕板及び可動側破砕板を
    それぞれ設け、且つその固定顎体及び可動顎体のそれぞ
    れの基部側は略平坦状の固定側押圧面及び可動側押圧面
    とし、該固定側押圧面及び可動側押圧面の幅方向略中心
    に固定側切断刃及び可動側切断刃をそれぞれ突設してな
    ることを特徴とした電柱破砕機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記固定側破砕板は
    固定側横状破砕板片及び複数の固定側縦状破砕板片から
    なり、可動側破砕板は可動側横状破砕板片及び複数の可
    動側縦状破砕板片からなり、固定側横状破砕板片及び可
    動側横状破砕板片は固定顎体及び可動顎体の幅方向に沿
    ってそれぞれ設け、前記固定側縦状破砕板片及び可動側
    縦状破砕板片は前記固定側横状破砕板片及び可動側横状
    破砕板片に略直交状態として適宜の間隔をおいて設けて
    なることを特徴とした電柱破砕機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、固定側破砕板及び可
    動側破砕板は、固定顎体及び可動顎体の幅方向に沿って
    適宜の間隔をおいて設けた複数の略長方形状の固定側縦
    状破砕板片及び可動側縦状破砕板片のみからなることを
    特徴とした電柱破砕機。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3におい
    て、固定顎体及び可動顎体の先端箇所には対向面側に向
    かって突出する係止爪をそれぞれ設けてなることを特徴
    とした電柱破砕機。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2又は請求項3におい
    て、固定側破砕板及び可動側破砕板は着脱自在としてな
    ることを特徴とした電柱破砕機。
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