JP3083088U - 産業廃棄物切断装置 - Google Patents

産業廃棄物切断装置

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JP3083088U
JP3083088U JP2001004316U JP2001004316U JP3083088U JP 3083088 U JP3083088 U JP 3083088U JP 2001004316 U JP2001004316 U JP 2001004316U JP 2001004316 U JP2001004316 U JP 2001004316U JP 3083088 U JP3083088 U JP 3083088U
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誠一 坂戸
正幸 坂戸
穰 中野
勝守 中尾
伸明 渡辺
昌男 宮本
弘幸 森脇
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株式会社坂戸工作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質又は硬質の如何を問わず、極めて広範囲
の種類の産業用品,古材料,古家具等の生活用品等の産
業廃棄物を処分し易いように、細かく切断するもので、
特に困難な、軟質材の切断作業を極めて効率的に行うこ
と。 【解決手段】 貫通部2を設けた固定顎Aと、前記貫通
部2の幅方向両壁面に装着された補助押面部20,20
と、前記貫通部2の深さ方向途中までで,且つ両補助押
面部20,20間に貫入する山形状刃部6を備え,前記
固定顎Aに対して揺動自在な可動切断体Bとからなり,
前記両補助押面部20,20間には前記山形状刃部6の
貫入動作にて,柔軟なる被切断材Wの一部が一時的に付
着可能としてなること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、軟質又は硬質の如何を問わず、極めて広範囲の種類の産業用品,古 材料,古家具等の生活用品等の産業廃棄物を処分し易いように、細かく切断する もので、特に困難な、軟質材の切断作業を極めて効率的に行うことができる産業 廃棄物切断装置及びその切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、産業廃棄物は、極めて広範囲の種類となり、産業用品,古材料,古家具 等の生活用品等が存在し、これらが大量に廃棄されるようになっている。これら の産業廃棄物を効率良く処分するためには、幾つかの細かい部分となるように切 断する必要がある。このように産業廃棄物を細かく切断するために、種々のタイ プの切断装置が開発されているが、その多くは比較的硬質な廃棄物を切断するも のである。たとえば、建設用のプレート材等は形状が安定しており切断しやすい ものといえる。また、プラスチック等の合成樹脂製品の切断も比較的容易にでき る。特に硬質の被切断材であっても、切断刃の強度を向上させることにより、切 断作業を極めて効率的に行うことができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、プラスチック材等の合成樹脂や,金属材等の比較的硬質な廃 棄物の切断は、形状が安定していることにより、これらを切断することは、簡単 にできる。しかし、産業廃棄物の中には、軟質な素材から構成されたものも決し て少なくはない。たとえば、ビニール、ゴム材、ガラスウール、石綿等から形成 されたもので、ホース,産業用シート、産業用ネット、タイヤ等がある。このよ うに、被切断材となるものは、大きく分類すると、硬質で厚い物,硬質で薄 い物,軟質で厚い物,軟質で薄い物がある。上記での硬質で厚い物は、前 述したように最も切断を行いやすいといえる。
【0004】 前記硬質で厚い物としては、厚めのプレート,壁板材,家具等である。また 硬質で薄い物としては、薄板金属材等から製造されたもので、ロッカーやキャ ビネット等が存在する。これらは、薄板金属材からなるもので、切断作業時に切 断されず、切断刃の外形形状と略同一となるように折り曲げられるだけである。 そして、軟質で厚い物としては、ゴム板,ガラスウール材等からなる断熱材等 であり、軟質で薄い物としては、ネット,シート等である。
【0005】 上記,及びに属する物は、切断しにくいものといえる。これは、軟質の 物(或いは硬質であっても薄い物)では、切断作業時に、切断刃の外形と略同一 形状に変形しやすく、切断刃にまとわり付きやすくなる。そのために、軟質素材 からなる産業廃棄物は、著しく切断しにくいもとなる。そして、このような軟質 素材の廃棄物の切断を行っているうちに、切断装置の切断刃に切断されない軟質 材が次々に付着したり絡みついたりして、この被切断材がやがて切断刃を覆って しまい、最悪の場合には、切断作業が続行できなくなることもありうる。本考案 の目的は、このように軟質な素材の廃棄物の切断作業において、切断刃に付着し たり、絡みついたりして切断能力を低下させる事態を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、考案者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本考案 を、貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部の幅方向両壁面に装着された補助押面 部と、前記貫通部の深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する山形状 刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動切断体とからなり、前記両補助 押面部間には前記山形状刃部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的 に付着可能としてなる産業廃棄物切断装置及びその切断法としたことにより、軟 質又は硬質の如何を問わず、廃棄物を処分し易いように、細かく切断するもので 、特に軟質材の切断作業を極めて効率的に行うことができるようにして、上記課 題を解決したものである。
【0007】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。本考案の構成は、図1( A),(B),図2等に示すように、主に固定顎Aと可動切断体Bと駆動部筺体 Cとから構成される。前記固定顎Aは、駆動部筺体Cと接続しており、また可動 切断体Bは前記駆動部筺体Cに揺動自在に枢支され、前記可動切断体Bが前記固 定顎A上を開閉自在な構造となっている。その可動切断体Bの揺動操作の動力源 としては、駆動部筺体C内に装着された油圧シリンダ12であり、該油圧シリン ダ12のピストンロッド12bの先端が前記可動切断体Bと連結している〔図1 (B)参照〕。
【0008】 この産業廃棄物切断装置は、油圧ショベル等の建設車両のブーム22先端に装 着され操作される。なお、ここで産業廃棄物とは、工場等の製造現場或いは建築 現場等から出される廃棄物のみではなく、一般家庭や、一般の事業所から出され る電化製品や家具等の粗大ゴミ類も含まれる。その一例を示すと、かべ紙,配管 ホース,断熱材,カーペット,ネット,電線,タイヤ,タタミ,ブリキ板,グラ スウール等である。
【0009】 まず固定顎Aは、主に顎部1と,貫通部2とから構成されたものである。その 顎部1の形状は、前記駆動部筺体Cとの接続側から、先端に向かうにしたがい、 次第に断面積が小さくなって、細くなるように形成されたものである。その顎部 1において、可動切断体Bとの対向する面,即ち前記可動切断体Bとともに被切 断材Wを切断する面を切断作業面1aと称する〔図3(A)参照〕。
【0010】 次に、貫通部2は、前記顎部1の長手方向に沿って長孔又は溝孔状に形成され たものであり、具体的には顎部1の長手方向に延びる略長方形状としたものであ って、後述する可動切断体Bが閉じた状態のときに山形状刃部6が貫入する。そ の貫通部2の幅方向両側の内側面は、図4に示すように、内壁面2a,2aと称 する。両内壁面2a,2aは、平行な面である。
【0011】 両内壁面2a,2aには、図3(A)及び図4,図5等に示すように、補助押 面部20,20が装着される。該補助押面部20,20は、ゴム,合成樹脂或い は金属材から形成される。前記内壁面2a,2aに装着された両補助押面部20 ,20の対向する面はそれぞれ補助壁面20a,20aと称する。その対向する 補助壁面20a,20aは、通常は平行である。両補助押面部20,20は、前 記貫通部2の両内壁面2a,2aに対して着脱自在なる装着構造とすることもで きる。
【0012】 この場合には、補助押面部20,20には、貫通部2にボルト等の固着具21 ,21,…にて固着するものであり、その補助押面部20,20には、ボルト頭 部用の収納部20c,20c,…が形成されている〔図5(A),(B)参照〕 。また、着脱自在としない場合は、補助押面部20,20が金属材から形成され た場合には溶接による固着としてもよい。或いは、補助押面部20,20がゴム 材,合成樹脂材からなるものであれば、強力な接着剤による固着でもよい。
【0013】 さらに、前記補助押面部20には、切断支持片20b,20bが形成されてい る。該切断支持片20b,20bは、前記貫通部2に補助押面部20,20を装 着した状態で、切断作業面1aから突出した状態に設定される〔図2(A),図 3(A),図4(C)等参照〕。前記貫通部2の長手方向に沿って、該貫通部2 の長さと略同等長さとしたものである。両切断支持片20b,20bは、固定顎 Aと可動切断体Bとを閉じて、切断作業を行う場合に被切断材Wに食い込んで、 被切断材Wがずれたり、不意に動いたりして切断が行いにくくなることを防止す るものである。両切断支持片20b,20bは、長手方向に沿ってその中央が偏 平状の略円弧状に凹んでいる。
【0014】 前記両補助壁面20a,20aには、それぞれ抵抗面20a1 ,20a1 が形 成される実施形態が存在する。該抵抗面20a1 ,20a1 は、後述する被切断 材W,W,…が貫通部2に詰め込まれたときに、抵抗を大きくして被切断材Wが 貫通部2内に留まり易いようになるようにしたものであり、また被切断材Wが前 記貫通部2から脱落しにくいようにすることを目的としたものである。その抵抗 面20a1 ,20a1 は、その断面形状が、連続する多数の三角山形状から形成 されたものとしたり〔図17(A)参照〕、鋸歯に形成されたものが存在する〔 図17(B)参照〕。或いは、前記両補助壁面20a,20aに板片が固着され 、その内壁面2aの断面形状を凹凸状として抵抗面20a1 とする実施形態も存 在する〔図17(C)参照〕。
【0015】 その両補助押面部20,20の内補助壁面20a,20aは、前述したように 、平行に設定されているが、別の実施形態として、図15(A),(B)等に示 すように、両補助壁面20a,20aが前記山形状刃部6の貫入側,即ち切断作 業面1aから固定顎Aの下方(外方とも言う。)に向かって僅かに広くなる角度 θ1 のテーパが付されていたり、或いは図16(A),(B)等に示すように、 切断作業面1aから固定顎Aの下方(外方とも言う。)に向かって僅かに狭くな るように角度θ2 のテーパが付される実施形態が存在する。
【0016】 前記切断作業面1a上で、且つ前記貫通部2の幅方向両側箇所に切断支持片2 0b,20bが形成されている。該切断支持片20b,20bは、前記貫通部2 の長手方向に沿って、該貫通部2の長さと略同等長さとしたものである。両切断 支持片20b,20bは、固定顎Aと可動切断体Bとを閉じて、切断作業を行う 場合に被切断材Wに食い込んで、被切断材Wがずれたり、不意に動いたりして切 断が行いにくくなることを防止するものである。両切断支持片20b,20bは 、長手方向に沿ってその中央が偏平状の略円弧状に凹んでいる。なお、両切断支 持片20b,20bの対向する面は、前記補助壁面20a,20aとなっている 。
【0017】 さらに、前記顎部1の先端箇所には、固定先端刃4が形成されている。該固定 先端刃4は、前記顎部1の長手方向に略直交して装着された板状材であり、その 幅方向中央箇所は、可動切断体B側に向かって略V字形状に切除された切欠溝4 aが形成されている〔図3(A)参照〕。また、固定先端刃4の頂部付近は先鋭 状に尖っている〔図1(A),図3(A)参照〕。該固定先端刃4は、前記固定 顎Aと可動切断体Bとで切断作業を行うときに、被切断材Wが固定顎Aと可動切 断体Bとの間からこぼれ落ちることを防止するもである。
【0018】 次に、可動切断体Bは、図1,図2及び図3(B)等に示すように、切断本体 部5,山形状刃部6と補助刃部7及び可動フレーム8等から構成されている。ま た、前記切断本体部5には、厚さ方向に偏平溝状の凹みを形成して補強部とした り、或いは必要に応じてリブ等の補強材が形成されることもある。その切断本体 部5には、山形状刃部6及び補助刃部7とを一体的且つ連続的に形成されており 、これらによって切断の役目をなす部位を構成している。その切断本体部5の外 周箇所は、可動フレーム8のフレーム本体部8aにより囲まれている。その可動 フレーム8は、切断作業に十分に耐えうるように、極めて強固に形成されており 、該可動フレーム8に形成された揺動基部8bが前記駆動部筺体Cに枢支連結さ れる。その枢支箇所を枢支部S1 と称する〔図1(A),(B)参照〕。
【0019】 また、前記可動フレーム8には、シリンダ連結部8cが形成されており、該シ リンダ連結部8cが油圧シリンダ12に枢支連結し、該油圧シリンダ12を駆動 源として可動切断体Bが揺動操作される。そのシリンダ連結部8cと油圧シリン ダ12との連結箇所を枢支部S2 と称する。さらに、可動フレーム8の自由先端 には、先端爪部8dが形成され、該先端爪部8dによって切断作業時に、固定顎 Aと可動切断体Bとの間から被切断材Wが脱落することを防止する。
【0020】 また、前記固定顎Aと可動切断体Bとの枢支部S1 箇所には、図18(A), (B)等に示すように、補助カッタ13が装着され、鉄筋等の硬質材が切断する ことができるようになっている。該補助カッタ13は、固定顎A側に形成された 固定カッタ部13aと、可動切断体B側に形成された可動カッタ部13bとから なり、可動切断体Bが可動することにより、固定カッタ部13aと可動カッタ部 13bとが交差して、鉄筋,鉄骨等を切断するものである。
【0021】 次に山形状刃部6は、図1(A),図2(A)等に示すように、前記固定顎A 側に向かって突出状に形成されたものであり、且つ前述したように前記貫通部2 に貫入する部位である。その山形状刃部6の刃先縁6tは、刃先に向かって次第 に厚さが薄くなるように形成されているが、その刃先縁6t,即ち先端箇所の形 状は、刃渡り方向に直交する断面形状が略半円状となるように形成されている。
【0022】 その刃先縁6t箇所の厚さ方向の両面を構成する両刃先面6t1 ,6t1 は、 同一傾斜角度となるように形成されており、両刃先面6t1 ,6t1 のなす角度 θは、約20度乃至約40度としている。さらに具体的には、前記刃先角度θは 、30度が好適である。また、固定顎Aと可動切断体Bとが閉じた状態で、前記 山形状刃部6が貫通部2に貫入するとともに、その刃渡り方向の外端付近は、前 記固定先端刃4の切欠溝4aに貫入するものである。
【0023】 その山形状刃部6には、形状に複数のタイプがあり、その第1タイプは、弧状 とした弧状山形状刃部6aである。具体的には、刃渡り方向(刃の長手方向)に 沿って、その中央箇所が最も膨らむように偏平弧状に形成されたものである〔図 1(A),図3(B)等参照〕。このタイプの山形状刃部6は、刃渡り方向に沿 って弧状であるために、刃渡り方向に沿って角部が存在せず、刃渡り方向のいず れの箇所でもその剪断力は均一となる。
【0024】 次に、山形状刃部6の形状の第2タイプは、図18(A),(B)等に示すよ うに、略半月多角形状に形成された多角山形状刃部6bである。該多角山形状刃 部6bは、異なる傾斜の直線刃先部が複数連続したものである。このタイプの山 形状刃部6は、隣り合う直線刃先部6b1 ,6b1 同士が適宜の角度をなして連 続するものである。図示された実施形態では、4つの直線刃先部6b1 ,6b1 ,…が連続形成されており、それぞれの隣接する直線刃先部6b1 ,6b1 間に 3個の角部が存在する。この多角山形状刃部6bは、複数の直線刃先部6b1 , 6b1 ,…と、これらがなす複数の角部との構成により、被切断材Wの切断を行 うものである。
【0025】 次に、山形状刃部6の形状の第3タイプは、図19(A),(B)等に示すよ うに、略三角形状に形成された三角山形状刃部6cとしたものである。該三角山 形状刃部6cは、その頂角6c1 箇所における刃先縁6tが最も鋭利となってお り、その頂角6c1 箇所の刃先縁6tによって、上記他の2タイプの山形状刃部 6よりも被切断材Wに対して食い込み易くなっている。
【0026】 ここで、山形状刃部6と前記貫通部2における寸法の関係について述べておく と、貫通部2の幅方向内法寸法は、前記山形状刃部6の最も厚い部分が適宜の余 裕を有して貫入することができる程度となっている。具体的な寸法を示すと、例 えば山形状刃部6の板厚を約60mmとすると、貫通部2の幅方向内法寸法は略7 0mm程度である。この寸法の関係は、山形状刃部6の厚さを基準として決められ るものであり、その山形状刃部6の厚さが変化すれば、その貫通部2の幅方向の 内法寸法も適正に変化するものである。
【0027】 ここで、山形状刃部6が両補助押面部20,20間に貫入する動作については 、前記山形状刃部6の刃先縁6tがその貫通部2の深さ方向途中まで到達するよ うに入り込む、又は詰り状態で付着した被切断材W,W,…に食い込むものであ る〔図1(B)等参照〕。しかし、取り扱う産業廃棄物の種類や状況によっては 、山形状刃部6の刃先縁6tが貫通部2の固定顎A外部側開口付近にまで到達す る構造とすることもある。
【0028】 その切断本体部5には、前記山形状刃部6とともに、該山形状刃部6と隣接し 且つ可動切断体Bの揺動中心側寄りの位置に補助刃部7が形成されている。該補 助刃部7は、刃渡り方向に沿って直線状の刃先縁を有しており、前記可動切断体 Bに貫入するものではないが、前記切断作業面1aにおいて貫通部2以外の箇所 にはみ出した被切断材Wの切断を行うものである。
【0029】 次に、駆動部筺体Cは、筺体部9と、連結部10とから構成される。前記筺体 部9内には、油圧シリンダ12が装着されている。また連結部10は、油圧ショ ベル等の建設用車両ブーム22の先端に装着する役目をなすものである。前記固 定顎Aに対する可動切断体Bの可動動作は、油圧シリンダ12によって行われる 。具体的には、前記駆動部筺体Cに油圧シリンダ12のシリンダ部12aとが揺 動自在に枢支部S1 にて枢支連結されている。また、前記可動切断体Bの可動フ レーム8に形成されたシリンダ連結部8cが前記油圧シリンダ12のピストンロ ッド12b側が枢支部S2 にて枢支連結され、油圧シリンダ12のシリンダ部1 2aからピストンロッド12bが突出入することにより、前記固定顎Aに対して 前記可動切断体Bが可動する〔図1(A),(B)参照〕。
【0030】 次に、本考案の産業廃棄物切断装置により、産業廃棄物(被切断材)を切断す る方法について図6乃至図14に基づいて説明する。まず、産業廃棄物切断装置 が油圧ショベル等の建設用車両のブーム22先端に装着される。固定顎Aに対す る可動切断体Bの揺動操作は、建設用車両から作業員が操作することができる。 まず、シート材,ホース,ネット,グラスウールマット,ゴム材等の素材からな る軟質で厚さのある産業廃棄物(被切断材)を切断する作業の場合について述べ る。
【0031】 最初に前記固定顎Aと可動切断体Bにて上記被切断材Wを挟み、可動切断体B を可動させて、固定顎A側に向かって閉じる。まず最初に、被切断材Wは、山形 状刃部6に絡みつくようにして、切断されずに貫通部2に詰め込まれ、その被切 断材Wが貫通部2の補助壁面20a,20aに付着する(図6,図7参照)。こ のとき、両補助壁面20a,20aに抵抗面20a1 ,20a1 が形成されてい る場合には、両抵抗面20a1 ,20a1 に、被切断材Wが強固に付着すること ができる。
【0032】 さらに、次位の被切断材W(既に貫通部2内に詰め込まれた被切断材Wとは別 の被切断材W)を固定顎Aと可動切断体Bにて挟み、可動切断体Bを可動させて 、固定顎A側に向かって閉じ、前位の被切断材Wが詰め込まれた貫通部2に次位 の被切断材Wを詰め込む。このようにして、次位の被切断材Wが前位の被切断材 Wとともに貫通部2に詰め込まれ付着してゆく(図8参照)。さらに次位の被切 断材Wも貫通部2に詰め込み、これを数回に亘り、繰り返すとやがて、貫通部2 内は、詰め込まれた被切断材W,W,…でいっぱいになり、且つ充満した状態と なる(図8参照)。
【0033】 この貫通部2に被切断材W,W,…が一杯に詰った状態で、新たなる被切断材 Wn を固定顎Aと可動切断体Bとで挟み、該可動切断体Bを固定顎A側に閉じて 、前記山形状刃部6にて被切断材Wを剪断力Fにて切断しようとすると、貫通部 2内に詰め込まれた被切断材W,W,…からの反力Rが生じる(図10,図11 参照)。さらに、山形状刃部6が貫通部2内に入り込むと、剪断力Fに対して前 記反力Rも増加し、前記貫通部2内に詰り状態の被切断材W,W,…と、(切断 されようとする)新たなる被切断材Wn との間に摩擦が作用し、新たなる被切断 材Wn に引張力Tが作用する。これによって、山形状刃部6の刃先縁6tは、新 たなる被切断材Wn に対して剪断力Fが集中し、新たなる被切断材Wn を圧縮し 、切断することができる(図12,図13参照)。なお、山形状刃部6の剪断力 Fに対して、前記貫通部2内に詰り状態の被切断材W,W,…からの反力は、刃 先縁6tの周囲に分布荷重r,r,…として作用するものであるが、これら分布 荷重r,r,…が刃先縁6tに集中したものとして反力Rが図示されている。
【0034】 そして、上述した切断作業において、新たなる被切断材Wn を切断するごとに 、貫通部2内に詰り状態に存在する被切断材W,W,…は、山形状刃部6の剪断 力Fによる押圧にて、貫通部2から固定顎A外部へ少しずつ排出されるようにな る。したがって、切断作業が連続しても、貫通部2内の被切断材W,W,…の詰 まりが一定量以上増加することがなく、被切断材W,W,…は常時、均一した詰 り状態を維持するものである。
【0035】 なお、貫通部2は、図15(A),(B)に示すように、固定顎Aの下方に向 かうにしたがい、次第に幅広となるように設定することで、詰り状態の被切断材 W,W,…を排出し易くすることができ、山形状刃部6による剪断力Fを少し弱 めにすることができる。また、図16(A),(B)に示すように、固定顎Aの 下方に向かうにしたがい、次第に幅が狭くなるように設定することで、詰り状態 の被切断材W,W,…の排出を抑制し、山形状刃部6による剪断力Fに対する反 力Rを強くし、ひいては剪断力Fを僅かに増加させることも可能である。
【0036】 これによって、貫通部2に被切断材W,W,…が詰まりすぎて凝縮され、固く なり、その山形状刃部6が貫通部2内に貫入することができなくなり、新たなる 被切断材Wn の切断が不可能となることを防止するものである。このように、貫 通部2内に詰り状態となる被切断材W,W,…の量が常時、一定に維持されるの は、貫通部2が固定顎Aの切断作業面1aから固定顎Aの外部に向かって貫通し た形状にしたからである。
【0037】 以上述べたような山形状刃部6と,貫通部2に詰り状態となった被切断材W, W,…による切断構造の概略は、図14に示されている。即ち、この図面は、貫 通部2内に詰り状態とした被切断材W,W,…が山形状刃部6の切断作業におけ る切断用のベースとしての役目をなすことが開示されたもので、新たなる被切断 材Wn を山形状刃部6で剪断する際の状態及び各部分にかかる応力を記載した作 用図である。
【0038】 図14(A)では、新たなる被切断材Wn が山形状刃部6によって、切断され ようとするときに、貫通部2内に詰り状態の被切断材W,W,…にある程度食い 込み、図14(B)にて、各部位に生じる応力により、山形状刃部6の刃先縁6 tが新たなる被切断材Wn に集中的に圧縮応力をかけて切断するに至るものであ る。
【0039】 なお、上記切断作用は、被切断材Wが軟質で厚い物について説明したが、その 被切断材Wが軟質で且つ薄いものについても、その切断工程は略同一である。即 ち、図16(B)に示すように、前記山形状刃部6の剪断力Fが刃先縁6tに集 中し、該刃先縁6tと貫通部2に詰り状態となった被切断材W,W,…との反力 Rによる圧縮応力にて、切断しようとする新たなる被切断材Wn を切断するもの である。
【0040】 次に、被切断材Wが、金属材,合成樹脂,硬質ゴム等から製造されたもので、 例えばプレート材,家具,家電製品,たたみ等の場合には、被切断材Wが比較的 硬質で、変形しにくい安定形状のものであるために、切断作業において山形状刃 部6に絡みつくことなく、安定した状態で切断することができ、略一回の切断作 業にて切断してゆくことができる。
【0041】
【考案の効果】
請求項1の考案は、貫通部2を設けた固定顎Aと、前記貫通部2の幅方向両壁 面に装着された補助押面部20,20と、前記貫通部2の深さ方向途中までで, 且つ両補助押面部20,20間に貫入する山形状刃部6を備え,前記固定顎Aに 対して揺動自在な可動切断体Bとからなり、前記両補助押面部20,20間には 前記山形状刃部6の貫入動作を介して,柔軟且つ軟質なる被切断材Wの一部が一 時的に付着可能としてなる産業廃棄物切断装置としたことにより、軟質又は硬質 の如何を問わず、極めて広範囲の種類の産業用品,古材料,古家具等の生活用品 等の廃棄物を処分し易いように、細かく切断することができる。
【0042】 上記効果を詳述すると、固定顎Aの貫通部2に装着された補助押面部20,2 0間には、押し込まれた軟質且つ柔軟な被切断材Wの一部が詰まり状に付着する ことができるようにしたものである。したがって、被切断材Wを固定顎Aと可動 切断体Bとで挟み、可動切断体Bを固定顎Aの方向に閉じるように揺動操作する ことで、最初の数回に亘る可動切断体Bの揺動動作では、被切断材Wは、両補助 押面部20,20間に詰め込まれることが繰り返され、切断には至らないが、両 補助押面部20,20間に被切断材Wの一部が十分に詰め込まれることにより、 その詰め込まれた被切断材W,W,…は山形状刃部6の剪断力Fに対して反力R を生じることになり、新たなる被切断材Wn の切断を容易に行うことができる。
【0043】 さらに、両補助押面部20,20間は、新たなる被切断材Wn を切断するごと に、両補助押面部20,20間内に詰り状態に存在する被切断材W,W,…が山 形状刃部6の剪断力Fによる押圧にて、貫通部2から固定顎A外部へ少しずつ排 出されるようになる。したがって、切断作業が連続しても、貫通部2内の被切断 材W,W,…の詰まり量が増加して、固くなり山形状刃部6が貫通部2内に貫入 できなくなることがなく、常時一定した切断作業性とすることができる。
【0044】 上述したように、切断しようとする被切断材が軟質材であれば、両補助押面部 20,20間に詰り状態となった被切断材W,W,…が山形状刃部6の切断にお ける受けベースとなり、新たなる被切断材Wn の切断作業を良好に行うことがで きる。また、被切断材が硬質材からなるものであれば、その形状は安定している ので、山形状刃部6の通常の切断により切断することができるものである。この ように、本考案によれば、殆どあらゆる種類の産業廃棄物の切断に適用すること ができ、良好なる作業性を発揮することができる。
【0045】 請求項2の考案は、請求項1において、前記両補助押面部20,20の相互に 対向する面は、前記山形状刃部6の貫入側から固定顎Aの下方に向かって僅かに 広くなるように形成されてなる産業廃棄物切断装置としたことにより、前記両補 助押面部20,20間に詰り状態で付着した被切断材W,W,…を除去すること が容易にできるものである。すなわち、切断作業が終了し、産業廃棄物切断装置 を手入れ、清掃するときに、両補助押面部20,20間は、固定顎Aの下方側が 広くなっているので、両補助押面部20,20間内に詰り状態で付着した被切断 材W,W,…を固定顎Aの下方から取り出すことができるので、保守作業が容易 にできる。
【0046】 請求項3の考案は、請求項1において、前記両補助押面部20,20の相互に 対向する面は、前記山形状刃部6の貫入側から固定顎Aの下方に向かって僅かに 狭くなるように形成されてなる産業廃棄物切断装置としたことにより、貫通部2 内に詰り状態で付着した被切断材W,W,…は、山形状刃部6の切断性能をより 一層向上させることができる。
【0047】 上記効果を詳述すると、前記両補助押面部20,20間は、その幅方向内面が 山形状刃部6が貫入する側から固定顎Aの下方側に向かって次第に狭くなるよう に形成したことで、詰り状態で付着した被切断材W,W,…は、山形状刃部6が 両補助押面部20,20間内に貫入した状態でも脱落しにくくなるとともに、山 形状刃部6に対する反力がより一層大きくなり、山形状刃部6が新たなる被切断 材Wを切断しようとするときには、両補助押面部20,20間内に詰り状態で付 着した被切断材W,W,…が良好なクッション材の役目をなし、山形状刃部6の 切れ味が良好となり、新たなる被切断材Wn に対する切断性能を向上させること ができるものである。
【0048】 請求項4の考案は、請求項1において、前記補助押面部20,20は貫通部2 から着脱自在としてなる産業廃棄物切断装置としたことにより、補助押面部20 ,20が損傷した場合や、耐用年数に達した場合に、その補助押面部20,20 を交換することができるものである。
【0049】 請求項5の考案は、請求項1において前記山形状刃部6の刃先縁6tの断面形 状は幅方向両刃先面6t1 が同一の傾斜角度で鋭利に形成されてなる産業廃棄物 切断装置としたことにより、柔軟な被切断材Wのみでなく、硬質な被切断材Wの 切断も効率的に行うことができるものである。
【0050】 請求項6の考案は請求項1において、前記可動切断体Bと固定顎Aの枢支部付 近には補助カッタが設けられてなる産業廃棄物切断装置としたことにより、鉄筋 ,小鉄骨等の比較的硬質な被切断材Wの切断を行うことができる。
【0051】 請求項7の考案は、請求項1において、前記両補助押面部20,20には、抵 抗面20a1 ,20a1 が形成されてなる産業廃棄物切断装置としたことにより 、前記両補助押面部20,20内部に柔軟且つ弾性のある被切断材W,W,…を 詰め込んだときに、両補助押面部20,20間に付着し易すくすることができる 。
【0052】 請求項8の考案は、請求項1において、前記山形状刃部6は、その刃渡り方向 に沿って略弧状に形成されてなる産業廃棄物切断装置としたことにより、刃渡り 方向において、いずれの位置においても均一な切れ具合を得ることができる。
【0053】 請求項9の考案は、請求項1において、前記山形状刃部6は、その刃渡り方向 に沿って略多角形状に形成されてなる産業廃棄物切断装置としたことにより、刃 渡り方向に沿って刃先縁に複数の角部が存在することになり、これらの角部によ り、被切断材Wへの切り込みが良好となり、切断作業を向上させることができる 。
【0054】 請求項10の考案は、請求項1において、請求項1,2,3,4又は5におい て、前記山形状刃部6は、その刃渡り方向に沿って略三角形状に形成されてなる 産業廃棄物切断装置としたことにより、特に三角形状とした山形状刃部6の刃先 縁頂部は、最も鋭利な角部を形成し、これによって、被切断材Wへの切り込みを より一層良好にすることができ、極めて柔軟な被切断材Wの切断ができるもので ある。
【0055】 請求項11の考案は、請求項1において、前記補助押面部20は硬質ゴム材に て形成されてなる産業廃棄物切断装置としたことにより、両補助押面部20,2 0間に被切断材W,W,…が詰め込まれたときに、補助押面部20,20の表面 に被切断材Wが付着しやすくなり、詰り状態が良好に行われる。
【0056】 請求項12の考案は、請求項1において、前記補助押面部20は合成樹脂材に て形成されてなる産業廃棄物切断装置としたことにより、補助押面部20,20 は、適度な柔らかさを有するものであり、硬質な被切断材Wを切断するときに過 負荷がかかっても、固定顎A及び山形状刃部6にかかる負担を減少させ、主要機 器の損傷を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は可動切断体が固定顎に対して開いた状
態の本考案の側面図 (B)は可動切断体が閉固定顎に対して閉じた状態の一
部断面にした本考案の側面図
【図2】(A)は本考案の斜視図 (B)は本考案の使用状態を示す斜視図
【図3】(A)は固定顎と補助押面部の斜視図 (B)は可動切断体の斜視図
【図4】(A)は本考案の要部断面略示図 (B)は山形状刃部が固定顎から離間した状態の断面略
示図 (C)は固定顎の要部拡大断面図
【図5】(A)は両内壁面と両補助押面部とを分離した
状態の断面略示図 (B)は両内壁面に両補助押面部を装着した状態の断面
略示図
【図6】山形状刃部によって両補助押面部間に被切断材
が詰め込まれようとしている状態を示す断面図
【図7】両補助押面部間に被切断材が詰め込まれた状態
の断面図
【図8】両補助押面部間に詰め込まれた被切断材に次位
の被切断材が詰め込まれる断面図
【図9】両補助押面部間に被切断材が十分に詰め込まれ
た断面図
【図10】両補助押面部間に詰め込まれた被切断材上で
新たなる被切断材が切断されようとしている状態を示す
断面図
【図11】両補助押面部間に詰め込まれた被切断材に新
たなる被切断材が山形状刃部によって押し込まれ山形状
刃部の剪断力に対して反力が生じている状態を示す断面
【図12】新たなる被切断材がさらに両補助押面部間に
食い込み,山形状刃部の刃先縁と両補助押面部間に詰め
込まれた被切断材との間で生じた圧縮応力で切断される
状態を示す断面図
【図13】新たなる被切断材が山形状刃部の刃先縁と,
両補助押面部間に詰め込まれた被切断材との間に生じた
圧縮応力で切断された状態を示す拡大断面図
【図14】(A)は本考案において新たなる被切断材の
切断状態を示す略示作用図 (B)は切断時において各部分に生じる応力を示す略示
作用図
【図15】(A)は両補助押面部間が固定顎の切断作業
面から下方に向かって次第に広がる実施形態の断面図 (B)は(A)の実施形態の両補助押面部間に被切断材
が詰め込まれた状態の断面図
【図16】(A)は両補助押面部間が固定顎の切断作業
面から下方に向かって次第に狭くなる実施形態の断面図 (B)は(A)の実施形態の両補助押面部間に被切断材
が詰め込まれた状態の断面図
【図17】(A)は両補助押面部間の内壁面に形成され
た抵抗面の実施形態の断面略示図 (B)は両補助押面部間の内壁面に形成された抵抗面の
別の実施形態の断面略示図 (C)は両補助押面部間の内壁面に形成された抵抗面の
さらに別の実施形態の断面略示図
【図18】(A)は別の実施形態の山形状刃部を設けた
可動切断体が固定顎に対して開いた状態の本考案の側面
図 (B)は可動切断体が閉固定顎に対して閉じた状態の一
部断面にした本考案の側面図
【図19】(A)はさらに別の実施形態の山形状刃部を
設けた可動切断体が固定顎に対して開いた状態の本考案
の側面図 (B)は可動切断体が閉固定顎に対して閉じた状態の一
部断面にした本考案の側面図
【符号の説明】
A…固定顎 B…可動切断体 2…貫通部 6…山形状刃部 6t…刃先縁 6t1 …刃先面 20…補助押面部 20a1 …抵抗面
フロントページの続き (72)考案者 中尾 勝守 兵庫県尼崎市西本町6丁目37番地 株式会 社中尾組内 (72)考案者 渡辺 伸明 兵庫県尼崎市西本町6丁目37番地 株式会 社中尾組内 (72)考案者 宮本 昌男 大阪市福島区海老江5丁目2番7号 株式 会社西日本コンプレッサー内 (72)考案者 森脇 弘幸 大阪市福島区海老江5丁目2番7号 株式 会社西日本コンプレッサー内

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部の
    幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部の
    深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する山
    形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動切
    断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状刃
    部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的に
    付着可能としてなることを特徴とする産業廃棄物切断装
    置。
  2. 【請求項2】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部の
    幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部の
    深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する山
    形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動切
    断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状刃
    部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的に
    付着可能としてなり、前記両補助押面部の相互に対向す
    る面は、前記山形状刃部の貫入側から固定顎の下方に向
    かって僅かに広くなるように形成されてなることを特徴
    とする産業廃棄物切断装置。
  3. 【請求項3】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部の
    幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部の
    深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する山
    形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動切
    断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状刃
    部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的に
    付着可能としてなり、前記両補助押面部の相互に対向す
    る面は、前記山形状刃部の貫入側から固定顎の下方に向
    かって僅かに狭くなるように形成されてなることを特徴
    とする産業廃棄物切断装置。
  4. 【請求項4】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部の
    幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部の
    深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する山
    形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動切
    断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状刃
    部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的に
    付着可能としてなり、前記補助押面部は貫通部から着脱
    自在としてなることを特徴とする産業廃棄物切断装置。
  5. 【請求項5】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部の
    幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部の
    深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する山
    形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動切
    断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状刃
    部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的に
    付着可能としてなり、前記山形状刃部の刃先縁の断面形
    状は幅方向両刃先面が同一の傾斜角度で鋭利に形成され
    てなることを特徴とする産業廃棄物切断装置。
  6. 【請求項6】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部の
    幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部の
    深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する山
    形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動切
    断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状刃
    部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的に
    付着可能としてなり、前記可動切断体と固定顎の枢支部
    付近には補助カッタが設けられてなることを特徴とする
    産業廃棄物切断装置。
  7. 【請求項7】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部の
    幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部の
    深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する山
    形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動切
    断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状刃
    部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的に
    付着可能としてなり、前記両補助押面部には、抵抗面が
    形成されてなることを特徴とする産業廃棄物切断装置。
  8. 【請求項8】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部の
    幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部の
    深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する山
    形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動切
    断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状刃
    部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的に
    付着可能としてなり、前記山形状刃部は、その刃渡り方
    向に沿って略弧状に形成されてなることを特徴とする産
    業廃棄物切断装置。
  9. 【請求項9】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部の
    幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部の
    深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する山
    形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動切
    断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状刃
    部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的に
    付着可能としてなり、前記山形状刃部は、その刃渡り方
    向に沿って略多角形状に形成されてなることを特徴とす
    る産業廃棄物切断装置。
  10. 【請求項10】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部
    の幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部
    の深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する
    山形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動
    切断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状
    刃部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的
    に付着可能としてなり、前記山形状刃部は、その刃渡り
    方向に沿って略三角形状に形成されてなることを特徴と
    する産業廃棄物切断装置。
  11. 【請求項11】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部
    の幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部
    の深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する
    山形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動
    切断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状
    刃部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的
    に付着可能としてなり、前記補助押面部は硬質ゴム材に
    て形成されてなることを特徴とする産業廃棄物切断装
    置。
  12. 【請求項12】 貫通部を設けた固定顎と、前記貫通部
    の幅方向両壁面に装着された補助押面部と、前記貫通部
    の深さ方向途中までで,且つ両補助押面部間に貫入する
    山形状刃部を備え,前記固定顎に対して揺動自在な可動
    切断体とからなり、前記両補助押面部間には前記山形状
    刃部の貫入動作にて,柔軟なる被切断材の一部が一時的
    に付着可能としてなり、前記補助押面部は合成樹脂材に
    て形成されてなることを特徴とする産業廃棄物切断装
    置。
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