JPH081094Y2 - サーマルヘッド駆動装置 - Google Patents
サーマルヘッド駆動装置Info
- Publication number
- JPH081094Y2 JPH081094Y2 JP1990056656U JP5665690U JPH081094Y2 JP H081094 Y2 JPH081094 Y2 JP H081094Y2 JP 1990056656 U JP1990056656 U JP 1990056656U JP 5665690 U JP5665690 U JP 5665690U JP H081094 Y2 JPH081094 Y2 JP H081094Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- temperature
- output
- comparator
- thermal head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electronic Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はサーマルヘッド駆動装置に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、サーマルヘッドを駆動する際、例えば周囲温度
の変化に伴ないサーマルヘッド基板の温度が変化した場
合、同じ電力をヘッドに加えているにも拘わらず、印字
濃度が変化するというも問題があった。
の変化に伴ないサーマルヘッド基板の温度が変化した場
合、同じ電力をヘッドに加えているにも拘わらず、印字
濃度が変化するというも問題があった。
そこで、特公昭61-28516号公報等にはサーミスタ等の
非線形温度検出素子から得られる測定結果を用いて周囲
温度を検出すると共に斯る検出結果に基づいてヘッドの
通電時間を制御することにより印字濃度を一定とする方
法が開示されている。
非線形温度検出素子から得られる測定結果を用いて周囲
温度を検出すると共に斯る検出結果に基づいてヘッドの
通電時間を制御することにより印字濃度を一定とする方
法が開示されている。
第3図は上記公報に開示された回路を示し、図中(2
1)は温度変化を検出するサーミスタであり、該サーミ
スタの一端は電源電圧VCC並びに抵抗を経て演算増幅器
(22)の正入力に接続されると共に、他端は抵抗(23)
を経てアースと上記増幅器(22)の負入力に接続され
る。(24)はクロック発振器、(25)はカウンタであ
り、該カウンタは上記発振器(24)から出力されるクロ
ックを受けて動作し、クロック数に応じてその出力QA、
QB、QCにそれぞれ論理値を出力する。(26a)〜(26c)
はスイッチ素子であり、該素子は夫々上記出力QA、QB、
QCに接続され、斯る出力に基づいてオン・オフ制御がな
される。また、上記各素子(26a)〜(26c)は演算増幅
器(22)の正入力に接続しているので、上記出力QA、Q
B、QCに応答して上記正入力値が変化する。(27)はラ
ッチ回路であり、該回路の3入力1D〜3Dには上記出力Q
A、QB、QCが接続されている。(28)はアンドゲードで
あり、該ゲートの一方の入力には演算増幅器(22)の出
力が接続され、他方の入力には端子(29)よりインバー
タ(30)を介して印字スタートパルスが入力される。ま
た、上記ゲート(28)の出力はラッチ回路(27)の入力
に接続される。従って、演算増幅器(22)の出力が高レ
ベルとなり、かつスタートパルスが低レベルのときラッ
チ回路(27)はカウンタ(25)の出力をラッチする。
(31)はROMであり、該ROMの入力A0〜A2はラッチ回路
(27)の出力1Q〜3Qに接続され、斯る出力に応答して出
力D0〜D7を出力する。(32)は第2ラッチ回路であ
り、該回路の入力1D〜8Dは夫々ROM(31)の出力D0〜D
7に接続され、印字スタートパルスが高レベルとなった
時、上記ROM(31)の出力をラッチし、出力1Q〜8Qより
出力する。(33)はスイッチ回路、(34a)〜(34h)は
該回路中のスイッチ素子であり、斯るスイッチ素子は夫
々第2ラッチ回路(32)の出力1Q〜8Qに接続され、斯る
出力によりオン・オフが制御される。(35)は単安定マ
ルチバイブレータであり、該マルチバイブレータは上記
スイッチ素子(34a)〜(34h)のオン・オフ状態により
時定数が変化する。(36)はサーマルヘッド、(37)は
トランジスタであり、該トランジスタのベースは上記マ
ルチバイブレータ(35)の出力に接続され、また、その
コレクタはサーマルヘッド(36)に接続されている。
1)は温度変化を検出するサーミスタであり、該サーミ
スタの一端は電源電圧VCC並びに抵抗を経て演算増幅器
(22)の正入力に接続されると共に、他端は抵抗(23)
を経てアースと上記増幅器(22)の負入力に接続され
る。(24)はクロック発振器、(25)はカウンタであ
り、該カウンタは上記発振器(24)から出力されるクロ
ックを受けて動作し、クロック数に応じてその出力QA、
QB、QCにそれぞれ論理値を出力する。(26a)〜(26c)
はスイッチ素子であり、該素子は夫々上記出力QA、QB、
QCに接続され、斯る出力に基づいてオン・オフ制御がな
される。また、上記各素子(26a)〜(26c)は演算増幅
器(22)の正入力に接続しているので、上記出力QA、Q
B、QCに応答して上記正入力値が変化する。(27)はラ
ッチ回路であり、該回路の3入力1D〜3Dには上記出力Q
A、QB、QCが接続されている。(28)はアンドゲードで
あり、該ゲートの一方の入力には演算増幅器(22)の出
力が接続され、他方の入力には端子(29)よりインバー
タ(30)を介して印字スタートパルスが入力される。ま
た、上記ゲート(28)の出力はラッチ回路(27)の入力
に接続される。従って、演算増幅器(22)の出力が高レ
ベルとなり、かつスタートパルスが低レベルのときラッ
チ回路(27)はカウンタ(25)の出力をラッチする。
(31)はROMであり、該ROMの入力A0〜A2はラッチ回路
(27)の出力1Q〜3Qに接続され、斯る出力に応答して出
力D0〜D7を出力する。(32)は第2ラッチ回路であ
り、該回路の入力1D〜8Dは夫々ROM(31)の出力D0〜D
7に接続され、印字スタートパルスが高レベルとなった
時、上記ROM(31)の出力をラッチし、出力1Q〜8Qより
出力する。(33)はスイッチ回路、(34a)〜(34h)は
該回路中のスイッチ素子であり、斯るスイッチ素子は夫
々第2ラッチ回路(32)の出力1Q〜8Qに接続され、斯る
出力によりオン・オフが制御される。(35)は単安定マ
ルチバイブレータであり、該マルチバイブレータは上記
スイッチ素子(34a)〜(34h)のオン・オフ状態により
時定数が変化する。(36)はサーマルヘッド、(37)は
トランジスタであり、該トランジスタのベースは上記マ
ルチバイブレータ(35)の出力に接続され、また、その
コレクタはサーマルヘッド(36)に接続されている。
斯る構成では、カウンタ(25)の出力をサイクリック
に変化させることにより演算増幅器(22)の正入力を変
化させながらサーミスタ(21)より得られる周囲温度を
決定し、これに基づいて単安定マルチバイブレータ(3
5)の時定数を変化させ、サーマルヘッド(36)への通
電時間を制御している。従って、周囲温度の変化に基づ
きサーマルヘッド(36)への通電時間を制御できるので
印字濃度を均一にできる。
に変化させることにより演算増幅器(22)の正入力を変
化させながらサーミスタ(21)より得られる周囲温度を
決定し、これに基づいて単安定マルチバイブレータ(3
5)の時定数を変化させ、サーマルヘッド(36)への通
電時間を制御している。従って、周囲温度の変化に基づ
きサーマルヘッド(36)への通電時間を制御できるので
印字濃度を均一にできる。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 然るに、斯る従来構成では新たにカウンタ等の構成が
必要となるため、構成が複雑となると共にコストアップ
となっていた。
必要となるため、構成が複雑となると共にコストアップ
となっていた。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は斯る点に鑑みてなされたものでその構成的特
徴は、マトリックス型のキーボード、該キーボードをス
キャンするためのキースキャン信号を出力する手段、該
手段から出力された上記信号に基づいて基準温度信号を
発生する手段、印字手段としてのサーマルヘッド、該ヘ
ッド周囲の温度を検出する非線形温度検出手段、該検出
手段及び上記基準温度信号発生手段からの出力を比較す
るコンパレータ、該コンパレータからの出力に基づいて
上記ヘッドに対する通電を制御する手段を備えたことに
ある。
徴は、マトリックス型のキーボード、該キーボードをス
キャンするためのキースキャン信号を出力する手段、該
手段から出力された上記信号に基づいて基準温度信号を
発生する手段、印字手段としてのサーマルヘッド、該ヘ
ッド周囲の温度を検出する非線形温度検出手段、該検出
手段及び上記基準温度信号発生手段からの出力を比較す
るコンパレータ、該コンパレータからの出力に基づいて
上記ヘッドに対する通電を制御する手段を備えたことに
ある。
(ホ) 作用 斯る構成によれば、キースキャン信号により基準温度
信号も発生できる。
信号も発生できる。
(ヘ) 実施例 第1図は本考案の実施例を示すブロック回路図であ
り、図中(1)は例えばマイクロコンピュータからなる
主制御部であり、該主制御部はバス(2)で接続された
各部の制御を内蔵の制御プログラムに基づいて司る。
り、図中(1)は例えばマイクロコンピュータからなる
主制御部であり、該主制御部はバス(2)で接続された
各部の制御を内蔵の制御プログラムに基づいて司る。
(3)はI/Oポートであり、該ポートはキースキャン
用のスキャン信号を出力するKS0〜KS9端子と上記スキャ
ンに対応して返送されるリターン信号を入力するKR0〜K
R9端子及び後で詳しく述べる温度検出信号を入力するPC
0端子を備える。尚、I/Oポート(3)の動作については
後で詳しく述べる。
用のスキャン信号を出力するKS0〜KS9端子と上記スキャ
ンに対応して返送されるリターン信号を入力するKR0〜K
R9端子及び後で詳しく述べる温度検出信号を入力するPC
0端子を備える。尚、I/Oポート(3)の動作については
後で詳しく述べる。
(4)はマトリックス型キーボードからなる入力手段
であり、該入力手段は上記I/Oポート(3)のKS0〜KS9
端子より出力されるスキャン信号に基づいて各キーの押
圧状態を検出し、押圧状態にあるキーが存在する時には
そのキーに対応した信号をリターン信号としてI/Oポー
ト(3)のKR0〜KR9端子に出力する。
であり、該入力手段は上記I/Oポート(3)のKS0〜KS9
端子より出力されるスキャン信号に基づいて各キーの押
圧状態を検出し、押圧状態にあるキーが存在する時には
そのキーに対応した信号をリターン信号としてI/Oポー
ト(3)のKR0〜KR9端子に出力する。
(5a)〜(5j)はオープンドレイン形式のインバータ、
(6a)〜(6j)は夫々5℃、10℃、15℃、20℃、25℃、
30℃、35℃、40℃、45℃、50℃に対応した温度定数を有
する抵抗であり、上記各インバータ及び抵抗はI/Oポー
ト(3)のKS0〜KS9端子に夫々接続されている。また、
上記各抵抗(6a)〜(6j)のインバータと接続されてい
ない一方の端には駆動電圧VCC(=5V)が印加されてい
る。(7)は非線形温度特性を有するサーミスタであ
り、該サーミスタは後述するサーマルヘッド近傍に配さ
れ、斯るヘッドの周囲温度に対応した電圧を発生する。
(8)はコンパレータであり、該コンパレータの正入力
はサーミスタ(7)に接続され、一方負入力は上記各抵
抗に接続されている。また、斯るコンパレータ(8)の
出力はI/Oポート(3)のPC0端子に接続されている。更
に斯るコンパレータ(8)はその負入力に印加される電
圧値に対応した温度T℃に対し、正入力に印加される電
圧値に対応した温度T′℃が T℃−2.5℃≦T′℃<T℃+2.5℃…… という条件を満足する時Hレベル信号(+5V)を出力
し、上記条件を満足しない時にはLレベル信号(0V)を
出力する。尚、上記コンパレータ(8)はその負入力に
VCC電圧が印加された状態では常にHレベル信号を出力
する。
(6a)〜(6j)は夫々5℃、10℃、15℃、20℃、25℃、
30℃、35℃、40℃、45℃、50℃に対応した温度定数を有
する抵抗であり、上記各インバータ及び抵抗はI/Oポー
ト(3)のKS0〜KS9端子に夫々接続されている。また、
上記各抵抗(6a)〜(6j)のインバータと接続されてい
ない一方の端には駆動電圧VCC(=5V)が印加されてい
る。(7)は非線形温度特性を有するサーミスタであ
り、該サーミスタは後述するサーマルヘッド近傍に配さ
れ、斯るヘッドの周囲温度に対応した電圧を発生する。
(8)はコンパレータであり、該コンパレータの正入力
はサーミスタ(7)に接続され、一方負入力は上記各抵
抗に接続されている。また、斯るコンパレータ(8)の
出力はI/Oポート(3)のPC0端子に接続されている。更
に斯るコンパレータ(8)はその負入力に印加される電
圧値に対応した温度T℃に対し、正入力に印加される電
圧値に対応した温度T′℃が T℃−2.5℃≦T′℃<T℃+2.5℃…… という条件を満足する時Hレベル信号(+5V)を出力
し、上記条件を満足しない時にはLレベル信号(0V)を
出力する。尚、上記コンパレータ(8)はその負入力に
VCC電圧が印加された状態では常にHレベル信号を出力
する。
(91)〜(9n)はサーマルヘッド、(10)は例えばア
ルプス電気(株)製のETCCIIからなる駆動制御部であ
り、該制御部はサーマルヘッドへの通電時間等の前歴及
び主制御部(1)より与えられる周囲温度情報に基づい
て各サーマルヘッド(91)〜(9n)の駆動デューティ等
を決定する。(11)は例えば三洋電機(株)製のM54881
FPからなるヘッドドライバであり、該ドライバは上記駆
動制御部(10)で決定された駆動デューティに基づいて
各サーマルヘッド(91)〜(9n)を駆動する。
ルプス電気(株)製のETCCIIからなる駆動制御部であ
り、該制御部はサーマルヘッドへの通電時間等の前歴及
び主制御部(1)より与えられる周囲温度情報に基づい
て各サーマルヘッド(91)〜(9n)の駆動デューティ等
を決定する。(11)は例えば三洋電機(株)製のM54881
FPからなるヘッドドライバであり、該ドライバは上記駆
動制御部(10)で決定された駆動デューティに基づいて
各サーマルヘッド(91)〜(9n)を駆動する。
次に、本実施例の動作を説明する。
本実施例のI/Oポート(3)は、第2図に示す如く所
定時間間隔でKS0〜KS9端子より10ビットパラレルの信号
をサイクリックに出力する。斯る信号は入力手段(4)
のKS0〜KS9端子に供給され、斯る入力手段(4)キース
キャン信号として作用する。また、斯る信号が入力され
ている際に入力手段(4)上のキーが入力されると、入
力手段(4)は斯るキーに対応した信号をリターン信号
としてKR0〜KR9端子を介してI/Oポート(3)に出力す
る。従って、I/Oポート(3)は斯るリターン信号を主
制御部(1)に送出する。
定時間間隔でKS0〜KS9端子より10ビットパラレルの信号
をサイクリックに出力する。斯る信号は入力手段(4)
のKS0〜KS9端子に供給され、斯る入力手段(4)キース
キャン信号として作用する。また、斯る信号が入力され
ている際に入力手段(4)上のキーが入力されると、入
力手段(4)は斯るキーに対応した信号をリターン信号
としてKR0〜KR9端子を介してI/Oポート(3)に出力す
る。従って、I/Oポート(3)は斯るリターン信号を主
制御部(1)に送出する。
また、上記I/Oポート(3)のKS0〜KS9端子より出力
される10ビットパラレル信号はインバータ(5a)〜(5
j)にも供給される。従って、上記パラレル信号は夫々
上記インバータ(5a)〜(5j)により反転され抵抗(6
a)〜(6j)に供給されることとなる。具体的には、例
えば時間t0のときには全てのインバータ(5a)〜(5
j)にLレベルの信号が供給されるので、上記各インバ
ータ(5a)〜(5j)の出力端電圧は5Vとなり、駆動電圧
VCCと同一となる。従って、コンパレータ(8)の負入
力には5Vの電圧が印加されることとなるので斯るコンパ
レータ(8)はHレベル信号を出力する。尚、このとき
I/Oポート(3)、コンパレータ(8)、インバータ(5
a)〜(5j)等に回路異常が発生すると、コンパレータ
(8)からはHレベル信号は出力されない。ゆえに、上
記時間t0におけるコンパレータ(8)の出力状態を検
出することにより上記回路異常を判定できる。
される10ビットパラレル信号はインバータ(5a)〜(5
j)にも供給される。従って、上記パラレル信号は夫々
上記インバータ(5a)〜(5j)により反転され抵抗(6
a)〜(6j)に供給されることとなる。具体的には、例
えば時間t0のときには全てのインバータ(5a)〜(5
j)にLレベルの信号が供給されるので、上記各インバ
ータ(5a)〜(5j)の出力端電圧は5Vとなり、駆動電圧
VCCと同一となる。従って、コンパレータ(8)の負入
力には5Vの電圧が印加されることとなるので斯るコンパ
レータ(8)はHレベル信号を出力する。尚、このとき
I/Oポート(3)、コンパレータ(8)、インバータ(5
a)〜(5j)等に回路異常が発生すると、コンパレータ
(8)からはHレベル信号は出力されない。ゆえに、上
記時間t0におけるコンパレータ(8)の出力状態を検
出することにより上記回路異常を判定できる。
一方、時間t1〜t10にI/Oポート(3)より出力され
る信号はいずれか1つの端子の出力のみHレベル信号と
なっている。従って、この様な場合Hレベル信号が供給
されるインバータの出力側の電圧は0Vとなり、斯るイン
バータの出力端に接続された抵抗により分圧された電圧
がコンパレータ(8)の負入力に供給されることとな
る。尚、上記分圧電圧は上記抵抗の温度定数により決定
されるものであるので、コンパレータ(8)中では上記
温度定数に対応した温度Tを示す信号として扱われる。
ゆえに、このとき、サーミスタ(7)から出力され、コ
ンパレータの正入力に供給される信号(電圧)と対応す
る温度T′が上述の式の条件を満足する時のみ、コン
パレータ(8)はHレベル信号をI/Oポート(3)のPC0
端子に出力する。本実施例における時間t1〜t10での
具体的条件は第2図中に示す通りである。一例として
は、サーミスタ(7)からの出力が23℃に対応している
際には、時間t5の時のみコンパレータ(8)の出力が
Hレベルとなる。
る信号はいずれか1つの端子の出力のみHレベル信号と
なっている。従って、この様な場合Hレベル信号が供給
されるインバータの出力側の電圧は0Vとなり、斯るイン
バータの出力端に接続された抵抗により分圧された電圧
がコンパレータ(8)の負入力に供給されることとな
る。尚、上記分圧電圧は上記抵抗の温度定数により決定
されるものであるので、コンパレータ(8)中では上記
温度定数に対応した温度Tを示す信号として扱われる。
ゆえに、このとき、サーミスタ(7)から出力され、コ
ンパレータの正入力に供給される信号(電圧)と対応す
る温度T′が上述の式の条件を満足する時のみ、コン
パレータ(8)はHレベル信号をI/Oポート(3)のPC0
端子に出力する。本実施例における時間t1〜t10での
具体的条件は第2図中に示す通りである。一例として
は、サーミスタ(7)からの出力が23℃に対応している
際には、時間t5の時のみコンパレータ(8)の出力が
Hレベルとなる。
この様に、本実施例装置では上記インバータ(5a)〜
(5j)及び抵抗(6a)〜(6j)からなる回路がキースキ
ャン信号に基づく基準温度信号発生手段となる。
(5j)及び抵抗(6a)〜(6j)からなる回路がキースキ
ャン信号に基づく基準温度信号発生手段となる。
上記I/Oポート(3)は、上述した如くキースキャン
信号を繰返し出力すると共に入力手段(4)からのリタ
ーン信号を持つだけではなく、コンパレータ(8)から
の出力信号の判定を行なう。具体的には、時間t0では
コンパレータ出力がHレベルである時には回路は正常に
動作しているものと見做し、一方上記出力がLレベルと
なった時には、回路に異常が発生したものと見做し、主
制御部(1)にその旨を知らせる。
信号を繰返し出力すると共に入力手段(4)からのリタ
ーン信号を持つだけではなく、コンパレータ(8)から
の出力信号の判定を行なう。具体的には、時間t0では
コンパレータ出力がHレベルである時には回路は正常に
動作しているものと見做し、一方上記出力がLレベルと
なった時には、回路に異常が発生したものと見做し、主
制御部(1)にその旨を知らせる。
また、時間t0〜t10では、コンパレータ(8)の出
力がHレベルとなった時間での温度Tをサーミスタ
(7)の検出温度と見做し、その温度情報を主制御部
(1)に送出する。
力がHレベルとなった時間での温度Tをサーミスタ
(7)の検出温度と見做し、その温度情報を主制御部
(1)に送出する。
主制御部(1)には上記説明からも明らかな様にI/O
ポート(3)より入力キーに対応した信号(キー信
号)、回路異常信号、温度情報が入力されることとな
る。上記キー信号を受け取ると主制御部(1)は斯るキ
ー信号に対応した処理を実行し、また回路異常信号を受
け取った際には回路が異常であることを図示しない報知
手段により報知する。更に、温度情報を受け取った際に
は斯る温度情報を駆動制御部(10)に送出する。これに
より、駆動制御部(10)は上述した様な制御を行なうこ
ととなる。
ポート(3)より入力キーに対応した信号(キー信
号)、回路異常信号、温度情報が入力されることとな
る。上記キー信号を受け取ると主制御部(1)は斯るキ
ー信号に対応した処理を実行し、また回路異常信号を受
け取った際には回路が異常であることを図示しない報知
手段により報知する。更に、温度情報を受け取った際に
は斯る温度情報を駆動制御部(10)に送出する。これに
より、駆動制御部(10)は上述した様な制御を行なうこ
ととなる。
(ト) 考案の効果 本考案によれば、キーボード周囲の温度を判定するた
めのコンパレータは1つでよく、また、このコンパレー
タによる上記周囲温度の判定のための基準温度信号をキ
ースキャン信号に基づいて作成できるので、上記基準温
度信号を作成するためのカウンタ等が不要となり、回路
構成を簡素化できる。
めのコンパレータは1つでよく、また、このコンパレー
タによる上記周囲温度の判定のための基準温度信号をキ
ースキャン信号に基づいて作成できるので、上記基準温
度信号を作成するためのカウンタ等が不要となり、回路
構成を簡素化できる。
第1図は本考案の実施例を示すブロック回路図、第2図
は本実施例の各信号を説明するための模式図、第3図は
従来例を示すブロック図である。 (1)……主制御部、(3)……I/Oポート、(4)…
…入力手段(キーボード)、(5a)〜(5j)……インバ
ータ、(6a)〜(6j)……抵抗、(7)……サーミス
タ、(8)……コンパレータ、(91)〜(9n)……サー
マルヘッド、(10)……駆動制御部
は本実施例の各信号を説明するための模式図、第3図は
従来例を示すブロック図である。 (1)……主制御部、(3)……I/Oポート、(4)…
…入力手段(キーボード)、(5a)〜(5j)……インバ
ータ、(6a)〜(6j)……抵抗、(7)……サーミス
タ、(8)……コンパレータ、(91)〜(9n)……サー
マルヘッド、(10)……駆動制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−255165(JP,A) 特開 昭63−170723(JP,A) 特開 昭63−308626(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】マトリックス型のキーボードをスキャンす
るためのキースキャン信号に応答して相異なる複数の基
準温度信号の1つを選択的に発生する手段と、印字手段
としてのサーマルヘッドと、該ヘッド周囲の温度に対応
した温度信号を出力する非線形温度検出手段と、該検出
手段から出力される上記温度信号と上記発生手段より発
生される上記基準温度信号とを比較するコンパレータ
と、該コンパレータにおける比較結果と上記スキャン信
号に基づいて上記ヘッドの周囲温度を判定し、その判定
結果に基づいて上記ヘッドに対する通電を制御する手段
とを備えたことを特徴とするサーマルヘッド駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990056656U JPH081094Y2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | サーマルヘッド駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990056656U JPH081094Y2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | サーマルヘッド駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0415538U JPH0415538U (ja) | 1992-02-07 |
JPH081094Y2 true JPH081094Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=31580673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990056656U Expired - Lifetime JPH081094Y2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | サーマルヘッド駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081094Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62255165A (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-06 | Konika Corp | 記録パルスを演算する感熱記録装置 |
JPS63170723A (ja) * | 1987-01-09 | 1988-07-14 | Toshiba Corp | キ−ボ−ド制御方式 |
JPS63308626A (ja) * | 1987-06-10 | 1988-12-16 | Brother Ind Ltd | マトリックススイッチ入力検出装置 |
-
1990
- 1990-05-30 JP JP1990056656U patent/JPH081094Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0415538U (ja) | 1992-02-07 |
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