JPH05261961A - サーマルヘッド駆動回路 - Google Patents

サーマルヘッド駆動回路

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JPH05261961A
JPH05261961A JP4094942A JP9494292A JPH05261961A JP H05261961 A JPH05261961 A JP H05261961A JP 4094942 A JP4094942 A JP 4094942A JP 9494292 A JP9494292 A JP 9494292A JP H05261961 A JPH05261961 A JP H05261961A
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JP
Japan
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output
gate
circuit
energized state
pattern
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JP4094942A
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Inventor
Takafumi Endo
孝文 遠藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/3555Historical control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
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    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より多くの過去のラインにおける記録情報を
参照して現ラインにおける通電状態を決定することによ
り高画質化をはかりかつ少ない制御線で通電状態の決定
制御を行う。 【構成】 現ラインにおける記録情報とともに過去3ラ
イン以上の記録情報をラッチ回路22が保持し、ラッチ
回路の出力パターンに応じたパルス信号をANDゲート
52が出力するようなゲート信号を、ゲート信号発生部
32が出力する。その際、異なるレベル(パターン中の
記録を行うことを示す「H」の数が異なる)に属する出
力パターンのうち温度上昇程度が同じものに関して高い
方のレベルの出力パターンに応じたパルス信号がより多
くのパルス数から成るゲート信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリやプリ
ンタ等の印字部として使用されるサーマルヘッドを駆動
するサーマルヘッド駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図22は従来の1ドット分のサーマルヘ
ッド駆動回路を示す回路図であり、サーマルヘッドはこ
の回路を所定のドット数分有している。図において、1
は入力された現ラインのデータをクロックに従ってシフ
トさせるシフトレジスタであり、サーマルヘッドのドッ
ト数に応じた段数を有している。21はシフトレジスタ
1のタップに現われるデータを取り込んで保持するラッ
チ回路、31は3つのゲート信号GA,GB,GCを発
生するゲート信号発生部、4a,4bはラッチ回路21
の出力およびゲート信号GB,GCを導入した反転論理
積(NAND)ゲート、51は通電状態を示すパルス信
号を出力する論理積(AND)ゲート、6はパルス信号
に応じて発熱抵抗体7を駆動するダーリントントランジ
スタ(駆動素子)である。
【0003】次に動作について説明する。シフトレジス
タ1は、画像信号であるデータをクロック信号に従って
取り込み、それをシフトする(図26(A),(B)参
照)。ラッチ回路21は、シフトレジスタ1のそのドッ
トに対応したタップから、ラッチ信号に従って順次デー
タを取り込む。すなわち、ラッチ信号が1回入力される
と、ラッチ回路21はその内容をシフトするとともにシ
フトレジスタ1からデータを取り込む。この結果、前ラ
インのそのドットについてのデータがQ2端子に、前々
ラインのそのドットについてのデータがQ3端子に現わ
れる。そして、Q1端子にはこれから印字しようとする
現ラインのデータが現われる。
【0004】そして、ゲート信号発生部31は、例えば
図26(D),(E),(F)に示すように、所定のパ
ターンのゲート信号GA,GB,GCを発生する。この
ゲート信号とNANDゲート4a,4bおよびANDゲ
ート51とによって、発熱抵抗体7に与えられる信号が
定まり、その信号に応じてダーリントントランジスタ6
が発熱抵抗体7を駆動する。発熱抵抗体7は、通流する
電流量に応じて発熱し、その上に位置する感熱紙等を発
色させる。
【0005】ここで、発熱抵抗体7に与えられる電流量
の履歴制御について説明する。図23(A)に示すよう
に、通電時間1msの場合には、発熱抵抗体7の温度は
300℃になる。しかし、図23(B)に示すように、
繰り返し周期2msで通電が繰り返されると、その温度
は500℃にまで上昇する。すなわち、同一電流量が与
えられた場合であっても、通電開始時の温度が高けれ
ば、通電終了時の温度は高くなっている。よって、速い
繰り返し周期で通電がなされるような使用状況のもとで
は、発熱抵抗体7に与えるエネルギーを制御しないと、
発色濃度が高くなって印字むらが生じてしまう。そこ
で、通電開始時の温度に応じてエネルギー量を制御する
必要があり、具体的には、前ライン以前において記録が
なされたか否かをもとに通電の制御がなされる。
【0006】そのような履歴制御を行うには、すなわ
ち、前ラインおよび前々ラインのドットの記録状況から
現ラインのドットに対してどのようにエネルギーを与え
たらよいか、換言すればどのように通電したらよいか定
めるには、各パターン(現ライン、前ラインおよび前々
ラインにおけるそのドットの記録状況)について温度上
昇の程度を知る必要がある。
【0007】図24は、履歴制御を行わないときの各パ
ターンにおける温度上昇をシミュレートした結果を簡略
化して示したものである。図において、「H」は記録
(通電)がなされたことを、「L」は記録がなされなか
ったことを示している。例えば、図24(B)は、前々
ラインにおいてそのドットに記録がなされ、前ラインに
おいては記録がなされなかった場合を示している。ま
た、現ラインにおいて通電が終了した時点における温度
を正規化した値(この値が温度上昇程度を示すが、ここ
では、これをポイント数という。)が数値で示されてい
る。例えば、図24(A)に示す場合にはポイント数は
小さいので大きなエネルギーが与えられるように、ま
た、図24(D)に示す場合にはポイント数は大きいの
で小さなエネルギーが与えられるように履歴制御がなさ
れるべきであることがわかる。
【0008】図25は図24に示されたポイント数とラ
ッチ回路21がラッチしている出力データ(ラッチデー
タ)との関係を示したものである。既に述べたように、
ラッチデータは、前々ライン、前ラインおよび現ライン
においてそのドットが記録されるかどうかを示してい
る。ここで、「H」の数に応じてレベル数が定義され、
パターン内に現われる「H」の数が多い程高レベルとさ
れる。そして、図25に示された4種のパターンに応じ
た適切な通電状態の一例が、図26(G)〜(J)に示
したものである。
【0009】ポイント数に応じた適切な電流量を設定す
るために、ゲート信号発生部31は、図26(D),
(E),(F)に示すようなゲート信号GA,GB,G
Cを発生する。その結果、ラッチ回路21の出力パター
ンに応じたANDゲート51の出力は図26(G)〜
(J)に示すようになり、ポイント数に応じた電流量が
設定される。すなわち、ポイント数が小となっているパ
ターン(L,L,H)については電流量を多くし、ポイ
ント数が大となっているパターンについては電流量を少
なくするように制御される。なお、通常はゲート信号G
B,GCのパルス幅は同一であり、同一レベル内のパタ
ーンについては、通電時間の合計は同じになる。なお、
上記従来のサーマルヘッド駆動回路に関連するものとし
て、例えば、特開昭64−1560号公報に示されたサ
ーマルヘッド駆動装置がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のサーマルヘッド
駆動回路は以上のように構成されているので、履歴時間
をより厳密に行おうとしてラッチ回路21の出力数を増
やした場合には、制御対象となるパターン数が増大する
ために適切な制御を施すことが困難になるという問題点
があった。
【0011】また、履歴制御をより厳密に行おうとする
場合、LLL・・・H等の連続した白データの多い信号
と、HLH,LHH等の比較的黒データの多い信号とで
は温度上昇のポイント数が大幅に異なるため、レベル1
とレベル3、またはレベル1とレベル2との比率を大幅
に変えたい場合、すなわち通電時間をレベル1だけ大き
くしたいときでも、レベル2やレベル3も大きくなって
しまい、結局適切な比率を決定できないなどの問題点が
あった。
【0012】請求項1から請求項6の発明は上記のよう
な課題を解消するためになされたもので、ラッチ回路の
出力数を増やした結果、制御対象となるパターン数が増
加した場合であっても、適切な履歴制御を、より少ない
ゲート信号数で実行しうるサーマルヘッド駆動回路を得
ることを目的とする。
【0013】また、請求項7の発明は複数段のレベルで
決定される通電時間を特定の段レベルのみ大きくして、
最適の熱履歴制御を実施可能にするサーマルヘッド駆動
回路を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るサ
ーマルヘッド駆動回路は、ラッチ回路を4段以上の構成
とし、すなわち過去3ライン以上のそのドットに関する
記録情報を参照しうるようにした上で、ラッチ回路の各
出力パターンに応じた通電状態を出力させる信号であっ
て、異なるレベルに属する出力パターンのうち温度上昇
程度が同じものに関して高い方のレベルの出力パターン
に応じた通電状態をより多くのパルス信号で実現させる
信号であるゲート信号をゲート回路に与えるゲート信号
発生部を備えたものである。
【0015】請求項2の発明に係るサーマルヘッド駆動
回路は、ラッチ回路の特定の出力パターンを検出する照
合回路を設け、その検出出力によりゲート回路を制御す
るようにしたものである。
【0016】請求項3の発明に係るサーマルヘッド駆動
回路は、照合回路を用いて出力パターンのレベルを変更
するようにしたものである。
【0017】請求項4の発明に係るサーマルヘッド駆動
回路は、照合回路を用いて特定の出力パターンの発熱量
を減少させるようにしたものである。
【0018】請求項5の発明に係るサーマルヘッド駆動
回路は、照合回路を用いて特定の出力パターンの発熱量
を増加させるようにしたものである。
【0019】請求項6の発明に係るサーマルヘッド駆動
回路は、印字しようとする現ラインの少くとも前ライン
が印字された場合のパターンを上記特定の出力パターン
としたものである。
【0020】請求項7の発明に係るサーマルヘッド駆動
回路は、駆動対象となるドットの現ラインの記録情報お
よび以前の2ライン以上のそのドットの各記録情報を保
持するラッチ回路と、通電状態を示すパルス信号を出力
するゲート回路と、該ゲート回路に、前記ラッチ回路の
各出力パターンに応じて前記通電状態に対応したパルス
信号をゲート信号として出力するゲート信号発生部と、
上記以前の2ライン以上の記録情報が非印字のとき、ス
トローブ信号で規定される通電時間を解除し、上記ゲー
ト信号で規定される通電時間で印字するための照合回路
とを設けて、駆動装置に、前記ゲート回路が出力するパ
ルス信号に応じてそのドットの発熱抵抗体を駆動させる
ようにしたものである。
【0021】
【作用】請求項1の発明におけるゲート信号発生部は、
異なるレベルに属する出力パターンで同一発熱量が要求
される各パターンについて、発熱抵抗体の駆動素子に与
えられるパルス数を異ならせて発熱量を近づけるような
ゲート信号を出力する。
【0022】請求項2の発明における照合回路は、特定
のパターンを認識した時のみ、正規の出力とは異なる出
力を発熱抵抗体の駆動素子に入力することになるので、
特定パターンの発熱量を所望の量に制御することができ
る。
【0023】請求項3の発明における照合回路は、例え
ば同一レベルに属する2つの出力パターンを異なるレベ
ルに変更することができる。
【0024】請求項4の発明における照合回路は、特定
の出力パターンのある期間の通電を削除することによ
り、その出力パターンの発熱量を下げることができる。
【0025】請求項5の発明における照合回路は、特定
の出力パターンの通電期間を増やすことにより、発熱量
を増しレベルを変更することができる。
【0026】請求項6の発明における特定の出力パター
ンは、前ラインが「H」であることにより、その余熱を
利用した通電を行うことができる。
【0027】請求項7の発明における照合回路は、以前
のラインの情報とストローブ信号との情報を照合させる
ことにより、白信号が続いたときだけ、出力信号を増大
させ、該当ドットの通電時間を長くし、最適な熱履歴制
御を行うことができる。
【0028】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例を図につい
て説明する。図1において、22は4つのラッチデータ
を出力するラッチ回路、32は4つのゲート信号を発生
するゲート信号発生部、4cはNANDゲート、52は
5入力のANDゲートである。その他のものは同一符号
を付して図22に示したものと同一のものである。な
お、NANDゲート4a,4b,4c、ANDゲート5
2によりゲート回路が構成される。
【0029】次に動作について説明する。ラッチ回路2
2は、従来の場合と同様に、シフトレジスタ1から、ラ
ッチ信号に従って順次データを取り込む。しかし、この
場合には、ラッチ回路22は4段構成となっているの
で、前ラインについての記録情報がQ2端子に、前々ラ
インについての記録情報がQ3端子に、そして、さらに
その前々々ラインについての記録情報がQ4端子に現わ
れる。よって、この場合には、過去3ラインについての
そのドットの記録情報に基づいてQ1端子の現ラインに
ついてのそのドットの通電制御が行え、制御対象となる
パターンは図2に示すように8種類に増える。
【0030】制御対象が4種類の場合には、3つのゲー
ト信号GA,GB,GCによって、図26(D)〜
(J)に示すように、パターン(H,L,H)について
はゲート信号GA,GBで(L,H,H)についてはゲ
ート信号GA,GCで、そして(H,H,H)について
はゲート信号GA,GB,GCで制御するといったよう
に、それぞれのパターンに応じた通電制御が可能であっ
た。そして、その場合には、図25に示すように温度上
昇のポイント数がそれぞれ異なっているので制御は容易
であった。
【0031】しかし、この場合に8つのパターンがあ
り、かつ、図2に示すように、ポイント数が同一である
にもかかわらずレベルの異なるものが発生する。よっ
て、通電制御の方法に工夫を加えないと、適切な制御が
なされない。例えば、図3(B)〜(E)に示すような
ゲート信号GA〜GDを発生して通電制御を行った場合
を考える。ここで同一レベル内の各パターンについて
は、通電時間の合計を同じにしている。図2におけるパ
ターン(H,L,L,H)の温度上昇のポイント数1.
0パターン(L,L,L,H)のポイント数1.0とは
等しいので、それらのパターンに対応した発熱抵抗体7
の発熱量を等しくすることが望ましいが、図3(F),
(G)に示すようにQ4のLとHの余熱の差によって発
熱量は等しくならないことが予想される。その場合に、
同一レベル内の各パターンについての通電時間の合計に
差を設けることを許容し、ゲート信号GBの幅を小さく
することによってそれらのパターンに対応した発熱量を
近づけることが可能である。しかし、ゲート信号GBの
幅を小さくしすぎると、ラッチ回路22を4段構成とし
た場合の効果が薄れてしまう。
【0032】ところで、図23(A)に示す発熱抵抗体
7の応答カーブは、発熱開始直後には温度上昇の程度が
高く、ある程度温度上昇後は飽和する傾向にある。すな
わち、温度上昇ΔTは、 ΔT=Pd・Rth・{1−exp(−t/τ)} で表わされる。ここで、Pdは印字電力、Rthは発熱
抵抗体7の熱抵抗、tは印加時間、τは時定数である。
【0033】そこで、その性質を利用して、この場合に
は、ゲート信号発生部32は、図4(B)〜(E)に示
すようなゲート信号GA〜GDを発生する。その結果、
各パターンに応じた発熱抵抗体7に対する通電状態は、
図4(F)〜(M)に示すようになる。ここで、図4
(G)のパターン(H,L,L,H)に応じた通電状態
は、図3(G)では単一パルスであったが、この場合に
は2つのパルスで構成される。このようにすれば、発熱
開始直後の温度上昇の程度が高いパルスが2回印加され
ることになるので、図4(G)のパターン(H,L,
L,H)についての発熱量は、全体として通電時間が短
くても、図4(F)のパターン(L,L,L,H)につ
いての発熱量と同程度に近づく。
【0034】なお、同一レベル内でポイント数の違いに
応じて通電状態を設定する際にも、ポイント数が小さい
ものは複数パルス、ポイント数が大きいものは単一パル
スとなるように、ゲート信号発生部32はゲート信号G
A〜GDを生成する。例えば、レベル2のパターン
(L,H,L,H)はパターン(L,L,H,H)より
ポイント数が小さいので、パターン(L,H,L,H)
に応じた通電状態は複数パルスになっているのに対し
て、パターン(L,L,H,H)に応じた通電状態は単
一パルスになっている(図4(H),(I)参照)。同
様に、レベル3のパターン(H,L,H,H)はパター
ン(L,H,H,H)よりポイント数が小さいので、パ
ターン(H,L,H,H)に応じた通電状態は複数パル
スになっているのに対して、パターン(L,H,H,
H)に応じた通電状態は単一パルスになっている(図4
(K),(L)参照)。
【0035】実施例2.図5はラッチ回路23を5段構
成とした場合の回路図である。この場合には、図6に示
すように制御対象となるパターンは16種類であり、そ
れぞれのパターンに対応した温度上昇のポイント数は、
図6に示すようになっている。ここで、レベル1に属す
るパターン(L,L,L,L,H)とレベル2に属する
パターン(H,L,L,L,H)とは、また、レベル2
に属するパターン(L,L,L,H,H)とレベル3に
属するパターン(H,H,L,L,H)とは同一のポイ
ント数を有しているにもかかわらず、レベルが異なって
いるので通電時間の合計は異なる。
【0036】そこで、この場合には、パターン(L,
L,L,L,H)およびパターン(L,L,L,H,
H)に対応した通電状態は単一パルスとして発熱量を下
げるようにする。すなわち、ゲート信号発生部33は、
図7(B)〜(F)に示すようなゲート信号を発生す
る。その結果、各パターンに対応した通電状態は、図7
(G)〜(V)に示すようになる。ここで、レベル1の
パターン(L,L,L,L,H)に対応した通電状態は
単一パルスである一方、レベル2のパターン(H,L,
L,L,H)に対応した通電状態は複数パルスであり
(図7(G),(H)参照)、両者の場合の発熱抵抗体
7の発熱量は近づく。同様に、レベル2のパターン
(L,L,L,H,H)に対応した通電状態は単一パル
スである一方、レベル3のパターン(H,H,L,L,
H)に対応した通電状態は複数パルスであり(図7
(K),(L)参照)、両者の場合の発熱量は近づく。
【0037】なお、同一レベル内でポイント数の違いに
応じて通電状態を設定する際にも、ポイント数が小さい
ものは複数パルス、ポイント数が大きいものは単一パル
スとなるように、ゲート信号発生部33はゲート信号を
生成している、例えば、レベル2のパターン(L,L,
H,L,H)に応じた通電状態は複数パルスになってい
るのに対して、パターン(L,L,L,H,H)に応じ
た通電状態は単一パルスとなっている(図7(J),
(K)参照)。同様に、レベル3のパターン(L,H,
H,L,H)およびパターン(L,H,L,H,H)に
応じた通電状態は複数パルスになっているのに対して、
パターン(L,L,H,H,H)に応じた通電状態は単
一パルスとなっている(図7(O)〜(Q)参照)。ま
た、レベル4のパターン(H,H,H,L,H)、パタ
ーン(H,H,L,H,H)およびパターン(H,L,
H,H,H)に応じた通電状態は複数パルスになってい
るのに対して、パターン(L,H,H,H,H)は単一
パルスとなっている(図7(R)〜(U)参照)。
【0038】実施例3.図8は請求項2,3,4,6の
発明の一実施例を示し、図1と同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。図8において、61は照合回路
であり、ラッチ回路22のQ2,Q3,Q4端子に現わ
れる所定のパターンを検出しその検出出力をNANDゲ
ート4aに加える。
【0039】照合回路61はQ2端子出力と、Q3端子
出力をインバータ62で反転した出力とが加えられるA
NDゲート63と、このANDゲート63の出力とQ4
端子出力とが加えられるORゲート64とにより構成さ
れている。
【0040】次に動作について説明する。この実施例に
おいても図1の実施例と同様に制御対象となる8つのパ
ターンがあり、かつ、図2に示すようにポイント数が同
一であるにもかかわらずレベルの異なるものが発生す
る。この対策として図1では通電パルスの回数で制御す
る。即ち、通電パルス数を所定の時間内で操作する方法
をとっているが、このような制御法は基本的にある設定
された比較的高い温度で駆動されるので、熱の応答特性
の立ち上り、立ち下り時の特性と記録周期との関係が重
要となる。図9に記録周期が2.5ms/ラインで印字
した時の熱応答特性極性を示す。パターンは(H,L,
L,L,H,H)と続いた場合である。ここで問題とな
るのは、どのようなパターンで印字するのであれ、H時
は275℃程度の温度で印字するが、H,Hと続いた場
合は、前ラインの余熱が蓄積しており、該当ラインの印
字期間が来ても熱が大きく低下していない状態である。
これは前ラインの印字するに要する通電時間が、前々ラ
インおよび前々々ラインともLなので、フルパワーに近
い通電時間を要するため、立ち上り時間を多く要した結
果である。
【0041】例えば前々ラインが、Hであれば前ライン
の立ち上り時間は短縮できるので前ラインの立ち下り時
間を多くとれる。ところで、該当ラインはHを想定して
いるため、余熱を利用してやることによりこの問題を解
決できる。即ち、このようなパターンの時、例えば
(L,L,H,H)の時のみ、余熱が大と判断し、該当
ラインの通電時間を強制的に正規の通電時間より短縮さ
せるのでるある。そのための手段としてここでは照合回
路61を設けている。
【0042】図10はゲート信号GA〜GDと8つのパ
ターンとの関係を示し、図11は図10の(I)のパタ
ーンと(L)のパターンを例としてゲート信号GA〜G
D,NANDゲート4a〜4d、ANDゲート52の各
出力及び発熱抵抗体7の温度上昇等を示す。図10のゲ
ート信号GA〜GDは図3に示すものと同じものが用い
られている。図10において、該当ラインの印字がH
(Q1がH)の時、前ラインがHの場合は、パターン
(I)の他に(K),(L),(M)があるが、
(K),(L),(M)は、前々ライン又は前々々ライ
ンにHがあるので、前ラインの印字に必要な通電時間は
短かい。これに対して(I)は前々ライン、前々々ライ
ンがLであるので、前ラインの印字における通電時間は
長い。従って、該当ラインの印字に対する余熱が大きい
と判断して、ゲート信号GBの期間中の通電を照合回路
61により削除するようにしている。即ち、図3(I)
の始めの期間が図10(I)の点線で示すように削除さ
れる。
【0043】照合回路61がない場合は、図11の
(I)の時におけるANDゲート52の出力が点線期間
でHとなるので、発熱抵抗体7の温度上昇カーブの対応
部分が上昇することになる。
【0044】なお、照合回路61においては、Q2端子
出力が直接にANDゲート63に加えられ、Q3端子出
力がインバータ62で反転されてANDゲート63に加
えられている。従って、この照合回路61は前ラインが
Hでかつ前々ラインがLの場合のパターンのときに上記
削除を行うようにしている。
【0045】実施例4.図12はラッチ回路23を5段
構成とした場合の実施例である。この場合には、図13
に示すように制御対象となるパターンは16種類であ
る。ここで、前ラインがHとなるパターンは8種類あ
る。図13において、図12のゲート信号発生部33の
ゲート信号GBの印加期間にQ2〜Q5のパターン情報
を照合回路71を用いて、NANDゲート4aに入力す
ることにより、図13(K)のパターンの点線期間に対
する制御を行うことができる。これにより本来レベル2
の印字エネルギーをレベル3の印字エネルギーに変更で
きる。
【0046】なお、照合回路71はQ2端子出力と、Q
3,Q4端子出力をインバータ72,73で反転した出
力とをANDゲート74に加え、そのAND出力とQ5
端子出力とをORゲート75を介してNANDゲート4
aに加えるように構成されている。
【0047】従って、この照合回路71は、前ラインが
H、前々ライン及び前々々ラインがHのときのみに制御
を行うものである。
【0048】実施例5.次に請求項5の発明の一実施例
について説明する。上記実施例3,4に示された照合回
路61,71は、特定パターンに対する発熱量の低減を
目的としたが、逆に特定パターンに対する発熱量を増加
させるための照合回路としてもよく、図2において、レ
ベル1とレベル2は同一温度上昇のポイント数であるの
で、レベル2のパターン(H,L,L,H)をレベル1
と同一とするために図14に示すように発熱増加用照合
回路81を付加することにより、レベルの変更ができ
る。この場合、Q4がLの時、通常の発熱量が得られる
が、Q4がHの時、Q2およびQ3がLの時は発熱増加
用照合回路81のNORゲート82、インバータ83を
介してANDゲート84が特別に閉じ、NANDゲート
4aの出力をHとするため、ダーリントントランジスタ
6がONする。
【0049】実施例6.上記各実施例1〜5では、照合
回路61,71,81として、一駆動素子に対して一個
の照合回路を適用したが、制御する特定パターンを増や
すには、照合回路を複数個用いてもよい。例えば、各実
施例1〜5ではNANDゲート4a入力に対して照合回
路を挿入したが、NANDゲート4b又は4c又は4d
およびこれらの組み合わせに対して適宜付加してもよ
い。
【0050】実施例7.上記各実施例1〜5では照合回
路を簡単なゲート回路で構成したが、リトリガー回路を
使用した遅延回路や、アナログスイッチを使用したON
−OFF回路でこれらの機能を構成しても良い。
【0051】実施例8.上記各実施例1〜4では、特定
のパターンの中でも前ラインがHでそれ以降のラインは
Lを想定したが、レベルの変更を要するパターンに対し
て、照合回路を適宜設定しても良い。
【0052】実施例9.上記各実施例1〜5では、3ラ
イン又は4ラインの前歴に対して説明したが、5ライン
以上の前歴制御回路に、照合回路を適用しても良い。
【0053】実施例10.上記各実施例1〜5では、ゲ
ート信号GB〜GEは同一パルス幅であるとしたが、各
レベルにおける各パターンに応じた通電状態を、温度上
昇のポイント数に応じてより適切に制御するために、そ
れぞれのパルス幅を任意に変更することもできる。
【0054】また、あるパルスがノイズ等により分割パ
ルスとなったときには、それは単一パルスとみなされ
る。また、熱応答にさほど寄与しない微小パルスがノイ
ズ等により生じたときには、それらは無視される。ま
た、ゲート信号GA〜GEを、1パルスではなく微小パ
ルスが連続したものとしても同様の効果を奏する。
【0055】実施例11.上記各実施例1〜5では、4
段構成または5段構成のラッチ回路22,23を設けた
場合について説明したが、それを6段以上の構成とする
こともできる。また、通電状態が単一パルスと複数パル
スとになる場合について説明したが、複数パルスとそれ
以上のパルス数の複数パルスとなるようにしてもよい。
【0056】実施例12.図15はこの請求項7の発明
の一実施例を示し、同図において、91は照合回路で、
92は反転論理和NORゲート、93は論理和ORゲー
ト、9は外部ストローブ信号の反転用インバータであ
る。なお、このほかの図22に示したものと同一の構成
部分には同一符号を付して、その重複する説明を省略す
る。
【0057】次に動作について説明する。図15におい
て、前ラインおよび前々ラインについてのQ2,Q3端
子についての記録情報がLのとき、NORゲート92の
出力はHとなる。このとき、ストローブ信号のいかんに
よらずORゲート93の出力はHとなる。すなわち、図
16において、あらかじめゲート信号GAの通電時間を
ストローブの通電時間より長く設定しておく。そして、
図17に示すようにQ1端子に対してQ2,Q3端子が
Lであって、それ以前のデータがHのときは、図18に
示す表面温度上昇カーブのように、112℃から270
℃と比較的少ない温度上昇でよいのに対して、図19に
示すように端子Q1に対してQ2,Q3端子がLであっ
て、それ以前のデータがLのときは、図20に示す表面
温度上昇カーブのように、70℃から270℃と比較的
大きな温度上昇を必要とする。このとき、ゲート信号G
Aを長くすることは、Q1,Q2,Q3端子がHの場合
の通電時間をも長くすることになるので、Q1,Q2,
Q3端子がHのときは、ストローブ信号の最大時間で決
定し、Q2,Q3端子がLのときは、ゲート信号GAの
最大時間でQ1の通電時間を決定するようにする。
【0058】実施例13.なお、上記実施例12ではラ
ッチ回路21およびゲート回路31の段数が3段の場合
について示したが、図21に示すように、ラッチ回路2
3およびゲート回路33の段数を5段とした場合であっ
ても、すなわち、Q4,Q5端子およびゲート信号G
D,GEを負荷した場合であっても、照合回路101の
NORゲート102の入力ゲート数を増加させて、Q
2,Q3,Q4,Q5端子に接続することにより、上記
実施例12と同様の効果を奏する。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、サーマルヘッド駆動回路を、現ラインの記録情報お
よび以前のラインの記録情報をラッチするラッチ回路を
4段以上とし、通電状態をレベルおよび温度上昇程度に
応じたパルス回数で実現するように構成したので、制御
対象となるラッチ回路の出力パターン数を増加させてよ
り精密な記録制御を行えるようにした上で、より少ない
ゲート信号で適切な制御ができ印字むらをより軽減でき
る効果がある。
【0060】また、請求項2の発明によれば、ラッチ回
路の特定の出力パターンを検出してゲート回路を制御す
るように構成したので、特定パターンの発熱量を細かく
制御して、印字むらをさらになくすことができる効果が
ある。
【0061】請求項3の発明によれば、照合回路により
特定パターンのレベルを変更するようにしたので、その
パターンの発熱量を細かく制御して、印字むらをさらに
なくすことができる効果がある。
【0062】請求項4の発明によれば、照合回路により
特定パターンの発熱量を減少させるようにしたので、例
えば前のラインが印字されているようなパターンの場合
は、その余熱による印字むらをなくすことができる効果
がある。
【0063】請求項5の発明によれば、照合回路により
特定パターンの発熱量を増すようにしたので、出力パタ
ーンのレベルを変更して印字むらをさらになくすことが
できる効果がある。
【0064】請求項6の発明によれば、前ラインが
「H」のときの特定パターンに対して照合回路を用いる
ようにしたので、前ラインの印字による余熱による印字
むらをなくすことができる効果がある。
【0065】請求項7の発明によれば、駆動対象となる
ドットの現ラインの記録情報および以前の2ライン以上
のそのドットの各記録情報を保持するラッチ回路と、通
電状態を示すパルス信号を出力するゲート回路と、該ゲ
ート回路に、前記ラッチ回路の各出力パターンに応じて
前記通電状態に対応したパルス信号をゲート信号として
出力するゲート信号発生部と、上記以前の2ライン以上
の記録情報が非印字のとき、ストローブ信号で規定され
る通電時間を解除し、上記ゲート信号で規定される通電
時間で印字するための照合回路とを設けて、駆動装置
に、前記ゲート回路が出力するパルス信号に応じてその
ドットの発熱抵抗体を駆動させるように構成したので、
連続した白データ信号に対して、該当ドットを印字する
とき、通電時間を大きく独立して設定でき、この結果、
印字濃度が高精度にバランスしたサーマルヘッドの駆動
を行えるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例によるサーマルヘッ
ド駆動回路を示す回路図である。
【図2】8種類のパターンのラッチデータとポイント数
との関係を示す説明図である。
【図3】ゲート信号およびANDゲートの出力の一例を
示すタイミング図である。
【図4】請求項1の発明の一実施例によるゲート信号発
生部が出力するゲート信号およびANDゲートの出力を
示すタイミング図である。
【図5】請求項1の発明の他の実施例によるサーマルヘ
ッド駆動回路を示す回路図である。
【図6】16種類のパターンのラッチデータとポイント
数との関係を示す説明図である。
【図7】請求項1の発明の他の実施例によるゲート信号
発生部が出力するゲート信号およびANDゲートの出力
を示すタイミング図である。
【図8】請求項2,3,4,6の発明の一実施例による
サーマルヘッド駆動回路を示す回路図である。
【図9】ある出力パターンと温度上昇との関係を示す説
明図である。
【図10】ゲート信号発生部が出力するゲート信号およ
びANDゲートの出力を示すタイミング図である。
【図11】ゲート信号,NANDゲート出力,ANDゲ
ート出力,発熱抵抗体の温度上昇等を示すタイミング図
である。
【図12】請求項2の発明の他の実施例によるサーマル
ヘッド駆動回路を示す回路図である。
【図13】請求項2の発明の他の実施例におけるゲート
信号発生部が出力するゲート信号およびANDゲートの
出力を示すタイミング図である。
【図14】請求項5の発明の一実施例によるサーマルヘ
ッド駆動回路を示す回路図である。
【図15】請求項7の発明の一実施例によるサーマルヘ
ッド駆動回路を示す回路図である。
【図16】図15におけるゲート信号およびANDゲー
トの出力の一例を示すタイミング図である。
【図17】ラッチ回路が出力するデータによる印字パタ
ーンを示す図である。
【図18】図15におけるある出力パターンと温度上昇
との関係を示す説明図である。
【図19】ラッチ回路が出力する他のデータによる印字
パターンを示す図である。
【図20】図15における他の出力パターンと温度上昇
との関係を示す説明図である。
【図21】請求項7の発明の他の実施例によるサーマル
ヘッド駆動回路を示す回路図である。
【図22】従来のサーマルヘッド駆動回路を示す回路図
である。
【図23】発熱抵抗体の印加パルスと温度との関係を示
す説明図である。
【図24】各パターンにおける温度上昇程度を簡略化し
て示す説明図である。
【図25】4種類のパターンのラッチデータとポイント
数との関係を示す説明図である。
【図26】従来のゲート信号発生部が出力するゲート信
号およびAND回路の出力等を示すタイミング図であ
る。
【符号の説明】
4a〜4d NANDゲート(ゲート回路) 6 ダーリントントランジスタ(駆動素子) 7 発熱抵抗体 21〜23 ラッチ回路 31〜33 ゲート信号発生部 51〜53 ANDゲート(ゲート回路) 61,71,81,91 照合回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動対象となるドットの現ラインの記録
    情報および以前の3ライン以上のそのドットの各記録情
    報を保持するラッチ回路と、通電状態を示すパルス信号
    を出力するゲート回路と、前記ゲート回路に、前記ラッ
    チ回路の各出力パターンに応じた前記通電状態に対応し
    たパルス信号を出力させる信号であって、異なるレベル
    に属する前記出力パターンのうち温度上昇程度が同じも
    のに関して高い方のレベルの出力パターンに応じた通電
    状態をより多くのパルス信号で実現させるゲート信号を
    与えるゲート信号発生部と、前記ゲート回路が出力する
    パルス信号に応じてそのドットの発熱抵抗体を駆動する
    駆動素子とを備えたサーマルヘッド駆動回路。
  2. 【請求項2】 駆動対象となるドットの現ラインの記録
    情報および以前の3ライン以上のそのドットの各記録情
    報を保持するラッチ回路と、通電状態を示すパルス信号
    を出力するゲート回路と、前記ゲート回路に、前記ラッ
    チ回路の各出力パターンに応じた前記通電状態に対応し
    たパルス信号を出力させる信号であって、異なるレベル
    に属する前記出力パターンのうち温度上昇程度が同じも
    のに関して高い方のレベルの出力パターンに応じた通電
    状態をより多くのパルス信号で実現させるゲート信号を
    与えるゲート信号発生部と、前記出力パターンのうちの
    特定の出力パターンを検出し、その検出出力により前記
    ゲート回路を制御する照合回路と、前記ゲート回路が出
    力するパルス信号に応じてそのドットの発熱抵抗体を駆
    動する駆動素子とを備えたサーマルヘッド駆動回路。
  3. 【請求項3】 駆動対象となるドットの現ラインの記録
    情報および以前の3ライン以上のそのドットの各記録情
    報を保持するラッチ回路と、通電状態を示すパルス信号
    を出力するゲート回路と、前記ゲート回路に、前記ラッ
    チ回路の各出力パターンに応じた前記通電状態に対応し
    たパルス信号を出力させる信号であって、異なるレベル
    に属する前記出力パターンのうち温度上昇程度が同じも
    のに関して高い方のレベルの出力パターンに応じた通電
    状態をより多くのパルス信号で実現させるゲート信号を
    与えるゲート信号発生部と、前記出力パターンのうちの
    特定の出力パターンを検出すると共に、その検出出力に
    より前記ゲート回路を制御し、あるレベルに属する出力
    パターンを異なるレベルに変更する照合回路と、前記ゲ
    ート回路が出力するパルス信号に応じてそのドットの発
    熱抵抗体を駆動する駆動素子とを備えたサーマルヘッド
    駆動回路。
  4. 【請求項4】 駆動対象となるドットの現ラインの記録
    情報および以前の3ライン以上のそのドットの各記録情
    報を保持するラッチ回路と、通電状態を示すパルス信号
    を出力するゲート回路と、前記ゲート回路に、前記ラッ
    チ回路の各出力パターンに応じた前記通電状態に対応し
    たパルス信号を出力させる信号であって、異なるレベル
    に属する前記出力パターンのうち温度上昇程度が同じも
    のに関して高い方のレベルの出力パターンに応じた通電
    状態をより多くのパルス信号で実現させるゲート信号を
    与えるゲート信号発生部と、前記出力パターンのうちの
    特定の出力パターンを検出すると共に、その検出出力に
    より前記ゲート回路を制御し、特定の出力パターンの発
    熱量を減少させる照合回路と、前記ゲート回路が出力す
    るパルス信号に応じてそのドットの発熱抵抗体を駆動す
    る駆動素子とを備えたサーマルヘッド駆動回路。
  5. 【請求項5】 駆動対象となるドットの現ラインの記録
    情報および以前の3ライン以上のそのドットの各記録情
    報を保持するラッチ回路と、通電状態を示すパルス信号
    を出力するゲート回路と、前記ゲート回路に、前記ラッ
    チ回路の各出力パターンに応じた前記通電状態に対応し
    たパルス信号を出力させる信号であって、異なるレベル
    に属する前記出力パターンのうち温度上昇程度が同じも
    のに関して高い方のレベルの出力パターンに応じた通電
    状態をより多くのパルス信号で実現させるゲート信号を
    与えるゲート信号発生部と、前記出力パターンのうちの
    特定の出力パターンを検出すると共に、その検出出力に
    より前記ゲート回路を制御し、特定の出力パターンの発
    熱量を増加させる照合回路と、前記ゲート回路が出力す
    るパルス信号に応じてそのドットの発熱抵抗体を駆動す
    る駆動素子とを備えたサーマルヘッド駆動回路。
  6. 【請求項6】 駆動対象となるドットの現ラインの記録
    情報および以前の3ライン以上のそのドットの各記録情
    報を保持するラッチ回路と、通電状態を示すパルス信号
    を出力するゲート回路と、前記ゲート回路に、前記ラッ
    チ回路の各出力パターンに応じた前記通電状態に対応し
    たパルス信号を出力させる信号であって、異なるレベル
    に属する前記出力パターンのうち温度上昇程度が同じも
    のに関して高い方のレベルの出力パターンに応じた通電
    状態をより多くのパルス信号で実現させるゲート信号を
    与えるゲート信号発生部と、前記出力パターンのうちの
    現ラインの少なくとも前ラインが印字されている特定の
    出力パターンを検出し、その検出出力により前記ゲート
    回路を制御する照合回路と、前記ゲート回路が出力する
    パルス信号に応じてそのドットの発熱抵抗体を駆動する
    駆動素子とを備えたサーマルヘッド駆動回路。
  7. 【請求項7】 駆動対象となるドットの現ラインの記録
    情報および以前の2ライン以上のそのドットの各記録情
    報を保持するラッチ回路と、通電状態を示すパルス信号
    を出力するゲート回路と、前記ゲート回路に、前記ラッ
    チ回路の各出力パターンに応じて前記通電状態に対応し
    たパルス信号をゲート信号として出力するゲート信号発
    生部と、上記以前の2ライン以上の記録情報が非印字の
    とき、ストローブ信号で規定される通電時間を解除し、
    上記ゲート信号で規定される通電時間で印字するための
    照合回路と、前記ゲート回路が出力するパルス信号に応
    じてそのドットの発熱抵抗体を駆動する駆動素子とを備
    えたサーマルヘッド駆動回路。
JP4094942A 1991-03-25 1992-03-23 サーマルヘッド駆動回路 Pending JPH05261961A (ja)

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