JPH0810897Y2 - テープカートリッジ - Google Patents
テープカートリッジInfo
- Publication number
- JPH0810897Y2 JPH0810897Y2 JP1988078126U JP7812688U JPH0810897Y2 JP H0810897 Y2 JPH0810897 Y2 JP H0810897Y2 JP 1988078126 U JP1988078126 U JP 1988078126U JP 7812688 U JP7812688 U JP 7812688U JP H0810897 Y2 JPH0810897 Y2 JP H0810897Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- gate
- tape guide
- guide roller
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プラスチック製のテープガイドローラを備
えたテープカートリッジに係り、テープガイドローラの
ゲート位置に改善を加えたものである。
えたテープカートリッジに係り、テープガイドローラの
ゲート位置に改善を加えたものである。
例えば、ビデオ用のテープカートリッジでは、本体ケ
ース内に立設のローラ支持軸に、プラスチック成形品た
る円筒形のテープガイドローラを回転自在に支持し、該
ローラでテープを走行案内している(実開昭62−286号
公報)。
ース内に立設のローラ支持軸に、プラスチック成形品た
る円筒形のテープガイドローラを回転自在に支持し、該
ローラでテープを走行案内している(実開昭62−286号
公報)。
この種のテープガイドローラにおいて、ローラ支持軸
への案内挿入を容易にするために、該ローラの少なくと
も一端に外拡がりのテーパー部を形成することが実開昭
59−125781号公報に公知である。
への案内挿入を容易にするために、該ローラの少なくと
も一端に外拡がりのテーパー部を形成することが実開昭
59−125781号公報に公知である。
かかるテープガイドローラはその成形精度を上げるた
めにプラスチック材で射出成形されるが、問題はこのと
きのゲート位置をどこに設定するかにある。この点に関
し、特開昭58−222474号公報では、テープガイドローラ
の軸穴を両端部を限って径大に形成し、この径大部の内
筒面の一部にゲート部を設定している。
めにプラスチック材で射出成形されるが、問題はこのと
きのゲート位置をどこに設定するかにある。この点に関
し、特開昭58−222474号公報では、テープガイドローラ
の軸穴を両端部を限って径大に形成し、この径大部の内
筒面の一部にゲート部を設定している。
前出の特開昭58−222474号公報によれば、径大部にゲ
ード残部が生じていても、使用状態においてローラ支持
軸にゲート残部が接触することはない。そのテープガイ
ドローラの軸穴をローラ支持軸に嵌装する際に、ローラ
支持軸がゲート残部に接当するのを抑止することにもな
る。
ード残部が生じていても、使用状態においてローラ支持
軸にゲート残部が接触することはない。そのテープガイ
ドローラの軸穴をローラ支持軸に嵌装する際に、ローラ
支持軸がゲート残部に接当するのを抑止することにもな
る。
しかし、テープガイドローラをローラ支持軸に挿入す
る際に、軸穴と支持軸との相対位置にずれが生じている
と、ローラ支持軸の上端がなお前記ゲート部の切断残部
に接当する余地を残している。その場合に、切断残部の
一部が削り取られて軸穴内に押し込まれ、ローラ支持軸
と軸穴との間でかみ込みが生じ、該ローラの回転不良や
回転不能を起こす原因になる。それに上記の従来例にお
ける軸穴の径大部は段付き状に形成されているため、全
体がテーパー面に形成されている形式と異なり、ローラ
支持軸が該径大部の内部段付面に突き当たって、軸穴へ
のローラ支持軸の円滑な挿入に支障がある。
る際に、軸穴と支持軸との相対位置にずれが生じている
と、ローラ支持軸の上端がなお前記ゲート部の切断残部
に接当する余地を残している。その場合に、切断残部の
一部が削り取られて軸穴内に押し込まれ、ローラ支持軸
と軸穴との間でかみ込みが生じ、該ローラの回転不良や
回転不能を起こす原因になる。それに上記の従来例にお
ける軸穴の径大部は段付き状に形成されているため、全
体がテーパー面に形成されている形式と異なり、ローラ
支持軸が該径大部の内部段付面に突き当たって、軸穴へ
のローラ支持軸の円滑な挿入に支障がある。
そこで本考案の目的は、テープガイドローラの端部に
テーパー部を設けてローラ支持軸に該ローラを容易かつ
円滑に挿入案内できるようにしたテープカートリッジを
得るにある。
テーパー部を設けてローラ支持軸に該ローラを容易かつ
円滑に挿入案内できるようにしたテープカートリッジを
得るにある。
そのうえで、本考案の目的は、テープガイドローラの
テーパー部にゲート部を設定する形態を発展改良し、テ
ープガイドローラの回転性能等の信頼性を確保するにあ
る。
テーパー部にゲート部を設定する形態を発展改良し、テ
ープガイドローラの回転性能等の信頼性を確保するにあ
る。
本考案では、第1図に示すごとく本体ケース1内に配
置されたプラスチック製のテープガイドローラ7の軸穴
12の少なくとも一端に、内周面の全体が外拡がり状のテ
ーパー面13aを有するテーパー部13を形成してあるテー
プカートリッジにおいて、前記テーパー部13のテーパー
面13aの一部に凹み14を設け、この凹み14の底にはテー
プガイドローラ7の端面7aに対してほぼ垂直な面15を設
け、この垂直面15にゲート部16を設定してある。
置されたプラスチック製のテープガイドローラ7の軸穴
12の少なくとも一端に、内周面の全体が外拡がり状のテ
ーパー面13aを有するテーパー部13を形成してあるテー
プカートリッジにおいて、前記テーパー部13のテーパー
面13aの一部に凹み14を設け、この凹み14の底にはテー
プガイドローラ7の端面7aに対してほぼ垂直な面15を設
け、この垂直面15にゲート部16を設定してある。
但し、前記凹み14はゲート部16の切断残部が第1図に
示すごとくテーパー部13のテーパー面13aから出ないよ
うな深さd寸法に設定し、かつ前記軸穴12に挿通される
ローラ支持軸8が第2図に示すごとくゲート部16の切断
残部に接しないような幅w寸法に設定されていることを
特徴とするものである。
示すごとくテーパー部13のテーパー面13aから出ないよ
うな深さd寸法に設定し、かつ前記軸穴12に挿通される
ローラ支持軸8が第2図に示すごとくゲート部16の切断
残部に接しないような幅w寸法に設定されていることを
特徴とするものである。
テープガイドローラ7をローラ支持軸8に挿入する際
に、ローラ支持軸8はテーパー部13のテーパー面13aに
案内されて軸穴12に案内挿入される。その際に、前記凹
み14は全内周面の一部に幅寸法が限定されて、しかも所
定の深さ寸法に設定されて形成されているから、該凹み
14の底の垂直面15に生じたゲート部16の切断残部がテー
パー面13aより内側に突出することはなく、ローラ支持
軸8の上端がゲート部16の切断残部に接触することはな
い。
に、ローラ支持軸8はテーパー部13のテーパー面13aに
案内されて軸穴12に案内挿入される。その際に、前記凹
み14は全内周面の一部に幅寸法が限定されて、しかも所
定の深さ寸法に設定されて形成されているから、該凹み
14の底の垂直面15に生じたゲート部16の切断残部がテー
パー面13aより内側に突出することはなく、ローラ支持
軸8の上端がゲート部16の切断残部に接触することはな
い。
第1図ないし第5図は本考案をVHS型のビデオ用テー
プカートリッジに適用した一実施例を示す。
プカートリッジに適用した一実施例を示す。
第4図において、本体ケース1の内部左右にはテープ
2が巻かれるリール3.3を回転自在に配置し、本体ケー
ス1の前方左右にテープ引出口4・4を設け、この引出
口4・4のそれぞれに固定のテープガイド5・5を配し
てあり、一方のリール3から引き出したテープ2を両テ
ープガイド5・5で案内したのち他方のリール3に巻き
取るようにしてある。両テープガイド5・5間には、テ
ープ2をケース外へ引き出すローディング用ポケット6
・6が凹設されている。
2が巻かれるリール3.3を回転自在に配置し、本体ケー
ス1の前方左右にテープ引出口4・4を設け、この引出
口4・4のそれぞれに固定のテープガイド5・5を配し
てあり、一方のリール3から引き出したテープ2を両テ
ープガイド5・5で案内したのち他方のリール3に巻き
取るようにしてある。両テープガイド5・5間には、テ
ープ2をケース外へ引き出すローディング用ポケット6
・6が凹設されている。
図に向かって左方の固定テープガイド5の内側方に、
固定テープガイド5へのテープ巻付角を一定にするため
のテープガイドローラ7が、本体ケース1を構成する上
下ケース1a・1bのうち下ケース1bの内底面から立設した
ローラ支持軸8に回転自在に支持されている。
固定テープガイド5へのテープ巻付角を一定にするため
のテープガイドローラ7が、本体ケース1を構成する上
下ケース1a・1bのうち下ケース1bの内底面から立設した
ローラ支持軸8に回転自在に支持されている。
第5図において、ローラ支持軸8の上端は上ケース1a
の内面に設けたボス9に嵌入支持する。下ケース1bの内
面上におけるローラ支持軸8の基部周囲に輪形のボス10
を突設し、このボス10でローラ支持軸8に嵌合したテー
プガイドローラ7の下端を受け止め支持する。
の内面に設けたボス9に嵌入支持する。下ケース1bの内
面上におけるローラ支持軸8の基部周囲に輪形のボス10
を突設し、このボス10でローラ支持軸8に嵌合したテー
プガイドローラ7の下端を受け止め支持する。
第1図ないし第3図において、テープガイドローラ7
の中央に、前記ローラ支持軸8に挿入される軸穴12が上
下貫通状に形成されている。その軸穴12の上端部および
下端部には、支持軸8への挿入を容易にするために、内
周面の全体が外拡がり状のテーパー面13aを有するテー
パー部13・13を形成してある。
の中央に、前記ローラ支持軸8に挿入される軸穴12が上
下貫通状に形成されている。その軸穴12の上端部および
下端部には、支持軸8への挿入を容易にするために、内
周面の全体が外拡がり状のテーパー面13aを有するテー
パー部13・13を形成してある。
この軸穴12の下端側のテーパー部13の一部に凹み14を
設け、凹み14にはテープガイドローラ7の下端面7aに対
してほぼ垂直な面15を設け、この垂直面15にゲート部16
を設定した。
設け、凹み14にはテープガイドローラ7の下端面7aに対
してほぼ垂直な面15を設け、この垂直面15にゲート部16
を設定した。
その凹み14は、ゲート部16の切断残部がテーパー部13
の面13aから出ないような深さd寸法に設定し、かつロ
ーラ支持軸8がゲート部16の切断残部に接しないような
幅w寸法に設定してある。
の面13aから出ないような深さd寸法に設定し、かつロ
ーラ支持軸8がゲート部16の切断残部に接しないような
幅w寸法に設定してある。
ゲート部16を垂直面15に設定したのは、ゲートGの切
断が型開き時に直角方向に行われることにより、ゲート
切断残部を最小の形にすることができるためであり、こ
の結果凹み14の深さd・幅wを可及的に小さくできてテ
ープガイドローラ7の端部が部分的に薄肉となるのをで
きるだけ避けることができる。
断が型開き時に直角方向に行われることにより、ゲート
切断残部を最小の形にすることができるためであり、こ
の結果凹み14の深さd・幅wを可及的に小さくできてテ
ープガイドローラ7の端部が部分的に薄肉となるのをで
きるだけ避けることができる。
本考案がVHS型のテープカートリッジの以外に、ベー
タ、VHS−C、あるいはその他の各種テープカートリッ
ジのテープガイドローラにも同様に適用できることは言
うまでもない。
タ、VHS−C、あるいはその他の各種テープカートリッ
ジのテープガイドローラにも同様に適用できることは言
うまでもない。
本考案によれば、テープガイドローラ7の軸穴12のテ
ーパー部13に、所定の深さdおよび幅wを持つ凹み14を
設け、この凹み14の底の垂直面15にゲート部16を設定し
たので、ローラ支持軸8にテープガイドローラ7を挿入
する際に、該支持軸8の先端がゲート部16の切断残部に
接当することは皆無となり、該ローラ7の案内挿入もテ
ーパー面13aで円滑に行える。その結果、テープ2への
ダメージが無く、ローラ回転不良等が生じることも無く
なって信頼性に優れるものが得られる。
ーパー部13に、所定の深さdおよび幅wを持つ凹み14を
設け、この凹み14の底の垂直面15にゲート部16を設定し
たので、ローラ支持軸8にテープガイドローラ7を挿入
する際に、該支持軸8の先端がゲート部16の切断残部に
接当することは皆無となり、該ローラ7の案内挿入もテ
ーパー面13aで円滑に行える。その結果、テープ2への
ダメージが無く、ローラ回転不良等が生じることも無く
なって信頼性に優れるものが得られる。
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示しており、 第1図はテープガイドローラの縦断面図、 第2図はテープガイドローラの一端部の平面図、 第3図はテープガイドローラの一端部を一部破断して示
す斜視図、 第4図はテープカートリッジの概略構造を示す内部の平
面図、 第5図は第4図におけるV−V線断面図である。 1……本体ケース、7……テープガイドローラ、12……
軸穴、13……テーパー部、14……凹み、16……ゲート
部。
す斜視図、 第4図はテープカートリッジの概略構造を示す内部の平
面図、 第5図は第4図におけるV−V線断面図である。 1……本体ケース、7……テープガイドローラ、12……
軸穴、13……テーパー部、14……凹み、16……ゲート
部。
Claims (1)
- 【請求項1】本体ケース(1)内に配置されたプラスチ
ック製のテープガイドローラ(7)の軸穴(12)の少な
くとも一端に、内周面の全体が外拡がり状のテーパー面
(13a)を有するテーパー部(13)を形成しており、 前記テーパー部(13)のテーパー面(13a)の一部に凹
み(14)を設け、この凹み(14)の底にはテープガイド
ローラ(7)の端面(7a)に対してほぼ垂直な面(15)
を設けてあり、 この垂直面(15)にゲート部(16)を設定してあり、 前記凹み(14)は、ゲート部(16)の切断残部がテーパ
ー部(13)のテーパー面(13a)から出ないような深さ
(d)寸法に設定し、かつ前記軸穴(12)に挿通される
ローラ支持軸(8)がゲート部(16)の切断残部に接し
ないような幅(W)寸法に設定してあることを特徴とす
るテープカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988078126U JPH0810897Y2 (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | テープカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988078126U JPH0810897Y2 (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | テープカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01181181U JPH01181181U (ja) | 1989-12-27 |
JPH0810897Y2 true JPH0810897Y2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=31303075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988078126U Expired - Lifetime JPH0810897Y2 (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | テープカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0810897Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6758894B2 (ja) * | 2016-04-20 | 2020-09-23 | キヤノン株式会社 | ローラ及びこれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58222474A (ja) * | 1982-12-09 | 1983-12-24 | Sansho Giken Kk | 磁気テ−プ用案内ロ−ラ− |
JPS59125781U (ja) * | 1983-02-14 | 1984-08-24 | 第一精工株式会社 | ガイドロ−ラ |
-
1988
- 1988-06-13 JP JP1988078126U patent/JPH0810897Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01181181U (ja) | 1989-12-27 |
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