JPH08108857A - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置の制御装置

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JPH08108857A
JPH08108857A JP26610294A JP26610294A JPH08108857A JP H08108857 A JPH08108857 A JP H08108857A JP 26610294 A JP26610294 A JP 26610294A JP 26610294 A JP26610294 A JP 26610294A JP H08108857 A JPH08108857 A JP H08108857A
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JP
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steering
signal
motor
value
circuit
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Application number
JP26610294A
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English (en)
Inventor
Hisayoshi Koiwai
久賀 小岩井
Shuji Endo
修司 遠藤
Hideaki Kawada
秀明 川田
Hiroyuki Kano
広之 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御系の安定性を損なわずに高周波ノイズの
影響を低減することのできる電動パワーステアリング装
置の制御装置を提供する。 【構成】 少なくともナイキスト周波数までは、位相遅
れ及びゲイン変動が小さい特性を有しているアクティブ
・ローパス・フィルタ13aを介して、トルクセンサ3
のトルク検出値TをA/D変換器20aに供給し、さら
に、A/D変換器20aの出力信号をマイクロコンピュ
ータ21に供給してモータ駆動制御を行う。このアクテ
ィブ・ローパス・フィルタ13aを有することにより、
制御系の安定性を損なわずに高周波ノイズを減衰するす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル制御方式の
制御回路を備えた電動パワーステアリング装置の制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動パワーステアリング装置の制
御回路にマイクロコンピュータを搭載し、補助操舵力を
発生する電動モータをディジタル制御方式によって制御
する電動パワーステアリング装置が、例えば、特開昭6
2−181958号公報に示されている。この従来例で
は、検出された操舵トルク検出信号は、この信号を整流
平滑化するインタフェース回路を介してA/Dコンバー
タ回路に入力されてディジタル信号に変換され、マイク
ロコンピュータユニットでこのディジタル化された操舵
トルク検出信号に応じて電動モータを制御するPWM制
御信号を生成し、PWM制御信号によるモータ駆動制御
が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、車載用であるために高周波ノイズの多
い環境で用いられることが多く、制御回路の入力信号線
にはスイッチングノイズ等の高周波ノイズが頻繁に入力
されてしまう。操舵トルク検出信号をA/D変換器でデ
ィジタル信号に変換する際に、この入力された高周波ノ
イズの周波数が、サンプリング周波数の1/2の周波数
で表されるナイキスト周波数より高いときには、周波数
スペクトラム上でエリアシング(aliasing)と
称される重なる部分が生じて、本来の信号と疑似信号と
の相互干渉によるビート歪みやノイズ等のいわゆる折り
返し雑音が発生する。そして、これが出力のモータ駆動
信号に対して低周波ノイズとして再現されてしまい、シ
ステムの性能及び安定性を損ねるという問題点を有して
いた。
【0004】この高周波ノイズの影響を回避するために
高次数の低域通過フィルタを用いることが考えられる
が、この場合には位相遅れが大きくなってしまうという
新たな問題が発生する。元来、電動パワーステアリング
装置の制御系は位相余裕及びゲイン余裕が小さく、それ
を位相補償回路で補うことにより制御系の安定化を図っ
ており、その制御系の中に安定化を損なう傾向のある位
相遅れを有したフィルタを組み入れることはシステム上
好ましくない。
【0005】したがって、本発明においては、上記問題
点を解消し、システムの安定性を損なうことなく高周波
ノイズの影響を低減することのできる電動パワーステア
リング装置の制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するする
ために、本発明に係る電動パワーステアリング装置の制
御装置は、操舵系の操舵トルクを検出するトルク検出手
段と、前記操舵系に対して操舵補助力を発生する電動モ
ータと、前記トルク検出手段のトルク検出値をディジタ
ル信号に変換するA/D変換器を有すると共に、少なく
ともこのディジタル信号に応じて前記電動モータを制御
する制御信号を出力する制御手段と、を備える電動パワ
ーステアリング装置の制御装置において、前記トルク検
出手段及び前記A/D変換器間に、少なくともナイキス
ト周波数以下の周波数領域では、低位相遅れ且つ低利得
変動の特性を有する低域通過フィルタを介挿したことを
特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、トルク検出手段から出力され
たトルク検出値を、低域通過フィルタを介してA/D変
換器に供給しており、この低域通過フィルタは、少なく
ともナイキスト周波数までは、位相遅れ及びゲイン変動
が小さい特性を有している。このため、この低域通過フ
ィルタにより高周波ノイズは減衰すると共に、低域通過
フィルタを挿入したことによるシステム全体の位相余裕
及びゲイン余裕の低下は回避され、システムの安定性は
保たれる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明に係る電動パワーステアリング
装置の概略構成図である。図中、1はステアリングホイ
ールであり、このステアリングホイールに作用された操
舵力は、入力軸2aと出力軸2bから構成されたステア
リングシャフト2に伝達される。この入力軸2aの一端
はステアリングホイール1に連結され、他端はトルク検
出手段としてのトルクセンサ3を介して出力軸2bの一
端に連結されている。そして、出力軸2bに伝達された
操舵力は、ユニバーサルジョイント4を介してロアシャ
フト5に伝達され、さらに、ユニバーサルジョイント6
を介してピニオンシャフト7に伝達される。操舵力は、
更にステアリングギヤ8を介してタイロッド9に伝達さ
れて転舵輪を転舵させる。ステアリングギヤ8は、ピニ
オン8aとラック8bとを有するラックアンドピニオン
形に構成され、ピニオン8aに伝達された回転運動をラ
ック8bで直進運動に変換している。
【0009】ステアリングシャフト2の出力軸2bに
は、補助操舵力(アシスト力)を出力軸2bに伝達する
減速ギア10が連結されており、減速ギア10には、補
助操舵力の伝達・遮断を行う例えば電磁式で構成されて
いる電磁クラッチ装置11を介して、補助操舵力を発生
する電動モータ12の出力軸が連結されている。電磁ク
ラッチ装置11はソレノイドを有し、このソレノイドに
後述するコントローラ13によって励磁電流が供給され
ることにより、減速ギヤ10と電動モータ12とは機械
的に結合され、励磁電流の供給停止により離脱される。
【0010】トルクセンサ3は、ステアリングホイール
1に付与されて入力軸2aに伝達された操舵トルクを検
出するもので、例えば、操舵トルクを入力軸2a及び出
力軸2b間に介挿したトーションバーの捩じれ角変位に
変換し、この捩じれ角変位をポテンショメータで検出す
るように構成される。このトルクセンサ3は、例えば、
図2に示すように、入力トルクが零の場合には、所定の
中立電圧V0 を有するトルク検出値Tを出力し、右切り
するとそのときの操舵トルクに応じて中立電圧V0 より
増加する電圧を出力し、左切りするとそのときの操舵ト
ルクに応じて中立電圧V0 より減少する電圧を出力する
ようになされている。そして、出力されたトルク検出値
Tは、制御手段としてのコントローラ13に供給され
る。
【0011】コントローラ13は、トルク検出値T及び
電動モータ12の電流検出値に応じて、電動モータ12
に供給される駆動電流を制御しており、コントローラ1
3には、電動モータ12の駆動電流に対応した信号がフ
ィードバックされ、このフィードバック信号によりコン
トローラ13から電動モータ12に出力される電流がフ
ィードバック制御されている。さらに、コントローラ1
3には、イグニッション・スイッチ14及びヒューズ1
5aを介してバッテリ16から電流が供給されると共
に、ヒューズ15bのみを介してバッテリ16から電流
が供給される。ヒューズ15bのみを介して供給された
バッテリ16の電流は、例えばバックアップメモリに供
給される。さらに、例えば変速機の出力回転数に対応し
た周期のパルス信号を発生する車速センサ17からの車
速検出信号Vp が、コントローラ13に入力され、車速
に応じた補助操舵力が発生される。
【0012】コントローラ13は、図3に示すように、
入力されたトルク検出値Tの高周波ノイズを除去する低
域通過フィルタ(LPF)としてのアクティブ・ローパ
ス・フィルタ13aと、アクティブ・ローパス・フィル
タ13aの出力信号の位相を補償して電動パワーステア
リング装置の安定性を高め、補償されたトルク検出値T
P をA/D変換器20aに出力する位相補償回路18
と、車速センサ17から供給された車速検出信号VP
単位時間当りのパルス数を積算し車速検出値Vを出力す
ると共に、後述するマイクロコンピュータ21に車速検
出値Vが読み込まれたときにマイクロコンピュータ21
によりカウント値がリセットされるカウンタ回路19
と、補償されたトルク検出値TP 及び後述するモータ電
流検出信号IR,L をそれぞれトルク検出値TD 及びモ
ータ電流検出値iR,L としてディジタル信号に変換す
るA/D変換器20a〜20cと、カウンタ回路19及
びA/D変換器20a〜20cの出力信号が供給される
マイクロコンピュータ21と、マイクロコンピュータ2
1の出力信号に基づいて電動モータ12を駆動する駆動
手段としてのモータ駆動回路22と、入力された電源電
流をモータ駆動回路22に供給するフェールセーフリレ
ー回路23と、マイクロコンピュータ21の出力信号に
基づいて電磁クラッチ装置11を駆動するクラッチ駆動
回路24と、モータ電流の大きさと方向を検出しそのモ
ータ電流検出信号IR,L をマイクロコンピュータ21
にフィードバックする電流検出回路25とから構成され
る。
【0013】アクティブ・ローパス・フィルタ13a
は、図4に示すように4次のフィルタで構成される。1
つの演算増幅器で2次のフィルタを構成し、これをカス
ケードに接続して4次のフィルタを構成する。本実施例
は同図に示すように、非反転入力端子にトルク検出値T
が抵抗R1を介して供給され、且つ、反転入力端子が出
力端子に直接接続されたバッファ回路を構成する演算増
幅器OP1を有している。ここで、抵抗R1と非反転入
力端子との接続点は抵抗R2を介して接地されている。
【0014】バッファ用演算増幅器OP1の出力信号V
O1は、いわゆるVCVS(VoltageControl Voltage Sou
rce)型と称される2次のアクティブ・ローパス・フィ
ルタLPF1に入力される。このVCVS型アクティブ
・ローパス・フィルタLPF1は、演算増幅器OP2
と、抵抗R3〜R6と、コンデンサC1,C2とを有
し、出力信号VO1が抵抗R3,R4を介して演算増幅器
OP2の非反転入力端子に供給され、非反転入力端子及
び抵抗R4の接続点がコンデンサC1を介して接地さ
れ、さらに、抵抗R3及び抵抗R4の接続点がコンデン
サC2を介して出力端子に接続され、反転入力端子が、
接地抵抗R5を介して接地されると共に負帰還抵抗R6
を介して出力端子に接続されるよう構成される。
【0015】アクティブ・ローパス・フィルタLPF1
の出力信号VO2は、2次のVCVS型アクティブ・ロー
パス・フィルタLPF2に入力される。このアクティブ
・ローパス・フィルタLPF2は、フィルタLPF1と
同様な回路構成を有しており、抵抗R3,4に対応した
抵抗R7,8と、コンデンサC1,C2に対応したコン
デンサC3,C4とによりフィルタ回路の定数を設定
し、負帰還抵抗R6及び接地抵抗R5に対応した負帰還
抵抗R10及び接地抵抗R9により利得を設定する。そ
して、アクティブ・ローパス・フィルタLPF2の出力
信号VO3は、抵抗R11を介して位相補償回路18に供
給される。
【0016】この4次のアクティブ・ローパス・フィル
タ13aは、バタワース特性を有し、図5に示すよう
に、ナイキスト周波数fN までは、位相遅れ及び利得変
動が殆ど無く、ナイキスト周波数fN より高い周波数の
入力信号に対しては利得減衰が大きくなるように抵抗及
びコンデンサの定数が設定されている。4次で構成され
ているため、位相遅れ及び利得変動を小さな値に設定す
ることができる。
【0017】マイクロコンピュータ21は、カウンタ回
路19及びA/D変換器20a〜20cの出力信号が入
力される入力インタフェース21aと、トルク検出値T
に応じて電動モータ12の駆動制御処理を実行する中央
処理装置(CPU)21bと、電動モータ12の駆動制
御処理手順を記憶するメモリ21cと、出力インタフェ
ース21eとを有している。
【0018】出力インタフェース21eからは、中央処
理装置21bから出力される後述するモータ駆動信号S
M の電圧値に応じてパルス幅が変化するパルス幅変調信
号PWM、及び電動モータ12の回転方向を定める右方
向信号DR 及び左方向信号D L が出力され、これらの各
信号はともにモータ駆動回路22に供給されており、さ
らに、リレー制御信号SR 及びクラッチ制御信号SC
各信号が出力され、それぞれフェールセーフリレー回路
23及びクラッチ駆動回路24に供給されている。
【0019】モータ駆動回路22は、ゲート駆動回路2
2a、Hブリッジ回路22b、及び昇圧電源22cを有
している。ゲート駆動回路22aは、供給された左右方
向信号DR,L をHブリッジ回路22bに出力すると共
に、電動モータ12の応答性を向上させるように、供給
されたパルス幅変調信号PWMを波形整形してHブリッ
ジ回路22bに出力しており、供給された左右方向信号
R,L に応じてパルス幅変調信号PWMを切替えて出
力する。例えば、右方向信号DR が供給されたときに
は、Hブリッジ回路22bの後述するFET(電解効果
トランジスタ)22b2のみにパルス幅変調信号PWMを
出力し、左方向電流DL が供給されたときには、後述す
るFET22b1のみにパルス幅変調信号PWMを出力す
る。
【0020】Hブリッジ回路22bは、ゲート駆動回路
22aの出力信号に基づいて電動モータ12に駆動電流
を流し、4つのスイッチング・トランジスタ、例えば、
NチャンネルのパワーMOS型FET22b1〜22b4を
有しており、FET22b1のソース端子とFET22b3
のドレイン端子を接続した直列回路と、同様に、FET
22b2のソース端子とFET22b4のドレイン端子を接
続した直列回路とを並列に配設して、各直列回路におけ
るFETの接続部間に電動モータ12を介挿した構成を
有する。上段側の各FET22b1及び22b2のゲート端
子には、ゲート駆動回路22aから左右方向電流DR,
L に応じてパルス幅変調信号PWMが供給され、下段側
の各FET22b3及び22b4のゲート端子には、ゲート
駆動回路22aからそれぞれ右方向信号DR 及び左方向
信号DL が供給されている。FET22b1及び22b2の
各ドレイン端子には、フェールセーフリレー回路23、
ヒューズ15a、及びイグニッション・スイッチ14を
介してバッテリ16の電流が供給されており、FET2
2b3及びFET22b4の各ソース端子はそれぞれ電流検
出抵抗R1及びR2を介して接地されている。
【0021】ここで、FET22b3及びFET22b4
は、それぞれ右方向信号DR 及び左方向信号DL がハイ
レべルのときに、オン状態となる。FET22b3がオン
状態のときには、FET22b2にパルス幅変調信号PW
Mが供給されることにより、モータ駆動電流は、FET
22b2から電動モータ12、FET22b3の方向へと流
れる。一方、FET22b4がオン状態のときには、FE
T22b1にパルス幅変調信号PWMが供給されることに
より、モータ駆動電流は、FET22b1から電動モータ
12、FET22b4の方向へと流れる。
【0022】昇圧電源22cは、Hブリッジ回路22b
のうちFET22b1及び22b2を駆動するために必要と
なる例えばバッテリ電圧を2倍に昇圧した電圧をゲート
駆動回路22aに供給するよう構成されている。なお、
FET22b3及び22b4を駆動するために、バッテリ電
圧がフェールセーフリレー23aを介してゲート駆動回
路22aに供給される。
【0023】フェールセーフリレー回路23は、リレー
接点23cを有するフェールセーフリレー23aと、フ
ェールセーフリレー23aの駆動コイルに励磁電流を供
給するリレー駆動回路23bとから構成されており、リ
レー駆動回路23bは供給されたリレー制御信号SR
より制御されている。リレー接点23cの一端は、ヒュ
ーズ15a及びイグニッション・スイッチ14を介して
バッテリ16に接続され、他端は、Hブリッジ回路22
のFET22b1及び22b2の各ドレイン端子に接続され
る。本実施例では、リレー制御信号SR がハイレベルの
ときに、リレー駆動回路23bがオン状態となりフェー
ルセーフリレー23aの駆動コイルに励磁電流が供給さ
れてリレー接点23cが閉じ、一方、リレー制御信号S
R がローレベルのときに、リレー駆動回路23bがオフ
状態となりリレー接点23cは開放される。一般的に、
電動パワーステアリング装置の作動中においてはリレー
接点23cは閉じられており、モータ駆動回路22等の
異常発生時には安全確保のためにリレー接点23cは開
放される。
【0024】クラッチ駆動回路24は、供給されたクラ
ッチ制御信号SC を増幅して電磁クラッチ装置11を駆
動制御する信号を出力する。本実施例では、クラッチ制
御信号SC がハイレベルのときに電磁クラッチ装置11
は接続状態になり、ローレベルのときに非接続状態に保
持される。電流検出回路25は、入力された電流検出抵
抗RR ,RL の各端子電圧を増幅してそれぞれのモータ
駆動電流を検出してノイズを除去し、この検出した右方
向のモータ電流検出信号IR 及び左方向のモータ電流検
出信号IL を、それぞれA/D変換器20c及び20d
を介して入力インタフェース21aにフィードバックし
ている。これにより、マイクロコンピュータ21で、モ
ータ電流の実測値に応じて、パルス幅変調信号PWMの
パルス幅の補正及び異常時の電動パワーステアリング装
置の作動停止が行われる。
【0025】次に、中央処理装置で実行されるモータ駆
動制御処理の処理手順を、図6に示すフローチャートに
基づいて説明する。この処理は、例えば所定のメインプ
ログラムに対して所定時間毎のタイマ割り込みによって
行われ、例えば、数msec毎に実行される。まず、ス
テップS21で、アクティブ・ローパス・フィルタ13
aで高周波ノイズを除去し且つ位相補償回路18で位相
補償を行い、A/D変換器20aから出力された、トル
クセンサ3からのトルク検出値Tを読み込む。
【0026】次いで、ステップS22に移行し、T=T
−V0 なる演算を行い、中立時のトルク検出値Tが零と
なるようオフセット処理を行う。次に、ステップS23
に移行し、カウンタ19のカウント値、すなわち、車速
検出値Vを読み込み、カウンタ19にリセット信号を出
力してカウンタ値をリセットし、次いで、ステップS2
4に移行して、図7に示す、操舵トルクと車速とモータ
電流との対応を表す特性線図を参照し、例えば、トルク
検出値Tと車速検出値Vとに対応するモータ電流を検索
し、これをモータ電流指令値SI として設定する。
【0027】この特性線図は、ステアリングシャフト2
に入力された操舵トルクに対応する補助操舵力を電動モ
ータ12に発生させるために電動モータ12を駆動する
のに必要とするモータ電流と、操舵トルクと、車速との
対応を表したものであり、車速が小さくなるほどモータ
電流指令値は大きくなり、また操舵トルクが大きくなる
ほどモータ電流指令値は大きくなり、ある値を越えると
それ以上は大きくならないように設定されている。
【0028】そして、ステップS25に移行し、モータ
電流指令値SI に対して微分処理を行いこれを微分処理
値fD とし、次いで、ステップS26で右方向のモータ
電流検出値iR 及び左方向のモータ電流検出値iL を読
み込み、右方向のモータ電流検出値iR を正の値、左方
向のモータ電流検出値iL を負の値として設定し、これ
ら検出信号の和からモータ電流検出値iM を算出する。
すなわち、iM =iR−iL により算出する。
【0029】ここで、電流検出回路25では、左右方向
のモータ電流検出値iR 及びiL の実効値が得られるよ
う、それぞれの信号に対し充分なフィルタ処理を行って
いるものとする。次に、ステップS27に移行し、例え
ば、図8のフローチャートに示すような異常監視処理を
行う。
【0030】異常監視処理は、先ず、ステップS27a
で、モータ電流検出値iM の絶対値|iM |が、モータ
駆動回路22が正常に作動しているとみなす予め設定し
た最大電流値IMAX よりも小さいか否かを判定する。絶
対値|iM |が最大電流値IMAX よりも小さいときは、
モータ駆動電流は正常範囲内にあると判定してモータ駆
動制御処理プログラムに戻る。
【0031】一方、ステップS27aの判定の結果、|
M |≧IMAX のときには、Hブリッジ回路22bに過
大電流が流れており、異常が発生したものと判定してス
テップS27bに移行する。ステップS27bでは、ゲ
ート駆動回路22aへの各指令信号SM ,DR ,DL
“LOW”として出力し、これによってHブリッジ回路
22bの通電路を遮断する。次いで、ステップS27c
に移行して、クラッチ駆動回路24へのクラッチ制御信
号SC の出力を停止することによって、電磁クラッチ装
置11を作動して電動モータ12の出力軸と減速ギヤ1
0とを離脱状態にする。
【0032】そして、ステップS27dに移行し、リレ
ー駆動回路23bへのリレー制御信号SR を“LOW”
として出力することによって、フェールセーフリレー2
2aを開放して、バッテリ16からのHブリッジ回路2
2bへの通電を遮断する。次に、ステップS27eで、
例えば、メイン処理プログラム等の上位プログラムに異
常通知を行って、処理を終了する。以後、上位プログラ
ムでは、モータ駆動制御処理を実行しない。
【0033】ステップS27の異常監視処理の結果、モ
ータ駆動電流に異常が検出されなかったときには、ステ
ップS28に移行する。ステップS28では、ステップ
S24で設定したモータ電流指令値SI とステップS2
6で算出したモータ電流検出値iM との差、すなわち、
M =SI −iM により、電流偏差eM を算出する。
【0034】次いで、ステップS29で、電流偏差eM
に所定の比例ゲインを乗算してこれを比例処理値fP
し、さらに、ステップS30で、この比例処理値fP
積分しこれを積分処理値fI として、比例処理値fP
び積分処理値fI をメモリ21cの所定の記憶領域に記
憶する。そして、ステップS31で、微分処理値f
D と、比例処理値fP と、積分処理値fI とを加算し、
これをモータ駆動信号SM とし、ステップS32に移行
する。
【0035】このステップS32では、モータ駆動信号
M がSM ≧0であるか否かを判定し、SM ≧0である
場合には、ステアリングホイール1が右操舵されたもの
としてステップS33に移行し、電動モータ12の回転
方向を正回転方向に設定する右方向信号DR を“HIG
H”とすると共に、左方向信号DL を“LOW”として
出力する。また、モータ駆動信号SM を出力インタフェ
ース21eに出力し、出力インタフェース21e内で発
生される鋸歯状波をもとに、モータ駆動信号SM の電圧
を所定のパルス幅を有したパルス幅変調信号PWMに変
換し、これをゲート駆動回路22aを介してHブリッジ
回路22bに供給する。そして、モータ駆動制御処理プ
ログラムを終了してメインプログラムに戻る。
【0036】一方、ステップS32で、SM ≧0でない
場合には、ステアリングホイール1を左操舵した状態で
あるものと判定してステップS34に移行し、電動モー
タ12の回転方向を逆回転方向に設定する左方向信号D
L を“HIGH”とすると共に、右方向信号DR を“L
OW”として出力する。また、モータ駆動信号SM をパ
ルス幅変調信号PWMに変換し、これをゲート駆動回路
22aを介してHブリッジ回路22bに供給する。そし
て、モータ駆動制御処理プログラムを終了してメインプ
ログラムに戻る。
【0037】次に、本実施例の動作を説明する。コント
ローラ13に入力されたトルク検出値Tは、ナイキスト
周波数以上で減衰効果の大きい特性を有するアクティブ
・ローパス・フィルタ13aに供給されて、トルク検出
値Tに含まれる高周波ノイズが除去され、位相補償回路
18及びA/D変換器20aを介して、マイクロコンピ
ュータ21に入力される。
【0038】マイクロコンピュータ21では、所定の時
間毎のタイマ割り込みにより図6に示したフローチャー
トに従って演算処理を行い、読み込まれたトルク検出値
Tに応じてモータ駆動信号のパルス幅変調信号PWM及
び左右方向信号DR,L を出力し、通常のモータ駆動制
御処理を実行する。また、図8に示したフローチャート
に従って異常監視処理を実行し、検出されたモータ電流
検出値iR 及びiL が、所定の最大電流値IMAX より大
きいときには、電動モータ12の作動を停止して車両の
安全性を確保している。
【0039】このように、上記実施例では、トルク検出
値TをA/D変換する前に、アクティブ・ローパス・フ
ィルタを用いてトルク検出値Tに含まれる高周波ノイズ
を除去しており、しかも、このアクティブ・ローパス・
フィルタは、ナイキスト周波数までは位相遅れ及び利得
変動が小さい特性を有している。このため、エリアシン
グによるノイズの発生を抑制することができ、高周波ノ
イズがモータ駆動信号に低周波ノイズとして再現される
ことがないので、精度の良いモータ駆動制御を行うこと
ができると共に、ノイズによる誤動作の減少により安全
性の向上を図ることができる。また、ナイキスト周波数
までは位相遅れ及び利得変動が小さいので、制御系全体
の位相余裕及びゲイン余裕に影響を及ぼすこともなく、
アクティブ・ローパス・フィルタを用いたことによるシ
ステムの安定性の低下は回避される。
【0040】なお、上記実施例では、図4に示したアク
ティブ・ローパス・フィルタLPF1で、接地抵抗R5
及び帰還抵抗R6を用いて利得を設定できるようにして
いるが、接地抵抗R5及び帰還抵抗R6を用いず、反転
入力端子と出力端子とを直接接続した構成にしてもよ
い。アクティブ・ローパス・フィルタLPF2の接地抵
抗R9及び帰還抵抗R10についても同様である。
【0041】また、上記実施例では、低域通過フィルタ
としてVCVS型のアクティブ・ローパス・フィルタを
用いているが、これに限定することなく、図9に示す多
重帰還型のアクティブ・ローパス・フィルタで低域通過
フィルタを構成してもよい。多重帰還型は、同図に示す
ように、演算増幅器OP4と、抵抗R12〜R14と、
コンデンサC5,C6とを有し、入力信号が抵抗R1
2,R13を介して演算増幅器OP4の反転入力端子に
供給され、反転入力端子及び抵抗R13の接続点がコン
デンサC6を介して演算増幅器OP4の出力端子に接続
され、さらに、抵抗R12及びR13の接続点が、コン
デンサC5を介して接地されると共に抵抗R14を介し
て出力端子に接続され、非反転入力端子が接地されるよ
う構成される。このアクティブ・ローパス・フィルタを
2つカスケードに接続して4次の低域通過フィルタを構
成する。
【0042】また、アクティブ・ローパス・フィルタを
用いる他に、コイル及びコンデンサで構成されるパッシ
ブ・ローパス・フィルタでバタワース特性を有する低域
通過フィルタを構成してもよい。また、コンデンサに蓄
えられた電荷をスイッチで切り換え、流れる電荷量を制
御して等価的に抵抗を構成し、スイッチング周波数によ
り積分時定数を設定するスイッチド・キャパシタ・フィ
ルタを用いて、バタワース特性を有する低域通過フィル
タを構成してもよい。
【0043】また、上記実施例では、バタワース特性を
有する低域通過フィルタを用いているが、通過帯域内に
おける制御系の位相余裕及びゲイン余裕の大小に応じ
て、ベッセル特性及びチェビシェフ特性を有する低域通
過フィルタを用いることもできる。また、上記実施例に
おいては、中央処理装置から出力されたモータ駆動信号
値をパルス幅変調信号PWMに変換して電動モータを駆
動しているが、モータ駆動信号値をパルス幅変調信号P
WMに変換せずにアナログ電圧信号に変換すると共に、
パルス幅変調信号PWMが入力されている各FETの代
わりにNPNトランジスタに用いて、このアナログ電圧
に比例した電圧を各NPNトランジスタのベース端子に
印加して、電動モータを駆動する構成にしてもよい。
【0044】また、上記実施例では、比例処理、積分処
理、及び微分処理の全ての処理を行ってモータ駆動信号
値を算出しているが、どの処理を組合せてモータ駆動信
号値を算出するかは任意に設定してよい。また、上記実
施例では、トルク検出値のみに基づいて操舵状態を検知
し、このトルク検出値に応じて補助操舵トルクを発生す
るモータ駆動制御について説明したが、この他に、例え
ば、高速走行中に走行車線を変更する場合には、操舵ト
ルクの他に更に、ステアリングホイールの舵角速度や舵
角加速度に応じて操舵状態を検知し、これらの値に応じ
た補助トルクを発生してモータ駆動制御を行ってもよ
い。トルク検出値、舵角速度値及び舵角加速度値に基づ
いて操舵状態を検知する制御回路の概略ブロック図を図
10に示す。
【0045】制御回路21Aは、図示の如く、電流指令
演算器31と、加減算器32と、比例演算器33と、積
分演算器34と、加算器35と、舵角速度加速度演算回
路36と、ダンパ係数回路37と、慣性補償係数回路3
8とから構成される。トルク検出値Tは、制御回路21
Aの電流指令演算器31に入力され、所定のモータ電流
指令値SI に変換された後、加減算器32に供給され
る。加減算器32には、モータ電流指令値SI の他に更
に、電流検出回路25、ダンパ係数回路37及び慣性補
償係数回路38のそれぞれの出力信号である電流検出信
号iM 、ダンパ信号DI および慣性信号KI が供給さ
れ、モータ電流指令値SI に対して、電流検出信号iM
の減算、ダンパ信号DI の減算、及び慣性信号KI の加
算の処理が行われる。加減算器32の出力信号が供給さ
れる比例演算器33では所定の比例ゲインが乗算され、
その乗算値は、加算器35に直接供給されると共に、所
定の積分処理を行う積分演算器34を介して同じく加算
器35に供給される。そして、加算器35からは所定の
モータ駆動信号がモータ駆動回路22に出力される。モ
ータ駆動回路22では、所定のパルス幅を有するパルス
幅変調信号PWMを舵角速度加速度演算回路36に出力
すると共に、モータ駆動電流を電動モータ12に供給す
る。そして、電動モータ12からは、モータ駆動電流値
iが、舵角速度加速度演算回路36及び電流検出回路2
5に出力される。舵角速度加速度演算回路36では、入
力されたパルス幅変調信号PWM及びモータ電流値iに
基づいて算出した舵角速度ω0 をダンパ係数回路37に
出力すると共に、同じく算出した舵角加速度ω1 を慣性
補償係数回路38に出力する。
【0046】舵角速度加速度演算回路36での舵角速度
ω0 及び舵角加速度ω1 の算出は次のように行われる。
先ず、パルス幅変調信号PWMのデューティ比D及び電
源電圧VBAT を用いると、電動モータ12に供給される
平均電圧Vは、次式のように表せる。 V=D・VBAT …(1) また、電動モータ12は回転することにより逆起電力が
発生し、逆起電力定数をkT とすると、電動モータ12
に発生する逆起電圧はkT ・ω0 となるので、コイル抵
抗Rを有する電動モータ12に供給された平均電圧Vは
次式のようにも表せる。
【0047】 V=kT ・ω0 +R・i …(2) 式(1)及び(2)より、舵角速度ω0 は次のように求
められる。 ω0 =(D・VBAT −R・i)/kT …(3) 式(3)を時間tで微分することにより、舵角加速度ω
1 が算出される。算出された舵角速度ω0 は、ダンパ係
数回路37で所定のダンパ係数KV と乗算され、この乗
算値をモータ電流指令値SI から減算してダンパ制御を
実行し、これにより、操舵系に電気的粘性抵抗が与えら
れ車両の安定性の向上が図られる。また、算出された舵
角加速度ω1 は、慣性補償係数回路38で所定の慣性補
償係数KG と乗算され、この乗算値とモータ電流指令値
I とを加算して慣性補償制御を実行し、これにより、
モータ慣性に起因するモータの応答性の遅れが補償され
る。なお、舵角加速度ω1 はセンサーで直接検出しても
よく、また、例えば、モータ軸に取り付けた角度センサ
ーにより検出された角度値を、時間tで微分して先ず舵
角速度ω0 を求め、更にもう一度微分して舵角加速度ω
1 を求めるようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電動
パワーステアリング装置の制御装置においては、検出さ
れたトルク検出値をディジタル信号に変換し、ディジタ
ル制御方式によって電動モータの駆動制御を行う際に、
低域通過フィルタを介してトルク検出値をA/D変換器
に供給しており、この低域通過フィルタは、少なくとも
ナイキスト周波数までは低位相遅れ及び低利得変動の特
性を有している。
【0049】このため、低域通過フィルタを挿入したこ
とによる制御系の位相余裕及びゲイン余裕の低下を回避
することができ、さらに、低域通過フィルタによって高
周波ノイズが除去されるのでエリアシングによるノイズ
の発生を抑制することができる。これにより、システム
の安定性を保持しながらノイズの低減を達成することが
できるため、システムの安定性が一層向上するという効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電動パワーステアリン
グ装置の概略構成図である。
【図2】トルクセンサの出力電圧特性を示す特性線図で
ある。
【図3】本実施例に係る電動パワーステアリング装置の
制御装置のブロック図である。
【図4】本実施例に係るアクティブ・ローパス・フィル
タの回路図である。
【図5】本実施例に係るアクティブ・ローパス・フィル
タの周波数特性を示すグラフである。
【図6】本実施例に係る、電動パワーステアリング装置
の作動時における中央処理装置による制御処理手順を示
すフローチャートである。
【図7】車速をパラメータとした操舵トルクに対するモ
ータ電流指令値を示す特性線図である。
【図8】本実施例に係るモータ駆動電流の異常監視処理
手順を示すフローチャートである。
【図9】多重帰還型のアクティブ・ローパス・フィルタ
を示す回路図である。
【図10】トルク検出値、舵角速度値及び舵角加速度値
に基づいて操舵状態を検知する制御回路の概略ブロック
図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 ステアリングシャフト 3 トルクセンサ 10 減速ギア 11 電磁クラッチ装置 12 電動モータ 13 コントローラ 13a アクティブ・ローパス・フィルタ 17 車速センサ 18 位相補償回路 20a〜20c A/D変換器 21 マイクロコンピュータ 22 モータ駆動回路 23 フェールセーフリレー回路 24 クラッチ駆動回路 25 電流検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 狩野 広之 群馬県前橋市鳥羽町78番地 日本精工株式 会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵系の操舵トルクを検出するトルク検
    出手段と、前記操舵系に対して操舵補助力を発生する電
    動モータと、前記トルク検出手段のトルク検出値をディ
    ジタル信号に変換するA/D変換器を有すると共に、少
    なくともこのディジタル信号に応じて前記電動モータを
    制御する制御信号を出力する制御手段と、を備える電動
    パワーステアリング装置の制御装置において、 前記トルク検出手段及び前記A/D変換器間に、少なく
    ともナイキスト周波数以下の周波数領域では、低位相遅
    れ且つ低利得変動の特性を有する低域通過フィルタを介
    挿したことを特徴とする電動パワーステアリング装置の
    制御装置。
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