JP2012116291A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な状況にかかわらず、操舵トルク信号のノイズを低減することができる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】車両の操舵系に設けられたトーションバー2bで連結した入力軸2a及び出力軸2cの回転角を個別に検出する入力軸回転角検出手段15及び出力軸回転角検出手段16を有するトルク検出手段14と、該トルク検出手段14で検出したトルク検出値に基づいて制御され、前記出力軸に対して操舵補助力を発生する電動モータ12とを備えた電動パワーステアリング装置であって、前記電動モータ12のモータ回転角を検出するモータ回転角検出手段17と、前記出力軸回転角検出手段16で検出した出力軸回転角信号に対して、前記モータ回転角検出手段で検出したモータ回転角を使用してノイズ低減を行うノイズ抑制手段20aとを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の操舵系に電動モータによる操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置に関し、特にトーションバーで連結した入力軸及び出力軸の回転角差を検出してトルクを検出するトルク検出手段を備えた電動パワーステアリング装置に関する。
自動車のステアリング装置を電動モータの回転力で操舵補助力を付与する電動パワーステアリング装置は、電動モータで発生する操舵補助力を、減速機を介してステアリングシャフト等の操舵系に付与するようにしている。
従来、電動パワーステアリング装置では、操舵トルクセンサで検出した操舵トルク信号にはノイズが含まれていることから、その対策としてノイズ除去手段を設ける必要がある。
このため、従来の電動パワーステアリング装置におけるノイズ除去手段としては、例えば、電動パワーステアリング装置内の各種アナログ信号のAD変換時に生じた量子化誤差を平滑するために、平滑フィルタを適切に設けることにより、量子化誤差を平滑化して量子化誤差に起因するトルクリップルを抑制するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−87727号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、量子化誤差に起因するトルクリップルを抑制するために、平滑フィルタを設けるようにしているが、ディジタルフィルタ処理による位相遅れを補償するため、様々な状況に応じた平滑フィルタのオン・オフ切換えが必要となるとともに、平滑フィルタのオフ時にはトルクリップルの抑制効果が得られないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、様々な状況にかかわらず、操舵トルク信号のノイズを低減することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、車両の操舵系に設けられたトーションバーで連結した入力軸及び出力軸の回転角を個別に検出する入力軸回転角検出手段及び出力軸回転角検出手段を有するトルク検出手段と、該トルク検出手段で検出したトルク検出値に基づいて制御され、前記出力軸に対して操舵補助力を発生する電動モータとを備えた電動パワーステアリング装置であって、前記電動モータのモータ回転角を検出するモータ回転角検出手段と、前記出力軸回転角検出手段で検出した出力軸回転角に対して、前記モータ回転角検出手段で検出したモータ回転角を使用してノイズ低減を行うノイズ抑制手段とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、ノイズ抑制手段で、モータ回転角検出手段で検出したモータ回転角を使用して出力軸回転角検出手段で検出した出力軸回転角に対してノイズ低減を行うので、フィルタのオン・オフ切換えを行う必要がなく、様々な状況で有効にノイズ低減を行うことができ、低コストで且つ変動のない滑らかな操舵フィーリングを得ることができる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、前記ノイズ抑制手段が、前記出力軸回転角検出手段で検出した出力軸回転角に対して、低周波数の伝達ゲインに対する高周波数の伝達ゲインが相対的に低いフィルタ処理を行う第1のフィルタ手段を備えていることを特徴としている。
この構成によると、出力軸回転角検出手段で検出した出力軸回転角信号に対して例えば低域通過フィルタ処理を行うことにより、高周波ノイズを低減することができる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、前記ノイズ抑制手段は、前記モータ回転角検出手段で検出したモータ回転角に対して、低周波数の伝達ゲインに対する高周波数の伝達ゲインが相対的に高いフィルタ処理を行う第2のフィルタ手段を備えていることを特徴としている。
この構成によると、出力軸回転角検出手段で検出した出力軸回転角信号における高周波領域の角度信号が減衰してしまったときに、モータ回転角検出手段で検出したモータ回転角に対して、例えば高域通過フィルタ処理を行ったフィルタ出力を加算することにより、高周波領域の角度信号の減衰を補償することができる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、前記ノイズ抑制手段が、前記出力軸回転角検出手段で検出した出力軸回転角に対して、低周波数の伝達ゲインに対する高周波数の伝達ゲインが相対的に低いフィルタ処理を行う第1のフィルタ手段と、前記モータ回転角検出手段で検出したモータ回転角に対して、低周波数の伝達ゲインに対する高周波数の伝達ゲインが相対的に高いフィルタ処理を行う第2のフィルタ手段とを備えていることを特徴としている。
この構成によると、例えば出力軸回転角検出手段で検出した出力軸回転角信号に対して例えば低域通過フィルタ処理を行って、高周波領域の角度信号が減衰してしまったときに、第2のフィルタ手段のフィルタ出力を加算して、高周波領域の角度信号の減衰を補償することができる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、前記ノイズ抑制手段が、前記第1のフィルタ手段のフィルタ出力と前記第2のフィルタ手段のフィルタ出力とを加算した値をノイズ低減出力軸回転角とし、前記トルク検出手段は、入力軸回転角検出手段で検出した入力軸回転角から前記ノイズ低減出力軸回転角を減算した値に前記トーションバーレートを乗算して操舵トルクを算出するように構成されていることを特徴としている。
この構成によると、ノイズ抑制手段で、第1のフィルタ手段のフィルタ出力と、第2のフィルタ手段のフィルタ出力とを加算することにより、ノイズ低減出力軸回転角を形成し、入力軸回転検出手段で検出した入力軸回転角からノイズ低減出力軸回転角を減算することにより、トーションバーの捩じれによる回転角差を算出することができ、この回転角差にトーションバーレートを乗算することにより操舵トルクを算出することができる。
また、本発明の電動パワーステアリング装置は、前記第1のフィルタ手段が、低域通過フィルタ及び信号平滑特性を有するフィルタの何れか一方で構成されていることを特徴としている。
この構成によると、第1のフィルタ手段を低域通過フィルタまたは信号平滑特性を有する低域強調フィルタで構成することにより、高周波ノイズを抑制した出力軸回転角信号を得ることができる。
また、本発明の電動パワーステアリング装置は、前記第2のフィルタが、高域通過フィルタ及び高域強調特性を有するフィルタの何れか一方で構成されていることを特徴としている。
この構成によると、第2のフィルタ手段を高域通過フィルタまたは高域強調特性を有するフィルタで構成することにより、高周波の出力軸回転角が減衰された場合に、この減衰分をモータ回転角のフィルタ出力で補償することができる。
また、本発明の電動パワーステアリング装置は、前記低域通過フィルタ及び前記高域通過フィルタのカットオフ特性とカットオフ周波数とが同一特性に設定されていることを特徴としている。
この構成によると、第1のフィルタ手段を低域通過フィルタとし、第2のフィルタ手段を高域通過フィルタとしたときに、カットオフ特性とカットオフ周波数とを同一特性に設定することにより、低域側と高域側との切り分けを正確に行い、滑らかなノイズ抑制出力軸回転角を得ることができる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、前記信号平滑特性を有するフィルタ及び前記高域強調特性を有するフィルタの周波数特性が対の特性に設定されていることを特徴としている。
この構成によると、信号平滑特性を有するフィルタと高域強調特性を有するフィルタの周波数特性を対とすることにより、低域側と高域側との切り分けを正確に行い、滑らかなノイズ抑制出力軸回転角を得ることができる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、前記電動モータが、減速ギヤ機構を介して前記出力軸に連結されていることを特徴としている。
この構成によると、電動モータのモータ回転角と出力軸の出力軸回転角とが相関関係を有し、出力軸回転角をフィルタ処理したときの出力をモータ回転角をフィルタ処理した出力を加算することにより、出力軸回転角の高域成分が減衰したときに、減衰した高域成分を正確に補償することができる。
本発明によれば、出力軸回転検出手段で検出した出力軸回転角に対してノイズを除去するノイズ除去処理を行う場合に、ノイズの抑制時に出力軸回転角の高周波成分も同時に減衰することになるが、この出力軸回転角の高周波成分を相関関係のある電動モータのモータ回転角を利用して補償することができ、フィルタのオン/オフを切り換えることなく低コストで且つ変動のない滑らかな操舵フィーリングを得ることができるという効果が得られる。
本発明による電動パワーステアリング装置を示す構成図である。 操舵補助制御装置を示すブロック図である。 操舵補助制御装置の演算処理装置の操舵トルク検出部を示す機能ブロックである。 演算処理装置で実行する操舵トルク検出処理手順の一例を示すフローチャートである。 演算処理装置で実行する操舵補助制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 操舵補助電流指令値算出マップを示す特性線図である。 出力軸回転角検出信号及びモータ回転角検出信号の波形図である。 低域通過フィルタ出力、高域通過フィルタ出力及び両者を加算した出力を示す波形図である。
図1は、本発明による電動パワーステアリング装置の一実施形態を示す全体構成図であって、図中、1は、ステアリングホイールであり、このステアリングホイール1がステアリングシャフト2の車両後方側先端に取付けられている。このステアリングシャフト2は、運転者から作用される操舵力がステアリングホイール1を介して伝達される入力軸2aと、この入力軸2aにトーションバー2bを介して連結された出力軸2cとを備えている。
そして、出力軸2cに伝達された操舵力は、ユニバーサルジョイント4を介してロアシャフト5に伝達され、さらに、ユニバーサルジョイント6を介してピニオンシャフト7に伝達される。このピニオンシャフト7に伝達された操舵力はステアリングギヤ機構8を介してタイロッド9に伝達され、図示しない転舵輪を転舵させる。ここで、ステアリングギヤ機構8は、ピニオンシャフト7に連結されたピニオン8aとこのピニオン8aに噛合するラック8bとを有するラックアンドピニオン形式に構成され、ピニオン8aに伝達された回転運動をラック8bで直進運動に変換している。
ステアリングシャフト2の出力軸2cには、操舵補助力を出力軸2cに伝達する操舵補助機構10が連結されている。この操舵補助機構10は、出力軸2cに連結した減速ギヤ機構11と、この減速ギヤ機構11に連結されて操舵補助力を発生する例えばブラシレスモータで構成される電動モータ12とを備えている。
そして、入力軸2a及び出力軸2c間に配設されたトーションバー2bの捩れ角変位を検出して操舵トルクを検出するトルク検出手段としてのトルクセンサ14が設けられている。
トルクセンサ14は、図1に示すように、入力軸2aの回転角を検出する例えばロータリエンコーダで構成される入力軸回転角検出手段としての入力軸回転角センサ15と、出力軸2cの回転角を検出する例えばロータリエンコーダで構成される出力軸回転角検出手段としての出力軸回転角センサ16とを備えている。入力軸回転角センサ15は、入力軸2aの回転角を検出して入力軸回転角検出値θ1を出力する。また、出力軸回転角センサ16は出力軸2cの回転角を検出して第1の出力軸回転角検出値θ2を出力する。
また、出力軸2cに減速ギヤ機構11を介して連結された電動モータ12のモータ回転角がレゾルバ17によって検出される。このレゾルバ17では、正弦波の励磁信号sinωtを入力することにより、下記(1)式及び(2)式で表される正弦波信号Vsin及び余弦波信号Vcosを出力する。
Vsin=Asinωt・sinθm …………(1)
Vcos=Asinωt・cosθm …………(2)
そして、トルクセンサ14を構成する入力軸回転角センサ15で検出した入力軸回転角検出値θ1、出力軸回転角センサ16で検出した第1の出力軸回転角検出値θ2、及びレゾルバ17で検出した正弦波信号Vsin及び余弦波信号Vcosが操舵補助制御装置20に供給される。この操舵補助制御装置20には、車速センサ18で検出した車速検出値Vsも入力されている。
この操舵補助制御装置20は、第1の出力軸回転角検出値θ2に対して、モータ回転角信号θmを利用してノイズ低減処理を行うノイズ抑制手段20aを備えている。
操舵補助制御装置20の具体的構成は、図2に示すように、レゾルバ17から出力され正弦波信号Vsin,余弦波信号Vcosが入力されてレゾルバ信号をデジタル値のモータ回転角信号θmに変換するレゾルバ/デジタル信号変換回路RDCを備えている。
また、操舵補助制御装置20は、入力軸回転角センサ15で検出した入力軸回転角検出値θ1、出力軸回転角センサ16で検出した第1の出力軸回転角検出値θ2及びモータ回転角信号θmと、モータ電流検出回路23で検出されるモータ電流検出値Iud〜Iwdとが入力されるマイクロコンピュータ、マイクロコントロールユニット等で構成される演算処理装置21と、この演算処理装置21から出力されるパルス幅変調信号が入力されて電動モータ12を回転駆動するモータ駆動回路22とを備えている。
演算処理装置21は、図3の機能ブロック図及び図4のフローチャートで表される操舵トルク検出処理と、図5に示す操舵補助制御処理とを実行して、モータ駆動回路22に対するゲート駆動信号G1〜G6を生成し、生成したゲート駆動信号G1〜G6をモータ駆動回路22に出力する。
図3の機能ブロック図は、操舵トルク検出部29を示しており、この操舵トルク検出部29は、ノイズ抑制手段20aに対応するノイズ抑制部30を有する。
このノイズ抑制部30は、出力軸回転角センサ16で検出された第1の出力軸回転角検出値θ2を低域通過フィルタ(ローパスフィルタ)31に入力して高周波数のノイズ成分を除去し、そのフィルタ出力であるノイズ成分を除去した第2の出力軸回転角検出値θ2aを加算器32に供給する。
また、ノイズ抑制部30は、レゾルバ/デジタル信号変換回路RDCから入力されるモータ回転角信号θmに乗算器33で、ギヤ比設定器34で設定された減速ギヤ機構11のギヤ比を乗算して、第3の出力軸回転角検出値θ2bに変換し、この第3の出力軸回転角検出値θ2bを高域通過フィルタ(ハイパスフィルタ)35に供給し、この高域通過フィルタ35から出力される高周波数域を強調した第4の出力軸回転角信号θ2cを前述した加算器32に供給して低域通過フィルタ31から出力される第2の出力軸回転角信号θ2aに加算して高周波数領域の出力軸回転角信号を補償した第5の出力軸回転角信号θ2dを算出する。ここで、低域通過フィルタ31及び高域通過フィルタ35はカットオフ周波数が互い略等しく設定されているとともに、バタワース特性、ベッセル特性等のカットオフ特性も同一特性に設定されている。
そして、操舵トルク検出部29は、ノイズ抑制部30から出力される第5の出力軸回転角検出値θ2dを入力軸回転角センサ15から入力される入力軸回転角検出値θ1が入力された減算器36に供給して、入力軸回転角検出値θ1から第5の出力軸回転角検出値θ2dを減算してトーションバー2bの回転角差Δθ(=θ1−θ2d)を算出する。
また、操舵トルク検出部29は、トーションバーの回転角差Δθを、トーションバーバネレート設定器37で設定されたトーションバー2bのトーションバーバネレートKが入力された乗算器38に供給して、トーションバーバネレートKを乗算して、操舵トルクT(=K・Δθ)を算出する。
また、演算処理装置21では、図3の機能ブロック図に対応する図4に示す操舵トルク検出処理を実行する。この操舵トルク検出処理は、所定時間(例えば1msec)毎のタイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS1で、入力軸回転角検出値θ1、第1の出力軸回転角検出値θ2及びモータ回転角信号θmを読込んでからステップS2に移行する。
このステップS2では、第1の出力軸回転角検出値θ2に対して低域通過フィルタ処理を施して、高周波のノイズ成分を除去した第2の出力軸回転角検出値θ2aを算出し、次いでステップS3に移行して、ステップS1で読込んだモータ回転角信号θmにギヤ比Grを乗算して第3の出力軸回転角検出値θ2bを算出する。
次いで、ステップS4に移行して、第3の出力軸回転角検出値θ2bに対して高域通過フィルタ処理を行って、高域成分を強調した第4の出力軸回転角検出値θ2cを算出し、次いで、ステップS5に移行して、ステップS2で算出した第2の出力軸回転角検出値θ2aにステップS4で算出した高域成分を強調した第4の出力軸回転角検出値θ2cを加算してノイズ成分を低減し、第2の出力軸回転角検出値θ2aの高周波成分を補償した第5の出力軸回転角検出値θ2dを算出する。
次いで、ステップS6に移行して、ステップS1で読込んだ入力軸回転角検出値θ2からステップS5で算出した第5の出力軸回転角検出値θ2dを減算してトーションバー2bの入力軸側及び出力軸側の回転角差Δθを算出する。
次いで、ステップS7に移行して、算出した回転角差Δθに予め設定されたトーションバー2bのトーションバーバネレートKを乗算して操舵トルクT(=K・Δθ)を算出し、次いでステップS8に移行して、算出した操舵トルクTをRAM等のメモリに形成した操舵トルク記憶領域に更新記憶してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
この図4の処理が操舵トルク検出部に対応し、ステップS1〜S5の処理がノイズ抑制部30に対応している。
さらに、演算処理装置21は、図5に示す操舵補助制御処理を実行する。この操舵補助制御処理はメインプログラムとして実行され、先ず、ステップS11で、車速センサ18、モータ電流検出回路23、レゾルバ/デジタル信号変換回路RDC等の各種センサの検出値とメモリの操舵トルク記憶領域に記憶されている操舵トルクTとを読込み、次いでステップS2に移行して、操舵トルクT及び車速検出値Vsをもとに図6に示す操舵補助電流指令値算出マップを参照して操舵補助電流指令値Irefを算出してからステップS13に移行する。
この操舵補助電流指令値算出マップは、図6に示すように、横軸に操舵トルクTをとり、縦軸に操舵補助電流指令値Irefをとると共に、車速検出値Vsをパラメータとした放物線状の曲線で表される特性線図で構成され、操舵トルクTが“0”からその近傍の設定値Ts1までの間は操舵補助電流指令値Ireftが“0”を維持し、操舵トルクTが設定値Ts1を超えると最初は操舵補助電流指令値Ireftが操舵トルクTの増加に対して比較的緩やかに増加するが、さらに操舵トルクTが増加すると、その増加に対して操舵補助電流指令値Irefが急峻に増加するように設定され、この特性曲線が車速の増加に従って傾きが小さくなるように設定されている。
ステップS13では、モータ回転角信号θmを微分してモータ角速度ωを算出し、次いでステップS14に移行して、モータ回転角信号θm及びモータ角速度ωを使用して操舵補助電流指令値Irefに対してd−q軸指令値演算処理を実行してd軸目標電流Idref及びq軸目標電流Iqrefを算出する。
次いで、ステップS15に移行してd軸目標電流Idref及びq軸目標電流Iqrefを3相モータ電流指令値Iuref、Ivref及びIwrefに変換する2相/3相変換処理を行って3相モータ電流指令値Iuref、Ivref及びIwrefを算出してからステップS16に移行する。
このステップS16では、モータ電流指令値Iuref、Ivref及びIwrefからモータ電流検出値Iud、Ivd及びIwdを減算して電流偏差ΔIu、ΔIv及びΔIwを算出し、次いでステップS17に移行して、電流偏差ΔIu、ΔIv及びΔIwについてPI制御処理を行って電圧指令値Vuref,Vvref及びVwrefを算出する。
次いで、ステップS18に移行して、算出した電圧指令値Vuref、Vvref及びVwrefをパルス幅変調処理してモータ駆動回路22を構成するインバータのゲート駆動信号G1〜G6を生成し、次いでステップS19に移行して生成したゲート駆動信号G1〜G6をモータ駆動回路22に出力してから操舵補助制御処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、操舵補助制御装置20の演算処理装置21で、入力軸回転角センサ15で検出した入力軸回転角検出値θ1及び出力軸回転角センサ16で検出した第1の出力軸回転角検出値θ2を読込むとともに、レゾルバ17で検出した正弦波信号Vsin及び余弦波信号Vcosをレゾルバ/デジタル信号変換回路RDCに供給してモータ回転角信号θmを算出し、算出したモータ回転角信号θmにギヤ比Grを乗算して第2の出力軸回転角検出値θ2bを算出する。
このとき、出力軸回転角センサ16で検出される第1の出力軸回転角検出値θ2は、図7(a)において特性曲線L1で示す角度信号成分と特性線L2で示す例えば25dB以下のノイズ成分とが重畳されている。
一方、レゾルバ17で検出される正弦波信号Vsin及び余弦波信号Vcosに基づく第2の出力軸回転角検出値θ2bは、図7(b)において特性曲線L3で示す角度信号成分と特性線L4で示す例えば10dB以下のノイズ成分とが重畳されている。
これら出力軸回転角センサ16で検出した第1の出力軸回転角検出値θ2及びレゾルバ17の検出信号に基づく第2の出力軸回転角検出値θ2bのそれぞれにおいて、角度信号成分がノイズ成分を超えている場合には、角度情報として使用することができるが、角度信号成分がノイズ成分以下であるときには角度信号がノイズにかき消されてしまい、角度情報としては使用することができない。
このため、第1の出力軸回転角検出値θ2については、約2[Hz]以上の高周波成分がノイズ成分を下回ることになるので、前述したように低域通過フィルタ31に供給して、低域通過フィルタ処理を行う。この低域通過フィルタ処理を行った結果を表す第3の出力軸回転角検出値θ2aは、図8(a)に示すようになり、ノイズ成分は特性曲線L5に示すように0.1[Hz]から徐々に減衰して約32[Hz]で“0”となる。ところが、第1の出力軸回転角検出値θ2についても元々の特性曲線L1で示す特性に対して特性曲線L6で示すように約0.2[Hz]程度からノイズ成分と同等に減衰してしまい、約1.2[Hz]以上の第2の出力軸回転角検出値θ2aを角度信号として使用することができなくなる。
そこで、第1の出力軸回転角検出値θ2と同等でノイズ成分のレベルが低いレゾルバ17の検出信号に基づく第2の出力軸回転角検出値θ2bを前述したように高域通過フィルタ35に供給して高域通過フィルタ処理を行う。この高域通過フィルタ処理を行った結果を表す第4の出力軸回転角検出値θ2cは、図8(b)に示すように、ノイズ成分は特性曲線L7で示すように、周波数が100[Hz]から低下するに応じて徐々に低下して約1[Hz]で“0”となり、第3の出力軸回転角検出値θ2bも特性曲線L8で示すように周波数が31[Hz]から減少するに応じて徐々に減衰し、約2[Hz]程度からより大きく減衰して0.1[Hz]で略“0”となる。
したがって、加算器32で、第2の出力軸回転角検出値θ2aと、第4の出力軸回転角検出値θ2cとを加算して、第5の出力軸回転角検出値θ2dを得ることにより、この第5の出力軸回転角検出値θ2dは、図8(c)の特性曲線L9で示すように、低域通過フィルタ処理した第3の出力軸回転角信号θ2aの約2[Hz]以上の高周波数域での減衰を高域通過フィルタ処理した第4の出力軸回転角検出値θ2cで補償した信号となり、低周波数域の0.1[Hz]から高周波数域の約30[Hz]までの間で、特性曲線L10で示すノイズ成分を上回ることになり、角度情報として使用可能な範囲を大幅に拡張することができる。
そして、加算器32から出力される第5の出力軸回転角検出値θ2dを減算器36に供給して、入力軸回転角センサ15の検出信号に基づく入力軸回転角信号θ1から第5の出力軸回転角信号θ2dを減算して回転角差Δθを算出し、算出した回転角差ΔθにトーションバーバネレートKを乗算することにより、正確な操舵トルクT(=K・Δθ)算出することができ、この操舵トルクTをメモリの操舵トルク記憶領域に更新記憶する。
一方、演算処理装置21では、図5に示す操舵補助制御処理を実行しており、メモリの操舵トルク記憶領域に更新記憶された操舵トルクTを読込むとともに、車速センサ18で検出した車速検出値Vs、レゾルバ17の検出信号に基づくモータ回転角信号θm等を読込み(ステップS11)、これら操舵トルクT及び車速検出値Vsに基づいて図6に示す操舵補助電流指令値算出マップを参照して操舵補助電流指令値Irefを算出する(ステップS12)。
このとき、車両が停車状態にあって、運転者がステアリングホイール1を操舵していない非操舵状態である場合には、操舵トルクTが“0”であり、車両が停車していて車速検出値Vsも“0”であるので、図6の制御マップを参照して算出される操舵補助電流指令値Irefも“0”となり、電動モータ12が停止しているので、レゾルバ17で検出される正弦波信号Vsin及び余弦波信号Vcosに基づいてレゾルバ/デジタル信号変換回路RDCでモータ回転角信号θmが算出されるが、モータ角速度ωは“0”となる。“0”の操舵補助電流指令値Irefがd−q軸電流指令値演算処理されて、モータ回転角信号θm及びモータ角速度ωに基づいてd−q軸座標系での指令値演算が行われて、d軸目標電流Idref及びq軸目標電流Iqrefが算出され、これらd軸目標電流Idref及びq軸目標電流Iqrefが2相/3相変換されて夫々“0”の3相モータ電流指令値Iuref〜Iwrefに変換される。
一方、モータ駆動回路22が停止されているので、モータ電流検出回路23で検出される検出電流Iud〜Iwdも“0”であることから、3相モータ電流指令値Iuref〜Iwrefとモータ電流検出値Iu〜Iwとの電流偏差ΔIu〜ΔIwも“0”となり、PI電流制御処理で算出される電圧指令値Vuref〜Vwrefも“0”となって、これら電圧指令値Vuref〜Vwrefのパルス幅変調したゲート駆動信号G1〜G6もオフ状態となる。このゲート駆動信号G1〜G6がモータ駆動回路22を構成するインバータのスイッチング素子に出力されることになり、このモータ駆動回路22から出力されるモータ駆動電流Imu〜Imwも“0”となって、電動モータ12が停止状態を継続する。
この電動モータ12の停止状態で、ステアリングホイール1を右切り(又は左切り)操舵する所謂据え切りを行うと、前述したように操舵トルク検出処理が行われて操舵トルクTが算出されてメモリの操舵トルク記憶領域に更新記憶される。このため、演算処理装置21で実行する図5の操舵補助制御処理で、車速検出値Vsが“0”であるので、一番内側の特性曲線が選択されて操舵トルクTの増大に応じて早めに大きな値となる操舵補助電流指令値Irefが算出される。また、操舵により電動モータ12が回転されてモータ角速度ωが算出される。
このため、操舵補助電流指令値Irefに基づいてd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefが算出され、これらd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefが2相/3相変換されて3相モータ電流指令値Iuref〜Iwrefが算出される。
このとき、モータ電流検出回路23で検出されるモータ電流検出値Iud〜Iwdが“0”であるので、電流偏差ΔIu〜ΔIwは電流指令値Iuref〜Iwrefの値となり、これをPI制御処理することにより電圧指令値Vuref〜Vwrefが算出され,これら電圧指令値Vuref〜Vwrefをパルス幅変調することによりゲート駆動信号G1〜G6が算出され、これらゲート駆動信号G1〜G6がモータ駆動回路22に出力される。
このため、モータ駆動回路22を構成するインバータの各スイッチング素子にゲート駆動信号G1〜G6に供給されることにより、モータ駆動回路22から所定値のモータ電流Imu〜Imwが出力されて電動モータ12が回転駆動されて、操舵トルクTに応じた操舵補助トルクが発生され、これが減速ギヤ機構11を介してステアリングシャフト2の出力軸2cに伝達されるので、据え切り状態での操舵を軽く行うことができる。
その後、車両を発進させると、車速センサ18で検出される車速検出値Vsが増加することにより、走行中にステアリングホイール1を操舵したときに、操舵補助制御処理で算出される操舵補助電流指令値は図6のマップで車速検出値Vsが速くなるほど外側の特性曲線が選択されることになるので、操舵トルクTの増加に対応する操舵補助電流指令値Irefの増加量が少なくなることにより、電動モータ12で発生される操舵補助トルクも据え切り時に比較して小さい値となり、車速検出値Vsに応じた最適の操舵補助トルクを発生させることができる。
このように、上記実施形態によると、出力軸回転角センサ16で検出した第1の出力軸回転角検出値θ2を低域通過フィルタ処理するとともに、レゾルバ17で検出した正弦波信号Vsin及び余弦波信号Vcosに基づく第3の出力軸回転角検出値θ2bを高域通過フィルタ処理し、両フィルタ処理結果を加算するだけで角度信号成分に対してノイズ成分を減衰させることができる。
このため、前述した従来例のようにディジタルフィルタ処理による位相遅れを補償するために、様々な状況に応じてフィルタのオン/オフ切換えが必要となるとともに、フィルタのオフ時にはフィルタ効果が得られないという問題点はなく、低コストで変動のない滑らかな操舵フィーリングを得ることができる。
なお、上記実施形態においては、第1の出力軸回転角検出値θ2に対して低域通過フィルタ31で低域通過フィルタ処理を行い、第3の出力軸回転角検出値θ2bに対して高域通過フィルタ35で高域通過フィルタ処理を行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、低域通過フィルタ31に代えて信号平滑特性を有するフィルタ(例えば低周波領域に対して高周波領域の伝達ゲインが相対的に低いフィルタ)を適用し、高域通過フィルタ35に代えて高域強調特性を有するフィルタ(例えば、低周波領域に対して高周波領域の伝達ゲインが相対的に高いフィルタ)を適用するようにしてもよい。信号平滑特性を有するフィルタとしては第1の出力軸回転角検出値θ2に、この第1の出力回転角検出値θ2の低域通過フィルタ処理したフィルタ出力を加算するようにすればよく、高域強調特性を有するフィルタとしては第3の出力軸回転角検出値θ2bに、この第3の出力軸回転角検出値θ2bの高域通過フィルタ処理したフィルタ出力を加算するようにすればよい。ここで、信号平滑特性を有するフィルタと高域強調特性を有するフィルタとは対の特性となるように設定することが好ましい。
また、上記実施形態においては、レゾルバ17の検出信号をレゾルバ/デジタル信号変換回路RDCでデジタル信号に変換してから演算処理装置21に入力する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、レゾルバ17の検出信号を演算処理装置21のA/D変換入力端子に供給し、演算処理装置21でレゾルバ/デジタル信号変換処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、トルクセンサを構成する入力軸回転角センサ15及び出力軸回転角センサ16をロータリエンコーダで構成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ロータリポテンショメータやレゾルバ等の他の回転角センサを適用することができる。
さらに、上記実施形態においては、本発明をコラム式の電動パワーステアリング装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ラックアンドピニオン式ステアリングギヤ機構のピニオン軸に操舵補助力を伝達するピニオン式の電動パワーステアリング装置やラック軸に操舵補助力を伝達するラック式の電動パワーステアリング装置にも本発明を適用することができる。これらの場合には、ユニバーサルジョイント6とピニオンシャフト7との間にトーションバーを配置してトーションバーを挟むユニバーサルジョイント6とピニオンシャフト7との回転角差から操舵トルクTを算出すればよい。
1…ステアリングホイール、2…ステアリングシャフト、2a…入力軸、2b…トーションバー、2c…出力軸、8…ステアリングギヤ機構、10…操舵補助機構、11…減速ギヤ機構、12…電動モータ、14…トルクセンサ、15…入力軸回転角センサ、16…出力軸回転角センサ、17…レゾルバ、18…車速センサ、20…操舵補助制御装置、RDC…レゾルバ/デジタル信号変換回路、21…演算処理装置、22…モータ駆動回路、23…モータ電流検出回路、31…低域通過フィルタ、32…加算器、33…乗算器、34…ギヤ比設定器、35…高域通過フィルタ、35…減算器、36…トーションバーバネレート設定器、37…乗算器

Claims (10)

  1. 車両の操舵系に設けられたトーションバーで連結した入力軸及び出力軸の回転角を個別に検出する入力軸回転角検出手段及び出力軸回転角検出手段を有するトルク検出手段と、該トルク検出手段で検出したトルク検出値に基づいて制御され、前記出力軸に対して操舵補助力を発生する電動モータとを備えた電動パワーステアリング装置であって、
    前記電動モータのモータ回転角を検出するモータ回転角検出手段と、
    前記出力軸回転角検出手段で検出した出力軸回転角信号に対して、前記モータ回転角検出手段で検出したモータ回転角を使用してノイズ低減を行うノイズ抑制手段と
    を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ノイズ抑制手段は、前記出力軸回転角検出手段で検出した出力軸回転角信号に対して、低周波数の伝達ゲインに対する高周波数の伝達ゲインが相対的に低いフィルタ処理を行う第1のフィルタ手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記ノイズ抑制手段は、前記モータ回転角検出手段で検出したモータ回転角に対して、低周波数の伝達ゲインに対する高周波数の伝達ゲインが相対的に高いフィルタ処理を行う第2のフィルタ手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記ノイズ抑制手段は、前記出力軸回転角検出手段で検出した出力軸回転角信号に対して、低周波数の伝達ゲインに対する高周波数の伝達ゲインが相対的に低いフィルタ処理を行う第1のフィルタ手段と、前記モータ回転角検出手段で検出したモータ回転角に対して、低周波数の伝達ゲインに対する高周波数の伝達ゲインが相対的に高いフィルタ処理を行う第2のフィルタ手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記ノイズ抑制手段は、前記第1のフィルタ手段のフィルタ出力と前記第2のフィルタ手段のフィルタ出力とを加算した値をノイズ低減出力軸回転角信号とし、前記トルク検出手段は、入力軸回転角検出手段で検出した入力軸回転角信号から前記ノイズ低減出力軸回転角を減算した値に前記トーションバーレートを乗算して操舵トルクを算出するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記第1のフィルタ手段は、低域通過フィルタ及び信号平滑特性を有するフィルタの何れか一方で構成されていることを特徴とする請求項2又は4に記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記第2のフィルタは、高域通過フィルタ及び高域強調特性を有するフィルタの何れか一方で構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の電動パワーステアリング装置。
  8. 前記低域通過フィルタ及び前記高域通過フィルタのカットオフ特性とカットオフ周波数とが同一特性に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の電動パワーステアリング装置。
  9. 前記信号平滑特性を有するフィルタ及び前記高域強調特性を有するフィルタの周波数特性が対の特性に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の電動パワーステアリング装置。
  10. 前記電動モータは、減速ギヤ機構を介して前記出力軸に連結されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
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