JPH0810859Y2 - カム機構 - Google Patents

カム機構

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JPH0810859Y2
JPH0810859Y2 JP1990058730U JP5873090U JPH0810859Y2 JP H0810859 Y2 JPH0810859 Y2 JP H0810859Y2 JP 1990058730 U JP1990058730 U JP 1990058730U JP 5873090 U JP5873090 U JP 5873090U JP H0810859 Y2 JPH0810859 Y2 JP H0810859Y2
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sensor lever
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rotating body
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浩昭 宮重
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、カム機構に関し、特に、たとえばテープエ
ンドを検出してリール台が回転停止するのに伴ってフル
オートストップを行なうテープレコーダのフルオートス
トップ機構のように、回転体の回転停止に伴ってモード
の切換えを行なうカム機構に関するものである。
[従来の技術] 従来、回転体の回転停止に伴ってモードの切換えを行
なうカム機構としては、第5図および第6A図ないし第6D
図に示されるものがある。これらの図に示されたカム機
構は、基板1上にセンサーレバー4,リール台5、カム回
転体6およびスリップ板7が配されている。基板1には
軸1a,1b,1cが基板1に対して垂直に据え付けられてい
る。カム回転体6は、軸1aを中心に常時時計方向に回転
しており、軸1aに対して偏心した揺動カム6aとモード切
換えカム6bを有している。モード切換えカム6bの前端部
16bは尖鋭な角度を有しかつ軸1aに平行な稜である。ま
たモード切換えカム6bは、前端から後端にかけてカム面
は軸1aから遠ざかるように形成されている。センサーレ
バー14は軸1bを中心に回動可能であり、また上方に爪4a
を有している。爪4aの先端部14aは、尖鋭な角度で形成
され、かつ軸1a,軸1bに平行な稜である。スリップ板7
は、ピン7a,ピン7bを有し、軸1cを中心に回転可能であ
る。またこのスリップ板7は、それに同軸に配設された
リール台5の回転が、フェルト(図示せず)を介して伝
達される。リール台5が時計方向に回転すると、スリッ
プ板7も時計方向に回転し、スリップ板7のピン7aはセ
ンサーレバー4の当接部4cに当接する。またリール台5
が反時計方向に回転すると、スリップ板7の反時計方向
に回転し、スリップ板7のピン7bはセンサーレバー4の
当接部4dに当接して、センサーレバー4を軸1bを中心に
時計方向に回動させる。
センサーレバー4の側部4bは、カム回転体6の揺動カ
ム6aに当接し、センサーレバー4はリール台5の回転時
には常に軸1bを中心に時計方向に付勢されている。また
すでに述べたように、カム回転体6は常時軸1aを中心に
時計方向に回転し、かつ揺動カム6aは軸1aに対して偏心
していることから、センサーレバー4は軸1bを中心に揺
動運動する。このときセンサーレバー4の爪4aは、常に
モード切換えカム16bの内周側にあるため、センサーレ
バー4はモード切換えカム6bによって変位させられるこ
とはない。
ところが、リール台5の回転が停止すると、リール台
5の回転力がスリップ板7に伝達されなくなり、センサ
ーレバー4の時計方向への付勢力がなくなってしまう。
したがって、センサーレバー4は揺動カム6aの最大径部
の摺動状態が過ぎると、センサーレバー4には時計方向
の付勢力が0になることから、センサーレバー4はその
位置にとどまることになる。センサーレバー4の爪4aの
先端部14aは、モード切換えカム6bの先端部16bの外周側
に位置するために、モード切換えカム6bはその外周面で
センサーレバー4を大きく反時計方向に回動させること
になる。したがってセンサーレバー4は、軸1bを中心に
して爪4a側と反対方向にある腕(図示せず)が大きく回
動することによって、モード切換えを行なうものであ
る。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来例においては、リール台5の回転が停止して
センサーレバー4がカム回転体6の揺動カム6aの最大径
部まで押しやられた後、センサーレバー4の爪4aがモー
ド切換えカム6bの外周側面に係合するものである。この
係合直前に外部から何らかの要因で振動が加わったりす
ると、センサーレバー4には何ら付勢力が加わっていな
いために簡単に位置ずれを起こし、センサーレバー4の
爪4aの先端部14aとモード切換えカム6bの先端部16bの軌
跡上に一致することが生じ得る。この状態が第5図に示
されている。この第5図に示された限りにおいては、セ
ンサーレバー4の爪4aの先端部14aとモード切換えカム6
bの先端部16bの両者の角度が尖鋭な角度で形成されてお
れば、2次元的に見ればあくまで先端どうしの点と点の
当接であって、両者が衝突して食い込み合うという確率
は非常に小さなものになる。しかしこれは、先端部14a
と全端部16bの両方の稜同士が第6A図および第6B図に示
すように全く平行な状態においてのみ成り立つことであ
る。このように両方の稜が完全に平行になるという状態
を実現することは、現実的には極めて困難であった。す
なわち、上記両方の稜は互いに、多かれ少なかれねじれ
の位置関係にあり、両者が衝突する場合には、第6C図お
よび第6D図に示すように、その当接部において一方が他
方に食い込んでしまうという問題点があった。
上述したような食い込みが発生すると、カム回転体6
は常時反時計方向に回転しているため、この食い込みが
解除される可能性は極めて低く、また、電源を切ってカ
ム回転体6の回転を停止させて、さらに電源を入れたと
しても、カム回転体6は反時計方向にしか回転しないた
めに、この食い込みが解除される可能性はやはり低いも
のであった。よって、一旦食い込みが発生したときに
は、商品を分解しなければ修理できないという、重大な
欠陥を有していた。
以上述べたような食い込みを解消する手段として、両
者の稜間の平行度の精度を向上させるために、基板1の
平面度および軸1aおよび軸1bの基板1に対する垂直度の
向上を図ることや、軸1aや軸1bの軸受として高精度なも
のを使用すること、軸1aおよび軸1bに高精度な研磨軸を
使用するなどというような種々の対策が従来から報告さ
れているが、両方の稜を互いに完全に平行にすることは
不可能である。そのため、モード切換え時点でセンサー
レバー4の爪4aの先端部14aがモード切換えカム6bの先
端部16bに近付く方向に外部から信号を加えるという少
々過酷な動作試験を実施すると、極稀にではあるが食い
込み現象が発生し、その発生率をゼロに抑えるというこ
とは極めて困難であった。
[課題を解決するための手段] 本考案の請求項1に記載のカム機構は、外部から所定
の信号を受けたときにのみ変位するセンサーレバーと、
このセンサーレバーが変位しないときにはセンサーレバ
ーと係合しないことにより第1の動作モードを続行し、
センサーレバーが変位したときにはセンサーレバーと係
合してセンサーレバーを所定の動作をさせることによっ
て、第1の動作モードから第2の動作モードへ切換えを
行なうモード切換えカムを有するカム回転体とを備えて
いる。このカム機構の特徴は、センサーレバーとモード
切換えカムのそれぞれの係合部の始端部先端を尖鋭な角
度で形成するとともに、センサーレバーとモード切換え
カムの少なくとも一方の係合部の始端部先端の稜線を、
その上端または下端が他方の係合部の始端部先端に向か
って突出すようにテーパ状に形成したことである。
請求項2に記載のカム機構は、上記請求項1に記載の
構成において、係合部の先端の少なくともテーパ形成部
が弾性体からなることを特徴とする。
請求項3に記載の本考案のカム機構は、偏心して回転
し、外周面に沿って従動する従動物を揺動させる揺動カ
ムと、先端部が尖鋭な角度をなして形成されたモード切
換えカムとを有し、あらゆる動作モードにおいて常時回
転する第1の回転体と、回転および回転停止を交互に繰
返す第2の回転体と、先端部が尖鋭な角度をなす爪を有
し、第2の回転体の回転方向に付勢されることにより第
1の回転体の揺動カム面に沿って揺動運動を行なうセン
サーレバーとを備えている。このカム機構においては、
第2の回転体が回転停止されたとき、センサーレバーが
第1の回転体のモード切換えカムと係合して変位させら
れることにより、モード切換えを行なう。このカム機構
の特徴は、モード切換えカムとセンサーレバーとの係合
が、モード切換えカムの先端部およびセンサーレバーの
爪の先端部を各々の係合始端として行なわれ、モード切
換えカムの先端部の稜線およびセンサーレバーの爪の先
端部の稜線のうちの少なくともいずれか一方を、その上
端または下端が他方の稜線に向かって突出すようにテー
パ状に形成されていることである。
[作用] 本考案の請求項1に記載のカム機構によれば、センサ
ーレバーおよびモード切換えカムの少なくとも一方の係
合部の始端部先端の稜線を、その上端または下端が他の
係合部の始端部先端に向かって突出すようにテーパ状に
形成したことにより、センサーレバーの爪の先端部とカ
ム回転体のモード切換えカムの先端部が互いに衝突した
としても、衝突するのは稜線同士ではなく、テーパを形
成した側の稜線の上端または下端と他方の稜線である。
いずれの稜線にもテーパを形成した場合には、各稜線の
上端同士または下端同士が当接する関係となる。したが
って、従来技術において問題となっていたような、稜線
同士が衝突して食込みを発生するという現象をほぼ皆無
に抑えることができる。
この特徴的な作用は、請求項3に記載の本考案のカム
機構においても同様に得ることができる。
また、請求項2に記載のように、係合部の先端部のう
ち少なくともテーパを形成した部分が弾性体からなるこ
とによって、万一食込みが発生しかかったとしても、係
合部の弾性変形によって食込みが回避され、正常な回転
動作を続行させることができる。
[実施例] 以下本考案の実施例を、第1A図ないし第4図に基づい
て説明する。
本実施例のカム機構においては、基板1上に、ロック
板2,操作レバー3,センサーレバー4,リール台5,カム回転
体6およびスリップ板7が配設されている。
ロック板2には、その長穴2aが基板1に固定された軸
1dに、第2A図において左右方向に摺動自在にガイドされ
ている。またこのロック板2は、スプリング(図示せ
ず)によって左方向に付勢されており、その一部分に、
斜面2bおよびロック係合用の切欠部2cが形成されてい
る。基板1上には、さらに、たとえば録音,再生,早送
り,早巻戻しなどの操作レバー3が設けられている。こ
の操作レバー3上に設けられた長穴3aが、基板1上に設
けられた軸1eにガイドされ、上下方向に摺動自在である
とともに、スプリング(図示せず)によって下方向に付
勢されている。操作レバー3は、第2図における上方向
に押圧されると、上方向への移動に伴って操作レバー3
上のロックピン3bがロック板2の斜面2bを押圧し、ロッ
ク板2を右方向に移動させるとともに、操作レバー3は
電源スイッチ(図示せず)をON状態にし、駆動モータ
(図示せず)が回転し始める。さらに操作レバー3を上
方向へ移動させると、ロックピン3bは斜面2bを乗り越え
て切欠部2cにロックされ、操作レバー3に対応した、た
とえば録音などのモードになる。このロック状態は第2b
図に示されている。
またセンサーレバー4は、基板1上に設けられた軸1b
を中心に回動可能であり、上下に2つの腕を有し、その
上腕部には、先端部が尖鋭な角度(例えば45°以下の角
度)に形成された爪4aおよびスリップ板7のピン7a,7b
に係合する係合部4c,4dが形成されている。またセンサ
ーレバー4の下腕部には、ロック板2の係合部2dに係合
する係合ピン4eが設けられている。
リール台5は、基板1上に設けられた軸1cを中心に回
動可能であり、スリップ機構(図示せず)を有するプレ
イアイドラ(図示せず)から回転力が伝達されるように
なっている。
スリップ板7は、ピン7a,7bを有し、リール台5と基
板1上の軸1cに同軸に分けられ、軸1cを中心に回転可能
である。またこのスリップ板7は、リール台5との間に
設けられたフェルト板(図示せず)を介して、リール台
5からの回転が伝達される。すなわち、リール台5が時
計方向に回動すると、スリップ板7も時計方向に回動
し、スリップ板7のピン7aがセンサーレバー4の係合部
4cを押圧する。逆にリール台5が反時計方向に回動する
と、スリップ板7も反時計方向に回動し、スリップ板7
のピン7bがセンサーレバー4の係合部4dを押圧する。し
たがって、リール台5が時計方向あるいは反時計方向の
いずれに回転しても、スリップ板7がセンサーレバー4
を押圧する箇所は、支点1bの上部にあるため、どちらの
場合もセンサーレバー4は時計方向に付勢されることに
なる。
カム回転体6は、前述の駆動モータの回転力を、減速
手段(図示せず)を介して伝達され、基板1上に設けら
れた軸1aを中心に、スイッチのON状態では時計方向に常
時回転する。すなわち、操作レバー3がロック板2にロ
ックされているときは前述したように電源スイッチがON
されることにより、駆動モータが常時回転しているた
め、カム回転体6も常時回転する。さらにカム回転体6
は、ポリアセタールなどの成形材料で形成され、揺動カ
ム6aおよびモード切換えカム6bを備えている。揺動カム
6aは、軸1aに大きく偏心して軸支された偏心カムであ
り、モード切換えカム6bは、細長いほぼ円弧状のカムで
あり、前端部から後端部にかけて、漸次回転中心1aから
遠ざかるように形成されている。モード切換えカム6bの
先端部16bの斜視図およびその先端部を中心にカム延長
方向に切断した断面は、それぞれ第3A図および第3B図に
示すようになっている。これらの図を参照して、先端部
16bは少なくとも45度以下の尖鋭な角度からなる1つ稜
であり、その上端が最も突出しており、下方に向かうほ
ど突出量が小さくなるようなテーパ部になっている。こ
のテーパ部を設けるためには、第3C図に示すように、カ
ム回転体6を成形するための成形金型は、カム形成面と
その反対側の面を形成するためのコア金型101の一部が
モード切換えカム6bの先端部16bを形成するために、カ
ム形成面を形成するためのキャビティ金型102に設けら
れた窪み102aに嵌入する手段101aを設ける。なおここで
カム形成面を形成する側をキャビティ金型としたのは、
カム形成面側にイジャクタピン跡が残らないようにする
だけのためである。このような金型による成形を可能に
するため、モード切換えカム6bの先端部16bの下方に
は、貫通孔6cが形成されている。この貫通孔6cが形成さ
れることによって、先端部16cの上側の頂点6dは、片持
ちばり的な構造となり、ポリアセタールなどの成形材料
は薄肉状態では板ばね的な役割を演じることになる。し
たがってカム延長方向の垂直方向に弾性変形が可能とな
る。
次に、上記各カムの寸法について、第4図を参照して
説明する。
カム回転中心(軸1aの中心)から揺動カム6aの最小径
部までの距離をd1,揺動カム6aの最大径部までの距離を
d2、モード切換えカム6bの先端部までの距離をl1とし、
さらにセンサーレバー4の揺動カム6aの摺接面から爪4a
の先端部14aまでの距離をl2とすると、 d1+l2<l1<d2+l2 になるようにd1,d2,l1,l2の寸法を設定する。
以上のように構成されたカム機構は、次に示すように
動作する。
まず、第2A図には、すでに述べたようにストップモー
ド状態を示しており、操作レバー3が下方向に付勢され
たままであれば、電源スイッチがOFFの状態が保たれ、
カム回転体6は回転することなく、したがってセンサー
レバー4も回動しない。操作レバー3を上方向に移動さ
せ第2B図のようにロック板2にロックされると、電源ス
イッチがONになるとともに所定の動作モードとなる。こ
の間、テープエンドに達するまであるいはストップ操作
機構(図示せず)によってストップ操作されるまで、次
に示す揺動運動を繰返す。
所定の動作モードになっていることにより、テーパは
低速送りや早送りなどされることによってリール台5が
時計方向もしくは反時計方向に回転する。そのためスリ
ップ板7も回動し、センサーレバー4の係合部4cもしく
は係合部4dを押圧し、センサーレバー4は軸1bを中心に
反時計方向に回動して、時計方向に回転し得るカム回転
体6の揺動カム6aを押圧する。ところがすでに述べたよ
うに、揺動カム6aは回転中心に対して偏心しているた
め、揺動カム6aがセンサーレバー4に接触している部分
において揺動カム6aの最小径部から最大径部に回転移動
するとき、スリップ板7からのセンサーレバー4への軸
1bを中心に時計回転方向の付勢力に抗して、揺動カム6a
はセンサーレバー4を軸1bを中心に反時計方向に回動せ
しめる。そして揺動カム6がセンサーレバー4に接触し
ている部分において揺動カム6aの最大径部から最小径部
に回転移動するときは、センサーレバー4は揺動カム6a
を押圧する方向に付勢力が加わっていることにより、揺
動カム6aを押圧しながら時計方向に回動する。
以上のように、リール台5が回転しているときは、セ
ンサーレバー4は軸1bを中心に時計方向の回動と反時計
方向の回動を交互に繰返す運動すなわち揺動運動を行な
う。第2B図においてセンサーレバー4が実線で描かれた
状態では、揺動カム6aの最大径部がセンサーレバー4に
接触しているときであり、センサーレバー4が二点鎖線
で描かれた状態では、揺動カム6aの最小径部が接触して
いる。またこのときには、すでに述べたように、d1+l2
<l1という関係があるため、センサーレバー4の爪4aの
先端部14aは、モード切換えカム6bの内側すなわち回転
中心側を相対的に通過するものである。
所定の操作モードにおいてテープエンドに達すると、
リール台5は強制的に回転停止され、スリップ板7も回
転停止する。これによって、スリップ板7からセンサー
レバー4への付勢力はゼロとなり、センサーレバー4は
揺動カム6aから力を受けない限りその位置を保持し続け
ることになる。そして、カム回転体6が1回転する範囲
内において、センサーレバー4は揺動カム6aの最大径部
によって軸1bを中心に反時計方向に回動された位置に押
しやられ、その位置を保持する。そのときのセンサーレ
バー4の爪4aの先端部14aの位置は、カム回転体6の回
転中心からの距離によって表すと、d2+l2の位置にあ
る。またd2+l2>l1に設定されているため、センサーレ
バー4の爪4aの先端部14aは、モード切換えカム6bの回
転中心側と反対側のカム面に係合することになり、モー
ド切換えカム6bは、前端部から後端部にかけて、回転中
心から遠ざかるように形成されている。したがって、カ
ム回転体6がさらに回転を続けると、モード切換えカム
6bによりセンサーレバー4は反時計方向に大きく回動さ
せられることになる。よってセンサーレバー4の下方に
回折されたピン4eは、ロック板2の係合部2dを右方向に
移動させ、ロック板2の切欠部2cと操作レバー3のピン
3pとのロックが解除されることによって、操作レバー3
は、スプリング(図示せず)によって下方向に移動し、
もとのストップモードの位置に復帰する。それによって
電源スイッチもOFF状態になるとともに、所定の動作モ
ードからストップモードに復帰する。またセンサーレバ
ー4はモード切換えカム6bとの係合は解除され、ロック
板2の左方向への復帰に伴い、センサーレバー4は時計
方向に回動され、第2A図の状態となることによってモー
ド切換えは完了する。
以上が本実施例のカム機構の動作であるが、リール台
5の回転停止時、カム回転体6の揺動カム6aの最大径部
によってセンサーレバー4が反時計方向に押しやられた
後、モード切換えカム6bに係合するまでの間、センサー
レバー4は何ら付勢力の働かない状態であり、何らかの
原因で外力が加わったときに、センサーレバー4はその
外力に応じて変位することがある。センサーレバー4が
反時計方向に移動したときは、いずれモード切換えカム
6bに係合するものであるから、何ら問題はない。センサ
ーレバー4の爪4aの先端部14aがモード切換えカム6bの
前端部16bよりもさらに内側に移動した場合は、カム回
転体6はまだ回転を続行しているため、モード切換えカ
ム6bによって再び反時計方向に所定の位置まで押しやら
れることになる。したがってフルオートストップ動作が
カム回転体6の1回転に要する時間遅れることになるだ
けであり、大きな問題とはならない。この現象は、確か
に一種の誤動作とはなるが、このような状態が発生する
のはごく稀であり、商品に外力が加わらない限りこのよ
うな誤動作は発生しない。
次に、センサーレバー4の爪4aの先端部14aがちょう
どカム回転体の回転中心から距離l1の位置(モード切換
えカム6bと同じ距離)まで偏位したとき、爪4aの先端部
14aとモード切換えカム6bの前端部16bと衝突しようとす
る(第1A図)。しかしながら、モード切換えカム6bの先
端部16bは、テーパが設けられており、爪4aの先端部14a
と衝突しようとする箇所は、先端部16bの稜の頂点6dの
みである。したがって1つの点でしかなく、爪4aの先端
部14aの稜と、モード切換えカム6bの点6dとの点いわば
稜対点の関係となる。すなわち双方の稜同士が衝突する
のではないため、センサーレバー4は少々傾いても、あ
るいはカム回転体6の回転に少々振れが生じていたとし
ても、衝突したときに互いに食い込み合うという現象の
発生の度合いは皆無に近い状態に抑えられる。またモー
ド切換えカム6の先端部16bの頂点6d部は、弾性を有す
るため、借りに衝突したとしても、第1B図および第1C図
(第1B図においてセンサーレバー4の本体部分を除いて
上から見た部分拡大平面図)に示すように、自ら変形
し、弾性反発することによって食い込みを防止すること
ができる。
なお、リール台5の回転停止時、カム回転体6の揺動
カム6aの最大径部によって、センサーレバー4が反時計
方向に押しやられた後、モード切換えカム6bに係合する
までの間に商品全体に振動を加えるという多少過酷と思
える信頼性試験を行なったところ、常時実施例の手段を
設けたカム機構においては、百万回の繰り返しテストを
行なっても、致命的故障である食い込み現象は一度も発
生していないというデータを得ることができた。
なお、本実施例では、モード切換えカム6側にテーパ
を設けたが、センサーレバー4の爪4aの先端部14aにテ
ーパを設けることによっても同じ効果が得られることは
いうまでもない。また、爪4aの先端部14aと、モード切
換えカム6の先端部16bの双方にテーパを設けることに
よっても、同様の効果を得ることができる。
また上記実施例では、モード切換えカム6をポリアセ
タールなどの成形材料で形成するようにしたが、真ちゅ
うなどの金属材料で形成する場合においても、先端部に
弾性力が作用しない状態とはなるものの、テーパを形成
する手段によって、衝突時の食い込みを防止する効果は
十分得ることができるものである。モード切換えカム6b
の先端部16bのテーパは、上側(点6d側)が大きく突出
する方向に、すなわち下側に移るにつれて突出する稜が
小さくなるようなテーパを設けた理由は、センサーレバ
ー4に上下方向にモーメントを与えないようにするため
であり、もし反対方向のテーパ、すなわち下側に移るに
つれて突出する稜が大きくなるようなテーパであれば、
本実施例のカム機構では、センサーレバー4が上方向に
モーメントを受けて爪4aとモード切換えカム6bとの係合
が解除される可能性があるからである。したがって本考
案においては、テーパの方向はとくに限定されるもので
はなく、その適用に応じて決定される。また逆方向のテ
ーパの場合において、本実施例に示す貫通孔6cと同等の
ものを設けることによって、前端部は弾性を有すること
になる。上記実施例では、第1のモードにあるときはセ
ンサーレバー4を揺動させ、リール台5の回転停止をセ
ンサーレバー4と揺動カム6aの相互作用によって検出
し、第2のモードに切り替えるためにセンサーレバー4
をモード切換えカム6bに係合させる切換えカムであっ
て、センサーレバー4とモード切換えカム6bが衝突しな
いように両者の先端部にテーパを設けて衝突時の食い込
みを防止するものである。換言するならば、第1の動作
モードを続行するのか第2の動作モードに切換えを行な
うのかの選択動作をさせるために、第2のモードに切換
えを行なうときにセンサーレバー4を所定の位置に変位
させてモード切換えを行なうものであり、その際に、上
記所定の位置に変位させたとき、センサーレバー4が何
ら付勢力を受けていない状態、すなわち不安定な状態に
あり、外乱によりモード切換えを行なう瞬間、両者が衝
突食い込みを起こさないように、センサーレバー4とモ
ード切換えカム6bの双方の先端部にテーパを設けるもの
である。
すなわち、上記実施例に具現化された本考案のポイン
トは、選択動作をさせるために偏位するセンサーレバー
4の位置が不安定であることによる問題点を解消したも
のである。この考え方は、たとえば、いわゆるヘッドフ
ォンステレオなどの超小型コンパクトカセットテープレ
コーダの電磁PADオートリバースに使用されるPADカム機
構などにも応用される。すなわち、ストップモードから
プレイモードにモード切換えを行なうときに、PADカム
が回転し、ヘッドを搭載したヘッドパネルを移動させて
プレイ状態にするものである。これは、オートリバース
であるために、ストップモードからプレイモードに切換
える途中において、フォワードモードにするかリバース
モードにするかを選択し、リバース動作機構を作動せし
めるものである。すなわち、ストップモードからプレイ
モードに移動する際(PADカムが回転するとき)に、リ
バースモードに切換えるには、所定時間後にプランジャ
ーをONさせて、プランジャーに一体的に作動するリバー
ス検出レバー(上記実施例におけるセンサーレバー4に
相当する)を変位させてPADカム上に別途も受けられた
モード切換えカムがリバース検出レバーと係合し、リバ
ース検出レバーが大きく作動して、リバース動作機構を
作動させる。一方、フォワードモードにするためには、
所定時間後にプランジャーをONさせることにより、リバ
ース検出レバーとモード切換えカムが係合しないため
に、フォワードモードとなる。
以上がヘッドフォンステレオの電磁PADオートリバー
ス機構の動作であり、このように動作させることが主と
して採用されている。この動作は、プランジャーをONさ
せてリバース検出レバーの変位によってモード切換えを
行なうという点で、上記実施例と基本的に同じ手段を用
いているといえる。ヘッドフォンステレオの機構は年々
小型軽量化が図られ、プランジャーも小型のものを使用
することが多い。小型になればなるほど、電磁力が弱く
なって吸引力が低下し、それに伴ってリバース検出レバ
ーをフォワード側に付勢しておくスプリングの荷重も小
さくなる。ヘッドフォンステレオは、通常ハンディタイ
プであるため、外乱が加わる可能性が高い。リバース検
出レバーがモード切換えレバーに係合するまでの間に外
乱が加わるとスプリングの荷重もしくはプランジャーの
吸引力に打ち勝って、リバース検出レバーが作動したと
き、リバース検出レバーとモード切換えカムの先端が食
い込み合うという問題がある。この場合にも上記実施例
に示したようにリバース検出レバーおよびモード切換え
カムの先端部を尖鋭な角度にし、かつテーパを設ける手
段が非常に有効な対策となる。また信号を受けてセンサ
ーレバーを偏位させ、モード切換えカムに係合するまで
の間、不安定な状態のカム機構にとって、上記実施例の
考え方はとくに有効であるが、不安定でないカム機構に
おいても、この手段を設けることは、いわゆるデッドポ
イントが非常に小さくなるという効果があり、モード切
換え信号を受けてセンサーレバーの変位量が少なくてす
み、装置の小型化に役立つものである。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、センサーレバーと
モード切換えカムのそれぞれの係合部の先端部を、尖鋭
な角度で形成するとともに、いずれか一方もしくは両方
をテーパ状に形成したことにより、係合部の衝突時にお
ける食い込み現象をほぼ完全に防止することができる。
また、これらの係合部の少なくともテーパを形成した
部分を弾性体で形成することにより、たとえ衝突時に食
い込みが生じる状態になったとしても、弾性変形によっ
て食い込みが防止され、そのまま継続して動作させるこ
とができる。
以上の作用により、本考案によれば、いわゆるヘッド
フォンステレオのオートリバース機構などのカム機構に
適用することによって、互いに係合する歯車の先端同士
の衝突時における食い込み現象に伴う動作不良が防止さ
れ、市場における信頼性を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図,第1B図および第1C図は、本考案の一実施例にお
ける主要部を拡大して示す図であり、そのうち第1A図は
係合部が衝突した瞬間を示す斜視図、第1B図は係合部が
衝突した直後の様子を示す斜視図、第1C図は第1B図のセ
ンサーレバー4の本体部分を除いて示した平面図であ
る。 第2A図は本考案の一実施例のストップモードの状態を示
す平面図、第2B図は同実施例の動作モードの状態を示す
平面図、第2C図は同実施例のフルオートストップの作動
状態を示す平面図である。 第3A図は同実施例のカム回転体6のモード切換えカム6b
の前端部近傍を示す斜視図、第3B図はその縦断面図、第
3C図はその成形金型の形状を示す断面図である。 第4図は、同実施例の主要部の寸法記号を説明するため
の図である。 第5図は従来のカム機構の一例を示す平面図であり、セ
ンサーレバー4の爪4aとカム回転体6のモード切換えカ
ム6bの前端部が衝突した状態を示している。 第6A図は、従来のカム機構において、センサーレバー4
の爪4aの先端部14aの稜と、モード切換えカム6bの前端
部16bの稜が平行である場合の、両者が衝突する直前の
状態を示す斜視図、第6B図はその衝突瞬間の状態を示す
斜視図、第6C図は双方の稜同士が互いにねじれの関係に
ある場合の衝突寸前の状態を示す斜視図、第6D図はその
衝突の瞬間の状態を示す斜視図である。 図において、1は基板、2はロック板、3は操作レバ
ー、4はセンサーレバー、4aは爪、5はリール台、6は
カム回転体、6aは揺動カム、6bはモード切換えカム、7
はスリップ板、14aは爪4aの先端部、16bはモード切換え
カム6bの前端部を示す。 なお、図中、同一番号を付した部分は、同一または相当
の要素を示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から所定の信号を受けたときにのみ変
    位するセンサーレバーと、 このセンサーレバーが変位しないときには前記センサー
    レバーと係合しないことにより第1の動作モードを続行
    し、前記センサーレバーが変位したときには、前記セン
    サーレバーと係合して前記センサーレバーを所定の動作
    をさせることによって、第1の動作モードから第2の動
    作モードへ切換えを行なうモード切換えカムを有するカ
    ム回転体と を備えたカム機構において、 前記センサーレバーと前記モード切換えカムのそれぞれ
    の係合部の始端部先端を尖鋭な角度で形成するととも
    に、前記センサーレバーと前記モード切換えカムの少な
    くとも一方の係合部の始端部先端の稜線を、その上端ま
    たは下端が他方の係合部の始端部先端に向かって突出す
    ようにテーパ状に形成したこと を特徴とするカム機構。
  2. 【請求項2】前記係合部の先端の少なくともテーパ形成
    部が弾性体からなることを特徴とする請求項1記載のカ
    ム機構。
  3. 【請求項3】偏心して回転し、外周面に沿って従動する
    従動物を揺動させる揺動カムと、先端部が尖鋭な角度を
    なして形成されたモード切換えカムとを有し、あらゆる
    動作モードにおいて常時回転する第1の回転体と、 回転および回転停止を交互に繰返す第2の回転体と、 先端部が尖鋭な角度をなす爪を有し、前記第2の回転体
    の回転方向に付勢されることにより前記第1の回転体の
    揺動カム面に沿って揺動運動を行なうセンサーレバーと を備え、 前記第2の回転体が回転停止されたとき、前記センサー
    レバーが前記第1の回転体のモード切換えカムと係合し
    て変位させられることにより、モード切換えを行なうカ
    ム機構において、 前記モード切換えカムと前記センサーレバーとの係合
    は、前記モード切換えカムの前記先端部および前記セン
    サーレバーの前記爪の先端部を各々の係合始端として行
    なわれ、 前記モード切換えカムの前記先端部の稜線および前記セ
    ンサーレバーの前記爪の先端部の稜線のうちの少なくと
    もいずれか一方を、その上端または下端が他方の稜線に
    向かって突出すようにテーパ状に形成されたこと を特徴とするカム機構。
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