JPH08108225A - ダイホルダ取付構造 - Google Patents
ダイホルダ取付構造Info
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- JPH08108225A JPH08108225A JP27072594A JP27072594A JPH08108225A JP H08108225 A JPH08108225 A JP H08108225A JP 27072594 A JP27072594 A JP 27072594A JP 27072594 A JP27072594 A JP 27072594A JP H08108225 A JPH08108225 A JP H08108225A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特殊な工具を必要とせずに、ダイホルダの着
脱が簡単に行えるようにする。 【構成】 下タレット2上のダイベース7とダイホルダ
6とに互いに整合するピン挿入孔23,20を各々設
け、位置決めピン11を挿入する。位置決めピン11に
は外周に係合溝11dを設け、ダイホルダ6のピン挿入
孔20の内面から弾性的に突出して前記係合溝11dに
係合する弾性係止部品31を設ける。また、位置決めピ
ン11に抜止め片25を突設し、ダイホルダ6に逃がし
開口32を設けてその上端を前記抜止め片25が係合す
る抜止め片係合部32aとする。位置決めピン11には
さらに弾性的に突出するピン落込み防止部品26を設
け、浮き上がり状態でピン落込み防止部品26が係合す
る落止め係合部30ダイホルダ6に設ける。
脱が簡単に行えるようにする。 【構成】 下タレット2上のダイベース7とダイホルダ
6とに互いに整合するピン挿入孔23,20を各々設
け、位置決めピン11を挿入する。位置決めピン11に
は外周に係合溝11dを設け、ダイホルダ6のピン挿入
孔20の内面から弾性的に突出して前記係合溝11dに
係合する弾性係止部品31を設ける。また、位置決めピ
ン11に抜止め片25を突設し、ダイホルダ6に逃がし
開口32を設けてその上端を前記抜止め片25が係合す
る抜止め片係合部32aとする。位置決めピン11には
さらに弾性的に突出するピン落込み防止部品26を設
け、浮き上がり状態でピン落込み防止部品26が係合す
る落止め係合部30ダイホルダ6に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タレットパンチプレ
スにおけるダイホルダ取付構造に関する。
スにおけるダイホルダ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タレットパンチプレスでは、図9
に示すように、ダイ51はダイホルダ52を介して下タ
レット53上に設置している。すなわち、ダイ51は、
ダイホルダ52に設けられた段付孔からなるダイ嵌合孔
(図示せず)に嵌め込まれ、止めねじでダイホルダ52
に固定される。また、ダイホルダ52は、タレット半径
方向の内端を、下タレット53に突設された内端固定ピ
ン54に係止すると共に、外端をボルト55またはカム
ボルト等で下タレット53に固定している。
に示すように、ダイ51はダイホルダ52を介して下タ
レット53上に設置している。すなわち、ダイ51は、
ダイホルダ52に設けられた段付孔からなるダイ嵌合孔
(図示せず)に嵌め込まれ、止めねじでダイホルダ52
に固定される。また、ダイホルダ52は、タレット半径
方向の内端を、下タレット53に突設された内端固定ピ
ン54に係止すると共に、外端をボルト55またはカム
ボルト等で下タレット53に固定している。
【0003】図10に示すように、パンチ56はパンチ
ホルダ57内に固定されて、上タレット58のパンチ嵌
合孔59内に昇降自在に挿入され、パンチホルダ57と
共に、ラム60で昇降駆動される。図示の例では、パン
チホルダ57は、T字状の頭部57aをラム60のT字
溝に係合させることにより、パンチ後の強制引上げを行
うようにしてある。パンチホルダ57は、ラム位置以外
では、フレーム61から吊るしたリング状のガイド板6
2にT字状頭部57aの首部を係合させることにより、
上タレット58のパンチ嵌合孔59からの落ち止めがな
されている。また、下タレット53の周囲には、図10
および図8に示すようにテーブル63が設けられ、その
上でワークWがワーク送り装置64のワークホルダ65
に掴まれて、X,Y方向に送られる。テーブル63は、
タレット周囲固定テーブル63aと、中央固定テーブル
63bと、Y軸方向に移動するスライドテーブル63c
とからなる。タレット周囲固定テーブル63aは、一部
を着脱テーブル67で構成し、これを外した箇所でダイ
51の交換を行うようにしている。
ホルダ57内に固定されて、上タレット58のパンチ嵌
合孔59内に昇降自在に挿入され、パンチホルダ57と
共に、ラム60で昇降駆動される。図示の例では、パン
チホルダ57は、T字状の頭部57aをラム60のT字
溝に係合させることにより、パンチ後の強制引上げを行
うようにしてある。パンチホルダ57は、ラム位置以外
では、フレーム61から吊るしたリング状のガイド板6
2にT字状頭部57aの首部を係合させることにより、
上タレット58のパンチ嵌合孔59からの落ち止めがな
されている。また、下タレット53の周囲には、図10
および図8に示すようにテーブル63が設けられ、その
上でワークWがワーク送り装置64のワークホルダ65
に掴まれて、X,Y方向に送られる。テーブル63は、
タレット周囲固定テーブル63aと、中央固定テーブル
63bと、Y軸方向に移動するスライドテーブル63c
とからなる。タレット周囲固定テーブル63aは、一部
を着脱テーブル67で構成し、これを外した箇所でダイ
51の交換を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金型交換に際して、ダ
イ51の交換を行うときに、ダイホルダ52と共に下タ
レット53から取り外すことが望ましいが、ダイホルダ
52を固定するボルト55は強固に締め付ける必要があ
り、また上下のタレット58,53間の隙間が小さいた
めに、普通の工具ではボルト55を外すことができな
い。特殊な専用工具を使用すれば取り外しが可能である
が、そのような工具を準備すると、段取り時間が長大と
なる。そのため、通常は、ダイホルダ52を下タレット
53に残し、ダイ51のみを交換するようにしている。
しかし、ダイホルダ52のダイ嵌合孔はダイ51に対し
て高精度の嵌め合いとなっており、上下タレット58,
53間の狭い隙間からの作業では、ダイ51をダイホル
ダ52のダイ嵌合孔に嵌め込むことができない。そのた
め、交換対象となるダイ51の上のパンチホルダ57を
取り外し、上タレット58のパンチ嵌合孔57に上方か
ら工具を差し込んで、ダイ51の上面を真上から叩き、
軽い振動を与えることで、ダイホルダ52のダイ嵌合孔
に嵌め込むようにしているが、嵌め合い部が損傷を受け
易い。また、このようにダイ51の交換に際して、パン
チホルダ57も取り外すことが必要となり、金型交換が
面倒なものとなっている。
イ51の交換を行うときに、ダイホルダ52と共に下タ
レット53から取り外すことが望ましいが、ダイホルダ
52を固定するボルト55は強固に締め付ける必要があ
り、また上下のタレット58,53間の隙間が小さいた
めに、普通の工具ではボルト55を外すことができな
い。特殊な専用工具を使用すれば取り外しが可能である
が、そのような工具を準備すると、段取り時間が長大と
なる。そのため、通常は、ダイホルダ52を下タレット
53に残し、ダイ51のみを交換するようにしている。
しかし、ダイホルダ52のダイ嵌合孔はダイ51に対し
て高精度の嵌め合いとなっており、上下タレット58,
53間の狭い隙間からの作業では、ダイ51をダイホル
ダ52のダイ嵌合孔に嵌め込むことができない。そのた
め、交換対象となるダイ51の上のパンチホルダ57を
取り外し、上タレット58のパンチ嵌合孔57に上方か
ら工具を差し込んで、ダイ51の上面を真上から叩き、
軽い振動を与えることで、ダイホルダ52のダイ嵌合孔
に嵌め込むようにしているが、嵌め合い部が損傷を受け
易い。また、このようにダイ51の交換に際して、パン
チホルダ57も取り外すことが必要となり、金型交換が
面倒なものとなっている。
【0005】特に、この従来例のように、パンチホルダ
57を強制引上げ式として打ち抜き後のワークWからの
抜き出しの確実を図ったものでは、ガイド板62でパン
チホルダ57を吊る構成としているため、パンチホルダ
57の着脱にさらに手間がかかる。つまり、ガイド板6
2の円周方向の一部に設けられた交換箇所に取外し対象
のパンチホルダ57が位置するようにタレット53,5
8を割り出し、前記交換箇所に設けられたガイド板62
の着脱可能部分(図示せず)をボルト締めの解除で取り
外した状態で、パンチホルダ57を取り外すことが必要
となる。このように、ダイ51の交換に、面倒なパンチ
ホルダ57の着脱作業まで必要となり、多大な手間がか
かっている。
57を強制引上げ式として打ち抜き後のワークWからの
抜き出しの確実を図ったものでは、ガイド板62でパン
チホルダ57を吊る構成としているため、パンチホルダ
57の着脱にさらに手間がかかる。つまり、ガイド板6
2の円周方向の一部に設けられた交換箇所に取外し対象
のパンチホルダ57が位置するようにタレット53,5
8を割り出し、前記交換箇所に設けられたガイド板62
の着脱可能部分(図示せず)をボルト締めの解除で取り
外した状態で、パンチホルダ57を取り外すことが必要
となる。このように、ダイ51の交換に、面倒なパンチ
ホルダ57の着脱作業まで必要となり、多大な手間がか
かっている。
【0006】この発明の目的は、特殊な工具を必要とせ
ずに、ダイホルダの着脱が簡単に行えるダイホルダ取付
構造を提供することである。
ずに、ダイホルダの着脱が簡単に行えるダイホルダ取付
構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のダイホルダ取
付構造は、下タレット上に載置されるダイホルダと前記
下タレットとに互いに整合するピン挿入孔を各々設け、
前記ダイホルダ側から前記両ピン挿入孔にわたって嵌入
する位置決めピンを設け、この位置決めピンの外周に係
合溝を設け、前記ダイホルダのピン挿入孔の内面から弾
性的に突出して前記係合溝に係合する弾性係止部品を設
けたものである。上記構成において、前記位置決めピン
に外径側へ突出する抜止め片を設け、前記位置決めピン
が下タレットのピン挿入孔から抜け出し状態となる所定
浮き上がり高さで前記抜止め片が下面に係合する抜止め
片係合部を前記ダイホルダに設けても良い。また、前記
位置決めピンに外径側へ弾性的に突出するピン落込み防
止部品を設け、前記位置決めピンが下タレットのピン挿
入孔から抜け出し状態となる所定浮き上がり高さで前記
ピン落込み防止部品が係合する落止め係合部を前記ダイ
ホルダに設けても良い。
付構造は、下タレット上に載置されるダイホルダと前記
下タレットとに互いに整合するピン挿入孔を各々設け、
前記ダイホルダ側から前記両ピン挿入孔にわたって嵌入
する位置決めピンを設け、この位置決めピンの外周に係
合溝を設け、前記ダイホルダのピン挿入孔の内面から弾
性的に突出して前記係合溝に係合する弾性係止部品を設
けたものである。上記構成において、前記位置決めピン
に外径側へ突出する抜止め片を設け、前記位置決めピン
が下タレットのピン挿入孔から抜け出し状態となる所定
浮き上がり高さで前記抜止め片が下面に係合する抜止め
片係合部を前記ダイホルダに設けても良い。また、前記
位置決めピンに外径側へ弾性的に突出するピン落込み防
止部品を設け、前記位置決めピンが下タレットのピン挿
入孔から抜け出し状態となる所定浮き上がり高さで前記
ピン落込み防止部品が係合する落止め係合部を前記ダイ
ホルダに設けても良い。
【0008】
【作用】この構成によると、ダイホルダおよび下タレッ
トにわたって挿入された位置決めピンが、外周の係合溝
に弾性係止部品が係合することで抜止めされる。そのた
め、位置決めピンを挿入することでダイホルダが固定さ
れ、ダイホルダの着脱が簡単に行える。このようにダイ
ホルダの着脱が容易なため、下タレットからダイホルダ
を取り外した状態でダイホルダに対するダイの着脱が行
える。位置決めピンに抜止め片を設け、ダイホルダに前
記のように抜止め片係合部を設けた場合は、位置決めピ
ンを下タレットから抜き出したときに、外れてしまうこ
とがなく、位置決めピンの紛失が防止できる。また、位
置決めピンに弾性的に突出するピン落込み防止部品を設
けた場合は、位置決めピンを下タレットから抜き出した
ときに、その状態でダイホルダに保持され、位置決めピ
ンを手で支えておく必要がない。そのため、ダイホルダ
の着脱が一層容易に行える。
トにわたって挿入された位置決めピンが、外周の係合溝
に弾性係止部品が係合することで抜止めされる。そのた
め、位置決めピンを挿入することでダイホルダが固定さ
れ、ダイホルダの着脱が簡単に行える。このようにダイ
ホルダの着脱が容易なため、下タレットからダイホルダ
を取り外した状態でダイホルダに対するダイの着脱が行
える。位置決めピンに抜止め片を設け、ダイホルダに前
記のように抜止め片係合部を設けた場合は、位置決めピ
ンを下タレットから抜き出したときに、外れてしまうこ
とがなく、位置決めピンの紛失が防止できる。また、位
置決めピンに弾性的に突出するピン落込み防止部品を設
けた場合は、位置決めピンを下タレットから抜き出した
ときに、その状態でダイホルダに保持され、位置決めピ
ンを手で支えておく必要がない。そのため、ダイホルダ
の着脱が一層容易に行える。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を図1ないし図7に基づい
て説明する。図5に示すように、上タレット1には円周
方向に並ぶ各パンチ嵌合孔3内にパンチホルダ4が昇降
自在に嵌合している。パンチホルダ4は、パンチ(図示
せず)を内蔵した強制引上げ式のものであり、ラムおよ
びガイド板(図示せず)に係合するT字状の頭部4aを
有している。下タレット2の上面には、ダイ5を保持し
たダイホルダ6が、ダイベース7を介して設置されてい
る。ダイベース7は下タレット2の一部となるものであ
る。ダイホルダ6は、両側面に設けられた被案内溝8に
逆L字形断面のガイド部材9を係合させてスライド自在
に支持し、内端を内端固定ピン10で係止すると共に、
外端を位置決めピン11で係止してある。図5は、ダイ
ホルダ取付構造の概略構成を示したものであり、その具
体例である第1の実施例を図1ないし図4に、第2の実
施例を図6に、第3の実施例を第7図に各々示す。な
お、各実施例において、互いに対応する部分は同一符号
を付してある。
て説明する。図5に示すように、上タレット1には円周
方向に並ぶ各パンチ嵌合孔3内にパンチホルダ4が昇降
自在に嵌合している。パンチホルダ4は、パンチ(図示
せず)を内蔵した強制引上げ式のものであり、ラムおよ
びガイド板(図示せず)に係合するT字状の頭部4aを
有している。下タレット2の上面には、ダイ5を保持し
たダイホルダ6が、ダイベース7を介して設置されてい
る。ダイベース7は下タレット2の一部となるものであ
る。ダイホルダ6は、両側面に設けられた被案内溝8に
逆L字形断面のガイド部材9を係合させてスライド自在
に支持し、内端を内端固定ピン10で係止すると共に、
外端を位置決めピン11で係止してある。図5は、ダイ
ホルダ取付構造の概略構成を示したものであり、その具
体例である第1の実施例を図1ないし図4に、第2の実
施例を図6に、第3の実施例を第7図に各々示す。な
お、各実施例において、互いに対応する部分は同一符号
を付してある。
【0010】図1において、ダイホルダ6は平面形状が
略扇形に形成されて、中央にダイ5を嵌合させる円形の
ダイ嵌合孔13が設けられている。ダイ嵌合孔13は、
開口側の導入部13aと底側の嵌合部13bとでなる段
付孔に形成され、導入部1aは嵌合部13bよりも僅か
に(例えば0.04mm程度)大径としてある。また、ダ
イ嵌合孔13の底面にはスラグ排出用の貫通孔14が設
けられ、ダイ5はダイ嵌合孔13の嵌合部13bに嵌合
して貫通孔14との間の段部となる底面上に載せられ、
ダイホルダ6の側面から貫通したねじ孔内の止めねじ1
5により固定される。ダイホルダ6の上面の幅方向中央
における内端寄りの位置には、ワーク案内用のフリーベ
アリング19が埋め込み設置してある。ダイベース7
は、ダイホルダ6と同様な平面形状を有する板状のもの
であり、下タレット2の上面にボルト(図示せず)また
は溶接等で固定されている。ダイベース7は、ダイホル
ダ6の貫通孔14に連通する貫通孔16が設けられてい
る。
略扇形に形成されて、中央にダイ5を嵌合させる円形の
ダイ嵌合孔13が設けられている。ダイ嵌合孔13は、
開口側の導入部13aと底側の嵌合部13bとでなる段
付孔に形成され、導入部1aは嵌合部13bよりも僅か
に(例えば0.04mm程度)大径としてある。また、ダ
イ嵌合孔13の底面にはスラグ排出用の貫通孔14が設
けられ、ダイ5はダイ嵌合孔13の嵌合部13bに嵌合
して貫通孔14との間の段部となる底面上に載せられ、
ダイホルダ6の側面から貫通したねじ孔内の止めねじ1
5により固定される。ダイホルダ6の上面の幅方向中央
における内端寄りの位置には、ワーク案内用のフリーベ
アリング19が埋め込み設置してある。ダイベース7
は、ダイホルダ6と同様な平面形状を有する板状のもの
であり、下タレット2の上面にボルト(図示せず)また
は溶接等で固定されている。ダイベース7は、ダイホル
ダ6の貫通孔14に連通する貫通孔16が設けられてい
る。
【0011】ダイホルダ6は、タレット内径側となる幅
狭側の端部中央に、内端係合片17が突出しており、そ
の先端にU字状の係合切欠18が設けられている。係合
切欠18は開口側がテーパ状に開いている。係合切欠1
8は、ダイベース7の前記内端固定ピン10の軸部に嵌
合するものであり、内端固定ピン10の拡径した頭部1
0aが内端係合片17の上面に係合する。内端固定ピン
10の軸部先端は雄ねじに形成され、ダイベース7を貫
通して下側からナット止めされている。ダイホルダ6の
両側面のガイド溝8,8は互いに平行に形成されてい
る。ガイド溝8のダイホルダ外端側は途中で終わってお
り、内端側はダイホルダ6の端面まで開通している。ガ
イド溝8に嵌合するガイド部材9は、ダイホルダ6の中
央付近から外端側へ延びており、ダイベース7の上面に
裏面側からボルト22で固定されている。
狭側の端部中央に、内端係合片17が突出しており、そ
の先端にU字状の係合切欠18が設けられている。係合
切欠18は開口側がテーパ状に開いている。係合切欠1
8は、ダイベース7の前記内端固定ピン10の軸部に嵌
合するものであり、内端固定ピン10の拡径した頭部1
0aが内端係合片17の上面に係合する。内端固定ピン
10の軸部先端は雄ねじに形成され、ダイベース7を貫
通して下側からナット止めされている。ダイホルダ6の
両側面のガイド溝8,8は互いに平行に形成されてい
る。ガイド溝8のダイホルダ外端側は途中で終わってお
り、内端側はダイホルダ6の端面まで開通している。ガ
イド溝8に嵌合するガイド部材9は、ダイホルダ6の中
央付近から外端側へ延びており、ダイベース7の上面に
裏面側からボルト22で固定されている。
【0012】位置決めピン11は、図3に示すように頭
部11aを有する段付き軸に形成され、頭部11aの上
面にはワークWの案内用のフリーベアリング24が埋め
込まれている。頭部11aの上縁には鍔11cが形成さ
れ、かつ下部の外周に係合溝11dが形成されている。
また、位置決めピン11には、外径側へ突出するピン状
の抜止め片25が頭部1aの下端に突設され、かつ軸部
11bの中間に、外径側へ弾性的に突出するピン落込み
防止部品26が埋め込まれている。ピン落込み防止部品
26は、係合用のボールを内蔵のばねで突出付勢したボ
ールプランジャ等からなる。なお、2本設けられる位置
決めピン11のうち、片方の位置決めピン11は、その
軸部11bの下部が、周面に並んで形成された4つの平
面部11eにより、図4に示すような角の丸まった菱形
状の断面形状となっている。
部11aを有する段付き軸に形成され、頭部11aの上
面にはワークWの案内用のフリーベアリング24が埋め
込まれている。頭部11aの上縁には鍔11cが形成さ
れ、かつ下部の外周に係合溝11dが形成されている。
また、位置決めピン11には、外径側へ突出するピン状
の抜止め片25が頭部1aの下端に突設され、かつ軸部
11bの中間に、外径側へ弾性的に突出するピン落込み
防止部品26が埋め込まれている。ピン落込み防止部品
26は、係合用のボールを内蔵のばねで突出付勢したボ
ールプランジャ等からなる。なお、2本設けられる位置
決めピン11のうち、片方の位置決めピン11は、その
軸部11bの下部が、周面に並んで形成された4つの平
面部11eにより、図4に示すような角の丸まった菱形
状の断面形状となっている。
【0013】図1のように、ダイホルダ6の位置決めピ
ン11を嵌入させるピン挿入孔20は、2個が外端付近
の両側部に各々設けられ、このピン挿入孔20と整合す
るピン挿入孔23がダイベース7に貫通して設けられて
いる。ダイホルダ6側のピン挿入孔20は、位置決めピ
ン11の頭部11aから軸部11bの上部にわたって嵌
合させる座繰り付き孔に形成されている。ピン挿入孔2
0の小径部分と、ダイベース7のピン挿入孔23とは、
ダイホルダ6およびダイベース7に設けられた孔内に嵌
合するスリーブ27,28の内径面で各々形成されてい
る。この上下のスリーブ27,28の間に生じた円周溝
状の部分が、前記位置決めピン11の前記ピン落込み防
止部品26が係合する係合部29(図2)となってい
る。この係合部29は、位置決めピン11がピン挿入孔
20に完全に挿入された状態で係合するものである。こ
の係合部29とは別に、位置決めピン11がダイベース
7のピン挿入孔23から抜け出し状態となる所定浮き上
がり高さ(図2(B))で前記ピン落込み防止部品26
が係合する落止め係合部30をダイホルダ6のピン挿入
孔20における座繰り部の底面で形成してある。詳しく
は、スリーブ27の上端面で落止め係合部30が構成さ
れる。
ン11を嵌入させるピン挿入孔20は、2個が外端付近
の両側部に各々設けられ、このピン挿入孔20と整合す
るピン挿入孔23がダイベース7に貫通して設けられて
いる。ダイホルダ6側のピン挿入孔20は、位置決めピ
ン11の頭部11aから軸部11bの上部にわたって嵌
合させる座繰り付き孔に形成されている。ピン挿入孔2
0の小径部分と、ダイベース7のピン挿入孔23とは、
ダイホルダ6およびダイベース7に設けられた孔内に嵌
合するスリーブ27,28の内径面で各々形成されてい
る。この上下のスリーブ27,28の間に生じた円周溝
状の部分が、前記位置決めピン11の前記ピン落込み防
止部品26が係合する係合部29(図2)となってい
る。この係合部29は、位置決めピン11がピン挿入孔
20に完全に挿入された状態で係合するものである。こ
の係合部29とは別に、位置決めピン11がダイベース
7のピン挿入孔23から抜け出し状態となる所定浮き上
がり高さ(図2(B))で前記ピン落込み防止部品26
が係合する落止め係合部30をダイホルダ6のピン挿入
孔20における座繰り部の底面で形成してある。詳しく
は、スリーブ27の上端面で落止め係合部30が構成さ
れる。
【0014】ダイホルダ6のピン挿入孔20における座
繰り部には、その内面から弾性的に突出して位置決めピ
ン11の頭部外周の係合溝11dに係合する弾性係止部
品31が埋め込み状態に設けられている。この弾性係止
部品31も、係合用のボールを内蔵のばねで突出付勢し
たボールデプランジャ等からなる。また、ダイホルダ6
のピン挿入孔20における座繰り部には、位置決めピン
11の抜止め片25を逃がすスリット状の逃がし開口3
2が、ダイホルダ6の外端側の端面に開口して縦長に形
成されている。この逃がし開口32の上端部が、位置決
めピン11の所定浮き上がり高さで前記抜止め片25が
下面に係合する抜止め片係合部32aとなる。
繰り部には、その内面から弾性的に突出して位置決めピ
ン11の頭部外周の係合溝11dに係合する弾性係止部
品31が埋め込み状態に設けられている。この弾性係止
部品31も、係合用のボールを内蔵のばねで突出付勢し
たボールデプランジャ等からなる。また、ダイホルダ6
のピン挿入孔20における座繰り部には、位置決めピン
11の抜止め片25を逃がすスリット状の逃がし開口3
2が、ダイホルダ6の外端側の端面に開口して縦長に形
成されている。この逃がし開口32の上端部が、位置決
めピン11の所定浮き上がり高さで前記抜止め片25が
下面に係合する抜止め片係合部32aとなる。
【0015】上記構成によるダイ交換の作業につき説明
する。ダイ5の交換時には、ダイホルダ6を下タレット
2のダイベース7から外し、機外でダイホルダ6からダ
イ5を交換する。ダイホルダ6のダイ嵌合孔13は、前
記のように導入部13aが嵌合部13bよりも僅かに大
径となっているので、ダイ5の嵌め込みを容易に行え
る。ダイ5を交換したダイホルダ6は、下タレット2の
ダイベース7上に再度装着する。この際、ダイベース7
には両側にガイド部材9,9が設けてあり、これらガイ
ド部材9,9にダイホルダ6の両面の被案内溝8,8を
係合させることで、ダイベース7上をタレット外径側か
ら内径側へスライドさせて装着することができる。この
ようにスライドさせることで、ダイホルダ6のU字状係
合切欠18がダイベース7の内端固定ピン10に係合
し、ダイホルダ6がタレット半径方向に位置決めされ
る。
する。ダイ5の交換時には、ダイホルダ6を下タレット
2のダイベース7から外し、機外でダイホルダ6からダ
イ5を交換する。ダイホルダ6のダイ嵌合孔13は、前
記のように導入部13aが嵌合部13bよりも僅かに大
径となっているので、ダイ5の嵌め込みを容易に行え
る。ダイ5を交換したダイホルダ6は、下タレット2の
ダイベース7上に再度装着する。この際、ダイベース7
には両側にガイド部材9,9が設けてあり、これらガイ
ド部材9,9にダイホルダ6の両面の被案内溝8,8を
係合させることで、ダイベース7上をタレット外径側か
ら内径側へスライドさせて装着することができる。この
ようにスライドさせることで、ダイホルダ6のU字状係
合切欠18がダイベース7の内端固定ピン10に係合
し、ダイホルダ6がタレット半径方向に位置決めされ
る。
【0016】このスライドの後、位置決めピン11をダ
イホルダ6のピン挿入孔20からダイベース7のピン挿
入孔23に渡って挿入することで、ダイホルダ6の装着
作業が完了する。この状態で、ダイホルダ6は、ダイベ
ース7上の一対のガイド部材9,9によって、中央部か
ら外端側にかけて浮き上り阻止され、内端固定ピン10
の頭部10aによって内端部の浮き上りが阻止される。
また、内端固定ピン10がダイホルダ6のU字状係合切
欠18に係合し、かつ位置決めピン11がダイホルダ6
とダイベース7のピン挿入孔20,23に係合すること
で、ダイホルダ6のタレット半径方向の移動が阻止され
る。ダイホルダ6の横方向に対しては、両側のガイド部
材9,9による挟みつけ、位置決めピン11の係合、内
端固定ピン10とU字状係合切欠18との係合などによ
り拘束される。これらのため、位置決めピン11を挿入
しただけで、ダイホルダ6を確実に固定することができ
る。
イホルダ6のピン挿入孔20からダイベース7のピン挿
入孔23に渡って挿入することで、ダイホルダ6の装着
作業が完了する。この状態で、ダイホルダ6は、ダイベ
ース7上の一対のガイド部材9,9によって、中央部か
ら外端側にかけて浮き上り阻止され、内端固定ピン10
の頭部10aによって内端部の浮き上りが阻止される。
また、内端固定ピン10がダイホルダ6のU字状係合切
欠18に係合し、かつ位置決めピン11がダイホルダ6
とダイベース7のピン挿入孔20,23に係合すること
で、ダイホルダ6のタレット半径方向の移動が阻止され
る。ダイホルダ6の横方向に対しては、両側のガイド部
材9,9による挟みつけ、位置決めピン11の係合、内
端固定ピン10とU字状係合切欠18との係合などによ
り拘束される。これらのため、位置決めピン11を挿入
しただけで、ダイホルダ6を確実に固定することができ
る。
【0017】位置決めピン11は、挿入状態では頭部1
1aの外周に設けられた係合溝11dにピン挿入孔20
内の弾性係止部品31が弾性的に係合するので、振動等
で不測に浮き上がることがなく、所定挿入深さに保持さ
れる。この位置決めピン11の保持状態を、ダイホルダ
6の取り外し等に際して解除する場合は、ダイホルダ6
の外側からスリット状の前記逃がし開口32にドライバ
等の工具を差し込み、位置決めピン11の係合溝11d
を利用して上方へ持ち上げることができる。この持ち上
げ状態で、図2(B)のように、位置決めピン11から
弾性的に突出するピン落込み防止部品26がピン挿入孔
20の落止め係合部30に係合するため、持ち上げ状態
に保持される。そのため、位置決めピン11が落ち込ま
ないように支えておく必要がない。ピン落込み防止部品
26は、位置決めピン11の挿入状態では、係合部29
に係合するため、位置決めピン11の抜止めの機能も果
たす。また、位置決めピン11には抜止め片25が突出
しており、前記の持ち上げ状態でダイホルダ6の逃がし
開口32の上端の抜止め片係合部32aに係合するた
め、それ以上抜けることがない。そのため、位置決めピ
ン11の紛失が防止される。
1aの外周に設けられた係合溝11dにピン挿入孔20
内の弾性係止部品31が弾性的に係合するので、振動等
で不測に浮き上がることがなく、所定挿入深さに保持さ
れる。この位置決めピン11の保持状態を、ダイホルダ
6の取り外し等に際して解除する場合は、ダイホルダ6
の外側からスリット状の前記逃がし開口32にドライバ
等の工具を差し込み、位置決めピン11の係合溝11d
を利用して上方へ持ち上げることができる。この持ち上
げ状態で、図2(B)のように、位置決めピン11から
弾性的に突出するピン落込み防止部品26がピン挿入孔
20の落止め係合部30に係合するため、持ち上げ状態
に保持される。そのため、位置決めピン11が落ち込ま
ないように支えておく必要がない。ピン落込み防止部品
26は、位置決めピン11の挿入状態では、係合部29
に係合するため、位置決めピン11の抜止めの機能も果
たす。また、位置決めピン11には抜止め片25が突出
しており、前記の持ち上げ状態でダイホルダ6の逃がし
開口32の上端の抜止め片係合部32aに係合するた
め、それ以上抜けることがない。そのため、位置決めピ
ン11の紛失が防止される。
【0018】なお、図4に示すように、片方の位置決め
ピン11の下部は、平面部11eを設けて菱形状の断面
形状としてあるため、ダイベース7のピン挿入孔23に
対して横方向(A方向)に対する若干の遊びが生じてい
る。そのため、2本の位置決めピン11に対するピン挿
入孔23,23のピッチLに高精度が要求されず、位置
決めピン11の挿入に無理が生じない。もう片方の位置
決めピン11は真円としてタレット円周方向のダイホル
ダ6の回転防止としている。
ピン11の下部は、平面部11eを設けて菱形状の断面
形状としてあるため、ダイベース7のピン挿入孔23に
対して横方向(A方向)に対する若干の遊びが生じてい
る。そのため、2本の位置決めピン11に対するピン挿
入孔23,23のピッチLに高精度が要求されず、位置
決めピン11の挿入に無理が生じない。もう片方の位置
決めピン11は真円としてタレット円周方向のダイホル
ダ6の回転防止としている。
【0019】このダイホルダ取付構造によると、このよ
うにダイホルダ6のスライドと位置決めピン11の抜き
差しのみでダイホルダ6の下タレット2に対する着脱が
行える。そのため、上下のタレット1,2間の隙間が狭
くても、特殊な工具を使用することなく、ダイホルダ6
を容易に着脱することができる。その結果、ダイ5を機
外でダイホルダ6に対して交換することができ、ダイ5
の交換作業が容易に行える。したがって、ダイ交換に際
してパンチホルダ4を上タレット1から取り外すことも
不要で、ダイ交換作業が飛躍的に容易になる。また、位
置決めピン11にはワーク移動用のフリーベアリング2
4を設けたので、ダイホルダ6にフリーベアリング24
を配置するスペースを別に取る必要がなく、フリーベア
リング24の配置の余裕が得られる。
うにダイホルダ6のスライドと位置決めピン11の抜き
差しのみでダイホルダ6の下タレット2に対する着脱が
行える。そのため、上下のタレット1,2間の隙間が狭
くても、特殊な工具を使用することなく、ダイホルダ6
を容易に着脱することができる。その結果、ダイ5を機
外でダイホルダ6に対して交換することができ、ダイ5
の交換作業が容易に行える。したがって、ダイ交換に際
してパンチホルダ4を上タレット1から取り外すことも
不要で、ダイ交換作業が飛躍的に容易になる。また、位
置決めピン11にはワーク移動用のフリーベアリング2
4を設けたので、ダイホルダ6にフリーベアリング24
を配置するスペースを別に取る必要がなく、フリーベア
リング24の配置の余裕が得られる。
【0020】図6は第2の実施例を示す。この例は、ダ
イホルダ6に小型のダイ5を2個並べて配置するよう
に、ダイ嵌合孔13を中央部付近と内端側とに二つ形成
してある。また、ダイホルダ6の上面に、内端側と外側
とに分けてワーク案内用の2個のテーブル35,36を
設けてある。外端側のテーブル36は、位置決めピン1
1の上面に固定してあり、位置決めピン11と共にダイ
ホルダ6から着脱される。この例では、位置決めピン1
1は1か所としてあり、前記実施例の位置決めピン11
の抜止め片25は設けられていない。また、位置決めピ
ン11の下部は真円としてある。ガイド溝8はダイホル
ダ6の両端面に開通している。その他の構成は前記実施
例と同様である。
イホルダ6に小型のダイ5を2個並べて配置するよう
に、ダイ嵌合孔13を中央部付近と内端側とに二つ形成
してある。また、ダイホルダ6の上面に、内端側と外側
とに分けてワーク案内用の2個のテーブル35,36を
設けてある。外端側のテーブル36は、位置決めピン1
1の上面に固定してあり、位置決めピン11と共にダイ
ホルダ6から着脱される。この例では、位置決めピン1
1は1か所としてあり、前記実施例の位置決めピン11
の抜止め片25は設けられていない。また、位置決めピ
ン11の下部は真円としてある。ガイド溝8はダイホル
ダ6の両端面に開通している。その他の構成は前記実施
例と同様である。
【0021】図7は第3の実施例を示す。この例は、図
1の実施例において、ダイホルダ6の内端側に設けた中
央1個のフリーベアリング19に代えて、2個のフリー
ベアリング19,19をダイホルダ6の内端部の両側に
設けたものである。その他の構成は図1の実施例と同じ
である。
1の実施例において、ダイホルダ6の内端側に設けた中
央1個のフリーベアリング19に代えて、2個のフリー
ベアリング19,19をダイホルダ6の内端部の両側に
設けたものである。その他の構成は図1の実施例と同じ
である。
【0022】
【発明の効果】この発明のダイホルダ取付構造は、下タ
レット上に載置されるダイホルダと前記下タレットとに
互いに整合するピン挿入孔を各々設け、前記ダイホルダ
側から前記両ピン挿入孔にわたって嵌入する位置決めピ
ンを設け、この位置決めピンの外周に係合溝を設け、前
記ダイホルダのピン挿入孔の内面から弾性的に突出して
前記係合溝に係合する弾性係止部品を設けたので、位置
決めピンを差し込むだけでダイホルダの固定が行えて、
ダイホルダの着脱が容易に行える。その結果、下タレッ
トからダイホルダを取り外した状態で、タレットが邪魔
となることなくダイの交換が行える。請求項2の発明の
場合は、前記位置決めピンに外径側へ突出する抜止め片
を設け、前記位置決めピンが下タレットのピン挿入孔か
ら抜け出し状態となる所定浮き上がり高さで前記抜止め
片が下面に係合する抜止め片係合部を前記ダイホルダに
設けたので、位置決めピンの紛失が防止され、着脱作業
中の位置決めピンの保管の必要がなく、一層ダイホルダ
の着脱作業が容易となる。請求項3の発明の場合は、前
記位置決めピンに外径側へ弾性的に突出するピン落込み
防止部品を設け、前記位置決めピンが下タレットのピン
挿入孔から抜け出し状態となる所定浮き上がり高さで前
記ピン落込み防止部品が係合する落止め係合部を前記ダ
イホルダに設けたので、下タレットから抜き出した位置
決めピンが、そのままダイホルダに保持され、ダイホル
ダの着脱作業がさらに容易になる。
レット上に載置されるダイホルダと前記下タレットとに
互いに整合するピン挿入孔を各々設け、前記ダイホルダ
側から前記両ピン挿入孔にわたって嵌入する位置決めピ
ンを設け、この位置決めピンの外周に係合溝を設け、前
記ダイホルダのピン挿入孔の内面から弾性的に突出して
前記係合溝に係合する弾性係止部品を設けたので、位置
決めピンを差し込むだけでダイホルダの固定が行えて、
ダイホルダの着脱が容易に行える。その結果、下タレッ
トからダイホルダを取り外した状態で、タレットが邪魔
となることなくダイの交換が行える。請求項2の発明の
場合は、前記位置決めピンに外径側へ突出する抜止め片
を設け、前記位置決めピンが下タレットのピン挿入孔か
ら抜け出し状態となる所定浮き上がり高さで前記抜止め
片が下面に係合する抜止め片係合部を前記ダイホルダに
設けたので、位置決めピンの紛失が防止され、着脱作業
中の位置決めピンの保管の必要がなく、一層ダイホルダ
の着脱作業が容易となる。請求項3の発明の場合は、前
記位置決めピンに外径側へ弾性的に突出するピン落込み
防止部品を設け、前記位置決めピンが下タレットのピン
挿入孔から抜け出し状態となる所定浮き上がり高さで前
記ピン落込み防止部品が係合する落止め係合部を前記ダ
イホルダに設けたので、下タレットから抜き出した位置
決めピンが、そのままダイホルダに保持され、ダイホル
ダの着脱作業がさらに容易になる。
【図1】(A)はこの発明の一実施例にかかるダイホル
ダ取付構造の平面図、(B)は同破断側面図、(C)は
同破断正面図である。
ダ取付構造の平面図、(B)は同破断側面図、(C)は
同破断正面図である。
【図2】その位置決めピンの操作説明図である。
【図3】同位置決めピンの側面図である。
【図4】位置決めピンとそのピン挿入孔および内端固定
ピン等の関係を示す作用説明図である。
ピン等の関係を示す作用説明図である。
【図5】同ダイホルダ取付構造を応用したタレットパン
チプレスのタレット部を示す概略斜視図である。
チプレスのタレット部を示す概略斜視図である。
【図6】(A)はこの発明の第2の実施例にかかるダイ
ホルダ取付構造の平面図、(B)は同破断側面図、
(C)は同正面図である。
ホルダ取付構造の平面図、(B)は同破断側面図、
(C)は同正面図である。
【図7】この発明の第3の実施例にかかるダイホルダ取
付構造の平面図である。
付構造の平面図である。
【図8】従来のタレットパンチプレスの概略構成を示す
破断平面図である。
破断平面図である。
【図9】そのタレット部の部分斜視図である。
【図10】同タレット部の破断側面図である。
1…上タレット、2…下タレット、4…パンチホルダ、
5…ダイ、6…ダイホルダ、7…ダイベース、8…被案
内溝、9…ガイド部材、10…内端固定ピン、10a…
頭部、11…位置決めピン、11a…頭部、11d…係
合溝、13…ダイ嵌合孔、13a…導入部、13b…嵌
合部、14…貫通孔、15…止めねじ、17…内端係合
片、18…係合切欠、19…フリーベアリング、20…
ピン挿入孔、23…ピン挿入孔、24…フリーベアリン
グ、25…抜止め片、26…ピン落込み防止部品、29
…係合部、30…落止め係合部、31…弾性係止部品、
32…逃がし開口、32a…抜止め片係合部
5…ダイ、6…ダイホルダ、7…ダイベース、8…被案
内溝、9…ガイド部材、10…内端固定ピン、10a…
頭部、11…位置決めピン、11a…頭部、11d…係
合溝、13…ダイ嵌合孔、13a…導入部、13b…嵌
合部、14…貫通孔、15…止めねじ、17…内端係合
片、18…係合切欠、19…フリーベアリング、20…
ピン挿入孔、23…ピン挿入孔、24…フリーベアリン
グ、25…抜止め片、26…ピン落込み防止部品、29
…係合部、30…落止め係合部、31…弾性係止部品、
32…逃がし開口、32a…抜止め片係合部
Claims (3)
- 【請求項1】 下タレット上に載置されるダイホルダと
前記下タレットとに互いに整合するピン挿入孔を各々設
け、前記ダイホルダ側から前記両ピン挿入孔にわたって
嵌入する位置決めピンを設け、この位置決めピンの外周
に係合溝を設け、前記ダイホルダのピン挿入孔の内面か
ら弾性的に突出して前記係合溝に係合する弾性係止部品
を設けたダイホルダ取付構造。 - 【請求項2】 前記位置決めピンに外径側へ突出する抜
止め片を設け、前記位置決めピンが下タレットのピン挿
入孔から抜け出し状態となる所定浮き上がり高さで前記
抜止め片が下面に係合する抜止め片係合部を前記ダイホ
ルダに設けた請求項1記載のダイホルダ取付構造。 - 【請求項3】 前記位置決めピンに外径側へ弾性的に突
出するピン落込み防止部品を設け、前記位置決めピンが
下タレットのピン挿入孔から抜け出し状態となる所定浮
き上がり高さで前記ピン落込み防止部品が係合する落止
め係合部を前記ダイホルダに設けた請求項1または請求
項2記載のダイホルダ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27072594A JPH08108225A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | ダイホルダ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27072594A JPH08108225A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | ダイホルダ取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08108225A true JPH08108225A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17490095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27072594A Pending JPH08108225A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | ダイホルダ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08108225A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6298153B1 (en) | 1998-01-16 | 2001-10-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Digital signature method and information communication system and apparatus using such method |
JP2006239695A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Murata Mach Ltd | ダイ交換用装置 |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP27072594A patent/JPH08108225A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6298153B1 (en) | 1998-01-16 | 2001-10-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Digital signature method and information communication system and apparatus using such method |
JP2006239695A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Murata Mach Ltd | ダイ交換用装置 |
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