JPH08108147A - 長もの野菜選別装置 - Google Patents

長もの野菜選別装置

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JPH08108147A
JPH08108147A JP24412394A JP24412394A JPH08108147A JP H08108147 A JPH08108147 A JP H08108147A JP 24412394 A JP24412394 A JP 24412394A JP 24412394 A JP24412394 A JP 24412394A JP H08108147 A JPH08108147 A JP H08108147A
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opening
sorting
guide rail
tray
closing piece
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JP24412394A
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Takashi Iwakawa
隆 岩川
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レイアウト段階からの根本的な見直しによ
り、キュウリがベルト上で転がって正確な形状認識が行
えない等の選別作動に支障をきたすおそれなく、確実に
選別作動できるとともに、効率良く機能し得る選別装置
を提供する。 【構成】 キュウリを受取る受取部4と、キュウリの形
状を認識可能な画像処理部5と、画像処理に基づいてキ
ュウリを選別して複数箇所に仕分ける選別部6とを備
え、受取部4と画像処理部5が配置される直線移動部分
と選別部6が配置される直線移動部分とを備えた長円形
の平面循環式の搬送コンベヤ3を設けて構成される選別
装置Bと、キュウリのコンテナを連続供給する搬送装置
Aと、吸着式の供給装置Cとでキュウリ選別機を構成す
る。トレイ7を開き作動させる開閉操作機構を、搬送コ
ンベヤ3のループ内側の空間に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キュウリ(胡瓜)、ヘ
チマ(糸瓜)、人参、あるいは大根等の長もの野菜を、
形状や大きさ等によって選別して仕分ける選別機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記選別装置としては、先に出願した特
願平6−155604号において、供給手段によって供
給されてくるキュウリをベルトコンベヤで搬送し、その
搬送状態で形状認識してそれから形や大きさによって仕
分けるようにした選別装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記提案技術による
と、キュウリをベルトコンベヤで搬送するものであるか
ら、搬送中にキュウリがベルト上で転がったり位置ずれ
したりする可能性があり、隣合うキュウリが接触して正
確な形状認識が行えないとか、仕分け作動のときに隣の
キュウリまで誤って押してしまうといった具合に、選別
作動に支障をきたすおそれがあった。本発明の目的は、
レイアウト段階からの根本的な見直しにより、上記不都
合なく確実に選別作動できるとともに、効率良く機能し
得る選別装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、外部から長もの野菜が供給される受取部と、
この受取部から送られてくる長もの野菜の形状を認識可
能な形状認識部と、形状認識部の形状認識情報に基づい
て形状認識部から送られてくる長もの野菜を選別して複
数箇所に仕分ける選別部とを備え、受取部から形状認識
部への野菜搬送方向に直交する方向における形状認識部
の横側方位置に選別部が配置されるとともに、長もの野
菜を載置可能なトレイを、受取部から形状認識部と選別
部をこの順で経て受取部に戻す平面循環搬送機構を備え
て長もの野菜選別装置を構成することを特徴とする。
【0005】平面循環搬送機構を平面視で長円形に形成
するとともに、一方の直線移動経路部分に受取部と形状
認識部とが配置され、かつ、他方の直線移動経路部分に
選別部が配置されているようにすれば好都合である。そ
して、トレイに載置された長もの野菜の下方排出ができ
るよう、トレイを開閉可能に構成するとともに、その開
閉操作が可能な開閉片をトレイに備え、選別部での所定
位置において開閉片に作用してトレイを開き作動させる
開閉操作機構を、平面循環搬送機構のループ内側の空間
に配置してある、という構成を加えるのも好都合であ
る。
【0006】又、開閉片を、トレイから平面循環搬送機
構のループ内側方向に突出配備し、開閉片を所定高さレ
ベルに位置させることでトレイの閉じ状態が現出され、
かつ、開閉片を所定高さレベルからの上昇又は下降移動
によってトレイの開き状態が現出されるように構成し、
開閉片の上面又は下面との摺接によって開閉片を所定高
さレベルに位置させるガイドレールを設け、開閉片の上
面又は下面との摺接によって開閉片を所定高さレベルに
位置させる作用姿勢と、開閉片との摺接が生じないよう
に作用姿勢からループ内側方向に逃げ移動させた退避姿
勢とに姿勢変更自在な可動ガイドレールを設けるととも
に、この可動ガイドレールの姿勢を切換可能なアクチュ
エータを備えて開閉操作機構を構成し、開閉片における
ループ内側方向の横側面と、可動ガイドレールにおける
平面循環搬送機構のループ外側方向の横側面とを、共に
横向きの先尖り形状に形成するようにするとより好都合
である。さらに、作用姿勢にある可動ガイドレールと開
閉片との摺接状態において、可動ガイドレールが退避姿
勢に移行するのを阻止するべく、可動ガイドレールが作
用姿勢であるときには、トレイがわのストッパ部材と係
合する係合部を可動ガイドレールに備えてあるのも良
い。
【0007】
【作用】請求項1の構成によれば、受取部と形状認識部
と選別部とが平面循環搬送機構に沿って配設されること
によって、比較的コンパクトな状態で選別装置が構成さ
れるようになり、装置の設置面積を極力小にすることが
可能になる。すなわち、前述した従来技術のように、一
般的な水平軸心回りで回動するコンベヤ構造の搬送機構
では、裏側部分には単なる戻り移動機能しかなく、その
利用が行えないものであるが、平面循環構造であれば、
戻り移動経路に選別部を配置できるといった具合に、実
際に機能する搬送機構部分の割合を多くすることがで
き、搬送機構としての稼働率が向上することによって無
駄的な搬送部分が減る分、小型化を図ることが可能にな
る。又、平面循環搬送機構では、トレイに載置させて長
もの野菜を搬送するから、前述したように、搬送中にキ
ュウリがベルト上で転がったり位置ずれするとか、隣合
うキュウリが接触して正確な形状認識が行えないといっ
たことが無く、隣合う長もの野菜どうしの間隔を所定の
値に維持させることができ、形状認識部での形状認識作
動が間違いなく行えるようになる。
【0008】請求項2の構成では、長円形によって直線
経路部分の割合が多いため、受取部等の各機能部分の配
置が行い易いとともに、そのループ内側空間を極力小さ
くすることができ、例えば、円形の平面循環搬送機構に
比べて、構造や配設スペースの点でより有利になる。
【0009】請求項3の構成によれば、トレイを開閉さ
せて載置された長もの野菜を下方に排出することができ
るから、選別部において仕分けられた長もの野菜の回収
箱を、搬送機構の下方に重複させて配置することによ
り、搬送機構の横側方に回収箱を配置するものに比べ
て、配置スペースの節減が行えるようになる。
【0010】請求項4の構成によれば、可動ガイドレー
ルの姿勢切換によってトレイの開閉を、すなわち、選別
部における長もの野菜の落下排出場所のコントロールを
司ることができるのである。しかしながら、何らかの原
因によって退避移動している可動ガイドレールが、開閉
片の作動途中に戻り移動すると、可動ガイドレールと開
閉片とが突き合わせ状態でロックして開閉機構が損傷す
る等の故障おそれがあるが、開閉片の横側面と可動ガイ
ドレールの横側面とが共に横向きの先尖り形状に形成さ
れているから、開閉片と可動ガイドレールとは必ず上又
は下方向に逃げ移動できて作動途中でロックすることが
無くなり、機構類の保護が図れるようになる。
【0011】可動ガイドレール上を開閉片が通過してい
るときに、何らかの原因によって可動ガイドレールが退
避移動すると、落とすべき所以外の回収箱に長もの野菜
を仕分けてしまう不都合があるが、請求項5の構成によ
れば、トレイがわのストッパ部材と係合する係合部を可
動ガイドレールに備えることで、可動ガイドレールが退
避姿勢に移行するのを阻止するようになり、不測の仕分
け作動を未然に防止させることができるようになる。
【0012】
【発明の効果】請求項1の選別装置では、平面循環構造
によって無駄が少なく高い作動効率としながら配設スペ
ースをコンパクトにできるようになった。請求項2の選
別装置では、上記効果に加えて、配設スペースのさらな
るコンパクト化、及び構造の簡素化が可能になる利点が
ある。請求項3の選別装置では、選別部の配設スペース
をさらにコンパクト化できる利点が加わるようになる。
請求項4の選別装置では、可動ガイドレールを平面循環
搬送機構のループ内側に退避移動させる場所を新たに必
要としない省スペースでトレイの開閉が行え、かつ、開
閉片及び可動ガイドレール夫々の横側面を先尖り形状に
する程度の簡単な工夫で、不測のトレイ閉じ作動ロック
が無く、確実に開閉作動できるようにし得る効果が追加
される。請求項5の選別装置では、可動ガイドレールに
係合部を備える程度の簡単な工夫により、不測のトレイ
開き作動が防止され、良好に仕分け機能を発揮できる利
点が追加されるようになる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図3にキュウリ選別機が示されている。
この選別機は、キュウリを収容したコンテナ1をローラ
ーコンベヤ2で連続搬送可能な搬送装置Aと、この搬送
装置Aから供給されてくるキュウリを、長円形で平面循
環移動する搬送コンベヤ(平面循環搬送機構に相当)3
で送りながら選別して仕分ける選別装置Bと、搬送装置
Aにあるキュウリを選別装置Bの受取部4に移送する供
給装置Cとから構成されている。
【0014】搬送装置Aは、ローラーコンベヤ2を直線
配置して構成され、これで搬送されるキュウリは、その
長手方向がローラーコンベヤ2の搬送方向に合致する向
きに揃えた2列の配列状態でコンテナ1に収容されると
ともに、選別装置Bはローラーコンベヤ2の横側方に配
置されている。
【0015】選別装置Bは、搬送コンベヤ3と、コンテ
ナ1からキュウリを受取る受取部4と、この受取部4か
ら送られてくるキュウリの形状及び長さを認識可能な形
状認識部5と、この形状認識部5の形状認識情報に基づ
いて形状認識部5から送られてくるキュウリを選別して
複数箇所に仕分ける選別部6とを備えて構成されてい
る。選別部6は、受取部4から形状認識部5への野菜搬
送方向に直交する方向における形状認識部5の横側方に
配置されるとともに、搬送コンベヤ3は、キュウリを載
置可能なトレイ7を、受取部4から形状認識部5と選別
部6をこの順で経て受取部4に戻す長円形の平面循環搬
送機構に構成されている。
【0016】搬送コンベヤ3は、一対の軸心P1,P2 回
りで長円移動するチェーン10に多数のトレイ7を片持
ち支持状態で取付けるとともに、トレイ7の先端部に支
持した転動ローラ7Aを転がり移動させるための支持レ
ールRを設けて構成されている。従って、トレイ7が水
平姿勢のままで循環移動するとともに、直線移動部分で
はトレイ7が隙間なく並ぶ状態に設定してある。図4に
示すように、トレイ7は、下方に観音開き可能な長さの
異なる2枚の傾斜底面7b,7c上にキュウリを載置す
る開閉構造に構成されている。選別部6において底面7
b,7cを開くことでキュウリを所定の回収箱12に落
下供給できるのである。
【0017】受取部4は、搬送コンベヤ3のローラーコ
ンベヤ2に面した側におけるトレイ7の直線移動経路の
始端部に相当している。形状認識部5は、搬送コンベヤ
3の上方に配置されたCCDカメラによる画像処理装置
13で構成され、トレイ7に載置されたキュウリ一本一
本の曲がり具合等の形状、及び長さ、幅等の寸法を測定
する。
【0018】選別部6は、ローラーコンベヤ2から遠い
側における搬送コンベヤ3の直線移動経路部分の下方
に、複数の回収箱12を配置するとともに、形状認識部
5からの情報に基づいて所定の回収箱12上においてト
レイ7を開き作動させる開閉操作機構Dを備えて構成さ
れている。例えば、真っ直ぐで長いキュウリは最も搬送
方向上手側の回収箱12に落とす、といった具合に画像
処理装置13と開閉手段と搬送コンベヤ3とが連係制御
されるのである。
【0019】トレイ7及び選別部6の構造を詳しく説明
する。図4〜図6に示すように、2枚のトレイ7は、長
さの長い第1底面7bと長さの短い第2底面7cとを備
え、第1底面7bの先端部には第2底面7cを連動して
開閉させるためのカムローラ37が、かつ中間部には搬
送コンベヤ3のループ内側に配置されたガイドレール1
1上を転動する操作ローラ(開閉片に相当)7aが夫々
設けてある。そして、選別部6での所定位置において操
作ローラ7aに作用してトレイ7を開き作動させる開閉
操作機構Eを、平面循環搬送機構である搬送コンベヤ3
のループ内側の空間に配置してある。
【0020】選別部6においては、長さや形状によって
6通りに仕分けるために6個の回収箱12を搬送コンベ
ヤ3の下方に配置するとともに、それら各回収箱12毎
に対応する可動ガイドレール39を、ガイドレール11
中に備えてある。すなわち、各可動ガイドレール39は
鉤状に形成されてその上面39aを操作ローラ7aが転
動するようにしてあるとともに、下端の支点X回りでの
揺動により、図5(イ)に示すように、操作ローラ7a
を載付けてトレイ7の底面が閉じた状態となる作用姿勢
と、図5(ロ)に示すように、作用姿勢から搬送コンベ
ヤ3のループ内側方向に逃げ移動して、操作ローラ7a
との摺接が生じない退避姿勢とに姿勢変更自在である。
【0021】支持フレーム40に枢支される可動ガイド
レール39は、支持フレーム40に支持されたソレノイ
ド(アクチュエータに相当)41と戻しバネ42とによ
って作用姿勢と退避姿勢とに切換自在であり、それによ
って開閉操作機構Eが構成されている。つまり、ソレノ
イド41が非作動状態のときには戻しバネ42によって
可動ガイドレール39は作用姿勢〔図5(イ)の状態〕
に維持され、通電によってソレノイド41が作動すると
戻しバネ42の付勢力に抗して可動ガイドレール39を
退避姿勢〔図5(ロ)の状態〕に切換えるものであり、
仕分けるべき回収箱12に対応した可動ガイドレール3
9を退避姿勢にすることで、トレイ7の載置キュウリを
回収することができるのである。
【0022】操作ローラ7aにおけるループ内側方向の
横側面と、可動ガイドレール39におけるトレイがわの
横側面とを、共に横向きの先尖り形状に形成してある。
すなわち、操作ローラ7aの支軸43に、最大外径が操
作ローラ7aの外径よりも少し小さい円錐状の逃がし部
材44を取付けてあるとともに、可動ガイドレール39
の先端を←形状のストップ部45に形成してある。
【0023】つまり、ソレノイド41が故障する等によ
って、退避姿勢に向かって移動し始めた可動ガイドレー
ル39が突然作用姿勢に戻る不都合が生じても、ストッ
プ部45と逃がし部材44との先尖りによって操作ロー
ラ7aが可動ガイドレール39の上又は下に円滑に逃げ
移動でき、操作ローラ7aと可動ガイドレール39とが
突き合わせた状態のままロックする不具合状態が生じな
いようにしてある。又、逆に操作ローラ7aが可動ガイ
ドレール39上を転動移動している最中に、ソレノイド
41が作動する不都合が生じても、ストップ部45がそ
の←形状故に操作ローラ(ストッパ部材46に相当)7
aに引っ掛かり、可動ガイドレール39の退避揺動が牽
制阻止されるのである。
【0024】又、この選別装置Bには、供給装置Cから
密ピッチ状態で供給されてくる複数のキュウリを、トレ
イ7の間隔ピッチに拡げてからトレイ7に移す間隔拡大
手段Dを受取部4部位に設けてある。構造を概略説明す
ると、長円軌道で回動するチェーン8に多数の載置棒9
を外径方向に延びる片持ち状態で取付けることで間隔拡
大手段Dが構成され、直線移動部分では隣合う載置棒
9,9の間隔が狭くキュウリを載せることができ、両端
の回動移動部分では隣合う載置棒9,9の間隔が拡大し
てキュウリが落ちてしまう原理を利用しているものであ
る。従って、チェーン8の直線移動部分を受取部4に配
置し、回動移動部分を受取部4と形状認識部5との間に
配置されるように設定してある。
【0025】図1〜図3、及び図7に示すように、供給
装置Cは、複数のキュウリを吸着して持ち上げて搬送コ
ンベヤ3に移送する吸着移動式に構成され、複数の吸着
パッド14を備えた吸着部15と、この吸着部15を上
下及び左右に移動可能な複合移動機構16と、吸引ポン
プ17と、複合移動機構16を左右移動可能な第2往復
移動機構18と、吸着されたキュウリの向きを90度回
動させる回動機構19とを備えている。
【0026】図10、図11に示すように、吸着部15
は、ゴム等の可撓性を有した蛇腹筒で構成される吸着パ
ッド14を吸着フレーム20に支持して構成され、一度
に複数(5個)のキュウリを吸着できるように吸着パッ
ド14を2列に配列して装備されている。複合移動機構
16は、左右移動機構16Aと上下移動機構16Bとで
構成されている。すなわち、吸引ポンプ17を囲む台枠
21に支持される左右に長い横軸22にスライド自在に
嵌装され、かつ、左右シリンダ23のピストンロッド2
3aに連結される支持枠24を設け、該支持枠24に対
して上下スライド及び回動自在な縦軸25の下端に吸着
フレーム20を取付けるとともに、支持枠24に支持さ
れる上下シリンダ26で縦軸25を昇降可能である。
尚、左右シリンダ23と上下シリンダ26は、共にエア
ーシリンダである。
【0027】第2往復移動機構18は、台枠21に装着
されたスライド軸27に左右シリンダ23をスライド自
在に嵌装するとともに、その左右シリンダ23と一体の
突出板23bを駆動するギヤードモータ28を備えて構
成されている。つまり、ギヤードモータ28の出力アー
ム28aの順次の180度回転により、ローラーコンベ
ヤ2側に寄った第1位置と、その反対側に寄った第2位
置とにの2位置に左右シリンダ23を切換えるようにし
てある。
【0028】コンテナ1の横幅は、その内側にキュウリ
が左右に10本並ぶ寸法であり、丁度吸着部15を左右
に位置ずれさせての2回操作で一列(10本)のキュウ
リを取出せるように設定してあり、ギヤードモータ28
による左右シリンダ23の振り幅はコンテナ1の左右方
向の内横幅(300mm)の約半分の距離(150m
m)に設定してある。又、左右シリンダ23自身の出退
ストロークは、コンテナ1におけるローラーコンベヤ2
側の5本のキュウリを吸着する位置と、受取部4でのキ
ュウリ落下位置との間の距離に相当させてある。
【0029】従って、先ず図8(イ)に示すように、ロ
ーラーコンベヤ2から遠い側の5本のキュウリを吸着す
る状態では、左右シリンダ23が第2位置にあり、その
位置にあることを突出板23bに接触して作動する第1
リミットスイッチ34が検出している。そして、吸着の
後に上下シリンダ26が作動して吸着フレーム20が上
昇すると、ギヤードモータ28が駆動され、かつ、左右
シリンダ23が伸長駆動され、ギヤードモータ28の出
力アーム28aが180度回動して左右シリンダ23が
第1位置に達すると、第2リミットスイッチ35が作動
してギヤードモータ28が止まり、図8(ロ)に示すよ
うに、吸着フレーム20が受取部4の所定位置に達す
る。すると、支持枠24から突出した部材(符号なし)
が選別装置B側の第3リミットスイッチ36に接当し、
左右シリンダ23が停止するとともに、吸引ポンプ17
の吸引作動が止まり、後述する回動機構19によって9
0度反転された状態で、吸着されていたキュウリが間隔
拡大手段Dの載置棒9上に落下供給されるのである。
【0030】次は、図8(ハ)に示すように、左右シリ
ンダ23のみが短縮駆動されて吸着フレーム20を第1
位置迄戻し、ローラーコンベヤ2に近い側5本のキュウ
リを吸着する状態となる。それから、上記と同様にして
載置棒9上に供給した後は、今度は左右シリンダ23と
ギヤードモータ28との双方が駆動されて吸着フレーム
20を第2位置まで戻すのである。つまり、左右シリン
ダ23が2往復移動する間にギヤードモータ28は18
0度だけ回動するように連係駆動されるのであり、それ
によってコンテナ1内の2列のキュウリのうち、ローラ
ーコンベヤ2の搬送方向下手側の列から取出し、その列
が終わるとローラーコンベヤ2をキュウリの長さ分だけ
コンテナ1を移動させ、又、上記と同様な作動順序でキ
ュウリを供給するようになる。
【0031】回動機構19は左右シリンダ23の伸縮動
を利用して吸着フレーム20を回動移動させる構造であ
る。すなわち、吸着フレーム20を取付けた縦軸25
は、上下シリンダ26のピストンロッド先端に基板29
を取付け、縦軸25上端に取付けたアーム25aと基板
29とに亘ってリターンバネ30を架設する。そして、
吸着パッド14に吸着されたキュウリの長手方向とコン
テナ1内キュウリの長手方向とが一致した取出し姿勢
に、吸着フレーム20を付勢維持するべくアーム25a
を受け止めるストッパ31を基板29に固定してある。
又、縦軸25に回動アーム32を一体回動状態に取付け
るとともに、左右シリンダ23の出退移動経路途中に、
回動アーム32との接当が可能な上下向きの支柱33を
台枠21から突設配置してある。
【0032】つまり、コンテナ1に吸着フレーム20を
戻すべく左右シリンダ23が退入した状態では、図9
(イ)に示すように、回動アーム32と支柱33との干
渉がなく、リターンバネ30によって吸着フレーム20
は取出し姿勢にある。そして、選別装置Bに供給するべ
く左右シリンダ23を突出移動させると、その移動途中
で回動アーム32が支柱33に接当して、リターンバネ
30の付勢力に抗して相対的に縦軸25が時計回り方向
に回動され、最大に突出した状態では図9(ロ)に示す
ように、吸着フレーム20が90度回動した供給姿勢に
切換わり、トレイ7の長手方向にキュウリの長手方向が
合致するのである。再び左右シリンダ23を退入移動す
れば、図9(ハ)に示すように、リターンバネ30によ
って吸着フレーム20は取出し姿勢に戻る。
【0033】〔別実施例〕本実施例では操作ローラ7a
はガイドレール11上を転がる構造であるが、閉じ付勢
された第2底面7cを連動開閉させる第1底面7bも閉
じ付勢しておき、作用姿勢で操作ローラ7aを閉じ付勢
力に抗して第1底面7bを下方に押し広げるように作用
する可動ガイドローラ39を設けて、開閉操作機構Eを
構成するものでも良い。又、ソレノイド41を電動シリ
ンダやエアーシリンダ等に変更しても良い。操作ローラ
7aに代えて、ナイロン等の摩擦抵抗の少ない摺接部材
をガイドレール11上を摺接移動させるものでも良く、
それらを総称して開閉片7aと定義する。この場合、摺
接部材がストッパ部材46としても機能するものでも良
い。
【0034】平面循環搬送機構3は、配設箇所の立地条
件や敷地形状により、円形、楕円形、角の丸い直方形等
種々の形状に構成することが可能である。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】キュウリ選別機の全体平面図
【図2】選別装置の分解図
【図3】キュウリ選別機の一部切欠き側面図
【図4】トレイの構造を示す斜視図
【図5】トレイの開閉操作機構の構造を示す側面図
【図6】選別部におけるトレイの開閉作動を示す作用図
【図7】供給装置の構造を示す斜視図
【図8】コンテナから選別装置へのキュウリ供給作動を
示す作用図
【図9】回動機構の作動状態を示す作用図
【図10】キュウリの吸着作動を示す作用図
【図11】吸着フレームの底面図
【符号の説明】
3 平面循環搬送機構 4 受取部 5 形状認識部 6 選別部 7 トレイ 7a 開閉片 11 ガイドレール 39 可動ガイドレール 41 アクチュエータ 45 係合部 46 ストッパ部材 E 開閉操作機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から長もの野菜が供給される受取部
    (4)と、この受取部(4)から送られてくる長もの野
    菜の形状を認識可能な形状認識部(5)と、該形状認識
    部(5)の形状認識情報に基づいて前記形状認識部
    (5)から送られてくる長もの野菜を選別して複数箇所
    に仕分ける選別部(6)とを備え、前記受取部(4)か
    ら前記形状認識部(5)への野菜搬送方向に直交する方
    向における前記形状認識部(5)の横側方位置に前記選
    別部(6)が配置されるとともに、長もの野菜を載置可
    能なトレイ(7)を、前記受取部(4)から前記形状認
    識部(5)と前記選別部(6)をこの順で経て前記受取
    部(4)に戻す平面循環搬送機構(3)を備えて成る長
    もの野菜選別装置。
  2. 【請求項2】 前記平面循環搬送機構(3)を平面視で
    長円形に形成するとともに、一方の直線移動経路部分に
    前記受取部(4)と前記形状認識部(5)とが配置さ
    れ、かつ、他方の直線移動経路部分に前記選別部(6)
    が配置されている請求項1に記載の長もの野菜選別装
    置。
  3. 【請求項3】 前記トレイ(7)に載置された長もの野
    菜の下方排出ができるよう、前記トレイ(7)を開閉可
    能に構成するとともに、その開閉操作が可能な開閉片
    (7a)を前記トレイ(7)に備え、 前記選別部(6)での所定位置において前記開閉片(7
    a)に作用して前記トレイ(7)を開き作動させる開閉
    操作機構(E)を、前記平面循環搬送機構(3)のルー
    プ内側の空間に配置してある請求項1又は2に記載の長
    もの野菜選別装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉片(7a)を、前記トレイ
    (7)から前記平面循環搬送機構(E)のループ内側方
    向に突出配備し、該開閉片(7a)を所定高さレベルに
    位置させることで前記トレイ(7)の閉じ状態が現出さ
    れ、かつ、前記開閉片(7a)を前記所定高さレベルか
    らの上昇又は下降移動によって前記トレイ(7)の開き
    状態が現出されるように構成し、 前記開閉片(7a)の上面又は下面との摺接によって該
    開閉片(7a)を前記所定高さレベルに位置させるガイ
    ドレール(11)を設け、前記開閉片(7a)の上面又
    は下面との摺接によって該開閉片(7a)を前記所定高
    さレベルに位置させる作用姿勢と、前記開閉片(7a)
    との摺接が生じないように前記作用姿勢から前記ループ
    内側方向に逃げ移動させた退避姿勢とに姿勢変更自在な
    可動ガイドレール(39)を設けるとともに、この可動
    ガイドレール(39)の姿勢を切換可能なアクチュエー
    タ(41)を備えて前記開閉操作機構(E)を構成し、 前記開閉片(7a)における前記ループ内側方向の横側
    面と、前記可動ガイドレール(39)における前記平面
    循環搬送機構(3)のループ外側方向の横側面とを、共
    に横向きの先尖り形状に形成してある請求項3に記載の
    長もの野菜選別装置。
  5. 【請求項5】 作用姿勢にある前記可動ガイドレール
    (39)と前記開閉片(7a)との摺接状態において、
    前記可動ガイドレール(39)が退避姿勢に移行するの
    を阻止するべく、前記可動ガイドレール(39)が作用
    姿勢であるときには、前記トレイ(7)がわのストッパ
    部材(46)と係合する係合部(45)を前記可動ガイ
    ドレール(39)に備えてある請求項4に記載の長もの
    野菜選別装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016125198A1 (en) * 2015-02-02 2016-08-11 Casini Diego Harvester for leafy vegetables perfected with electronic sorter
CN106226248A (zh) * 2016-08-31 2016-12-14 华中农业大学 基于光谱技术的球状农产品内部品质检测分级设备
CN110434090A (zh) * 2019-08-23 2019-11-12 中山德著智能科技有限公司 一种胡萝卜表面瑕疵检测方法
CN110732501A (zh) * 2019-11-08 2020-01-31 杭州富阳富创大数据产业创新研究院有限公司 一种分拣快递件机器人

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