JP3821535B2 - 平板状物品の仕分け設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大型郵便物等の平板状物品の仕分け設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の平板状物品の仕分け設備としては、例えば特公平1−52288号公報に示すごときものがある。
【0003】
斯かる仕分け設備を図29を参照しつつ説明する。
【0004】
水平方向及び上下方向へ略矩形状に走行し得るようにした左右一対のコンベヤチェーンaには、コンベヤチェーンa側が開口した搬送箱bが、コンベヤチェーンaの長手方向へ所定のピッチで取付けられており、コンベヤチェーンaにより包囲された閉空間c内のコンベヤチェーンaが下降走行或いは下部で水平走行する位置の近傍には、水平或いは傾斜配置された複数の平板状物品供給フィーダdが配置され、平板状物品供給フィーダdにより前記搬送箱bに大型郵便物等の平板状物品eを投入し得るようになっている。
【0005】
コンベヤチェーンaの下部水平走行部には、流体圧シリンダfを作動させることにより作動杆g及びカムローラhを介して、搬送箱bに枢着された底板iを開放し得るようにした開放装置jが設けられている。
【0006】
コンベヤチェーンaの走行により下降或いは水平移動している搬送箱bには平板状物品供給フィーダdにより平板状物品eが投入され、コンベヤチェーンaの下部水平走行部所定位置においては、開放装置jの図示してない流体圧シリンダが作動してカムローラhを介し搬送箱bの底板iが開き、搬送箱b内に収納されている平板状物品eは下方に設置された仕分箱kへ払出され、仕分けされる。
【0007】
平板状物品eを払出された搬送箱bの底板iは開放装置jにより閉止され、コンベヤチェーンaによって上昇走行すると共に上部水平走行を行い、再び下降走行位置へ戻る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記仕分け設備では、搬送箱bがコンベヤチェーンaにより上部水平走行部を移動する際には、搬送箱bの開口は下方へ向いているため、上部水平走行部では平板状物品eの搬送は不可能で、従って上部水平走行部には仕分箱kを設置することはできず、仕分箱kを設置できるのはコンベヤチェーンaの下部走行水平部lの下方のみとなるためスペースの有効利用を図ることができない。
【0009】
又、平板状物品eを搬送箱bに投入する位置は、コンベヤチェーンaの下降走行側mであるため、平板状物品eが多量の場合には平板状物品供給フィーダdを複数段に配置しなければならず、高さが高くなって設備の大型化を招来する虞れがある。
【0010】
更に又、搬送箱bの底板iを開閉する作動杆gは長さが長いため、この点からも設備に大型化を招来する虞れがある。
【0011】
本発明は上述の実情に鑑み、スペースの有効利用を図ると共に全体としてコンパクトな平板状物品の仕分け設備を提供することを目的としてなしたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1の発明は、
回転軸線が水平配置された前後の回転体に掛渡されて水平方向へ走行し得るようにした上下2段の紐状体と、該紐状体の長手方向へ所要の間隔で取付けられ、且つ前記紐状体が下段に位置する場合には上部に位置し、上段に位置する場合には下部に位置するようにした開放、閉止可能な蓋と、前記紐状体が下段に位置する場合には下部に位置し、上段に位置する場合には上部に位置するようにした、開放、閉止可能な蓋を備えたボックスユニットとを有するボックスソータ装置と、
表裏面が上下方向へ向く状態で案内手段に凭れ掛からせた平板状物品を搬送するフィードコンベヤ装置と、
該フィードコンベヤ装置から送り込まれた平板状物品を表裏面が上下方向へ向く状態で案内ボックス内に収納し且つ前記ボックスユニットの移送速度に同期して走行しつつ投入ステーションにおいて前記案内ボックス下部のシャッタを開き、表裏面が上下方向へ向くよう平板状物品を、上部の蓋が開き下部の蓋が閉止しているボックスユニット内に投入する投入装置と、
前記投入ステーションの下流側でボックスユニットの上部の蓋を閉止する蓋閉止装置と、
下段の紐状体の走行ライン及び上段の紐状体の走行ラインに夫々設けられた仕分けステーションにおいて、紐状体により移送されるボックスユニットの下部の蓋を開放する蓋開放装置とを備え、
各仕分けステーションにおいて前記蓋開放装置によりボックスユニットの下部の蓋が開放されると表裏面が上下方向へ向くようボックスユニット内に投入されている平板状物品が下部の蓋に案内されつつ水平方向へ向きを変え各仕分けステーションに設置されている容器内に水平に収納されるよう構成したものである。
【0013】
又、請求項2の発明においては、フィードコンベヤ装置は、フィードコンベヤ装置の投入フィーダ側部に設けた平板状物品投入側から見て、下端が手前に位置し上端が投入側から離れる方向へ傾斜した平板状物品の傾斜方向を反対向きの傾斜方向となるよう変更する傾斜変更フィーダを備え、投入装置の案内ボックスは、上端がボックスユニットの移送方向に対し後方に位置し下端がボックスユニットの移送方向に対し前方に位置するよう傾斜させるようにすると良い。
【0014】
更に請求項3の発明においては、投入装置における案内ボックスのボックスユニット移送方向下流側の蓋板の上端に枢支点を設け、蓋板がボックスユニット移送方向の下流側へ開き得るようにすると良い。
【0015】
更に又、請求項4の発明においては、複数列のボックスソータ装置を備えると共に各ボックスソータ装置のボックスユニットへ平板状物品を投入する投入装置の案内ボックスへ夫々平板状物品を送り込み得るよう、フィードコンベヤ装置に振分けフィーダを設けるとよい。
【0016】
請求項1の発明においては、仕分けステーションは、上段及び下段の紐状体の走行ラインに夫々仕分けステーションが設けられているため、スペースの有効利用が図れ、設備がコンパクトになる。
【0017】
又請求項2の発明においては、投入装置の案内ボックスから平板状物品が脱落することはない。
【0018】
更に、請求項3の発明においては、投入装置の案内ボックスに平板状物品が詰っても平板状物品を損傷することはない。
【0019】
更に又、請求項4の発明では、スペースのより一層有効な利用を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基いて説明する。
【0021】
図1〜4は本発明の平板状物品の仕分け設備の全体を示し、図1は正面図、図2は図1の平面図である。
【0022】
図1、2中、1は大型郵便物のような平板状物品Mを搬送するためのフィードコンベヤ装置、2はフィードコンベヤ装置1から搬送された平板状物品Mを夫々投入装置3を介して受取り、仕分けするための2系列のボックスソータ装置、D1はボックスソータ装置2下部での後述のボックスユニット42の下段の移送方向、D2はボックスソータ装置2上部での後述の上段のボックスユニット42の移送方向である。
【0023】
フィードコンベヤ装置1の詳細は図3〜9に示されている。而して、フィードコンベヤ装置1は投入された平板状物品Mを送給するための投入フィーダ4と、投入フィーダ4から送給された平板状物品Mを送給するためのアイドルフィーダ5と、平板状物品Mの傾斜方向を投入フィーダ4への投入時とは反対となるよう傾斜変更させる傾斜変更フィーダ6と、傾斜変更フィーダ6からの平板状物品Mを2系統に振分ける旋回自在な振分けフィーダ7と、振分けフィーダ7により振分けられた平板状物品Mをフィードコンベヤ装置1側から見て手前の系列のボックスソータ装置2内に設けた投入装置3へ送給するための送給フィーダ8と、振分けフィーダ7により振分けられた平板状物品Mをフィードコンベヤ装置1側から見て奥の系列のボックスソータ装置2内に設けた投入装置3へ送給するために直列的に配置された2台の送給フィーダ9,10を備えている。
【0024】
なお、送給フィーダ10は手前の系列のボックスソータ装置2内を通って奥の系列のボックスソータ装置2まで延在している。
【0025】
投入フィーダ4の前後に配置したプーリ11,12には、無端状のベルト13が巻掛けられており、ベルト13の表面には、ベルト13を周長方向へ略2等分するよう、ベルト13の長手方向2個所にベルト13の幅方向へ延在する桟14が設けられている。
【0026】
プーリ12は図示してないタイミングベルト等の動力伝達手段を介してサーボモータ等の駆動装置15により駆動し得るようになっており、プーリ12が回転することによりベルト13の上面部が1ピッチ(ベルト周長の1/2の長さ)だけアイドルフィーダ5側へ移動してベルト13によりベルト13上に搭載されている平板状物品Mをアイドルフィーダ5側へ送給し得るようになっている。
【0027】
平板状物品Mを送給し得るよう投入フィーダ4の一側部には、テンキー16を備えると共に平板状物品Mを載置し得るようにした作業テーブル17が配置され、投入フィーダ4の作業テーブル17を設置した側とは反対側の他側部には、ベルト13の側部上方に立設されるよう、案内板18が投入フィーダ4の全長に亘り設けられている(図3参照)。
【0028】
案内板18は作業テーブル17側から見て、下方から上方へ行くに従い投入フィーダ4の側部から離れる方向へ昇り勾配に傾斜しており、その高さは案内板18に凭れ掛かるよう投入フィーダ4に載置された平板状物品Mの高さよりも若干高く形成されている(図3、5参照)。
【0029】
案内板18の下部には、投入フィーダ4の平板状物品搬送方向D3へ所要の間隔で複数(図示例では4個)のサイズ検知フォトセンサ19が設けられており、該サイズ検知フォトセンサ19により平板状物品Mが取扱い可能な大きさか否か検出し得るようになっている。
【0030】
アイドルフィーダ5、傾斜変更フィーダ6、振分けフィーダ7、送給フィーダ8,9,10の平板状物品Mの送給機構は投入フィーダ4と同一であり、前後のプーリに巻掛けた無端状の桟付きのベルト20,21,22,23,24,25をサーボモータ等の駆動装置によりプーリを介し駆動し得るようになっている。而してプーリが回転することによりベルト20,25の上面部が1ピッチ(ベルト周長の1/2の長さ)だけ、下流の装置側へ移動し得るようになっている。
【0031】
アイドルフィーダ5のベルト20上には、前記案内板18と略同一高さで同一方向へ傾斜した案内板26がアイドルフィーダ5の全長に亘り、前記案内板18と連続的且つ直線的に連なるよう設置されており、ベルト20の一側側すなわち、前述の作業テーブル17を設置した側には、図3、6に示すごとく、高さは案内板26の高さよりも低く且つ縦横に延びる棒を手摺り状に組合せた案内部27がアイドルフィーダ5の全長に亘り設けられている。
【0032】
案内部27は案内板26と略平行に傾斜しており(図6参照)、平板状物品Mは案内板26に案内されつつ案内板26と案内部27との間の空間を通過して送給されるようになっている。
【0033】
傾斜変更フィーダ6のベルト21上の両側には案内板28と手摺り状の案内部29が設置されている。
【0034】
而して、案内板28は、傾斜変更フィーダ6の入口側(上流側)から中途部までは案内板26と連なる同一高さ、同一傾斜に形成されているが、平板状物品搬送方向D3の中途部からは徐々に傾斜が変化して出口側(下流側)では傾斜方向が入口側とは逆になり、作業テーブル17側から見て下方から上方へ行くに従い傾斜変更フィーダ6の中心側へ向う方向へ昇り勾配に傾斜するようになっている(図4、7参照)。
【0035】
案内部29は傾斜変更フィーダ6の入口側から中途部までは、案内部27と連なる同一高さ、同一傾斜に形成されているが、平板状物品搬送方向D3の中途部からは徐々に傾斜が変化して、案内板28と同様、出口側では傾斜方向が入口側とは逆になっている(図4、7参照)。
【0036】
振分けフィーダ7の入口側には振分けフィーダ7を水平方向へ往復動させるためのサーボモータ等の駆動装置30が設けられている(図4、8参照)。
【0037】
振分けフィーダ7の作業テーブル17を設置した側には、ベルト22の側部上方に位置するよう、案内板31が振分けフィーダ7の全長に亘り設けられている(図3、8参照)。
【0038】
案内板31の傾斜変更フィーダ6側の端部は、傾斜変更フィーダ6の案内部29に連結的且つ直線的に連なって作業テーブル17を設置した側と同じ側に位置している。而して、案内板31は作業テーブル17側から見て、下方から上方へ行くに従い振分けフィーダ7の中心から離れる方向へ昇り勾配に傾斜している(図8参照)。
【0039】
振分けフィーダ7の作業テーブル17を設置した側とは反対側におけるベルト22の側部上方には、手摺り状に組合せた案内部32が振分けフィーダ7の全長に亘り設けられている(図3、8参照)。
【0040】
案内部32の傾斜変更フィーダ6側の端部は、傾斜変更フィーダ6の案内板28に連続的且つ直線的に連なって作業テーブル17を設置した側とは反対の側に位置している。而して、案内部32は案内板31と平行に傾斜すると共にその高さは案内板31よりも低く形成されている。
【0041】
送給フィーダ9,10のベルト24,25上の左右には、振分けフィーダ7の案内板31及び案内部32と連続的且つ直線的に連なり得るよう、案内板33,35、案内部34,36が設けられており、送給フィーダ10のベルト25上の左右には送給フィーダ9の案内板35、案内部36と連なる案内板35’及び案内部36’(図3参照)が設けられている。
【0042】
送給フィーダ8の先端からはフィードコンベヤ装置1側から見て手前側のボックスソータ装置2内に設置された投入装置3へ平板状物品Mを送給し得るようになっており、送給フィーダ10の先端からはフィードコンベヤ装置1側から見て奥側のボックスソータ装置2内に設置された投入装置3へ平板状物品Mを供給し得るようになっている。
【0043】
ボックスソータ装置2は、フィードコンベヤ装置1による平板状物品搬送方向D3とは平面的に見て直交する方向(後述のボックスユニット42の搬送方向D1,D2)へ平板状物品Mを搬送し得るようになっている。
【0044】
すなわち、図13、14に示すごとく、左右で夫々対をなす回転可能なスプロケット37,38は前後へ所要の間隔を置いて設置されており、スプロケット37,38には無端状のチェーン39が差掛けられている。
【0045】
而して、駆動装置40を駆動してスプロケット37,38を回転させることにより、チェーン39は上段及び下段に設けたレール41に案内されて水平走行し得るようになっている。
【0046】
チェーン39には、長手方向へ所定のピッチで多数のボックスユニット42が図15、18に示すごとくブラケット43を介して固着されており、チェーン39の下段走行部の上方には、フィードコンベヤ装置1のフィーダを経て送られて来た平板状物品Mを受取り、ボックスユニット42へ投入し得るよう、前述の投入装置3が設置されて投入ステーションS1が形成されている。
【0047】
チェーン39の下段走行部における投入ステーションS1よりもボックスユニット42移送方向D1下流側には、ボックスユニット42に投入されて搬送されて来た平板状物品Mを仕分けするための仕分けステーションS2が形成されており、チェーン39の上段走行部には仕分けステーションS2で区分けされていない平板状物品Mを仕分けするための仕分けステーションS3が形成されている。
【0048】
フィードコンベヤ装置1側から見て向う側に配置されたボックスソータ装置2の構造も図13〜14に示すものと同じである。
【0049】
投入装置3の詳細は図10〜12に示されている。すなわち、ボックスソータ装置2内の投入ステーションS1部に設置した架台44には、シャットホルダ45を介して移送方向D1へ水平に延びるガイドシャフト46が配置されており、ガイドシャフト46にはハウジングユニット47を介してガイドシャフト46に沿い移動可能な枠体48が配置されている。
【0050】
ボックスユニット42の移送方向D1先端側に位置するよう枠体48に立設したブラケット49には、移送方向D1と平行な方向へ往復動し得るようにした左右一対のアーム50が、ピン51を介して枢着されており、アーム50の下端には平板状物品Mをボックスユニット42へ投入する際、アーム50によって開くようにした底板状のシャッタ52が取付けられている。
【0051】
アーム50には、移送方向D1に対して後方へ延在するよう、リンク53が枢着されており、左右のリンク53のアーム50とは反対側の端部は、連結部材54により連結されている。
【0052】
ブラケット49のボックスユニット42移送方向D1後面に取付けた流体圧シリンダ55のロッド先端は連結部材54に接続され、流体圧シリンダ55によりアーム50を介しシャッタ52を開き得るようになっている。
【0053】
流体圧シリンダ55と平行に配設した圧縮コイルバネ56は一端をブラケット49の後面に係止され、他端を連結部材54に係止されており、圧縮コイルバネ56の弾撥力によりシャッタ52を閉止し得るようになっている。
【0054】
ブラケット49のボックスユニット42移送方向D1前面側には、送給フィーダ8側及び下面が開口しアーム50側には上下へ延在する背板134が設けられ、背板134の上端には天井板57が設けられ、アーム50とは反対側、すなわち移送方向D1の前面側には、天井板57の上端に取付けた蝶番58を介して移送方向D1前方に開き得るようにした蓋板59が設けられ、送給フィーダ8とは反対側の側面にはエンドプレート60が設けられた案内ボックス61が取付けられている。
【0055】
而して、案内ボックス61の背板134及び閉止した状態の蓋板59の傾斜は、送給フィーダ8の案内板33及び案内部34の傾斜と同一方向へ同一角度で傾いており、シャッタ52を閉止した場合には、シャッタ52は案内ボックス61下面の開口の下方に位置し、送給フィーダ8から案内ボックス61へ送り込まれた平板状物品Mはシャッタ52により支持されて下方へ落下しないようになっている。
【0056】
架台44上には、回転部が所定の角度θの範囲で水平方向へ往復動し得るようにした、サーボモータ等の駆動装置62が配置され、駆動装置62の回転体には駆動装置62の径方向外方へ突出する短アーム63が接続されている。
【0057】
短アーム63の先端には、カムフォロア64が枢着されると共にカムフォロア64は枠体48の上面に固設したブロック65の上方が開口した溝135に嵌合しており、駆動装置62を駆動することにより短アーム63及びカムフォロア64並にブロック65を介して枠体48延いては案内ボックス61を移送方向D1と平行な方向へ移動させ得るようになっている。
【0058】
図11中、123はサーボモータ等の駆動装置124によりタイミングベルト125を介し駆動される上下2個の水平プーリ、126は水平プーリ123に差掛けられたタイミングベルト127により駆動されるよう2つの水平プーリ123の上方或いは下方に平行配置された水平プーリであり、水平プーリ123,126の嵌合された水平軸には図示してないが案内ボックス61の幅方向へ延在する送出しローラが外嵌され、案内ボックス61に供給された平板状物品Mをボックスユニット42へ投入する際に前記送出しローラを回転させることにより平板状物品Mを強制的に下方へ送出し得るようになっている。更に、図11中、133はシャッタ52のショックアブソーバである。
【0059】
フィードコンベヤ装置1側から見て奥に配置されたボックスソータ装置2に設置される投入装置3の構造も図10〜12に示すものと略同じである。
【0060】
ボックスユニット42の詳細は、図15〜21に示されている。すなわち、ボックスユニット42は上下方向両端が開口した水平断面形状が中空矩形状のボックス本体66を備えている。而してチェーン39が下段走行部を走行する際に上部となるボックス本体66の開口部には、移送方向D1下流側の垂直状の背板67の上端左右に位置するよう、従来公知のスプリング蝶番68が取付けられ、該スプリング蝶番68には、移送方向D1と平行な方向へ回動して開口部を開閉し得るようにした、平板状で且つボックス本体66の幅方向へ延びる蓋69が取付けられている。
【0061】
蓋69は図18の仮想線や図2の実線に示すごとく開いた位置にあるときは、スプリング70の弾撥力によりボックス本体66の開口部から離れる方向(図18、20の時計方向)へ付勢されるようになっている。
【0062】
スプリング蝶番68のうち蓋69側に固着したスプリング蝶番68には蓋69が開いた状態で下方へ延びるストッパ71が一体的に固設され、蓋69が直立状態に開いた場合には、ストッパ71がボックス本体66の背板67に当接して蓋69の動きを規制し得るようになっている。
【0063】
蓋69が開いた状態での蓋69のボックスユニット42移送方向D1下流側の面には、下方から上方へ行くに従い移送方向D1下流側へ向けて滑らかに突出量の増大するカムブロック72が移送方向D1方向へ見て蓋69の幅方向左側に位置するよう固着されており(図15、16参照)、蓋69の上端左右には、蓋69よりも上方へ突出するようロックプレート73が固着されている。
【0064】
チェーン39が下段走行部を走行する際に上部となるボックス本体66の開口部には、移送方向D1上流側の垂直状の背板74の上端近傍左右に位置するよう、従来公知のスプリング蝶番75が取付けられ、該スプリング蝶番75には移送方向D1と平行な方向へ回動し得るようにしたガイドプレート76が取付けられている。
【0065】
ガイドプレート76は図15に示すごとく、ボックス本体66の幅方向へ延びると共に、背板74よりも若干上方へ突出する位置までは背板74に沿って垂直状に形成されており、垂直状部の上端から上方は移送方向D1の後方へ向けて曲折した傾斜形状になっている(図18、21参照)。
【0066】
ボックスユニット42の移送方向D1へ見てガイドプレート76の左側の端部には、移送方向D1の後方へ向けて曲折し且つ傾斜角度がガイドプレート76の傾斜角度よりも若干緩くしかも高さの低いストライカ77が、ガイドプレート76と一体的に設けられている。
【0067】
ガイドプレート76の背板74上端よりも上方へ突出している垂直部には、図15に示すごとく左右に開口78が形成されており、蓋69が閉止した際にはロックプレート73が開口78に嵌入し得るようになっている(図16、18参照)。
【0068】
ガイドプレート76のストライカ77に近接した部分には、移送方向D1を基準としてカムブロック72の後方に位置するよう凹状の切込み79が形成されており、切込み79の底縁80の高さは、カムブロック72の案内面の高さよりも低くなっている。
【0069】
ガイドプレート76は蓋69が開いている場合でも閉止している場合でも垂直状態を保持するよう、スプリング蝶番75のスプリング81(図21参照)により垂直状態を保持する方向すなわち図18、21の時計方向へ付勢されるようになっている。
【0070】
チェーン39が下段走行部を走行する際に下部となるボックス本体66の開口部には、移送方向D1下流側の垂直状の背板67の下端左右に位置するよう、従来公知のスプリング蝶番82が取付けられ、該スプリング蝶番82には、移送方向D1を平行な方向へ回動して開口部を開閉し得るようにした、平板状で且つボックス本体66の幅方向へ延びる蓋83が取付けられている。
【0071】
蓋83は図18の仮想線に示すごとく開いた位置にあるときは、スプリング蝶番82の図示してないスプリングの弾撥力によりボックス本体66の開口部から離れる方向(図18の反時計方向)へ付勢されるようになっている。
【0072】
スプリング蝶番82のうち蓋83側に固着したスプリング蝶番82には蓋83が開いた状態で上方へ延びるストッパ84(図17、18参照)が一体的に固設され、蓋83が直立状態に開いた場合には、ストッパ84がボックス本体66の背板67に当接して蓋83の動きを規制し得るようになっている。
【0073】
蓋83が開いた状態での蓋83のボックスユニット42移送方向D1下流側の面には、上方から下方へ行くに従い移送方向D1下流側へ向けて滑らかに突出量の増大するカムブロック85が移送方向D1方向へ見て蓋83の幅方向左側に位置するよう固着されており(図15参照)、蓋83の下端左右には、蓋83よりも下方へ突出するようロックプレート86が固着されている。
【0074】
チェーン39が下段走行部を走行する際に下部となるボックス本体66の開口部には、移送方向D1上流側の垂直状の背板74の下端近傍左右に位置するよう、従来公知のスプリング蝶番87が取付けられ、該スプリング蝶番87には移送方向D1と平行な方向へ回動し得るようにしたガイドプレート88が取付けられている。
【0075】
ガイドプレート88は図15に示すごとく、ボックス本体66の幅方向へ延びると共に、背板74よりも若干下方へ突出する位置までは背板74に沿って垂直状に形成されており、垂直状部の下端から下方は移送方向D1の後方へ向けて曲折した傾斜形状になっている(図18、19参照)。
【0076】
ボックスユニット42の移送方向D1へ見てガイドプレート88の左側の端部には、移送方向D1の後方へ向けて曲折し且つ傾斜角度がガイドプレート88の傾斜角度よりも若干緩いストライカ89が、ガイドプレート88と一体的に設けられている。
【0077】
ガイドプレート88の背板74下端よりも下方へ突出している垂直部には、図15に示すごとく左右に開口90が形成されており、蓋83が閉止した際にはロックプレート86が開口90に嵌入し得るようになっている(図15、19参照)。
【0078】
ガイドプレート88のストライカ89に近接した部分には、移送方向D1を基準としてカムブロック85の後方に位置するよう凹状の切込み91が形成されており、切込み91の天縁92の高さは、カムブロック85の案内面の高さよりも高くなっている。
【0079】
ガイドプレート88は蓋83が開いている場合でも閉止している場合でも垂直状態を保持するよう、スプリング蝶番87のスプリング(図示せず)により垂直状態を保持する方向すなわち図18、21の時計方向へ付勢されるようになっている。
【0080】
すなわち、蓋69と83、ガイドプレート76と88等ボックスユニット42の開閉部の構造は基本的に同じである。
【0081】
ボックスソータ装置2における投入ステーションS1の投入装置3よりも移送方向D1下流部には、図13に示すごとくボックスユニット42の上部に位置する蓋69を閉止するための蓋閉止装置93が下段を走行するチェーン39の上方に位置するよう配設されている。
【0082】
蓋閉止装置93の詳細は図22、23に示され、ボックスソータ装置2のフレーム94に取付けられたブラケット95には、アーム96を介して縦型中空円筒状の縦型のプランジャホルダ97が取付けられている。
【0083】
プランジャホルダ97の中空部には、中空部を通って下方へ延在するプランジャ98が嵌入され、プランジャ98の下端には、蓋69のカムブロック72を押して蓋69を閉止するために、水平軸99を介して回転し得るようにしたウレタンローラ製のローラ100が設けられている。
【0084】
プランジャ98の上部に形成した有底中空部には、圧縮コイルバネ101が収納されてプランジャ98を下方へ付勢するようになっており、プランジャ98の高さ方向中間部に上方から下方へ向けて狭幅となるよう形成した段部102は、プランジャホルダ97のストッパ103に当接するようになっている。而して段部102がストッパ103に当接することによりプランジャ98の下方への動きは規制されるようになっている。
【0085】
ボックスソータ装置2における投入ステーションS1よりも移送方向D1下流側に設けた仕分けステーションS2には、図13に示すごとくボックスユニット42により移送されて来た平板状物品Mを仕分けして受取るための箱状の複数の容器104が移送方向D1上流側から下流側へ向けて順次配列されるようになっており、各容器104のボックスユニット42移送方向D1上流側端部には、ボックスユニット42の下部に位置する蓋83を開くための蓋開放装置105が設置されている。
【0086】
なお、仕分けステーションS2に配置されている容器104はボックスユニット42の移送方向D1上流側へ向けて底面が下り勾配となるよう傾斜させられているが、これは各ボックスユニット42から順次投入された複数の平板状物品Mを容器104の底面に対し滑動させて平板状物品Mのボックスユニット42移送方向D1上流側の端部を容器104の後側板に当接させ、平板状物品Mを荷崩れすることなく確実に容器104内に積重ね、収納するためである。
【0087】
蓋開放装置105の詳細は図24、25に示され、ボックスソータ装置2のフレーム94に取付けられた縦板状のブラケット106には、縦向きの流体圧シリンダ107が配設され、流体圧シリンダ107のピストンロッド108下端に取付けた正面形状がL字状のブラケット109の縦部材には、水平軸110を介してウレタンゴム製のローラ111が枢着され、ローラ111がガイドプレート88のストライカ89を押すことにより、ガイドプレート88の開口90が蓋83のロックプレート86から離脱し、蓋83はスプリング蝶番82のスプリングの弾撥力により下方へ開くようになっている。
【0088】
仕分けステーションS2におけるボックスユニット42の移送方向D1下流側には、下方の蓋83を閉止するための蓋閉止装置112が設置されている。蓋閉止装置112の基本的構成は蓋閉止装置93と略同一であるが、配置時の上下方向の向きは蓋閉止装置93とは逆である。
【0089】
上段を走行するチェーン39の下方に仕分けステーションS2の上方に位置するよう形成した仕分けステーションS3には、図14に示すごとく、ボックスユニット42により移送方向D2へ移送されて来た平板状物品Mを仕分けして受取るための箱状の複数の容器104が移送方向D2上流側から下流側へ向けて順次配列されるようになっており、各容器104のボックスユニット42移送方向D2上流側端部には、下段走行部とでは上下が反転したボックスユニット42の上部の蓋83を開くための蓋開放装置113が設置されている。
【0090】
なお、仕分けステーションS3に配置されている容器104は仕分けステーションS2の場合と異なり平らに配置されているが、このようにしても容器104は十分に平板状物品Mを容器104内に積重ねて収納できる。しかし、仕分けステーションS2の容器104のように傾斜配置すればより一層確実に平板状物品Mを容器104内へ積重ねることができる。
【0091】
蓋開放装置113は蓋開放装置105と同一構成であり、上下方向の向きも蓋開放装置105と同一である。
【0092】
駆動装置40により駆動されるスプロケット37の水平駆動装置114の一端には、図26に拡大して示すごとくスプロケット115が外嵌されると共にスプロケット115から水平方向へ適宜間隔を置いて回転可能に設置した水平軸116には小スプロケット117が外嵌され、スプロケット115と小スプロケット117には無端状のチェーン118が巻掛けられている。
【0093】
水平軸116には2枚の扇状体119を水平軸116を基準として対向配置した形状のカムプレート120が外嵌され、カムプレート120の外周部近傍には、カムプレート120の円周方向へ所要の間隔で複数のフォトセンサ121(図26では5個)がボックスソータ装置2の側部に固着されるよう配設されている。
【0094】
而して、例えば図26に示すごとく回転方向D4へ回転するカムプレート120の扇状体119により回転方向D4前方の4個のフォトセンサ121がオフにされ、回転方向D4後方のフォトセンサ121がオンになった場合に、図示してないCPUに信号を送り、CPUからフィードコンベヤ装置1や投入装置3を駆動するタイミングやどの仕分けステーションの何番目の容器に平板状物品Mを投入するか等の指令を必要な各機器へ与え得るようになっている。
【0095】
なお、図5、6、7、8、9中、122は乗継ぎ部のフォトセンサである。
【0096】
更に、図13中、128は容器104内の平板状物品Mの量を検出するためのフォトセンサ、129はチェーン39に張力を与えるテークアップ、図14中、130は仕分けステーションS2,S3に容器104があるか否かを検出するためのフォトセンサ、131は仕分けステーションS2,S3に設置された容器104の幅方向両側位置を規制するためのストッパ、132は同じく容器104の前後方向位置を規制するためのストッパである。
【0097】
なお、図1〜図28において同一符号は同一のものを表わしている。
【0098】
以下、本発明の作動を平板状物品Mをフィードコンベヤ装置1側から見て手前側のボックスソータ装置2へ投入する場合について説明する。
【0099】
図1、2に示すごとく作業テーブル17の前方の椅子に座った作業者は、用意されている平板状物品M例えば郵便物を一通ずつ手に取り郵便番号をテンキー16により入力し、キー入力した平板状物品Mを投入フィーダ4のベルト13上へ案内板18に対し凭れ掛けるよう投入する。
【0100】
平板状物品Mが郵便物の場合、投入姿勢は、郵便番号の記載してある表面を作業者側へ向け、長手方向を平板状物品搬送方向D3へ向ける。
【0101】
平板状物品Mが投入フィーダ4へ投入されたらテンキーパネルのリタンキーを押すと駆動装置15等が起動されて投入フィーダ4とアイドルフィーダ5が駆動され、平板状物品Mは投入フィーダ4からアイドルフィーダ5へベルト13,20により搬送される。
【0102】
平板状物品Mがアイドルフィーダ5の所定位置へ乗り移ると投入フィーダ4及びアイドルフィーダ5は停止する。又、平板状物品Mはアイドルフィーダ5では案内板26と案内部27との間の空間に位置し、案内板26及び案内部27により案内される。
【0103】
投入フィーダ4とアイドルフィーダ5の起動条件としては、傾斜変更フィーダ6から投入装置3までの間に平板状物品Mがあるか、或いは平板状物品Mがサイズオーバーではないかにより決定される。サイズオーバーか否かは図13に示すサイズ検知フォトセンサ19により検知される。
【0104】
平板状物品Mがアイドルフィーダ5に送り込まれ且つ傾斜変更フィーダ6から投入装置3までに平板状物品Mがない場合には、駆動装置によりアイドルフィーダ5及び傾斜変更フィーダ6が駆動され桟付きのベルト21,20が駆動されてアイドルフィーダ5上の平板状物品Mは案内板26,28、案内部27,29に案内されて傾斜変更フィーダ6に送り込まれる。
【0105】
傾斜変更フィーダ6に送り込まれた平板状物品Mは、平板状物品搬送方向D3の下流側に行くに従い徐々に傾斜が変化している案内板28及び案内部29により案内されて傾斜方向を反対方向に変更される。すなわち、フィードコンベヤ装置1の投入フィーダ4入側からボックスソータ装置2の方向を見た場合、平板状物品Mは投入フィーダ4に投入した際、上端が作業者から離れ下端が作業者に近接する方向へ傾斜しているが(右上り傾斜)、傾斜変更フィーダ6では、平板状物品Mは上端が作業者に近接し下端が作業者から離れる方向へ傾斜する(左上り傾斜)(図1、13参照)。
【0106】
平板状物品Mが傾斜変更フィーダ6の所定位置へ乗り移るとアイドルフィーダ5と傾斜変更フィーダ6は停止する。
【0107】
平板状物品Mが傾斜変更フィーダ6に送り込まれ且つ振分けフィーダ7が送給フィーダ8側に切変り、振分けフィーダ7から投入装置3に平板状物品Mがない場合には、駆動装置が起動されて傾斜変更フィーダ6及び振分けフィーダ7が駆動され、桟付きのベルト21,22により平板状物品Mは案内板28,31、案内部29,32に案内され傾斜変更フィーダ6から振分けフィーダ7に送り込まれる。
【0108】
平板状物品Mが振分けフィーダ7の所定位置へ乗り移ると、傾斜変更フィーダ6と振分けフィーダ7は停止する。
【0109】
上述のごとくして、平板状物品Mは、桟付きのベルト22,23により案内板31,33、案内部32,34に案内されつつ順次、振分けフィーダ7、送給フィーダ8に送られ、所定位置に待機している投入装置3へ送り込まれる。
【0110】
この際、投入装置3のシャッタ52は閉止しているため、平板状物品Mはシャッタ52に載置された状態で投入装置3の案内ボックス61内に送り込まれる。案内ボックス61に送り込まれた平板状物品Mは表裏面が上下方向へ向いた状態でシャッタ52に支持される。
【0111】
平板状物品Mをフィードコンベヤ装置1側から見て奥側のボックスソータ装置2の投入装置3へ投入する場合には振分けフィーダ7は送給フィーダ9側に切換っているだけで、平板状物品Mの投入装置3への搬入の仕方は、上述の場合と同様である。
【0112】
ボックスソータ装置2では駆動装置40によりスプロケット37が駆動され、スプロケット37,38の回転により、ボックスユニット42の接続されたチェーン39がスプロケット37,38間を循環回動している。
【0113】
而して、投入ステーションS1においては、下段のラインを走行するチェーン39に取付けられたボックスユニット42の上部の蓋69は開いており、下部の蓋83は閉止している。
【0114】
このため、平板状物品Mを投入すべき所定のボックスユニット42が投入装置3の部分に到達すると図10〜12に示す投入装置3の駆動装置62が起動し、短アーム63、カムフォロア64、ブロック65を介して枠体48がボックスユニット42の走行速度に同期してボックスユニット42の移送方向D1へ移動する。
【0115】
その際、流体圧シリンダ55が作動してアーム50が平板状物品Mの移送方向D1とは反対方向へピン51を支点として回動するため、シャッタ52は開き、案内ボックス61内の平板状物品Mはボックスユニット42内に投入される。
【0116】
又、駆動装置124により水平プーリ123,126が回動し、水平プーリ123,126により図示しない水平送りローラが回動するため、平板状物品Mは水平送りローラにより強制的にボックスユニット42内へ投入される。
【0117】
ボックスユニット42に投入された平板状物品Mは表裏面が上下方向へ向いた状態を保持される。
【0118】
投入装置3の案内ボックス61から平板状物品Mがボックスユニット42内へ投入されると、シャッタ52は圧縮コイルバネ56の弾撥力により、平板状物品Mの移送方向D1へ移動し、案内ボックス61の下端開口を閉とすると共に駆動装置62が逆転することにより、枠体48はもとの位置へ戻る。
【0119】
前述のごとく、平板状物品Mの傾斜を傾斜変更フィーダ6により変更し、投入フィーダ4へ投入した際の平板状物品Mの傾斜と逆傾斜にするのは次の理由による。
【0120】
すなわち投入フィーダ4においては作業員の操作の容易性から平板状物品Mは図1に示すごとく、フィードコンベヤ装置1からボックスソータ装置2側へ見た場合に右上り傾斜にする必要がある。
【0121】
そこで図27に示すごとく、投入装置3の案内ボックス61へ送り込む平板状物品Mの傾斜方向を投入フィーダ4へ投入した場合と同じ右上り方向へ傾斜させておくと、案内ボックス61も平板状物品Mと同一方向へ傾斜させておく必要がある。
【0122】
しかるに何等かの原因により、案内ボックス61内で平板状物品Mが閉塞したような場合にシャッタ52を開くと、平板状物品M下端がシャッタ52に引張られて平板状物品Mが折り曲げられ、損傷する虞れがある。この場合には、蓋板59の上端に蝶番58を設けておき、蓋板59が容易に開くようにしておくと、平板状物品Mが詰った際に蓋板59が開くため平板状物品Mの損傷を防止する点で望ましい。
【0123】
しかるに、図27に示すような平板状物品Mの傾きの場合、シャッタ52は蓋板59側に向って下り勾配に傾斜しているため案内ボックス61内に供給された平板状物品Mはシャッタ52に沿って滑落し、蓋板59に凭れ掛かる状態になる。
【0124】
ところが蓋板59の上端には蝶番58が設けてあるため、平板状物品Mの重量により蓋板59が開き、平板状物品Mが案内ボックス61外へ脱落する虞れがあり具合が悪い。
【0125】
そこで、平板状物品Mの傾斜方向を傾斜変更フィーダ6により反対にして左上りの傾斜にすると、図28に示すごとく案内ボックス61も左上りの傾斜となるため、案内ボックス61内に送り込まれた平板状物品Mは案内ボックス61の蓋板59と対向配置されている背板134に凭れ掛かることになり、従って異常時以外は蓋板59が開かないから、通常時には案内ボックス61から平板状物品Mが落下せず、安定した操業を行うことができる。これが、傾斜変更フィーダ6により平板状物品Mの傾斜方向を変更する理由である。
【0126】
平板状物品Mの投入されたボックスユニット42或いは平板状物品Mの投入されていないボックスユニット42がチェーン39により搬送されて蓋閉止装置93の部分に到達すると、ボックスユニット42上の蓋69に設けられているカムブロック72に蓋閉止装置93のローラ100が当接し、ローラ100によりカムブロック72を介し蓋69は、スプリング蝶番68を支点として下方へ回動する。
【0127】
而して、蓋69の下方への回動により、ロックプレート73はスプリング蝶番68のスプリング81の抗力に打勝ってガイドプレート76を若干倒す方向へ押して回動させ、その結果、ロックプレート73はガイドプレート76の開口78に嵌入し、上部の蓋69はロックされた状態で閉止される(図24、25参照)。
【0128】
チェーン39によりボックスユニット42が仕分けステーションS2に到達し、ここでボックスユニット42内の平板状物品Mを複数の容器104のうち所定の容器104へ払出す場合には、当該容器104と対応する蓋開放装置105の流体圧シリンダ107のピストンロッド108が短縮してブラケット109を介しローラ111が上昇する。
【0129】
このため、ローラ111はボックスユニット42の下部に位置するガイドプレート88のストライカ89と当接し、ストライカ89を押し、その結果、ガイドプレート88はスプリング蝶番87を支点として蓋83から離れる方向へ回動し、ガイドプレート88の開口90はロックプレート86から離脱し、下部の蓋83はスプリングの抗力によりスプリング蝶番82を支点として下方へ開き、ボックスユニット42の下端が開口する。
【0130】
従って蓋83に下端を支持されていたボックスユニット42内の平板状物品Mは開きつつある蓋83の上部傾斜面を案内として表裏面が上下方向へ向いた状態から水平状態へ向きを変えつつ下方へ払出され、容器104内へ水平に収納される。
【0131】
仕分けステーションS2で平板状物品Mを払出されたボックスユニット42の下部の蓋83は仕分けステーションS2の下流側に設けられている蓋閉止装置112により閉止される。
【0132】
すなわち、蓋83に設けられているカムブロック85が蓋閉止装置112のローラにより押されてスプリング蝶番82を支点として上方へ回動し、ロックプレート86がガイドプレート88の開口90に係合することにより下部の蓋83は閉止する。
【0133】
チェーン39に搬送されたボックスユニット42が上段のチェーン走行ラインに到達し、仕分けステーションS3でボックスユニット42に収納されている平板状物品Mを払出し仕分けする場合は、所定の容器104の該当する蓋開放装置113が上段を走行する際には上下が逆になって下方に位置している蓋69を、蓋83を開く場合と同様にして開く。このため、表裏面が上下方向へ向いた状態で蓋69に支持されているボックスユニット42内の平板状物品Mは開きつつある蓋69上部の傾斜面に沿って水平状態となって所定の容器104内に払出される。
【0134】
なお、仕分けステーションS2の直後で下の蓋83を閉止するのは、ボックスユニット42が上段の走行ラインを走行する際上となる蓋83の開口部からボックスユニット42内にごみ等が入らないようにするため及び下段の走行ラインへ戻って来た際に蓋83が下となって直ちに平板状物品Mをボックスユニット42へ投入し得るようにするためである。
【0135】
又、上段のラインにおける仕分けステーションS3では、例えばボックスユニット42の移送方向D2下流端の蓋開放装置113により平板状物品Mの入っていないボックスユニット42の下部に位置する蓋69も開くが、これは、下段のラインにおいて上段となる蓋69を開いておくことにより直ちに平板状物品Mをボックスユニット42内に投入し得るようにするためである。
【0136】
容器104内に仕分けされた複数の平板状物品Mが水平状態に積重ねられて満杯になったような場合はフォトセンサ128により満杯になったことが検知されるため、当該容器104を取出し、空の容器104をセットする。
【0137】
本発明の平板状物品の仕分け設備によれば、仕分けステーションS2,S3はチェーン39の下段の走行ライン及び上段の走行ラインの両方に設けることができるため、スペースの有効利用が可能となると共にチェーン39を上下方向へ移動させる必要がないため全体としてコンパクトな設備となり、従ってコスト的にも有利である。
【0138】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0139】
【発明の効果】
本発明の平板状物品の仕分け設備によれば、
I)請求項1〜4の何れの発明においても、仕分けステーションを紐状体の下段の走行ライン及び上段の走行ラインの両方に設けることができるため、スペースの有効利用が可能となり、又、紐状体は水平歩行へ移動するのみで上下方向へ移動させる必要がないため高さを低くすることができ、従って設備全体がコンパクトになる、
II)請求項2の発明においては、投入装置の案内ボックスから平板状物品が脱落することを防止できる、
III)請求項3の発明においては、投入装置の案内ボックスに平板状物品が詰っても平板状物品を損傷することはない、
IV)請求項4の発明では、スペースのより一層有効な利用を図ることができる、
等種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平板状物品の仕分け設備の実施の形態の一例の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のIII−III方向矢視図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3のV−V矢視図である。
【図6】図3のVI−VI方向矢視図である。
【図7】図3のVII−VII方向矢視図である。
【図8】図3のVIII−VIII方向矢視図である。
【図9】図3のIX−IX方向矢視図である。
【図10】本発明の平板状物品の仕分け設備の実施の形態の一例に用いる投入装置の正面図である。
【図11】図10のXI−XI方向矢視図である。
【図12】図10のXII−XII方向矢視図である。
【図13】本発明の平板状物品の仕分け設備の実施の形態の一例に用いるボックスソータ装置の正面図である。
【図14】図13のXIV−XIV方向矢視図である。
【図15】本発明の平板状物品の仕分け設備の実施の形態の一例に用いるボックスユニットの正面図である。
【図16】図15のXVI−XVI方向矢視図である。
【図17】図15のXVII−XVII方向矢視図である。
【図18】図15のXVIII−XVIII方向矢視図である。
【図19】図15のXIX−XIX方向矢視図である。
【図20】図15に示すボックスユニットの上部の蓋側の部分的な斜視図である。
【図21】図15に示すボックスユニットの上部のガイドプレート側の部分的な斜視図である。
【図22】本発明の平板状物品の仕分け設備の実施の形態の一例に用いる蓋閉止装置の正面図である。
【図23】図22のXXIII−XXIII方向矢視図である。
【図24】本発明の平板状物品の仕分け設備の実施の形態の一例に用いる蓋開放装置の正面図である。
【図25】図24のXXV−XXV方向矢視図である。
【図26】本発明の平板状物品の仕分け設備の実施の形態の一例に用いる制御用のフォトセンサの配置の例を示す正面図である。
【図27】本発明の平板状物品の仕分け設備の実施の形態において平板状物品の傾斜方向を変更する理由を説明するための概要図である。
【図28】本発明の平板状物品の仕分け設備の実施の形態において平板状物品の傾斜方向を変更する理由を説明するための概要図である。
【図29】従来の平板状物品の仕分け設備の一例を説明するための概要図である。
【符号の説明】
1 フィードコンベヤ装置
2 ボックスソータ装置
3 投入装置
4 投入フィーダ
6 傾斜変更フィーダ
7 振分けフィーダ
18,26,28,31,33,35,35’ 案内板(案内手段)
37,38 スプロケット(回転体)
39 チェーン(紐状体)
42 ボックスユニット
52 シャッタ
58 蝶番(枢支点)
59 蓋板
61 案内ボックス
69,83 蓋
93,112 蓋閉止装置
104 容器
105,113 蓋開放装置
M 平板状物品
D1,D2 移送方向
S1 投入ステーション
S2,S3 仕分けステーション
Claims (4)
- 回転軸線が水平配置された前後の回転体に掛渡されて水平方向へ走行し得るようにした上下2段の紐状体と、該紐状体の長手方向へ所要の間隔で取付けられ、且つ前記紐状体が下段に位置する場合には上部に位置し、上段に位置する場合には下部に位置するようにした開放、閉止可能な蓋と、前記紐状体が下段に位置する場合には下部に位置し、上段に位置する場合には上部に位置するようにした、開放、閉止可能な蓋を備えたボックスユニットとを有するボックスソータ装置と、
表裏面が上下方向へ向く状態で案内手段に凭れ掛からせた平板状物品を搬送するフィードコンベヤ装置と、
該フィードコンベヤ装置から送り込まれた平板状物品を表裏面が上下方向へ向く状態で案内ボックス内に収納し且つ前記ボックスユニットの移送速度に同期して走行しつつ投入ステーションにおいて前記案内ボックス下部のシャッタを開き、表裏面が上下方向へ向くよう平板状物品を、上部の蓋が開き下部の蓋が閉止しているボックスユニット内に投入する投入装置と、
前記投入ステーションの下流側でボックスユニットの上部の蓋を閉止する蓋閉止装置と、
下段の紐状体の走行ライン及び上段の紐状体の走行ラインに夫々設けられた仕分けステーションにおいて、紐状体により移送されるボックスユニットの下部の蓋を開放する蓋開放装置とを備え、
各仕分けステーションにおいて前記蓋開放装置によりボックスユニットの下部の蓋が開放されると表裏面が上下方向へ向くようボックスユニット内に投入されている平板状物品が下部の蓋に案内されつつ水平方向へ向きを変え各仕分けステーションに設置されている容器内に水平に収納されるよう構成したことを特徴とする平板状物品の仕分け設備。 - フィードコンベヤ装置は、フィードコンベヤ装置の投入フィーダ側部に設けた平板状物品投入側から見て、下端が手前に位置し上端が投入側から離れる方向へ傾斜した平板状物品の傾斜方向を反対向きの傾斜方向となるよう変更する傾斜変更フィーダを備え、投入装置の案内ボックスは、上端がボックスユニットの移送方向に対し後方に位置し下端がボックスユニットの移送方向に対し前方に位置するよう傾斜している請求項1に記載の平板状物品の仕分け設備。
- 投入装置における案内ボックスのボックスユニット移送方向下流側の蓋板の上端に枢支点を設け、蓋板がボックスユニット移送方向の下流側へ開き得るよう構成した請求項2に記載の平板状物品の仕分け設備。
- 複数列のボックスソータ装置を備えると共に各ボックスソータ装置のボックスユニットへ平板状物品を投入する投入装置の案内ボックスへ夫々平板状物品を送り込み得るよう、フィードコンベヤ装置に振分けフィーダを設けた請求項1、2又は3に記載の平板状物品の仕分け設備。
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