JPH08108080A - 交流ノイズ発生防止型透明恒温装置 - Google Patents
交流ノイズ発生防止型透明恒温装置Info
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- JPH08108080A JPH08108080A JP6281134A JP28113494A JPH08108080A JP H08108080 A JPH08108080 A JP H08108080A JP 6281134 A JP6281134 A JP 6281134A JP 28113494 A JP28113494 A JP 28113494A JP H08108080 A JPH08108080 A JP H08108080A
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- Japan
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- transparent
- glass plate
- conductive film
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、電気生理学又はバイオテクノロジー
の研究分野において、細胞電位、膜電位等の微少電流を
測定する際、顕微鏡直下で検体の温度を至適温度に保温
しつつ、又同時に、１ピコアンペア以上のノイズが検体
及びその周辺に対してあってはいけない条件下で、交流
電源にて、前記の条件を満足させる交流ノイズ発生防止
型透明恒温装置を提供する事を目的とする。 【構成】透明導電膜（４）を真空蒸着により形成した、
ヒーター機能を持つ昇温用透明ガラス板（５）と、同様
にして形成した、アース機能を持つアース用透明ガラス
板（１５）のそれぞれの間に温度測定用センサー（１
１）を挾み込み、透明なシリコンゲル接着材にて貼り合
わせたプレートを、外枠（２）に組み込み、温度コント
ローラー（２２）にて交流ノイズの発生を防止してプレ
ート温度の制御が行える。本発明は、以上の様な構造よ
りなる交流ノイズ発生防止型透明恒温装置である。
の研究分野において、細胞電位、膜電位等の微少電流を
測定する際、顕微鏡直下で検体の温度を至適温度に保温
しつつ、又同時に、１ピコアンペア以上のノイズが検体
及びその周辺に対してあってはいけない条件下で、交流
電源にて、前記の条件を満足させる交流ノイズ発生防止
型透明恒温装置を提供する事を目的とする。 【構成】透明導電膜（４）を真空蒸着により形成した、
ヒーター機能を持つ昇温用透明ガラス板（５）と、同様
にして形成した、アース機能を持つアース用透明ガラス
板（１５）のそれぞれの間に温度測定用センサー（１
１）を挾み込み、透明なシリコンゲル接着材にて貼り合
わせたプレートを、外枠（２）に組み込み、温度コント
ローラー（２２）にて交流ノイズの発生を防止してプレ
ート温度の制御が行える。本発明は、以上の様な構造よ
りなる交流ノイズ発生防止型透明恒温装置である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気生理学又はバイオ
テクノロジーの研究分野において、生体内の組織におけ
る細胞電位、膜電位を測定する際、顕微鏡直下で検体の
温度を至適温度に保温しつつ測定する必要があり、又同
時に、１ピコアンペア以上のノイズが検体及びその周辺
に対してあってはいけない条件下で、交流電源にての制
御系にもかかわらず、プレート上で交流ノイズの発生が
防止された状態で検体を至適温度に保温できる装置とし
ての交流ノイズ発生防止型透明恒温装置に関する。
テクノロジーの研究分野において、生体内の組織におけ
る細胞電位、膜電位を測定する際、顕微鏡直下で検体の
温度を至適温度に保温しつつ測定する必要があり、又同
時に、１ピコアンペア以上のノイズが検体及びその周辺
に対してあってはいけない条件下で、交流電源にての制
御系にもかかわらず、プレート上で交流ノイズの発生が
防止された状態で検体を至適温度に保温できる装置とし
ての交流ノイズ発生防止型透明恒温装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】電気生理学又はバイオテクノロジーの研
究分野において、生体内の組織における細胞電位、膜電
位を測定する場合の検体温度の管理は、本来、検体自体
の温度を顕微鏡直下で至適温度に保温すべきところ、室
温という名のもとでの管理、又は、直流電源の制御系に
よる保温装置で行っていた。
究分野において、生体内の組織における細胞電位、膜電
位を測定する場合の検体温度の管理は、本来、検体自体
の温度を顕微鏡直下で至適温度に保温すべきところ、室
温という名のもとでの管理、又は、直流電源の制御系に
よる保温装置で行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。 （イ）室温と言う名のもとでの温度管理では、検体自体
の温度管理とはならず、不確定な温度管理であった。 （ロ）直流電源による制御系の保温装置では、バッテリ
ーの容量に時間的制約があり連続的測定には限界があっ
た。 （ハ）直流電源による制御系の保温装置では、バッテリ
ーの充電に手間がかかり又、バッテリー自体が重くて移
動時の負担が大きかった。 （ニ）陽極、陰極を構成する電極が透明導電膜を真空蒸
着により形成した透明ガラスの周辺部において円弧状に
対向して形成されている為、電気の流れ方が不均一で、
表面温度の分布が均一にならなかった。 （ホ）表面温度を測定するセンサーが、プレート表面貼
り付けの状態で設置されている為、プレート中央近くに
設置できず、センサーのある場所の温度とプレートの中
央部の温度との差が補正しにくく、室温の変化に対し
て、プレート表面温度が変化し易く又、プレート中央部
の温度上昇特性と、コントローラーの温度表示特性とで
相関関係が得られにくく、正確な温度管理が行えなかっ
た。 （ヘ）倒立顕微鏡へセットした場合、顕微鏡ステージと
保温装置との間で段差が生じ、顕微鏡操作及びその周辺
操作がしにくかった。
点があった。 （イ）室温と言う名のもとでの温度管理では、検体自体
の温度管理とはならず、不確定な温度管理であった。 （ロ）直流電源による制御系の保温装置では、バッテリ
ーの容量に時間的制約があり連続的測定には限界があっ
た。 （ハ）直流電源による制御系の保温装置では、バッテリ
ーの充電に手間がかかり又、バッテリー自体が重くて移
動時の負担が大きかった。 （ニ）陽極、陰極を構成する電極が透明導電膜を真空蒸
着により形成した透明ガラスの周辺部において円弧状に
対向して形成されている為、電気の流れ方が不均一で、
表面温度の分布が均一にならなかった。 （ホ）表面温度を測定するセンサーが、プレート表面貼
り付けの状態で設置されている為、プレート中央近くに
設置できず、センサーのある場所の温度とプレートの中
央部の温度との差が補正しにくく、室温の変化に対し
て、プレート表面温度が変化し易く又、プレート中央部
の温度上昇特性と、コントローラーの温度表示特性とで
相関関係が得られにくく、正確な温度管理が行えなかっ
た。 （ヘ）倒立顕微鏡へセットした場合、顕微鏡ステージと
保温装置との間で段差が生じ、顕微鏡操作及びその周辺
操作がしにくかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】透明導電膜（４）を真空
蒸着により形成した１枚の透明ガラスの周辺部において
対向する様に、陽極、陰極用電極（６）、（７）を貼っ
たヒーター機能を持つ昇温用ガラス板（５）と、同様に
透明導電膜（４）を真空蒸着により形成したもう１枚の
透明ガラスの一部にアース用電極（１６）を貼った、ア
ース機能を持つアース用ガラス板（１５）のそれぞれの
間に温度測定用センサー（１１）を挾み込み、透明なゲ
ル状シリコン接着剤にて貼り合わせたプレートを、顕微
鏡ステージ中央部の穴の段差と同じ厚さを持つフランジ
付きで導電性があり、しかもアース機能を持つ外枠
（２）に組み込み、温度制御器（２０）、トランス（１
９）、シリーズレギュレーター方式電源（２１）より構
成されるアース端子付き温度コントローラー（２２）に
て交流ノイズの発生を防止してプレートの温度制御が行
える。本発明は、以上のような構造よりなる交流ノイズ
発生防止型透明恒温装置である。
蒸着により形成した１枚の透明ガラスの周辺部において
対向する様に、陽極、陰極用電極（６）、（７）を貼っ
たヒーター機能を持つ昇温用ガラス板（５）と、同様に
透明導電膜（４）を真空蒸着により形成したもう１枚の
透明ガラスの一部にアース用電極（１６）を貼った、ア
ース機能を持つアース用ガラス板（１５）のそれぞれの
間に温度測定用センサー（１１）を挾み込み、透明なゲ
ル状シリコン接着剤にて貼り合わせたプレートを、顕微
鏡ステージ中央部の穴の段差と同じ厚さを持つフランジ
付きで導電性があり、しかもアース機能を持つ外枠
（２）に組み込み、温度制御器（２０）、トランス（１
９）、シリーズレギュレーター方式電源（２１）より構
成されるアース端子付き温度コントローラー（２２）に
て交流ノイズの発生を防止してプレートの温度制御が行
える。本発明は、以上のような構造よりなる交流ノイズ
発生防止型透明恒温装置である。
【０００５】
【作用】透明導電膜（４）を形成した昇温用ガラス板
（５）に交流電源（１８）から、必要に応じてトランス
（１９）にて降圧した交流電圧を、温度制御器（２０）
からの信号で、シリーズレギュレーター方式電源装置
（２１）にて供給量を自動制御しつつ連続的に供給し、
至適温度に制御する。更に、透明導電膜（４）を形成し
たアース用ガラス板（１５）及び外枠（２）及び、温度
コントローラー（２２）をアース状態にすることによ
り、アース用ガラス板（１５）の表面に発生する交流ノ
イズを１ピコアンペア以下に防止する事ができ、顕微鏡
直下にて検体を至適温度に保温しつつ細胞電位、膜電位
等の微少電流の測定が行える様にした装置である。
（５）に交流電源（１８）から、必要に応じてトランス
（１９）にて降圧した交流電圧を、温度制御器（２０）
からの信号で、シリーズレギュレーター方式電源装置
（２１）にて供給量を自動制御しつつ連続的に供給し、
至適温度に制御する。更に、透明導電膜（４）を形成し
たアース用ガラス板（１５）及び外枠（２）及び、温度
コントローラー（２２）をアース状態にすることによ
り、アース用ガラス板（１５）の表面に発生する交流ノ
イズを１ピコアンペア以下に防止する事ができ、顕微鏡
直下にて検体を至適温度に保温しつつ細胞電位、膜電位
等の微少電流の測定が行える様にした装置である。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 （イ）顕微鏡ステージ（１）の中央部の穴部へ嵌合し、
ステージ上面と同一高さとなる導電性なる外枠（２）は
アース用端子（３）を有す。 （ロ）片面又は両面に透明導電膜（４）を形成した昇温
用ガラス板（５）に、陽極用電極（６）及び、陰極用電
極（７）を図示の形状に銅箔を加工して透明導電膜
（４）の上に導電性接着剤にて固定し、リード線
（８），（９）を設ける。各電極には、導電性接着剤の
み又は導電性塗料を用いても良い。透明導電膜（４）に
は、既存のＩＴＯ膜を使用し、昇温用ガラス板（５）及
びアース用ガラス板（１５）には硬質ガラスを用いる。
石英ガラスを用いても良い。透明導電膜（４）にはＳｎ
Ｏ２膜を用いても良い。両面に透明導電膜（４）を形成
した昇温用ガラス板（５）を使用する場合は、外枠
（２）との間に絶縁材（１０）を用いる。 （ハ）片面又は両面に透明導電膜（４）を形成した昇温
用ガラス板（５）の電極を設けた面に、温度測定用セン
サー（１１）を絶縁シート（１２），（１３）を介して
取り付ける。温度測定用センサー（１１）には熱電対を
用いるが、サーミスター、測温体でも良い。 （ニ）電極（６）、（７）の絶縁の為、中間絶縁シート
（１４）を介し、片面又は両面に透明導電膜（４）を形
成したアース用ガラス板（１５）の透明導電膜を形成し
た面にアース用電極（１６）を設け上側リード線（１
７）を設ける。昇温用ガラス板（５）とアース用ガラス
板（１５）とを透明なゲル状シリコン接着材にて接着す
る。透明なゲル状シリコン接着材にて接着する事によ
り、発熱部とアース部に相当する透明導電膜（４）の酸
化による抵抗の経時による変化を防止する事ができ又、
張り合わせる事により強度も向上する。透明なゲル状シ
リコン接着材の代わりに透明エポキシ系接着材を用いて
もよい。アース用ガラス板（１５）の外径は昇温用ガラ
ス板（５）の外径より大きい。 （ホ）アース用ガラス板（１５）、中間絶縁シート（１
４）、昇温用ガラス板（５）を透明ゲル状シリコンで接
着した後、外枠（２）へ、耐熱性シリコン接着材にて上
部が同一高さとなる様に組み立てる。 （ヘ）交流電源（１８）より必要に応じトランス（１
９）にて降圧した交流電源が、温度制御器（２０）から
の信号により、シリーズレギュレーター方式電源装置
（２１）にて自動制御された最適必要電圧が連続的に昇
温用ガラス板（５）へ供給される。 （ト）アース用ガラス板（１５）、外枠（２）、温度コ
ントローラー（２２）は全てアースに接続されている。 （チ）アース用ガラス板（１５）、昇温用ガラス板
（５）の中央部に穴の開いた装置や、外枠（２）を四角
に形成してステージ上に置く形の装置もある。 （リ）陽極用導電膜（６）及び陰極用導電膜（７）に
は、銅箔を用いる方法の他に、導電性なる金属として、
金、銀、銅、ニッケル等を真空蒸着又はスパッタリング
蒸着にて薄膜として成膜し形成する事ができる。 本発明は以上の様な構造でこれを使用する時は、透明導
電膜（４）を形成した昇温用ガラス板（５）に交流電源
（１８）から、必要に応じてトランス（１９）にて降圧
した交流電圧を、温度制御器（２０）からの信号で、シ
リーズレギュレーター方式電源装置（２１）にて供給量
を自動制御しつつ連続的に供給し至適温度に制御する。
更に、透明導電膜を形成したアース用ガラス板（１５）
及び、外枠（２）及び、コントローラー（２２）をアー
ス状態にすることにより、アース用ガラス板（１５）の
表面に発生する交流ノイズを１ピコアンペア以下に防止
する事ができ、顕微鏡直下にて検体を至適温度に保温し
つつ細胞電位、膜電位等の微少電流の測定が行える様に
した装置である。
ステージ上面と同一高さとなる導電性なる外枠（２）は
アース用端子（３）を有す。 （ロ）片面又は両面に透明導電膜（４）を形成した昇温
用ガラス板（５）に、陽極用電極（６）及び、陰極用電
極（７）を図示の形状に銅箔を加工して透明導電膜
（４）の上に導電性接着剤にて固定し、リード線
（８），（９）を設ける。各電極には、導電性接着剤の
み又は導電性塗料を用いても良い。透明導電膜（４）に
は、既存のＩＴＯ膜を使用し、昇温用ガラス板（５）及
びアース用ガラス板（１５）には硬質ガラスを用いる。
石英ガラスを用いても良い。透明導電膜（４）にはＳｎ
Ｏ２膜を用いても良い。両面に透明導電膜（４）を形成
した昇温用ガラス板（５）を使用する場合は、外枠
（２）との間に絶縁材（１０）を用いる。 （ハ）片面又は両面に透明導電膜（４）を形成した昇温
用ガラス板（５）の電極を設けた面に、温度測定用セン
サー（１１）を絶縁シート（１２），（１３）を介して
取り付ける。温度測定用センサー（１１）には熱電対を
用いるが、サーミスター、測温体でも良い。 （ニ）電極（６）、（７）の絶縁の為、中間絶縁シート
（１４）を介し、片面又は両面に透明導電膜（４）を形
成したアース用ガラス板（１５）の透明導電膜を形成し
た面にアース用電極（１６）を設け上側リード線（１
７）を設ける。昇温用ガラス板（５）とアース用ガラス
板（１５）とを透明なゲル状シリコン接着材にて接着す
る。透明なゲル状シリコン接着材にて接着する事によ
り、発熱部とアース部に相当する透明導電膜（４）の酸
化による抵抗の経時による変化を防止する事ができ又、
張り合わせる事により強度も向上する。透明なゲル状シ
リコン接着材の代わりに透明エポキシ系接着材を用いて
もよい。アース用ガラス板（１５）の外径は昇温用ガラ
ス板（５）の外径より大きい。 （ホ）アース用ガラス板（１５）、中間絶縁シート（１
４）、昇温用ガラス板（５）を透明ゲル状シリコンで接
着した後、外枠（２）へ、耐熱性シリコン接着材にて上
部が同一高さとなる様に組み立てる。 （ヘ）交流電源（１８）より必要に応じトランス（１
９）にて降圧した交流電源が、温度制御器（２０）から
の信号により、シリーズレギュレーター方式電源装置
（２１）にて自動制御された最適必要電圧が連続的に昇
温用ガラス板（５）へ供給される。 （ト）アース用ガラス板（１５）、外枠（２）、温度コ
ントローラー（２２）は全てアースに接続されている。 （チ）アース用ガラス板（１５）、昇温用ガラス板
（５）の中央部に穴の開いた装置や、外枠（２）を四角
に形成してステージ上に置く形の装置もある。 （リ）陽極用導電膜（６）及び陰極用導電膜（７）に
は、銅箔を用いる方法の他に、導電性なる金属として、
金、銀、銅、ニッケル等を真空蒸着又はスパッタリング
蒸着にて薄膜として成膜し形成する事ができる。 本発明は以上の様な構造でこれを使用する時は、透明導
電膜（４）を形成した昇温用ガラス板（５）に交流電源
（１８）から、必要に応じてトランス（１９）にて降圧
した交流電圧を、温度制御器（２０）からの信号で、シ
リーズレギュレーター方式電源装置（２１）にて供給量
を自動制御しつつ連続的に供給し至適温度に制御する。
更に、透明導電膜を形成したアース用ガラス板（１５）
及び、外枠（２）及び、コントローラー（２２）をアー
ス状態にすることにより、アース用ガラス板（１５）の
表面に発生する交流ノイズを１ピコアンペア以下に防止
する事ができ、顕微鏡直下にて検体を至適温度に保温し
つつ細胞電位、膜電位等の微少電流の測定が行える様に
した装置である。
【０００７】
【発明の効果】本発明により、電気生理学又はバイオテ
クノロジーの研究分野において、生体内の組織における
細胞電位、膜電位を測定する場合、以下の様な効果があ
る。 （イ）顕微鏡直下にて検体の温度を至適温度に自動制御
することができる。 （ロ）交流電源にて稼働できる装置な為、時間的制約が
無く連続的な測定が可能である。 （ハ）バッテリーの充電等の手間も無く、又、移動も容
易である。 （ニ）プレート表面温度の温度分布が均一に制御でき
る。 （ホ）温度測定センサーのある場所の温度と、プレート
中央部の温度との補正がし易く、室温の変化に対してプ
レート麦面温度が影響を受けにくい。又、プレート中央
部の温度上昇特性とコントローラーの温度表示特性とで
相関関係が得られる為、正確な温度管理が行える。 （ヘ）倒立顕微鏡へセットした場合、顕微鏡ステージと
本装置との間に段差が無く、顕微鏡操作及びその周辺操
作がし易い。 （ト）陽極、陰極用の各電極を薄膜にて形成する事によ
り、貼り合わせ時に用いる透明なゲル状シリコン接着材
の厚さを薄くする事ができ、昇温時の熱膨張による歪み
量を軽減でき、顕微鏡観察時等における像の安定化がは
かれる。 以上の通り優れた効果を奏するものである。
クノロジーの研究分野において、生体内の組織における
細胞電位、膜電位を測定する場合、以下の様な効果があ
る。 （イ）顕微鏡直下にて検体の温度を至適温度に自動制御
することができる。 （ロ）交流電源にて稼働できる装置な為、時間的制約が
無く連続的な測定が可能である。 （ハ）バッテリーの充電等の手間も無く、又、移動も容
易である。 （ニ）プレート表面温度の温度分布が均一に制御でき
る。 （ホ）温度測定センサーのある場所の温度と、プレート
中央部の温度との補正がし易く、室温の変化に対してプ
レート麦面温度が影響を受けにくい。又、プレート中央
部の温度上昇特性とコントローラーの温度表示特性とで
相関関係が得られる為、正確な温度管理が行える。 （ヘ）倒立顕微鏡へセットした場合、顕微鏡ステージと
本装置との間に段差が無く、顕微鏡操作及びその周辺操
作がし易い。 （ト）陽極、陰極用の各電極を薄膜にて形成する事によ
り、貼り合わせ時に用いる透明なゲル状シリコン接着材
の厚さを薄くする事ができ、昇温時の熱膨張による歪み
量を軽減でき、顕微鏡観察時等における像の安定化がは
かれる。 以上の通り優れた効果を奏するものである。
【図１】本発明の一例を示す分解斜視図である。
【図２】図５の断面図である。
【図３】センサー部平面図である。
【図４】センサー部断面図である。
【図５】本発明の平面図である。
【図６】本発明の回路図である。
【図７】アース側ガラス板の要部断面図である。
１ 顕微鏡ステージ ２ 外枠 ３
アース用端子 ４ 透明導電膜 ５ 昇温用ガラス板 ６
陽極用電極 ７ 陰極用電極 ８ 左側リード線 ９
右側リード線 １０ 絶縁材 １１ 温度測定用センサー １
２ 下側絶縁シート １３ 上側絶縁シート １４ 中間絶縁シート １
５ アース用ガラス板 １６ アース用電極 １７ 上側リード線 １
８ 交流電源 １９ トランス ２０ 温度制御器 ２１ シリーズレギュレーター方式電源装置 ２
２ 温度コントローラー
アース用端子 ４ 透明導電膜 ５ 昇温用ガラス板 ６
陽極用電極 ７ 陰極用電極 ８ 左側リード線 ９
右側リード線 １０ 絶縁材 １１ 温度測定用センサー １
２ 下側絶縁シート １３ 上側絶縁シート １４ 中間絶縁シート １
５ アース用ガラス板 １６ アース用電極 １７ 上側リード線 １
８ 交流電源 １９ トランス ２０ 温度制御器 ２１ シリーズレギュレーター方式電源装置 ２
２ 温度コントローラー
Claims (1)
- 【請求項１】透明導電膜（４）を真空蒸着により形成し
た１枚の透明ガラスの周辺部において対向する様に陽
極、陰極用電極（６）、（７）を貼ったヒーター機能を
持つ昇温用ガラス板（５）と、同様に透明導電膜（４）
を真空蒸着により形成したもう１枚の透明ガラスの一部
にアース用電極（１６）を貼ったアース機能を持つアー
ス用ガラス板（１５）のそれぞれの間に、温度測定用セ
ンサー（１１）を挾み込み、透明なシリコンゲル接着剤
にて貼り合わせたプレートを、顕微鏡ステージ中央部の
穴の段差と同じ厚さを持つフランジ付きで導電性があ
り、しかもアース機能を持つ外枠（２）に組み込み、温
度制御器（２０）、トランス（１９）、シリーズレギュ
レーター方式電源（２１）より構成されるアース端子付
きコントローラー（２２）にて交流ノイズの発生を防止
してプレート温度の制御が行える交流ノイズ発生防止型
透明恒温装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6281134A JPH08108080A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 交流ノイズ発生防止型透明恒温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6281134A JPH08108080A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 交流ノイズ発生防止型透明恒温装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08108080A true JPH08108080A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17634845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6281134A Pending JPH08108080A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 交流ノイズ発生防止型透明恒温装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08108080A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0875779A1 (en) * | 1997-04-30 | 1998-11-04 | Kabushiki Kaisha Kitazato Supply | Transparent heating instrument for use in microscope and transparent heating instrument for examining object |
| WO2001004684A1 (fr) * | 1999-07-08 | 2001-01-18 | Tokai Hit Co., Ltd. | Element chauffant pour microscope |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP6281134A patent/JPH08108080A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0875779A1 (en) * | 1997-04-30 | 1998-11-04 | Kabushiki Kaisha Kitazato Supply | Transparent heating instrument for use in microscope and transparent heating instrument for examining object |
| WO2001004684A1 (fr) * | 1999-07-08 | 2001-01-18 | Tokai Hit Co., Ltd. | Element chauffant pour microscope |
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