JPH08108027A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JPH08108027A
JPH08108027A JP6249750A JP24975094A JPH08108027A JP H08108027 A JPH08108027 A JP H08108027A JP 6249750 A JP6249750 A JP 6249750A JP 24975094 A JP24975094 A JP 24975094A JP H08108027 A JPH08108027 A JP H08108027A
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Kenji Kaneoka
賢司 金岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油捕集性能を向上させる。タンク部内の汚れ
を防止する。タンク部の簡素化及び低コスト化を図る。
低騒音化を図る。 【構成】 箱体10の上部に給水装置4と、空気を吸引
するファン3に通じる排出口11とを設ける。箱体10
の前面10a下部に吸込口5を設ける。排出口11と吸
込口5との間に給水装置4から給水される水12を保持
する保水板15を略水平に配設する。保水板15に多数
の通気路13を形成する。保水板15の下方に底面に排
水管7を有するタンク部16を配設する。保水板15の
上方に水12と共に搬送される汚染空気9から水12を
分離させる複数の衝突板17A,17Bを配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気浄化装置に関し、
詳しくは厨房において生じる油分を含んだ汚染空気を浄
化して清浄な空気として外部に排出させることができる
空気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の空気浄化装置1′
は、例えば図5に示すように、タンク部16に油分を分
離するための水12を常時貯水しておき、汚染空気9と
水12とを接触させるための仕切り板19とエアーフィ
ルタ(分離板)30との間に通路31を設けると共に、
仕切り板19の下端部を水面に近づけることにより、フ
ァン(図示せず)の回転時に汚染空気9はタンク部16
の吸込口5から仕切り板19と水面との間を高速で通過
して、タンク部16の水12を飛散させながら、仕切り
板19とエアーフィルタ30との間の通路31を上昇
し、飛散した水12と汚染空気9とが攪拌接触されて仕
切り板19とエアーフィルタ30の夫々内壁に汚染空気
9中の油分を含む水12が付着し、排出口11を経由し
て清浄な空気を外部に排出させるようにしたものが知ら
れている。尚図5中の4は給水装置、32はボールフロ
ート、33はオーバーフロー管である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
な貯水式の空気浄化装置1′では、タンク部16内に常
時水12が溜まっているため、タンク部16内が蓄積し
た油分で汚れやすくなり、浄化装置が必要となり、しか
も臭い、雑菌が繁殖する可能性があるため、衛生上好ま
しくないものであった。また、一定の水量を常に確保し
なければならないため、タンク部16の板厚を厚くする
必要があり、タンク部16が大型化したり、或いは水位
を検知するセンサや、ボールフロート32等が別途必要
であるため、コストが高くなるなどの問題がある。その
うえ、油捕集性能を向上させるためには、仕切り板19
とエアーフィルタ30との通路31内にタンク部16内
の水12を多量に巻き上げなければならず、そのために
は、仕切り板19を水面に近づけなければならないた
め、仕切り板19と水面との距離が狭くなり、結果とし
て圧力損失が大きくなり、大きな騒音が発生するという
問題もあった。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、油捕集性能を向上
させることができ、しかもタンク部内の汚れを防止でき
ると共に、タンク部の簡素化及び低コスト化を図ること
ができ、さらに圧力損失を小さくして低騒音化を実現で
きるようにした空気浄化装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、箱体10の上部に給水装置4と、空気を
吸引するファン3に通じる排出口11とが設けられ、箱
体10の前面10a下部に汚染空気9の吸込口5が設け
られ、排出口11と吸込口5との間に給水装置4から給
水される水12を保持する保水板15が略水平に配設さ
れ、保水板15には汚染空気9を通過させると共に保持
された水12を該汚染空気9に接触させるための多数の
通気路13が形成されており、保水板15の下方には上
記吸込口5に連通し且つ底面に排水管7を有するタンク
部16が配設されると共に、保水板15の上方には水1
2と共に搬送される汚染空気9が衝突して水12を分離
させる複数の衝突板17A,17Bが配設されて成るこ
とに特徴を有している。
【0006】また、上記保水板15はパンチング板から
成るのが好ましい。また、上記保水板15の後端部15
aと箱体10の後面10b側との間に、タンク部16と
衝突板17Bとを連通させる第2の通気路14を形成し
て成るのが好ましい。また、上記保水板15の第2の通
気路14側の後端部15aを略鉛直方向Hに肉厚に形成
するのが好ましい。
【0007】さらに、上記タンク部16に、吸込口5か
らの汚染空気9を保水板15の略全面に亘って誘導する
ためのガイド18を設けるのが好ましい。
【0008】
【作用】本発明によれば、給水装置4から給水される水
12が多数の通気路13を有する保水板15に保持され
ることにより、吸込口5から吸い込まれる油等を含む汚
染空気9がタンク部16から保水板15に誘導されて通
気路13を通過する際に、保水板15にて保持された水
12が通気路13の一部を瞬間的に閉塞することによ
り、汚染空気9と水12とが効率よく接触し、その後、
水12と共に搬送される汚染空気9が保水板15の上方
に配置された複数の衝突板17A,17Bに衝突するこ
とにより油等を含んだ水12が空気から分離され、水1
2が保水板15の各通気路13よりタンク部16内に落
下してタンク部16の底面16aに設けた排水管7より
順次排水されることにより、油捕集性能が向上する。ま
た、タンク部16内には水12の蓄積が殆どなくなるの
で、タンク部16の汚れを防止できると共に、臭いや雑
菌の繁殖の可能性がなくなり、そのうえ水位センサ等が
不要になるので、タンク部16の簡素化及び小型化を実
現でき、尚且つ従来の貯水式のものと比べて、圧力損失
が小さくなるので、騒音の発生をできる限り抑えること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例では、レンジフード2に用いられる空気
浄化装置1を例示する。レンジフード2は、例えば図3
に示すように、レンジフード本体2aの上部に外付け型
のファン3と給水管4aとが夫々配設され、レンジフー
ド本体2aの後面側に空気浄化装置1が設けられ、レン
ジフード本体2aの前面部より空気浄化装置1の吸込口
5に向けて直線状又は円弧状に傾斜した捕集翼6を設け
ると共に、空気浄化装置1の下部の排水管7を被蓋する
誘導板8を捕集翼6中央に向けて傾斜するように取り付
けて構成されている。ここで、捕集翼6と誘導板8は、
空気浄化装置1の吸込口5以外の部位(例えばレンジフ
ード本体2aの天板、タンク部16の下面、仕切り板1
9の前面、排水管7等)の汚れを防止するためのもので
あって、拭き掃除等を容易にするためには捕集翼6と誘
導板8はレンジフード本体2aに対して取外し自在に取
付けられているのが望ましい。尚、図4に示すように、
捕集翼6と誘導板8は省略されてもよい。
【0010】次に、空気浄化装置1は、油等を含んだ汚
染空気9から油等を除去して清浄な空気として外部に排
出するためのものであって、図1に示すように、箱体1
0の側面上部に空気を吸引するファン3(図4)に連通
する排出口11が形成されると共に、箱体10の前面1
0aの上部には水道水等(以下、「水12」で説明す
る。)を供給する給水装置4が配設されており、給水管
4aが箱体10内に向けて垂設されている。尚、給水量
は例えば0.1〜2リットル/minの範囲、好ましく
は1リットル/minに設定されている。
【0011】箱体10の中段には、給水装置4から給水
される水12を保持するための多数の通気路13を有す
る保水板15が略水平に配設されている。この保水板1
5は、例えばステンレス製のパンチング板から成り、パ
ンチング孔(通気路)の孔径は、目詰まり、水の表面張
力の関係上、φ3mm程度に設定されるのが好ましい。
ここで、保水板15を略水平に設置することで保水板1
5上に水12が保持されやすくなり、また、保水板15
をパンチング板で構成することで通気路13を保水板1
5全面に略均等に点散させることができ、これら通気路
13を汚染空気9が通過する際に、保持された水12と
該汚染空気9とを広い面積で効率良く接触させることが
できるものである。また本実施例では、保水板15の後
端部15aと箱体10の後面10b側との間にはタンク
部16と衝突板17Bとを連通させる第2の通気路14
が形成されている。この第2の通気路14は、箱体10
の後面10bを伝う水12の落下量を増やして箱体10
の後面10bへの油付着を防止すると共に、保水板15
の後端部15a側における通気量を増やして汚染空気9
と後述する衝突板17A,17Bとの衝突を効果的に行
なえるようにして、水滴飛散量を減少させる役割を果た
すものである。
【0012】箱体10の前面10a下部には汚染空気9
の吸込口5が形成されると共に、箱体10の下部には吸
込口5と連通するタンク部16が配設されている。タン
ク部16の吸込口5側には、吸込口5からの汚染空気9
を保水板15の略全面に亘って誘導するためのガイド1
8が箱体10の仕切り板19と略平行に設けられてい
る。さらに、タンク部16の底面16aには保水板15
から滴下する水12を外部に排出するための排水管7が
設けられている。尚、図1(a)中の20はオーバーフ
ロー用孔、21は検知センサであり、この検知センサ2
1はタンク部16の満水時にオーバーフローした水を検
知して、給水装置4の電磁弁を自動的に閉じる動作を行
なうためのものである。
【0013】また、保水板15の上方には、保水板15
で保持された水12と接触した汚染空気9が衝突して水
12を分離させる複数の衝突板17A,17Bが配設さ
れている。本実施例では、衝突板17A,17Bは上下
2段に且つ交互に配設されており、下位の衝突板17B
は、その後端部17aが箱体10の後面10b側に結合
されると共に前端部17bに向かうにつれて下り傾斜し
ており、前端部17bが保水板15の後端部15aより
も前方に突出している。また、上位の衝突板17Aは、
その前端部17cが箱体10の前面10a側に結合され
ると共に後端部17dに向かうにつれて下り傾斜してお
り、後端部17dが下位の衝突板17Bの前端部17b
よりも前方に突出している。これにより、水12と共に
搬送される汚染空気9が各衝突板17A,17Bに順次
衝突可能となっている。
【0014】次に動作を説明する。厨房器具(図示せ
ず)から油煙が発生した時、ファン3を回転させると、
これに連動して給水装置4の電磁弁(図示せず)が開放
され、給水装置4から水12が供給される。水12は交
互に傾斜した上下2段の衝突板17A,17Bを伝って
略水平に設置された保水板15の上面全体に流れ落ち、
略水平に設置された保水板15上に水12が保持され
る。一方、汚染空気9はタンク部16のガイド18に沿
って吸込口5からタンク部16の奥まで誘導され、保水
板15の略全面に亘って形成された多数の通気路13に
誘い込まれる。このとき、保水板15で保持された水1
2が通気路13の一部を瞬間的に閉塞することから、汚
染空気9と水12とが衝突して水12と共に汚染空気9
が保水板15の上方に搬送され、その後、衝突板17
A,17Bの下面に衝突する際に衝突板17A,17B
に油分を含む水12が付着して保水板15の上面に戻さ
れ、保水板15の各通気路13を通ってタンク部16内
へと流れ落ちる。また、汚染空気9の一部は保水板15
の後端部15a側に設けた第2の通気路14を通過して
下位の衝突板17Bの下面に衝突し、さらに保水板15
の上面に誘導された後に上位の衝突板17Aの下面に衝
突し、これにより、衝突板17A,17Bに油分を含む
水12が付着することから、この水12は箱体10の後
面10bを伝ってタンク部16内に戻されたり、或いは
保水板15の上面に流れ落ちたりする。そして、タンク
部16の底部に一時貯水された水12は排水管7から順
次排水される。一方、衝突板17A,17Bを通過した
後の清浄な空気は排出口11からファン3によって外部
に排出される。
【0015】上記のように、パンチング板から成る保水
板15に水12を保持させ、この水12に汚染空気9を
接触させる方式を採用したことにより、水12と汚染空
気9との接触が広い面積で効率良く行なわれ、油捕集性
能を向上させることができると共に、タンク部16内に
は水12及び油の蓄積が殆どなくなるので、タンク部1
6の汚れを防止することができ、タンク部16を浄化す
るための浄化装置を設ける必要がなくなり、低コスト化
を図ることができる。しかも、水12は保水板15の通
気路13よりタンク部16内に落下するため、保水板1
5の下面に汚れが付着しなくなり、保水板15の汚れ防
止を図ることができると共に、臭いや雑菌の繁殖の可能
性がなくなり、きわめて衛生的となる。そのうえ、タン
ク部16には水12を溜めておく必要がないので、タン
ク部16の板厚を厚くしたりする必要がないばかりか、
タンク部16内の水位を常に検知するための水位センサ
やボールフロート等が不要になるので、タンク部16の
簡素化及び小型化を実現できる。また、風量、給水量が
変動した時でも、保水板15に保持された水12はそれ
に応じて汚染空気9と安定して接触できるので、従来の
貯水式に比べて、圧力損失は小さくなり(例えば数mm
Ag程度下がる)、低騒音化を実現できるという利点が
ある。
【0016】また本実施例のように、箱体10の後面1
0b側に第2の通気路14を設けた場合は、箱体10の
後面10bを伝う水12の落下量が増え、箱体10の後
面10bへの油付着を防止できると共に、後方部からの
通気量を増して上方の衝突板17A,17Bとの衝突を
効果的に行なうことができ、水滴飛散量を減少させるこ
とができるものである。また、タンク部16に、吸込口
5からの汚染空気9を保水板15の略全面に亘って誘導
するためのガイド18を設けた場合は、汚染空気9が保
水板15全体に広がりやすくなり、汚染空気9と水12
の接触面積がより増加するので、油捕集性能を一段と向
上させることができる。さらに、ファン3の運転スイッ
チ(始動、停止)と連動して電磁弁を開放にする給水装
置4を設けた場合は、1つのスイッチでファン3の運転
と給水の両方を制御できるので、操作性が良好となる。
【0017】本発明の他の実施例として、図2(a)に
示すように、保水板15の第2の通気路14側の後端部
15aを略鉛直方向Hに肉厚に形成するようにしてもよ
い。この実施例では、通気路13に面した保水板15の
後端部15aに厚みを持たせたことで、保水板15側の
通気速度が大きくなる。つまり、保水板15に形成され
た多数の通気路13を汚染空気9が通り抜ける際に、通
気路13に対する汚染空気9の通過量が増えるので、、
保水板15に保持された水12と汚染空気9とがより効
率良く接触できるようになり、水12と接触する確率を
より高めることができ、油捕集性能をより一段と向上さ
せることができる。
【0018】また、図2(b)に示すように、保水板1
5の後端部15aを箱体10の後面10b側まで延ばす
ようにしてもよく、また図2(c)(d)に示すよう
に、保水板15を箱体10の後面10b側に向かうにつ
れて下り傾斜させるようにしてもよく、いずれの場合も
保水板15の全体に水12が広がり易くなり、水12と
接触する際の起動時間を早くして、油捕集性能を向上さ
せることができる。尚、図2(c)(d)において保水
板15の傾斜角を大きくしすぎると、保水板15の後端
部15aに水12が溜まり、保水板15の前端部側で汚
染空気9と衝突板17A,17Bとの衝突効果が低下す
ることから、保水板15の傾斜角は5°程度が好まし
い。
【0019】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の発明は、
箱体の上部に給水装置と、空気を吸引するファンに通じ
る排出口とが設けられ、箱体の前面下部に汚染空気の吸
込口が設けられ、排出口と吸込口との間に給水装置から
給水される水を保持する保水板が略水平に配設され、保
水板には汚染空気を通過させると共に保持された水を該
汚染空気に接触させるための多数の通気路が形成されて
おり、保水板の下方には上記吸込口に連通し且つ底面に
排水管を有するタンク部が配設されると共に、保水板の
上方には水と共に搬送される汚染空気が衝突して水を分
離させる複数の衝突板が配設されて成るから、給水装置
から供給される水は保水板上に保持され、吸込口からの
汚染空気は保水板に形成された多数の通気路を通過する
際に、保水板にて保持された水が通気路の一部を瞬間的
に閉塞することにより、汚染空気と水とが効率良く接触
し、その後、水を含んだ汚染空気が衝突板に衝突するこ
とで水が分離され、この水は保水板の各通気路からタン
ク部内に落下して、タンク部の底面に設けた排水管より
順次排水されるので、油捕集性能を向上させることがで
きると共に、タンク部内には水を蓄積する必要がなく、
臭いや雑菌の繁殖の可能性もなくなり、タンク部内の汚
れを防止できると共に、従来のようにタンク部の板厚を
厚くしたり、水位センサを設けたりする必要がないので
タンク部の簡素化及び低コスト化を図ることができ、さ
らに従来の貯水式のものと比べて、圧力損失が小さくな
るので、低騒音化を実現できるという効果を奏する。
【0020】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の保水板をパンチング板で構成したから、請求項1記載
の効果に加えて、水と汚染空気との接触が広い面積で効
率良く行なわれるので、油捕集性能を向上させることが
できる。また請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の保水板の後端部と箱体の後面側との間に、タ
ンク部と衝突板とを連通させる第2の通気路を形成した
ことにより、請求項1又は請求項2記載の効果に加え
て、保水板の後端部側において箱体の後面を伝う水の落
下量を増やすことができ、これにより、箱体の後面への
油付着を防止できると共に、保水板の後方部からの通気
量を増して上方の衝突板との衝突を効果的に行なうこと
ができるようになり、水滴飛散量を減少させることがで
きるものである。
【0021】また請求項4記載の発明は、請求項3記載
の保水板の第2の通気路側の後端部を略鉛直方向に肉厚
に形成したから、請求項3記載の効果に加えて、保水板
側の通気速度が大きくなり、保水板に形成された多数の
通気路での汚染空気の通過量が増えるので、保水板に保
持された水と汚染空気とがより効率良く接触して油捕集
性能を一段と向上させることができる。
【0022】さらに請求項5記載の発明は、請求項1記
載のタンク部に、吸込口からの汚染空気を保水板の略全
面に亘って誘導するためのガイドを設けたから、請求項
1記載の効果に加えて、吸込口からの汚染空気が保水板
の略全面に亘って誘導されることにより、汚染空気が保
水板全体に広がりやすくなり、汚染空気と水の接触面積
をより増加させることができ、油捕集性能を一段と向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は空気浄化装
置の概略構成図、(b)は保水板を説明する概略構成図
である。
【図2】(a)〜(d)は本発明の他の実施例を説明す
る概略構成図である。
【図3】同上の空気浄化装置の使用例を示す概略構成図
である。
【図4】同上の空気浄化装置の他の使用例を示す概略構
成図である。
【図5】従来の空気浄化装置の概略構成図である。
【符号の説明】
3 ファン 4 給水装置 5 吸込口 7 排水管 9 汚染空気 10 箱体 11 排出口 12 水 13 通気路 14 第2の通気路 15 保水板 16 タンク部 17A,17B 衝突板 18 ガイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体の上部に給水装置と、空気を吸引す
    るファンに通じる排出口とが設けられ、箱体の前面下部
    に汚染空気の吸込口が設けられ、排出口と吸込口との間
    に給水装置から給水される水を保持する保水板が略水平
    に配設され、保水板には汚染空気を通過させると共に保
    持された水を該汚染空気に接触させるための多数の通気
    路が形成されており、保水板の下方には上記吸込口に連
    通し且つ底面に排水管を有するタンク部が配設されると
    共に、保水板の上方には水と共に搬送される汚染空気が
    衝突して水を分離させる複数の衝突板が配設されて成る
    ことを特徴とする空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 保水板はパンチング板から成ることを特
    徴とする請求項1記載の空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 保水板の後端部と箱体の後面側との間
    に、タンク部と衝突板とを連通させる第2の通気路を形
    成して成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の空気浄化装置。
  4. 【請求項4】 保水板の第2の通気路側の後端部を略鉛
    直方向に肉厚に形成したことを特徴とする請求項3記載
    の空気浄化装置。
  5. 【請求項5】 タンク部に、吸込口からの汚染空気を保
    水板の略全面に亘って誘導するためのガイドを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の空気浄化装置。
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