JP2592222B2 - 塗装ブースの浄化装置 - Google Patents

塗装ブースの浄化装置

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JP2592222B2
JP2592222B2 JP5302640A JP30264093A JP2592222B2 JP 2592222 B2 JP2592222 B2 JP 2592222B2 JP 5302640 A JP5302640 A JP 5302640A JP 30264093 A JP30264093 A JP 30264093A JP 2592222 B2 JP2592222 B2 JP 2592222B2
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茂 石津
稔 中村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B14/00Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material
    • B05B14/40Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths
    • B05B14/46Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material
    • B05B14/468Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material with scrubbing means arranged below the booth floor

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装ブースの塗料ミス
ト含有エアを浄化するための浄化装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図4に示すような噴霧式塗
装室51において、塗装ロボット52によってワークW
に向けてスプレー塗装が行われると、塗装室51内に塗
料ミストが発生し、この塗料ミストが滞留したままであ
るとワークWの塗装に悪影響があるため、塗料ミストを
捕捉して塗装室51内のエアを浄化する必要がある。そ
こで、例えば塗装室51の上方から綺麗な外気を給気す
るとともに、下方にベンチュリー部53を形成し、この
ベンチュリー部53と排気ダクト54を排気通路55に
よって連通せしめて排気ダクト54に不図示の吸引ブロ
ア等を配設し、且つ排気通路55の下方に浄化水56を
循環させている。
【0003】そして、前記ベンチュリー部53は相対向
して配設した一対の循環水の流下壁57、57によって
構成し、この流下壁57、57に夫々上部から循環水5
8を流すようにしている。また、排気通路55と排気ダ
クト54の接合部には、いわゆる鋸板60と呼ばれる鋸
状の板の鋸目を下方に向けて下面が浄化水56に接する
状態で配設し、その下方に渦巻板61と呼ばれる凹曲面
状の板を配設することで塗料ミスト含有エアと浄化水を
ミキシング状態にし、このミキシング状態にした洗浄水
によって塗料ミストを確実に捕捉するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な浄化装置は、長い排気通路55の途中とか、渦巻板6
1等に付着した塗料ミストが時間とともに増大して多量
の塗料付着部62となって排気効率が悪くなり、しかも
浄化水56の水が上昇するため循環水58の流量を減少
させなければならないことから、循環効率も低下すると
いった問題があった。また、浄化水56の上面に接する
附近の流下壁57では、循環水58が浄化水56に落下
する時の水跳ねに起因して、浄化水56中に含まれる塗
料が壁面に付着しやすくなるという問題があった。従っ
て、塗料付着部62の塗料を回収するためメインテナン
スの回数を増やす必要があるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は塗装ブースの下方に相対向して配設した一
対の循環水の流下壁によってベンチュリー部を形成し、
このベンチュリー部から吸引した塗料ミスト含有エアを
排気通路に導くとともに、この排気通路に設けた鋸板と
渦巻板によって塗料ミストを分離させ、この分離ミスト
を下方の浄化水で捕捉するようにした塗装ブースの浄化
装置において、鋸板を一方側の流下壁の下方延長線上に
設け、この鋸板の下流側で且つ渦巻板の上方に塗料ミス
ト含有エアの流動方向を変化させる整流板を設けるとと
もに、他方側の流下壁に水跳ね防止の水流板を設けた。
【0006】
【作用】流下壁の延長線上に鋸板を設けることで、鋸板
は排気通路の入口に配設されることになり、排気通路を
流動する塗料ミストの量が少なくなる。つまり排気通路
内の塗料付着量を減少させることが出来る。また、鋸板
を流下壁の下方延長線上に配設することで、鋸板に付着
する塗料は循環水によって洗い流される。また、渦巻板
の上方の整流板によって浄化水と塗料ミスト含有エアの
ミキシングが円滑に行われ、ミキシング状態の浄化水に
よる塗料ミストの捕捉効果が高まる。また、水跳ね防止
用の水流板によって水跳ねが少なくなり、流下壁に付着
する塗料を減少させることが出来る。
【0007】
【実施例】本発明の塗装ブースの浄化装置の実施例につ
いて添付した図面に基づき説明する。図1は本浄化装置
の縦断面図、図2は同平面図、図3は鋸板と渦巻板の斜
視図である。
【0008】図1に示すように、本案の塗装ブースの浄
化装置は、塗装室1内でワークWに向けて塗装ロボット
2でスプレー塗装する際生じる塗装ミストを有効に捕捉
することが出来るように構成したものであり、塗装室1
の上部には、不図示のフィルタを介して浄化されたエア
を供給する給気部が設けられている。
【0009】そして、塗装室1の下方側壁には循環水3
を供給する一対の循環水供給部4、4が相対面して設け
られ、これら循環水供給部4、4の前面壁5、5は下方
の間隔の狭まった流下壁6、6に連なるとともに、これ
ら流下壁6、6によってベンチュリー部7を形成してい
る。
【0010】また、塗装室1の隣には排気ダクト8が設
けられ、この排気ダクト8内には不図示の吸引ブロアが
配設されるとともに、この排気ダクト8と前記ベンチュ
リー部7は、排気通路9によって連通している。
【0011】そして、この排気通路9及び排気ダクト8
の下方には、前記循環水3が溜まり込んだ浄化水10が
循環しており、端部の排水路11に接続している。
【0012】ところで、一方側の流下壁6の下方には鋸
板12を取付けており、鋸目を下方にしてその下面を浄
化水10に接触させるとともに、その下方に凹曲面状の
渦巻板13を配設している。そして、これら鋸板12及
び渦巻板13の形状は図3に示すとおりである。
【0013】また、この鋸板12の下流側で且つ渦巻板
13の上方には、図1に示すように下方に向けて彎曲す
る整流板14を設けている。
【0014】一方、反対側の流下壁6には、循環水3の
水跳ねを防止するための水流板15を設けて下端部を浄
化水10中まで延出させており、上方から供給される循
環水3が滑らかな軌跡を辿って水跳ねすることなく浄化
水10に入り込むようにしている。
【0015】尚、図1に示すように排気ダクト8内には
複数の邪魔板16を設けている。
【0016】以上のように構成した浄化装置の作用につ
いて説明する。
【0017】スプレー塗装によって塗装室1内に塗料ミ
ストが発生すると、この塗料ミストを含有するエアは排
気ダクト8側の負圧によってベンチュリー部7から吸引
される。また、一部の塗料ミストは前面壁5に付着し、
循環水3によって流されて浄化水10に捕捉される。
【0018】ベンチュリー部7に吸引された塗料ミスト
含有エアは、排気通路9入口の鋸板12によって洗浄水
10とミキシングされ、このミキシングされた塗料ミス
ト含有エア及び洗浄水は渦巻板13、整流板14によっ
て略S字状に流動し、この間に塗料ミストは洗浄水10
によって有効に捕捉される。つまり、本案ではミキシン
グ効率が良いため、塗料ミストの分離、捕捉効果が高
い。また、鋸板12に付着する塗料ミストは上方から流
下する循環水3によって洗い流される。
【0019】そして、浄化されたエアは排気ダクト8を
通って外部に排出され、塗料ミストを含んだ浄化水10
は排水路11から排出される。
【0020】一方、他方側の流下壁6に設けた水流板1
5によって、水跳ねに起因する塗料の付着はない。
【0021】因みに、以上のような構成によって、例え
ば排気通路内の塗料付着を除去する作業を従来であれば
1日1回稼働前に約40分かけて行っていたものを、本
案の場合は約半週に1回主として休日等を利用して約4
時間かけて行うことが出来るようになった。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の塗装ブースの浄
化装置は、鋸板と整流板の配置構成によって塗料ミスト
含有エアと浄化水のミキシング効率を向上させ、しかも
排気通路の入口で有効に塗料ミストを分離捕捉するよう
にしたため、塗料付着を除去するメインテナンス作業を
大幅に削減することが出来るようになった。しかも、水
跳ね防止の水流板の配設によって、水跳ねに起因する塗
料の付着を一層低減せしめることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本浄化装置の縦断面図
【図2】同平面図
【図3】鋸板と渦巻板の斜視図
【図4】従来図
【符号の説明】
1 塗装室 3 循環水 6 流下壁 7 ベンチュリー部 9 排気通路 10 浄化水 12 鋸板 13 渦巻板 14 整流板 15 水流板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装ブースの下方に相対向して配設した
    一対の循環水の流下壁によってベンチュリー部を形成
    し、このベンチュリー部から吸引した塗料ミスト含有エ
    アを排気通路に導くとともに、この排気通路に設けた鋸
    板と渦巻板によって塗料ミストを分離させ、この分離ミ
    ストを下方の浄化水で捕捉するようにした塗装ブースの
    浄化装置において、前記鋸板を前記一方側の流下壁の下
    方延長線上に設け、この鋸板の下流側で且つ前記渦巻板
    の上方に塗料ミスト含有エアの流動方向を変化させる整
    流板を設けるとともに、他方側の流下壁に水跳ね防止の
    水流板を設けたことを特徴とする塗装ブースの浄化装
    置。
JP5302640A 1993-12-02 1993-12-02 塗装ブースの浄化装置 Expired - Fee Related JP2592222B2 (ja)

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JP2010047060A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Ntn Corp 車輪用軸受装置およびアクスルモジュール

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