JPH08107382A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH08107382A
JPH08107382A JP6241625A JP24162594A JPH08107382A JP H08107382 A JPH08107382 A JP H08107382A JP 6241625 A JP6241625 A JP 6241625A JP 24162594 A JP24162594 A JP 24162594A JP H08107382 A JPH08107382 A JP H08107382A
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JP
Japan
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wireless
radio
master station
station
zone
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JP6241625A
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Inventor
Sadatoshi Oishi
禎利 大石
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】同一周波数を使用している無線ゾーン間で電波
干渉が発生すると、その電波干渉を抑制して良好な無線
通信環境を維持する。 【構成】構内通信網10に接続した無線親局1〜6と複
数の無線子局11〜1n,…61〜6nとで複数の無線
ゾーンZ1〜Z6を形成し、各無線ゾーンの無線親局及
び各無線子局は、同一チャンネルを使用している他の無
線ゾーンの通信を受信すると、この受信信号からIDを
検出し、この検出したIDに基づいて該当する無線親局
又は無線子局を特定し、構内通信網により該当する無線
ゾーンの無線親局に送信電力を低減するための制御デー
タを送信する。該当する無線ゾーンの無線親局又は無線
子局は受信した制御データに基づいて送信電力を低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の無線ゾーンから
なる無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、広い床面積を有するスーパマー
ケットやデパート等で無線通信システムを使用して各フ
ロアに設置されたPOS端末(電子キャッシュレジス
タ)から商品の売上データをホストコンピュータ等の管
理装置に集計する場合、各フロア別、区域別に複数の無
線ゾーンを設定し、各無線ゾーン毎に無線親局とPOS
端末にそれぞれ接続した複数の無線子局を配置し、各無
線ゾーンの無線親局を管理装置に接続した有線通信ライ
ンにそれぞれ接続して構内無線通信網を構築し、各無線
ゾーンの無線親局において各無線子局から無線通信によ
り受信した情報を有線通信ラインで管理装置に送信して
集計する無線通信システムを採用している。
【0003】このような無線通信システムを採用する場
合、無線通信に使用するチャンネル、すなわち周波数を
有効利用するため、比較的離れた無線ゾーン間で同一周
波数となる程度に同一周波数を繰り返し使用している。
【0004】しかし、電波の伝搬状態は人の増減やフロ
アのレイアウトの変更あるいは建物の周囲環境の変化等
により変化するため、例えば建物に無線システムを構築
した当初は各無線ゾーン間での同一周波数の電波の干渉
は問題にはならなかったが、周囲に新たな建物が立てら
れたり、フロアのレイアウトを変更したりなど環境が変
化すると、例えば一旦外部に漏れた電波が隣接している
建物に反射して他のフロアに回り込むなど電波が遠距離
まで高いレベルで伝搬し、同一周波数を使用している無
線ゾーン間で電波干渉が発生するという問題が生じる。
【0005】このような問題に対して、例えば各フロア
間や壁や窓などを電波を遮断する建築材でシールド施工
するという対策がある。
【0006】また、送信電力を制御することも考えら
れ、従来、送信電力を制御する方法としては、例えば特
開平5−30022号公報に記載されたものが知られて
いる。
【0007】これは、交通量が減少した時にその状態を
通信のトラヒック量や位置登録を行っている子局数の検
出、又は他基地局の通話信号又は制御信号を受信してそ
の受信電界レベルから伝搬損失を判定し、伝搬損失が少
ないときには送信電力を低減させ、逆のときには送信電
力を上昇させることにより干渉を低減し周波数の有効利
用を図るというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、すでに建てら
れた建物にシールド施工するのは非常に困難な作業を伴
うと共に費用もかかるという問題があった。
【0009】また、特開平5−30022号公報のもの
は、伝搬損失を予測して電力制御を行うもので、実際に
干渉した場合に電力制御を行うというものではなく、こ
のため前述したような同一周波数を使用している無線ゾ
ーン間で電波干渉が発生した場合には対処することがで
きなかった。
【0010】そこで本発明は、同一周波数を使用してい
る無線ゾーン間で電波干渉が発生した場合に、その干渉
を抑制することができ、従って、シールド施工せずに良
好な無線通信環境を維持できる無線通信システムを提供
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
有線の構内通信網に接続した無線親局と、この無線親局
とチャンネルを決めて無線通信を行う複数の無線子局と
を配置した無線ゾーンを複数設けた無線通信システムに
おいて、同一無線ゾーン内の無線親局及び各無線子局
は、データに識別番号を付して互いに無線通信を行い、
無線親局及び各無線子局は、同一チャンネルを使用して
いる他の無線ゾーンの通信を受信すると、この受信信号
から識別番号を検出する手段と、この手段にて検出した
識別番号に基づいて該当する無線親局又は無線子局を特
定する手段と、受信した制御データに基づいて送信電力
を低減する手段を設け、無線親局は、さらに自己又は同
一無線ゾーン内の無線子局が該当する無線親局又は無線
子局を特定すると、構内通信網により該当する無線ゾー
ンの無線親局に送信電力を低減するための制御データを
送信する手段を設けたものである。
【0012】請求項2対応の発明は、有線の構内通信網
に接続した無線親局と、この無線親局とチャンネルを決
めて無線通信を行う複数の無線子局とを配置した無線ゾ
ーンを複数設けた無線通信システムにおいて、同一無線
ゾーン内の無線親局及び各無線子局は、データに識別番
号を付して互いに無線通信を行い、無線親局及び各無線
子局は、同一チャンネルを使用している他の無線ゾーン
の通信を受信すると、この受信信号から識別番号を検出
する手段と、この手段にて検出した識別番号に基づいて
該当する無線親局又は無線子局を特定する手段と、受信
した制御データに基づいてアンテナの指向性を他の無線
ゾーンへ電波が伝播するのを抑制する方向に変更する手
段を設け、無線親局は、さらに自己又は同一無線ゾーン
内の無線子局が該当する無線親局又は無線子局を特定す
ると、構内通信網により該当する無線ゾーンの無線親局
にアンテナの指向性を変更するための制御データを送信
する手段を設けたものである。
【0013】
【作用】請求項1対応の発明においては、ある無線ゾー
ンの無線親局又は各無線子局が同一チャンネルを使用し
ている他の無線ゾーンの通信を受信すると、この受信信
号から識別番号を検出し、この検出した識別番号に基づ
いて該当する無線親局又は無線子局を特定する。そして
ある無線ゾーンの無線親局は、自己が識別番号に基づい
て該当する無線親局又は無線子局を特定した場合には構
内通信網により該当する無線ゾーンの無線親局に送信電
力を低減するための制御データを送信する。また、ある
無線ゾーンの無線親局は、同じ無線ゾーン内の無線子局
が識別番号に基づいて該当する無線親局又は無線子局を
特定した場合にはその無線子局から送信電力を低減する
ための制御データを受信し、構内通信網により該当する
無線ゾーンの無線親局に送信する。
【0014】該当する無線ゾーンの無線親局は制御デー
タを受信すると、特定されたのが自己であれば制御デー
タに基づいて送信電力を低減する。また、特定されたの
が同じ無線ゾーン内の無線子局であれば制御データを該
当する無線子局に無線送信する。これにより該当する無
線子局は制御データに基づいて送信電力を低減する。請
求項2対応の発明においては、他の無線ゾーンの通信を
受信すると、ある無線ゾーンの無線親局は、構内通信網
により該当する無線ゾーンの無線親局にアンテナの指向
性を変更するための制御データを送信する。
【0015】該当する無線ゾーンの無線親局は制御デー
タを受信すると、特定されたのが自己であれば制御デー
タに基づいてアンテナの指向性を変更する。また、特定
されたのが同じ無線ゾーン内の無線子局であれば制御デ
ータを該当する無線子局に無線送信する。これにより該
当する無線子局は制御データに基づいてアンテナの指向
性を変更する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0017】(実施例1)この実施例は請求項1に対応
した実施例で、図1は無線通信システム全体の構成を示
し、建物の各フロアにはそれぞれ2つの無線ゾーンZ1
とZ2、Z3とZ4、Z5とZ6を設定している。
【0018】前記各無線ゾーンZ1〜Z6には、それぞ
れ1台の無線親局1〜6と、n台の無線子局11,1
2,…1n、21,22,…2n、31,32,…3
n、41,42,…4n、51,52,…5n、61,
62,…6nを配置している。
【0019】前記各無線ゾーンZ1〜Z6の無線親局1
〜6は、互いに有線の構内通信網10によって接続して
いる。
【0020】前記各無線局、すなわち無線親局1〜6及
び無線子局11〜1n、21〜2n、31〜3n、41
〜4n、51〜5n、61〜6nは、図2に示すよう
に、アンテナ71と、このアンテナ71に接続した送受
信切替スイッチ72と、この送受信切替スイッチ72に
送信データを出力する送信装置73と、前記送受信切替
スイッチ72から受信データを入力する受信装置74
と、前記送信装置73及び受信装置74を制御すると共
に前記送受信切替スイッチ72を制御する制御装置75
及びこの制御装置75に接続したI/F(インターフェ
ース)76により構成している。
【0021】なお、無線親局においてはI/F76は構
内通信網10に接続し、無線子局においてはI/F76
はPOS端末等の端末装置(図示せず)に接続してい
る。
【0022】前記各無線ゾーンZ1〜Z6の無線親局と
各無線子局は互いに無線通信を行うが、そのときの通信
データは、図4に示すように、データにフラグ、送信先
ID(識別番号)、送信元IDを付加したフォーマット
になっている。
【0023】この無線通信システムにおいては、システ
ムの構築時には同一周波数を使用している無線ゾーン間
の通信は互いに干渉や妨害を与えないように設定されて
いるが、環境の変化、例えばフロアのレイアウトの変更
で電波の伝搬特性が変化したり、システム構築後に周囲
にビルが建設され、アンテナ71から発射した電波が窓
からビル外に漏れ、周囲のビルの壁面に反射して再びビ
ル内に戻ってくるような状態が発生すると、ある無線ゾ
ーンからの電波が同一のチャンネル、すなわち同一周波
数を使用している他の無線ゾーンに入り込んで干渉を起
こす場合が発生する。
【0024】例えば無線ゾーンZ1とZ4が同一周波数
f1を使用していて無線ゾーンZ4の電波が無線ゾーン
Z1に入り込む場合が発生する。
【0025】前記無線親局1〜6及び無線子局11〜1
n、21〜2n、31〜3n、41〜4n、51〜5
n、61〜6nは、図3に示すように、データ受信を行
うと、そのデータに付加されている送信元IDが同一の
無線ゾーン内の無線局のIDが否かをチェックする。
【0026】そしてもし、同一の無線ゾーン内の無線局
のIDであれば通常の送受信制御を行う。また、同一の
無線ゾーン内の無線局のIDでなければ他の無線ゾーン
からの受信であると判断し、そのIDから他の無線ゾー
ンの無線親局か無線子局かを特定する。そして特定した
無線親局又は無線子局が属する無線ゾーンの無線親局に
対して図5に示すフォーマットの制御データを送信す
る。この制御データは送信電力を低減するための制御デ
ータで、フラグ、送信先ID、送信元IDを付加してい
る。
【0027】無線親局が他の無線ゾーンからの受信を行
ったときにはこの無線親局が構内通信網10によって特
定した無線親局又は無線子局が属する無線ゾーンの無線
親局に対して制御データを送信する。
【0028】また、無線子局が他の無線ゾーンからの受
信を行ったときにはこの無線子局は制御データを同一無
線ゾーン内の無線親局に一旦送信する。そして無線親局
は無線子局から制御データを受信すると、構内通信網1
0によって特定した無線親局又は無線子局が属する無線
ゾーンの無線親局に対して制御データを送信する。
【0029】構内通信網10から制御データを受信した
無線親局は送信先IDが自己であれば制御データに基づ
いて自己の送信電力を低減制御する。また、送信先ID
が無線子局であれば受信した制御データを該当する無線
子局に送信する。
【0030】制御データを受信した無線子局は制御デー
タに基づいて自己の送信電力を低減制御する。
【0031】前記無線親局1〜6及び無線子局11〜1
n、21〜2n、31〜3n、41〜4n、51〜5
n、61〜6nは、送信装置73に図6に示すように送
信アンプ731と変調部732を備え、制御装置75は
送信アンプ731の出力を電力制御線77に印加する制
御電圧を可変することによって可変制御する構成になっ
ている。入力する制御電圧と送信アンプ731の出力と
の関係の一例を示すと図7に示す特性になっている。
【0032】従って、制御データを受信した無線親局又
は無線子局は、制御電圧を低下させて送信アンプ731
の出力を低減することになる。
【0033】制御データを受信した無線親局又は無線子
局の制御を示すと図8に示すようになる。すなわち、受
信状態で制御データを受信すると、制御データには送信
電力のダウン指示があるので、予め決められた変更プロ
グラムに基づいて送信電力をダウンする。
【0034】そして、同一無線ゾーン内の無線局との通
常の送信を行う。ここで通信エラーが発生すると同じ送
信をやり直す再送が行われ、予め決められた再送上限数
であるn回に達するまでに送信が正常に行われた場合は
問題ないが、もし再送回数がn回に達すると無線ゾーン
内での通信に支障を来す程度まで送信電力が低下してい
ると判断して逆に送信電力をアップする方向に制御を行
う。
【0035】このような構成の実施例において、無線ゾ
ーンZ1の無線親局1が受信状態にあると、このとき無
線親局1はアンテナ71で受信した信号を送受信切替ス
イッチ72を介して受信装置74に取り込み、受信信号
を復調する。そして制御装置75は受信装置74が復調
した信号から送信元IDを確認し、同じ無線ゾーンZ1
内の無線子局11〜1nのIDであれば通常の通信を行
う。
【0036】しかし、受信した信号の送信元IDが同一
周波数を使用している無線ゾーンZ4の無線親局4又は
無線子局41〜4nのIDであった場合、無線親局1は
そのIDに対応する無線親局4又は無線子局41〜4n
の送信電力を低減させるため構内通信網10を介して無
線親局4に図5に示すフォーマットの制御データを送信
する。
【0037】例えば送信元IDが無線子局41であった
ときには無線親局4は受信した制御データを無線子局4
1に無線送信する。無線子局41は制御データを受信す
るとその制御データに従って送信アンプ731の制御電
圧を低下させ送信電力を低減する。
【0038】例えば、表1に示すように、無線子局41
は送信電力を+21dBmから+20dBmに1dBm
低減して無線親局4との通信を行う。しかし、この状態
でも無線ゾーンZ1の無線親局1が無線子局41からの
電波を受信すると、無線親局1は再度無線子局41に対
して制御データを送信する。これにより、無線子局41
はさらに送信電力を1dBm低減し+19dBmにして
無線親局4との通信を行う。
【0039】無線子局41の送信電力が低下するに従っ
て無線親局4との通信における再送回数は増加する傾向
にあり、表1はその状態も示している。なお、再送上限
数はn=5に設定している。
【0040】このようにして無線子局41の送信電力が
+15dBmまで低下したとき初めて無線ゾーンZ1の
無線親局1に対する電波妨害が無くなると、以降無線子
局41は送信電力を+15dBmにした状態で無線親局
4との通信を行う。この時の再送回数は2回であり、再
送上限数n=5に達していないので通信に支障はない。
【0041】こうして無線ゾーンZ4の無線子局41が
送信電力+15dBmで無線親局4との通信を行うこと
により、同一周波数を使用して無線通信を行う無線ゾー
ンZ1に対する妨害は無くなる。
【0042】従って、無線ゾーンZ1における無線通信
が良好に行うことができるようになる。
【0043】
【表1】 また、表2に示すように、無線子局41の送信電力が+
15dBmまで低下してもまだ無線ゾーンZ1に対する
妨害が無くならないときには無線子局41の送信電力は
さらに1dBmずつ低下していく。
【0044】そして+11dBmまで低下してもまだ無
線ゾーンZ1の無線親局1に対する電波妨害が無くなら
ず、しかし無線子局41の無線親局4との通信における
再送回数が再送上限数の5回に達してしまうと、このと
きには無線ゾーンZ4での通信に支障を来していると判
断して無線子局41の送信電力を逆に1dBmアップさ
せて+12dBmにして無線親局4との通信を継続す
る。
【0045】このようにしても無線子局41の送信電力
は低減されているので無線ゾーンZ1に対する電波妨害
の程度は最小限に低減される。しかも、無線ゾーンZ4
での通信品質は最低限保証されることになる。
【0046】
【表2】 なお、この実施例では送信電力の可変を1dBmステッ
プで行ったが、このステップをさらに細かいステップに
すれば精度の高い電力制御ができる。
【0047】また、この実施例では再送上限数をn=5
としたが、この回数はシステムに要求される特性により
決定すればよい。
【0048】(実施例2)この実施例も請求項1に対応
した実施例で、無線親局1〜6及び無線子局11〜1
n、21〜2n、31〜3n、41〜4n、51〜5
n、61〜6nは、図9に示すように、送信装置73の
変調部732で変調した信号を送信アンプ733で増幅
した後、可変アッティネータ734を介してアンテナ7
1に出力するようにしている。
【0049】そして制御装置75で前記可変アッティネ
ータ734を可変制御するようにしている。
【0050】この実施例においても無線親局1〜6及び
無線子局11〜1n、21〜2n、31〜3n、41〜
4n、51〜5n、61〜6nは送信電力を可変アッテ
ィネータ734の可変制御により低減することができる
ので、前記実施例と同様の作用効果が得られる。
【0051】(実施例3)この実施例は請求項2に対応
した実施例で、図10に示すように、無線親局1〜6及
び無線子局11〜1n、21〜2n、31〜3n、41
〜4n、51〜5n、61〜6nは、例えば指向性の異
なるアンテナ711,712,713を設け、この各ア
ンテナ711,712,713をアンテナ切換器735
で切換えるようにしている。
【0052】そして、送信装置73の変調部732で変
調した信号を送信アンプ733で増幅した後、前記アン
テナ切換器735を介してアンテナ711,712,7
13のいずれかに出力するようにしている。前記アンテ
ナ切換器735は制御装置75が切換え制御するように
なっている。
【0053】この実施例では、通常通信における受信電
力の最も大きいアンテナ、例えばアンテナ711をアン
テナ切換器735で選択して使用し、同一周波数を使用
している他の無線ゾーンに対して電波妨害を与えたとき
にはその無線ゾーンからの制御データにより制御装置7
5がアンテナ切換器735を切換えて2番目に受信電力
の大きいアンテナ、例えばアンテナ712を選択する。
この状態でも同一周波数を使用している他の無線ゾーン
に対して電波妨害を与えたときには最も受信電力の小さ
いアンテナ713を選択する。
【0054】また、このとき、送信電力の制御の場合と
同様に再送上限数nを設定し、再送回数がn回に達する
とアンテナを受信電力の1段大きいアンテナに切換え
る。
【0055】このように他の無線ゾーンに対して電波妨
害を与えたときにはアンテナの指向性を他の無線ゾーン
に対する電波妨害を抑制する方向に変更しているので、
この実施例においても他の無線ゾーンに対する電波妨害
を無くすか低減でき、各無線ゾーンにおける無線通信環
境を良好に維持することができる。
【0056】なお、この実施例ではアンテナを3本使用
した例について述べたが必ずしもこれに限定するもので
はなく、2本あるいは4本以上でもよく、また1本のア
ンテナをモータ等の駆動手段で回転して向きを変えるも
のであってもよい。
【0057】
【発明の効果】以上、本発明によれば、同一周波数を使
用している無線ゾーン間で電波干渉が発生した場合に、
干渉電波を発した無線ゾーンの無線局の送信電力を低減
又はアンテナの指向性を他の無線ゾーンへ電波が伝播す
るのを抑制する方向に変更することにより、電波干渉を
抑制することができ、従って、シールド施工せずに良好
な無線通信環境を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す無線通信システム全体
の構成を示す図。
【図2】同実施例の無線親局及び無線子局の構成を示す
ブロック図。
【図3】同実施例の無線親局及び無線子局の電波干渉受
信処理を示す流れ図。
【図4】同実施例の無線親局と無線子局との間の通信デ
ータのフォーマットを示す図。
【図5】同実施例の制御データのフォーマットを示す
図。
【図6】同実施例の無線親局及び無線子局の要部の具体
構成を示すブロック図。
【図7】図6に示す送信アンプの制御電圧−出力特性を
示すグラフ。
【図8】同実施例の無線親局及び無線子局の送信電力制
御を示す流れ図。
【図9】本発明の他の実施例を示す無線親局及び無線子
局の要部の具体構成を示すブロック図。
【図10】本発明の他の実施例を示す無線親局及び無線
子局の要部の具体構成を示すブロック図。
【符号の説明】
Z1〜Z6…無線ゾーン 1〜6…無線親局 11〜1n,〜61〜6n…無線子局 73…送信装置 75…制御装置 731…送信アンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線の構内通信網に接続した無線親局
    と、この無線親局とチャンネルを決めて無線通信を行う
    複数の無線子局とを配置した無線ゾーンを複数設けた無
    線通信システムにおいて、 同一無線ゾーン内の無線親局及び各無線子局は、データ
    に識別番号を付して互いに無線通信を行い、 前記無線親局及び各無線子局は、同一チャンネルを使用
    している他の無線ゾーンの通信を受信すると、この受信
    信号から識別番号を検出する手段と、この手段にて検出
    した識別番号に基づいて該当する無線親局又は無線子局
    を特定する手段と、受信した制御データに基づいて送信
    電力を低減する手段を設け、 前記無線親局は、さらに自己又は同一無線ゾーン内の無
    線子局が該当する無線親局又は無線子局を特定すると、
    前記構内通信網により該当する無線ゾーンの無線親局に
    送信電力を低減するための制御データを送信する手段を
    設けたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 有線の構内通信網に接続した無線親局
    と、この無線親局とチャンネルを決めて無線通信を行う
    複数の無線子局とを配置した無線ゾーンを複数設けた無
    線通信システムにおいて、 同一無線ゾーン内の無線親局及び各無線子局は、データ
    に識別番号を付して互いに無線通信を行い、 前記無線親局及び各無線子局は、同一チャンネルを使用
    している他の無線ゾーンの通信を受信すると、この受信
    信号から識別番号を検出する手段と、この手段にて検出
    した識別番号に基づいて該当する無線親局又は無線子局
    を特定する手段と、受信した制御データに基づいてアン
    テナの指向性を他の無線ゾーンへ電波が伝播するのを抑
    制する方向に変更する手段を設け、 前記無線親局は、さらに自己又は同一無線ゾーン内の無
    線子局が該当する無線親局又は無線子局を特定すると、
    前記構内通信網により該当する無線ゾーンの無線親局に
    アンテナの指向性を変更するための制御データを送信す
    る手段を設けたことを特徴とする無線通信システム。
JP6241625A 1994-10-05 1994-10-05 無線通信システム Pending JPH08107382A (ja)

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Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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