JPH08107226A - 太陽電池とその製造方法並びにめっき方法 - Google Patents

太陽電池とその製造方法並びにめっき方法

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JPH08107226A
JPH08107226A JP6238730A JP23873094A JPH08107226A JP H08107226 A JPH08107226 A JP H08107226A JP 6238730 A JP6238730 A JP 6238730A JP 23873094 A JP23873094 A JP 23873094A JP H08107226 A JPH08107226 A JP H08107226A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱処理してもCuInSe2 合金層が剥がれな
い太陽電池と、めっき装置の設備費、設備設置面積コス
トが低減できる製造方法を提供する。 【構成】ガラス基板1にCr層5、Mo膜2を設け、被
めっき体とし、Cu2+を0.01モル、In3+を0.5
モル、Se粒子を2.3モル含む含むめっき液を用意す
る。Se粒子を沈殿させた状態でMo膜2の電圧を−
0.7Vに設定してめっきを行い厚さ0.2μmのCu
層6を形成する。次にめっき液を攪拌してSe粒子を浮
き上がらせて液中に分散させ、Mo膜2の電圧を−1.
0Vに下げてめっきしてCu層6の上にCu−In/S
e分散めっき層3を形成する。これをSeを含むガス雰
囲気中で熱処理してCuInSe2 膜4に転換する。C
u層6はMoとSeとが接触し反応するのを防ぐ中間層
として作用する。Cu層6の代わりにIn層,Cu−I
n層を用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CuInSe2 を吸収
層として有する薄膜太陽電池とその製造方法並びに薄膜
太陽電池の製造に用いられるめっき方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、優れた光電変換効率を有し、大面
積の薄膜太陽電池を低コストで製造できるものとして周
期律表の1B族−3B族−6B族の元素からなる化合物
半導体が注目されており、特にCuInSe2 は、
(1)吸収係数αが105 /cm程度と高く、2μm程
度の薄膜でも十分に太陽光を吸収できること、(2)禁
止帯幅が1.1eVであり、太陽光の光電変換に適して
いること、(3)光劣化がアモルファス・シリコンと比
べて著しく小さいこと等の特徴を有していることから最
も注目されている。大面積の薄膜太陽電池を低コストで
製造するため、特表平5−506334号(国際公開W
O92/05586号)公報に開示されているように、
分散めっき法を利用した太陽電池の製造方法が提案され
ている。
【0003】図9は従来の薄膜太陽電池の製造方法の第
1の例を説明するための工程順に示した断面図である。
【0004】まず、下記の表1に示す割合で調合しため
っき液を用意し、めっき槽に入れる。Se粉末は、水と
の親和性がよくないので、表面活性剤を添加することも
行われる。
【0005】
【表1】
【0006】次に、図9(a)に示すように、ガラス基
板1の上に蒸着、スパッタなどの方法によりMo膜2を
形成した基板を用意する。この基板を、トリクロロエチ
レン、エタノール、アルカリ脱脂液に順々に浸漬して良
く洗浄し、次に純水にて良く洗浄した後、乾燥させる。
この洗浄ではすべて超音波洗浄機を用いる。
【0007】次に、図9(b)に示すように、Mo膜2
を陰極として電流密度3A/dm2で電着を行なってC
u−In/Se分散めっき層3を形成する。このめっき
中にSe粉末が沈殿するので、めっき液を攪拌しながら
めっきを行う。
【0008】次に、図9(c)に示すように、Arガス
とH2 Seガスを混合したAr+H 2 Seガス雰囲気中
またはArガスとSe蒸気を混合したAr+Seガス雰
囲気中で熱処理してCuInSe2 合金層4に転換す
る。熱処理は、図10に示すように、室温から30℃/
分の速度で200℃〜250℃に上げ、この温度に約3
0〜60分保持し、次に30℃/分の速度で400℃〜
450℃に上げ、この温度に約2〜4時間保持し、次に
室温まで冷却する条件で行われる。200℃〜250℃
の温度は合金化が始まる温度、400℃〜450℃はC
uInSe2 の結晶が成長する温度といわれている。
【0009】図11は従来の薄膜太陽電池の製造方法の
第2の例を説明するための工程順に示した断面図であ
る。
【0010】図11(a)に示すように、ソーダライム
ガラス製のガラス基板1の上にCr膜5を形成し、その
上にMo膜2を形成した基板を用意する。Cr膜5を設
けるのは、Moとガラス基板との熱膨張率の差による剥
がれを防止するためである。ソーダライムガラス、M
o、Crの熱膨張率は、表2に示す通りである。すなわ
ち、Crはソーダライムガラスとほぼ同じ熱膨張率をも
っており、ソーダライムガラスとなじみも良く、剥がれ
を生ずることは殆どない。CrとMoの熱膨張率はかな
りはなれているが、共に熱膨張率差に起因する応力を吸
収する柔軟性を有し、かつ金属間結合も強いので両者の
間で剥がれを生ずることは殆どない。この理由によりC
rをMoとガラスの間に挟むのである。この基板を第1
の例と同じ方法で良く洗浄する。
【0011】
【表2】
【0012】次に、図11(b)に示すように、Mo膜
2を陰極として、電流密度3A/dm2 で電着を行なっ
てCu−In/Se分散めっき層3を形成する。このめ
っき中にめっき液を攪拌するのも第1の例と同じであ
る。
【0013】次に、第1の例と同じように、Seガスを
含む雰囲気中で熱処理して、図11(c)に示すよう
に、CuInSe2 合金層4を形成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記二つの例におい
て、CuInSe2 合金化の熱処理を行うと、Mo膜2
とCuInSe2 合金層4との間、またはMo膜2とガ
ラス基板1との間に剥がれが発生することがある。Mo
膜2とガラス基板1との間の剥がれはCr層5を設ける
ことにより大幅に低減できるが、Mo膜2とCuInS
2 合金層4との間の剥がれを低減するのは中々難しい
という問題がある。
【0015】剥がれが起こる原因は種々あるが、Mo膜
2とCu−In/Se分散めっき層3中のSe粒子が接
触し、MoとSeとが反応してMo−Se化合物を生成
すること、Mo膜2中にピンホールがあって、ピンホー
ル中に存在していた水分やガスが熱処理によって気化ま
たは熱膨張してピンホールの上のCuInSe2 合金層
4を押し退けて外へ出ようとすること、熱処理時の熱に
よってSeが気化してピンホールの中に入り、Moやそ
の下のCrと反応すること等が主な原因と考えられる。
【0016】さらに詳しく説明すると、図12(a)に
示すように、ピンホール42があるMo膜2の上にCu
−In/Se分散めっき層3が被着されているとする。
Cu−In/Se分散めっき層3の中にはSe粒子41
が分散しており、Se粒子41の内のいくつかはMo膜
2と接触している。この状態で熱処理すると、図12
(b)に示すように、Mo−Se化合物43が生成し、
生成化合物は体積をもつためその上のCuInSe2
金層4が押し上げられて剥がれる。また、ピンホール4
2中に存在していた水分やガスが熱処理によって気化ま
たは熱膨張してピンホール42の上のCuInSe2
金層4を押し退けて外へ出ようとするためCuInSe
2 合金層4が剥がれる。さらにまた、図12(c)に示
すように、熱処理時の熱によってSeが気化してピンホ
ール42の中に入り、Moやその下のCrと反応して、
例えばCr−Se化合物44が生成し、CuInSe2
合金層4押し上げ、CuInSe2 合金層4が剥がれ
る。剥がれは、それ程多く発生するわけではないが、た
とえ小量であっても剥がれが起こる以上は全製品につい
て検査し、剥がれ不良品を取り除かねばならないので、
検査と選別に工数を要し、製品歩留りの低下もあるの
で、太陽電池のコストが高くなるという問題があった。
【0017】本発明の目的は、熱処理してもCuInS
2 合金層が剥がれない構造を有する太陽電池とその製
造方法を提供することにある。
【0018】本発明の目的は、めっき装置の設備費、設
備設置面積が低減でき、太陽電池の製造に効率良く使用
できるめっき方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板の表面に
設けられたモリブデン導電膜の上に銅−インジウム−セ
レン合金層を吸収層として有する太陽電池において、前
記モリブデン導電膜と銅−インジウム−セレン合金層と
の間にモリブデンとセレンとの反応を阻止する導電性中
間層を設けたことを特徴とする。
【0020】本発明は、前記導電性中間層が銅層である
ことを特徴とする。
【0021】本発明は、前記導電性中間層がインジウム
層であることを特徴とする。
【0022】本発明は、前記導電性中間層が銅−インジ
ウム合金層であることを特徴とする。
【0023】本発明は、銅イオンとインジウムイオンと
を溶解させた溶液にセレン粒子を添加しためっき液にモ
リブデン導電膜を表面に有する基板を浸漬する工程と、
前記セレン粒子が沈殿している状態で、前記モリブデン
導電膜に銅のみが析出する電位を印加して前記モリブデ
ン導電膜の上に銅層を形成する工程と、前記めっき液を
攪拌して前記セレン粒子が前記めっき液中に分散した状
態で、前記モリブデン導電膜に銅とインジウムが析出す
る電位を印加して前記銅層の上に銅−インジウム−セレ
ンめっき層を形成する工程と、熱処理して少なくとも前
記銅−インジウム−セレンめっき層を銅−インジウム−
セレン合金層に変換する工程とを備えたことを特徴とす
る。
【0024】本発明は、銅イオンとインジウムイオンと
を溶解させた溶液にセレン粒子を添加しためっき液にモ
リブデン導電膜を表面に有する基板を浸漬する工程と、
前記セレン粒子が沈殿している状態で、前記モリブデン
導電膜に銅とインジウムが析出する電位を印加して前記
モリブデン導電膜の上に銅−インジウム合金層を形成す
る工程と、前記めっき液を攪拌して前記セレン粒子が前
記めっき液中に分散した状態で、前記モリブデン導電膜
に銅とインジウムが析出する電位を印加して前記銅−イ
ンジウム合金層の上に銅−インジウム−セレンめっき層
を形成する工程と、熱処理して少なくとも前記銅−イン
ジウム−セレンめっき層を銅−インジウム−セレン合金
層に変換する工程とを備えたことを特徴とする。
【0025】本発明は、銅イオンとインジウムイオンと
を少なくとも含むめっき液に導電膜を表面に有する基板
を浸漬する工程と、銅のみが析出する電位を前記導電膜
に印加して前記導電膜の上に銅層を形成する工程と、銅
とインジウムが析出する電位を前記導電膜に印加して前
記銅層の上に銅−インジウムを少なくとも含むめっき層
を形成する工程とを備えたことを特徴とする。
【0026】
【作用】導電性中間層は、モリブデン導電膜とセレンと
が直接接触するのを防ぎ、モリブデンとセレンとが反応
するのを阻止し、銅−インジウム−セレン合金層が剥が
れるのを防止する作用を有する。
【0027】導電性中間層として銅層が選ばれる。銅
は、モリブデンと合金を作り難く、銅−インジウム−セ
レン合金層の組成元素であるので、銅−インジウム−セ
レン合金層と強固に接着するからである。
【0028】導電性中間層としてインジウム層が選ばれ
る。インジウムは、モリブデンと合金を作り難く、銅−
インジウム−セレン合金層の組成元素であるので、銅−
インジウム−セレン合金層と強固に接着するからであ
る。
【0029】導電性中間層として銅−インジウム合金層
が選ばれる。銅−インジウム合金は、モリブデンと合金
を作り難く、銅−インジウム−セレン合金層の組成元素
であるので、銅−インジウム−セレン合金層と強固に接
着するからである。
【0030】銅イオンとインジウムイオンとは、還元電
位が異なるので、銅のみが析出する電位を印加すること
によりモリブデン導電膜の上に銅層のみを形成すること
ができ、続いてめっき液を攪拌することによって沈殿し
ていたセレン粒子を浮き上がらせ、銅とインジウムが析
出する電位を印加することにより銅層の上に銅−インジ
ウム−セレンめっき層を形成することができる。銅層を
形成するめっきにおいてセレン粒子がめっき液中に浮遊
分散していると、銅と一緒にセレン粒子も析出するの
で、銅めっき時には攪拌せずセレン粒子をめっき槽の底
部に沈殿させておく。このように、一つのめっき槽、一
種類のめっき液で銅層と銅−インジウム−セレンめっき
層を形成できるようにすると、めっき装置の設備費が安
くつき、設備設置面積が広くならず、工数が低減でき、
しかも銅−インジウム−セレン合金層の剥がれもなくな
るので、低コストで太陽電池を製造することができる。
【0031】セレン粒子をめっき槽の底部に沈殿させて
おき、上澄み液を用いてめっきするとセレン粒子を含ま
ないめっき層が得られることを利用すると、モリブデン
導電膜の上に銅−インジウム合金層を形成することがで
き、続いてめっき液を攪拌することによって沈殿してい
たセレン粒子を浮き上がらせ、銅とインジウムが析出す
る電位を印加することにより銅−インジウム合金層の上
に銅−インジウム−セレンめっき層を形成することがで
きる。このようにすると、一つのめっき槽、一種類のめ
っき液で銅−インジウム合金層と銅−インジウム−セレ
ンめっき層を形成でき、設備費、設備設置面積、工数を
低減でき、しかも銅−インジウム−セレン合金層の剥が
れもなくなるので、低コストで太陽電池を製造すること
ができる。
【0032】上記製造方法は、銅イオンとインジウムイ
オンとの還元電位が異なることを利用しためっき方法に
基づいている。このめっき方法は、銅イオンとインジウ
ムイオンとを少なくとも含みセレンを含まないめっき液
にも適用できるものである。このめっき方法を用いる
と、前記と同様に、めっき装置の設備費、設備設置面積
を低減でき、かつ工数も低減できるので、低コストでめ
っきを行うことができる。
【0033】
【実施例】
(実施例1)まず、Cu下地めっき液を下記の割合で調
合する。 硫酸銅 160g/l(1.0M) 硫酸 49g/l(0.5M) 次に、表1に示した組成のCu−In/Se分散めっき
液を調合する。
【0034】めっき槽は二つ用意し、上記のめっき液を
別々のめっき槽に入れ、Cu下地めっき浴およびCu−
In/Se分散めっき浴とする。
【0035】図1は本発明の太陽電池の第1の実施例の
製造方法を説明するための工程順に示した断面図であ
る。
【0036】まず、図1(a)に示すように、ガラス基
板1の上にCr膜5、Mo膜2を形成したものを用意す
る。これをCu下地めっき浴に入れ、電流密度3A/d
2で1分間めっきを行い、Mo膜2の上に厚さ約0.
2μmのCu層6を形成した。
【0037】次に、図1(b)に示すように、これをC
u−In/Se分散めっき浴に入れ、電流密度3A/d
2 で5分間めっきを行い、厚さ1.5μmのCu−I
n/Se分散めっき層3を形成した。この分散めっき層
3を分析したところ、原子%で Cu:In:Se=30:35:35 であった。
【0038】次に、図1(c)に示すように、Arガス
とSe蒸気を混合したAr+Seガス雰囲気中で熱処理
してCuInSe2 膜4に転換した。熱処理は、図10
に示すように、室温から30℃/分の速度で250℃に
上げ、この温度に約30分保持し、次に30℃/分の速
度で450℃に上げ、この温度に約2時間保持し、次に
室温まで冷却する条件で行った。このCuInSe2
4を分析したところ、原子%で Cu:In:Se=25.3:24.4:50.3 であった。また、CuInSe2 膜4を目視で検査した
が膜の剥がれは観察されなかった。
【0039】このように、Mo膜2とCu−In/Se
分散めっき層3との間にCu層6を設けると、MoとS
eとが直接接触することがなくなるので、図12に示し
たような、Mo−Se化合物が生成したり、あるいはS
eが気化してMo膜2のピンホールの中に入り、Moや
その下のCrと反応して、Cr−Se化合物が生成し、
CuInSe2 合金層4押し上げ、CuInSe2 合金
層4が剥がれるというような不良発生を防ぐことがで
き、従って歩留りを向上させ、コストを低減することが
できる。
【0040】(実施例2)まず、In下地めっき液を下
記の割合で調合する。このめっき液をめっき槽に入れ、
In下地めっき浴とする。 硫酸インジウム 300g/l(0.6M) Cu−In/Se分散めっき液は実施例1で用いためっ
き液と同じである。
【0041】図2は本発明の太陽電池の第2の実施例の
製造方法を説明するための工程順に示した断面図であ
る。
【0042】まず、図2(a)に示すように、ガラス基
板1の上にCr膜5、Mo膜2を形成したものを用意す
る。これをIn下地めっき浴に入れ、電流密度3A/d
2で1分間めっきを行い、厚さ約0.2μmのIn層
7をMo膜2の上に形成した。
【0043】次に、実施例1と同様に、Cu−In/S
e分散めっき浴に入れ、電流密度3A/dm2 で5分間
めっきを行い、図2(b)に示すように、Cu−In/
Se分散めっき層3を形成した。Cu−In/Se分散
めっき層3の厚さおよび組成は実施例1と同様である。
【0044】次に、実施例1と同様に、Ar+Seガス
雰囲気中で熱処理して、図2(c)に示すように、Cu
InSe2 膜4に転換した。
【0045】実施例2においても、Mo膜2とCu−I
n/Se分散めっき層3とはIn層7で分離されている
から、MoとSeとが直接接触することがなく、図12
に示したような、Mo−Se化合物あるいはCr−Se
化合物が生成したりすることはなく、CuInSe2
金層4が剥がれるというような不良発生を防ぐことがで
き、従って歩留りを向上させ、コストを低減することが
できる。
【0046】(実施例3)まず、Cu−In下地めっき
液を表3に示す割合で調合する。このめっき液をめっき
槽に入れ、Cu−In下地めっき浴とする。Cu−In
/Se分散めっき液は、実施例1で用いためっき液(表
1参照)と同じである。
【0047】
【表3】
【0048】図3は本発明の太陽電池の第3の実施例の
製造方法を説明するための工程順に示した断面図であ
る。
【0049】まず、図3(a)に示すように、ガラス基
板1の上にCr膜5、Mo膜2を形成したものを用意す
る。これをCu−In下地めっき浴に入れ、電流密度6
A/dm2 で1分間めっきを行い、厚さ0.5μmのC
u−In合金層8を得た。このCu−In合金層8を分
析したところ、原子%で Cu:In=60:40 であった。
【0050】次に、実施例1と同様に、Cu−In/S
e分散めっき浴に入れ、電流密度3A/dm2 で5分間
めっきを行い、図3(b)に示すように、Cu−In/
Se分散めっき層3を形成した。Cu−In/Se分散
めっき層3の厚さおよび組成は実施例1と同様である。
【0051】次に、実施例1と同様に、Ar+Seガス
雰囲気中で熱処理して、図3(c)に示すように、Cu
InSe2 膜4に転換した。
【0052】実施例3においても、Mo膜2とCu−I
n/Se分散めっき層3とはCu−In合金層8で分離
されているから、MoとSeとが直接接触することがな
く、図12に示したような、Mo−Se化合物あるいは
Cr−Se化合物が生成したりすることはなく、CuI
nSe2 合金層4が剥がれるというような不良発生を防
ぐことができ、従って歩留りを向上させ、コストを低減
することができる。
【0053】以上説明した三つの実施例では、いずれも
下地めっき浴とCu−In/Se分散めっき浴とを分け
て行っていた。めっき浴を別々にすると、めっき浴の設
備費と設備設置面積が2倍になり、被めっき体の移し替
えと洗浄に工数がかかり、コストが高くなる。一つのめ
っき槽と一種類のめっき液で連続作業で下地めっきとC
u−In/Se分散めっきとができれば、設備費、設置
面積が半分になり、工数も低減でき、コストダウンが図
れることになる。本発明は、この問題を解決したので、
以下これについて説明する。
【0054】図4は本発明のめっきに使用するめっき浴
の側面図である。
【0055】めっき槽11は、直方体に作られ、上方が
開いている。この槽の中にめっき液12を入れ、液内に
作用電極としての被めっき体13と対向電極14と参照
電極REを浸漬し、被めっき体13と対向電極14と参
照電極REをポテンシオスタット15に接続し、被めっ
き体13に負電位、対向電極14に正電位、参照電極R
Eに参照電位を印加する。参照電位は、作用電極(被め
っき体13)の電位を目的とする電位に一定に保つため
の電位で、基準として通常SSE(Saturated
Sulfate Electrode、硫酸第一水銀
電極)またはNHE(Normal Hydrogen
Electrode、標準水素電極)の電位が採用さ
れている。ここでは、めっき液が強酸性であるので、S
SEを基準電位に採用する。参照電極REは、作用電極
(被めっき体13)を目的とする電位に変化させるため
にも使用される。参照電極REの電位を基準としてこれ
にある電圧を加算または減算して作用電極(被めっき体
13)を目的とする電位に変化させる。さらに、ポテン
シオスタット15は、作用電極(被めっき体13)と参
照電極REとの間の電位を一定に保つのにも使用され
る。
【0056】めっきにおいては、還元電位が重要であ
る。CuとInの還元反応と還元電位は数1に示す通り
である。数1において、還元電位Vは、SSE(Sat
urated Sulfate Electrode)
を基準として、これに対する電位で示されている。
【0057】
【数1】
【0058】図5は還元電位差によるCuとCu−In
の析出開始の差を説明する図、図6は被めっき体の設定
電位とCuおよびCu−Inの析出量との関係を説明す
る図である。
【0059】実施例3で用いたCu−In下地めっき液
と同じ組成のめっき液をめっき槽11に入れ、Cu−I
n下地めっき浴とする。被めっき体13に負電位を印加
し、被めっき体13の電位を下げていくと、ある電圧a
でCuが析出し始め、ある電圧bでCuとInが析出し
始める。CuとInと合金を作っている。電圧bより高
い電圧ではInは析出しない。電圧bと電圧aの最小差
は還元電位の差0.675Vに等しい。図5,図6に示
すように、被めっき体13の電位を段々下げていくと、
─0.278VでCuが析出し始め、電位の低下に伴っ
てCuの析出量が増加し、−0.953VになるとIn
も析出し始め、Cu−In合金が析出するようになる。
【0060】図7は設定電位と析出するCu/In比と
の関係を説明する図である。
【0061】Cuのみが析出しInが析出していない間
はCu/In比は無限大であるが、設定電位を下げてい
くと−0.953VでInが析出し始め、Cu/In比
は急速に低下してある値に近づいていく。図7はその様
子を示している。
【0062】(実施例4)実施例3で用いたCu−In
下地めっき液と同じ組成のめっき液をめっき槽に入れめ
っき浴とする。ガラス基板1の上にCr膜5、Mo膜2
を形成したものをめっき浴に入れ被めっき体とする。被
めっき体の電位を−0.7Vに設定して1分間めっきを
行い、図1(a)に示すような厚さ0.6μmのCu層
6をMo膜2の上に形成した。
【0063】次に、被めっき体の電圧を−1.5Vに下
げて5分間めっきを行い、厚さ1.2μmのCu−In
合金層を得た。このCu−In合金層を分析したとこ
ろ、原子%で Cu:In=44:56 であった。
【0064】以上説明したように、CuとInの還元電
位が離れていることを利用すれば、一つのめっき槽と一
種類のめっき液でCu下地めっきとCu−Inめっきを
連続作業で行うことができることが分かった。この原理
をCu−In/Se分散めっきに適用して、一つのめっ
き槽と一種類のめっき液でCuまたはCu−In下地め
っきとCu−In/Se分散めっきとを連続作業で形成
できれば設備費、設備設置面積、工数を低減することが
でき、低コストでめっきを行うことができるので好都合
であるが、Cu−In/Se分散めっき液にはSe粒子
が分散されているから、CuまたはCu−In下地めっ
き層中にSeが混入する恐れがある。Seが混入すれ
ば、Mo膜とSeが接触し、中間層を設ける意味がなく
なるからである。それ故、CuまたはCu−In下地め
っき層中にSeが混入しないように工夫する必要があ
る。
【0065】図8はCu−In/Se分散めっきにおけ
る攪拌流量とSe析出量との関係を示す図である。
【0066】実施例1で用いためっき液と同じ組成のC
u−In/Se分散めっき液を用い、攪拌機を作動させ
ないでSe粉末をめっき槽の底部に沈殿させておく。従
って、上澄み液はCuイオンとInイオンのみを含有す
る液となっている。この状態でガラス基板1の上にCr
膜5、Mo膜2を形成したものをめっき浴に入れて被め
っき体とし、被めっき体の電圧を−0.7Vに設定し、
電流密度0.2A/dm2 でめっき時間を種々変えてめ
っきを行い、図1(a)に示すようにCu層6をMo膜
2の上に形成したサンプルを10個作り、Cu層6中の
Se量を分析したが、Seは検出されなかった。
【0067】次に、Inが析出するように被めっき体の
電圧を−1.5Vに下げ、電流密度を2A/dm2 に保
ち、めっき液の攪拌を開始し、種々の攪拌流量でめっき
を行い、図1(b)に示すようにCu層6の上にCu−
In/Se分散めっき層3を形成したサンプルを10個
作り、層3中のSe量を分析し、図8に示す結果を得
た。図8から、めっき液の攪拌の無い時はSeの析出が
無く、攪拌を開始するとSe析出量は攪拌流量の増加と
共に急速に増加し、やがて飽和状態になることが分か
る。
【0068】(実施例5)実施例1で用いためっき液と
同じCu−In/Se分散めっき液(表1参照)をめっ
き槽に入れめっき浴とする。このとき、攪拌機は作動さ
せないでSe粉末をめっき槽の底部に沈殿させておく。
この状態でガラス基板1の上にCr膜5、Mo膜2を形
成したものをめっき浴に入れ被めっき体とする。Cuの
みが析出し、Inが析出しない電圧となるように、被め
っき体の電圧を─0.7Vに設定し、電流密度0.2A
/dm2 で5分間めっきを行い、図1(a)に示すよう
な厚さ1.5μmのCu層6をMo膜2の上に形成し
た。Cu層6中のSe量を分析したが、Seは検出され
なかった。
【0069】次に、攪拌機を作動させて、単位時間当た
りの流量3リットル/分で攪拌してめっき槽の底部に沈
殿していたSe粉末を浮き上がらせてめっき液中に分散
させ、この状態で被めっき体の電圧を−1.5Vに下
げ、電流密度を3A/dm2 に保って5分間めっきを行
い、図1(b)に示すように、厚さ1.5μmのCu−
In/Se分散めっき層3を得た。このCu−In/S
e分散めっき層3を分析したところ、原子%で Cu:In:Se=33:37:30 であった。
【0070】次に、実施例1と同様に、Seガスを含む
雰囲気中で熱処理して、図1(c)に示すように、Cu
InSe2 膜4に転換する。これにより実施例1と同等
の太陽電池が得られた。
【0071】(実施例6)実施例5と同じCu−In/
Se分散めっき浴を作る。実施例5と同様に、攪拌機は
作動させないでSe粉末をめっき槽の底部に沈殿させて
おく。この状態でガラス基板1の上にCr膜5、Mo膜
2を形成したものをめっき浴に入れ被めっき体とする。
CuとInの両方が析出するように、被めっき体の電圧
を─1.0Vに設定し、電流密度を0.7A/dm2
保って1分間めっきを行い、図3(a)に示すような厚
さ0.2μmのCu−In合金層8をMo膜2の上に形
成した。Cu−In合金層8中のSe量を分析したが、
Seは検出されなかった。
【0072】次に、攪拌機を作動させて、単位時間当た
りの流量3リットル/分で攪拌してめっき槽の底部に沈
殿していたSe粉末を浮き上がらせてめっき液中に分散
させ、この状態で被めっき体の電圧を−1.5Vに下
げ、電流密度3A/dm2 で5分間めっきを行い、図3
(b)に示すように、厚さ1.5μmのCu−In/S
e分散めっき層3をCu−In合金層8の上に形成し
た。このCu−In/Se分散めっき層3を分析したと
ころ、原子%で Cu:In:Se=32:39:29 であった。
【0073】次に、実施例1と同様に、Seガスを含む
雰囲気中で熱処理して、図1(c)に示すように、Cu
InSe2 膜4に転換する。これにより実施例3と同等
の太陽電池が得られた。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、モリ
ブデン導電膜と銅−インジウム−セレン分散めっき層と
の間に導電性中間層を設けたので、モリブデン導電膜と
セレンとが直接接触するのを防ぎ、モリブデンとセレン
とが反応するのを阻止し、銅−インジウム−セレン合金
層が剥がれるのを防止することができ、歩留りを上げ、
コストを低減した太陽電池を得ることができる。
【0075】本発明では、銅イオンとインジウムイオン
との還元電位が異なることを利用して印加する電位を変
えることにより一つのめっき槽、一種類のめっき液で銅
層と銅−インジウム−セレンめっき層とを形成できるよ
うにしたので、めっき装置の設備費が安くつき、設備設
置面積が広くならず、かつ工数も低減することができ、
低コストで太陽電池を製造することができる。
【0076】銅イオンとインジウムイオンとの還元電位
が異なることを利用するめっき方法は、太陽電池の製造
のみならず、一般の銅−インジウムめっきに適用でき、
設備費、設備設置面積、工数を低減することができ、低
コストでめっきを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池の製造方法の第1の実施例を
説明するための工程順に示した断面図である。
【図2】本発明の太陽電池の製造方法の第2の実施例を
説明するための工程順に示した断面図である。
【図3】本発明の太陽電池の製造方法の第3の実施例を
説明するための工程順に示した断面図である。
【図4】本発明の分散めっきに使用するめっき浴の側面
図である。
【図5】還元電位差によるCuとCu−Inの析出開始
の差を説明する図である。
【図6】被めっき体の電位とCuおよびCu−Inの析
出量との関係を説明する図である。
【図7】設定電位と析出するCu/In比との関係を説
明する図である。
【図8】Cu−In/Se分散めっきにおける攪拌流量
とSe析出量との関係を示す図である。
【図9】従来の太陽電池の製造方法の第1の例を説明す
るための工程順に示した断面図である。
【図10】従来の薄膜太陽電池の製造において実施する
熱処理条件を示す温度プロファィル図である。
【図11】従来の太陽電池の製造方法の第2の例を説明
するための工程順に示した断面図である。
【図12】従来の太陽電池の製造における不良発生の機
構を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 Mo膜 3 Cu−In/Se分散めっき層 4 CuInSe2 合金層 5 Cr層 6 Cu層 7 In層 8 Cu−In合金層 11 めっき槽 12 めっき液 13 被めっき体 14 対向電極 15 ポテンシオスタット RE 参照電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に設けられたモリブデン導電
    膜の上に銅−インジウム−セレン合金層を吸収層として
    有する太陽電池において、 前記モリブデン導電膜と銅−インジウム−セレン合金層
    との間にモリブデンとセレンとの反応を阻止する導電性
    中間層を設けたことを特徴とする太陽電池。
  2. 【請求項2】 前記導電性中間層が銅層であることを特
    徴とする請求項1記載の太陽電池。
  3. 【請求項3】 前記導電性中間層がインジウム層である
    ことを特徴とする請求項1記載の太陽電池。
  4. 【請求項4】 前記導電性中間層が銅−インジウム合金
    層であることを特徴とする請求項1記載の太陽電池。
  5. 【請求項5】 銅イオンとインジウムイオンとを溶解さ
    せた溶液にセレン粒子を添加しためっき液にモリブデン
    導電膜を表面に有する基板を浸漬する工程と、 前記セレン粒子が沈殿している状態で、前記モリブデン
    導電膜に銅のみが析出する電位を印加して前記モリブデ
    ン導電膜の上に銅層を形成する工程と、 前記めっき液を攪拌して前記セレン粒子が前記めっき液
    中に分散した状態で、前記モリブデン導電膜に銅とイン
    ジウムが析出する電位を印加して前記銅層の上に銅−イ
    ンジウム−セレンめっき層を形成する工程と、 熱処理して少なくとも前記銅−インジウム−セレンめっ
    き層を銅−インジウム−セレン合金層に変換する工程と
    を備えたことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  6. 【請求項6】 銅イオンとインジウムイオンとを溶解さ
    せた溶液にセレン粒子を添加しためっき液にモリブデン
    導電膜を表面に有する基板を浸漬する工程と、 前記セレン粒子が沈殿している状態で、前記モリブデン
    導電膜に銅とインジウムが析出する電位を印加して前記
    モリブデン導電膜の上に銅−インジウム合金層を形成す
    る工程と、 前記めっき液を攪拌して前記セレン粒子が前記めっき液
    中に分散した状態で、前記モリブデン導電膜に銅とイン
    ジウムが析出する電位を印加して前記銅−インジウム合
    金層の上に銅−インジウム−セレンめっき層を形成する
    工程と、 熱処理して少なくとも前記銅−インジウム−セレンめっ
    き層を銅−インジウム−セレン合金層に変換する工程と
    を備えたことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  7. 【請求項7】 銅イオンとインジウムイオンとを少なく
    とも含むめっき液に導電膜を表面に有する基板を浸漬す
    る工程と、 銅のみが析出する電位を前記導電膜に印加して前記導電
    膜の上に銅層を形成する工程と、 銅とインジウムが析出する電位を前記導電膜に印加して
    前記銅層の上に銅−インジウムを少なくとも含むめっき
    層を形成する工程とを備えたことを特徴とするめっき方
    法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001007360A (ja) * 1999-05-10 2001-01-12 Ist Inst Fuer Solartechnologien Gmbh Ib−iiia−via族化合物半導体ベースの薄膜太陽電池素子およびその製造方法
KR101221394B1 (ko) * 2011-04-11 2013-01-16 (주) 다쓰테크 Cigs태양전지 제조 방법
JP2013506991A (ja) * 2009-09-30 2013-02-28 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 太陽光発電装置及びその製造方法
JP2014096569A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Korea Institute Of Science And Technology 銅・インジウム・ガリウム・セレニウム(cigs)または銅・亜鉛・錫・硫黄(czts)系薄膜型太陽電池及びその製造方法
JP2015505156A (ja) * 2011-12-05 2015-02-16 エヌウイクスセーイエス 光起電力電池におけるi−iii−vi2族層と裏面コンタクト層の間の改善された接合部

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