JPH0810608A - 異種粉粒体の同時供給装置、及び、異種粉粒体の同時供給装置を用いた模様入り成形体の成形方法 - Google Patents

異種粉粒体の同時供給装置、及び、異種粉粒体の同時供給装置を用いた模様入り成形体の成形方法

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JPH0810608A
JPH0810608A JP17160894A JP17160894A JPH0810608A JP H0810608 A JPH0810608 A JP H0810608A JP 17160894 A JP17160894 A JP 17160894A JP 17160894 A JP17160894 A JP 17160894A JP H0810608 A JPH0810608 A JP H0810608A
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cylinder
pattern
inner cylinder
powder
contour
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JP17160894A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Uchida
宏之 内田
Mitsuhiro Onuki
光洋 大貫
Hideo Watanabe
秀男 渡辺
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C C A KK
Original Assignee
C C A KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート成形体、その他の成形体の表面
の一部、又は全面に表われる模様を所定の厚さの模様層
により表現し、模様の磨滅、消失を無くする。 【構成】 表現する模様の境界に沿う模様輪郭筒11
と、該輪郭筒の上に設けられて筒内の模様空間に粉粒体
Aを供給するゲート付きの内筒10と、模様輪郭筒の外
を囲む模様空間に粉粒体Bを供給する外筒40を備え、
内筒と外筒の少なくとも一方が伸縮もしくは上下動可能
で、模様輪郭筒の内側の模様空間には内筒のゲートを開
いて粉粒体Aを供給し、模様輪郭筒の外を囲む模様空間
には内筒と外筒の伸縮もしくは上下動に伴う内筒底面と
外筒底面の高低差により生じた開口から粉粒体Bを供給
する異種粉粒体の同時供給装置の模様輪郭筒を基準面1
上に配置し、模様輪郭筒11の内側の模様空間に粉粒体
Aを供給し、模様輪郭筒の外を囲む模様空間に異なる粉
粒体Bを供給して基準面上から模様輪郭筒を除き、その
ままか、もしくは、重ねた裏打ち層と一体に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、異種粉粒体の同時供
給装置、並びに、異種粉粒体の同時供給装置を用いた模
様入りコンクリート成形体、模様入り人造石成形体、模
様入りセラミックス成形体の燒結用素地、模様入りセラ
ミックス成形体、金属成形体、厚塗り塗装成形体、プラ
スチック成形体、成形食品など、模様入り成形体の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば舗装ブロックの表面の一部に横断
歩道、一時停止等の交通標識の模様を表現したり、表面
全面に模様を表現する場合、従来はペイント等の塗料で
画くか、象嵌によるしか方法がなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、舗装ブロック
の表面の一部や全面に画かれた模様は、その上を歩く人
の履物の底や、その上を走る自動車などの車輪で擦ら
れ、短期間のうちに磨滅してしまうので頻繁に画き直す
ことが必要で、それに非常に手数を要する。又、象嵌に
よる方法は製造に手数を要し、コストが非常に嵩む。そ
こで本発明は、異種粉粒体の同時供給装置を用い、前述
した各種成形体の表面の一部又は全面に表われる模様
を、所定の厚さの模様層により表現することを目的に開
発したのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の異種粉粒体の
同時供給装置は、表現する模様の境界に沿う模様輪郭筒
と、該輪郭筒の上に設けられて筒内に粉粒体Aを供給す
るゲート付きの内筒と、模様輪郭筒の外を囲む空間に粉
粒体Bを供給する外筒を備え、内筒と外筒の少なくとも
一方が伸縮もしくは上下動可能で、模様輪郭筒の内側の
模様空間には内筒のゲートを開いて粉粒体Aを供給し、
模様輪郭筒の外を囲む模様空間には内筒と外筒の伸縮も
しくは上下動に伴う内筒底面と外筒底面の高低差により
生じた開口から粉粒体Bを供給することを特徴とする。
請求項2の模様入り成形体の製造方法は、表現する模様
の境界に沿う模様輪郭筒と、該輪郭筒の上に設けられて
筒内の模様空間に粉粒体Aを供給するゲート付きの内筒
と、模様輪郭筒の外を囲む模様空間に粉粒体Bを供給す
る外筒を備え、内筒と外筒の少なくとも一方が伸縮もし
くは上下動可能で、模様輪郭筒の内側の模様空間には内
筒のゲートを開いて粉粒体Aを供給し、模様輪郭筒の外
を囲む模様空間には内筒と外筒の伸縮もしくは上下動に
伴う内筒底面と外筒底面の高低差により生じた開口から
粉粒体Bを供給する異種粉粒体の同時供給装置の模様輪
郭筒を基準面上に配置し、模様輪郭筒の内側の模様空間
に粉粒体Aを供給し、模様輪郭筒の外を囲む模様空間に
異なる粉粒体Bを供給して基準面上から模様輪郭筒を除
き、そのままか、もしくは、重ねた裏打ち層と一体に成
形することを特徴とする。
【0005】
【実施例】本発明による請求項1の異種粉粒体の同時供
給装置は、様々な模様輪郭筒、様々な機構や部材の組み
合わせや、補助部材、補助装置あるいは各種の位置決め
装置等との組み合わせにより、様々な異種粉粒体の同時
供給装置とすることが可能で、どの様な装置とするかは
任意で、例示の異種粉粒体の同時供給装置に限定されな
いが、説明の都合上、図1から図20の例について説明
する。
【0006】図1〜3の異種粉粒体の同時供給装置は、
粉粒体を入れる容器とする同心状に配置した内筒10と
外筒40の二重の円筒をベースにし、外筒のドーナツ状
底面40´の内周の開口に内筒を摺動可能に嵌合して一
部を伸縮もしくは上下動可能とし、内筒と外筒の動きに
伴い内筒の内部と、内外両筒の間に入れた異なる粉粒体
A,Bを同時に排出して基準面1上に供給可能とした装
置で、内筒の下端に内筒の断面より小さな模様輪郭筒1
1を下向きに着脱可能に取り付け、内筒の内部下方にゲ
ート部50を構成するドーナツ状の弁座51を設けると
ともに、該弁座の内周の開口に上方より弁棒53で吊り
下げた円錐形のゲート弁52を通す。弁棒53は外筒の
上端に取り付けた十字形の支持部材41の中央の交点部
に固定してゲート弁52を外筒と一体に繋げ、内筒の上
端4か所に上向きに取り付けたガイド棒12に螺旋バネ
13を嵌め、このガイド棒を十字形の支持部材41の各
辺の中央部に設けた孔に下から上に貫通させ、螺旋バネ
を内筒と十字形の支持部材の間で反発するよう働かせる
ために、孔を上に貫通したガイド棒の上端部を支持部材
41の孔径より幅広に圧縮変形して固定し、これにより
螺旋バネ13で内筒を下向きに付勢し、常態では弁座5
1の開口を円錐形のゲート弁52に上から押付けてゲー
ト部50を閉じ、同時に内筒10の下端部で外筒の底面
40´の開口を閉じ(図3イ)、内筒の内部の粉粒体A
と内外両筒の間の粉粒体Bの流出を阻止する。粉粒体
A,Bを供給するには、外筒を持ち、模様輪郭筒11の
下端を基準面1に押付け、螺旋バネ13に抗してより下
がって内筒を上昇させる(図3ロ)。これにより内筒の
下端は外筒の底面40´から上に離れるので、底面40
´の開口から粉粒体Bが基準面に流出する。同時に内筒
の弁座51も上昇してゲート弁52から上に離れるので
粉粒体Aは弁座51の開口、模様輪郭筒11を通って基
準面に流出する。従って、模様輪郭筒の内形が星形であ
ると、図4に示すように粉粒体Aによる星形模様と、そ
の回りを粉粒体Bが囲む粉粒体層が基準面上に生じる。
外筒を引上げ、模様輪郭筒を基準面から離すと、粉粒体
A,Bの流出を阻止する元の状態に復帰する(図3
ハ)。この実施例では模様輪郭筒を取り付け易くするた
めにゲート部50から離して設けたが、後述の図13,
20のようにゲート部を構成する弁座の下に直接模様輪
郭筒11を着脱可能に取り付けてもよく、ゲートの形状
により、模様輪郭筒の仕切り間隔に直接粉粒体を供給す
るように設けてもよい。尚、外筒40の内周(又は内筒
の外周)には内筒の外周(又は外筒の内周)に摺接する
放射状のガイド42を設けることが好ましい。
【0007】図1〜3の装置のゲート部のみを変更し、
様々なゲートと組み合わせることにより、非常に多くの
装置が可能となるが、例えば、図5〜7の装置ではゲー
ト部50を蝶番式とし、外筒を持って模様輪郭筒を基準
面に押付け、バネ13に抗して内筒を上昇させると、外
筒の上端に付けられた十字形の支持部材41から下がっ
た弁棒53により蝶着した方形の2つの底蓋54,54
が突き下げられて開いたり(図7イ)、螺旋バネの復元
力で引いて閉じたり(図7ロ)する仕組みになってい
る。蝶番部分は図8のようにバネ式等のものとしてもよ
い。この様にゲート部の形状や方式には様々なものを用
いることができ、ボール弁、バタフライ弁、チョーク
弁、シリンダー弁、スリットゲート、ピンチゲート等も
用いることが出来、限定されない。
【0008】図9,10の装置は二重の円筒をベースに
したほぼ同様の装置であるが、内筒の上昇により円錐形
のゲート弁が内筒と連動して下向きに動く仕組みになっ
ている点が異なる。図1〜8の装置では、円錐形のゲー
ト弁を吊り下げている弁棒53は外筒40と一体に固定
され、内筒が上昇しても静止していたが、本例の弁棒5
3は、外筒の上部に並行に取り付けられた4つの支持部
材43の内側の2つの支持部材の中央を支点とする左右
1組の蝶番式アーム部材55,55の枢軸に、Y形に取
付け、左右1組のアーム部材の反対の端は、外筒上部に
付けられた残りの2つの支持部材43の中央の孔を貫い
て上方に突き出た内筒上部の2つのガイド棒12に長孔
を嵌めて摺動可能にすると共に、ガイド棒の上端部には
長孔に下から接触してアーム部材55,55を突き上げ
る鍔56,56が設けてある。内筒上部の2つのガイド
棒12には、図1と同様に、螺旋バネ13を嵌め、支持
部材43を介して内筒10を押下げ、常態では内筒10
の下端部で外筒の底面40´の開口を塞ぐと共に、ゲー
ト弁52で弁座51の開口を下から塞ぐ(図10イ)。
模様輪郭筒の下端を基準面1に当接し、螺旋バネ13に
抗して内筒を上昇させると、外筒の底面40´の開口は
開き、同時にガイド棒の鍔56,56がアーム部材5
5,55を突き上げてV形にするのでゲート弁52は下
降し、弁座51の開口は開く(図10ロ)。従って粉粒
体A,Bからなる粉粒体層を成形できる。
【0009】図11の装置は図9,10の装置と同様に
円錐形のゲート弁が内筒と連動して積極的に動くが、こ
の実施例では内筒とゲートの開閉棒がマングルギアで結
ばれ連動して動くようになっている。外筒40の上部に
取り付けた十字形の支持部材41から下げて取付けた2
つの歯車57,57の中央に挟まれた位置に弁棒53の
上部の歯58があって歯車と噛合い、そこから上にのび
た開閉棒は外筒上部の支持部材41、その上の螺旋バネ
13を貫いたところで、ストッパー用のリング部材59
で留められている。外筒の上部の支持部材41に取り付
けた2つの歯車57,57の外側に内筒10の内側の歯
14,14が噛み合わさってマングルギアを構成し、外
筒を持って模様輪郭筒11を基準面に押付けると、内筒
は上昇して外筒の底面40´の開口を開き、内筒の上昇
で回転するマングルギアは弁棒53を下げてバネ13を
圧縮しつゝゲート弁52を開く(図11ロ)。模様輪郭
筒を基準面から上に離すと、バネ13の復元力で内筒と
ゲート弁は元の位置に戻る(図11イ)。尚この実施例
では、下降したゲート弁52は模様輪郭筒の上端を塞ぐ
ので、該輪郭筒の回りに粉粒体Bが供給され、輪郭筒を
基準面から上に離す際に模様輪郭筒から粉粒体Aが供給
される。
【0010】図12の装置は、内筒の下部にゲートを開
閉する仕組みや、復元力源をまとめて組み込んだ点が、
これまでの実施例とは異なる。図12では、内筒10を
上部内筒10aと下部内筒10bの2つに分け、上部内
筒は外筒40と放射状の連結部材44により一体に固定
し、上部内筒の下方を二重の筒の鞘15にして内部にコ
イルバネ16を収容すると共に下部内筒の上部を下から
嵌収め、鞘をガイドにして下部内筒を上下動可能にす
る。下部内筒の底部に模様輪郭筒11と、ゲート部50
を動かすための内向きの突起17を筒の内側2ヵ所に設
け、この突起が鞘15の内側に突出するよう鞘の内側に
縦長孔18を形成する。そして、上部内筒内の下方の弁
座51に蝶着した左右2つの底蓋54の先と鞘15の下
端内側との間で反発するようにに取付けたくの字形に曲
がることができる蝶番式の棒バネ60,60の屈曲部に
設けた支点のピン61に前記突起17を下から係合させ
る。下部内筒はコイルバネ16で下向きに付勢されてい
るが、その模様輪郭筒11の下端を基準面に押付け、付
勢に抗して上昇させると、下部内筒の下端は外筒の底面
から上に離れて開口を開き、同時に一体に上昇する突起
17は棒バネ60の支点のピン61を上に押し、逃げ場
の無い蝶番式の棒バネはくの字に折り曲がりながら底蓋
54を引き下げて弁座51の開口を開き(図12ハ)、
粉粒体A,Bは流出する。模様輪郭筒を基準面から上に
離すと、コイルバネ16と棒バネ60の反力で下部内筒
が下がると同時に底蓋も閉まり、粉粒体の流出は阻止さ
れる(図12ロ)。尚、外筒の下端には下部内筒の下端
を受止めるストッパ45を着脱可能に取付け、内形の違
った模様輪郭筒を使用するときはストッパを外し、下部
内筒ごと取替える。
【0011】同様に、内筒の下部にゲートを開閉する仕
組みや、復元力源をまとめて組み込んだ装置としては、
様々な形式のものが可能であり、例示のものに限定され
ない。例えば、図13の装置は、図12と同じように、
内筒を外筒と連結部材44により一体に固定した上部内
部10aと、上部内筒の内周に下から嵌合する下部内筒
10bに分け上部内筒の下端より少し上に下向きのテー
パを有する漏斗部材を設けて漏斗部材の下端を上部内筒
の下端より下に突出させる。下部内筒は模様輪郭筒を下
向きに取付けた下部内筒の底面の弁座51の内周を、半
円形の二つのゴム片からなるゴム製ゲートを取り付けて
塞ぐ。下部内筒の内部には、該筒の高さより高く、上部
内筒に下から組み込み可能な径と高さのコイルスプリン
グ21を入れ、下部内筒を上部内筒に下から嵌合し、外
筒の底面にその開口から内向きに張出すストッパー45
を着脱可能に取付けて下部内筒が脱落するのを防止す
る。これにより模様輪郭筒を下向きに有する下部内筒は
コイルスプリング21で下向きに付勢される。外筒を手
で持つか、各種位置決め装置等に支持させて、模様輪郭
筒11を基準面に押付けるとコイルスプリングの付勢に
抗して下部内筒は上昇し、外筒の底面40´の開口を開
き、同時にゴム製ゲートは図13(ハ)のように漏斗部
材19で押し広げられて開き、内筒の内部の粉粒体Aは
漏斗部材、模様輪郭筒を通って基準面1に流出し、内筒
と外筒の間の粉粒体Bは粉粒体Aの回りに流出する。こ
の場合、図14のように、下部内筒の上にコイルスプリ
ング2、その上にゲート部を構成する漏斗部材19を重
ね、下部内筒と漏斗部材の周縁部を上下方向に複数本の
ばね22などで連結して1つのユニットにまとめ、これ
を上部内筒下方のドーナツ部材23に当たるまで筒内に
下から嵌め入れ、外筒の底面40´にストッパ45を取
付けて脱落を防止することにより着脱可能に固定しても
よく、ユニット化することは修理や、内形の違う模様輪
郭筒を有するものとの交換がしやすく便利で好ましい。
ユニット化はこれに限定されず、様々な、ゲートや復元
力源や駆動源との組み合わせでも可能である。
【0012】図15の装置は、上部と下部の双方にゲー
トを開閉する仕組みや復元力源を分けて組み込んだ装置
の例である。図12,13,14と同じように、上部内
筒10aと下部内筒10bの2つに分け、上部内筒は外
筒40と連結部材44により一体に固定し、上部内筒の
下方を二重の筒の鞘15にして下部内筒の上部をコイル
バネ16とともに図12のように組み込んで収め、下部
内筒にゲート部50を動かすための横棒24を筒の内部
を横切るように設け、この横棒が鞘の内側の縦長孔18
を上下して上部円筒の弁座51に嵌合する逆円錐形のゲ
ート弁52を開閉作動する。ゲート弁は中空で、その内
部には板バネ62を組み込み、常時は図15(イ)のよ
うに弁座の開口を閉じているが、模様輪郭筒11を基準
面に押付け、コイルバネ16に抗して下部内筒を上昇さ
せると、横棒24も一体に上昇してゲート弁52を弁棒
53沿いに押上げ、弁座の開口を開く。この際、板バネ
62は弁棒で突き下げられてV形に変形するので、模様
輪郭筒を基準面から上に離すと、板バネ62の弾性復元
力でゲート弁は弁座の開口を塞ぎ、コイルスプリング1
6によって下部内筒は元通り下降する。
【0013】図16の装置は、異なる駆動源を組み込ん
だ装置の例で、ゲート部の駆動源として電磁力を用い
る。図15と同じように、内筒を上部内筒10aと下部
内筒10bの2つに分け、上部内筒は外筒と連結部材4
4により一体に固定し、上部内筒の下方を二重の筒の鞘
15にして下部内筒の上部をコイルバネ16と共に図1
5のように組み込んで収め、上部内筒の上端部には十字
形などの支持部材46を設けてソレノイド63を取付
け、下端にゲート弁52を取付けた弁棒53の上端部を
ソレノイド63に連結し、ソレノイドの励磁で弁棒5
3、ゲート弁52には突き下げられるようにする。上部
内筒の弁座51の下には上記ソレノイドを作動するリミ
ットスイッチ64を設け、下部内筒にはリミットスイッ
チを作動する突起65を設け、この突起65が鞘の内側
の縦長孔を上下できるようにする。尚、常態では円錐形
のゲート弁52はソレノイド63の付勢により弁棒53
を介して引き上げられ、弁座51の内周を下から塞ぐ
(図16イ)。模様輪郭筒11を基準面1に押付け、コ
イルバネ16に抗して下部内筒を上昇させると、外筒の
底面40´の開口は開き、同時に一体に上昇する突起6
5がリミットスイッチ64を作動するのでソレノイド6
3は励磁され、弁棒53、ゲート弁52を突き下げ、弁
座51の開口は開く(図16ロ)。尚、45は下部内筒
が外筒から下に脱落するのを防止するため外筒の底面着
脱可能に取付けたストッパを示す。図17の装置は、図
1の装置のゲート部のゲート弁52をソレノイド63で
開閉するようにしたもので、内筒の上端には十字形の支
持部材46を設け、図16と同様に支持部材24に取付
けたソレノイド63に弁棒53の上端を連結する。そし
て、リミットスイッチ64は外筒の支持部材41に取付
けてある。この実施例でもゲート弁52はソレノイド6
3の付勢で弁座51の開口を下から塞いで居り、模様輪
郭筒を基準面に押付けて内筒を上昇させると、外筒の底
面40´の開口は開き、同時に内筒の上端に上向きに設
けた突起65が下からリミットスイッチ64を作動する
と、ソレノイドは弁棒53、ゲート弁52を突き下げ、
弁座51の開口は開く。尚、これらの場合には、ゲート
を電気やエアーや油圧など異なる駆動源より動かすよう
に組み合わせるので、ゲートの形式や方法に、コーンゲ
ートや蝶番式のゲートの他、ボール弁、バタフライ弁、
チョーク弁、シリンダー弁、スライドゲート、スリット
ゲート、ピンチゲート等様々なものを用いることが出来
る。例えば、駆動源としてステッピングモーター等を用
い、内筒底面板の孔と回転円盤の孔とを位置合わせする
仕組みのゲートとしてもよい。
【0014】図18の装置は、全てを駆動源より作動さ
せる装置の例である。模様輪郭筒11を基準面に押付け
ると内筒底面と模様輪郭筒11との間に設けた感圧スイ
ッチ66に連動し、内筒10の上端上に固定した油圧シ
リンダー67,68が外筒40とゲートの弁棒53を押
し下げてる(図18ロ)。これにより外筒の底面40´
は内筒の底面から下がり、外筒の底面の開口から粉粒体
Bを模様輪郭筒11の回りの基準面1上に供給され、同
時に、弁棒53が内筒の弁座51を塞ぐ底蓋54,54
を押し下げて弁座の開口を開き、内筒内の粉粒体Aが模
様輪郭筒11を通って基準面上に供給される。従って、
模様輪郭筒を基準面から上に離すと基準面上に粉粒体A
と粉粒体Bとによる模様輪郭筒の形をした模様入りの粉
粒体層が形成され、同時に油圧シリンダ67,68の復
元力で、外筒、弁棒は上昇し、元に戻る。この場合、様
々な駆動源、様々なゲート、様々なスイッチ等の組み合
わせにより、色々な方式が可能で、各種位置決め装置と
組み合わせた場合には、生産性を考慮して選択すればよ
い。
【0015】請求項1の異種粉粒体の同時供給装置は、
様々な形状や方式の模様輪郭筒、供給槽、ゲートあるい
は位置決め装置、コンピューター等、各種補助具等を用
いることが可能で、さらには、他の補助装置等との組み
合わせが可能であり、どの様な装置とするかは任意であ
り、例示のものに限らず、様々な方法と組み合わせよ
り、様々な装置とすることが出来る。いずれの場合も、
装置の材料は、所定の形状を保つことが出来ればどの様
なものでもよいが、模様輪郭筒の材料としては、金属、
セラミックス、ゴム、合成ゴム、プラスチック、紙、不
織布、編織布、木等を用いることが出来、粉粒体を区劃
出来る硬さがあればどの様なものでもよく、内筒や、外
筒の材料としては、金属、セラミックス、ゴム、合成ゴ
ム、プラスチック、紙、不織布、木等を用いることが出
来、内、外筒については、図12〜16のように筒の下
部に主要な機構部分を組み込んだ場合は、上部を編織布
やシートなどの柔軟性を有する材料にしてもよい。いず
れの場合も、内筒や外筒の形状は、円筒形に限らず、三
角筒、四角やその他の多角形の筒、あるいは、楕円形の
もの等様々な形状のものを用いることが出来る。外筒や
内筒の底面板は、水平である以外に図19イ,ロ,ハの
ように角度をつけてもよいが、図19イのように外筒の
底面20´を模様輪郭筒の外周へ向けて下向きに傾斜さ
せると、複雑な模様輪郭筒の場合でも、模様の輪郭を形
成する模様輪郭筒の外周下端部へ粉粒体Bをが供給で
き、しっかりと模様入りの粉粒体層が形成されるので、
望ましい。又内筒や外筒の一方、若しくは双方の内部に
図20のように仕切板25を設け、異なる粉粒体を入れ
ると部分的に色、艶、肌合いの異なる材料が混ざり合
い、グラデーション模様を入れることができる(図20
ハ)。この図20の装置は、前述の図13と同様に漏斗
部材19で押し開かれるゴムゲート20を備えている。
そして、内筒の底面で構成された弁座51の開口の回り
には間隔を保って多数のピン26を下向きに取付け、こ
のピン群によって模様輪郭筒11を形成してある。模様
輪郭筒をこのようにピンなどで不連続に構成すると、模
様輪郭筒内に供給された粉粒体Aと、該筒の回りに供給
された粉粒体Bが模様の輪郭部分で混ざり合い、独特な
表現が行える。いずれの場合も、模様輪郭筒11は図9
などのように連続したものでも、図20のように不連続
のものでもよく、異なる材料を所定の形状に区劃出来る
ものであればどのようなものでもよく、不連続の場合は
混ざり合ってぼやけた線で表現出来る。又、模様輪郭筒
は、固定式でも可変式でもよく、可変式の場合は、表現
する模様に合わせて曲げたりすることが出来るものが望
ましい。又、その他の様々な変形可能又は可動式の模様
輪郭筒や、様々な形状の開口とすることにより、より複
雑な表現が可能となる。いずれの場合も、模様輪郭筒
は、図9,11のように固定式でも、図3,5,7のよ
うに着脱式でもよく、着脱の方法も、磁力式、フック
式、嵌合式、ネジ式、粘着式等いずれの方法でもよく、
限定されない。模様輪郭筒が弾性を有しない材料の場合
などは、模様輪郭筒が基準面と接してハッキリ区劃出来
るように、下端部に弾性体を有するゴム等を付けたり、
塗り付けたりしておくとよい。さらに、図3の場合のよ
うに模様輪郭筒の取り付けはゲート部と離して設けて
も、ゲート部を構成する弁座等に直接模様輪郭筒を取り
付けてもよく、ゲート部の形状により、模様輪郭筒の形
状に応じて選択して設ければよい。模様輪郭筒の高さ
は、供給する粉粒体の厚さと同じか、高いものを用いる
ことが好ましく、必要な粉粒体層の厚さに応じ、かつ、
装置の形状や方式に応じて決めればよい。尚、粉粒体を
基準面上に供給する厚さは、模様輪郭筒の高さや形状、
あるいはゲート部の形式や開口の大きさを変えること等
により、任意にかえることができる。ゲートの形式につ
いては、図3,図15などの円錐形のゲート弁や図5,
図8などの蝶番式の底蓋の他、ボール弁、バタフライ
弁、チョーク弁、シリンダー弁、スライドゲート、スリ
ットゲート、ピンチゲート等も用いることが出来、ネジ
や電気的な方法で供給量を調節出来るものや、内筒や外
筒を複数に仕切った上で、複数の粉粒体を入れることが
出来るようにしてそれぞれにゲートを設け、さらに、い
ずれを供給するか、機械的もしくは電機的に切替え可能
なゲートとしても良く、これらに限らずゲートの形状や
方式には様々なものを用いることが出来る。また、スイ
ッチは、感圧式のもや機械接点式のもの等を用いること
が出来、限定されない。図10,11や、図16,17
のように積極的にゲートを動かすと、内筒の供給量と、
外筒の供給量を変えることが出来るので、内筒と外筒と
からの供給バランスを調節しやすくなる。いずれの場合
も、駆動力源、復元力源等として、板バネ、コイルバネ
等のバネ類や天然ゴム、合成ゴム等の弾性体、電動モー
ターや油圧等の回転駆動源、静電気モーターやリニアモ
ーター、油圧、空圧等のリニア駆動源等を用いることが
出来、さらに、これらを組み合わせた装置としてもよ
い。尚、これらの駆動力源、復元力源等は図16,1
7,18のように、筒の上部に組み込んでも、図12,
13のように筒の下部に組み込んでも、あるいは筒の中
央部に組み込んでも、又、筒の外部に組み付けても、い
ずれでもよい。いずれの場合も、外筒を手で持って供給
するだけでなく、各種位置決め装置に取り付けたり、多
関節ロボットに持たせたりして組み合わせてもよく、
又、複数の模様輪郭筒を交換出来るようにしたり、もし
くは、複数台を位置決め装置に組み込んで、多種のカラ
ー供給が出来たり、複数の模様を同時に表現できるよう
にした多種の模様輪郭筒を有し多種の模様が表現可能な
装置としてもよい。さらに、コンピューターと連動し
て、模様輪郭筒により表現される模様を組み合わせ、小
さな模様の集合による大きな模様を表現すること出来よ
うな装置としてもよい。いずれの場合においても、位置
決め装置としては、図21のような直角座標ロボット3
0や、門形フレームの他に、平行移動位置決め装置、直
角座標位置決め装置、多関節ロボット、円筒座標ロボッ
ト、極座標ロボット等の各種の位置決め機械装置を用い
ることが出来る。いずれの装置にも、必要に応じ、振動
装置、静電除去装置等の補助装置や、各種の補助具等を
付けるとよい。元の供給槽からの外筒や、内筒への粉粒
体の供給は、バッチ式で供給しても、パイプコンベア等
で定量づつ供給してもよいし、エアー圧送等やその他の
方法でもよい。さらに、連続カラー調合装置と組み合わ
せ、カラーを変えた材料を供給することも出来る。基準
面1としては、型枠底板、シート、ベルト、板などどの
様なものでもよく、複動式等のプレス底板を基準面とし
てもよいし、基準面としてコンベア上に載せた型枠底板
をもちいてもよく、さらには、ベルトコンベア上などエ
ンドレスのものを基準面としても良い、又、粉体層をそ
のまま、もしくは反転してボードやシート等を基準面と
して上に該粉体層を載せてもよく、装置として、組み合
わせ易いものを選択して組み上げれば良い。さらに、基
準面に不織布、編織布、紙等で通気性や通液性さらには
吸液性のものを用いると、脱気を助け、余剰の液を取り
除くので、成型体の強度や均一性を確保する上で望まし
い。いずれの場合においても、複動プレス等の下のプレ
ス板を基準面型枠底板として用い、プレス板上に模様を
表現後に一体に加圧成形すると、粉粒体層に触れること
なく模様を表現できる。又、ロールプレスのロール面上
等どの様ないずれの面を基準面としてもよく、さまざま
な加圧装置と組み合わせて使用することが出来る。又、
連続成形して、大きく複数個分一体に成形して固めた
後、一個毎にカットしてもよい。
【0016】本発明による請求項2の方法で、模様入り
成形体を成形するには、様々な模様輪郭筒を各種の異種
粉粒体の同時供給装置に取り付けて用いることにより、
様々な模様の入った成形体の成形が可能であり、例示の
成形体に限定されないが、説明の都合上、図22から図
24について説明する。尚、基準面上に層着する粉粒体
は、絶乾から水、油、潤滑結合剤、溶剤、硬化剤、可塑
剤の1種以上を含んでいても、水、油、潤滑結合剤、溶
剤、硬化剤、可塑剤のいずれかで練り混ぜられて居ら
ず、容易にほぐして供給できるドライなものを使用す
る。
【0017】図22の成形体は、白地に青の星の模様が
入った成形体で、請求項2の方法によりこの成形体を成
形するには、どの様な異種粉粒体の同時供給装置を用い
ても可能であるが、例えば、図1〜3の異種粉粒体の同
時供給装置を用い、星形を表現する連続した模様輪郭筒
11を取り付け、青のドライな粉粒体Aを内筒の中に、
白のドライな粉粒体Bを外筒と内筒の間に入れて外筒を
手で持ち、基準面として粉粒体を供給する型枠底面板上
に模様輪郭筒11の下端を押しつけ(図3ロ)、内筒底
面と外筒底面との間に生じた高低差による外筒の底面4
0´の開口から白の粉粒体Bを模様輪郭筒を囲む模様空
間に供給し、同時に、外筒と一体に固定された円錐形の
ゲート弁52が下がって弁座51の開口が開き、模様輪
郭筒の内側の模様空間に青の粉粒体Aを供給し、模様輪
郭筒を基準面より取り除くと(図3ハ)、図22のよう
に底面板上に白と青の粉粒体による星形模様入りの粉粒
体層が形成され、該粉粒体層の回りで型枠内の残りの空
間に所定量の白色材料を適当な方法で充填し、一体に固
めて脱型する。
【0018】図23の成形体は、表面が白地に青の星の
模様が入った層、裏面が表面の青色と同じ青色の裏打ち
層の成形体で、請求項2の方法によりこの成形体を成形
するには、どの様な異種粉粒体の同時供給装置を用いて
も可能であるが、例えば、図9の異種粉粒体の同時供給
装置を用い、型枠の周囲枠の高さの2分の1程度の高さ
の星を表現する連続した模様輪郭筒を取り付け、青のド
ライな粉粒体を内筒の中に、白のドライな粉粒体を外筒
と内筒の間に入れて、基準面として粉粒体を供給する型
枠底面板上に模様輪郭筒11の下端を押しつけて図1の
場合と同様にして模様層を形成し、これを5回程繰り返
して模様を表現し、該粉粒体層の回りで型枠内の残りの
空間に所定量の白色のドライな粉粒体を適当な方法で充
填し、その上に、表面の青色材料と同じ青色の裏打ち層
Cを重ね、一体に固めて脱型する。
【0019】図24の成形体は、表面が白地に輪郭のぼ
やけた赤のハートと輪郭のハッキリした赤のダイヤ模様
を集合して大きく三角形模様を表現した層、裏面が黒色
の層の成形体で、請求項2の方法によりこの成形体を成
形するには、どの様な異種粉粒体の同時供給装置を用い
ても可能であるが、例えば、図18の装置で位置決め用
の門形フレームに2つの異種粉粒体の同時供給装置を装
着したものを用い、型枠の周囲枠の高さの2分の1程度
の高さのハートを表現するピン26で構成した不連続の
模様輪郭筒11と、ダイヤを表現する連続した模様輪郭
筒をそれぞれ2つの異種粉粒体の同時供給装置に取り付
け、赤のドライな粉粒体を内筒の中に、白のドライな粉
粒体を外筒と内筒の間に入れて、基準面としたエンドレ
スのコンベア上に門形フレーム上の異種粉粒体の同時供
給装置を下げて模様輪郭筒の下端を押しつけると、模様
輪郭筒と内筒底面の間の感圧スイッチが感知して油圧装
置を働かせ、白と赤の模様層を形成し、電気的に連動し
たコンピューターで制御して位置決めし、全体として三
角形を表現し、コンベアの先の粉粒体層着装置で黒の粉
粒体を層着し、一体に固め、その後にカットして成形す
る。
【0020】請求項2の場合、様々な形式の異種粉粒体
の同時供給装置を用いることと、様々な方法の組み合わ
せにより、様々な模様の表現が可能となり、どの様に、
どの様な模様を表現するかは任意である。いずれの場合
も、コンピューターと連動して、模様輪郭筒により表現
される模様を組み合わせ、小さな模様の集合による大き
な模様を表現すること出来る。いずれの場合も、模様輪
郭筒の高さは層着する模様層の厚さと粉粒体の供給量を
勘案して決めればよく、粉粒体を基準面上に供給する厚
さは、模様輪郭筒の高さや形状、あるいはゲートの形式
や開口部の大きさを変えること等により、任意にかえる
ことができる。基準面の材料としては、どの様なもので
もよいが、ゴム、スポンジ、紙、不織布等で若干の嵩高
性や弾性を有するものを用いると、模様輪郭筒を押し当
てた際に、基準面と模様輪郭筒との間で、よりしっかり
と区劃されるのでシャープな線で模様を表現出来る。同
様に、模様輪郭筒の一部または全部にスプリングやゴム
等の弾性体を用いて、押し当てても、模様輪郭筒の基準
面との当たり面に糸や紐状等の弾性材料を取り付ける等
してもよい。尚、基準面と模様輪郭筒との間は、互いに
密着可能な材料の組み合わせとすることがハッキリ区劃
された模様を表現する上で望ましく、粉粒体を供給する
際に模様輪郭筒を基準面に密着させて供給するときれい
に模様を表現出来る。いずれの場合においても、必要に
応じ、装置の一部に補助部材を付けたり、振動装置等の
補助装置を付けたりすると良い。
【0021】本発明の方法で成形体を製造するには、前
述したように水、油、潤滑結合剤、溶剤、硬化剤、可塑
剤のいずれかで練り混ぜられて居らず、容易にほぐして
基準面上に供給できるドライなものを使用する。裏打ち
層材料にはドライなものを使用しても、ウェットな水、
油、潤滑結合剤、溶剤、硬化剤、可塑剤の1種以上で練
り混ぜられたものを使用してもよいし、又、他の材料、
例えば、金属、木、セメント、硝子、陶磁器などのボー
ド類あるいは紙、不織布、編織布、プラスチックスなど
のシート類等を用いることができる。尚、裏打ち層材料
にボード類あるいはシート類等を用いた場合は、ボード
類又はシート類等が基準面となる。さらに、各種の既存
の成形物を基準面として模様材料を層着し、一体にして
もよい。成形体を製造するための上述した各種の材料は
製造すべき成形体に応じて異なる材質又は色、つや、肌
合い等異なる仕上がりのものを使用する。
【0022】コンクリート成形体を製造するためのドラ
イな粉粒体とは、セメント粉、又はレジンの単体、或い
はそれらの混合体、更にはそれらに顔料や細骨材を加え
た混合物を主成分とするものである。又、裏打ち層材料
は、セメント粉、又はレジンの単体、或いはそれらの混
合体、更にはそれらにや細骨材を加えた混合物を主成分
とし、必要に応じ顔料や、粗骨材と各種繊維のどちらか
一方又は双方を含む混合物で、基準面に層着した粉粒体
と同じくドライなものであってもよいし、水などで練り
混ぜられた生コンクリートのようなウエットのものであ
ってもよい。尚、ドライな粉粒体、裏打ち層材料のどち
らにも必要に応じ木片を骨材または細骨材として用いた
り、みかげ石や大理石の砕石や砕粉、鉱滓、光を反射す
る粒、シラスバルーン等の無機質中空体、陶磁器の砕粒
や砕粉、ニューセラックスの粒や粉、金属その他の鉱物
質の粉や粒その他の物質を混合したり、凝結硬化促進
剤、防水剤、膨張剤その他の混和剤を混合することもあ
る。又、前述の各種繊維とは、金属繊維、炭素繊維、合
成繊維、グラスファイバー等である。そして、型枠内な
どで一体に固めるには、型枠等に全部の材料を入れてか
らそのままかあるいは水などを必要量加えるが、ウエッ
トな裏打ち層材料を併用するときは、裏打ち層材料から
滲出する水分を考慮して加水量を少なくする。又、他の
裏打ち層材料、例えば、金属、木、セメント、硝子、陶
磁器などのボード類あるいは紙、不織布、編織布、など
のシート類等を用い一体に固めてもよい。又、アスファ
ルト等熱溶融性材料を用い模様入りアスファルトコンク
リート等を作ることもできる。
【0023】人造石成形体を製造するためのドライな粉
粒体は、岩石粒、陶磁器粒、ニューセラミックス粒、ガ
ラス粒、プラスチックス粒、木片、金属粒等の粒体の一
種又は二種以上を主成分とするもので、必要により顔料
等を含む混合骨材とする。裏打ち層材料とは、岩石粒、
陶磁器粒、ニューセラミックス粒、ガラス粒、プラスチ
ックス粒、木片、金属粒等の粒体の一種又は二種以上か
らなり、必要により顔料等を含む混合骨材とし、ドライ
なものでもウエットなものでもよく、ウエットなものと
は、上記骨材を結合するために添加する硬化剤を混合し
たものである。ドライな粉粒体の隙間に充填する硬化剤
または裏打ち層材料に混ぜる硬化剤は、セメント粉と
水、セメント粉とレジンと水、若しくはレジンと水や溶
剤、又はこれらと岩石、陶磁器、ニューセラミックス、
ガラス、プラスチックスの一種又は二種以上からなる粉
を主成分とし、必要により顔料や着色剤を含む練り混ぜ
られたもので、必要に応じ各種の粉又は粒や各種繊維、
各種混和剤や各種添加剤を混合することもある。尚、上
記各種粉又は粒とは、鉱滓やフライアッシュ、光を反射
する粒その他の物質、各種繊維とは、金属繊維、炭素繊
維、合成繊維、グラスファイバー等、各種混和剤や各種
添加剤とは、収縮防止剤、凝結硬化促進剤、遅延剤、防
水剤、膨張剤、減水剤、流動化剤等である。又、ドライ
な粉粒体は、硬化剤との付着性をよくするため、必要に
応じ水、溶剤、表面処理剤等を散布したり、これらに浸
漬したものでもよいが、練り混ぜられておらず、容易に
ほぐせるものを使用する。そして、型枠内などで一体に
固めるには、型枠等に全部の材料を入れてから真空吸引
や遠心力などで骨材間に硬化剤を行き渡らせてもよい
し、裏打ち層材料には、予め骨材と硬化剤とを混合した
ものを用いてもよい。又、他の裏打ち層材料、例えば、
金属、木、セメント、硝子、陶磁器などのボード類ある
いは紙、不織布、編織布、プラスチックスなどのシート
類等に層着し、一体に固めてもよい。
【0024】セラミックス成形体の燒結用素地及びセラ
ミックス成形体を製造するためのドライな粉粒体とは、
粘土、岩石や硝子の粉又は粒、ニューセラミックスの粉
又は粒、ファインセラミックスの粉又は粒、粉釉の一種
又は二種以上、若しくはこれらと顔料、着色剤との混合
物を主成分とし、絶乾から水や潤滑結合剤を含んでいて
も水や潤滑結合剤で練り混ぜられて居らず、容易にほぐ
して供給できるものである。又、裏打ち層材料とは、粘
土、岩石や硝子の粉又は粒、ニューセラミックスの粉又
は粒、ファインセラミックスの粉又は粒の一種又は二種
以上、若しくはこれらと顔料や着色剤との混合物を主成
分とし、仕上りにおいて上記ドライ粉粒体とは色、つ
や、肌あい等を異にするもので、ドライ粉粒体と同じく
ドライなものでも、水や潤滑結合剤で練り混ぜたウエッ
トなものでよい。尚、ドライ粉粒体、裏打ち層材料のど
ちらにも必要に応じシラスバルーン等の無機質中空体、
陶磁器の砕粒や砕粉、金属その他の鉱物質の粉や粒等の
物質を混合したり、各種の発泡剤、流動防止剤、清澄
剤、潤滑剤、結合剤、密着促進剤その他の添加剤を混合
することもある。そして、型枠内などで一体に固めるに
は、型枠等に全部の材料を入れてからそのままもしくは
必要量の水や潤滑結合剤を加え、可塑性をあたえ、加圧
した上で脱型し、これを素地として、焼結するか、又
は、耐火物セッター等の型枠に全部の材料を入れてから
加熱して溶融又は融着し、一体とした上で、脱型する。
あるいは、金属板、硝子板、陶磁器、セラミックス板上
などに模様材料を層着し、加熱して溶融又は融着し、板
ごと一体とする。これらの方法により、模様入り琺瑯や
ステンドグラス、結晶性硝子成形体等が出来る。
【0025】金属成形体の焼結用素地製造するためのド
ライな粉粒体とは、各種金属粉又は粒、各種合金の粉又
は粒の一種又は二種以上、若しくはこれらと潤滑剤との
混合物を主成分とし、絶乾から潤滑剤を含んでいても潤
滑剤で練り混ぜられて居らず、容易にほぐして供給でき
るものである。又、裏打ち層材料とは、各種金属粉又は
粒、各種合金の粉又は粒の一種又は二種以上、若しくは
これらと潤滑剤との混合物を主成分とし、ドライなもの
でも、潤滑剤で練り混ぜたウエットなものでよい。尚、
潤滑剤には、ステアリン酸亜鉛等やその他の物質を用
い、ドライな粉粒体及び裏打ち層材料には、結合剤や添
加剤等として各種の物質を加えることもある。そして、
型枠内などで一体に固めるには、型枠等に全部の材料を
入れてから加圧した上で脱型し、これを素地として、焼
結する。あるいは、金属板、硝子板、陶磁器、セラミッ
クス板上などで層着した材料と一体に加圧成形し、板ご
と焼結する。
【0026】厚塗り塗装成形体を製造するためのドライ
な粉粒体とは各種の粉体塗料であり、又、裏打ち層材料
とは、金属、木、セメント、セラミックスなどのボード
類あるいはシート類その他の形状のもの等である。各種
の粉体塗料としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、アクリル〜ポリエステルハイブリッド樹脂、フッソ
樹脂その他の樹脂に顔料や着色剤を加えたもの等が上げ
られる。 そして、各材料を一体に固めるには、裏打ち
層材料のボード類等の上に粉体塗料を層着し、加熱し
て、溶融、融着、焼き付けし、ボード類等と一体とす
る。一体とする際に必要に応じ加圧しても良い。この方
法により厚塗り塗装ボード等が出来る。
【0027】プラスチック成形体を製造するためのドラ
イな粉粒体とは各種のプラスチックの粉又は粒、若しく
はこれらと顔料、着色剤との混合物を主成分とし、可塑
剤や溶剤等を含んでいても可塑剤や溶剤等で練り混ぜら
れて居らず、容易にほぐして供給できるものを用い、裏
打ち層材料としては、上記ドライなものの他ウエットな
可塑剤や溶剤等で練り混ぜられたものを用いる。各種の
プラスチックの粉又は粒としては、ポリエチレン、ナイ
ロン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アセター
ル、ポリスチレン、エポキシ、塩化ビニル、天然ゴム、
合成ゴム、ABS、PPO、EVA、フッソ樹脂やその
他の熱可塑性、熱硬化性樹脂が上げられる。尚、模様用
材料、裏打ち層材料のどちらにも必要に応じ発泡剤、酸
化防止剤、熱安定剤、架橋剤その他各種の添加剤、又、
無機材料等の各種の粉や粒を加える。そして、各材料を
一体に固めるには、必要により加圧しながら、加熱して
溶融又は融着し、一体とする。この方法により一体化し
模様入り発泡スチロールの成形体や模様入りのプラスチ
ック浴槽、床タイル等を製造することが出来る。この場
合さらに他の材料、例えば、金属、木、セメント、セラ
ミックスなどのボード類あるいは紙、不織布、編織布、
プラスチックなどのシート類等に層着し、一体としても
よい。
【0028】菓子その他の成形食品を製造するためのド
ライな粉粒体とは小麦、米、馬鈴薯、小豆、トウモロコ
シ、砂糖の粉又は粒一種又は二種以上、若しくはこれら
と、調味料、香辛料との混合物を主成分とし、油や水な
どを含んでいても油や水などで練り混ぜられて居らず、
容易にほぐして供給できるものを用い、裏打ち層材料と
して上記ドライなものの他ウエットな油や水などで練り
混ぜられたものを用いる。尚、ドライな粉粒体、裏打ち
層材料のどちらにも必要に応じ膨張剤その他の添加物を
加える。 そして、型枠内などで各材料を一体に固める
には、型枠等に全部の材料を入れてからそのままもしく
は必要量の油や水などで、可塑性をあたえ、加圧した上
で脱型し、これを素地として、焼き上げるか、又は、型
枠に全部の材料を入れて一体として焼き上げる。この方
法により各種の模様入り焼き菓子等が製造できる。又、
前述の食品材料の他、ドライな粉粒体、及び、裏打ち層
材料として、チョコレート等熱溶融性材料の粉や粒を用
い、加熱して溶融又は融着し、模様入りチョコレート等
を作ることもできる。
【0029】そして、本発明で用いる材料は、例示のも
のに限らず、成形体に応じて異なる材質又は色、つや、
肌合い等異なる仕上がりのものを組み合わせて使用する
ことが出来、様々な材料で模様入りの成形体が出来る。
例えば、工程が同じ場合、異種材料を組み合わせること
も出来、焼き固める工程が同じ金属成形体とセラミック
ス成形体の場合、金属の粉粒体とセラミックスの粉粒体
とで模様を表現し、七宝を一度につくることも出来る。
コンクリート成形体と人造石成形体も同様に組み合わせ
ることが出来る。
【0030】いずれの成形体を成形する場合でも、基準
面に供給する際に振動を加えると粉粒体の移動がスムー
ズになる。又、ドライな粉粒体の模様の境界をブラシ
や、櫛、エアジェット、水ジェットなどでかき乱し、模
様をぼかすことができる。
【0031】更に、成形する際、基準面や材料層上等
に、不織布その他の吸水性や吸油性のマットを敷くこと
により材料中の余剰な水、油、潤滑結合剤、可塑剤、溶
剤を該マットで吸収したり、材料の一部の過剰の水、
油、潤滑結合剤、可塑剤、溶剤を、それが不足する他の
部分に補給することができ、成形体の全体の水、油、潤
滑結合剤、可塑剤、溶剤を均一にする。又、このことに
よって、表面の水(助剤):セメント(レジン )比は
小さくなるので成形体の強度を向上することができる。
さらに、通気性のマットを加圧成形する際に用いると、
脱気を助け緻密な成形体が出来る。又、固める際に、ド
ライな粉粒体や裏打ち層材料などを、振動したり、加圧
すると密実になり強度を向上させることができる。さら
に、ドライな粉粒体と裏打ち層材料の間や層中に各種の
長繊維や短繊維を入れたり、ワイヤーメッシュや鉄筋等
を入れて補強することも出来、裏打ち層材料として抄造
法や押出し成形法による成形体や、各種ボードやシート
等を用いることにより建築用パネルやボード、壁シー
ト、タイルなど様々な用途の成形体に対応出来る。又、
基準面を既設の例えばコンクリート成形物上として、そ
の上に模様層を重ね、既設の物と一体に固めることもで
きる。
【0032】いずれの方法でも、基準面として変形可能
なマットや、粉粒体供給後の型枠の一部又は全部に変形
可能なものを用いると、平面以外の曲面などの仕上げ面
を作ることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の異種粉粒体同時供給装置を用い
ることにより、模様輪郭筒を基準面に押しつけるだけ
で、スタンプを押すように、ごく簡単にさまざまな模様
入りの粉粒体層を形成することが出来るようになった。
表現する模様に応じて模様輪郭筒を変えることにより様
々な模様を表現することが出来、各模様の境もハッキリ
した模様を表現出来、粉粒体を用いるあらゆる用途で、
ごく簡単な装置で、ごく簡単に模様入り成形体を形成す
ることを可能にした。ゴムやバネなどを復元力源として
用いたものは、単純でモーターなどを用いていないた
め、汎用性が高く、しかも、洗浄も容易に出来るため、
食品等の分野に適している。又、ごく簡単な装置なの
で、組み合わせ等が自由に出来、各種位置決め装置やロ
ボットなどに容易に取り付けることが可能で、コンピュ
ーターと連動して、模様輪郭筒により表現される模様を
組み合わせ、小さな模様の集合による大きな模様を表現
することが容易に出来るようになった。これらの製造方
法により、模様層が表面の一部又は全面に露出して模様
を表現するコンクリート成形体、人造石成形体、セラミ
ックス成形体の燒結用素地やセラミックス成形体、金属
成形体、厚塗り塗装成形体、プラスチック成形体、菓子
その他の成形食品等を容易に製造することができ、模様
層は表面が磨滅しても、表現された模様は消失したり、
見苦しくなることはない。そして、模様層はドライな模
様材料同士の組み合わせで形成するため、各材料が崩落
し、隙間なくギッシリと供給でき、模様層同志の境界が
細密に表現でき、模様は非常に鮮明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異種粉粒体の同時供給装置の第1実施
例の斜視図である。
【図2】図1の装置の要部を断面にした斜視図である。
【図3】(イ)は図1の装置の粉粒体非供給状態の断面
図である。(ロ)は図1の装置の粉粒体供給状態の断面
図である。(ハ)は図1の装置の粉粒体供給後、基準面
から離した断面図である。
【図4】成形した粉粒体層の斜視図である。
【図5】本発明の異種粉粒体の同時供給装置の第2実施
例の斜視図である。
【図6】図2の装置の要部を断面にした斜視図である。
【図7】(イ)は図5の装置の粉粒体非供給状態の断面
図である。(ロ)は図5の装置の粉粒体供給状態の断面
図である。
【図8】(イ)はゲート部の他の例の斜視図である。
(ロ)は同上の断面図である。(ハ)は同上の開いた状
態の断面図である。
【図9】本発明の異種粉粒体の同時供給装置の第3実施
例の斜視図である。
【図10】(イ)は図9の装置の粉粒体非供給状態の断
面図である。(ロ)は図9の装置の粉粒体供給状態の断
面図である。
【図11】(イ)は本発明の異種粉粒体の同時供給装置
の第4実施例の粉粒体非供給状態の断面図である。
(ロ)は同上の粉粒体供給状態の断面図である。
【図12】(イ)は本発明の異種粉粒体の同時供給装置
の第5実施例の要部を断面にした斜視図である。(ロ)
は同上の粉粒体非供給状態の断面図である。(ハ)は同
上の粉粒体供給状態の断面図である。
【図13】(イ)は本発明の異種粉粒体の同時供給装置
の第6実施例の要部を断面にした斜視図である。(ロ)
は同上の粉粒体非供給状態の断面図である。(ハ)は同
上の粉粒体供給状態の断面図である。
【図14】(イ)は本発明の異種粉粒体の同時供給装置
の第7実施例のユニットを外した状態の断面図である。
(ロ)は同上のユニットをセットした状態の断面図であ
る。
【図15】(イ)は本発明の異種粉粒体の同時供給装置
の第8実施例の粉粒体非供給状態の断面図である。
(ロ)は同上の粉粒体供給状態の断面図である。
【図16】(イ)は本発明の異種粉粒体の同時供給装置
の第9実施例の粉粒体非供給状態の断面図である。
(ロ)は同上の粉粒体供給状態の断面図である。
【図17】(イ)は本発明の異種粉粒体の同時供給装置
の第10実施例の粉粒体非供給状態の断面図である。
(ロ)は同上の粉粒体供給状態の断面図である。
【図18】(イ)は本発明の異種粉粒体の同時供給装置
の第11実施例の粉粒体非供給状態の断面図である。
(ロ)は同上の粉粒体供給状態の断面図である。
【図19】(イ)は内筒と外筒の底面を中心に向かって
下がる傾斜面にした実施例の要部の断面図である。
(ロ)は内筒と外筒の底面を中心に向かって上がる傾斜
面にした実施例の要部の断面図である。(ハ)は内筒の
底面が中心に向かって下がり、外筒の底面が中心に向か
って上がる実施例の要部の断面図である。
【図20】(イ)は本発明の異種粉粒体の同時供給装置
の第12実施例の粉粒体非供給状態の断面図である。
(ロ)は同上の正面図である。(ハ)は同上の装置で成
形した粉粒体層の斜視図である。
【図21】ロボットによって粉粒体層を成形している状
態の斜視図である。
【図22】成形した粉粒体層の第3例の斜視図である。
【図23】成形した粉粒体層の第4例の斜視図である。
【図24】成形した粉粒体層の第5例の斜視図である。
【符号の説明】
1 基準面 10 内筒 10a 上部内筒 10b 下部内筒 11 模様輪郭筒 12 ガイド棒 13 螺旋バネ 14 歯 15 鞘 16 コイルバネ 17 突起 18 縦長孔 19 漏斗部材 20 ゴムゲート 21 コイルスプリング 22 ばね 23 ドーナツ部材 24 横棒 25 仕切板 26 ピン 30 ロボット 40 外筒 40´ 外筒の底面 41 十字形(外筒取付け) 42 ガイド 43 平行支持部材 44 連結部材 45 ストッパ 46 十字形支持部材(内筒取付け) 50 ゲート部 51 弁座 52 円錐形ゲート弁 53 弁棒 54 底蓋 55 アーム部材 56 鍔 57 歯車 58 歯 59 ストッパリング 60 く字形バネ 61 ピン 62 板バネ 63 ソレノイド 64 リミットスイッチ 65 突起 66 感圧スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表現する模様の境界に沿う模様輪郭筒
    と、該輪郭筒の上に設けられて筒内に粉粒体Aを供給す
    るゲート付きの内筒と、模様輪郭筒の外を囲む空間に粉
    粒体Bを供給する外筒を備え、内筒と外筒の少なくとも
    一方が伸縮もしくは上下動可能で、模様輪郭筒の内側の
    模様空間には内筒のゲートを開いて粉粒体Aを供給し、
    模様輪郭筒の外を囲む模様空間には内筒と外筒の伸縮も
    しくは上下動に伴う内筒底面と外筒底面の高低差により
    生じた開口から粉粒体Bを供給することを特徴とする異
    種粉粒体の同時供給装置。
  2. 【請求項2】 表現する模様の境界に沿う模様輪郭筒
    と、該輪郭筒の上に設けられて筒内の模様空間に粉粒体
    Aを供給するゲート付きの内筒と、模様輪郭筒の外を囲
    む模様空間に粉粒体Bを供給する外筒を備え、内筒と外
    筒の少なくとも一方が伸縮もしくは上下動可能で、模様
    輪郭筒の内側の模様空間には内筒のゲートを開いて粉粒
    体Aを供給し、模様輪郭筒の外を囲む模様空間には内筒
    と外筒の伸縮もしくは上下動に伴う内筒底面と外筒底面
    の高低差により生じた開口から粉粒体Bを供給する異種
    粉粒体の同時供給装置の模様輪郭筒を基準面上に配置
    し、模様輪郭筒の内側の模様空間に粉粒体Aを供給し、
    模様輪郭筒の外を囲む模様空間に異なる粉粒体Bを供給
    して基準面上から模様輪郭筒を除き、そのままか、もし
    くは、重ねた裏打ち層と一体に成形することを特徴とす
    る模様入り成形体の成形方法。
JP17160894A 1994-07-01 1994-07-01 異種粉粒体の同時供給装置、及び、異種粉粒体の同時供給装置を用いた模様入り成形体の成形方法 Pending JPH0810608A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006346582A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 As One Corp 撹拌装置
JP2010527853A (ja) * 2007-05-23 2010-08-19 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 少なくとも2つの粒状材料を充填する装置及びこのような装置を用いた充填方法

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