JPH08106020A - 光伝送体シートおよびアレイの製造方法 - Google Patents

光伝送体シートおよびアレイの製造方法

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JPH08106020A
JPH08106020A JP6260892A JP26089294A JPH08106020A JP H08106020 A JPH08106020 A JP H08106020A JP 6260892 A JP6260892 A JP 6260892A JP 26089294 A JP26089294 A JP 26089294A JP H08106020 A JPH08106020 A JP H08106020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light transmission
transmission body
roll
optical transmission
array
Prior art date
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Pending
Application number
JP6260892A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Maehara
修 前原
Toshinori Sumi
敏則 隅
Yoshihiko Hoshiide
芳彦 星出
Yoshihiro Uozu
吉弘 魚津
Yoshihiro Ieda
善弘 家田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屈折率分布型光伝送体シートおよび光伝送体
アレイ原板を生産性よく作る。 【構成】 巻取りロールに線状光伝送体を巻き付け、こ
の表面に接着剤を塗布した後、切開して光伝送体シート
とする。また、この光伝送体シートを2枚の基板間に挟
着して光伝送体アレイ原板とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光伝送体シートおよび
アレイの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている光伝送体アレイは、
所定長に切断した多数本の光伝送体を2枚の基板間に平
行配列した後、相隣り合う光伝送体同士と基板とが密着
して構成される凹部に接着剤を充填する方法や、溝のつ
いた2枚の基板に接着剤を塗布し、所定長の光伝送体多
数本をはめこむことにより、作られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したごと
き従来の光伝送体アレイの成型方法は、その工程が煩
雑、かつ長いということから、その製造コストも高くな
るという難点があった。本発明者等は、上記の難点を解
決し、低コストで大量生産に適した光伝送体アレイの製
造方法を見いだすべく検討した結果、本発明を完成し
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、円筒状
ロ−ルの外周部に、線状の光伝送体を互いに相隣り合う
ように密着させながら巻き取り、このようにして形成さ
れた円筒状光伝送体の外表面に接着剤を塗布、硬化する
ことによって光伝送体の配列を固定し、次いで、接着固
定された円筒状光伝送体の1ヶ所をロールの軸方向に切
開して光伝送体シートとすることを特徴とする光伝送体
シートの製造方法にあり、さらに、得られた光伝送体シ
ートを2枚の基板の間に挟着した原板を所定の幅に切断
した光伝送体アレイの製造方法にある。
【0005】以下、本発明を図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0006】まず、図1に示すように、線状光伝送体を
連続してロールに巻き取る。線状光伝送体を配列隙間無
くロール上に巻き取るために、ばね等の押圧力を備えた
コマ13で光伝送体を1巻前の光伝送体に押しつけながら
巻くのがよい。次に、図2に示すように、円筒状光伝送
体の外表面側の光伝送体隣接部の凹部に、接着剤塗布用
ヘラ21で接着剤22を均一に塗布する。接着剤を硬化させ
た後、図3に示すように、円筒状光伝送体の1ヵ所をロ
ールの軸方向に切開し、光伝送体シート31をロールから
取り外す。
【0007】次に、図4に示すように、光伝送体シート
42を内面に接着剤を塗布した2枚の基板41の間に挟み、
両者を接着する。なお、光伝送体シートはロールに巻い
たくせが残存し、反りを生じているため、図5に示すよ
うに、光伝送体シートと基板の積層体をプレス機51等で
加圧した状態で接着剤を硬化させるのが好ましい。
【0008】上記の如くして作成した光伝送体アレイ原
板を、図6に示すように所定長の短冊状に切断し、端面
を切削、研磨やコーティング等の後処理を経て、光伝送
体アレイを得る。
【0009】本発明を実施するに際して用いる光伝送体
としては、連続してロール上に巻き取るための十分な長
さを有し、かつ、可撓性が必要であり、連続的な紡糸工
程により製造される、プラスチック製のものを用いるの
がよい。また、互いに密着させながらロール上に巻き取
り、光伝送体の配列間隔を、等ピツチとすることから、
直径の斑はできる限り小さい方が望ましい。
【0010】光伝送体を巻き取る円筒ロールは、トルク
モーターで駆動させる。円筒形状としては、均一径の円
筒、テーパー円筒、楕円筒等が例示される。ロールの軸
方向の長さは、製造する光伝送体アレイ原板の長さ以上
のものであればよい。ロールの外周面は、その表面粗さ
が光伝送体の配列を悪化させないよう、できるだけ滑ら
かであることが望ましい。また、外周面の曲率半径は、
大きい方がロールから外した光伝送体の反りが小さくな
るので好ましい。
【0011】本発明で用いられる接着剤は、薄膜状に塗
布できるよう低粘度で、かつ、プラスチック製の光伝送
体を侵さない性状の物であることが好ましい。さらに、
光伝送体をロールに巻き取った状態で塗布する接着剤
は、光伝送体シートの反りを、2枚の基板で挟む際に吸
収できるよう、硬化後でも弾性を有する物が好ましい。
【0012】以下、実施例により本発明をさらに詳細に
説明する。
【0013】
【実施例】図1〜図5に示すような装置にて、光伝送体
アレイ原板の製造を行った。光伝送体11として直径φ 6
00μmのプラスチック製の屈折率分布型光伝送体を、基
板41として長さ 240mm×幅 150mm×厚さ1mmのベークラ
イト板を用いた。接着剤22は、屈折率分布型光伝送体の
配列固定用としてコロネート4401とニッポラン4221(い
ずれも日本ポリウレタン工業株式会社製)とを混合した
ものを、屈折率分布型光伝送体シートと基板との接着用
としてエピフォーム(ソマール株式会社製)を、それぞ
れカーボンブラックを2wt%混練したものを使用した。
【0014】光伝送体11を、ばね押圧力を備えたコマ13
でロール12上に巻き付けた1巻前の光伝送体に押しつけ
ながらロールに巻き取り、相隣り合う光伝送体同士が密
着して構成される凹部に、接着剤を均一に塗布する。接
着剤を硬化後、図3に示すごとくカッターで光伝送体円
筒の1ヵ所をロ−ルの軸方向に切開し、ロールから取り
外して光伝送体シート31とする。この光伝送体シート42
を接着剤を塗布した2枚の基板41の間に挟み、図5に示
すごとく 0.1Kg/cm2 の荷重下で接着剤を硬化させた
後、ダイヤモンドカッターで 4.2mm幅に切断し、さらに
両端を#8000のペーパーで研磨し、光伝送体アレイとし
た。
【0015】この光伝送体アレイを図7に示す6ライン
ペア/mmの縦縞像74を用いてその解像度MTF(モジュ
レイション・トランスファー・ファンクション)を測定
した結果を表1に示す。MTFの測定は、図7に示す評
価装置を用いて行った。光伝送体アレイホルダー76の上
に光伝送体アレイ75をセットし、光源71からの光をアレ
イの端面に入射した後、光伝送体アレイおよびCCDカ
メラの位置を調節してピントを合わせ、縦縞像をCCD
カメラに取り込んで、像の歪みを観察した。縦縞像はフ
ォトマスク用クロムメッキガラスのクロム被膜を6ライ
ンペア/mmに加工、形成したものである。なお、表1に
おいて、MTF C.V.はMTFのバラツキの指標と
なるものである。
【表1】
【0016】
【発明の効果】本発明の製造方法は、煩雑な工程がない
ので、光伝送体シートおよびアレイを低コストで大量生
産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線状光伝送体のロールへの巻き取り工
程を示す斜視図である。
【図2】円筒状光伝送体への接着剤塗布工程を示す斜視
図である。
【図3】接着固定された円筒状光伝送体の切開工程を示
す斜視図である。
【図4】基板と光伝送体シートとの接着工程を示す斜視
図である。
【図5】基板と光伝送体シートとの積層体の加圧・硬化
工程を示す斜視図である。
【図6】光伝送体アレイ原板より光伝送体アレイを切断
した状態を示す斜視図である。
【図7】光伝送体アレイのMTFを測定する装置の概略
図である。
【符号の説明】
11 ……… 光伝送体 12 ……… 巻き取りロール 13 ……… 光伝送体配列用コマ 21 ……… 接着剤塗布用ヘら 22 ……… 接着剤 31 ……… 円筒状光伝送体を切開した光伝送体シート 41 ……… 基板 42 ……… 光伝送体シート 51 ……… プレス機 52 ……… 光伝送体アレイ原板 61 ……… 光伝送体アレイ 71 ……… 光源 72 ……… フィルター 73 ……… 拡散板 74 ……… 縦縞像 75 ……… 光伝送体 76 ……… アレイホルダー 77 ……… CCDカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 魚津 吉弘 広島県大竹市御幸町20番1号三菱レイヨン 株式会社中央研究所内 (72)発明者 家田 善弘 広島県大竹市御幸町20番1号三菱レイヨン 株式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状ロ−ルの外周部に、線状の光伝送
    体を互いに相隣り合うように密着させながら巻き取り、
    このようにして形成された円筒状光伝送体の外表面に接
    着剤を塗布、硬化することによって光伝送体の配列を固
    定し、次いで、接着固定された円筒状光伝送体の1ヶ所
    をロールの軸方向に切開して光伝送体シートとすること
    を特徴とする光伝送体シートの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1にて得られた光伝送体シートを
    2枚の基板の間に挟着して光伝送体アレイ原板を製造
    し、次いでこれを所定の幅に切断する光伝送体アレイの
    製造方法。
JP6260892A 1994-10-03 1994-10-03 光伝送体シートおよびアレイの製造方法 Pending JPH08106020A (ja)

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JP6260892A JPH08106020A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 光伝送体シートおよびアレイの製造方法

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JP6260892A Pending JPH08106020A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 光伝送体シートおよびアレイの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7201814B2 (en) 2001-01-29 2007-04-10 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fibers and ribbons containing phosphor, conductive metals or dielectric particles for use in the manufacture of flat panel displays

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7201814B2 (en) 2001-01-29 2007-04-10 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fibers and ribbons containing phosphor, conductive metals or dielectric particles for use in the manufacture of flat panel displays

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