JPH08105695A - 瓦焼成用棚材 - Google Patents

瓦焼成用棚材

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Publication number
JPH08105695A
JPH08105695A JP6241467A JP24146794A JPH08105695A JP H08105695 A JPH08105695 A JP H08105695A JP 6241467 A JP6241467 A JP 6241467A JP 24146794 A JP24146794 A JP 24146794A JP H08105695 A JPH08105695 A JP H08105695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pins
roof tile
shelf
tiles
firing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6241467A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Kaneshige
光男 兼重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP6241467A priority Critical patent/JPH08105695A/ja
Publication of JPH08105695A publication Critical patent/JPH08105695A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数枚の平板状の瓦を変形させることなく支
持し、熱効率よく焼成することができる瓦焼成用棚材を
提供する。 【構成】 棚板1の上面に、水平面に対して70〜90度の
角度で瓦10を支持することができる突起4を備えた多数
のピン2を立てる。突起4の上面を僅かに傾斜させ、釉
薬面11とピン2との接触を防止する。ピン2は棚板1の
左右に対をなして立設される独立型のものであっても、
あるいは左右の直立部分を連結して一体化されたもので
あってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板瓦のような平板に
近い形状の瓦を焼成するに適した瓦焼成用棚材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、平板瓦等の瓦を焼成するには、実
開平6−33000号公報に示されるような匣鉢(H型
匣鉢)が使用されており、その内部に瓦を載せて多段積
みし平焼成する方法や、H型匣鉢を水平面に対して55度
程度傾けてその内部に瓦を載せ、傾斜焼成する方法が普
通であった。しかしこのような従来法では、焼成される
べき瓦の重量よりも匣鉢の重量の方が例えば3.5 :6と
いうように大きい。このため匣鉢の熱容量が瓦の熱容量
よりも大きくなり、熱効率(燃費)が悪いという問題が
あった。
【0003】また、本出願人の実公昭58−32159
号公報に示されるように、断面をU字状とした耐熱金属
板の両側壁に瓦支持用の多数の櫛歯状の支え片を形成し
た瓦焼成用棚材も用いられている。しかし、この瓦焼成
用棚材は通常の耐火物製の棚板の上面に押せて使用され
るものであるため、その全体の熱容量はやはり大きくな
り、匣鉢を使用した場合ほどではないものの、やはり熱
効率が悪く、また、金属であるため高温酸化による寿命
が短い等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、多数枚の平板状の瓦を変形させる
ことなく支持し、熱効率よく焼成することができる瓦焼
成用棚材を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の瓦焼成用棚材は、水平面に対して
70〜90度の角度で瓦を支持することができる突起を備え
た多数のピンを、棚板の上面に所定の間隔で立設したこ
とを特徴とするものである。なお、前記のピンは棚板の
左右に対をなして立設されたもの、あるいは棚板の左右
の直立部分を連結して一体化されたものとすることがで
きる。
【0006】
【作用】本発明の瓦焼成用棚材は、棚板の上面に軽量の
ピンを立設したものであるからその熱容量は小さく、熱
効率のよい焼成が可能である。また本発明の瓦焼成用棚
材は、瓦をピンの突起上に載せて水平面に対して70〜90
度の角度で保持して焼成するので、傾斜焼成と比較して
焼成中の瓦の変形が少ないうえ、平焼成と比較して面積
当りの焼成可能枚数が従来よりも大きくなるという利点
がある。しかも瓦の底面のうち、ピンの突起との接触部
分以外の部分は炉内に露出しているので高温ガスと十分
に接触し、瓦の底部をも均一に焼成することができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1、図2は本発明の第1の実施例を示
すものであり、1は従来から用いられているものと同様
の耐火物製の棚板、2はこの棚板1の上面の左右両側に
一定間隔で立設された多数の耐火物製のピンである。棚
板1は例えばコージライト、アルミナ、ムライト等の耐
火物からなり、ピン2は強度を要求されるために例えば
アルミナ磁器、ムライト磁器などからなるものである。
ピン2は耐熱金属製とすることもできる。
【0008】この実施例では上面に向かってわずかに傾
斜した角孔3が棚板1の左右に一定間隔で形成されてお
り、それらの角孔3に断面4角形のピン2の下端部を挿
入してある。これらのピン2の下部には、瓦10を支持す
るための突起4が設けられている。図示のようにこの突
起4の上面はわずかに傾斜させてある。またピン2自体
も上端が細くなっており、その側面が棚板1の上面に対
してなす角度は70〜90度とされている。このため、瓦10
をこのピン2の突起4上に載せ、ピン2の側面に密着す
るように立てた場合には、瓦10が水平面(棚板1の上
面)に対してなす角度は70〜90度となり、本実施例では
86度となっている。
【0009】このようにして瓦10が水平面に対してなす
角度を70度以上としたため、焼成中の瓦10の上部が変形
することを防止することができ、また単位面積当りの瓦
10の焼成枚数を増加させることができる。なお、焼成中
の瓦10の変形を防止するためにはピン2の長さもある程
度が必要であり、ピン2の突起4から上端までの高さは
突起4上に載せられた瓦10の高さの1/3 以上、好ましく
は1/2 以上としておく。
【0010】瓦10の片面には釉薬層11が形成されている
ため、図示のように瓦10とピン2との接触は釉薬層11の
反対面において行わせる必要がある。本発明では前記し
たように突起4の上面をわずかに傾斜させたので、瓦10
が反対側に倒れることはない。
【0011】図3〜図4は本発明の第2の実施例を示す
図である。第1の実施例では対をなすピン2、2が棚板
1の左右に対をなして立設され、瓦10の左右両側を安定
して支える構造となっていたのであるが、第2の実施例
はこれらの2本のピンを一体化したものである。すなわ
ち、左右の直立部分5、5を水平部分6、6により連結
し、一体化されたピン2を構成している。第1の実施例
のように独立したピン2を使用すると、左右のピン2、
2がずれた場合に瓦10を一方のピン2だけで支えること
となる可能性がある。これに対して第2の実施例によれ
ば、両側の直立部分5、5がずれる可能性がないために
瓦10を常に左右両側で安定して支持することができる。
【0012】図5、図6は第3の実施例を示すもので、
2本のピン2の脚部7を1本としたものである。このよ
うに構成すれば棚板1の幅もこの脚部7を支えることが
できる範囲内において狭くすることができ、軽量化と燃
費の向上とを図ることができる。なお、脚部7の上部の
水平連結部8は突起4よりも低い位置とし、瓦10の裏面
に形成されているケン12との干渉を避けることが好まし
い。
【0013】図7、図8は第4の実施例を示すもので、
第1の実施例のピン2の上端部分に広幅部9を形成した
ものである。このような構造とすれば瓦10との接触面を
広く取ることができ、より安定に瓦10を支えることがで
きるようになる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の瓦焼成用棚材は棚板の上面に多数のピンを立設したも
のであり、ピンの熱容量はごく小さいものであるから、
平板瓦やその他の平板状の瓦を熱効率よく焼成すること
ができる。またピンの間隔は、瓦を棚板に対して70〜90
度の角度で保持できる間隔とされているので、焼成中に
おける瓦の変形を防止することができるとともに、面積
当りの焼成枚数を従来よりも増加させることができる。
更に瓦はピンの突起により支持されているために棚板と
瓦の底面との間に空間が形成され、瓦の底部をも均一に
焼成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す垂直断面図である。
【図2】第1の実施例を示す正面図である。
【図3】第2の実施例を示す垂直断面図である。
【図4】第2の実施例を示す正面図である。
【図5】第3の実施例を示す垂直断面図である。
【図6】第3の実施例を示す正面図である。
【図7】第4の実施例を示す垂直断面図である。
【図8】第4の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 棚板、2 ピン、3 角孔、4 突起、5 直立部
分、6 水平部分、7脚部、8 水平連結部、9 広幅
部、10 瓦、11 釉薬面、12 ケン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面に対して70〜90度の角度で瓦を支
    持することができる突起を備えた多数のピンを、棚板の
    上面に所定の間隔で立設したことを特徴とする瓦焼成用
    棚材。
  2. 【請求項2】 前記のピンが棚板の左右に対をなして立
    設されたものである請求項1に記載の瓦焼成用棚材。
  3. 【請求項3】 前記のピンが左右の直立部分を連結して
    一体化されたものである請求項1に記載の瓦焼成用棚
    材。
JP6241467A 1994-10-05 1994-10-05 瓦焼成用棚材 Pending JPH08105695A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6241467A JPH08105695A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 瓦焼成用棚材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6241467A JPH08105695A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 瓦焼成用棚材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08105695A true JPH08105695A (ja) 1996-04-23

Family

ID=17074753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6241467A Pending JPH08105695A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 瓦焼成用棚材

Country Status (1)

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JP (1) JPH08105695A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1016846A1 (de) * 1998-12-11 2000-07-05 Keller GmbH Brenngestell zum Brennen von schrägstehenden Dachziegeln

Cited By (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040709