JPH08105483A - エアダンパ - Google Patents

エアダンパ

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JPH08105483A
JPH08105483A JP24417894A JP24417894A JPH08105483A JP H08105483 A JPH08105483 A JP H08105483A JP 24417894 A JP24417894 A JP 24417894A JP 24417894 A JP24417894 A JP 24417894A JP H08105483 A JPH08105483 A JP H08105483A
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耕治 平本
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浩二 樋田
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克紀 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空走状態をなくし、ピストンの円滑な移動を
果たす。 【構成】 ピストン12がシリンダ14内を相対的に移
動することによって、空気室44、46の空気が流動
し、自動車のグローブボックスのリッドの開閉動作につ
いて、制動が行われる。ピストン12が一方向(矢印C
の向き)に移動するときは、オリフィス48で空気の流
動がなされる。ピストン12が反対方向へ移動するとき
は、開口52が開き、空気が逃げて制動が減ぜられる。
ピストン12が反対方向から一方向(矢印C)へ移動方
向を変えるとき、第1のOリング42は、開口52を閉
じるために、第2位置から第1位置へ移動する。第1の
Oリング42が相対的に移動して開口52を閉じる間
も、第2のOリング37とシリンダ14の内周との間で
常に、摩擦力が作用し、それに応じた制動力が得られ、
空走状態が阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストンがシリンダ内
を相対的に移動することによりシリンダ内の空気室の空
気をオリフィスを介して流動させ、制動を行うシリンダ
型のエアダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエアダンパとしては、例えば、
自動車のグローブボックスに用いられるものがある。
【0003】すなわち、エアダンパは、シリンダの一端
が底とされて他端がキャップで閉じられ、ピストンロッ
ドがキャップを貫通してシリンダ外へ延出されている。
ピストンには、Oリングが設けられ、Oリングは、ピス
トンの外周に環状に凹設された凹部内に嵌合してシリン
ダの内周と接し、ピストンの移動方向両側にはシリンダ
内に、空気室が区画形成される(シリンダの一端側に第
1空気室が形成され、シリンダの他端側に第2空気室が
形成される。
【0004】ピストンには、この移動方向前後両側(第
1空気室と第2空気室と)を連通するオリフィスが設け
られている。
【0005】また、凹部は、Oリングをピストン移動方
向に沿ってピストンに対して移動可能とし、ピストンが
シリンダの一端から他端への一方向から反対方向へ移動
方向を変えると、Oリングとシリンダの内周との間の摩
擦力でOリングを第1位置から第2位置へ移動し、逆
に、ピストンが反対方向から一方向へ移動方向を変える
と、上記摩擦力でOリングを第2位置から第1位置へ移
動する。凹部の底には、溝が形成され、Oリングが第2
位置にあるときには、溝を介して、第1空気室と第2空
気室とが連通し、Oリングが第1位置にあるときには、
溝が塞がれるようになっている。
【0006】ピストンが一方向へ移動するときは、空気
流動が、オリフィスで行われ、オリフィスでの流動抵抗
に基づき、制動力が効く。逆に、ピストンが反対方向へ
移動するときは、空気が溝を介して逃げ、制動が減ぜら
れる。
【0007】このようなエアダンパをグローブボックス
に用いる場合、ピストンロッドをグローブボックスのリ
ッドに連結し、シリンダをグローブボックスの収納側に
連結して、リッドを開けるときにピストンロッドがシリ
ンダから引き出されてピストンがシリンダの一端から他
端へ一方向に移動するようにされる。これにより、リッ
ドの開くときには、その開動作を緩慢として衝撃を生じ
ないようにする。逆に、リッドを閉めるときには、その
閉動作を敏速としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、グローブボ
ックスのリッドが垂直より水平側へ傾斜した状態が閉位
置であり、その傾斜状態から水平の状態へ開くような場
合、リッドの開動作の当初から大きな荷重がピストンの
一方向へ及ぶ。扉が大きく、重い場合には特に、大きな
制動力がリッドの開動作の当初から必要である。
【0009】しかし、リッドを閉めた状態では、ピスト
ンは反対方向の移動を止めた状態にある。この状態から
ピストンの移動方向を一方向に変えて、リッドを開けよ
うとすれば、Oリングは第2位置から第1位置へ移動し
て開閉孔を閉める必要がある。このとき、Oリングが第
2位置から第1位置まで移動する間が、制動の効かない
空走状態となる。空走状態から制動が効き始めるとき、
急に制動が効くので、リッドを空走状態側へ押し戻す力
が発生し、がた付きが生ずる。
【0010】これを回避するため、エアダンパを大型化
することが考えられるが、エアダンパを設置するスペー
スが限られているため、それは難しい。小さなエアダン
パで大きな制動力を得るには、Oリングのシリンダの内
周との間の摩擦力を増大することが考えられるが、この
場合には、Oリングの移動が円滑でなくなり、開閉孔の
開閉が適正を欠いて、いわゆる、ワンウエイ型の効果が
発揮されない恐れがある。
【0011】本発明は、上記事実を考慮し、空走状態を
なくし、ピストンの円滑な移動を果たすエアダンパを提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明のエアダンパは、ピストンを
介してシリンダ内に空気室を形成し、ピストンがシリン
ダ内を一端と他端との間で相対的に移動し、オリフィス
を介して空気室の空気を流動させ、制動を行うエアダン
パにおいて、前記ピストンに設けられ、ピストンの移動
方向前後両側を連通する開閉孔と、前記ピストンの外周
に設けられ、シリンダの内周と接し、ピストンの移動方
向に沿ってピストンに対して第1位置と第2位置との間
で移動可能とされ、第1位置では開閉孔を閉じ、第2位
置では開閉孔を開けるようにされ、ピストンの移動方向
がシリンダの他端から一端への一方向から反対方向へ変
わるとシリンダの内周との間の摩擦力に基づき第1位置
から第2位置へ移動し、ピストンの移動方向が前記反対
方向から前記一方向へ変わると前記摩擦力に基づき第2
位置から第1位置へ移動してなる第1シール部材と、前
記ピストンの外周に設けられ、シリンダの内周と接し、
常にシリンダの内周との間に摩擦力を及ぼす第2シール
部材とを、備えた構成を特徴とする。
【0013】請求項2に係る本発明のエアダンパは、請
求項1の構成において、前記第1シール部材及び第2シ
ール部材は共にOリングで形成され、前記ピストンの外
周には環状に、第1凹部、第2凹部がそれぞれ、ピスト
ン移動方向に離間して対向して凹設され、前記第1凹部
は、内部に第1シール部材を嵌合させ、第1位置と第2
位置との間で第1シール部材の移動を許容し、第2凹部
は、内部に第2シール部材を嵌合させ、ピストン移動方
向に沿う第2シール部材の移動を阻止してなることを特
徴とする。
【0014】
【作用】上記構成によれば、ピストンがシリンダ内を相
対的に移動することによって、空気室の空気が流動し、
制動が行われる。
【0015】ピストンが一方向に移動するときは、オリ
フィスで空気の流動がなされ、この流動抵抗によって制
動力が得られる。
【0016】ピストンが反対方向へ移動するときは、開
閉孔が開き、空気が開閉孔を通って逃げて制動が減ぜら
れる。
【0017】ピストンが反対方向から一方向へ移動方向
を変えるとき、第1シール部材は、開閉孔を閉じるため
に、第2位置から第1位置へ移動する。第2シール部材
がなく、第1シール部材だけであれば、開閉孔が閉じる
までは、制動の効かない空走状態となる。これに対し
て、本発明では、第2シール部材とシリンダの内周との
間で常に、摩擦力が作用し、第1シール部材が開閉孔を
閉じるために第2位置から第1位置へ移動する間もその
摩擦力が制動力となって、上記空走状態が阻止される。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係るエアダンパの一実施例
を、自動車のグローブボックスに適用して、図1乃至図
8に基づき説明する。
【0019】図1及び図3に示すように、エアダンパ1
0では、ピストン12が、シリンダ14内に、シリンダ
14の軸方向(図1で左右方向)に沿って、シリンダ1
4の一端(図1で左端)と他端(図1で右端)との間を
相対的に往復移動可能とされる。シリンダ14は、他端
が開放され、一端が底16とされた有底円筒形状のシリ
ンダ本体18と、開放他端を閉成するキャップ20とで
構成される。キャップ20は、底付け円筒形状とされ、
キャップ20の周面に設けた係合孔22を、これに対応
してシリンダ本体18の外周に突設した係合突起24と
弾性的に係合させて、取り付けられる。
【0020】図4及び図5に示すように、ピストン12
はシリンダ14と同軸で、シリンダ14の一端側が開放
され他端側に底30を有する底付き円筒形状とされる。
ピストン12の底30には、ピストンロッド32の一端
が連接される。ピストンロッド32は、長板状とされ、
シリンダ14と同軸状に位置し、ピストンロッド32の
他端部は、キャップ20の底の貫通孔34を貫通してシ
リンダ14外に延出される。
【0021】ピストン12の外周は、軸方向両端に大径
部(シリンダ14の一端側の第1大径部36と、シリン
ダ14の他端側の第2大径部38と)を備えるとともに
大径部36、38間に中間大径部39を備え、第1大径
部36と中間大径部39との間に第2凹部41を形成
し、中間大径部39と第2大径部38との間に第1凹部
43を形成する。いずれの凹部41、43も、環状に形
成される。
【0022】第1凹部43内には、第1シール部材とし
ての第1のOリング42が嵌合し、シリンダ14の内周
と接し、第2凹部41内には、第2のOリング37が嵌
合し、両大径部36、38の外周、中間大径部39の外
周と、シリンダ14の内周との間に間隙を形成した状態
で、両Oリング42、37は、シリンダ14の内周と接
し、シリンダ14内には、ピストン12の軸方向両側
(ピストン12の移動方向両側)に、空気室44、46
が区画形成される。すなわち、シリンダ14の一端側に
第1空気室44が形成され、シリンダ14の他端側に第
2空気室46が形成される。両Oリング42、37は、
例えば、合成樹脂製のゴム等の弾性材で形成される。
【0023】また、ピストン12の底30には、ピスト
ン12の軸方向両側(第1空気室44と第2空気室46
と)を連通するオリフィス(小孔)48が設けられてい
る。
【0024】第2のOリング37は第2凹部41内で、
ピストン12に対して軸方向には、不動状態とされ、第
1のOリング42は第1凹部43内で、ピストン12に
対して軸方向に沿って相対的に移動可能とされ、移動範
囲は、第2大径部38で当接規制される第1位置(図1
及び図4の位置)と中間大径部39で当接規制される第
2位置(図2及び図5の位置)との間とされる。第1の
Oリング42、第2のOリング37は共に、ピストン1
2の移動に伴いシリンダ14の内周と摺接し、シリンダ
14の内周との間には摩擦力が作用する。第2のOリン
グ37は、ピストン12の移動に伴い常に、シリンダ1
4の内周と摺接するが、第1のOリング42は、ピスト
ン12が、シリンダ14の他端から一端への一方向(図
に矢印Cで示す)の移動から反対方向(シリンダ14の
一端から他端への方向)への移動に移動方向を変える
と、第1のOリング42とシリンダ14の内周との間の
摩擦力でピストン12の移動によってシリンダ14に対
して若干引きずられるようにして、第1位置から第2位
置へ相対的に移動し、ピストン12の続行する反対方向
の移動によっては第2位置へ保持される。逆に、ピスト
ン12が反対方向から一方向へ移動方向を変えると、第
1のOリング42とシリンダ14の内周との間の摩擦力
でピストン12の移動によって若干引きずられるように
して、第2位置から第1位置へ移動し、ピストン14の
続行する一方向の移動によっては第1位置へ保持され
る。
【0025】また、第1凹部43の底には、第1凹部4
3の幅方向に沿って、シリンダ14の筒内と連通する開
口52が形成される。開口52は、中間大径部39から
第1凹部43の幅方向中間まで延びて、第2大径部38
には到らない。第1のOリング42が第2位置にあると
きは、第1凹部43の開口52有り部位に位置し、開口
52ではOリング42との間に間隙51(図5を参照)
ができ、開口52は、一方で、第1空気室44と連通
し、他方で、第1のOリング42の第2大径部38側に
露出し、第2大径部38の外周とシリンダ14の内周と
の間の間隙を通って第2空気室46と連通する。第1の
Oリング42が第1位置にあるときは、第1凹部43の
開口52無し部位に位置し、開口52の他方は、Oリン
グ42の第2大径部38側には露出できず、第1空気室
44と第2空気室46とは開口52によっては連通され
ない。開口52は、ピストン12の一方向の移動によっ
て閉じ、ピストン12の反対方向の移動によっては開く
開閉孔を構成する。なお、本実施例では、開口52は、
第1凹部43において2ヶ所に形成されている。
【0026】開口52によって形成される開閉孔は、オ
リフィス48の孔径より大きくされている。ピストン1
2が一方向へ移動するときは、両空気室44、46間に
渡る空気流動は、オリフィス48で行われ、そのオリフ
ィス48を通る空気の流動抵抗に基づく制動力が作用
し、制動が効く。逆に、ピストン12が反対方向へ移動
するときは、両空気室44、46に渡る空気流動は、主
に、開口52を介して行われ、空気は開口52を通って
逃げるようにされ、制動力が弱まり、制動が減ぜられ
る。
【0027】なお、シリンダ14の底16には外面に、
取り付け片56が突設され、取り付け片56には取り付
け孔58が形成される。ピストンロッド32の延出先端
部には、取り付け孔60が形成される。
【0028】このように構成されたエアダンパ10を用
いる自動車のグローブボックスでは(図8には、グロー
ブボックス62、68が上下に2個示されているが、下
側のグローブボックス68について説明する)、図6及
び図7に示すように、グローブボックス68の可動部材
としてのリッド64が、この下端の回動軸65でグロー
ブボックス68の収納部66側に回動自在に支持され
て、垂直から水平側に傾斜した状態(図6の状態)で閉
じ、水平な状態(図7の状態)で開く(リッド64は外
側に湾曲形成されており、ほぼ水平な状態で開く)。取
り付け片56は取り付け孔58を介して、グローブボッ
クス62の収納部66側に支持され、取り付け孔58を
中心に回動自在とされ、ピストンロッド32は、取り付
け孔60を介してグローブボックス58のリッド64に
支持され、取り付け孔60を中心にして回動自在とされ
る。
【0029】リッド64が閉じて傾斜状態にあるとき
は、ピストンロッド32はシリンダ14から引き出され
た状態にありピストン12はシリンダ14の他端に位置
する。図7に示すように、リッド64が矢印Dの向きに
開くのに伴い、ピストンロッド32はシリンダ14内へ
引き込まれ、ピストン12はシリンダ14内を他端から
一端へ向けて一方向へ移動する。リッド64が開き終わ
った水平位置では、ピストン12はシリンダ14の一端
に位置する。
【0030】上記構成によれば、ピストン12がシリン
ダ14内を相対的に移動することによって、空気室4
4、46の空気が流動し、制動が行われる。
【0031】ピストン12が一方向に移動するときは、
オリフィス48で空気の流動がなされ、この流動抵抗に
よって制動力が得られる。
【0032】ピストン12が反対方向へ移動するとき
は、開口52が開き、空気が開口52を通って逃げて制
動が減ぜられる。
【0033】ピストン12が反対方向から一方向へ移動
方向を変えるとき、第1のOリング42は、開口52を
閉じるために、第2位置から第1位置へ移動する。第2
のOリング37がなく、第1のOリング42だけであれ
ば、開口52が閉じるまでは、制動の効かない空走状態
となる。これに対して、本発明では、第2のOリング3
7とシリンダ14の内周との間で常に、摩擦力が作用
し、それに応じた制動力が得られ、上記空走状態が阻止
される。
【0034】シリンダ14の他端から一端へのピストン
14の一方向の移動を伴うリッド64の作動当初からリ
ッド64が大きな荷重をピストン14の一方向へ及ぼし
てなるような場合には、上記空走状態がなくなることに
より、ピストン12の円滑な移動が実現される。
【0035】上記実施例では、エアダンパを自動車のグ
ローブボックスに適用して説明したが、それに限らず、
例えば、テレビ等の操作パネルの開閉カバー等、他のも
のについても適用可能である。
【0036】また、上記実施例では、ピストン側に可動
部材としてのリッドを連結しているが、逆に、シリンダ
側にリッドを連結してもよいものである。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のエアダ
ンパによれば、空走状態をなくし、ピストンの円滑な移
動を果たす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアダンパの一実施例を示し、図3の
矢印Aの向きから見た断面図である。
【図2】ピストンがシリンダの他端に位置する状態を示
す、図1に対応する図である。
【図3】本実施例のエアダンパを示す分解斜視図であ
る。
【図4】本実施例のエアダンパの一部を示し、ピストン
がシリンダの一端部に位置する状態を、図3の矢印Bの
向きから見た拡大断面図である。
【図5】本実施例のエアダンパの一部を示し、ピストン
がシリンダの他端部に位置する状態を、図3の矢印Bの
向きから見た拡大断面図である。
【図6】本実施例のエアダンパを自動車のグローブボッ
クスに適用して示す図である。
【図7】グローブボックスのリッドが開いたときのエア
ダンパの状態を示す、図6に対応する図である。
【図8】自動車のグローブボックスを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 エアダンパ 12 ピストン 14 シリンダ 32 ピストンロッド 37 第2のOリング(第2シール部材) 41 第2凹部 42 第1のOリング(第1シール部材) 43 第1凹部 44 第1空気室(空気室) 46 第2空気室(空気室) 48 オリフィス 52 開口(開閉孔) 64 リッド(可動部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 克紀 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンを介してシリンダ内に空気室を
    形成し、ピストンがシリンダ内を一端と他端との間で相
    対的に移動し、オリフィスを介して空気室の空気を流動
    させ、制動を行うエアダンパにおいて、 前記ピストンに設けられ、ピストンの移動方向前後両側
    を連通する開閉孔と、 前記ピストンの外周に設けられ、シリンダの内周と接
    し、ピストンの移動方向に沿ってピストンに対して第1
    位置と第2位置との間で移動可能とされ、第1位置では
    開閉孔を閉じ、第2位置では開閉孔を開けるようにさ
    れ、ピストンの移動方向がシリンダの他端から一端への
    一方向から反対方向へ変わるとシリンダの内周との間の
    摩擦力に基づき第1位置から第2位置へ移動し、ピスト
    ンの移動方向が前記反対方向から前記一方向へ変わると
    前記摩擦力に基づき第2位置から第1位置へ移動してな
    る第1シール部材と、 前記ピストンの外周に設けられ、シリンダの内周と接
    し、常にシリンダの内周との間に摩擦力を及ぼす第2シ
    ール部材とを、 備えたことを特徴とするエアダンパ。
  2. 【請求項2】 前記第1シール部材及び第2シール部材
    は共にOリングで形成され、 前記ピストンの外周には環状に、第1凹部、第2凹部が
    それぞれ、ピストン移動方向に離間して対向して凹設さ
    れ、 前記第1凹部は、内部に第1シール部材を嵌合させ、第
    1位置と第2位置との間で第1シール部材の移動を許容
    し、第2凹部は、内部に第2シール部材を嵌合させ、ピ
    ストン移動方向に沿う第2シール部材の移動を阻止して
    なる請求項1に記載のエアダンパ。
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