JPH08105451A - 軸受け構造 - Google Patents

軸受け構造

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Publication number
JPH08105451A
JPH08105451A JP26146194A JP26146194A JPH08105451A JP H08105451 A JPH08105451 A JP H08105451A JP 26146194 A JP26146194 A JP 26146194A JP 26146194 A JP26146194 A JP 26146194A JP H08105451 A JPH08105451 A JP H08105451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
bearing
groove
peripheral surface
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP26146194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Suda
英一 須田
Hideyuki Kato
秀行 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP26146194A priority Critical patent/JPH08105451A/ja
Publication of JPH08105451A publication Critical patent/JPH08105451A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒状の軸を軸受けに単に差し込むだけで、
軸を軸受けに固定することができるようにすること。 【構成】 円筒状の軸受け6の外周面の全周に所定の幅
の溝8を設け、一方円筒状の軸10側には内方に向かって
前記軸受け6の外周面に設けた溝8に嵌合する爪11を形
成する。これにより、円筒状の軸10を軸受け6の外周面
に案内させて差し込むことにより、軸10の内周面に突出
している爪11が軸受け6の外周面に形成されている溝8
に嵌合し、軸10の軸心方向および円周方向の位置合わせ
をするこななく、軸10を軸受け6に単に差し込むだけで
固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸が抜けないように結
合するための軸受けの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の軸受けは例えば、自動車のステ
アリングコラムに使用される。図9および図10に示すよ
うに、円筒状の軸受け1の外周面に出没可能にピン2が
設けられており、内周面3には軸が挿入固定されるよう
になっている。一方この軸受け1によって結合される軸
には図11に示すように、軸受け1の外周面に設けられた
ピン2が嵌合する孔5が軸4の外周面に明けられてい
る。そして、軸4を軸受けする場合に、ピン2を押し込
むようにして、軸受け1に軸4を差し込み孔5をピン2
に位置合わせすることにより、ピン2が孔5に嵌合して
突出し、軸4が軸受け1から抜けないように結合される
ようになっている。
【0003】また、抜け止めの一般的なものとして例え
ば、実開昭62-176003 号公報にスナップリングを用いた
ものが開示されている。ベアリングを軸に固定する手段
として、軸の全周に所定幅の溝を設け、軸に装着されて
いるベアリングを押えるように軸にカラーを嵌め込み、
軸の全周に設けた溝にスナップリングを嵌着して、カラ
ーの端部を押えるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9から図11に示した
従来例においては、軸受け1に軸4を差し込んでピン2
と孔5とを位置合わせしなければならないので、軸受け
1および軸4の軸心の方向と軸4の円周方向の二方向の
位置わせが必要になる。その結果、ピンと孔とを位置合
わせして両者を結合するのに時間がかかり、特にピン2
と孔5との関係が目視できないところでの両者の結合が
困難であり、自動車のように大量生産の場合は組付性の
点で改良すべき問題がある。
【0005】次に、実開昭62-176003 号公報に開示され
たスナップリングを用いたものにあっては、軸に装着さ
れた部品が一方向に抜けないようにすることでは有効で
あるが、図11に示すように、軸受けに差し込まれた円筒
状の軸を軸心方向に固定することができない。
【0006】本発明は、円筒状の軸を軸受けに単に差し
込むだけで、軸を軸受けに固定することができる軸受け
構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明にかかる手段は、軸が抜けないように結合する
ための軸受けにおいて、円筒状の軸受けの外周面の全周
に所定の幅の溝を設け、一方円筒状の軸側には内方に向
かって前記軸受けの外周面に設けた溝に嵌合する凸部を
形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、円筒状の軸受けの外周面の全周に
所定の幅の溝を設け、一方円筒状の軸側には内方に向か
って前記軸受けの外周面に設けた溝に嵌合する凸部を形
成したので、円筒状の軸を軸受けの外周面に案内させて
差し込むことにより、軸の内周面に突出している凸部が
軸受けの外周面に形成されている溝に嵌合する。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。図
1において、軸受け6の一端には軸受けの直径D3 より
も大きな直径D1 のフランジ部7が形成されており、こ
のフランジ部7側から縮径部9を形成して、軸受けの直
径D3 よりも小径の溝(段部)8が軸受け1の外周面の
全周に設けられている。そしてこの溝8は図2に示すよ
うにフランジ部7の内側からL1 の位置に形成されてい
る。また、軸受け6の直径D3 は図3に示すように、軸
10が軸受け6に差し込み可能なように、軸10の内径より
も幾分小径になっている。
【0010】図3において、円筒状の軸10には図7にも
示すように、軸10の周面の一部を切欠いて軸10の内周面
に突出するように爪11が設けられ、この爪11の先端から
軸10の端面12までの長さがL2 になっており、この長さ
L2 の寸法は図2に示した溝8とフランジ部7との間の
距離L1 にほぼ等しいか、あるいは幾分短くなってい
る。そして、図3に示すように軸受け1には別の軸13が
嵌着されている。
【0011】このように構成した本実施例の作用につい
て次に説明する。図3に示すように、軸受け6に軸10を
差し込むことにより、軸10の内周面に突出している爪11
はスプリング効果により押し広げられる。そして、爪11
の先端が溝8のところまできた時に、スプリング効果に
より爪11が軸10の内周面に突出し、爪11の先端が溝8に
係合する。この爪11と溝8との係合において、溝8は軸
受け6の外周面の全周に形成されているので、軸10の円
周方向への位置合わせが不要になると共に、軸10の軸方
向に対しては、爪11と溝8とが係合するまで、軸10を軸
受け6に差し込めばよいので、軸10の軸方向への位置合
わせも不要である。
【0012】また、フランジ部7と溝8との間の距離L
1 と軸10の端面12と爪11の先端との間の長さL2 とをほ
ぼ等しくすることにより、軸10の軸受け6への差し込み
深さがフランジ7によって規制されて、溝8と爪11との
軸方向の位置合わせができると共に、爪11の先端が溝8
に係止され軸10の端面12がフランジ7に係止されて、軸
10を軸心の左右方向に固定することができる。また、軸
受け6の外周面の全周に溝8が形成されているので、溝
8に爪11の先端が係合しても軸10の円周方向への拘束は
なく、軸受け6に対して軸10を回すことができる。
【0013】次に他の実施例について説明する。図4に
示すように、この実施例も同様に軸受け6の一端には軸
受けの直径D3 よりも大きな直径D1 のフランジ部7が
形成されている。また、軸受け6の外周面の全周に幅W
1 で深さH1 の溝14が設けられている。そしてこの溝14
は図5に示すようにフランジ部7の内側からL1 の位置
に形成されている。また、軸受け6の直径D3 は図6に
示すように、軸10が軸受け6に差し込み可能なように、
軸10の内径よりも幾分小径になっている。
【0014】図6において、円筒状の軸10には図8にも
示すように、軸10の周面の一部を変形させて軸10の内周
面に突出するように凸部15が設けられ、この凸部15の中
心から軸10の端面12までの長さがL2 になっており、こ
の長さL2 の寸法は図5に示した溝14とフランジ部7と
の間の距離L1 にほぼ等しいか、あるいは幾分短くなっ
ている。また、凸部15の根本の幅(直径)W2 は溝14の
幅W1 に等しいかあるいは幾分大きくなっており、高さ
H2 は溝14の深さH1 よりも低くなっている。本実施例
では凸部15が軸10の周面の一部を変形して形成されてい
るが、軸10の周面の全周に凸部15を形成するようにして
もよい。そして、図6に示すように軸受け1には別の軸
13が嵌着されている。
【0015】このように構成した本実施例の作用につい
て次に説明する。図6に示すように、軸受け6に軸10を
差し込むことにより、軸10の内周面に突出している凸部
15はスプリング効果により押し広げられる。そして、凸
部15が溝14のところまできた時に、スプリング効果によ
り凸部15が軸10の内周面に突出し、凸部15が溝14に係合
する。この凸部15と溝14との係合において、溝14は軸受
け6の外周面の全周に形成されているので、軸10の円周
方向への位置合わせが不要になると共に、軸10の軸方向
に対しては、凸部15と溝14とが係合するまで、軸10を軸
受け6に差し込めばよいので、軸10の軸方向への位置合
わせも不要である。
【0016】また、フランジ部7と溝14との間の距離L
1 と軸10の端面12と凸部15の先端との間の長さL2 とを
ほぼ等しくすることにより、軸10の軸受け6への差し込
み深さがフランジ7によって規制されて、溝14と凸部15
との軸方向の位置合わせができると共に、凸部15が溝14
に係止され軸10の端面12がフランジ7に係止されて、軸
10を軸心の左右方向に固定することができる。本実施例
の場合には、溝14に凸部15が係合することにより、軸10
の軸心の左右方向への抜けが拘束されるので、フランジ
7を設けなくてもよい。また、軸受け6の外周面の全周
に溝14が形成されているので、溝14に凸部15が係合して
も軸10の円周方向への拘束はなく、軸受け6に対して軸
10を回すことができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、円筒
状の軸受けの外周面の全周に所定の幅の溝を設け、一方
円筒状の軸側には内方に向かって前記軸受けの外周面に
設けた溝に嵌合する凸部を形成したので、円筒状の軸を
軸受けの外周面に案内させて差し込むことにより、軸の
内周面に突出している凸部が軸受けの外周面に形成され
ている溝に嵌合することができ、軸の軸心方向および円
周方向の位置合わせをするこなく、軸を軸受けに単に差
し込むだけで軸を軸受けに固定することができる。これ
により、軸の組付が容易になり生産性を向上することで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である軸受けの正面図であ
る。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1における軸受けに軸を装着した状態を示す
縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施例である軸受けの正面図であ
る。
【図5】図4の縦断面図である。
【図6】図4における軸受けに軸を装着した状態を示す
縦断面図である。
【図7】図3における軸の斜視図である。
【図8】図6における軸の斜視図である。
【図9】従来の軸受けの正面図である。
【図10】図9の縦断面図である。
【図11】図9の軸受けに軸を装着する状態を示す斜視
図である。
【符合の説明】
6 軸受け 7 フランジ 8 溝(段部) 10 軸 11 爪 14 溝 15 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸が抜けないように結合するための軸受
    けにおいて、円筒状の軸受けの外周面の全周に所定の幅
    の溝を設け、一方円筒状の軸側には内方に向かって前記
    軸受けの外周面に設けた溝に嵌合する凸部を形成したこ
    とを特徴とする軸受け構造。
JP26146194A 1994-09-30 1994-09-30 軸受け構造 Pending JPH08105451A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26146194A JPH08105451A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 軸受け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26146194A JPH08105451A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 軸受け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08105451A true JPH08105451A (ja) 1996-04-23

Family

ID=17362224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26146194A Pending JPH08105451A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 軸受け構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH08105451A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343206A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Koyo Seiko Co Ltd ステアリング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343206A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Koyo Seiko Co Ltd ステアリング装置

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