JPH08104652A - 置換ベンゾシクロアルケン類の製造方法 - Google Patents

置換ベンゾシクロアルケン類の製造方法

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JPH08104652A
JPH08104652A JP26840194A JP26840194A JPH08104652A JP H08104652 A JPH08104652 A JP H08104652A JP 26840194 A JP26840194 A JP 26840194A JP 26840194 A JP26840194 A JP 26840194A JP H08104652 A JPH08104652 A JP H08104652A
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acid
organic
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JP26840194A
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Hiroyuki Nakahira
博之 中平
Tatsuya Takeda
達也 竹田
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Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C1/00Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon
    • C07C1/32Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon starting from compounds containing hetero-atoms other than or in addition to oxygen or halogen
    • C07C1/325Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon starting from compounds containing hetero-atoms other than or in addition to oxygen or halogen the hetero-atom being a metal atom
    • C07C1/326Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon starting from compounds containing hetero-atoms other than or in addition to oxygen or halogen the hetero-atom being a metal atom the hetero-atom being a magnesium atom
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C1/00Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon
    • C07C1/32Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon starting from compounds containing hetero-atoms other than or in addition to oxygen or halogen
    • C07C1/325Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon starting from compounds containing hetero-atoms other than or in addition to oxygen or halogen the hetero-atom being a metal atom
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えばステロイド類、シクロペンタフェナン
スレン、血小板活性化因子拮抗薬、1−置換−2−テト
ラロンなどの合成中間体の製造方法を提供する。 【構成】 例えば下式で表される1−テトラロンを(C
33SiSO2CF3存在下エチルマグネシウムブロマ
イドと反応させて1−エチル−3,4−ジヒドロナフタ
レンを製造する方法。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品の合成中間体と
して有用な置換ベンゾシクロアルケン類の新規製造法に
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明により製造される化合物は、例え
ば、ステロイド類(Symmes,C.Jr. et
al.,J.Org.Chem.,44,1048(1
979),Quinkert,G. et al.,T
etrahedron Lett.,33,3617
(1992),Takano,S. et al.,T
etrahedron Lett.,33,1909
(1992))およびシクロペンタフェナンスレン(W
oski,S.A. et al.,J.Org.Ch
em.,57,5736(1992))の出発原料、血
小板活性化因子拮抗薬(Guthrie,R.W. e
t al.,J.Med.Chem.,33,2856
(1990))の合成中間体として、また、1−置換−
2−テトラロン(Kirkiacharian,B.
S. et al.Synth.Commun.,
,737(1993))の原料としても利用できる。
【0003】特に、1位置換3,4−ジヒドロナフタレ
ン類および3位置換インデン類は、種々の医薬品の重要
な中間体として工業的に価値が高く、より簡便で効率の
よい製造方法が望まれていた。従来、1位置換3,4−
ジヒドロナフタレン類および3位置換インデン類は、各
々対応する出発原料である1−テトラロン類および1−
インダノン類から2工程を経て製造されている。すなわ
ち、これらの出発原料を有機マグネシウム化合物または
有機アルカリ金属化合物と反応させて、一旦、対応する
アルコール類とし、次いで、これを、酸等と処理して水
酸基を脱離させる2段階の工程が必要であった(例え
ば、Guthrie,R.W. et al.,J.M
ed.Chem.,33,2856(1990)、Wo
ski,S.A. et al.,J.Org.Che
m.,57,5736(1992)、Burnell,
D.J. et al.,Can.J.Chem.,
,816(1989)、Symmes,C.Jr.
et al.,J.Org.Chem.,44,104
8(1979)、Schneider,M.R. et
al.,Arch.Pharm.,323,17(1
990)に記載。)。アルコール類の合成の段階におい
て、塩基性が高い有機アルカリ金属化合物および有機マ
グネシウム化合物、特に、有機リチウム化合物および有
機マグネシウム化合物のカルボニル基への付加反応は、
カルボニル基のエノール化が優先するため、進行しにく
いことが知られている。したがって、付加反応を進行さ
せるためには、有機アルカリ金属化合物または有機マグ
ネシウム化合物の塩基性度等の性質を考慮した反応温度
および反応時間の細かい設定が必要となっている(例え
ば、Guthrie,R.W. et al.,J.M
ed.Chem.,33,2856(1990)、Sy
mmes,C.Jr. et al.,J.Org.C
hem.,44,1048(1979)、Woski,
S.A. et al.,J.Org.Chem.,
,5736(1992)に記載)。具体的には例え
ば、有機マグネシウム化合物との反応に於いては、1−
テトラロン類または1−インダノン類の溶液を5゜C〜
10゜Cに保ち、有機マグネシウム化合物を非常にゆっ
くりと加える必要があり、さらには滴下終了後(この時
点ではまだ対応するアルコール類は検出されない)に室
温または加熱環流下で反応を進行させる必要がある等の
非常に煩雑な操作を必要とし、加熱による原料または生
成物が分解する等の不都合があった。そこで、例えば、
カルボニル基のエノール化を進行させない化合物を用い
て1−テトラロンからアルコール類を合成する方法が報
告されている(今本ら、J.Am.Chem.So
c.,111,4392(1989))が、1−テトラ
ロンから1位置換3,4−ジヒドロナフタレン類に直接
変換するには至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の技術が有する上記のような欠点を解決するため、反応
操作が簡便で、かつ有機アルカリ金属および有機マグネ
シウム化合物、特に、有機リチウム化合物および有機マ
グネシウム化合物の塩基性の性質に左右されることのな
い一律の反応条件によって、置換ベンゾシクロアルケン
類を製造する方法を見出すことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討を重ねた結果、酸の存在下に反
応させることにより、従来困難であった1−テトラロン
類および1−インダノン類からの1位置換3,4−ジヒ
ドロナフタレン類または3位置換インデン類の合成が、
低温下で比較的短時間に行えることを見出した。この結
果は、従来法において、酸、特にルイス酸を同じ反応系
中に加える効果が検討されていなかったことから、全く
予期出来なかったものである。
【0006】即ち、本発明は1−テトラロン類または1
−インダノン類と有機アルカリ金属化合物または有機マ
グネシウム化合物とを、酸の存在下に反応させることを
特徴とする1位置換3,4−ジヒドロナフタレン類また
は3位置換インデン類の製造方法に関する。
【0007】1−テトラロン類または1−インダノン類
としては、例えば一般式(I)
【化3】 (式中、Aは単結合またはメチレン基を表し、R1およ
びR2は、それぞれ独立に水素原子または置換基を有し
ても良いアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基
もしくは芳香族基を表す。また、R1とR2は一体となっ
て環を形成していてもよい。R3、R4およびR5は、そ
れぞれ独立に水素原子、水酸基または置換基を有しても
良いアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、芳
香族基もしくは式−OCR678(R6、R7およびR8
は水素原子または置換基を有しても良いアルキル基、シ
クロアルキル基、アルケニル基もしくは芳香族基を表
す。)で表される基を表す。また、R3とR4またはR4
とR5は一体となって環を形成していてもよい。)で表
される化合物が挙げられる。有機アルカリ金属化合物ま
たは有機マグネシウム化合物としては、一般式(II) R9M (II) (式中、R9は置換基を有しても良いアルキル基、シク
ロアルキル基、アルケニル基または芳香族基を表し、M
は、アルカリ金属またはMgX(Xはハロゲン原子を表
す)を表す。)で表される化合物が挙げられる。例えば
一般式(I)で表される化合物と一般式(II)で表さ
れる化合物を本発明の製造方法に従い反応させることに
より、一般式(III)
【化4】 (式中、A、R1、R2、R3、R4、R5およびR9は上記
と同じ。)で表される化合物を製造することができる。
【0008】本発明における置換基を以下に説明する。
ハロゲン原子としては塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられ
る。アルキル基としては、炭素数1ないし20個の、枝
分かれがあっても良いアルキル基が挙げられる。具体的
には例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ドデシル、ウンデシル、トリデシル、テト
ラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシ
ル、オクタデシル、ノナデシル、エイコサニル等が挙げ
られる。好ましくは、炭素数1ないし10個の基がよ
く、具体的には、メチル、エチル、プロピル、ブチル、
イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘ
プチル、オクチル、ノニル、デシル等が挙げられる。ア
ルキル基の置換基としては、例えば芳香族基、ハロゲン
原子、アルコキシ基、アルケニルオキシ基およびアリー
ルオキシ基等が挙げられる。シクロアルキル基として
は、炭素数3ないし15個のシクロアルキル基が挙げら
れる。具体的には例えばシクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シ
クロドデシル、シクロウンデシル、シクロトリデシル、
シクロテトラデシル等が挙げられる。好ましくは、炭素
数5ないし10個の基がよく、具体的には、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチ
ル、シクロノニル、シクロデシル、シクロドデシル、シ
クロウンデシル等が挙げられる。シクロアルキル基の置
換基としては、例えば芳香族基、ハロゲン原子、アルコ
キシ基、アルケニルオキシ基およびアリールオキシ基等
が挙げられる。アルケニル基としては、例えば低級アル
ケニル基が挙げられる。低級アルケニル基としては、炭
素数2ないし7個の直鎖または分岐のアルケニル基が挙
げられ、具体的には例えばビニル、アリル、1−ブテニ
ル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−ペンテニル、2
−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル等が挙
げられる。アルケニル基の置換基としては、例えば芳香
族基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基およびアリー
ルオキシ基等が挙げられる。芳香族基としては、芳香族
炭化水素基および複素環式芳香族基が挙げられ、芳香族
基の置換基としては、例えばハロゲン原子、水酸基、ア
ルキル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基およびア
リールオキシ基等が挙げられる。芳香族炭化水素基とし
ては、炭素数10個以下の基が挙げられ、具体的には例
えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビフェニ
ル−4−イル等が挙げられる。複素環式芳香族基として
は、例えば単環の芳香族複素環基が挙げられ、単環の芳
香族複素環基としては例えば、炭素数5個以下の、ヘテ
ロ原子として窒素原子、酸素原子、または硫黄原子を
1、2、または3個、同一あるいは相異なって含む基が
挙げられ、具体的には例えば、2−ピリジル、3−ピリ
ジル、4−ピリジル、2−ピリミジニル、4−ピリミジ
ニル、5−ピリミジニル、2−チアゾリル、4−チアゾ
リル、5−チアゾリル、2−オキサゾリル、4−オキサ
ゾリル、5−オキサゾリル、3−イソオキサゾリル、4
−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、3−イソ
チアゾリル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリ
ル、2−フリル、3−フリル、2−イミダゾリル、4−
イミダゾリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピロ
リル、3−ピロリル、1−ピラゾリル、3−ピラゾリ
ル、4−ピラゾリル、2−ピラジニル、3−ピリダジニ
ル、4−ピリダジニル、1−トリアゾリル、3−トリア
ゾリル、5−トリアゾリル、3−オキサジアゾリル、5
−オキサジアゾリル等が挙げられる。アルコキシ基とし
ては、酸素原子に炭素数1ないし20個のアルキル基が
結合したものが挙げられ、具体的には例えば、メトキ
シ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ、ペントキ
シ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキ
シ、ノニルオキシ、デシルオキシ等が挙げられる。好ま
しくは、酸素原子に炭素数1ないし10個のアルキル基
が結合したものがよい。アルケニルオキシ基としては、
酸素原子に炭素数2ないし20個のアルケニル基が結合
したものが挙げられ、具体的には例えば、アリルオキ
シ、2−ブテニルオキシ、3−ブテニルオキシ、2−ヘ
キセニルオキシ、2−ヘプテニルオキシ、2−オクテニ
ルオキシ等が挙げられる。好ましくは、酸素原子に炭素
数2ないし10個のアルケニル基が結合したものがよ
い。アリールオキシ基としては、酸素原子に炭素数15
個以下の基が結合したものが挙げられ、具体的には例え
ば、フェノキシ、1−ナフトキシ、2−ナフトキシ等が
挙げられる。R1とR2が一体となって形成する環として
は、例えばシクロヘキサン等の炭素数10個以下の炭化
水素環が挙げられる。R3とR4またはR4とR5が一体と
なって形成する環としては、例えばシクロヘキサン等の
炭素数10個以下の炭化水素環や、ベンゼン環等の炭素
数10個以下の芳香族炭化水素環が挙げられる。アルカ
リ金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウムが挙
げられ、好ましくはリチウムが挙げられる。
【0009】本発明の原料である1−テトラロン類およ
び1−インダノン類は、公知化合物または公知化合物か
ら容易に合成できる化合物を用いることができ、市販の
化合物を利用することも出来る。1−テトラロン類およ
び1−インダノン類の合成方法としては、例えば以下の
ものが挙げられる。
【化5】 (式中、R11、R31、R41およびR51は、それぞれ
1、R3、R4およびR5の定義のうち、炭素−炭素二重
結合を有さない基を表し、Aは前記と同じ意味を表す)
に示される方法。即ち、式(IV−1)で表される化合
物をTHF等のエーテル系溶媒中、R11が水素原子であ
る時は室温、R11が水素原子でないときは加熱環流下、
式[P(Ph)3CH2ACOOH]+Br-で表される化
合物と反応させて式(IV−2)で表される化合物と
し、ついでパラジウム/炭素触媒存在下、メタノール、
エタノールなどのアルコール系溶媒中、室温で水素添加
反応させることにより(IV−3)で表される化合物と
し、さらに三フッ化硼素ジエチルエーテル錯体、四塩化
スズ等のルイス酸存在下、塩化メチレンなどのハロゲン
系溶媒中、室温〜加熱環流下の温度で反応させることに
より式(IV−4)で表される化合物を合成することが
できる(Beugelmans,R. et al.,
J.Org.Chem.,50,4933(1985)
参照)。
【化6】 (式中、R3、R4およびR5は前記と同じ意味を表
す。)に示される方法。即ち、式(V−1)で表される
化合物と式(V−2)で表される化合物とをTHF等の
エーテル系溶媒中、−78℃〜室温でリチウムジイソプ
ロピルアミドなどの求核性の低い有機リチウム化合物の
存在下反応させることにより式(V−3)で表される化
合物を合成することができる(Date,M. et
al.,Chem.Pharm.Bull.,38,9
02(1990)参照)。
【化7】 (式中、R1、R3、R4およびR5は前記と同じ意味を表
す。)に示される方法。即ち、式(VI−1)で表され
る化合物をTHF等のエーテル系溶媒中、−78℃〜室
温で、式(VI−2)で表される化合物と反応させて式
(VI−3)で表される化合物とし、ついで酢酸や塩化
水素で飽和させたメタノール溶液中等の酸性条件下で、
室温〜加熱環流下の温度で反応させることにより(VI
−4)で表される化合物とし、さらに三フッ化硼素ジエ
チルエーテル錯体存在下、塩化メチレンなどのハロゲン
系溶媒中、室温〜加熱環流下の温度で酸化第2水銀(H
gO)と反応させることにより式(VI−5)で表され
る化合物を合成することができる(Rigby,J.
H. et al.,J.Org.Chem.,55
5078(1990)参照)。
【化8】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5およびAは前記と同
じ意味を表す。)に示される方法。即ち、式(VII−
1)で表される化合物を三フッ化硼素ジエチルエーテル
錯体、四塩化スズ等のルイス酸存在下、塩化メチレンな
どのハロゲン系溶媒中、室温〜加熱環流下の温度で反応
させることにより式(VII−2)で表される化合物と
し、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ存
在下、メタノール、エタノールなどのアルコール系溶媒
中、室温〜加熱環流下の温度で加水分解させることによ
り(VII−3)で表される化合物を合成することがで
きる(Manas,A.R.B. et al.,Te
trahedron,43,1847(1987)参
照)。
【化9】 (式中、R3、R4およびR5は前記と同じ意味を表
す。)に示される方法。即ち、式(VIII−1)で表
される化合物をメタノールなどのアルコール系溶媒中、
室温〜加熱環流下の温度で亜鉛を還元剤として片方のカ
ルボニル基をメチレン基にすることにより式(VIII
−2)で表される化合物とし、ついで80%硫酸中室温
〜100℃で反応させることにより式(VIII−3)
で表される化合物を合成することができる(Barne
tt,B.E. et al.,J.Chem.So
c.,434(1933)参照)。
【化10】 (式中、R3、R4およびR5は前記と同じ意味を表
す。)に示される方法。即ち、式(IX−1)で表され
る化合物をRhCl(PPh33等のロジウム触媒及び
トリエチルアミン等の3級アミンの存在下、THF−水
混合溶媒中、一酸化炭素ガス加圧下(初期圧30kg/
cm2、最終圧70kg/cm2)100〜160℃で反
応させることにより式(IX−2)で表される化合物を
合成することができる(Takeuchi,R. et
al.,J.Org.Chem.,58,5386
(1993)参照)。
【0010】本発明で使用する有機アルカリ金属化合物
および有機マグネシウム化合物は、市販の試薬を利用す
ることが出来る。また、文献に記載されている方法を用
いて、有機アルカリ金属化合物(例えば、第4版実験化
学講座、丸善株式会社、平成4年発行、第24巻、20
−37頁)および有機マグネシウム化合物(例えば、第
4版実験化学講座、丸善株式会社、平成4年発行、第2
4巻、39−53頁)が調製出来る。
【0011】酸としては、ルイス酸、有機酸無水物、ま
たは無機酸が挙げられる。ルイス酸としては、例えばト
リフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル((CH
33SiOSO2CF3)、三フッ化ホウ素ジエチルエー
テル錯体(BF3・OEt2)、四塩化チタン(TiCl
4)、四塩化スズ(SnCl4)等が挙げられる。有機酸
無水物としては、例えば無水メタンスルホン酸((CF
3SO22O)、無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸等が
挙げられる。無機酸としては、例えば硫酸、塩酸等が挙
げられる。
【0012】反応は溶媒中で行うのが好ましく、溶媒と
しては、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチルエー
テル、ジメトキシエタン、ジオキサン等のエーテル類、
トルエン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン等の脂肪族炭
化水素類が挙げられる。これらは、単独もしくは混合溶
媒として使用できる。
【0013】有機アルカリ金属化合物または有機マグネ
シウム化合物の使用量としては、1−テトラロン類また
は1−インダノン類に対して0.9〜2.5当量が挙げ
られ、好ましくは1.1〜1.5当量の範囲が挙げられ
る。ただし、1−テトラロン類または1−インダノン類
が水酸基を有する場合、水酸基1つ毎に上記の有機アル
カリ金属化合物または有機マグネシウム化合物の当量に
さらに1当量増加し使用するのが好ましい。
【0014】酸としてルイス酸または有機酸無水物を用
いる場合の使用量としては、1−テトラロン類または1
−インダノン類に対して0.9〜2.0当量が挙げら
れ、好ましくは1.1〜1.5当量の範囲が挙げられ
る。
【0015】酸として無機酸を用いる場合の使用量とし
ては、1−テトラロン類または1−インダノン類に対し
て0.01〜2.0当量が挙げられ、好ましくは0.0
1〜0.1当量の範囲が挙げられる。
【0016】反応は通常、有機アルカリ金属化合物の場
合、通常−90℃ないし−10℃、好ましくは、−60
℃ないし−10℃の温度で10分〜1時間程度行われ
る。有機マグネシウム化合物の場合、通常−90℃ない
し−10℃、好ましくは、−60℃ないし−20℃の温
度で10分〜1時間程度行われる。反応操作及び反応は
無水条件下で行うのが好ましい。
【0017】1−テトラロン類または1−インダノン類
に対する有機アルカリ金属化合物または有機マグネシウ
ム化合物および酸の添加順序は、どちらからでもよい
が、好ましくは有機アルカリ金属化合物または有機マグ
ネシウム化合物を先に添加する方法がよい。具体的に
は、通常、−50℃下においてTHF中に懸濁している
1−テトラロン類または1−インダノン類に、有機アル
カリ金属化合物または有機マグネシウム化合物を加える
と、反応液が着色し溶解した状態になる。この状態では
まだ対応するアルコール類も1位置換3,4−ジヒドロ
ナフタレン類または3位置換インデン類も生成していな
いが、反応液に酸を加えることにより好適に反応が進行
する。酸を加えるまでの時間は、前記の反応液が着色し
溶解した状態になってからすぐに加えても有意な収率の
低下は認められなかった。また、酸を加えてすぐに後処
理しても有意な収率の低下は認められなかった。
【0018】以上の様にして得られた1位置換3,4−
ジヒドロナフタレン類または3位置換インデン類は常法
に従い、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、蒸留等
により精製することができる。
【0019】本発明によって製造される化合物から、例
えば文献記載(Takano,S.et al,Tet
rahedron Lett.,33,1909(19
92))の方法により下式に示すように(+)−エスト
ロンを合成することが出来る。
【化11】
【0020】
【発明の効果】本発明の製造法により、1−テトラロン
類および1−インダノン類から、1工程で、1位置換
3,4−ジヒドロナフタレン類および3位置換インデン
類をそれぞれ製造することが可能になった。従来の合成
法と比較して簡易かつ緩和条件下で反応を行うことが出
来る。具体的には、反応原料の種類によらず一定の低い
反応温度で行うことが出来るので原料及び生成物の熱に
よる分解の可能性が小さく、また短時間で反応が終了
し、さらには前記の従来の有機マグネシウム化合物との
反応にみられるような有機アルカリ金属化合物または有
機マグネシウム化合物滴下時及び滴下後の温度コントロ
ール等の煩雑さがなく工業的に容易に取り扱える。ま
た、本発明の製造法によれば、従来法では導入困難であ
った立体的にかさ高い置換基の導入が可能になった(例
えば、本発明者らは、Guthrie,R.W.らが行
った実験条件(Guthrie,R.W. et a
l.,J.Med.Chem.,33,2862(19
90))に基づき、tert−ブチルリチウムと6−メ
トキシ−1−テトラロンとの反応を行ったが、反応は全
く進行せず、生成物は得られなかった。)。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。 実施例 1
【化12】
【0022】−50℃下、1−テトラロン[Ia]
(0.731g,5.0mmol)のテトラヒドロフラ
ン(THF,6.0mL)懸濁液に、エチルマグネシウ
ムブロマイド(0.9M THF溶液,6.67ml,
6.0mmol)を滴下し、滴下終了後、さらに−50
℃で30分間攪拌した。次いで(CH33SiOSO2
CF3(1.2mL,6.0mmol)を加え、−50
℃で30分間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(10
0mL)に移し、酢酸エチル(40mLx2)で抽出
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。反応液を濾過
後、溶媒を留去し、得られた混合物を、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:
1)で分離・精製し、無色油状物として1−エチル−
3,4−ジヒドロナフタレン[IIIa](0.51
g,64%)を得た。
【0023】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
1.15 ( t, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.20-2.28 (m,
2 H), 2.41-2.50 (m, 2 H), 2.70-2.76 (m, 2 H),
5.85 (m, 1 H), 7.06-7.27 (m, 4 H). Mass:
m/e (rel. int.)158 (32), 143 (13), 129
(100), 115 (20), 102 (3), 91 (3), 77 (6). HRM
S: m/z 158.1061 (C1214, calcd. 158.109
5). 実施例 2
【化13】
【0024】−50℃下、6−ヒドロキシ−1−テトラ
ロン[Ib](1.0 g, 6.16 mmol)のT
HF(7.0 mL)懸濁液に、n−ブチルマグネシウ
ムクロライド(1.05 M THF溶液, 13.0 m
L, 13.6 mmol)を滴下し、滴下終了後、さら
に−50℃で30分間攪拌した。次いでBF3・OEt2
(1.67 mL, 13.6 mmol)を加え、−5
0℃で30分間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(1
50 mL)に移し、酢酸エチル(30 mLx3)で抽
出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。反応液を濾過
後、溶媒を留去し、得られた混合物を、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:
1)で分離・精製し、黄色油状物として1−ブチル−
3,4−ジヒドロナフタレン−6−オール[IIIb]
(0.96 g, 77%)を得た。
【0025】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
0.91 ( t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.32-1.40 (m,
2 H), 1.43-1.52 (m, 2 H), 2.16-2.24 (m, 2 H),
2.38 (m, 2 H),2.67 (t, J = 7.9 Hz, 2 H),
5.22 (s, 1H), 5.70 (t,J = 4.6 Hz, 1 H), 6.6
4 (d, J = 2.6 Hz, 1 H), 6.65 (dd, J = 2.6
及び 9.2 Hz, 1 H), 7.12 (d, J = 9.2 Hz, 1
H). Mass: m/e (rel. int.) 202 (2
0), 173 (7), 160 (100), 145 (40), 127 (14),115 (1
5), 91 (6), 77 (7), 63 (4). HRMS: m/z 202.13
71 (C1418O,calcd. 202.1357). 実施例 3
【化14】
【0026】−50℃下、6−メトキシ−1−テトラロ
ン[Ic](0.881 g, 5.0 mmol)のT
HF(6 mL)懸濁液にエチルマグネシウムブロマイ
ド(0.90 M THF溶液, 6.67 mL, 6.
0 mmol)を滴下し、滴下終了後、さらに−50℃
で30分間攪拌した。次いで(CH33SiOSO2
3(1.15 mL, 6.0 mmol)を加え、−5
0℃で30分間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(1
00 mL)に移し、酢酸エチル(40 mLx2)で抽
出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。反応液を濾過
後、溶媒を留去し、得られた混合物を、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:
1)で分離・精製し、無色油状物として1−エチル−6
−メトキシ−3,4−ジヒドロナフタレン[IIIc−
1](0.753 g, 80%)を得た。
【0027】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
1.14 (t, J = 7.4 Hz, 3 H),2.20-2.27 (m, 2
H), 2.39-2.47 (m, 2 H), 2.72 (t, J = 8.1 H
z, 2H), 3.80 (s, 3 H), 5.73 (t, J = 4.6 H
z, 1 H), 6.72 (d, J = 2.3Hz, 1 H), 6.73 (d
d, J = 2.3 及び 9.4 Hz, 1 H), 7.19 (d, J =
9.4 Hz, 1H). Mass: m/e (rel. in
t.) 188 (72), 173 (20),159 (100), 144 (28), 128
(24), 115 (48), 91 (8), 77 (7). HRMS: m/z18
8.1173 (C1316O, calcd. 188.1201). 実施例 4
【化15】
【0028】−50℃下、6−メトキシ−1−テトラロ
ン[Ic](0.881 g, 5.0 mmol)のT
HF(6 mL)懸濁液にn−ブチルリチウム(1.6
2 Mヘキサン溶液, 3.7 mL, 6.0 mmo
l)を滴下し、滴下終了後さらに−50℃で30分間攪
拌した。次いで(CH33SiOSO2CF3(1.15
mL, 6.0 mmol)を加え、−50℃で30分間
攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(150 mL)に
移し、酢酸エチル(40 mLx2)で抽出し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。反応液を濾過後、溶媒を留
去し、得られた混合物を、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で分離・
精製し、無色油状物として1−ブチル−6−メトキシ−
3,4−ジヒドロナフタレン[IIIc−2](0.5
57 g, 52%)を得た。
【0029】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
0.92 (t, J = 7.3 Hz, 3 H),1.35-1.53 (m, 4
H), 2.18-2.25 (m, 2 H), 2.40 (t, J = 6.9 H
z, 2H), 2.71 (t, J = 7.9 Hz, 2 H), 3.80
(s, 3H), 5.71 (t, J = 4.6Hz, 1 H), 6.71
(d, J = 2.6 Hz, 1 H), 6.72 (dd, J = 2.6 及
び 9.2 Hz, 1 H), 7.17 (d, J = 9.2 Hz, 1
H). Mass: m/e (rel. int.) 216 (23),
187 (8), 174 (100), 161 (64), 144 (14), 128 (23),
115 (24), 91 (9), 77 (8). HRMS: m/z 216.152
6 (C1520O, calcd. 216.1514). 実施例 5
【化16】
【0030】-50℃下、6-アリロキシ-1-テトラロン[I
d](1.5 g, 7.41 mmol)のTHF(7.0 mL)懸
濁液にn-ブチルマグネシウムクロライド(1.05 M T
HF溶液, 8.5 mL, 8.89 mmol)を滴下し、滴下
終了後さらに-50℃で30分間攪拌した。次いでBF3・O
Et2(1.1 mL, 8.89 mmol)を加え、-50℃で30
分間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(200 mL)に
移し、酢酸エチル(50mLx3)で抽出し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。反応液を濾過後、溶媒を留去
し、得られた混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で分離・精製
し、無色油状物として6-アリルオキシ-1-ブチル-3,4-ジ
ヒドロナフタレン[IIId](0.557 g, 52%)を得
た。
【0031】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
0.91 (t, J = 7.2 Hz, 3 H),1.31-1.56 (m, 4
H), 2.13-2.27 (m, 2 H), 2.35-2.45 (m, 2 H),
2.68-2.74 (m, 2 H), 4.49-4.53 (m, 2 H), 5.24-
5.29 (m, 1 H), 5.36-5.44 (m, 1 H), 5.71 (t,
J = 4.6 Hz, 1 H), 5.98-6.12 (m, 1 H), 6.70-
6.74 (m, 2 H), 7.15 (d, J = 9.2 Hz, 1 H).
Mass: m/e (rel.int.) 242 (43), 213
(10), 200 (15), 159 (100), 145 (8), 129 (13), 115
(51), 91 (26), 77 (10). HRMS: m/z 242.1683
(C1722O, calcd. 242.1670). 実施例 6
【化17】
【0032】-50℃下、6-メトキシ-1-テトラロン[Ic]
(3.52 g, 1.13 mol)のTHF(20 mL)懸濁液
に3-メチルブチルマグネシウムブロマイド[THF(15
mL)中、1-ブロモ-3-メチルブタン(3.02 g, 20.0
mmol)およびマグネシウム(0.49 g, 20.0 mmo
l)から調製した。]を滴下し、滴下終了後、さらに-50
℃で30分間攪拌した。次いでBF3・OEt2(2.95 m
L, 24.0 mmol)を加え、-50℃で30分間攪拌した。
反応混合物を飽和食塩水(300 mL)に移し、酢酸エチ
ル(100 mLx2)で抽出し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。反応液を濾過後、溶媒を留去し、得られた混
合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=20:1)で分離・精製し、無色油状物と
して6-メトキシ-1-(3-メチルブチル)-3,4-ジヒドロナフ
タレン[IIIc-3](3.36 g, 73%)を得た。
【0033】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
0.93 (d, J = 6.6 Hz, 6 H),1.35-1.44 (m, 2
H), 1.55-1.65 (m, 1 H), 2.17-2.29 (m, 2 H),
2.33-2.45 (m, 2 H), 2.65-2.78 (m, 2 H), 3.80
(s, 3 H), 5.72 (t, J = 4.4 Hz, 1 H), 6.70-
6.74 (m, 2 H), 7.17 (d, J = 8.9 Hz, 1 H).M
ass: m/e (rel. int.) 230 (10), 187
(2), 174 (100), 159 (15), 144 (8), 128 (12), 115
(13). HRMS: m/z 230.1682 (C1622O,cal
cd. 230.1670). 実施例 7
【化18】
【0034】-50℃下、6-メトキシ-1-テトラロン[Ic]
(200.0 g, 1.13 mol)のTHF(1.0 L)懸濁液
に3-フェニルプロピルマグネシウムブロマイド[THF
(800mL)中、1-ブロモ-3-フェニルプロパン(225.0
g, 1.13 mol)およびマグネシウム(31.04 g, 1.1
3 mol)から調製した。]を滴下し、滴下終了後、さ
らに-50℃で30分間攪拌した。次いでBF3・OEt2(16
6.0 mL, 1.35 mol)を加え、-50℃で1時間攪拌し
た。反応混合物を飽和食塩水(3.0 L)に移し、酢酸エ
チル(800 mLx3)で抽出し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。反応液を濾過後、溶媒を留去し、得られた
混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=10:1)で分離・精製し、黄色油状物
として6-メトキシ-1-(3-フェニルプロピル)-3,4-ジヒド
ロナフタレン[IIIc-4](189.0 g, 60%)を得た。
【0035】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
1.82-1.88 (m, 2 H), 2.19-2.25(m, 2 H), 2.41-
2.47 (m, 2 H), 2.64-2.73 (m, 4 H), 3.78 (s, 3
H), 5.72 (t, J = 4.5 Hz, 1 H), 6.66-6.70
(m, 2 H), 7.10 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.13-
7.30 (m, 5 H). Mass: m/e (rel. in
t.) 278 (6), 174 (100), 159 (10), 128 (9), 115
(10), 91 (18), 77 (7). HRMS: m/z 278.1658
(C2022O, calcd. 278.1670). 実施例 8
【化19】
【0036】-50℃下、6-メトキシ-1-テトラロン[Ic]
(3.52 g, 1.13 mol)のTHF(20 mL)懸濁液
に1-ブテニルマグネシウムブロマイド[THF(15 m
L)中、4-ブロモ-1-ブテン(2.7 g, 20.0 mmol)
およびマグネシウム(0.49 g,20.0 mmol)から調
製した。]を滴下し、滴下終了後、-50℃で30分間攪拌し
た。次いでBF3・OEt2(2.95 mL, 24.0 mmo
l)を加え、さらに-50℃で30分間攪拌した。反応混合
物を飽和食塩水(300 mL)に移し、酢酸エチル(100
mLx2)で抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。反応液を濾過後、溶媒を留去し、得られた混合物
を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=20:1)で分離・精製し、無色油状物として1
-(3-ブテニル)-6-メトキシ-3,4-ジヒドロナフタレン
[IIIc-5](3.04 g, 71%)を得た。
【0037】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
2.20-2.31 (m, 4 H), 2.46-2.52(m, 2 H), 2.70
(t, J = 7.6 Hz, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 4.94-
5.06 (m, 2 H), 5.73 (t, J = 4.5 Hz, 1 H),
5.80-5.95 (m, 1 H), 6.70-6.74 (m, 2 H), 7.16
(d, J = 9.2 Hz, 1 H). Mass: m/e (re
l.int.) 214 (100), 199(30), 186 (17), 173 (5
2), 159 (57), 141 (23), 128 (31). HRMS: m/z
214.1364 (C1518O, calcd. 214.1357). 実施例 9
【化20】
【0038】-50℃下、6-メトキシ-1-テトラロン[Ic]
(3.0 g, 17.0 mmol)のTHF(20 mL)懸濁液
にビニルマグネシウムブロマイド(0.87 M THF溶
液, 23.0 mL, 20.4 mmol)を滴下し、滴下終了
後、さらに-50℃で30分間攪拌した。次いでBF3・OE
2(2.5 mL, 20.4 mmol)を加え、-50℃で30分
間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(300 mL)に移
し、酢酸エチル(100 mLx2)で抽出し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。反応液を濾過後、溶媒を留去
し、得られた混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:1)で分離・精製
し、無色油状物として6-メトキシ-1-ビニル-3,4-ジヒド
ロナフタレン[IIIc-6](1.74 g, 55%)を得た。
【0039】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
2.24-2.32 ( m, 2 H), 2.69-2.77(m, 2 H), 3.18
(s, 3 H), 5.16 (dd, J = 1.8 及び 10.9 Hz, 1
H),5.50 (dd, J = 1.8 及び 17.5 Hz, 1 H), 6.
06 (t, J = 4.6 Hz, 1H), 6.54-6.65 (m, 1H),
6.70-6.73 (m, 2H), 7.26 (dd, J = 1.6 及び8.2
Hz, 1H). Mass: m/e (rel. int.) 18
6 (91), 171 (53),159 (54), 145 (51), 128 (70), 115
(100), 91 (32), 63 (32). HRMS: m/z 186.1044
(C1314O, calcd. 186.1044). 実施例 10
【化21】
【0040】-50℃下、6-メトキシ-1-テトラロン[Ic]
(14.54 g, 82.5 mmol)のTHF(80 mL)懸濁
液にフェニルリチウム(1.05 M シクロヘキサン-ジエ
チルエーテル (70:30)溶液, 94.3 mL, 99.0 mmo
l)を滴下し、滴下終了後、さらに-50℃で30分間攪拌
した。次いで(CH3)3SiOSO2CF3(19.1 mL, 9
9.0 mmol)を加え、-50℃で1時間攪拌した。反応混
合物を飽和食塩水(500mL)に移し、酢酸エチル(100
mLx2)で抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。反応液を濾過後、溶媒を留去し、得られた混合物
を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=10:1)で分離・精製し、白色結晶として6-
メトキシ-1-フェニル-3,4-ジヒドロナフタレン[III
c-7](12.2g, 59%)を得た。
【0041】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
2.35-2.43 (m, 2 H), 2.83 (t,J = 7.8 Hz, 2
H), 3.80 (s, 3 H), 5.95 (t, J = 4.6 Hz, 1
H), 6.63 (dd, J = 2.6 及び 8.6 Hz, 1 H), 6.
77 (d, J = 2.6 Hz, 1 H), 6.93 (d, J = 8.6
Hz, 1 H), 7.26-7.37 (m, 5 H). Mass: m/
e (rel. int.) 236 (100), 221 (26), 205 (1
2), 191 (13), 178 (16), 165 (12), 145 (13), 115 (1
1), 91 (5). HRMS: m/z 236.1213 (C1716O,
calcd. 236.1201). 実施例 11
【化22】
【0042】-50℃下、6-メトキシ-1-テトラロン[Ic]
(5.0 g, 28.3 mmol)のTHF(30 mL)懸濁液
にt-ブチルマグネシウムクロライド(1.13 M THF
溶液, 30 mL, 34.0 mmol)を滴下し、滴下終了
後、さらに-50℃で30分間攪拌した。次いでBF3・OE
2(4.2 mL, 34.0 mmol)を加え、-50℃で30分
間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(300 mL)に移
し、酢酸エチル(100 mLx2)で抽出し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。反応液を濾過後、溶媒を留去
し、得られた混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で分離・精製
し、無色油状物として1-tert-ブチル-6-メトキシ-
3,4-ジヒドロナフタレン[IIIc-8](2.02 g, 33%)
を得た。
【0043】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
1.31 (s, 9 H), 2.11-2.17 (m,2 H), 2.57-2.63
(m, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 5.94 (t, J = 4.9
Hz,1 H), 6.69-6.73 (m, 2 H), 7.55 (d, J =
8.9 Hz, 1 H). Mass:m/e (rel. in
t.) 216 (80), 201 (44), 186 (13), 173 (22), 159
(100), 144 (24), 128 (23), 115 (47), 91 (12). HR
MS: m/z 216.1531 (C1520O, calcd. 21
6.1514). 実施例 12
【化23】
【0044】-40℃下、6-メトキシ-1-テトラロン[Ic]
(35.7 g, 0.203 mol)のTHF(100.0 mL)懸
濁液にp-メトキシベンジルマグネシウムクロライド[調
製法は、文献(神田ら、J. Organometal
lic Chem., 473, 71(1994)) に記載されてい
る方法に準じた。すなわち、0℃下、粉状テルル(28.5
g, 0.224 mol)のTHF(170 ml)懸濁液に n-
ブチルリチウム(1.64M ヘキサン溶液, 136.0 mL,
0.224 mol)を滴下し、滴下終了後、さらに0℃で30
分間攪拌した。次いでp-メトキシベンジルクロライド
(35.1 g, 0.224mol)を加え、20℃に昇温した。30
分間の攪拌後、-70℃に冷却し、n-ブチルリチウム(1.
64 M ヘキサン溶液, 136.0 mL, 0.224 mol)を滴
下し、滴下終了後-70℃で15分間攪拌し、調製した。]を
滴下し、滴下終了後、さらに-40℃で15分間攪拌した。
次いで(CH3)3SiOSO2CF3(43.5 mL, 0.224
mol)を加え、-40℃で30分間攪拌した。反応混合物
を飽和食塩水(1.0 L)に移し、ジエチルエーテル(30
0 mLx3)で抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。反応液を濾過後、溶媒を留去し、得られた混合物
を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=10:1)で分離・精製し、黄色油状物として6
-メトキシ-1-(p-メトキシベンジル)-3,4-ジヒドロナフ
タレン[IIIc-9](22.41 g, 36%)を得た。
【0045】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
2.33-2.45 (m, 2 H), 2.78-2.95(m, 2 H), 3.79
(s, 2 H), 3.86 (s , 3 H), 3.87 (s, 3 H), 5.7
6 (m, 1H), 6.71-7.41 (m, 7 H). Mass: m/
e (rel. int.) 280(70), 265 (10), 249 (5),
159 (65), 144 (17), 121 (100), 91 (10), 77 (13).
HRMS: m/z 280.1458 (C19202, calc
d. 280.1463). 実施例 13
【化24】
【0046】-40℃下、6-ベンジルオキシ-1-テトラロン
[Ie](240.0 g, 0.951 mol)のTHF(800.0 m
L)懸濁液にp-ブロモベンジルマグネシウムクロライ
ド[調製法は、文献(神田らPhosphorous,
Sulfur, and Silicon, 67, 103 (199
2)) に記載されている方法に準じた。すなわち、0℃
下、粉状テルル(132.7 g, 1.04 mol)のTHF(80
0 ml)懸濁液に n-ブチルリチウム(1.71 M ヘキサ
ン溶液, 608.0 mL, 1.04 mol)を滴下し、滴下終
了後、さらに0℃で30分間攪拌した。次いでp-ブロモベ
ンジルブロマイド(260.0 g, 1.04 mol)のTHF
(500 mL)溶液を加え、20℃に昇温した。次に、ヘキ
サメチルホスホリックトリアミド(180 mL)を加え、
n-ブチルマグネシウムクロライド(1.05 M THF溶
液, 990.0 mL, 1.04 mol)を滴下し、滴下終了後2
0℃で6時間攪拌し、調製した。]を滴下し、滴下終了
後、さらに-40℃で30分間攪拌した。次いでBF3・OE
2(151.0 mL, 1.23 mol)を加え、-40℃で30分
間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水(3.
0L)に移し、酢酸エチル(1.0 Lx3)で抽出し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。反応液を濾過後、溶媒を
留去し、得られた混合物を、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で分離・精
製し、黄色油状物として6-ベンジルオキシ-1-(p-ブロ
モベンジル)-3,4-ジヒドロナフタレン[IIIe](183.
0 g, 48%)を得た。
【0047】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
2.20-2.34 (m, 2 H), 2.75 (t,J = 7.9 Hz, 2
H), 3.69 (s, 2 H), 5.02 (s, 2 H), 5.68 (t,
J =4.6 Hz, 1 H), 6.69 (dd, J = 2.6 及び 8.6
Hz, 1 H), 6.79 (d, J= 2.6 Hz, 1 H), 7.03
(d, J = 8.6 Hz, 1 H), 7.26-7.43 (m, 9 H).
Mass: m/e (rel. int.) 404 (28), 313
(3), 234 (4), 203 (3), 91 (100). HRMS: m/z 4
04.0873 (C2421OBr, calcd. 404.0775). 実施例 14
【化25】
【0048】-50℃下、5-メトキシ-1-インダノン[If]
(1.62 g, 10.0 mmol)のTHF(10 mL)懸濁
液にエチルマグネシウムブロマイド(1.01 M THF溶
液, 12.0 mL, 12.0 mmol)を滴下し、滴下終了
後、さらに-50℃で30分間攪拌した。次いでBF3・OE
2(1.47 mL, 12.0 mmol)を加え、-50℃で30分
間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水(200 mL)に移
し、酢酸エチル(50 mLx3)で抽出し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。反応液を濾過後、溶媒を留去し、
得られた混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で分離・精製し、黄
色油状物として3-エチル-6-メトキシ-1H-インデン[I
IIf-1](1.31 g, 75%)を得た。
【0049】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
1.26 (t, J = 7.2 Hz, 3 H),2.49-2.54 (m, 2
H), 3.28 (m, 2 H), 3.81 (s, 3H), 6.05 (m, 1
H),6.84 (dd, J = 2.3 及び 8.2 Hz, 1 H), 7.0
5 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 7.23 (d, J = 8.2 H
z, 1 H). Mass: m/e (rel. int.) 174
(100), 159 (94), 145 (57), 128 (21), 115 (32), 10
2 (18), 91 (12), 77(10). HRMS: m/z 174.1061
(C1214O, calcd. 174.1044). 実施例 15
【化26】
【0050】-50℃下、5-メトキシ-1-インダノン[If]
(1.62 g, 10.0 mmol)のTHF(10 mL)懸濁
液にフェニルリチウム(1.80 M シクロヘキサン-ジエ
チルエーテル (70:30)溶液, 6.7 mL, 12.0 mmo
l)を滴下し、滴下終了後、さらに-50℃で30分間攪拌
した。次いでBF3・OEt2(1.47 mL, 12.0 mmo
l)を加え、-50℃で30分間攪拌した。反応混合物を飽
和食塩水(100 mL)に移し、酢酸エチル(30 mLx
2)で抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。反応
液を濾過後、溶媒を留去し、得られた混合物を、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=10:1)で分離・精製し、黄色油状物として6-メトキシ-
3-フェニル-1H-インデン[IIIf-2](1.34 g, 60
%)を得た。
【0051】1H NMR (CDCl3, 270 MHz)δ
3.45 (m, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 6.43 (t, J =
2.3 Hz, 1 H), 6.87 (dd, J = 2.6 及び 8.6 H
z, 1H), 7.12 (d, J = 2.6 Hz, 1 H), 7.34-7.4
9 (m, 4 H), 7.57-7.60 (m, 2 H). Mass: m/
e (rel. int.) 222 (100), 207 (53), 178(5
2), 165 (17), 154 (18), 89 (13), 77 (13). HRM
S: m/z 222.1066 (C1614O, calcd. 222.1
044).
【0052】実施例 16 実施例3と同様の条件で、酸の種類を変化させ、1位置
換3, 4-ジヒドロナフタレン[IIIc-1]の収率に及ぼ
す影響を調べた。得られた結果を表1に記載する。
【0053】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 37/11 39/23 43/215 7419−4H

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1−テトラロン類または1−インダノン類
    と有機アルカリ金属化合物または有機マグネシウム化合
    物とを、酸の存在下に反応させることを特徴とする1位
    置換3,4−ジヒドロナフタレン類または3位置換イン
    デン類の製造方法。
  2. 【請求項2】1−テトラロン類または1−インダノン類
    が、一般式(I) 【化1】 (式中、Aは単結合またはメチレン基を表し、R1およ
    びR2は、それぞれ独立に水素原子または置換基を有し
    ても良いアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基
    もしくは芳香族基を表す。また、R1とR2は一体となっ
    て環を形成していてもよい。R3、R4およびR5は、そ
    れぞれ独立に水素原子、水酸基または置換基を有しても
    良いアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、芳
    香族基もしくは式−OCR678(R6、R7およびR8
    は水素原子または置換基を有しても良いアルキル基、シ
    クロアルキル基、アルケニル基もしくは芳香族基を表
    す。)で表される基を表す。また、R3とR4またはR4
    とR5は一体となって環を形成していてもよい。)で表
    される化合物であり、有機アルカリ金属化合物または有
    機マグネシウム化合物が一般式(II) R9M (II) (式中、R9は置換基を有しても良いアルキル基、シク
    ロアルキル基、アルケニル基または芳香族基を表し、M
    は、アルカリ金属またはMgX(Xはハロゲン原子を表
    す)を表す。)で表される化合物であり、1位置換3,
    4−ジヒドロナフタレン類または3位置換インデン類が
    一般式(III) 【化2】 (式中、A、R1、R2、R3、R4、R5およびR9は上記
    と同じ意味を表す。)で表される化合物である請求項1
    記載の製造方法。
  3. 【請求項3】有機アルカリ金属化合物が有機リチウム化
    合物である請求項1または2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】酸がルイス酸、有機酸無水物または無機酸
    である請求項1、2または3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】R1およびR2が水素原子である請求項2、
    3または4記載の製造方法。
  6. 【請求項6】R5が水素原子である請求項2、3、4ま
    たは5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】R3が水素原子である請求項2、3、4、
    5または6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】R4が水素原子、水酸基または式−OCR6
    78(式中、R6、R7およびR8は請求項2と同じ意
    味を表す)で表される基で表される、請求項2、3、
    4、5、6または7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】Aがメチレン基である請求項2、3、4、
    5、6、7または8記載の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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