JPH08104314A - レーザマーキング性を備えたボトル - Google Patents

レーザマーキング性を備えたボトル

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JPH08104314A
JPH08104314A JP24271894A JP24271894A JPH08104314A JP H08104314 A JPH08104314 A JP H08104314A JP 24271894 A JP24271894 A JP 24271894A JP 24271894 A JP24271894 A JP 24271894A JP H08104314 A JPH08104314 A JP H08104314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
bottle
naphthalenedicarboxylic acid
polyethylene naphthalate
laser
Prior art date
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Pending
Application number
JP24271894A
Other languages
English (en)
Inventor
Onrai Chiyou
恩来 張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08104314A publication Critical patent/JPH08104314A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ポリエチレンナフタレートのもつ優れた特性を
保持しつつ、リフィラブル性の極めて優れたポリエチレ
ンナフタレートのボトルを得る。 【構成】ポリエチレンナフタレートボトルに、レーザ光
により、優れたリフィラブル性をもつポリエチレンナフ
タレートのボトルを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザマーキングの可能
なポリエチレンナフタレンジカルボキシレート(PEN
と略記することがある)樹脂を主成分とするボトル(容
器)に関する。殊に、飲食物を繰り返し充填して再使用
できるリフィラブルなボトルを対象とするものである。
【0002】
【従来の技術】PENを用いたボトルはまだ実用化され
ていない。PENはフィルムとして磁気記録材料の基
板、コンデンサ、極めて薄い電気絶縁材等に供されてい
るものの、繊維やボトルの用途には供されていない。こ
の理由はPENが生産量が少なく、価額が高く、食品包
装材料であるボトル容器には経済的に無理であると言わ
れている。
【0003】PENをボトル用途に供するには、ガラス
製ボトルと同様に繰り返し充填し、再使用する方式が必
要であり、所謂リフィラブルな容器としての性能を備え
ていなければならない。ここに、リフィラブルな性能と
は、洗浄や滅菌に耐える耐熱性、耐薬品性、耐久性が必
要である。このように、ボトル材料の一つであるポリエ
チレンナフタレンジカルボキシレート(以下ポリエチレ
ンナフタレートと略記する)には、熱安定性、色相、透
明性、ガスバリヤー性のバランスが優れるとともに、取
扱い易く、さらに繰返し洗浄や滅菌されても、永久的な
印字を有するポリエチレンナフタレート系樹脂からなる
ボトルが強く望まれている。本発明は、上記性能のバラ
ンスを保持するとともに、従来技術に伴う問題点を解決
しようとするものであり、さらにリフィラブルに耐える
レーザマーキング性が優れたポリエチレンナフタレート
系樹脂からなるボトルに関する。
【0004】ボトル表面へのマーキング手法として、従
来はインキを用いた印刷あるいはラベルの貼り付けが中
心に行われてきたが、印刷用インキまたは標識用ラベル
の接着不良問題や耐洗浄性不良を改善する必要がある。
同時に印刷コストを低減できるものでなくてはならず、
技術的には印刷の精密細線化ニーズに応え得るものでな
くてはならない。そして、最近ではレーザ光線による食
刻や印刷によるマーキング手法が簡便かつ効率的に施せ
るため注目されつつある。
【0005】現在使用されているレーザマーキング装置
としては、炭酸ガスレーザ、YAGレーザの2種が主な
ものである。レーザマーキングを効果的に施すには、プ
ラスチックスを予め感光し易いように改質しておく必要
がある。これは、材料の中に光や熱を吸収する充填剤を
予め配合しておくことによってレーザ照射時に発泡、分
解等によってマーキングが可能となる技術である。
【0006】
【発明の目的】本発明者は鋭意検討の結果、ポリエチレ
ンナフタレート系樹脂からなるボトルにレーザ光照射で
鮮明なマーキングを達成できることを見出し、本発明に
到達した。
【0007】本発明の目的は、リフィラブル性が優れる
ポリエチレンナフタレートからなるボトルを提供するこ
とにある。
【0008】本発明の他の目的は、レーザ光によりコン
トラストの鮮明なマーキングを施し得る材料を提供する
ことにある。
【0009】本発明のさらに他の目的および利点は以下
の説明から明らかになろう。
【0010】
【発明の構成】本発明によれば、上記目的及び利点は、
ポリエチレンナフタレートからなるボトルをレーザマー
キングすることによって達成される。
【0011】本発明は、ナフタレンジカルボン酸を主た
る酸成分とし、エチレングリコールを主たるグリコール
成分とするポリエステルからなる熱可塑性樹脂を延伸ブ
ロー成形してなるレーザマーキング性を備えたボトルで
ある。
【0012】本発明を以下に詳しく説明する。
【0013】本発明において用いられるポリエチレンナ
フタレートは、ナフタレンジカルボン酸を主たる酸成分
とし、エチレングリコールを主たるグリコール成分とす
るものである。
【0014】ここに「主たる」とは、70モル%を超
え、好ましくは、80モル%を超えることを言う。従っ
て、30モル%未満の他の成分が共重合されたもの又は
混合体として含有されたものも含まれる。
【0015】本発明において、「ナフタレンジカルボン
酸」とは、例えば、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
2,7−ナフタレンジカルボン酸及びそのエステル形成
性誘導体を主たる対象とするが、その一部(30モル%
未満)を、他のジカルボン酸、例えばシュウ酸、マロン
酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカ
ルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸;またテレフタル
酸、イソフタル酸、4,4′−ジフェニルジカルボン
酸、ジフェノキシエタン−4,4′−ジカルボン酸、ジ
フェニルスルホン−4,4′−ジカルボン酸、ジフェニ
ルエーテル−4,4′−ジカルボン酸などの芳香族ジカ
ルボン酸;ヘキサヒドロテレフタル、デカリンジカルボ
ン酸、テレラリンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン
酸;グリコール酸、p−オキシ安息香酸などのオキシ酸
などので置き換えてもよい。また酸成分のエステル形成
性誘導体としては、低級アルキルエステル、フェニルエ
ステル、酸無水物などを挙げることができる。
【0016】さらに「グリコール成分」とは、エチレン
グリコールを主たる対象とするが、その一部(30モル
%未満)を他のグリコール、例えばテトラメチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコールなどの脂肪族ジーオル;シ
クロヘキサンジメタノール、トリシクロデカンジメチロ
ールなどの脂環族ジーオル;ビスフェノールA、ビスフ
ェノールS、ビスヒドロキシエトキシビスフェノール
A、テトラブロモビスフェノールAなど、芳香族ジオー
ルなどで置き換えてもよい。また、通常のポリエステル
の如く、燐等の熱安定剤、ヒンダードフェノール等の抗
酸化剤、ベンゾトリアゾール、ヒドロキシベンゾフェノ
ン、シアノアクリレート等の紫外線吸収剤、テラゾール
ブルー等の顔料、染料、タルクなどの核剤、高級脂肪酸
塩等の結晶化促進剤、離型剤、酸化金属物等々が添加さ
れても何らさしつかえない。
【0017】さらに本発明におけるポリエチレンナフタ
レートには実質的に線状で架橋効果が生じない範囲の
量、例えば全酸成分に対し2モル%以下の量で、3官能
以上のポリカルボン酸またはポリヒドロキシ化合物、例
えばトリメリット酸、ペンタエリスリトール等を共重合
したものものも包含される。
【0018】本発明におけるポリエチレンナフタレート
の製造には、従来からのポリエステルの製造方法を適用
することができるが、エステル交換法、すなわちナフタ
レンジカルボン酸の低級アルキルエステルとエチレング
リコールとを反応させて製造するのが好ましく、この反
応においてナフタレンジカルボン酸の低級アルキルエス
テルの一部(例えば20モル%以下)を他の酸成分で置
換してもよく、またグリコールの一部(例えば20モル
%以下)を他のグリコール成分で置換してもよい。ナフ
タレンジカルボン酸の低級アルキルエステルとしては、
例えば、ジメチルエステル、ジエチルエステル、ジプロ
ピルエステル等を挙げることができ、特にジメチルエス
テルが好ましい。
【0019】本発明のポリエチレンナフタレート樹脂は
レーザ光線の照射を受けることにより、その照射を受け
た部位が明瞭に発泡あるいは分解を起こして周辺のレー
ザ光非照射部位と明瞭なコントラストを示す性質を有す
る。
【0020】従って、本発明のポリエチレンナフタレー
ト樹脂からなるボトルは、この性質を利用して、例えば
図1または図2に示した要領によりボトルにレーザ光を
直接照射して所望の印字あるいは印画をなすことができ
る。また、本発明のボトルに印字あるいは印画すること
によりボトル充填物の製造者、商品名、品質、価額等々
を特定することが可能となる。しかもレーザ光でマーキ
ングされた部分は再洗浄・再充填によっても印字や印画
が消えない。
【0021】
【実施例】以下実施例により本発明を詳述する。なお、
実施例中の各種指数の評価は以下の方法によった。
【0022】レーザ加工はYAGレーザ(NEC製レー
ザマーカSL475E2)およびCO2レーザ(ルモニ
クス製レーザマーク960)によるマーキングを行っ
た。
【0023】マーキングの鮮明さおよび発泡状態を目視
によって評価した。
【0024】鮮明さ及び発泡状態の評価は、良好なマー
キングが形成されている場合は◎印で表した。
【0025】[実施例1〜3]帝人(株)製のポリエチ
レン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート(PE
N)ホモポリマーに加えて、酸成分に3モル%のテレフ
タル酸又は5モル%のテレフタル酸で変性した共重合体
を製造した。この3種のポリマーを用いてブロー成形に
より胴部厚さ0.42mmの二軸配向ボトルを製作し、レ
ーザ加工を施した。
【0026】これらの結果を表1に示した。
【0027】
【表1】
【0028】表1から明らかなように、YAGレーザで
もCO2レーザでもPEN系ボトルには鮮明な印字が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリエチレンナフタレートよりなるボ
トルの表面にCO2レーザを照射する方法の原理を説明
するための説明図である。
【図2】本発明のポリエチレンナフタレートよりなるボ
トルの表面にYAGレーザを照射する方法の原理を説明
するための説明図である。
【符号の説明】
11 折返しミラー 12 シリンドリカルレンズ 13 ステンシル 14 メニスカスレンズ 15 検流計 16 レーザヘッド 17 検流計 18 焦点レンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナフタレンジカルボン酸を主たる酸成分
    とし、エチレングリコールを主たるグリコール成分とす
    るポリエステルからなる熱可塑性樹脂を延伸ブロー成形
    してなるレーザマーキング性を備えたボトル。
JP24271894A 1994-10-06 1994-10-06 レーザマーキング性を備えたボトル Pending JPH08104314A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1623823A1 (en) * 2003-05-14 2006-02-08 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Decorative plastic packaging body and method of recycling the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1623823A1 (en) * 2003-05-14 2006-02-08 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Decorative plastic packaging body and method of recycling the same
EP1623823A4 (en) * 2003-05-14 2010-12-22 Toyo Seikan Kaisha Ltd DECORATIVE PLASTIC PACKING BODY AND METHOD FOR THEIR RECYCLING
US8586158B2 (en) 2003-05-14 2013-11-19 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Decorated plastic package

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