JPH08104193A - 自動車のバンパー構造 - Google Patents

自動車のバンパー構造

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Publication number
JPH08104193A
JPH08104193A JP6238737A JP23873794A JPH08104193A JP H08104193 A JPH08104193 A JP H08104193A JP 6238737 A JP6238737 A JP 6238737A JP 23873794 A JP23873794 A JP 23873794A JP H08104193 A JPH08104193 A JP H08104193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bumper
width direction
reinforcing rib
hollow portion
supply hose
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6238737A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Yamada
健一 山田
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Daikyo Nishikawa Corp
Original Assignee
Nishikawa Kasei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Kasei Co Ltd filed Critical Nishikawa Kasei Co Ltd
Priority to JP6238737A priority Critical patent/JPH08104193A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄水をノズルに供給する供給ホースをバン
パーの一部で構成し、供給ホースの必要長さ、締結部品
の数及び取付け工数を低減し、部品費の低減及びバンパ
ーの組付け作業性の向上を図る。バンパー裏面側の空間
に占める供給ホースの量を低減してバンパーの設計の自
由度を高める。 【構成】 車幅方向に延びる中空部3aを有する補強リ
ブ3をバンパーフェース1裏面に設ける。ヘッドランプ
に向けて洗浄液Wを噴出する左右一対のヘッドランプ洗
浄用のノズル5に補強リブ3の中空部3aの車幅方向両
端部を接続する。車体側に設けられたウォッシャタンク
に補強リブ3の中空部3aの車幅方向中途部を供給ホー
ス11によって接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のバンパー構造
に関し、特にヘッドランプ洗浄用のノズルを有するバン
パーの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体前端の車幅方向両側には、
夜間走行時の安全性を確保するために左右一対のヘッド
ランプが装備されている。この各ヘッドランプのレンズ
が埃等によって汚染されると、視認性が低下して安全上
好ましくないことから、上記レンズを洗浄する必要があ
る。
【0003】一般には、このレンズを洗浄する方式とし
ては、バンパーのバンパーフェースの車幅方向両側に左
右一対のヘッドランプ洗浄用のノズルを取り付け、車体
側であるエンジンルーム内に設置したウォッシャタンク
と上記各ノズルとを供給ホースで接続し、上記ウォッシ
ャタンク内に貯溜されている洗浄水を供給ホースを経て
各ノズルに供給し、該各ノズルから洗浄水を上記各ヘッ
ドランプに向けて噴射して各々のレンズを洗浄して汚染
を取り除くようにしている。
【0004】一方、例えば実開平2−34364号公報
に開示されているように、バンパーフェースの裏面側に
仕切板で中空部を形成して該中空部でもってウォッシャ
タンクを構成するとともに、上記バンパーフェースに左
右一対のヘッドランプ洗浄用のノズルを取り付け、該各
ノズルと上記ウォッシャタンクとを送出管で接続するこ
とにより、該ウォッシャタンク内に貯溜されている洗浄
水を送出管を経て上記各ノズルに供給し、該各ノズルか
ら洗浄水を上記各ヘッドランプに向けて噴出して各々の
レンズを洗浄して汚染を取り除くようにしたバンパー構
造も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の前者
の場合には、車体側のウォッシャタンクとバンパー側の
各ノズルとの間隔が大きいことから、両者を接続する供
給ホースが長くなるとともに、その分だけ供給ホースの
バンパーに対する取付け箇所が増えてクリップ等の締結
部品の数が多くなり、部品費が嵩むという問題があっ
た。
【0006】また、取付け箇所が増えるということは取
付け工数が増えるということであり、車体に対するバン
パーの組付け作業性が低下することになる。
【0007】さらに、バンパー裏面側の空間を供給ホー
スが縦横に走るため、この供給ホースの配置スペースを
確保しなければならず、バンパーの設計の自由度が制限
される。このことは、上記の後者の場合にも同様に当て
はまり、バンパーの裏面側にウォッシャタンクを設けて
いる分だけバンパーの設計の自由度が制限されることに
なる。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、洗浄水をノズルに供給
する供給ホースの一部をバンパーの一部で構成すること
により、必要な供給ホースの長さ、締結部品の数及び取
付け工数を低減し、部品費の低減及びバンパーの組付け
作業性の向上を図らんとすることにある。さらには、バ
ンパー裏面側の空間に占める供給ホースの量を低減して
バンパーの設計の自由度を高めんとすることにもある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ヘッドランプに向けて洗浄液を噴出する
左右一対のヘッドランプ洗浄用のノズルがバンパーフェ
ースの車幅方向両側に設けられた自動車のバンパー構造
を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0010】すなわち、本発明の解決手段は、車幅方向
に延びる中空部を有する補強リブを上記バンパーフェー
ス裏面に設ける。さらに、上記補強リブの中空部の車幅
方向両端部を上記各ノズルに接続しているとともに、上
記補強リブの中空部の車幅方向中途部を車体側に設けら
れたウォッシャタンクに供給ホースによって接続するこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の構成により、本発明の解決手段では、洗
浄水は、車体側に設けられたウォッシャタンクから供給
ホースを経てバンパーフェース裏面の補強リブの車幅方
向延びる中空部に供給され、該中空部を経て左右一対の
ノズルからヘッドランプに向けて噴出されることから、
上記中空部の車幅方向の長さ分だけ供給ホースの長さが
短くて済むとともに、その分だけ供給ホースのバンパー
に対する取付け箇所が減ってクリップ等の締結部品の数
が少なくなり、部品費が掛からない。
【0012】また、取付け箇所の減少に伴い取付け工数
が減り、車体に対するバンパーの組付け作業性が向上す
る。
【0013】さらには、供給ホースが短くなった分だけ
該供給ホースのバンパー裏面側の空間に配される寸法が
短くなり、その分だけバンパーの設計の自由度が高ま
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1〜3は自動車のバンパーBを示す。該
バンパーBは樹脂成形品であってバンパー本体を構成す
るバンパーフェース1を備えてなり、該バンパーフェー
ス1裏面には、車幅方向に延びる中空部3aを有する補
強リブ3が一体に成形されている。また、上記バンパー
フェース1の車幅方向両側の表面側には、左右一対のヘ
ッドランプ洗浄用のノズル5,5が車体側に装備された
ヘッドランプ7,7(図5に表れる)の下方に対応して
取り付けられ、該各ノズル5の噴出口5aから上記ヘッ
ドランプ7のレンズ7aに向けて洗浄液Wを噴出するよ
うになされている。なお、この各ノズル5をバンパーフ
ェース1に取り付ける要領は、成形時に上記中空部3a
に連通するように孔部1aを形成しておき、上記各ノズ
ル5の取付部5bに形成されたタッピンねじ5cを上記
孔部1aにねじ込むことによって取り付けるようにして
いる。
【0016】上記各ノズル5は、上記補強リブ3の中空
部3aの車幅方向両端部に接続され、図4及び図5に拡
大詳示するように、各ノズル5の噴出通路5dが中空部
3aに連通せしめられている。
【0017】上記補強リブ3の中空部3aは、補強リブ
3成形箇所と他の箇所との肉厚差に起因してバンパーフ
ェース1表面側の補強リブ3成形箇所にヒケが生じない
ようにするために設けるものであり、ガスインジェクシ
ョン成形により形成される。
【0018】上記補強リブ3の中空部3aの車幅方向中
途部には、ガス注入口9aを有する注入筒部9が突設さ
れ、該注入筒部9はガスインジェクション成形時に樹脂
成形原料内にガスを注入する結果成形されるものであ
り、当然、上記ガス注入口9aは注入筒部9を貫通する
ガス注入孔9bによって上記補強リブ3の中空部3aに
連通せしめられている。この注入筒部9のガス注入口9
aには供給ホース11の一端が接続され、該供給ホース
11の他端は車体側であるエンジンルーム内に設置され
たウォッシャタンク(図示せず)に接続され、これによ
り、上記中空部3aの車幅方向中途部はウォッシャタン
クに供給ホース11によって接続されている。なお、上
記注入筒部9は2枚の板状リブ9c,9cによって両側
輪から補強されている。
【0019】そして、車室内に設けられた操作ボタンを
押すことにより、ウォッシャタンク内の洗浄液Wを供給
ホース11、注入筒部9のガス注入孔9b及び補強リブ
3の中空部3aを経て各ノズル5に供給し、各噴出口5
aから各ヘッドランプ7のレンズ7aに向けて噴出して
該レンズ7aを洗浄するようにしている。図5中、7b
はヘッドランプ7の電球である。
【0020】このように、本実施例では、中空部3aを
有する補強リブ3をバンパーフェース1裏面に一体に成
形し、この中空部3aに洗浄水Wを導入するようにして
いることから、中空部3aの長さだけ供給ホース11を
短くすることができる。また、供給ホース11の一端を
補強リブ3の注入筒部9に差し込んで接続するだけでウ
ォッシャタンクと各ノズル5とを連通させることがで
き、クリップ等の締結部品の数を少なくすることができ
る。したがって、部品費を節減することができる。
【0021】また、取付け箇所が減少することによって
取付け工数を少なくでき、車体に対するバンパーの組付
け作業性を向上させることができる。
【0022】さらには、供給ホース11が短くて済む分
だけバンパー裏面側の空間に配される供給ホース11の
寸法を短くでき、その分だけバンパーの設計の自由度を
高めることができる。
【0023】さらに、ガスインジェクション成形によっ
てヒケ防止対策として形成した補強リブ3の中空部3a
を洗浄水供給通路として利用していることから、別途に
洗浄水を供給するための中空部を形成する必要がなく、
上記補強リブ3の中空部3aを各ノズル5と接続するだ
けで型構造の大幅な変更をなくし、バンパーBを容易に
成形することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バンパーフェース裏面に設けられた補強リブの車幅方向
に延びる中空部の両端部を左右一対の洗浄水噴出用のノ
ズルに接続し、上記中空部の中途部を車体側に設けられ
たウォッシャタンクに供給ホースによって接続するの
で、上記中空部の長さ分だけ供給ホースを短くすること
ができるとともに、その分だけ供給ホースの締結部品の
数を少なくすることができ、部品費を低減することがで
きる。また、取付け工数の減少によって車体に対するバ
ンパーの組付け作業性を向上させることができる。さら
には、供給ホースの短い分だけそのバンパー裏面側の空
間に配される寸法を短くでき、その分だけバンパーの設
計の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンパーを裏面側から見た斜視図である。
【図2】図1のI−I線における断面図である。
【図3】図1のIII −III 線における断面図である。
【図4】図2のA部拡大図である。
【図5】図2のV−V線における断面図である。
【符号の説明】
1 バンパーフェース 3 補強リブ 3a 中空部 5 ノズル 7 ヘッドランプ 11 供給ホース B バンパー W 洗浄液

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドランプに向けて洗浄液を噴出する
    左右一対のヘッドランプ洗浄用のノズルがバンパーフェ
    ースの車幅方向両側に設けられた自動車のバンパー構造
    であって、 上記バンパーフェース裏面には、車幅方向に延びる中空
    部を有する補強リブが設けられ、 該補強リブの中空部の車幅方向両端部は、上記各ノズル
    に接続されているとともに、上記中空部の車幅方向中途
    部は、車体側に設けられたウォッシャタンクに供給ホー
    スによって接続されることを特徴とする自動車のバンパ
    ー構造。
JP6238737A 1994-10-03 1994-10-03 自動車のバンパー構造 Withdrawn JPH08104193A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6238737A JPH08104193A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 自動車のバンパー構造

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JP6238737A JPH08104193A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 自動車のバンパー構造

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JPH08104193A true JPH08104193A (ja) 1996-04-23

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ID=17034512

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JP6238737A Withdrawn JPH08104193A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 自動車のバンパー構造

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JP (1) JPH08104193A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1612107A1 (en) * 2004-07-02 2006-01-04 HONDA MOTOR CO., Ltd. Bumper structure
KR20150007731A (ko) * 2013-07-12 2015-01-21 현대모비스 주식회사 프론트 엔드 모듈

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1612107A1 (en) * 2004-07-02 2006-01-04 HONDA MOTOR CO., Ltd. Bumper structure
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Effective date: 20020115