JP3233316B2 - 車輌用ヘッドランプの洗浄手段を備えたバンパー - Google Patents

車輌用ヘッドランプの洗浄手段を備えたバンパー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌用ヘッドランプの
洗浄手段を備えたバンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車輌の前部後部に水平状態に取り
付けられる車輌用バンパーは、スティール製が多かった
(特に、バス、トラック等の大型車輌)。最近では、ス
ティール製の他に合成樹脂によって一体的に形成したも
のが増えてきており、スティール製に比較して数々の優
れた特質を有している。このような合成樹脂製の車輌用
バンパーは、ブロー成形によって成形することができ
る。
【0003】ところで、最近の自動車には、フロントガ
ラスに洗浄液を吹き付けてフロントガラスについたご
み、埃を洗浄し、ワイパーによって汚れを拭い取り、視
界を確保するという装置が設けられている。この装置に
より、舗装されていない道路等を走行することにより、
フロントガラスについたごみ、埃を取り除いて、視界を
確保することができるので、大いに安全運転に貢献する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、不整地や、工
事現場、舗装されていない道路を走行すると、フロント
ガラスばかりでなく、ヘッドランプにも埃がつき、照明
が妨げられて照度が不足し、大変危険である。特に、ト
ラック等、産業用車輌は、工事現場、舗装されていない
道路を走行する機会が多く、その対策が求められてい
た。そこで、フロントガラスと同様に、表面に付着した
埃を洗い流すような洗浄手段、すなわち、洗浄液をヘッ
ドランプに吹き付けて洗い流す手段が考えられている。
しかし、このような洗浄手段を設けるための充分なスペ
ースが確保できるかが問題となっていた。本発明はかか
る不都合を改善するために提案されたもので、ヘッドラ
ンプの洗浄を効果的に行うことができる車輌用ヘッドラ
ンプの洗浄手段を備えたバンパーを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、ブロー成形によって一体形成した中
空状の車輌用バンパーであって、ヘッドランプの洗浄手
段を組み込む構成とし、この洗浄手段は、ブロー成形の
際、内部空間を仕切ることにより、ヘッドランプ洗浄用
液を貯留しておく液タンクと、この液タンクの、ヘッド
ランプに近接する箇所に設けた液タンクへの液注入口に
着脱可能な中空状の蓋部材とを有し、前記液タンクに設
けた液取り出し口にポンプを介してパイプを、前記蓋部
材に連通接続し、前記蓋部材頂部に、ヘッドランプに向
かって洗浄液を噴出するノズルを先端に設けたガイドパ
イプを突設したことを特徴とする。
【0006】
【作用】蓋部材を液注入口から取外し、洗浄液をバンパ
ー内の液タンクに注入することができる。ポンプを作動
すると、洗浄液は液タンクからパイプを介して蓋部材内
に送りこまれる。すると、蓋部材内は、次第に洗浄液に
よって満たされ、洗浄液は、蓋部材頂部のガイドパイプ
を通って先端のノズルから、洗浄液がヘッドランプに吹
き付けられ、ヘッドランプ表面の埃を洗い流すことがで
きる。
【0007】
【実施例】次に、本発明にかかる車輌用ヘッドランプの
洗浄手段を備えたバンパーの一実施例を挙げ、添付の図
面を参照しながら説明する。図1にトラック1を示し、
トラック1のキャビン2前部には、バンパー3が取り付
けられている。かかるバンパー3は、ブロー成形によっ
て一体形成した合成樹脂製の中空状のものであって、ヘ
ッドランプ4の洗浄手段(後述)が組み込まれたもので
ある。前記バンパー3には、ブロー成形の際、内部空間
を仕切ることにより、ヘッドランプ4洗浄用液を貯留し
ておく液タンク5が設けられている。なお、洗浄用液に
は、洗剤の水溶液、または通常の水を適用することがで
きる。また、バンパー3のヘッドランプ4に近接する箇
所、すなわち液タンク5が設けられた箇所には、洗浄手
段6を構成する中空状の蓋部材7が設けられる(図2参
照)。前記洗浄手段6は、前述の液タンク5の下部に設
けた液取り出し口8にポンプ9を介してパイプ10を接
続し、このパイプ10を前記蓋部材7に接続したもので
ある。蓋部材7頂部には、後に詳述するが、ヘッドラン
プ4に向かって洗浄液を噴出するノズルを先端に設けた
ガイドパイプ11が突設されている。以上のような構成
により、洗浄手段6は、ポンプ9によりバンパー3内面
に形成された液タンク5から洗浄液を液取り出し口8を
介して取り出し、パイプ10によって洗浄液を蓋部材7
に送り込み、ノズルからヘッドランプ4に向かって水を
噴出し、ヘッドランプ4表面の埃を洗浄するようにした
ものである。
【0008】次に、ここで前述のバンパー3について、
さらに詳述する。バンパー3の上面には、図3に示すよ
うに、液タンク5の液注入口12が形成され、蓋部材7
を着脱可能に装着するようにしている。液タンク5は、
バンパー3を成形する際、液注入口12を挟んで両側に
位置する適当なバンパー3裏面側を構成する部分をバン
パー3表面側の面に圧着するようにして仕切形成したも
のである(図4、図5、図6参照)。そして、バンパー
3裏面側下部に前記液取り出し口8を形成している。な
お、前記液注入口12は、ちょうどヘッドランプ4の直
下斜め前方の近接した位置になるように設定されてい
る。
【0009】次に、蓋部材7について説明する。この蓋
部材7は、液タンク5の栓としての機能と、水の噴出手
段としての機能とを併せ持つもので、液タンク5から送
られてきた洗浄液を一時的に溜める中空部13が断面略
台形状のもので、頂部に斜め上に先端にノズル(後述)
を設けたガイドパイプ11が突設されている。また、中
空部13側面には、液タンク5から洗浄液を導入するた
めのパイプ10を接続する連結口14が設けられている
(図7参照)。前記ガイドパイプ11は、噴出される洗
浄液がヘッドランプ4に達するようにヘッドランプ4に
指向して傾斜形成されており、先端に微細な径のノズル
15を有する。
【0010】かかる蓋部材7は、液注入口12に着脱可
能に固定する手段として、中空部13底部に液注入口1
2の開口径に対応した外径の栓部16を有し、栓部16
先端両側部にフック17が突設され、栓部16先端近傍
を縮径的に変形させて、フック17を液注入口12内に
臨入させやすくするために栓部16先端中央に溝部18
を形成している(図8参照)。また、中空部13底部の
栓部16の両側にストッパ19を設け、蓋部材7を押し
込むときに、ストッパ19を支点にして、栓部16先端
近傍を撓ませてフック17を液注入口12内側面に係止
させるようにしている。なお、このストッパ19は、液
注入口12近傍のバンパー3上面に当接することによ
り、蓋部材7をがたつかないように支持する手段として
の機能も有する。さらに、中空部13底部の栓部16基
部側周囲には、水の漏れ防止と、がたつき防止のため
に、ゴムパッキン20が嵌め込まれている。さらに、蓋
部材7の中空部13には、液タンク5への水補充のとき
に、蓋部材7を取外しやすくするために、指がかかるよ
う、取っ手21が設けてある。そして、液注入口12近
傍のバンパー3上面のストッパ19が当接する傍らに
は、液タンク5の空気抜け穴22が穿設されている(図
9参照)。
【0011】本発明における車輌用ヘッドランプの洗浄
手段を備えたバンパー3は以上のように構成されるもの
であり、次に、その作用を説明する。蓋部材7を液注入
口12から取外し、洗浄液をバンパー3内の液タンク5
に注入することができる。そして、蓋部材7を液注入口
12に押し込むようにして装着する。蓋部材7の中空部
13における取っ手21に指を掛けてつまむように持
ち、ストッパ19を支点にして、栓部16先端近傍を撓
ませてフック17を液注入口12内に臨入させ、フック
17を液注入口12内側に係止させるようにする
【図10参照】。この際、ストッパ19が、液注入口1
2近傍のバンパー3上面に当接すると共に、中空部13
底部の栓部16基部側周囲に設けたゴムパッキン20に
よって、洗浄液が漏れることなく、且つがたつくことな
く支持することができる。
【0012】ポンプ9を作動すると、洗浄液は液タンク
5からパイプ10を介して蓋部材7の中空部13内に送
り込まれる。中空部13内が洗浄液によって満たされて
いくと、中空部13は、断面が台形状であるので、洗浄
液はガイドパイプ11へと誘導され、さらに、洗浄液
は、ヘッドランプ4に指向して傾斜形成したガイドパイ
プ11を通り、ガイドパイプ11先端の微細な径のノズ
ル15により、流速が高められてヘッドランプ4に吹き
付けられ、ヘッドランプ4表面の埃を洗い流すことがで
きる。
【0013】以上、説明したように、本発明におけるバ
ンパー3には、洗浄手段6の液タンク5を組み込み、蓋
部材7を液タンク5の栓としての他に、中空として洗浄
液を誘導する機能、そして、ヘッドランプ4に向かって
洗浄液を噴出するノズル15を設けたガイドパイプ11
を形成するようにしたので、洗浄手段の設置箇所のスペ
ース上の問題はなく、しかも蓋部材7に複数の機能を持
たせるようにしたので、構成部品の削減、単純化がなさ
れて製造工程も簡単となり、製造コスト上、問題のない
という利点がある。
【0014】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、必要に応
じてヘッドランプ表面の埃類を洗浄することができるの
で、照明が妨げられることはなく、安全運転に大いに寄
与することができる。また、洗浄手段をバンパーに組み
込み、液タンクの蓋部材に栓としての機能と、ノズルと
しての複数の機能を兼用させる構成としたので、構成部
品の削減、単純化がなされているので、製造工程も簡単
となり、製造コスト上、問題のないという利点がある。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車輌用ヘッドランプの洗浄手段
を備えたバンパーを適用したトラックの外観斜視図であ
る。
【図2】図1に示すバンパーおよびヘッドランプの洗浄
手段の模式的な側面説明図である。
【図3】図1に示すバンパーを表側から見た、一部外観
斜視説明図である。
【図4】図1に示すバンパーを裏側から見た一部外観斜
視説明図並びに内部構造を説明する拡大斜視図である。
【図5】図4に示すバンパーのA−A線に沿って切断し
て見た切断矢視図である。
【図6】図4に示すバンパーのB−B線に沿って切断し
て見た切断矢視図である。
【図7】ヘッドランプの洗浄手段を構成する蓋部材の斜
め上方向からの外観斜視図である。
【図8】ヘッドランプの洗浄手段を構成する蓋部材の斜
め下方向からの外観斜視図である。
【図9】図7に示す蓋部材のC−C線に沿って切断して
見た切断矢視図である。
【図10】図7に示す蓋部材のD−D線に沿って切断し
て見た切断矢視図である。
【符号の説明】
1 トラック 2 キャビン 3 バンパー 4 ヘッドランプ 5 液タンク 6 洗浄手段 7 蓋部材 8 液取り出し口 9 ポンプ 10 パイプ 11 ガイドパイプ 12 液注入口 13 中空部 14 連結口 15 ノズル 16 栓部 17 フック 18 溝部 19 ストッパ 20 ゴムパッキン 21 取っ手 22 空気抜け穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−60349(JP,U) 実開 昭61−3250(JP,U) 実開 平1−144151(JP,U) 実開 昭50−121437(JP,U) 実開 昭57−118966(JP,U) 実開 平3−17959(JP,U) 実開 昭63−72269(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/48 B60S 1/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形によって一体形成した中空
    状の車輌用バンパーであって、ヘッドランプの洗浄手段
    を組み込む構成とし、この洗浄手段は、ブロー成形の
    際、内部空間を仕切ることにより、ヘッドランプ洗浄用
    液を貯留しておく液タンクと、この液タンクの、ヘッド
    ランプに近接する箇所に設けた液タンクへの液注入口に
    着脱可能な中空状の蓋部材とを有し、前記液タンクに設
    けた液取り出し口にポンプを介してパイプを、前記蓋部
    材に連通接続し、前記蓋部材頂部に、ヘッドランプに向
    かって洗浄液を噴出するノズルを先端に設けたガイドパ
    イプを突設したことを特徴とする車輌用ヘッドランプの
    洗浄手段を備えたバンパー。
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DE10129066B4 (de) * 2001-06-15 2011-07-14 Mann + Hummel GmbH, 71638 Stoßfängerschürze mit in diesem Bereich vorgesehenem Flüssigkeitsbehälter
JP6579602B2 (ja) * 2015-03-20 2019-09-25 日野自動車株式会社 エアドライヤ装置用キャッチタンク及びフロントアンダーランプロテクタデバイスからなる構造体

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