JPH08103873A - 突合わせ継手溶接におけるヒューム吸引除去方法 - Google Patents

突合わせ継手溶接におけるヒューム吸引除去方法

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JPH08103873A
JPH08103873A JP26127494A JP26127494A JPH08103873A JP H08103873 A JPH08103873 A JP H08103873A JP 26127494 A JP26127494 A JP 26127494A JP 26127494 A JP26127494 A JP 26127494A JP H08103873 A JPH08103873 A JP H08103873A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 突合わせ溶接、特に自動溶接装置又は溶接ロ
ボットを用いて行う突き合わせ溶接に適用した場合に
も、高効率で溶接ヒュームを回収・除去することができ
る突合わせ継手溶接におけるヒューム吸引除去方法を提
供する。 【構成】 溶接トーチ21に複数個の吸引ノズル26
a、26bを溶接トーチ21を中心にして直線状に配置
して取付け、これらの吸引ノズル26a、26bの配列
方向を突合わせ継手の開先31に実質的に平行にして配
置する。そして、溶接トーチ21によりこの突合わせ継
手を溶接し、吸引ノズル26a、26bによりヒューム
含有空気を吸引する。開先31の上部には空間規制板2
8が設けられている。また、吸引ノズル26a、26b
の溶接トーチ21側には仕切板29a、29bが設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスシールドアーク溶
接等により突合わせ溶接時に発生するヒュームを効果的
に回収除去する突合わせ継手溶接におけるヒューム吸引
除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有害な溶接ヒュームを回収・除去する手
段としては、各種の局所排気装置又は局所排気装置の欠
点をカバーした溶接ヒューム吸引トーチを備えた溶接装
置(特公昭51−20305号、特開平5−13836
0号、特願平6−673560号)等があるが、突合わ
せ溶接作業においては、開先溝に沿って発生ヒュームが
流散するために、他の継手溶接、例えば、すみ肉溶接及
びビードオンプレート溶接(薄板溶接)に比較して、広
い範囲にわたってヒュームが拡散する。
【0003】即ち、図8(a)、(b)に示すように、
ビードオンプレート溶接(薄板溶接)継手の場合は、ト
ーチ1から被溶接板2にアーク3が形成され、矢印方向
に溶接トーチ1を進行させることにより、その後方に溶
接金属4が盛られる。この場合には、ヒューム流5の拡
散幅Wは比較的小さい。なお、分図(b)は分図(a)
に直交する方向から見た図である また、図9(a)、(b)に示すように、すみ肉溶接の
場合には、立て板6と下板7との交差部をトーチ1によ
り溶接するが、このすみ肉溶接の場合には、ヒューム流
8は立て板6に遮られて溶接進行方向に若干広がって流
れる。従って、すみ肉溶接の場合には、拡散幅Wが図8
の場合よりも若干広い。
【0004】一方、図10(a)、(b)に示すよう
に、突き合わせ溶接の場合には、被溶接板10、11が
V字形開先13を有して、突き合わされており、開先1
3の裏面に裏当金12をあてがって溶接トーチ1により
溶接を行う。この場合は、開先13を構成する溝が深い
ために、ヒューム流14は2方向に分かれて開先溝に沿
って流れ、極めて広範囲の領域に拡散する。従って、拡
散溝Wが極めて大きい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、突き合わ
せ溶接の場合には、ヒューム流が広範囲に拡散するた
め、従来の溶接ヒューム吸引回収装置を使用して、これ
を吸引除去しようとすると、一般にヒュームの回収効率
が低くなる。図11は溶接継手の種類と、ヒューム流の
拡散幅との関係を示すグラフ図である。この図に示すよ
うに、突き合わせ溶接の場合にヒュームの回数効率が劣
化する。
【0006】このため、突き合わせ溶接においても、十
分にヒュームを吸引除去しようとすると、吸引・除去の
ために極めて大風量の吸引装置が必要になるという問題
点があり、これを解決する有効な方法がなかった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、突合わせ溶接、特に自動溶接装置又は溶接
ロボットを用いて行う突き合わせ溶接に適用した場合に
も、高効率で溶接ヒュームを回収・除去することができ
る突合わせ継手溶接におけるヒューム吸引除去方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る突合わせ継
手溶接におけるヒューム吸引除去方法は、溶接トーチに
複数個の吸引ノズルを前記溶接トーチを中心にして直線
状に配置して取付け、これらの吸引ノズルの配列方向を
突合わせ継手の溶接線に実質的に平行にして前記溶接ト
ーチにより前記突合わせ継手を溶接し、前記吸引ノズル
によりヒューム含有空気を吸引することを特徴とする。
【0009】
【作用】突き合わせ溶接時に発生するヒュームは、開先
溝に沿って主として2方向に分散して流れる。そこで、
本発明においては、溶接トーチを中心としてその両側に
複数の吸引ノズルを溶接線に実質的に平行に配置し、2
方向に分流したヒュームを含む空気流を前記吸引ノズル
により吸引する。このため、極めて高効率でヒュームを
吸引除去することができ、従って吸引風量が少なくて済
むと共に、溶接トーチに吸引ノズルを取り付けるだけで
よいので、装置が大型化することもない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付の図面を
参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施例方法
に使用する装置を示す正面図、図2は同じくその側面図
である。被溶接板30a、30bがV字形又はY字形の
開先31を形成して突き合わされて水平に配置されてお
り、溶接トーチ21がその姿勢を鉛直にしてこの開先3
1内にその下端先端部を挿入して配置されている。この
溶接トーチ21は自動溶接装置又は溶接ロボット等の支
持装置23に支持されている。トーチ21にはシールド
ノズル22が二重巻構造で設けられており、このシール
ドノズル22には適宜のダクトを介してシールドガスが
供給されるようになっている。これにより、アーク周辺
部にシールドノズル22を介してシールドガスを供給す
ることができる。
【0011】本実施例においては、溶接トーチ21に支
持アーム25が取り付けられ、この支持アーム25は溶
接トーチ21に対して垂直に且つその両側方に延びてい
る。そして、この支持アーム25の両端部には、吸引ノ
ズル27a、27bがその姿勢を鉛直にして取り付けら
れている。この1対の吸引ノズル27a、27bは溶接
トーチ21から等距離離隔しており、支持アーム25に
対する取り付け位置(上下方向及び左右方向)は調整可
能に適宜の固定部材により固定されている。吸引ノズル
27a、27bには夫々フレキシブルダクト26a、2
6bが連結されており、このフレキシブルダクト26
a、26bは上方部分で治具28に合流し、この治具2
8を介して適宜の排気装置に連結されている。
【0012】そして、これらの溶接トーチ21、吸引ノ
ズル27a、27bの下部には、水平の空間規制板29
が取り付けられるようになっている。この空間規制板2
9は溶接トーチ21、吸引ノズル27a、27bに整合
する位置に、それらを挿通させる孔が設けられており、
溶接トーチ21、吸引ノズル27a、27bはこの孔を
介して空間規制板29を挿通し、その空間規制板29よ
り下方の部分が開先内に入り、上方の部分が被溶接板3
0a、30bの上方に位置する。
【0013】また、空間規制板29の下面であって、吸
引ノズル27a、27bの若干溶接トーチ21寄りの位
置には、吸引ノズル27a、27bと溶接トーチ21と
の間を遮蔽するように夫々仕切板29a、29bが配置
されている。この仕切板29a、29bは空間規制板2
9から垂下されている。
【0014】このように構成された装置を使用して本実
施例方法を実施する場合には、先ず、溶接トーチ21及
びシールドノズル22をロボット等の支持装置に取り付
け、溶接トーチ21にアーム25を開先21に平行にな
るように固定する。そして、アーム25に吸引ノズル2
7a、27bをその位置が溶接トーチ21から所定の間
隔になるようにし、その高さが開先31内の底面からの
距離に応じて所定の高さになるようにして固定する。そ
の後、溶接トーチ21から溶接ワイヤを進出させつつア
ークを形成し、シールドノズル22を介してこのアーク
周辺にシールドガスを供給しつつ、アーク溶接を実施す
る。また、吸引ノズル27a、27bを介して、開先3
1内のガスを吸引する。
【0015】この場合に、アーク溶接によって発生する
ヒュームは、溶接トーチ21から2方向に分かれ、開先
31内を水平方向に流れる。そして、このヒュームを含
むガスは、溶接トーチ21から若干離隔して配置された
吸引ノズル27a、27bに至り、その吸引により補集
される。
【0016】図10に示すように、突合わせ溶接の場合
には、ヒューム流14の拡散幅Wは大きい。このため、
図3に示すように、従来のヒューム吸引ノズルを備えた
2重管構造の溶接トーチ40を使用してヒューム流42
を吸引しようとすると、その吸引効率が悪い。即ち、被
溶接材30a、30bの突合わせ開先31の裏面に裏当
材32を設け、トーチ40によりアークを形成すると、
開先底部に溶接ビード33が形成され、ヒューム流42
とアーク近傍のシールドガス及びヒュームの混合流43
が形成される、そして、ヒューム吸引ノズルの吸引口4
1がシールドガスを吸引してシールドガス吸引してシー
ルド性を阻害しないようにすると、ヒューム捕捉領域4
5は図中破線にて示すようになる。このヒューム捕捉領
域45では、ヒューム流42よりも上方であるためヒュ
ームを高効率で吸引することができない。
【0017】そこで、吸引口41からの吸引風量を増大
すると、図中一点鎖線にて示すように、ヒューム捕捉領
域46が拡大し、ヒューム流42からヒュームを吸引す
ることができるが、アーク保護のために供給されている
シールドガスも吸引してしまい、シールド性を損なう。
これにより、ブローホール及びピット等の重大な欠陥が
発生する。
【0018】これに対し、図4に示すように、本発明の
実施例においては溶接トーチ21からのアーク形成及び
シールドガス吐出により、アーク近傍にはシールドガス
とヒュームとの混合流43が形成され、溶接トーチ21
から広い拡散幅をもってヒューム流42が形成される。
そして、このヒューム流42は溶接トーチ21から比較
的離れた位置に配置された吸引ノズル26a、26bに
より吸引され、高効率でヒュームが吸引される。
【0019】このように溶接トーチ21に対して対称的
に1対の吸引ノズル26a、26bを配置することによ
り、ヒューム流42の途中にこのような吸引ノズル26
a、26bが介在することになり、ヒュームがこの吸引
ノズルに積極的に流入する。このため、図3に示す同軸
型の吸引ノズル40に比して、本実施例は少ない吸引風
量で高効率でヒュームを吸引することができる。
【0020】吸引ノズル26a及び26bと溶接トーチ
21との間の距離La、Lbは30mm以上であり、各
吸引ノズル26a、26bの吸引風量は2m3/分以下
であることが好ましい。距離La、Lbが30mm未満
であると、溶接電流が約500A以下の、一般的な突合
わせ溶接の条件下では、シールドガスを過剰に吸引して
しまう。吸引ノズルの吸引風量が2m3/分を超える
と、同様にシールドガスも吸引してしまう、シールド性
を阻害する。
【0021】ところで、被溶接材の板厚が大きく、それ
が電極ワイヤの突出し長さを超える場合(30mm以
上)には、吸引ノズル27a、27bを開先内に挿入す
ることによって、少吸引風量によるヒューム吸引が可能
である。これは、溶接トーチ21と吸引ノズル27a、
27bとを可及的に近接させた状態、即ち、極力コンパ
クトな配置にした厚板の突合わせ溶接におけるヒューム
吸引除去方法として有効である。その際、溶接作業の実
施につれて開先内の溶接金属33の積層高さが増加する
ので、吸引ノズル27a、27bの挿入深さはこの積層
高さ分だけ順次浅くなるように調整する。こうして溶接
が進行し、溶接されていない開先深さが20mmに満た
ないようになると、図5に示すように、発生ヒュームは
この残っている開先31の溝からあふれ出て、開先溝に
直角の方向(横方向)にも流出し、上昇・逃散するよう
になる。溶接ヒューム自体は元来アーク熱により加熱膨
張し、空気より密度が小さいので、0.5〜0.6m/
秒程度の上昇速度を有する。開先溝が深い場合には、溝
によって膨張が規制されるため、溝に沿うヒューム流を
形成するわけであるが、溝が浅くなり膨張が規制されに
くくなると、ヒュームはアーク発生点を中心に周囲に放
散及び上昇するようになる。
【0022】従って、このような場合には、単に図4に
示すように、吸引ノズル27a、27bのみによりヒュ
ームを吸引しようとすると、溶接アークから横方向(即
ち、開先溝に対して直角方向)に膨張するヒュームを捕
捉しにくくなり、ヒュームの吸引効率が低下するという
問題が生じる。
【0023】しかしながら、図1に示すように、空間規
制板28を被溶接板の表面と略平行に、設けて、ヒュー
ムの上方への逃散を規制すると共に、溶接トーチからヒ
ューム吸引口に向かう流れを誘起させることにより、前
述のように膨張するヒューム流を空間規制板29により
吸引ノズル27a、27bに有効に導くことができる。
【0024】この空間規制板29の大きさはヒューム吸
引口に向かう2次元的流れの誘起効果が得られる程度と
する。即ち、空間規制板29は、少なくとも開先深さの
2倍以上の長さ(溶接線方向の長さ)及び少なくとも開
先上端幅の2倍以上の幅(溶接後に直交する方向の幅)
を有し、且つ、被溶接材表面と空間規制板29との距離
は少なくとも90mm以下とする。被溶接板面と空間規
制板との距離は、ヒューム吸引口への誘引流形成効果と
関係があり、小さくすればするほど大きな効果が得られ
るが、そうすると一方で、当該規制板が高温のアークに
曝され、スパッタの付着が著しくなり、耐久性を減じる
他、長時間の溶接が困難になる。このため、より好適に
はこの距離は20〜90mmの範囲に保持することが望
ましい。但し、自動装置又はロボット溶接等により予め
長時間の溶接を想定し、高耐久性を得るために、空間規
制板の軽量化を多少犠牲にして、水冷等の強制冷却手段
を講じる場合にはこの限りではない。
【0025】図7は、仕切板29a、29bの作用を説
明する図である。この図7は説明のために、左側に仕切
板が存在しない場合、右側に仕切板29bが存在する場
合のシールドガス及びヒュームの混合ガス流43の流れ
を示すものである。この図7に示すように、ヒューム捕
捉領域48が横方向(溶接線に直交する方向)に拡大
し、溶接トーチ21に向かう方向には縮まる。
【0026】即ち、仕切板29bが存在しない場合は、
そのヒューム捕捉領域49が円形状であるのに対し、仕
切板29bが存在する場合は、ヒューム捕捉領域48は
楕円状になる。このため、溶接トーチ21と吸引ノズル
29bとの間の距離をより短くしても、シールドガスを
吸引してしまうことはなく、シールド性を阻害すること
はない。従って、装置を小型化することができる。
【0027】溶接トーチと吸引ノズル27a、27bと
の間に、設ける仕切板29a、29bは高さが5〜20
mmであることが好ましい。これによって、ヒューム吸
引口側への誘引流の均一化を図ると共に、吸引ノズルの
口部にスパッタが付着して開口部が小さくなったり、閉
塞したりすることを防止することができる。
【0028】なお、本発明は上記した実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、吸
引ノズルの数は、上記実施例のように、2個に限らず、
3個又はそれ以上であってもよい。吸引ノズルの数は偶
数であることが好ましが、吸引風量を各ノズルで異なら
せる等して奇数個の吸引ノズルを設けても、溶接トーチ
を中心として対称的にヒュームを吸引することができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
突合わせ溶接においても、装置が大型化することなく、
高効率でヒュームを吸引することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例方法を示す正面図である。
【図2】同じくその側面図である。
【図3】従来の突合わせ溶接におけるヒューム吸引状況
及びシールドガスの過吸引状況を示す図である。
【図4】本発明の実施例の突合わせ溶接におけるヒュー
ム吸引状況及びシールドガスの過吸引状況を示す図であ
る。
【図5】開先溝が浅い場合のヒューム拡散状態を示す図
である。
【図6】空間規制板の作用を示す図である。
【図7】仕切板の作用を示す図である。
【図8】ビードオンプレート溶接継手のヒューム流を示
す図である。
【図9】すみ肉溶接のヒューム流を示す図である。
【図10】突合わせ溶接のヒューム流を示す図である。
【図11】各種の溶接においてそのヒューム流の拡散幅
を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1,21;溶接トーチ 2,7,30a,30b;被溶接材 3;アーク 4;溶接金属 5;ヒューム流 13;開先 22;2重シールドノズル 27a,27b;吸引ノズル 29;空間規制板 29a,29b;仕切板 31;開先

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接トーチに複数個の吸引ノズルを前記
    溶接トーチを中心にして直線状に配置して取付け、これ
    らの吸引ノズルの配列方向を突合わせ継手の溶接線に実
    質的に平行にして前記溶接トーチにより前記突合わせ継
    手を溶接し、前記吸引ノズルによりヒューム含有空気を
    吸引することを特徴とする突合わせ継手溶接におけるヒ
    ューム吸引除去方法。
  2. 【請求項2】 前記溶接トーチと前記各吸引ノズルとの
    間隔は30mm以上であり、各吸引ノズルの吸引風量は
    2m3/分以下であることを特徴とする請求項1に記載
    のヒューム吸引除去方法。
  3. 【請求項3】 前記突合わせ継手の開先の上方を覆う空
    間規制板が被溶接材表面と平行にして前記溶接トーチに
    取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の突合わせ継手溶接におけるヒューム吸引除去方
    法。
  4. 【請求項4】 前記空間規制板の溶接線方向の長さは、
    開先深さの2倍以上であり、溶接線に直交する方向の幅
    は、開先上端部の幅の2倍以上であり、被溶接材の表面
    と前記空間規制板との間の距離は90mm以下であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の突合わせ継手溶接にお
    けるヒューム吸引除去方法。
  5. 【請求項5】 前記溶接トーチとその隣接する吸引トー
    チとの間に両者を仕切る仕切り板を設けることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の突合わせ継
    手溶接におけるヒューム吸引除去方法。
  6. 【請求項6】 前記隣接吸引トーチと前記仕切り板との
    間の距離を30mm以下とし、前記仕切板の高さを5m
    m以上とすることを特徴とする請求項5に記載の突合わ
    せ継手溶接におけるヒューム吸引除去方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110270747A (zh) * 2019-07-22 2019-09-24 苏州百斯顿环保科技有限公司 高负压随动下抽排的高效烟尘净化过滤装置及除烟工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61102381U (ja) * 1984-12-12 1986-06-30

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