JPH08132228A - 定 盤 - Google Patents

定 盤

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JPH08132228A
JPH08132228A JP6277414A JP27741494A JPH08132228A JP H08132228 A JPH08132228 A JP H08132228A JP 6277414 A JP6277414 A JP 6277414A JP 27741494 A JP27741494 A JP 27741494A JP H08132228 A JPH08132228 A JP H08132228A
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JP
Japan
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workpiece
partition space
surface plate
dust
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP6277414A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Kawakami
正道 川上
Etsuo Nakano
悦男 中野
Hitoshi Ueno
等 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Koike Sanso Kogyo KK
Original Assignee
Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Koike Sanso Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Koike Sanso Kogyo Co Ltd, Koike Sanso Kogyo KK filed Critical Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Priority to JP6277414A priority Critical patent/JPH08132228A/ja
Publication of JPH08132228A publication Critical patent/JPH08132228A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/70Auxiliary operations or equipment
    • B23K26/702Auxiliary equipment

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明に係る定盤は、被加工材の表面に該被
加工材に加工を実施した際に発生した粉塵が付着しない
ようにすることを可能にする定盤を提供することを目的
としている。 【構成】 架台9上に起立部材8を並列して立設する。
起立部材8上に被加工材Wを載置し、起立部材8と架台
9と被加工材Wとによって仕切空間10が形成される。仕
切空間10の一端には該仕切空間10内を負圧にして加工を
実施する際に発生する粉塵を捕獲するように構成する。
起立部材8の上端辺は凹凸状に構成され凸部によって被
加工材Wを支持すると共に、凹部によって仕切空間10a
内に外気を巻き込むための通気部18を構成したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被加工材を支持する定盤
であって、特にガス加工法,プラズマ加工法,レーザ加
工法を用いて鋼板等の被加工材に対して加工を実施する
際に発生した粉塵を吸引して回収するように構成した定
盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の定盤の一例として図9,図10を用
いて説明する。図9において、1はプラズマ切断装置で
あって、2本の平行なレール4に沿って走行し得るよう
に構成される。架構3には図示しないプラズマ電源およ
びアシストガス供給装置に接続されたプラズマトーチ5
を搭載したキャリッジ6が該架構3に沿って摺動可能に
取付けられている。
【0003】50は鋼板等の被加工材Wを支持し得る定盤
であって、四角形状の平板で構成された複数の起立部材
51がレール4に直交して架台9上に並列して立設されて
いる。起立部材51上の所定の位置に被加工材Wを載置す
ると、架台9と起立部材51と被加工材Wとによって被加
工材Wの下部に複数の仕切空間52を形成し得るようにな
っている。前記仕切空間52に対向して集塵装置13に接続
されたフード14が架構3に取り付けてあり、プラズマ切
断を実施することによって発生した粉塵や煙を吸引処理
することが出来るように構成される。
【0004】集塵装置13を作動させて仕切空間52の一端
を負圧にすることで仕切空間52の他端から外気が巻き込
まれて該仕切空間52内に気流が形成される。図10に示す
ように切断加工によって貫通された被加工材Wの切り口
16を介してトーチ5のノズルから噴出されたアシストガ
ス17が仕切空間52a内に噴出され図10の矢印に示すよう
に仕切空間52aの下方から上方に向かって粉塵が移動す
る。また図10の奥側にはフード14が対向しており、前記
粉塵は更に図の手前側から奥側へと吸引されて集塵装置
13に回収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の定盤50で
は、起立部材51が四角形状の平板で構成されるので起立
部材51の上端辺と被加工材Wの下面とが被加工材Wの幅
全長に亘って略密接した状態で支持されて仕切空間52を
形成している。このように構成された仕切空間52の場
合、仕切空間52を構成する架台9,起立部材51,被加工
材Wからなる壁の近傍を流れる気流の流速は前記壁表面
に対する摩擦力によって遅くなり、仕切空間52の中央部
を流れる気流の流速は速くなるといった所謂乱流が発生
する。また前記壁の近傍を流れる気流において、角隅部
の流路抵抗が大きくなるために該角隅部を流れる気流の
流速は更に遅くなる。
【0006】またトーチ5のノズルから噴出されたアシ
ストガス17が被加工材Wの切り口16を介して仕切空間52
a内に噴出されると、上述したように仕切空間52aの下
方から上方に向かって図10の矢印に示すような気流が形
成される。従って上記の各気流の作用によって起立部材
51の上端辺と被加工材Wの下面とによって形成された角
隅部53の気流は流速が遅く淀んだ状態を形成する。従っ
て、被加工材Wに対して切断加工を実施した際に発生し
た粉塵が前記角隅部53に留まり、図10に示すように角隅
部53の壁面に粉塵54が付着して堆積する。
【0007】角隅部53の壁面に付着して堆積した粉塵54
は被加工材Wの下面に起立部材51の上端辺に沿って形成
されるものであり、例えば被加工材Wに切断加工を実施
して半製品として仕上げた場合、前記粉塵54によって該
半製品の外観上の仕上がり品質を低下させるという問題
がある。この問題を解決するために付着した粉塵54を除
去する作業を別途に実施する必要があり、作業効率が低
下するといった問題がある。
【0008】また、被加工材Wが鉄鋼板やステンレス鋼
板である場合には酸化鉄が粉塵54となって被加工材Wの
表面に付着する。そして前記酸化鉄が付着した状態の半
製品に溶接加工を行った場合には前記酸化鉄が溶接加工
に悪影響を及ぼし、溶接不良となるおそれがある。
【0009】本発明に係る定盤は、上記課題を解決する
ものであって、被加工材の表面に該被加工材に加工を実
施した際に発生した粉塵が付着しないようにすることを
可能にする定盤を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る定盤は、被
加工材を支持する起立部材が架台上に並列して立設され
ると共に、前記起立部材上に前記被加工材を載置した際
に前記架台と前記起立部材と前記被加工材によって仕切
空間が形成され、該仕切空間の一端を負圧にして加工を
実施する際に発生する粉塵を捕獲するように構成した定
盤において、前記起立部材に前記被加工材を支持するた
めの支持部を設けると共に、前記起立部材または前記起
立部材と前記被加工材との間に前記仕切空間内の前記起
立部材と前記被加工材とによって形成された角隅部に対
応する位置に外気を巻き込むための通気部を設けたこと
を特徴とするものである。
【0011】また前記定盤の代表的な構成は、前記起立
部材の上端辺を凹凸状に構成し、前記起立部材の上端辺
の凸部によって前記被加工材を支持すると共に、前記起
立部材の上端辺の凹部によって前記仕切空間内の前記角
隅部に対応する位置に外気を巻き込むための通気部を構
成したことを特徴としたものである。
【0012】また前記定盤の代表的な他の構成は、前記
起立部材の上部に多数の穴を穿設し、前記起立部材の上
端辺によって前記被加工材を支持すると共に、前記穴に
よって前記仕切空間内の前記角隅部に対応する位置に外
気を巻き込むための通気部を構成したことを特徴とした
ものである。
【0013】また前記定盤の代表的な他の構成は、前記
起立部材の上端辺に支持部材を設け、前記支持部材によ
って前記被加工材を前記起立部材の上端辺よりも高い位
置で支持すると共に、前記被加工材の下面と前記起立部
材の上端辺との間に形成された空間によって前記仕切空
間内の前記角隅部に対応する位置に外気を巻き込むため
の通気部を構成したことを特徴としたものである。
【0014】
【作用】本発明に係る定盤は、上述の如く構成したの
で、起立部材に設けた支持部によって被加工材を支持す
ることが出来、架台と起立部材と被加工材とによって仕
切空間を形成することが出来る。そして前記仕切空間の
一端を負圧にすることで該仕切空間の他端から外気を巻
き込み該仕切空間内に被加工材に対して加工を実施した
際に発生する粉塵を捕獲するための気流を形成すること
が出来る。
【0015】そして起立部材または起立部材と被加工材
との間に設けた通気部によって前記仕切空間内の前記起
立部材と前記被加工材とによって形成された角隅部に外
気を巻き込み該角隅部に空気を流通させることが出来
る。従って前記角隅部の粉塵を移動させて回収すること
が出来るので前記角隅部に粉塵が付着して堆積すること
がない。
【0016】また起立部材の上端辺を凹凸状に構成した
場合には、凸部によって被加工材を支持すると共に、凹
部によって構成された通気部によって前述と同様に前記
仕切空間内の前記起立部材と前記被加工材とによって形
成された角隅部に外気を巻き込み該角隅部に空気を流通
させて粉塵を移動させて回収することが出来る。
【0017】また起立部材の上部に多数の穴を穿設した
場合には、起立部材の上端辺によって被加工材を支持す
ると共に、前記穴によって構成される通気部によって前
述と同様に前記仕切空間内の前記起立部材と前記被加工
材とによって形成された角隅部に外気を巻き込み該角隅
部に空気を流通させて粉塵を移動させて回収することが
出来る。
【0018】また起立部材の上端辺に支持部材を設け、
該支持部材によって被加工材を前記起立部材の上端辺よ
りも高い位置で支持するように構成した場合には、被加
工材の下面と前記起立部材の上端辺との間に形成された
空間からなる通気部によって前述と同様に前記仕切空間
内の前記起立部材と前記被加工材とによって形成された
角隅部に外気を巻き込み該角隅部に空気を流通させて粉
塵を移動させて回収することが出来る。
【0019】従って上記各手段によって前記角隅部に粉
塵が付着して堆積することがなく、被加工材の下面に起
立部材の上端辺に沿って粉塵が付着することがない。
【0020】
【実施例】図により本発明に係る定盤の一例としてプラ
ズマ切断装置に適用した定盤の実施例を具体的に説明す
る。図1は本発明に係る定盤を設置したプラズマ切断装
置の全体構成を示す斜視図である。
【0021】先ず、図1を用いてプラズマ切断装置の全
体構成を説明する。図1において、プラズマ切断装置1
は、サドル2および架構3等により構成され、2本の平
行なレール4に沿って走行し得るように構成される。架
構3には図示しないプラズマ電源およびアシストガス供
給装置に接続されたプラズマトーチ5を搭載したキャリ
ッジ6が該架構3に沿って摺動可能に取付けられてい
る。
【0022】7は本発明に係る定盤であり、詳しくは後
述するが、鉄鋼板やステンレス鋼板等の被加工材Wを支
持し得るように構成される。定盤7の架台9の上面は平
面状に構成されており、該架台9上には所定の厚さと高
さを有すると共に架台9の幅に対応する長さを有する平
板であって、且つ後述する所定形状で構成された複数の
起立部材8がレール4に直交して並列に立設されてい
る。従って、起立部材8上の所定の位置に被加工材Wを
載置すると、架台9と起立部材8と被加工材Wとによっ
て被加工材Wの下部に複数の仕切空間10を形成すること
が出来るようになっている。
【0023】定盤7のレール4方向側面部には該定盤7
と略同じ長さを有する吸引ダクト11が設置してある。そ
して前記吸引ダクト11には前記仕切空間10に対向する位
置にゴムシート等で構成されたシールドベルト11aが張
設してあり、吸引ダクト11の気密性を保持している。ま
た吸引ダクト11の一端には集塵ダクト12を介して集塵装
置13が接続されており、該集塵装置13によってプラズマ
切断作業によって排出された粉塵や煙を吸引処理するこ
とが出来るようになっている。
【0024】前記吸引ダクト11には、架構3に固定して
該架構3と一体的に移動するフード14が摺動可能に接続
されている。前記吸引ダクト11とフード14との接続部
は、吸引ダクト11に張設したシールドベルト11aにフー
ド14の当接部が当接して吸引ダクト11とフード14との間
で通気できるように構成されている。また、前記フード
14の開口部は前述した定盤7の架台9と起立部材8と被
加工材Wとによって被加工材Wの下部に形成した仕切空
間10に対向して設定されている。
【0025】上述のように構成することによって集塵装
置13が作動すると、集塵ダクト12,吸引ダクト11,フー
ド14を介して該フード14が対向した仕切空間10の一端が
負圧になり、仕切空間10の他端から外気が巻き込まれて
フード14方向に流通し、集塵装置13に取り込まれる。
【0026】従って、トーチ5によって被加工材Wに対
して切断加工を実施した際に発生する酸化鉄等の粉塵や
煙が仕切空間10,フード14,吸引ダクト11,集塵ダクト
12を介して集塵装置13内に回収され処理される。
【0027】図2は本発明に係る定盤の第1実施例を示
す。架台9上に立設される起立部材8は架台9の幅に対
応する長さと所定の高さと厚さを有する鋼板等の平板で
構成される。そして被加工材Wが載置される上端辺は被
加工材Wを支持する湾曲状の凸部8aとこれに隣接する
湾曲状の凹部8bが交互に形成された波形状に構成され
ている。
【0028】起立部材8は架台9上に所定のピッチで配
置して固着されたL字型鋼15にボルト止め等によって着
脱可能に固定されている。
【0029】図4は起立部材8上に被加工材Wを載置し
て集塵装置13を作動させた後、トーチ5によって該被加
工材Wに対して切断加工を実施した際に発生する粉塵が
仕切空間10a内に形成された気流によって移動する様子
を示す。図4の奥側には仕切空間10aに対向してフード
14の開口部が配置され、図4の手前側から奥側に向かっ
て吸引するようになっている。
【0030】切断によって貫通された被加工材Wの切り
口16を介してトーチ5のノズルから噴出されたアシスト
ガス17が仕切空間10a内に噴出され図4の矢印に示すよ
うに仕切空間10aの下方から上方に向かって粉塵が移動
する。また粉塵は図4の手前側から奥側に向かって移動
する。
【0031】起立部材8の上端辺に形成された凹部8b
はトーチ5が対向する仕切空間10aに隣接する空間10
b,10cから外気を巻き込んで仕切空間10a内の角隅部
19に空気を流通させる作用を有する通気部18aを構成す
る。即ち仕切空間10a内を負圧にすることで前記通気部
18aを介して隣接する空間10b,10cから外気を巻き込
んで仕切空間10a内の角隅部19に空気を流通させること
が出来る。
【0032】従って、起立部材8の上端辺と被加工材W
の下面とによって形成された角隅部19に隣接する空間10
b,10cから空気を巻き込んで流通させることで該角隅
部19を流通する気流の流速が速くなり、この気流によっ
て粉塵をフード14の方向に移動させ集塵装置13に集塵す
ることが出来る。従って、従来のように角隅部19に気流
が淀んで粉塵が該角隅部19に付着して堆積することがな
く、被加工材Wの下面に起立部材8の上端辺に沿って粉
塵が付着して堆積することがない。。
【0033】図3は本発明に係る定盤の第2実施例を示
す。尚、前述の第1実施例と同じ部材で構成したものは
同じ符号を付して説明を省略する。架台9上に立設され
た起立部材8の上端辺は被加工材Wを支持する矩形状の
凸部8cとこれに隣接する同じく矩形状の凹部8dが交
互に形成されて構成されている。そして起立部材8上に
被加工材Wを載置した時、前記凹部8dは通気部18bと
して構成される。
【0034】仕切空間10a内に形成された気流によって
粉塵が移動する様子は前述した図4と略同様であり、起
立部材8の凹部8dによって構成される通気部18bによ
ってトーチ5が対向する仕切空間10aに隣接する仕切空
間10b,10cから外気を巻き込んで仕切空間10a内に流
通させることが出来、前述と同様に起立部材8と被加工
材Wとが接触する角隅部19に空気を流通させることで、
被加工材Wの下面に起立部材8の上端辺に沿って粉塵が
付着して堆積することがない。
【0035】図5は本発明に係る定盤の第3実施例を示
す。尚、前述の第1実施例と同じ部材で構成したものは
同じ符号を付して説明を省略する。架台9上に立設され
た起立部材8は長方形状の平板で構成され、該起立部材
8の上端辺8e上に被加工材Wが載置され支持部となる
上端辺8eによって被加工材Wが支持される。そして起
立部材8の上端辺8eの近傍には切欠穴8fが穿設され
通気部18cを構成している。
【0036】仕切空間10a内に形成された気流によって
粉塵が移動する様子を図6に示す。起立部材8に形成さ
れた通気部18cによってトーチ5が対向する仕切空間10
aに隣接する空間10b,10cから外気を巻き込んで仕切
空間10a内に流通させることが出来、前述した第1実施
例と同様に起立部材8の上端辺8eと被加工材Wの下面
とで形成された角隅部19に空気を流通させることで、被
加工材Wの下面に起立部材8の上端辺8eに沿って粉塵
が付着して堆積することがない。
【0037】図7は本発明に係る定盤の第4実施例を示
す。尚、前述の第1実施例と同じ部材で構成したものは
同じ符号を付して説明を省略する。架台9上に立設され
た起立部材8は長方形状の平板で構成され、該起立部材
8の上端部8e上に突起部20aを備えた支持部材20がボ
ルト止め等によって着脱可能に固定して配置されてい
る。
【0038】そして突起部20a上に被加工材Wが載置さ
れて支持される。従って被加工材Wの下面と起立部材8
の上端辺8eとの間隙によって通気部18dが形成され
る。
【0039】仕切空間10a内に形成された気流によって
粉塵が移動する様子を図8に示す。起立部材8の上端辺
8eと被加工材Wとの間隙に形成された通気部18dによ
ってトーチ5が対向する仕切空間10aに隣接する空間10
b,10cから外気を巻き込んで仕切空間10a内に流通さ
せることが出来、前述した第1実施例と同様に起立部材
8の上端部と被加工材Wの下面によって形成される角隅
部19に空気を流通させることで、被加工材Wの下面に起
立部材8の上端部に沿って粉塵が付着して堆積すること
がない。
【0040】上記各実施例において設けられた通気部18
a〜18dの大きさは、集塵装置13等によって構成された
集塵設備の吸引能力および仕切空間10aの開口端の径,
流路抵抗等に対応して設定される。
【0041】前記各実施例では仕切り空間10の一方端に
吸引用のフード14を配置した場合について説明したが、
仕切り空間10の一方端に吸引用のフードを配置し、更に
仕切り空間10の他方端に吹き出し用のフードを配置して
構成することでも良い。また、前記各実施例では定盤7
をプラズマ切断装置に適用させた場合について説明した
が、プラズマ溶接や他のプラズマ加工装置、或いはガス
加工装置,レーザ加工装置に夫々適用することが可能で
ある。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る定盤は、上述の如き構成と
作用とを有するので、起立部材に設けた支持部によって
被加工材を支持すると共に、起立部材または起立部材と
被加工材との間に設けた通気部によってトーチが対向す
る仕切空間に隣設する空間から外気を巻き込み、起立部
材の上端辺と被加工材の下面によって形成された角隅部
に空気を流通させることが出来、これによって被加工材
の下面に起立部材の上端辺に沿って粉塵が付着すること
がない。
【0043】従って、例えば切断加工された半製品に粉
塵が付着するおそれがないので、半製品の仕上がり品質
を向上させることが出来、従来のように粉塵を除去する
作業が不要となり、作業効率が向上する。
【0044】また切断した鋼板の表面に酸化鉄等の粉塵
が付着しないので溶接加工を実施する場合も品質が良好
な溶接加工が出来る等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定盤を設置したプラズマ切断装置
の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る定盤の第1実施例を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明に係る定盤の第2実施例を示す斜視図で
ある。
【図4】第1,第2実施例の定盤と被加工材とによって
形成された仕切空間内の気流の流れを示す断面説明図で
ある。
【図5】本発明に係る定盤の第3実施例を示す斜視図で
ある。
【図6】第3実施例の定盤と被加工材とによって形成さ
れた仕切空間内の気流の流れを示す断面説明図である。
【図7】本発明に係る定盤の第4実施例を示す斜視図で
ある。
【図8】第4実施例の定盤と被加工材とによって形成さ
れた仕切空間内の気流の流れを示す断面説明図である。
【図9】従来例を説明する図である。
【図10】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
W…被加工材、1…プラズマ切断装置、2…サドル、3
…架構、4…レール、5…プラズマトーチ、6…キャリ
ッジ、7…定盤、8…起立部材、8a,8c…凸部、8
b,8d…凹部、8e…上端辺、8f…切欠穴、9…架
台、10,10a…仕切空間、11…吸引ダクト、12…集塵ダ
クト、13…集塵装置、14…フード、15…L字型鋼、16…
切り口、17…アシストガス、18a〜18d…通気部、19…
角隅部、20…支持部材、20a…突起部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工材を支持する起立部材が架台上に
    並列して立設されると共に、前記起立部材上に前記被加
    工材を載置した際に前記架台と前記起立部材と前記被加
    工材によって仕切空間が形成され、該仕切空間の一端を
    負圧にして加工を実施する際に発生する粉塵を捕獲する
    ように構成した定盤において、前記起立部材に前記被加
    工材を支持するための支持部を設けると共に、前記起立
    部材または前記起立部材と前記被加工材との間に前記仕
    切空間内の前記起立部材と前記被加工材とによって形成
    された角隅部に対応する位置に外気を巻き込むための通
    気部を設けたことを特徴とする定盤。
  2. 【請求項2】 前記起立部材の上端辺を凹凸状に構成
    し、前記起立部材の上端辺の凸部によって前記被加工材
    を支持すると共に、前記起立部材の上端辺の凹部によっ
    て前記仕切空間内の前記角隅部に対応する位置に外気を
    巻き込むための通気部を構成したことを特徴とした請求
    項1記載の定盤。
  3. 【請求項3】 前記起立部材の上部に多数の穴を穿設
    し、前記起立部材の上端辺によって前記被加工材を支持
    すると共に、前記穴によって前記仕切空間内の前記角隅
    部に対応する位置に外気を巻き込むための通気部を構成
    したことを特徴とした請求項1記載の定盤。
  4. 【請求項4】 前記起立部材の上端辺に支持部材を設
    け、前記支持部材によって前記被加工材を前記起立部材
    の上端辺よりも高い位置で支持すると共に、前記被加工
    材の下面と前記起立部材の上端辺との間に形成された空
    間によって前記仕切空間内の前記角隅部に対応する位置
    に外気を巻き込むための通気部を構成したことを特徴と
    した請求項1記載の定盤。
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