JPH08103742A - 給水管の洗浄方法 - Google Patents

給水管の洗浄方法

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JPH08103742A
JPH08103742A JP6264560A JP26456094A JPH08103742A JP H08103742 A JPH08103742 A JP H08103742A JP 6264560 A JP6264560 A JP 6264560A JP 26456094 A JP26456094 A JP 26456094A JP H08103742 A JPH08103742 A JP H08103742A
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JP
Japan
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water supply
supply pipe
pipe
water
faucet
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JP6264560A
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English (en)
Inventor
Iku Chiba
郁 千葉
Takeshi Saito
毅 斎藤
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MIZUSAWA DENKI KOGYO KK
Original Assignee
MIZUSAWA DENKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一な洗浄効果が得られるとともに、水の消
費量が少なく、作業時間を短縮することができる、給水
管の洗浄方法を提供する。 【構成】 高架水槽2から建物1の各階に給水する給水
管4内に、加圧空気を導入して給水管4内の水を水栓5
Aより排水し、次いで給水管4内に洗浄液を充満させた
後、洗浄液を給水管4内で動かして洗浄する。しかる後
に、給水管4内に加圧空気を導入して洗浄液を水栓5A
より排出し、その後、給水管4内に水を流して水栓5A
から排出して給水管4内のすすぎを行い、洗浄作業を完
了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層階の建築物に既設
された給水管系の管路内面に付着した錆やスケール、水
垢、有機物等を洗浄するための洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビルや集合住宅等の多層階の建
物の上部には、高架水槽が設置されており、前記水槽に
給水管が連結されて、建物内部の各所への給水が行われ
るようになっている。前記給水管は、建物の各階床をそ
の主管が縦に貫通し、それぞれの階で、主管から枝管が
分岐した配管構造を有している。前記のような給水管系
では、多数の水平に延びた枝管を有しているため、経時
的に配管の管壁内面に錆やスケール、水垢、有機物等が
付着して、赤水の原因となったり、カビ等が発生して人
体の健康に悪影響を及ぼすことになり、また、管壁に堆
積した付着物で管内径が狭くなって、枝管に取り付けら
れた水栓からの水の吐出量が減少するため、定期的に配
管内部の洗浄を行う必要がある。
【0003】しかし、給水管の管路内に洗浄液を投入し
ただけでは、充分な洗浄効果が得られないため、種々の
洗浄効果を高める方法が提案されており、例えば、特開
平1−182425号公報に開示されている洗浄方法が
ある。図8は、前記洗浄方法の概略を示すものであっ
て、建物の上部に高架水槽55が設置されており、給水
管の立て配管56が、前記建物内の各階床51〜54を
貫通して高架水槽55に連結されている。
【0004】立て配管56からは、枝管57〜59が分
岐して各階床51〜53に配管されている。また、それ
ぞれの枝管57〜59には、継手60〜62を介して水
栓が取り付けられている。上記の給水管の内部を洗浄す
る場合には、階床51の枝管57の継手60に通常取り
付けられている水栓を外し、この継手60に圧縮空気を
供給する圧縮機70と圧縮空気の送り込み量を制御する
コントローラ71とが連結された配管72を、アダプタ
73によって連結する。次いで、水栓63、64を閉栓
し、立て配管56内部に洗浄液を満たす。しかる後、圧
縮機70により、枝管57を通じて圧縮空気を立て配管
56内に送り込むと、空気塊が高架水槽55まで上昇す
る。前記空気塊が、高架水槽55に至って大気中に解放
されると、空気塊の上にあった洗浄液が高速かつ乱流と
なって流下して撹拌流を生じ、この撹拌流によって、立
て配管56の管内壁の洗浄が行われる。
【0005】また、特開平3−258382号公報に開
示されている給水管系の管内洗浄方法は、配管の端末に
設けられた各水栓を閉じて、その配管内に所定の濃度に
希釈した洗浄液を注入して充満させ、その後配管内に圧
縮空気を所定時間送り込んで、洗浄液を前記圧縮空気で
運動させ、しかる後に水栓を開いて洗浄液を排出し、さ
らに清水を通してスケール、錆等を除去するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した、特開平1−
182425号公報、および、特開平3−258382
号公報に開示されている洗浄方法は、何れも給水管の配
管末端の水栓を閉栓して管路内に洗浄液を充満したの
ち、管路内に圧縮空気を吹き込んで洗浄液を撹拌するこ
とによって洗浄効果を高めることを意図したものであ
る。上記何れの洗浄方法も、洗浄液を管路内に充満させ
る前に、給水管の配管内に残留する水を排除する作業を
行っていないが、給水管の枝管は一般に水平方向に延び
ており、実際の建物ではさらに、枝管に鳥居配管や、管
末方向に逆勾配に傾斜している部分が存在する場合もあ
るので、枝管内に水が残留しやすい傾向がある。そこ
で、枝管内に水が残留しているまま洗浄液を給水管内に
注入すると、残留している水によって洗浄液が薄められ
て、洗浄効果が低下したり、部分的な洗浄むらが生じた
りする不都合が生じる。
【0007】また、給水管の洗浄を行った後、洗浄液を
管路内から排出する際に、単に水栓を開いて排出しただ
けでは、枝管等に満たされた洗浄液を完全に排出するこ
とができないので、管路内の洗浄液を完全にすすぎ落と
すために、大量の水を流す必要があり、また長い作業時
間が必要となる問題もある。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記したような、従来の洗浄
方法における問題点を解決するものであり、均一な洗浄
効果が得られるとともに、水の消費量が少なく作業時間
を短縮することができる、給水管の洗浄方法を提供する
ことを主な目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的のため、本発明
の給水管の洗浄方法は、高架水槽から各階のそれぞれの
区画に給水する給水管の洗浄方法であって、給水管のメ
インバルブ近傍の下流側管壁に孔を開け、空気抜きバル
ブと流入バルブとを備えた洗浄システム配管を前記孔に
連結する第1の工程と、前記メインバルブを閉栓した状
態で、前記洗浄システム配管の流入バルブより給水管内
に空気を導入し、給水管に設けられた水栓より給水管内
の水を排水する第2の工程と、給水管の全水栓を閉栓す
るとともに、前記洗浄システム配管の空気抜きバルブを
開栓して、前記洗浄システム配管の流入バルブから給水
管内に洗浄液を注入する第3の工程と、給水管内に満た
された洗浄液を動かして、管内を洗浄する第4の工程
と、前記洗浄システム配管の流入バルブより空気を導入
し、給水管の水栓より前記洗浄液を排出させる第5の工
程と、前記メインバルブを開栓して前記高架水槽内の水
を給水管内に導入し、給水管の各水栓より排水して管路
内に残留している洗浄液を洗い流す第6の工程とからな
る。
【0010】前記第2の工程は、給水管の水栓を開栓し
て管路内の水を排水し、空気の噴出を確認後直ちに閉栓
する作業を、前記洗浄システム配管の連結位置から排水
を行う水栓までの間の給水管の管路内の容積が、最小と
なる位置にある水栓から、最大となる位置にある水栓に
向けて順次行うことが好ましい。
【0011】前記第3の工程は、下層の階の各区画から
上層の階の各区画に向けて順次水栓から洗浄液を少量流
出させて各区画への洗浄液の到達を確認しながら行うこ
とが好ましい。前記第2の工程と第3の工程との間に、
給水管の縦管の管末側に設けられた水栓を外し、前記管
末に開閉バルブを備えた空気導入アタッチメントを連結
し、前記第4の工程は、給水管に設けられた各水栓を閉
栓するとともに前記洗浄システム配管の空気抜きバルブ
を開栓し、次いで前記空気導入アタッチメントの開閉バ
ルブを介して給水管内に少量の空気を圧送して管路内の
洗浄液を撹拌して行うことが好ましい。
【0012】また、前記空気導入アタッチメントは連結
せずに、前記第4の工程を、各区画内で給水管に設けら
れた水栓を一つずつ開栓して洗浄液を少量流出するとと
もに、前記洗浄システム配管の導入弁より洗浄液を補給
して管路内で洗浄液を流動させて行うことも好ましい。
前記第5の工程は、給水管の水栓を開栓して管路内の洗
浄液を排出し、空気の噴出を確認後直ちに閉栓する作業
を、前記洗浄システム配管の連結位置から洗浄液の排出
を行う水栓までの間の給水管の管路内の容積が、最小と
なる位置にある水栓から、最大となる位置にある水栓に
向けて順次行うことが好ましい。また、前記第6の工程
は、下位の階より上位の階へ向けて、高架水槽から水栓
までの給水管の管路長が短くなる方向に、順次水栓を開
閉して行うことが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の第1の工程で、給水管のメインバルブ
の下流側に洗浄システム配管を連結する。次いで第2の
工程では、メインバルブを閉栓した状態で、洗浄システ
ム配管の流入バルブをコンプレッサに連結して、加圧空
気を導入する。給水管内に残留している水は、前記加圧
空気により加圧されて、給水管下流の開栓された水栓か
ら外部へ排水される。特に、第2の工程は、給水管の水
栓を開栓して管路内の水を排水し、空気の噴出を確認後
直ちに閉栓する作業を、前記洗浄システム配管の連結位
置から排水を行う水栓までの間の給水管の管路内の容積
が、最小となる位置にある水栓から、最大となる位置に
ある水栓に向けて順次行うことで、給水管の内部の水を
短時間に、確実に排水することができる。
【0014】第3の工程では、洗浄システム配管の流入
バルブから給水管内に洗浄液を注入すると、洗浄液は給
水管の末端側から順次上方へ充満され、管路内の空気
は、上方へ抜けて洗浄システム配管の空気抜きバルブよ
り大気中に排出される。前記第3の工程は、下層の階の
各区画から上層の階の各区画に向けて、順次水栓から洗
浄液を少量流出させて、各区画への洗浄液の到達を確認
しながら行うことで、管路内に洗浄液の到達していない
部分が生じることを防止でき、また、洗浄液の到達確認
のために、水栓から外部へ流出させて無駄となる洗浄液
を少なくできる。
【0015】第4の工程では、給水管内の洗浄液を動か
して管壁を洗浄する。洗浄液が動くことによって洗浄効
果が大きくなる。前記第4の工程で、洗浄液を動かす方
法としては、あらかじめ前記第2の工程と第3の工程と
の間に、給水管の縦管の管末側に設けられた水栓を外
し、前記管末に開閉バルブを備えた空気導入アタッチメ
ントを連結しておく。そして、給水管に設けられた各水
栓を閉栓するとともに、前記洗浄システム配管の空気抜
きバルブを開栓して、次いで前記空気導入アタッチメン
トの開閉バルブを介して給水管内にコンプレッサで少量
の空気を圧送して管路内の洗浄液を撹拌して行う方法を
用いることができる。前記方法によれば、洗浄液は給水
管内でのみ動くため、洗浄液を補給する必要がない。ま
た、洗浄液を動かす別の方法としては、各区画内で給水
管に設けられた水栓を開栓して洗浄液を少量流出すると
ともに、前記洗浄システム配管の流入バルブより洗浄液
を補給して管路内で洗浄液を流動させて行う方法を用い
ることができ、その場合には、上記の方法のように、空
気導入アタッチメントやコンプレッサを用いる必要がな
い。
【0016】第4の工程で給水管の内部を洗浄した後、
第5の工程では、前記第2の工程と同じ要領で、配管の
流入バルブをコンプレッサに連結して加圧空気を導入す
る。給水管内に充満している洗浄液は、前記加圧空気に
より加圧されて、給水管下流の開栓された水栓から外部
へ排出される。特に、第5の工程は、給水管の水栓を開
栓して管路内の洗浄液を排出し、空気の噴出を確認後直
ちに閉栓する作業を、洗浄システム配管の連結位置から
洗浄液の排出を行う水栓までの間の給水管の管路内の容
積が、最小となる位置にある水栓から、最大となる位置
にある水栓に向けて順次行うことで給水管の内部の洗浄
液を短時間に、確実に排出することができる。
【0017】最後の工程である第6の工程では、給水管
のメインバルブを開栓すると、高架水槽に貯留された水
が給水管に流入する。給水管の各所に設けられている水
栓を開栓して水を流通させることにより、給水管の内壁
に付着している洗浄液は清水ですすぎ落とされる。すす
ぎ作業は、下位の階より上位の階へ向けて、高架水槽か
ら水栓までの給水管の管路長が短くなる方向に、順次水
栓を開閉して行うことによって、すすぎ時間が短縮され
る。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の洗浄方法が適用される複数の
階からなる建物の内部の給水管系の配管状態を示した概
略図であって、建物1には、その地下の最下階に受水槽
6が設置され、建物1外部から取り入れられた水がここ
に貯留されている。受水槽6には、その上層階に向けて
床を貫通して配管された吸入管8の下端が差し込まれ、
また、吸引管8の上端は、揚水ポンプ7の吸入側に連結
されている。揚水ポンプ7にはその吐出側に揚水管3が
連結され、この揚水管3は、建物1の各階の階床を貫通
して、屋上に設置された、高架水槽2に連結されてい
る。そして、揚水ポンプ7を駆動することによって、受
水槽6内の水を吸入管8を介して吸い上げ、揚水管3を
通じて高架水槽2に供給するようになっている。
【0019】上記のようにして高架水槽2内に供給され
た水は、高架水槽2に連結された給水管4を通じて建物
1の各階に供給される。給水管4の下流側は、建物1内
で垂直に配管された縦管4Aとなっており、各階床を貫
いて地下の最下階まで達している。図1においては、説
明を簡略化するために、縦管4Aを1つだけ図示してい
るが、実際には、建物の規模に応じて給水管4の下流側
で複数本に分岐して設けられている。建物1内の各階の
内部は、マンションの一世帯、オフィスの一事務所、ま
たは一店舗等の単位で区切られた区画が形成され、それ
ぞれの区画に対応する縦管4Aから分岐された枝管5
に、各区画内に給水する水栓5Aが数個ずつ設けられて
いる。高架水槽2内の水は、建物1内で使用した量に応
じて、随時最下階にある受水槽6から揚水ポンプ7によ
って補給され、常に所定量貯留されている状態に維持さ
れている。次に、建物1の内部に、上記のように配管さ
れた給水管を洗浄するための、本発明の洗浄方法を、工
程の順序にしたがって以下に説明する。
【0020】
【第1の工程】最初の工程では、まず高架水槽2の近傍
に配置されている給水管4に、洗浄システム配管10を
取り付ける作業から開始する。洗浄システム配管10
は、図2に示すように、高架水槽2に連結された給水管
4のメインバルブ9より下流位置に取り付けられる。洗
浄システム配管10は、図3に示す外観を有しており、
給水管4の周囲に、ボルトとナットによって固定され
る、サドルバンド付分水栓23を備えている。前記サド
ルバンド付分水栓23は、開閉バルブ23Aが設けられ
た分水管23Bと一体となったサドルバンド23Cと、
このサドルバンド23Cと組み合わせられて、給水管4
を挟み込むサドルバンド23Dとを備えており、2組の
ボルト23Eとナット23Fとによって給水管4に締め
付けて固定される。
【0021】サドルバンド付分水栓23は、連結ナット
15によって着脱自在に、T字管16Aに連結されてい
る。前記T字管16Aの一端側には、長ニップル13
A、エルボ14、長ニップル13B、ボールバルブ12
A、空気抜きバルブ11が順に連結されている。また、
T字管16Aの他端側には、角ニップル17A、T字管
16B、角ニップル17B、チェックバルブ21、角ニ
ップル17C、流入バルブ12B、カプラ22が順に連
結されている。さらに、前記T字管16Bの分岐端に
は、角ニップル17D、メートルコック18、丸サイホ
ン19、圧力計20が順に連結されている。チェックバ
ルブ21は、カプラ22側から導入される流体の逆流を
防止するために設けられたものである。
【0022】上記のように構成されている洗浄システム
配管10を、給水管4に取り付ける場合には、サドルバ
ンド付分水栓23の部分を連結ナット15を緩めて洗浄
システム配管10の他の部分から分離した状態で、サド
ルバンド23Cとサドルバンド23Dによって給水管4
を挟んで、ボルト23Eとナット23Fとによって固定
する。図示していないが、サドルバンド23Cの給水管
4と当接する側には、パッキングが設けられており、給
水管4の外面に密着する。サドルバンド付分水栓23を
給水管4に固定した後、連結ナット15が取り外され
た、分水管23Bの開口端よりドリル等の穿孔具を差し
込んで、給水管4の管壁に孔を開けて分水管23Bと給
水管4の管内とを連通させる。給水管4に孔を開ける際
に出る金属屑は、分水管23Bの開口端より排出し、内
部に残さないようにする。上記の穿孔作業が終了した
ら、洗浄システム配管10の残りの部分を、連結ナット
15によって、サドルバンド付分水栓23に連結固定し
て第1の工程が終了する。
【0023】
【第2の工程】この工程では、建物1内に配管された給
水管系の内部にある水を、完全に排水する作業を行う。
本工程における作業は、後述する工程において管内に充
満させる洗浄液の濃度を一定に保つことによって洗浄効
果を均一に保ち、また、洗浄液を給水管系の管路に注入
する際に、洗浄液が建物1の各区画の管路に到達したこ
とを、それぞれの区画で水栓5Aを開栓して確認する作
業の際の、洗浄液の無駄づかいを防止するために行うも
のである。
【0024】本工程の作業手順を以下に説明すると、は
じめに各階層のそれぞれの区画にある水栓5Aが全て閉
栓状態となっていることを確認する。そして、メインバ
ルブ9を閉栓している状態で、洗浄システム配管10の
カプラ22にコンプレッサを連結し、ボールバルブ12
Aを閉栓し、流入バルブ12Bを開栓する。また、メー
トルコック18を開栓して、洗浄システム配管10の管
路内の圧力が圧力計20で示されるようにする。次い
で、洗浄システム配管10に連結された、図示しないコ
ンプレッサによって、洗浄システム配管10のカプラ2
2から加圧空気を導入する。洗浄システム配管10に導
入された加圧空気は、分水管23Bを介して給水管4内
に圧力を付与している。この状態で建物1内の区画内に
設置されている枝管5に設けられている水栓5Aを開栓
すれば、上記加圧空気の圧力によって、前記枝管5内の
水は前記開栓された水栓5Aから排水される。
【0025】上記作業は、例えば図4に示すように、洗
浄システム配管10の給水管4との連結位置に一番近い
最上階の区画F51から、同図に示した矢印方向へ移動
する順番で、高架水槽2から遠い区画B24へ向けて行
う。具体的な手順としては、まず、区画F51内にある
水栓5Aを1つずつ開栓して排水し、開栓した水栓5A
が連結されている枝管5内が空になったことを、水栓5
Aからの空気の噴出によって確認した後、水栓5Aを閉
栓する。この水抜き作業を、区画F51内で水栓5Aの
場所を変えて3回繰り返し、次の区画F41へ移動す
る。図4に示す矢印の順序に従って、各区画で同様の作
業を繰り返し、建物1内に配管された給水管系の全ての
部分の水抜きを行う。上記作業中は、洗浄システム配管
10に設けられている圧力計20に表示されるゲージ圧
が、常に0.5〜1kg/cm2 になるように空気圧力を
調整する。一般の建物1内に配管された枝管5には、鳥
居配管、死管、逆勾配管等、配管構造上水が残留しやす
い箇所が存在するため、上記圧力は、給水管系の管路内
に導入された空気によって排除される水の管路内での逆
流を防止するために必要であり、水抜き作業中は、同時
に多くの水栓5Aを開栓して、枝管5内に水たまりを残
さないように注意する必要がある。
【0026】上記の排水順序は、基本的には、洗浄シス
テム配管10の連結位置から排水を行う水栓5Aまでの
間の給水管4の管路内の容積が、最小となる位置にある
水栓から、最大となる位置にある水栓に向けて順次行う
ことで、排水が行われる水栓5Aまでの給水管4の管路
内を移動する水の量を少なくでき、排水に要する時間を
短縮することができる。
【0027】上記の工程の後、給水管系に洗浄液を充満
する作業を行うが、補助的な工程として、洗浄液を調合
する工程をここで説明すると、本発明の洗浄方法におい
て用いられる洗浄液は、例えば植物性コロイド洗浄液が
用いられ、これを水槽やバケツ等の容器に入れ、配管の
汚れの状態に応じて水や湯によって希釈して濃度を調整
し、また、調合する量は洗浄する給水管系の配管長さに
応じて適宜増減する。
【0028】
【第3の工程】この工程では、前記のようにして調合さ
れた洗浄液を、管壁を洗浄するために給水管系の管路内
に充満する作業を行う。本工程ではまず、給水管系に設
けられている全ての水栓5Aの閉栓を確認する。次い
で、洗浄システム配管10のカプラ22を図示しないポ
ンプの吐出側に連結し、前記水槽やバケツ等の容器内の
洗浄液を、前記ポンプで洗浄システム配管10のカプラ
22から給水管4内に送り込む。この際、洗浄システム
配管10の空気抜き弁11への管路に設けられているボ
ールバルブ12Aを開栓しておき、給水管4内の空気が
外部に抜けるようにしておく。次に、建物1の各区画内
で一つずつ水栓5Aを開栓し、洗浄液を水栓5Aから少
量流出させて洗浄液の到達を確認した後、ただちに閉栓
する。
【0029】上記の洗浄液到達の確認作業は、図5に示
すように、建物1の最下階にある区画B21から最上階
の区画F54へ向けて、矢印の順番で作業を進めること
が好ましい。図5の順序で洗浄液の到達を確認するの
は、管路の長さや流動抵抗の影響で、洗浄システム配管
10のほぼ直下に位置するB21の区画にある給水管系
の管路にまず洗浄液が到達し、同図に示した順番で各区
画の管路内へ洗浄液が満たされていくことを考慮したも
ので、図中の順番で確認作業を行った場合、各区画の水
栓5Aからの洗浄液の流出による損失を最小限度にする
ことができ、また確認作業を最も効率よく短時間に行う
ことができる。
【0030】洗浄システム配管10の圧力計20の示す
ゲージ圧が0.5〜1kg/cm2となることで、給水
管系の管路全体に洗浄液が満たされたことが確認され
る。本工程は、前述した第2の工程における、給水管系
の管路内の水抜きを完全に行った上で行うことが重要で
あり、また、ポンプで洗浄液を送り込む際に、管路の破
損を防ぐため、洗浄システム配管10の圧力計20のゲ
ージ圧が1kg/cm2を超えないように注意して作業
を行う必要がある。
【0031】
【第4の工程】この工程では、上記の工程で給水管系の
管路に充満された洗浄液を管路内で動かして洗浄を行
う。本工程で洗浄液を管路内で動かす方法としては、例
えば、以下に述べる、加圧空気によって洗浄液を撹拌す
る方法と、洗浄液を流動させる方法との2つの方法で行
うことができる。前者の方法では、前記第2の工程で建
物1内の給水管系全体の水抜きが完了した後、縦管4A
の管末側の枝管5の終端5Bに設けられている水栓5A
を外して代わりに、空気導入アタッチメント30を取り
付ける。空気導入アタッチメントは、図6に示すよう
に、一端にカプラ31が設けられ、他端にオネジ32が
形成されており、その内部には流通路が貫通して形成さ
れている。また、空気導入アタッチメント30の中央位
置には、ハンドル33によって開閉操作されるボール弁
34が内蔵されており、前記流通路の開閉を行うように
なっている。空気導入アタッチメント30に形成されて
いる前記オネジ32は、前記終端5Bに形成されている
水栓5Aを取り付けるメネジと適合する径及びピッチで
形成されており、枝管5の終端5Bにねじ込んで取り付
けることができる。なお、縦管4Aの管末に管末栓が設
けられている場合には、前記管末栓を外して、縦管4A
の管末に空気導入アタッチメント30を取り付けること
もできる。
【0032】次に、給水管路系に設けられている全ての
水栓5Aが閉栓されていることを確認し、また、洗浄シ
ステム配管10を空気抜き弁11から空気が抜ける状態
としておく。次いで、空気導入アタッチメントに設けら
れているカプラ31をコンプレッサに連結して、ボール
バルブ34を開栓して加圧空気を縦管4Aの管末5Bか
ら管路内に圧入する。前記加圧空気の圧力は、建物1の
高さをHmとした場合、管末5Bに加わる水圧をNkg
/cm2 =(H/10)として、(N+1)kg/cm
2 としている。ここで、加圧空気の圧力を建物1の高さ
によって管末5Bに加わる圧力より1kg/cm2 高く
設定している理由は、管路内に空気を送り込む際の流動
抵抗を考慮したものである。また、管路の破損事故を防
止するため、上記設定圧力以上の加圧空気を導入しない
ようにする。
【0033】加圧空気は、例えば、30分間隔で、前記
終端5Bから空気導入アタッチメントを介して1分間送
り込むタイミングとする。加圧空気の導入量を必要以上
に多くすると、枝管5内に空気だまりが生じて、均一な
洗浄効果を発揮できなくなったり、また、洗浄後の洗浄
液の液抜きに支障をきたすことになるので注意を要す
る。縦管4Aの管末側から導入された加圧空気は、縦管
4Aから各階に分岐した枝管5に入って、管路内部に充
満している洗浄液を撹拌して動かし、管壁の洗浄効果を
促進する。
【0034】これに対し、後者の洗浄液を流動する方法
では、各階の区画にある水栓5Aを僅かずつ開栓して、
それぞれの水栓5Aより洗浄液を少量ずつ流出させる。
水栓5Aから流出した洗浄液は、バケツ等の容器に受け
て洗浄液を収容している水槽に回収し、再び水槽からポ
ンプによって洗浄システム配管10を介して給水管4内
へ送り込む。この方法を用いる場合、トイレ等に設けら
れた水栓5Aから流出した洗浄液は、回収せずにそのま
ま排水管に排出するので、前記水槽内には、回収されな
かった量だけ新しい洗浄液を補給しながら作業を行う。
本方法では、洗浄液が各区画の水栓5Aから少しづつ流
出することによって、給水管系の管路内で洗浄液が流動
してコロイドが活性化して洗浄作用が向上する。本方法
では、各区画の水栓5Aから洗浄液が流出するため、洗
浄システム配管10からポンプによって給水管4内に洗
浄液を補充する必要があるが、前者の方法のように、加
圧空気を管路内に導入するための、コンプレッサ等の設
備を用いないで作業をすることができる長所がある。
【0035】
【第5の工程】この工程では、給水管系に充満している
洗浄液を抜き取る作業を、前述した第2の工程で行った
水抜きの作業と同じ要領で行う。この工程では、前記第
4の工程において管路内の洗浄を行った際に、洗浄液中
に混入した錆、スケール、有機物、水垢等を洗浄液とと
もに外部へ排出する。本工程において、給水管系に充満
している洗浄液を完全に排出することにより、後述する
すすぎ作業の効果が上がり、また、すすぎ時間が短時間
で済むようになる。
【0036】本工程の作業手順を説明すると、まず給水
管系の水栓5Aが全て閉栓することを確認した上で、洗
浄システム配管10にコンプレッサを連結して、前述し
た水抜きの作業を同様にして管路内に加圧空気を導入
し、図4に示した順序と同じ順序で各区画の水栓5Aか
ら洗浄液を排出する。水栓5Aから洗浄液が排出された
後、空気の噴出を確認後にただちに閉栓し、次の水栓5
Aで同様な作業を繰り返す。前記作業を一つの区画内で
は、水栓5Aの位置を変えて3回実行する。洗浄液の抜
き取り作業中は、洗浄システム配管10の圧力計20が
ゲージ圧1〜0.5kg/cm2 を維持するようにす
る。また、同時に多くの水栓5Aを開栓すると、管路内
で洗浄液が逆流したり液だまりを残したりするので、1
つの水栓5Aずつ開栓するようにする。
【0037】本工程の洗浄液の抜き取り作業も、基本的
には前述した第2の工程の水抜き作業と同様に、水栓5
Aを開栓して管路内の洗浄液を排出し、空気の噴出を確
認後直ちに閉栓する作業を、洗浄システム配管10の連
結位置から洗浄液の排出を行う水栓5Aまでの間の給水
管4の管路内の容積が、最小となる位置にある水栓か
ら、最大となる位置にある水栓に向けて順次行うこと
で、洗浄液の排出が行われる水栓5Aまでの給水管4の
管路内を移動する洗浄液の量を少なくでき、洗浄液の排
出に要する時間を短縮することができる。
【0038】
【第6の工程】この工程では、前工程で全給水管系の管
路内の洗浄液が排出された後、管路内に残ったり、管壁
に付着している洗浄液を完全に洗い流す作業を行う。本
工程では、洗浄システム配管10の開閉バルブ23Aを
閉栓してから、高架水槽2のメインバルブ9を開栓す
る。次に、最下層の区画にある水栓5Aより図7に示す
矢印の順序で、まず、同図のB24で示す区画にある水
栓5Aを開栓し、水を流出させてすすぎを行う。すすぎ
作業は、揚水ポンプ7を作動させて受水槽6から高架水
槽2に水を補給しながら、水栓5Aから流出する水が、
受水槽6の水と、PH、濁度、色度が同等になるまで行
う。すすぎが完了したら、その水栓5Aを閉栓し、同様
な作業を順次区画B23、B22・・の水栓で行う。す
なわち、下位の階より上位の階へ向けて、高架水槽2か
ら水栓5Aまでの給水管の管路長が短くなる方向に、順
次水栓5Aを開閉して行う。水栓5Aを開閉する順序を
上記の順に行うことによって、すすぎ時間が短縮され、
また、すすぎに要する水の量を少なくすることができ
る。上記すすぎ作業は、一つの区画内で複数の水栓5A
を開栓して行っても良く、また、複数の区画で同時に行
っても良いが、多数の水栓5Aを一度に開栓すると、管
路内の残圧が低くなり、水の流速が減少してすすぎ効率
が低下する。管壁に付着した洗浄液を短時間ですすぎ落
とすには、各区画内で水栓5Aの開度に変化をもたせ、
管路内での流速や流量を変化させ、且つ、開栓する水栓
5Aの場所を移動させてすすぎを行うことが効果的であ
る。
【0039】本発明の給水管路内の洗浄方法は、前記の
第1〜第6の工程によって構成されているが、洗浄が完
了した後、水の汚れ、錆、水量について検査を行う。特
に水の汚れについては、水道法の検査基準に基づいて水
質検査を行う。また、水量については、洗浄前と洗浄後
で水栓5Aの開栓時の吐出量(リットル/分)を比較す
ることによって行う。また、洗浄システム配管10は、
次回の洗浄作業時のために、給水管4にそのまま連結し
ておくことができる。また、連結ナット15を外して、
サドルバンド付分水栓23の部分を給水管に取り付けた
まま残し、連結ナット15の代わりにネジ栓によって、
分水管23Bの開口部を塞いでおいてもよい。
【0040】前述した本発明の実施例においては、建物
1の屋上に設置された高架水槽2に連結された給水管4
が、縦管4Aと、これから各階で分岐した、複数の枝管
5とを備えた給水管系の洗浄について説明したが、本発
明は、前記実施例のみに限定されるものではなく、複数
の高架水槽を有する場合についても適用することができ
るものである。また、給水管4の管路内を水や洗浄液を
配水管の枝管5の各所に設けられた水栓5Aから排水す
る順序や、給水管4内への洗浄液を充満させる順序にお
いても、前記実施例で説明した順序に限定されるもので
はなく、給水管4の配管の状態に適合した順序で実施す
ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、特許請求の範囲の
請求項1に記載した発明によれば、給水管路内に洗浄液
を送り込む前に、給水管路系の全ての管路内部の水を空
気によって排除する工程を設けているので、管路内に充
満される洗浄液の濃度が一定に保たれ、給水管路全体で
均一な洗浄効果を得ることができる。また、洗浄液を注
入時に、給水管路系の各場所への洗浄液の到達を容易に
確認でき、確認作業のために、洗浄液を水栓から多量に
流出させて無駄にすることがない。さらに、管路内の洗
浄を行った後、給水管路系の全ての管路内部の洗浄液を
空気によって水栓から排出する工程を設けているので、
管壁から分離された錆やスケール、水垢、有機物等が使
用済みの洗浄液とともに管路外へ効率よく排出できる。
その結果、すすぎ作業の効果を上げることができ、且
つ、すすぎ作業に要する時間と水の消費量を少なくする
ことができる。
【0042】また、請求項2に記載した発明によれば、
給水管の内部の水を短時間に確実に排水することができ
る。請求項3に記載した発明によれば、管路内に洗浄液
の到達していない部分が生じることを防止でき、また、
洗浄液の到達確認のために水栓から外部へ流出させて無
駄となる洗浄液を少なくできる。請求項4に記載した発
明によれば、給水管の洗浄中は、洗浄液を補給する必要
がなく、空気を供給管内に圧送するタイミングだけを制
御すれば良いので、作業を自動化することが可能とな
る。請求項5に記載した発明によれば、給水管内の洗浄
液を動かすための設備を簡略化することができる。請求
項6にした発明によれば、給水管の内部の洗浄液を短時
間に、確実に排出することができる。請求項7に記載さ
れた発明によれば、すすぎ作業に要する時間と水の消費
量をさらに短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される給水管系の配管構造の一
例を示す建物の概略断面図である。
【図2】 図1の配管構造に洗浄システム配管を連結し
た状態を示す図である。
【図3】 本発明に用いられる洗浄システム配管の構造
を示す図である。
【図4】 本発明における建物の各区画の給水配管系か
らの排水の順序の一例を示す図である。
【図5】 本発明における建物の各区画の給水配管系へ
の洗浄液を充満する順序の一実施例を示す図である。
【図6】 本発明に用いられる空気導入アタッチメント
の構造の一例を示す図である。
【図7】 本発明における建物の各区画の給水配管系を
すすぐ順序の一実施例を示す図である。
【図8】 従来の給水管の洗浄方法の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 建物、 2 高架水槽、 3 揚水管、 4 給水
管、 4A 縦管、5 枝管、 5A 水栓、 5B
管末、 6 受水槽、 7 揚水ポンプ、8 吸入管、
9 メインバルブ、 10 洗浄システム配管、 30
空気導入アタッチメント。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高架水槽から各階のそれぞれの区画に給
    水する給水管の洗浄方法であって、 給水管のメインバルブ近傍の下流側管壁に孔を開け、空
    気抜きバルブと流入バルブとを備えた洗浄システム配管
    を前記孔に連結する第1の工程と、 前記メインバルブを閉栓した状態で、前記洗浄システム
    配管の流入バルブより給水管内に加圧空気を導入し、給
    水管に設けられた水栓より給水管内の水を排水する第2
    の工程と、 給水管の全水栓を閉栓するとともに、前記洗浄システム
    配管の空気抜きバルブを開栓して、前記洗浄システム配
    管の流入バルブから給水管内に洗浄液を注入する第3の
    工程と、 給水管内に満たされた洗浄液を動かして、管内を洗浄す
    る第4の工程と、 前記洗浄システム配管の流入バルブより加圧空気を導入
    し、給水管の水栓より前記洗浄液を排出させる第5の工
    程と、 前記メインバルブを開栓して前記高架水槽内の水を給水
    管内に導入し、給水管の各水栓より排水して管路内に残
    留している洗浄液を洗い流す第6の工程とからなる給水
    管の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の工程は、給水管の水栓を開栓
    して管路内の水を排水し、空気の噴出を確認後直ちに閉
    栓する作業を、前記洗浄システム配管の連結位置から排
    水を行う水栓までの間の給水管の管路内の容積が、最小
    となる位置にある水栓から、最大となる位置にある水栓
    に向けて順次行うことを特徴とする請求項1に記載され
    た給水管の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の工程は、下層の階の各区画か
    ら上層の階の各区画に向けて順次水栓から洗浄液を少量
    流出させて各区画への洗浄液の到達を確認しながら行う
    ことを特徴とする請求項1に記載された給水管の洗浄方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第2の工程と第3の工程との間に、
    給水管の管末側に設けられた水栓を外し、前記管末に開
    閉バルブを備えた空気導入アタッチメントを連結し、前
    記第4の工程は、給水管に設けられた各水栓を閉栓する
    とともに前記洗浄システム配管の空気抜きバルブを開栓
    し、次いで前記空気導入アタッチメントの開閉バルブを
    介して給水管内に少量の空気を圧送して管路内の洗浄液
    を撹拌して行うことを特徴とする請求項1に記載された
    給水管の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 前記第4の工程は、各区画内で給水管に
    設けられた水栓を開栓して洗浄液を少量流出するととも
    に、前記洗浄システム配管の流入バルブより洗浄液を補
    給して管路内で洗浄液を流動させて行うことを特徴とす
    る請求項1に記載された給水管の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 前記第5の工程は、給水管の水栓を開栓
    して管路内の洗浄液を排出し、空気の噴出を確認後直ち
    に閉栓する作業を、前記洗浄システム配管の連結位置か
    ら洗浄液の排出を行う水栓までの間の給水管の管路内の
    容積が、最小となる位置にある水栓から、最大となる位
    置にある水栓に向けて順次行うことを特徴とする請求項
    1に記載された給水管の洗浄方法。
  7. 【請求項7】 前記第6の工程は、下位の階より上位の
    階へ向けて、高架水槽から水栓までの給水管の管路長が
    短くなる方向に、順次水栓を開閉して行うことを特徴と
    する請求項1に記載された給水管の洗浄方法。
JP6264560A 1994-10-04 1994-10-04 給水管の洗浄方法 Pending JPH08103742A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990045592A (ko) * 1997-11-27 1999-06-25 요츠모토 히토싶 가압식 급수 장치의 급수관 내부 세정 방법
EP1036603A1 (de) * 1999-03-16 2000-09-20 Jürgen Aumann Verfahren zur Spülung und Reinigung von Brauchwassersystemen, Brauchwasserleitungen, Heizungssystemen od. dgl.
CN115111429A (zh) * 2022-06-15 2022-09-27 武汉船用电力推进装置研究所(中国船舶重工集团公司第七一二研究所) 一种水冷复杂管路的安装工艺方法

Cited By (5)

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CN115111429B (zh) * 2022-06-15 2024-04-16 武汉船用电力推进装置研究所(中国船舶重工集团公司第七一二研究所) 一种水冷复杂管路的安装工艺方法

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