JPH08103233A - 自動巻寿司製造機 - Google Patents

自動巻寿司製造機

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JPH08103233A
JPH08103233A JP6270431A JP27043194A JPH08103233A JP H08103233 A JPH08103233 A JP H08103233A JP 6270431 A JP6270431 A JP 6270431A JP 27043194 A JP27043194 A JP 27043194A JP H08103233 A JPH08103233 A JP H08103233A
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cooked rice
sushi
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belt conveyor
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Yoshinori Shimazu
義則 島津
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SHIMAZU KIKAI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 米飯の膨らみを保持したままの状態で巻寿司
を製造できる自動巻寿司製造機を提供する。 【構成】 水平方向にシート状海苔Nを搬送するベルト
コンベア3の進行方向に、海苔供給装置10、米飯供給
装置20、中具供給装置30、巻締機構40、整形機構
50、切断装置60を順次配設し、米飯供給装置20
に、米飯供給用ホッパ23から落下供給された米飯Bを
ベルトコンベア3上に押し出す米飯押出機構24を設
け、米飯押出機構24に、第1ならしローラ27と第2
ならしローラ28とが配設され、第1ならしローラ27
に、その外周面に、周方向に複数の凹溝27aと、一定
間隔をおいて軸方向に延びる米飯Bの膨らみを保持する
ための複数条の凹部27bとが形成され、第2ならしロ
ーラ28に、その外周面に、周方向に複数の環状凹溝2
8aが形成された構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻寿司を自動的に製造
するための自動巻寿司製造機に関し、特に、米飯の膨ら
みを保持したままの状態で巻寿司を製造でき、且つ中具
を一定圧で定量ずつ供給できて巻き上がった巻寿司を一
定の大きさとすることができて巻寿司の大きさを均一化
することができ、しかも、連続形成された長尺の巻寿司
を所定寸法に切断するときに、切り屑が生じることがな
く形崩れせずに切断することができる自動巻寿司製造機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺海苔を巻回した海苔ロールを
ベルトコンベアで案内進行させながら、この長尺海苔上
に米飯供給装置で米飯を供給して載置し、次に、納豆、
かに身、シーチキン、マヨネーズ等の中具を中具供給装
置で供給して米飯上に載置し、この米飯、中具を載置し
た状態の長尺海苔を連続してガイド板及びローラで徐々
に絞り込みながら巻き込み、最後に所定寸法に切断装置
で切断して巻寿司を製造する巻寿司製造機は知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記米飯供
給装置では、外周面が平滑面である大径の送りローラに
よって、米飯をベルトコンベア上に向けて送り出してい
たために、この送りローラの外周面で米飯に大きな圧が
かかり、米飯の脹らみが潰された状態で送り出していた
ために、米飯本来の脹らみが消滅した状態の巻寿司が製
造されてしまうという問題があった。また、上記中具供
給装置は、逆台錐形状のホッパーで構成され、このホッ
パーの下端の開口から直接中具を落下供給していたため
に、この開口から落下供給される中具の量が一定せず、
従って巻き上がりの巻寿司の大きさにばらつきがでて、
製品としての巻寿司の大きさを均一化することができな
いという問題があった。
【0004】更に、上記切断装置では、円盤状の回転切
断刃を使用しており、この回転切断刃には左右に交互に
屈曲した複数の刃が設けられており、この刃が本体部よ
り左右に突出しているために、長尺の巻寿司を所定寸法
に切断するときに、切り屑が発生し、巻寿司の切断面が
ばらついて見苦しい状態となるという問題があった。本
発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、米飯の膨らみを保持したままの状態で巻寿司を製造
でき、且つ中具を一定圧で定量ずつ供給できて巻き上が
った巻寿司を一定の大きさとすることができ、しかも、
連続形成された長尺の巻寿司を所定寸法に切断するとき
に、切り屑が生じることがなく形崩れせずに切断するこ
とができて外観及び中身の優れた均一化された巻寿司を
製造することができる自動巻寿司製造機を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、請求項1に記載の
自動巻寿司製造機は、水平方向にシート状海苔を搬送す
るように架設されたベルトコンベアの進行方向に、始端
側より海苔供給装置、米飯供給装置、中具供給装置、巻
締機構、整形機構、切断装置を順次配設した自動巻寿司
製造機において、前記米飯供給装置に、米飯供給用ホッ
パから落下供給された米飯を前記ベルトコンベア上に向
けて押し出す米飯押出機構を設け、前記米飯押出機構に
は、第1ならしローラと第2ならしローラとが配設さ
れ、前記第1ならしローラには、その外周面に、周方向
に複数の凹溝と、一定間隔をおいて軸方向に延び米飯の
膨らみを保持するための複数条の凹部とが形成され、前
記第2ならしローラには、その外周面に、周方向に複数
の環状凹溝が形成された構成となっている。
【0006】請求項2に記載の自動巻寿司製造機は、前
記中具供給装置に、テーパ状のホッパー部と、このホッ
パー部の下端部にこの下端部とほぼ同径で下向きに所定
長さ延設された定量供給用筒状部とが設けられた構成と
なっている。請求項3に記載の自動巻寿司製造機は、前
記中具供給装置に、テーパ状のホッパー部内から定量供
給用筒状部内に至り、上部から下部になるにつれて順次
小径となり、且つ定量供給用筒状部内では同径に形成さ
れたスクリュー羽根が設けられた押し出し用スクリュー
部材が回動可能に配設された構成となっている。請求項
4に記載の自動巻寿司製造機は、前記切断装置に、全体
が略S字形状に形成され、その上下湾曲膨出部に刃部が
形成された切断刃を設けた構成となっている。
【0007】
【作用】請求項1の自動巻寿司製造機によれば、ベルト
コンベア上のシート状海苔に載置供給される米飯が、米
飯供給用ホッパから落下供給された後に、米飯押出機構
の第1ならしローラで下流側へ押し出され、更に第2な
らしローラで押し出されて、前記シート状海苔上に載置
供給される。このとき、第1ならしローラでは、米飯が
外周面の複数の凹溝に入り込むとともに、複数条の凹部
に入り込んだ状態で下流側へ押し出されるので、米飯の
脹らみが保持された状態で押し出される。また、第2な
らしローラでは、米飯が外周面の複数の凹溝に入り込ん
だ状態で押し出されるので、米飯の脹らみが保たれた状
態でシート状海苔上に載置供給される。
【0008】請求項2の自動巻寿司製造機によれば、ベ
ルトコンベアで搬送されるシート状海苔上の米飯の表面
に、納豆、かに身、シーチキン、マヨネーズ等の中具
が、中具供給装置のホッパー部から定量供給用筒状部を
経て定量ずつ供給されて載置される。請求項3の自動巻
寿司製造機によれば、前記ホッパー部内から定量供給用
筒状部内に至り、定量供給用筒状部内には同径のスクリ
ュー羽根が配設される押し出し用スクリュー部材によっ
て、定量供給用筒状部からシート状海苔上の米飯の表面
に、中具が一定圧で供給される。
【0009】請求項4の自動巻寿司製造機によれば、切
断装置の切断刃の全体が略S字形状に形成され、その上
下湾曲膨出部に刃部が形成されているので、この切断刃
の刃部で長尺の巻寿司を切断したときに、あたかも巻寿
司切断用の専用の包丁で切断したときと同様に切断さ
れ、切り屑が発生することがなく、外観上優れた巻寿司
となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る自動巻寿司製造機の一実
施例について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本
実施例の自動巻寿司製造機1の全体構造を示すものであ
って、製造機本体2の長手方向に向けて、シート状海苔
を水平方向に搬送するためのベルトコンベア3が、前後
2つのローラ4(始端側のローラは図示を省略してい
る)間に架設され、このベルトコンベア3の進行方向
に、始端側より海苔供給装置10、米飯供給装置20、
中具供給装置30、巻締機構40、整形機構50、切断
装置60が順次配設されている。
【0011】更に、このベルトコンベア3の終端部より
後側には、切断装置60の位置で分離された2段階のワ
イヤコンベア5(図9参照)が配置されている。尚、図
1において、符号70は前部制御操作盤であり、符号8
0は後部制御操作盤である。海苔供給装置10には、シ
ート状海苔N〔図11(a)参照〕を巻装した回転可能
なドラム11が設けられており、このドラム11からシ
ート状海苔Nが前記ベルトコンベア3上に供給されるよ
うに構成されている。
【0012】米飯供給装置20には、図2に示すよう
に、蒸し器(図示略)で蒸された米飯B(図11参照)
が箱状部21aに収容され、下部にキャスター21bが
設けられた移動可能なバット反転機21と、このバット
反転機21の反転動作によって米飯Bが投入され、複数
の棒状ほぐし羽根22a付きの回転ほぐし機構22が内
部に設けられた米飯供給用ホッパー23と、この米飯供
給用ホッパー23から米飯Bをベルトコンベア3上のシ
ート状海苔Nに向けて押し出す米飯押出機構24とが備
えられている。
【0013】この米飯押出機構24は、下側が開放され
た米飯押出ガイド枠板25と、この米飯押出ガイド枠板
25の下側開放部分に、ベルトコンベア3に向けて斜め
下向きに傾斜して配設された米飯搬送用ベルトコンベア
26と、この米飯搬送用ベルトコンベア26上であっ
て、米飯押出ガイド枠板25の前後に回転自在に枢支さ
れた第1ならしローラ27、第2ならしローラ28とが
備えられている。第1ならしローラ27には、図3に示
すように、その外周面に、周方向に複数の凹溝27a
と、一定間隔をおいて軸方向に延び米飯の膨らみを保持
するための複数条の凹部27bとが形成されている。
尚、符号27cは、米飯押出ガイド枠板25に取付けら
れる第1枢軸25a(図2参照)が挿通される軸孔であ
る。
【0014】第2ならしローラ28には、図4に示すよ
うに、その外周面に、周方向に複数の環状凹溝28aが
形成されている。尚、符号28cは、米飯押出ガイド枠
板25に取付けられる第2枢軸25b(図2参照)が挿
通される軸孔である。尚、図2において、符号29は、
米飯Bを検出するための米飯センサーであり、符号12
は、海苔切りセンサーである。
【0015】前記米飯押出機構24によれば、ベルトコ
ンベア3上のシート状海苔Nに載置供給される米飯B
が、米飯供給用ホッパ23から落下供給された後に、第
1ならしローラ27で下流側へ押し出され、更に第2な
らしローラ28で押し出されて、シート状海苔N上に載
置供給されるが、このとき、図5に示すように、第1な
らしローラ27では、米飯Bが外周面の複数の凹溝27
aに入り込むとともに、複数条の凹部27bに入り込ん
だ状態で下流側へ押し出されるので、米飯Bの脹らみが
保持された状態で押し出され、第2ならしローラ28で
は、米飯Bが外周面の複数の環状凹溝28aに入り込ん
だ状態で押し出されるので、米飯Bの脹らみが保たれた
状態でならされてシート状海苔上に載置供給される。
【0016】中具供給装置30は、図6,図7に示すよ
うに、ホッパー支持機構31と、このホッパー支持機構
31によって支持されたテーパ状のホッパー部32と、
このホッパー部32の下端部にこの下端部とほぼ同径で
下向きに所定長さ延設された定量供給用筒状部33と、
この定量供給用筒状部33の下端に設けられた中具注出
用ノズル33aと、テーパ状のホッパー部32内から定
量供給用筒状部33内に至る押し出し用スクリュー部材
34と、この押し出し用スクリュー部材34を回転駆動
するための駆動モータ35と、この駆動モータ35の回
転軸35aと押し出し用スクリュー部材34の上端とを
着脱可能に連結するための連結手段36と、前記ホッパ
ー支持機構31に設けられ、ホッパー部32の上下位置
と前後位置とを調整するための位置調整機構37と、駆
動モータ35による押し出し用スクリュー部材34の回
転速度などを制御するための制御盤38とが備えられて
いる。
【0017】ホッパー支持機構31は、その支持基板3
1aが製造機本体2に複数の取付けボルト31bで取付
け固定され、この支持基板31a上に立設された垂直支
持杆31cに前記位置調整機構37を介して水平支持杆
31dが取付けられ、この水平支持杆31d先端の水平
板31eに、ホッパー部32の外周面に形成された水平
取付け板部32aが蝶ボルト32bで着脱可能に取付け
固定されて、ホッパー部32が支持されている。
【0018】位置調整機構37は、前記垂直支持杆31
cに縦向きに形成された縦長孔37aと、水平支持杆3
1dに水平方向に形成された横長孔37bと、これら縦
長孔37a、横長孔37bに挿通された固定ねじ37c
とで構成されており、この固定ねじ37cの頭部には位
置調整用つまみ37dが設けられている。この構成によ
り、位置調整用つまみ37dを緩めて垂直支持杆31c
に対して縦長孔37aを介して水平支持杆31dを上下
に移動させることによってホッパー部32の上下位置が
調整され、垂直支持杆31cに対して横長孔37bを介
して水平支持杆31dを前後に移動させることによって
ホッパー部32の前後位置が調整されるようになってい
る。
【0019】押し出し用スクリュー部材34は、図7に
示すように、上部棒状部34aと、その下端に一体に連
設され、上部棒状部34aより小径に形成された下部棒
状部34bと、上部棒状部34aの下部側外周面に設け
られ、上部から下部になるにつれて次第に小径になるよ
うに形成され、前記ホッパー部32内に配設される第1
スクリュー羽根34cと、小径下部棒状部34bの外周
面に設けられ、定量供給用筒状部33内に配設される部
分が同径とされた第2スクリュー羽根34dとで形成さ
れている。そして、前記押し出し用スクリュー部材34
の回転によって、納豆、かに身、シーチキン、マヨネー
ズ等の中具K〔図11(b)参照〕が、ホッパー部32
から定量供給用筒状部33を経て定量ずつ且つ一定圧で
シート状海苔N上の米飯Bの表面に、注出供給されるよ
うになっている。
【0020】図9は、巻締機構40、整形機構50とを
示している。巻締機構40は、米飯Bと中具Kとを載置
したシート状海苔Nが載せられた状態のベルトコンベア
3を、シート状海苔Nとともに、断面円形に巻き締める
ものであって、ベルトコンベア3の上流側の両側に垂直
向き且つ回転自在に配設された左右一対の垂直押圧ロー
ラ41と、その下流側に立設された支持部材42に水平
向き且つ回転自在に支持された水平押圧ローラ43と、
更に下流側の両側に垂直向き且つ回転自在に配設された
左右一対の型保持用垂直ローラ44とで構成されてい
る。
【0021】また、整形機構50は、巻締機構40の下
流側の一側に配置されたガイド板51と、このガイド板
51の反対側に配設され、ガイド板51との間でベルト
コンベア3を巻締め状態に保持する垂直ローラ52と、
これらガイド板51と垂直ローラ52の下流側に配設さ
れ、ガイド板51の後端部に水平向き且つ回転自在に枢
支され、次第に平面状に復帰されるベルトコンベア3上
のシート状海苔Nを整形する水平整形ローラ53とで構
成されている。
【0022】これら巻締機構40、整形機構50によっ
て、米飯Bと中具Kとを載置したシート状海苔Nが、ベ
ルトコンベア3を介して長尺の巻寿司Mに形成されるの
であるが、最初に、巻締機構40の左右一対の垂直押圧
ローラ41によってシート状海苔Nを載置されたベルト
コンベア3の両側部が立ち上げられ、水平押圧ローラ4
2で巻き込まれてシート状海苔Nがベルトコンベア3と
一体となって断面円形になり、シート状海苔Nが巻き締
められ、この巻き締め状態がガイド板51と垂直ローラ
52で保持され、ベルトコンベア3が平面状に復帰され
るときに、水平整形ローラ53でシート状海苔Nが長尺
の巻寿司Mに整形されるようになっている。
【0023】図10は、切断装置60を示しており、上
記のようにして巻き締め、整形された長尺の巻寿司は、
ベルトコンベア3の終端から、2段階のワイヤコンベア
5の上流側のワイヤコンベア5に受け継げられ、2段階
のワイヤコンベア5間の間隙部aに、この切断装置60
の切断刃61が回転して入り込んで長尺の巻寿司を所定
寸法に切断するように構成されている。そして、この切
断刃61は、回転駆動モータ(図示略)で回転駆動され
るように構成されている。この切断刃61は、図11に
示すように、全体が略S字形状に形成され、その上下湾
曲膨出部に刃部61a,61bが形成されている。
【0024】そして、ワイヤコンベア5によって搬送さ
れてくる長尺の巻寿司Mをほぼ所定寸法毎に両刃部61
a,61bで順次切断するようになっている。この切断
刃61で所定寸法に切断された巻寿司Mは、下流側のワ
イヤコンベア(図示略)でワイヤコンベアの終端部に搬
送され、適宜な収容箱などに収容されるようになってい
る。
【0025】次に、図12を参照しつつ、本発明の自動
巻寿司製造機による巻寿司の製造工程について説明す
る。海苔供給装置10のドラム11からベルトコンベア
3上にシート状海苔Nが供給された後、米飯供給装置2
0のバット反転機21から米飯供給用ホッパー23内に
米飯Bが投入されて、この米飯供給用ホッパー23の棒
状ほぐし羽根22a付きの回転ほぐし機構22の回転に
よって米飯Bが攪拌されてほぐされた状態で、米飯押出
機構24に供給される。
【0026】この米飯押出機構24では、第1ならしロ
ーラ27で米飯Bの脹らみが保持されたままならされ
て、下流側に押し出され、更に第2ならしローラ28で
ならされてベルトコンベア3上のシート状海苔N上に載
置される。この状態でベルトコンベア3によってシート
状海苔Nと米飯Bが下流側に搬送され、この搬送途中
で、中具供給装置30によって納豆、かに身、シーチキ
ン、マヨネーズ等の中具Kが定量ずつ且つ一定圧で米飯
Bの表面に供給される。尚、このとき、例えば卵焼きな
どの他の中具は人手によって、米飯Bの表面に載せられ
る。
【0027】更に下流側に搬送されると、巻締機構40
によってベルトコンベア3を介してシート状海苔Nが巻
き締められ、整形機構50によって長尺の巻寿司Mとし
て整形される。このようにして巻締整形された長尺の巻
寿司Mは、ベルトコンベア3の終端から2段階のワイヤ
コンベア5の上流側のワイヤコンベア5に受け継がれ
て、このワイヤコンベア5で搬送され、2段階のワイヤ
コンベア5間で切断装置60の切断刃61によって所定
寸法に切断されて、製品としての巻寿司Mとなり、下流
側のワイヤコンベアの終端で収容箱などにまとめて収容
されて、スーパーなどに出荷されて、消費者に提供され
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の自動巻
寿司製造機では、米飯供給装置に、米飯供給用ホッパか
ら落下供給された米飯を前記ベルトコンベア上に向けて
押し出す米飯押出機構を設け、前記米飯押出機構には、
第1ならしローラと第2ならしローラとが配設され、前
記第1ならしローラには、その外周面に、周方向に複数
の凹溝と、一定間隔をおいて軸方向に延び米飯の膨らみ
を保持するための複数条の凹部とが形成され、前記第2
ならしローラには、その外周面に、周方向に複数の環状
凹溝が形成された構成としたから、以下に述べる効果を
奏する。
【0029】すなわち、第1ならしローラでは、米飯が
外周面の複数の凹溝に入り込むとともに、複数条の凹部
に入り込んだ状態で下流側へ押し出されるので、米飯の
脹らみが保持された状態で押し出され、第2ならしロー
ラでは、米飯が外周面の複数の凹溝に入り込んだ状態で
ならされて押し出されて米飯の脹らみが保たれた状態で
シート状海苔上に載置供給されるので、この自動巻寿司
製造機で製造された巻寿司は、米飯の膨らみが保れた状
態で、手巻きの巻寿司と同様な状態となり、巻寿司の美
味しさが損なわれることがない。しかも、第1,第2な
らしローラの径を小さくでき、モーメントの小さいロー
ラを使用できるので、小型化を図ることができる。
【0030】請求項2の自動巻寿司製造機では、中具供
給装置には、テーパ状のホッパー部と、このホッパー部
の下端部にこの下端部とほぼ同径で下向きに所定長さ延
設された定量供給用筒状部とが設けられた構成としたか
ら、ベルトコンベアで搬送されるシート状海苔上の米飯
の表面に、納豆、かに身、シーチキン、マヨネーズ等の
中具が、中具供給装置のホッパー部から定量供給用筒状
部を経て定量ずつ供給されて載置されので、シート状海
苔上の米飯の表面に供給される中具の量を常に一定量と
することができるので、巻き上がりの巻寿司の大きさを
均一化することができる。
【0031】請求項3の自動巻寿司製造機では、ホッパ
ー部内から定量供給用筒状部内に至り、定量供給用筒状
部内には同径のスクリュー羽根が配設される押し出し用
スクリュー部材によって、シート状海苔上の米飯の表面
に、中具が一定圧で供給されるので、中具が均一化した
巻寿司が得られる。請求項4の自動巻寿司製造機では、
切断装置の切断刃の全体が略S字形状に形成され、その
上下湾曲膨出部に刃部が形成されているので、この切断
刃の刃部で長尺の巻寿司を切断したときに、あたかも巻
寿司切断用の専用の包丁で切断したときと同様に切断す
ることができ、切り屑が発生せずに型崩れが生じること
がなく、外観上優れた巻寿司が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動巻寿司製造機の一実施例の全
体構造を示す斜視図である。
【図2】米飯供給装置の一部断面した側面図である。
【図3】米飯供給装置の第1ならしローラの斜視図であ
る。
【図4】米飯供給装置の第2ならしローラの斜視図であ
る。
【図5】米飯押出機構の第1ならしローラと第2ならし
ローラで米飯をならして押し出す状態を示す説明図であ
る。
【図6】中具供給装置の側面図である。
【図7】中具供給装置の正面図である。
【図8】中具供給装置の押し出し用スクリュー部材の斜
視図である。
【図9】巻締機構と整形機構の斜視図である。
【図10】切断装置の部分斜視図である。
【図11】切断装置の切断刃の正面図である。
【図12】本発明の自動巻寿司製造機の製造工程を示す
説明図であって、(a)はベルトコンベア上にシート状
海苔を供給しこのシート状海苔上に米飯を載置している
状態を示し、(b)はシート状海苔上の米飯の表面に中
具を供給している状態を示し、(c)はシート状海苔を
巻き締めている状態を示し、(d)は所定寸法に切断さ
れて製品となった巻寿司を示している。
【符号の説明】
B 米飯 K 中具 N シート状海苔 M 巻寿司 1 自動巻寿司製造機 3 ベルトコンベア 10 海苔供給装置 20 米飯供給装置 23 米飯供給用ホッパー 24 米飯押出機構 27 第1ならしローラ 27a 凹溝 27b 凹部 28 第2ならしローラ 28a 環状凹溝 30 中具供給装置 32 ホッパー部 33 定量供給用筒状部 34 押し出し用スクリュー部材 34d 第2スクリュー羽根40 40 巻締機構 50 整形機構 60 切断装置 61 切断刃 61a,61b 刃部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向にシート状海苔を搬送するよう
    に架設されたベルトコンベアの進行方向に、始端側より
    海苔供給装置、米飯供給装置、中具供給装置、巻締機
    構、整形機構、切断装置を順次配設した自動巻寿司製造
    機において、 前記米飯供給装置に、米飯供給用ホッパから落下供給さ
    れた米飯を前記ベルトコンベア上に向けて押し出す米飯
    押出機構を設け、 前記米飯押出機構には、第1ならしローラと第2ならし
    ローラとが配設され、 前記第1ならしローラには、その外周面に、周方向に複
    数の凹溝と、一定間隔をおいて軸方向に延び米飯の膨ら
    みを保持するための複数条の凹部とが形成され、 前記第2ならしローラには、その外周面に、周方向に複
    数の環状凹溝が形成された構成としたことを特徴とする
    自動巻寿司製造機。
  2. 【請求項2】 前記中具供給装置には、テーパ状のホッ
    パー部と、このホッパー部の下端部にこの下端部とほぼ
    同径で下向きに所定長さ延設された定量供給用筒状部と
    が設けられた構成としたことを特徴とする請求項1又は
    2のいずれかに記載の自動巻寿司製造機。
  3. 【請求項3】 前記中具供給装置には、テーパ状のホッ
    パー部内から定量供給用筒状部内に至り、上部から下部
    になるにつれて順次小径となり、且つ定量供給用筒状部
    内では同径に形成されたスクリュー羽根が設けられた押
    し出し用スクリュー部材が回動可能に配設された構成と
    したことを特徴とする請求項2に記載の自動巻寿司製造
    機。
  4. 【請求項4】 前記切断装置には、全体が略S字形状に
    形成され、その上下湾曲膨出部に刃部が形成された切断
    刃を設けた構成としたことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の自動巻寿司製造機。
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