JP2745199B2 - 棒状飯の製造装置 - Google Patents

棒状飯の製造装置

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JP2745199B2
JP2745199B2 JP6066043A JP6604394A JP2745199B2 JP 2745199 B2 JP2745199 B2 JP 2745199B2 JP 6066043 A JP6066043 A JP 6066043A JP 6604394 A JP6604394 A JP 6604394A JP 2745199 B2 JP2745199 B2 JP 2745199B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棒状飯の製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の棒状飯の製造装置を図面に基づい
て以下に説明する(実公昭56−45432号公報にお
ける第2頁3欄24行目〜同頁4欄1行目参照)。
【0003】図12(a)において符号(2) はレバーで
あり、その自由端(4) にはベルト(3) の一端が接合され
ている。このベルト(3) は当接部(5) および補助ローラ
(6)を介してその他端を巻取りドラム(1) に接合されて
おり、巻取りドラム(1) はレバー(2) が回転する際の中
心となる回転軸(9) と同軸に、かつ異なった駆動源(図
示せず)によりレバー(2) の作動とは別個に独立に回転
できるように支持されている。また、符号(7) は、ベル
ト(3) の上に載置された板状飯であり、符号(8) は具で
ある。
【0004】この状態から図12(b)のように、レバ
ー(2) を図中矢印方向に回転させ、レバー(2) の自由端
(4) と当接部(5) 間のベルトを撓ませ、板状飯(7) をベ
ルトにより囲撓する。
【0005】さらに、同じ方向にレバー(2) を回転させ
て図12(c)のようにレバー(2)の自由端(4) が当接
部(5) と当接する状態で回転を停止し、次いで、図12
(d)のように巻取りドラム(1) を一定のトルクに達す
るまで回転させることによりベルト(3) を引張り、レバ
ーの自由端(4) と当接部(5) の間のベルト(3) に囲撓さ
れた飯を締め付けて棒状飯(11)を形成する。
【0006】その後、巻取りドラム(1) を逆転させると
ともに、レバー(2) を復元させて、図12(e)のよう
に棒状飯(11)をベルト(3) に現出させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記製造装置にあって
は、下記及びの点で、装置が大型化するという問題
があった。すなわち、 棒状飯(11)を得るためにはベルト(3) 上の板状飯(7)
の全体を該ベルト(3)ごと上下方向に移動させなければ
ならない。したがって、板状飯(7) が上下動するための
スペースが別途必要であった。また、 ベルト(3) 上の板状飯(7) の上下動は、所定角度を往
復回動するレバー(2)により行なっているため、レバー
(2) の長さは板状飯(7) の全体を上下動させるに足りる
比較的長いものでなければならない。したがって、ベル
ト(3) により巻締めを行なおうとする限り、レバー(2)
を設けるための比較的広いスペースが必要となった。
【0008】[発明の目的] 本発明は上記の実情に鑑みてなされたものであり、その
目的は、コンパクトな製造装置を提供するところにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の製造装
置は、飯を載せる成形基板(23)が、前方から後方にか
けて順次並列された第1板体(31)、第2板体(32)、
第3板体(33)および第4板体(34)よりなり、第1板
体(31)は、その左右両側部において第2板体(32)に
向かって延びた突出端部(50)を備え、第1板体(31)
と第2板体(32)の間には、第2板体(32)に固定され
た支持軸(40)が設けられ、前記支持軸(40)は、これ
を中心として第1板体(31)が回動できるように、両端
部にて前記突出端部(50)に支持され、第2板体(32)
と第3板体(33)の間には、第2板体(32)に固定され
た第1回転軸(41)が、その両端部にて回転可能に支持
され、第3板体(33)と第4板体(34)の間には、第4
板体(34)に固定された第2回転軸(42)が、その両端
部にて回転可能に支持され、第1回転軸(41)が支持さ
れる箇所より前方でかつ下方の位置にて一端が回動可能
に支持されたクランクアーム(38)の他端が、第1板体
(31)の左右両側部における前部にて回動可能に支持さ
れてなり、第1回転軸(41)及び第2回転軸(42)を互
いに逆方向に回転させることにより、前記成形基板(2
3)の形状を平板状から筒状に変化させると同時に、こ
れの上に載せた飯を巻き込めるようになしたものであ
る。
【0010】請求項2に記載の製造装置は、請求項1に
記載の製造装置において、前記第1回転軸(41)および
第2回転軸(42)に、それぞれギヤ(51)(54)が装着
され、前記2つのギヤ(51)(54)は、直接に噛合させ
て、あるいは互いに逆方向に回転するように間接的に連
動可能に取付けられてなり、前記ギヤ(51)(54)のい
ずれか一方を回転させることにより、前記第1回転軸
(41)および第2回転軸(42)を同時に回転できるよう
になしたものである。
【0011】
【作用】本発明の製造装置にあっては、前述したように
飯を載せる成形基板が少なくとも3枚の板体により構成
され、巻締め手段によって前記板体のうちの少なくとも
2枚の板体は、隣接する板体の間を中心として回動し、
各板体の回動作用により、前記成形基板の形状を平板状
から筒状に変化させ、これによって前記成形基板上の飯
が同時に巻き締められる。
【0012】このように、飯の全体を上下方向に移動さ
せるためのスペースを別途設ける必要がなく、また飯を
上下動させるためのレバーを設けるスペースも必要では
なく、前記成形基板を平板状から筒状に変化させるだけ
でこれの上に載せた飯を巻き締めることができるので、
コンパクトな装置が提供できる。
【0013】また、前記巻締め手段として、隣合う板体
間に配された軸と、前記軸に装着されたギヤ、カム等の
運動伝達部材とが設けられているので、前記運動伝達部
材を回転させることにより前記軸が回転し、前記板体を
回動させることが容易となる。
【0014】特に、請求項1に記載の製造装置におい
て、第2板体(32)が第1回転軸(41)を中心として上
方に回動するように、第1回転軸(41)を回転させる。
第1板体(31)は、支持軸(40)を介して第2板体(3
2)と連結されているため、該第2板体(32)の回動に
伴って自動的に第1回転軸(41)を中心として回動する
が、以下の理由により支持軸(40)を中心としても回動
する。すなわち、第1板体(31)の前部には、一端を第
1回転軸(41)の取付位置よりも前方で、かつ下方の位
置に取付けたクランクアーム(38)の他端が取付けられ
ているため、第1板体(31)の前部は、第2板体(32)
の回動に伴ってクランクアーム(38)に徐々に下方に引
き寄せられる。これにより、第1板体(31)は第1回転
軸(41)を中心に回動するとともに、支持軸(40)を中
心としても回動する。
【0015】第1回転軸(41)のさらなる回転によって
第2板体(32)を直立させる。この時、第1板体(31)
は第3板体(33)と対向する位置に移動している。
【0016】また、第4板体(34)が第2回転軸(42)
を中心にして上方に回動するように、第2回転軸(42)
を第1回転軸(41)と反対方向に回転させる。第2回転
軸(42)のさらなる回転により第4板体(34)を直立さ
せる。
【0017】第1回転軸(41)及び第2回転軸(42)を
互いに逆方向に回転させ、上記成形基板(23)を平板状
から筒状に変化させるだけで成形基板(23)上に載せた
飯を巻き締めることができるのでコンパクトな装置が提
供できる。
【0018】また、請求項2に記載の製造装置にあって
は、第1回転軸(41)及び第2回転軸(42)に、互いに
連動し合うギヤ(51)(54)がそれぞれ装着されている
ので、これらギヤ(51)(54)のいずれか一方を回転さ
せることによって、第1回転軸(41)及び第2回転軸
(42)を同時に回転でき好適である。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0020】図1は棒状飯の製造装置(A)の斜視図、
図2はその側面図である。図に示すように板状をなす装
置基部(12)の上方に受け台(13)が配されている。こ
の受け台(13)は、前記装置基部(12)の上面(12a)
から延びた数本の柱部(14)により支持されている。装
置基部(12)の下面(12b)には、その左右両側(図1
または図2にあっては上下両側)においてそれぞれ前後
方向に延びる長溝(15)が設けられている。
【0021】装置基部(12)と受け台(13)の間には、
左右方向に延びる主軸(16)が回動可能に設けられてい
る。この主軸(16)には作動レバー(17)が取着されて
おり、また主軸(16)の右端部には主ギヤ(18)が装着
されている。作動レバー(17)を操作することによって
主軸(16)が回動し、これに伴って主ギヤ(18)が前記
主軸(16)を中心に回動する。
【0022】受け台(13)の上面における左右両側に
は、それぞれ断面L字状の支持部材(19)が取付けられ
ている。この支持部材(19)は、受け台(13)上に取付
けられた状態において下面が前記受け台(13)の上面と
当接する取付板部(20)と、これより90°折れ曲がり
上方に向かって延びた軸受板部(21)とよりなる。左右
の支持部材(19)における軸受板部(21)の内側の面は
互いに対向する。
【0023】また、受け台(13)の後端部には、上方に
向かって突出した後部ストッパ(22)が左右にそれぞれ
配されている。
【0024】受け台(13)の上方には成形基板(23)が
配されている。この成形基板(23)は、前後方向に並列
された4枚の長方形の板体よりなる。これら4枚の板体
は、その短辺の延びる方向が並列方向と合致するように
配されている。以下、これら4枚の板体を前側(図1ま
たは図2にあっては左側)から順に第1板体(31)、第
2板体(32)、第3板体(33)、第4板体(34)とい
う。
【0025】第1板体(31)は、前側にいくに従って徐
々に上昇するよう傾斜させて配されており、最も高い位
置、すなわち前端部には上方に向かって延びた前部スト
ッパ(35)が左右にそれぞれ設けられている。
【0026】第1板体(31)の左右両側面にはそれぞれ
連結板(36)が固定されており、また、第1板体(31)
の前方には左右方向に延びる貫通軸(37)が配されてい
る。貫通軸(37)は前記連結板(36)の前端部(36a)
をそれぞれ貫通し、貫通軸(37)の両端部(37a)が連
結板(36)から外方に向けて突出している。
【0027】符号(38)は、成形基板(23)の左右の外
方にそれぞれ設けたクランクアームである。クランクア
ーム(38)の一端が、連結板(36)から突出した貫通軸
(37)の突出端部(37a)にそれぞれ回動可能に取付け
られ、他端が、前記した左右の支持部材(19)における
軸受板部(21)にそれぞれ回動可能に取付けられてい
る。第1板体(31)のすぐ後方には支持軸(40)が配さ
れている。支持軸(40)は、前記連結板(36)において
後方に、すなわち第2板体(32)の方向に突出した突出
端部(50)にて、第1板体(31)が該支持軸(40)を中
心として回動し得るように支持されている。
【0028】第2板体(32)は支持軸(40)と一体に設
けられており、第2板体(32)の後端部には、さらに第
1回転軸(41)が一体に取付けられている。この第1回
転軸(41)は、左右の支持部材(19)におけるそれぞれ
の軸受板部(21)にて回転可能に支持されている。支持
部材(19)における前記クランクアーム(38)の取付位
置は、上記した第1回転軸(41)の取付位置よりも前方
で、かつ下方である。また、第1回転軸(41)の右端部
には、前記主ギヤ(18)と噛合する第1ギヤ(51)が装
着されている。なお、符号(52)は第1ギヤ(51)と噛
合した第2ギヤであり、符号(53)は第2ギヤ(52)と
噛合した第3ギヤである。
【0029】第3板体(33)は左右の支持部材(19)間
に配されており、第3板体(33)の両端部にて、前記支
持部材(19)の軸受板部(21)とネジ(39)により固定
されている。
【0030】第3板体(33)のすぐ後方には第2回転軸
(42)が配されている。第2回転軸(42)は、第1回転
軸(41)と同様、左右の支持部材(19)におけるそれぞ
れの軸受板部(21)にて回転可能に支持されており、ま
た第2回転軸(42)の右端部において、前記第3ギヤ
(53)と噛合する第4ギヤ(54)が装着されている。
【0031】第4板体(34)は第2回転軸(42)と一体
に設けられており、前後方向の寸法が他の板体(31)
(32)(33)よりも大きい。また、受け台(13)の後端
部に設けた前記の後部ストッパ(22)の上部が、それぞ
れ第4板体(34)のすぐ後方に現われており、後部スト
ッパ(22)の上端部(22a)は第4板体(34)よりも上
方に位置している。
【0032】なお、本発明における巻締め手段は、主軸
(16)、作動レバー(17)、主ギヤ(18)、支持軸(4
0)、第1回転軸(41)、第2回転軸(42)、第1〜第
4ギヤ(51)(52)(53)(54)およびクランクアーム
(38)よりなる。
【0033】次に、上記した装置(A)を用いて「角巻
きずし」なる棒状飯を製造する方法について説明する。
【0034】図2にて2点鎖線で示すように、まず成形
基板(23)の上に巻海苔(M)を敷いておき、そのうえ
に板状飯(X)を載せる。板状飯(X)の代わりにバラ
飯を載せてもよい。いずれにしろ、飯が成形基板(23)
に付着しないように、該基板を予めフッ素加工しておく
か、あるいは成形基板(23)の上に食品包装用フィルム
等を予め敷いておいことが好ましい。そして、板状飯
(X)の上に干瓢などの具(G)を載せる。なお、前記
した巻海苔(M)は、成形基板(23)の大きさと同一
か、あるいは僅かに小さいものであることが好ましい。
巻海苔(M)の大きさをこのように設定することによ
り、第1板体(31)における前部ストッパ(35)、受け
台(13)に設けた後部ストッパ(22)、及び左右の支持
部材(19)における軸受板部(21)により巻海苔(M)
の前後左右が位置決めされ、板状飯(X)や具(G)を
載せる際などに発生する巻海苔(M)の位置ずれを防止
することができる。
【0035】そのあと作動レバー(17)を押し下げる。
これにより、主ギヤ(18)が主軸(16)を中心に回転
し、これに伴って第1ギヤ(51)、第2ギヤ(52)、第
3ギヤ(53)及び第4ギヤ(54)が各々回転する。それ
ぞれのギヤの回転方向は、図2〜図4中の矢印で示すと
おりである。
【0036】第1ギヤ(51)の回転により第1回転軸
(41)が同方向に回転し、第2板体(32)が第1回転軸
(41)を中心として上方に回動し始める。第1板体(3
1)は、支持軸(40)および連結板(36)を介して第2
板体(32)と連結されているため、該第2板体(32)の
回動に伴って自動的に第1回転軸(41)を中心として回
動するが、以下の理由により支持軸(40)を中心として
も回動することになる。すなわち、前述したように、第
1板体(31)には一端を支持部材(19)に取付けたクラ
ンクアーム(38)の他端が取付けられており、しかもク
ランクアーム(38)の取付位置が第1回転軸(41)の取
付位置よりも前方で、かつ下方であるため、第1板体
(31)の前端部は、第2板体(32)の回動に伴って、図
3に示すようにクランクアーム(38)によって徐々に引
き寄せられる。これにより、第1板体(31)は第1回転
軸(41)を中心に回動するとともに、支持軸(40)を中
心としても回動する。
【0037】第1ギヤ(51)をさらに回転させ、第2板
体(32)を直立(起立)させる。この時、第1板体(3
1)は第3板体(33)との対向位置に移動している。
【0038】なお、前記したクランクアーム(38)の長
さは、その両端部における取付け位置により変わるので
一概には言えないが、要するに、第2板体(32)が直立
したときに第3板体(33)が第1板体(31)と対向する
に足りる程度の長さであることが必要である。
【0039】前述したように、第1ギヤ(51)が回転す
ると第4ギヤ(54)も同時に回転する。これにより、第
2回転軸(42)が同方向に回転し、該第2回転軸(42)
を中心にして第4板体(34)が回動し始める。第4ギヤ
(54)のさらなる回転により第4板体(34)は直立(起
立)する。
【0040】これにより、前記成形基板(23)は、その
形状が平板状から筒状に変化する。同時に、成形基板
(23)の上に載せた板状飯(X)が巻海苔(M)、具
(G)とともに第1板体(31)、第2板体(32)、第3
板体(33)および第4板体(34)により図4に示すよう
に囲まれて巻き締められ、断面四角形に成形される。
【0041】前述したように成形基板(23)における第
4板体(34)の前後方向の寸法が他の板体のそれよりも
大きく設定されているので、板状飯(X)および具
(G)を成形基板(23)により完全に巻き込んでも第4
板体(34)の後端部が外側に突出し、突出部分に相当す
る巻海苔(M)の端部(m)が露出する。作動レバー
(17)を押し下げて成形基板(23)を元の状態、すなわ
ち水平状にしたあと、露出した巻海苔(M)の端部をの
り代として寿司の外周面に貼り合わせば、断面四角形の
角巻き寿司なる棒状飯(Y)が製造される。
【0042】なお、本実施例では、第1ギヤ(51)と第
4ギヤ(54)の直径を同一とし、これにより第2板体
(32)の直立と第4板体(34)の直立とのタイミングを
合わせているが、本発明はこれに限らず、両者の直径を
それぞれ変え、第2板体(32)が直立する前あるいは後
に、第4板体(34)が直立するように構成することもで
きる。
【0043】成形基板(23)を構成する4枚の板体とし
てそれぞれ平板を用いたが、これに代えてそれぞれ前後
方向中央部が下方に湾曲した円弧状板を用いることもで
きる。これにより、断面円形かあるいはこれに近い断面
形状(例えば、断面楕円形状など)の棒状飯を製造する
こともできる。前記円弧状板を使用すれば、具(G)が
円弧状板の上に安定的に保持される。
【0044】また、第1板体(31)を省略して、すなわ
ち成形基板(23)を3枚の板体により構成することもで
きる。これにより、断面三角形の棒状飯を製造すること
ができる。
【0045】以下、上記構成の棒状飯の製造装置(A)
(以下、「装置(A)」という)を用いた自動巻ずし製
造機(C)を図面に基づいて説明する。
【0046】図5は、自動巻ずし製造機(C)の全体を
示す斜視図であり、図6はその側面図である。自動巻ず
し製造機(C)は大きく分けて、上述した装置(A)と
板状飯の製造装置(以下、「装置(B)」という)とよ
りなる。以下、装置(B)の構成について説明する。
【0047】図において、符号(55)はホッパである。
ホッパ(55)の内部には飯が収納されている。ホッパ
(55)の下方には、ホッパ(55)の下部開口部(55a)
を臨むように配された搬送用の無端ベルト(56)が設け
られている。この無端ベルト(56)により所定量の飯が
ホッパ(55)の外部に順次搬出される。無端ベルト(5
6)は、モータ等の駆動源(図示せず)により回転する
ローラ(57)(58)により支持され、このローラ(57)
(58)の回転により走行する。走行方向は図中にて矢印
で示す通りである。
【0048】ホッパ(55)の出口には成形ローラ(59)
が配されている。成形ローラ(59)は、無端ベルト(5
6)の幅方向と同じ方向に延びる回転軸を備えている。
成形ローラ(59)の外周面(59a)には、該ローラ(5
9)の一端から他端にかけて周方向に延びる多数の溝(6
0)が設けられている。この多数の溝(60)により、飯
が成形ローラ(59)に付着するのを防止できる。また、
成形ローラ(59)の下方には、成形支持板(61)が前記
無端ベルト(56)の下面(56a)と当接して配されてい
る。成形ローラ(59)および成形支持板(61)により板
状飯(X)の成形部(62)が構成される。
【0049】成形ローラ(59)の後方(図6においては
右方)には撹拌手段(63)が配されている。撹拌手段
(63)は、ホッパ(55)の左右両側部に回転可能に支持
された主軸(63a)と、これの外周面より径方向外方に
突出した複数本の支軸(63b)とよりなる。複数本の支
軸(63b)は、主軸(63a)の一端側から他端側にかけ
て所定間隔ごとに、かつ周方向に90°ずつ順次ずらし
て設けられている。
【0050】符号(64)はカッタ手段である。このカッ
タ手段(64)は、駆動軸(65)と伝動棒(66)と連結部
材(67)とカッタ部材(68)とよりなる。すなわち、互
いに平行した2本の駆動軸(65)が装置本体(図示せ
ず)から無端ベルト(56)の幅方向と同じ方向に延びて
いる。駆動軸(65)からそれぞれ前方に向けて2本の伝
動棒(66)が延出されている。合計4本の伝動棒(66)
の延出端部には1つの連結部材(67)が取付けられてお
り、この連結部材(67)には、下部にカッタ刃(68a)
を備えたカッタ部材(68)が取付けられている。なお、
カッタ刃(68a)は、前記した成形ローラ(59)の前方
に位置している。
【0051】上記構成のカッタ手段(64)において、モ
ータなどの駆動源(図示せず)により駆動軸(65)が所
定の角度を回転すれば、伝動棒(66)を介して駆動軸
(65)に取付けられている連結部材(67)が上下方向に
動き、これに伴ってカッタ部材(68)が上下動する。
【0052】符号(70)は、無端ベルト(56)の前方に
配された滑り手段である。この滑り手段(70)は、互い
に平行をなす7本のフリーローラ(71)よりなる。これ
らフリーローラ(71)は幅方向に延び、装置本体にそれ
ぞれ回転可能に支持されている。前記フリーローラ(7
1)が支持される位置は、前方にいくに従って次第に少
しずつ下降している。
【0053】装置(B)の下部は、搬送手段(72)によ
り構成されている。この搬送手段(72)は、上述した装
置(A)を移動させるためのものである。
【0054】搬送手段(72)は、図7に明瞭に示すよう
に、平面ロの字状をなす枠体(73)を備えている。この
枠体(73)は、前板(74)、後板(75)、左板(76)お
よび右板(77)からなる。
【0055】左板(76)と右板(77)とに回転可能に支
持された前側搬送軸(78)および後側搬送軸(79)がそ
れぞれ枠体(73)の前部および後部に設けられている。
前後の搬送軸(78)(79)のそれぞれの内方側には、両
端部が左板(76)と右板(77)とに固定された支持板
(80)が左右方向に延びている。
【0056】前側搬送軸(78)の左側部には左側第1ス
プロケット(81)が装着されているとともに、右側部に
は右側第1スプロケット(82)が装着されており、ま
た、右端部には従動スプロケット(83)が装着されてい
る。
【0057】後側搬送軸(79)の左側部には左側第2ス
プロケット(84)が装着されているとともに、右側部に
は右側第2スプロケット(85)が装着されている。
【0058】左側第1スプロケット(81)と左側第2ス
プロケット(84)、及び右側第1スプロケット(82)と
右側第2スプロケット(85)とには、それぞれ無端チェ
ーン(86)が掛けられている。前記した前側の支持板
(80)と後側の支持板(80)とには、左右両側において
それぞれガイドレール(87)が架設されており、前記し
た無端チェーン(86)の一部がガイドレール(87)上に
配される。装置(A)は、常時これら無端チェーン(8
6)上に載置されている。すなわち、前述したように装
置(A)における下面(12b)には長溝(15)が左右に
設けられており、この長溝(15)に前記した無端チェー
ン(86)が嵌め込まれる。装置(A)は、通常は無端チ
ェーン(86)上における前記滑り手段(70)の前方斜め
下にて待機している。なお、ガイドレール(87)は、無
端チェーン(86)上の装置(A)を前後方向に案内する
とともに、無端チェーン(86)が上記スプロケットから
外れるのを防ぐ。
【0059】符号(88)は無端の駆動チェーンであり、
モータ等の駆動源(図示せず)により回転する駆動スプ
ロケット(89)(図5参照)と前側搬送軸(78)の右端
部に装着した従動スプロケット(83)とにより掛けられ
ている。したがって、前記駆動源により駆動スプロケッ
ト(89)が回転すれば駆動チェーン(88)が走行すると
ともに従動スプロケット(83)が回転し、前側搬送軸
(78)が回転する。これにより、左右の無端チェーン
(86)の走行が始まる。無端チェーン(86)の走行速度
は無端ベルト(56)のそれと同一に設定されている。
【0060】なお、枠体(73)における後板(75)の幅
方向中央部には近接スイッチ(90)が取付けられてお
り、その左右両側にはそれぞれ停止棒(91)が設けられ
ている。
【0061】以下、上記構成の装置(A)と装置(B)
からなる自動巻ずし製造機(C)によって巻ずし(角
巻)を製造する方法について説明する。
【0062】まず、ローラ(57)(58)を駆動させる。
これにより、無端ベルト(56)が走行し始める。これと
とともに、成形ローラ(59)及び撹拌手段(63)を互い
に同方向に回転させる。この時、無端ベルト(56)の走
行スピードと成形ローラ(59)の周速度とを同一に設定
しておくことが好ましい。
【0063】ホッパ(55)内に収納された飯は無端ベル
ト(56)の走行に伴ってホッパ(55)の下部開口部(55
a)より順次排出され、成形ローラ(59)と成形支持板
(61)とにより構成する成形部(62)に送給される。成
形ローラ(59)の回転に伴ってホッパ(55)内の飯の一
部が成形ローラ(59)に巻き込まれるが、撹拌手段(6
3)が回転することにより前記飯を成形ローラ(59)か
ら取り除くことができ、常時一定量の飯を成形部(62)
に送給することができる。
【0064】成形部(62)にまで達した飯は成形ローラ
(59)と成形支持板(61)とに若干圧縮され、両者の間
隔を厚みとする飯のかたまりとなり、成形ローラ(59)
および撹拌手段(63)のさらなる回転と、無端ベルト
(56)のさらなる走行とにより帯状飯(T)となって前
方に搬送される。そして、帯状飯(T)の先端が滑り手
段(70)における所定の位置に達した時、無端ベルト
(56)の走行が停止する。無端ベルト(56)の走行が停
止するに伴って、カッタ手段(64)が駆動する。すなわ
ち、カッタ手段(64)におけるカッタ部材(68)が下降
し、数秒後に上昇して元の位置に復帰する。これによ
り、前記帯状飯(T)の前部が切断され板状飯(X)が
形成する(図6参照)。
【0065】この状態で、装置(A)における作動レバ
ー(17)を手で持って、該装置(A)の後端部が前記枠
体(73)に設けた停止棒(91)に当たるまで、装置
(A)を後方に押し込む(図8参照)。前述したよう
に、装置(A)の下面(12b)に設けた長溝(15)に、
無端チェーン(86)を配したガイドレール(87)が嵌め
込まれているので、装置(A)を押せばこの装置(A)
はガイドレール(87)に案内されて円滑に後方に移動す
る。
【0066】なお、装置(A)を移動させる前に、成形
基板(23)の上に巻海苔(M)を敷いておく。前記巻海
苔(M)が、成形基板(23)の大きさと同一か、あるい
は僅かに小さいものであることが好ましい。巻海苔
(M)の大きさをこのように設定することにより、第1
板体(31)における前部ストッパ(35)、受け台(13)
に設けた後部ストッパ(22)、及び左右の支持部材(1
9)における軸受板部(21)により前後左右が位置決め
され、巻海苔(M)の位置ずれを防止することができ
る。
【0067】押し込まれた装置(A)が停止棒(91)と
の当接地点に達した時、前記枠体(73)に設けた近接ス
イッチ(90)がこれを検知する。
【0068】近接スイッチ(90)が枠体(73)、すなわ
ち装置(A)を検知するに伴って、駆動スプロケット
(89)、ローラ(57)(58)および成形ローラ(59)と
撹拌手段(63)が各々同時に回転するように制御されて
いる。
【0069】駆動スプロケット(89)が回転すれば駆動
チェーン(88)が走行し、従動スプロケット(83)が回
転する。これにより、搬送手段(72)における無端チェ
ーン(86)が走行し、装置(A)が装置(B)の下部に
て前方向に搬送され、元の位置、すなわち前記滑り手段
(70)の前方斜め下の位置に戻った時、駆動スプロケッ
ト(89)の回転が停止する。なお、装置(A)が前記し
た元の位置に戻った時には、成形基板(23)の上に板状
飯(X)が載ることになる。その理由は以下の通りであ
る。
【0070】すなわち、前述したように、前記近接スイ
ッチ(90)による検知に伴って、ローラ(57)(58)が
駆動するとともに無端ベルト(56)が走行し、無端ベル
ト(56)上の板状飯(X)が前方に搬送される。一方、
装置(A)は、装置(B)の下部において無端ベルト
(56)と同じ速度で前方向に走行しているので、板状飯
(X)の前端部が滑り手段(70)を経由したのち該前端
部が垂れ下がり、巻海苔(M)を敷いた装置(A)の成
形基板(23)上の前側に載る(図9参照)。前端部が成
形基板(23)上に載った板状飯(X)は、装置(A)と
ともに走行し、さらなる装置(A)の走行により成形基
板(23)上に載り移る板状飯(X)の部分が多くなり
(図10参照)、装置(A)が元の位置に戻った時にあ
っては、既に板状飯(X)の全体が成形基板(23)の上
に完全に載ることになる(図11参照)。
【0071】板状飯(X)の後方に続く帯状飯(T)の
新たな先端は、無端ベルト(56)の走行に伴って前記板
状飯(X)を追うように前方に進む。前記先端が滑り手
段(70)における所定の位置に達した時、無端ベルト
(56)の走行が停止する。無端ベルト(56)の走行が停
止するに伴って、カッタ手段(64)が駆動する。すなわ
ち、カッタ手段(64)におけるカッタ部材(68)が下降
し、数秒後に上昇して元の位置に復帰する。これによ
り、前記帯状飯(T)の前部が切断され板状飯(X)が
形成する。
【0072】また、前記近接スイッチ(90)による検知
に伴って成形ローラ(59)および撹拌手段(63)が回転
すれば、ホッパ(55)内に収納された飯が、前述したよ
うにホッパ(55)の下部開口部(55a)より順次排出さ
れるので、前記した帯状飯(T)はとぎれることなく連
続的に製造される。
【0073】巻海苔(M)を敷いた成形基板(23)の上
に板状飯(X)が載った後は、干瓢やタマゴ等の細長の
具(G)を手で持って板状飯(X)の上に載せる。その
後、装置(A)における作動レバー(17)を押し下げ
る。これにより、成形基板(23)が巻海苔(M)、板状
飯(X)および具(G)を巻き込むように動き、外側に
巻海苔(M)が付着した板状飯(X)が具(G)を包囲
する。
【0074】前述したように成形基板(23)における第
4板体(34)の前後方向の寸法が他の板体のそれよりも
大きく設定されているので、板状飯(X)および具
(G)を成形基板(23)により完全に巻き込んでも第4
板体(34)の後端部が外側に突出し、突出部分に相当す
る部分の巻海苔(M)が露出する。作動レバー(17)を
押し下げて成形基板(23)を元の状態、すなわち水平状
にしたあと、露出した巻海苔(M)の端部をのり代とし
て寿司の外周面に貼り合わせば、断面四角形の角巻き寿
司が出来上がる。作動レバー(17)の押し下げから角巻
き寿司が出来上がるまでの過程は既に説明している(図
2〜図4参照)ので、ここでは省略する。
【0075】なお、第4板体(34)の前後方向の寸法を
他の板体のそれより大きく設定する代わりに、第1板体
(31)の前後方向の寸法を大きくしても上記と同様の結
果が得られる。
【0076】上記実施例では、4枚のうちの3枚の板体
をそれぞれ回動させて板状飯(X)の巻締めを行なった
が、これに限らず、4枚全ての板体を回動させることに
よって巻締めを行なってもよい。
【0077】前記した成形ローラ(59)はその高さ調節
が可能である。したがって、より厚みの大きい板状飯
(X)を得ようとする場合には、成形ローラ(59)の取
付位置を高くして成形支持板(61)との間を大きくすれ
ばよい。
【0078】カッタ部材(68)の上昇に伴って走行する
無端ベルト(56)の走行時間を調節して板状飯(X)に
おける前後方向の寸法を変え、太巻、中巻、細巻などの
種々の寿司を製造することもできる。
【0079】
【発明の効果】本発明の製造装置によれば、前述したよ
うに飯を載せる成形基板が少なくとも3枚の板体により
構成され、巻締め手段によって前記板体のうちの少なく
とも2枚の板体は、隣接する板体の間を中心として回動
し、各板体の回動作用により前記成形基板の形状を平板
状から筒状に変化させ、これによって前記成形基板上の
飯が同時に巻き締められる。
【0080】このように、飯の全体を上下方向に移動さ
せるためのスペースを別途設ける必要がなく、また飯を
上下動させるためのレバーを設けるスペースも必要では
なく、前記成形基板が平板状から筒状に変化するだけで
これの上に載せた飯を巻き締めることができるので、コ
ンパクトな装置が提供できる。
【0081】また、前記巻締め手段として、隣合う板体
間に配された軸と、前記軸に装着されたギヤ、カム等の
運動伝達部材とが設けられているので、前記運動伝達部
材を回転させることにより前記軸が回転し、前記板体を
回動させることが容易となる。
【0082】特に請求項1に記載の製造装置にあって
は、第1回転軸及び第2回転軸を互いに逆方向に回転さ
せ、前記成形基板の形状を平板状から筒状に変化させる
だけでこれの上に載せた飯を巻き締めることができるの
で、コンパクトな装置が提供できる。
【0083】また、請求項2に記載の製造装置にあって
は、第1回転軸及び第2回転軸に、互いに連動し合うギ
ヤがそれぞれ装着されているので、これらギヤのいずれ
か一方を回転させることによって、第1回転軸及び第2
回転軸を同時に回転させることができ、作業性がアップ
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す棒状飯の製造装置の斜
視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2の状態において、板体が回動し始めた状態
を示す側面図である。
【図4】成形基板上の飯が、板体により完全に巻き込ま
れた状態を示す側面図である。
【図5】自動巻ずし製造機の斜視図である。
【図6】前図の側断面図である。
【図7】搬送手段の拡大斜視図である。
【図8】棒状飯の製造装置を押込んだ状態を示す側断面
図である。
【図9】棒状飯の製造装置が戻る途中であって、板状飯
の前端部が成形基板上に載りかかった状態を示す略示説
明図である。
【図10】図9よりさらに棒状飯の製造装置が進んだ状
態を示し、板状飯の多くの部分が成形基板上に載った状
態を示す略示説明図である。
【図11】図10よりさらにさらに棒状飯の製造装置が
進んだ状態を示し、板状飯が完全に成形基板上に載った
状態を示す略示説明図である。
【図12】従来の棒状飯の製造装置を示す略示説明図で
あり、板状飯が棒状飯に巻き締められるまでの過程を
(a)〜(e)で示した。
【符号の説明】
A……棒状飯の製造装置 X……板状飯 16……主軸 17……作動レバー 18……主ギヤ 23……成形基板 31……第1板体 32……第2板体 33……第3板体 34……第4板体 38……クランクアーム 40……支持軸 41……第1回転軸 42……第2回転軸 50……突出端部 51……第1ギヤ 52……第2ギヤ 53……第3ギヤ 54……第4ギヤ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飯を載せる成形基板(23)が、前方から後
    方にかけて順次並列された第1板体(31)、第2板体
    (32)、第3板体(33)および第4板体(34)よりな
    り、 第1板体(31)は、その左右両側部において第2板体
    (32)に向かって延びた突出端部(50)を備え、 第1板体(31)と第2板体(32)の間には、第2板体
    (32)に固定された支持軸(40)が設けられ、 前記支持軸(40)は、これを中心として第1板体(31)
    が回動できるように、両端部にて前記突出端部(50)に
    支持され、 第2板体(32)と第3板体(33)の間には、第2板体
    (32)に固定された第1回転軸(41)が、その両端部に
    て回転可能に支持され、 第3板体(33)と第4板体(34)の間には、第4板体
    (34)に固定された第2回転軸(42)が、その両端部に
    て回転可能に支持され、 第1回転軸(41)が支持される箇所より前方でかつ下方
    の位置にて一端が回動可能に支持されたクランクアーム
    (38)の他端が、第1板体(31)の左右両側部における
    前部にて回動可能に支持されてなり、 第1回転軸(41)及び第2回転軸(42)を互いに逆方向
    に回転させることにより、前記成形基板(23)の形状を
    平板状から筒状に変化させ、同時にこれの上に載せた飯
    を巻き込めるようになしたことを特徴とする棒状飯の製
    造装置。
  2. 【請求項2】前記第1回転軸(41)および第2回転軸
    (42)に、それぞれギヤ(51)(54)が装着され、 前記2つのギヤ(51)(54)は、直接に噛合させて、あ
    るいは互いに逆方向に回転するように間接的に連動可能
    に取付けられてなり、 前記ギヤ(51)(54)のいずれか一方を回転させること
    により、前記第1回転軸(41)および第2回転軸(42)
    を同時に回転できるようになしたことを特徴と する請求
    項1に記載の製造装置。
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KR101426306B1 (ko) * 2013-08-20 2014-08-05 김민철 문양이 표시된 김 및 그 제조 방법
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