JPH08102904A - 画像の縦揺れ防止装置 - Google Patents
画像の縦揺れ防止装置Info
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- JPH08102904A JPH08102904A JP6261763A JP26176394A JPH08102904A JP H08102904 A JPH08102904 A JP H08102904A JP 6261763 A JP6261763 A JP 6261763A JP 26176394 A JP26176394 A JP 26176394A JP H08102904 A JPH08102904 A JP H08102904A
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- signal
- delay
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動の再生ヘッドを持つVTRにおいて、特
殊再生時に発生する再生映像信号の時間的なずれによっ
て生じる再生画像の横及び縦揺れを防止すること。 【構成】 VTRの出力する複合映像信号を映像信号遅
延手段101と102に通すと、この映像信号は水平同
期信号周期の整数倍の時間遅延される。切換手段を外部
からの指令に応じて切り換え、最適に遅延された映像信
号を選択する。この映像信号を映像表示装置に与える
と、テープに記録された垂直同期信号と、映像信号から
得られる水平同期信号が位相連続保持手段106により
整合し、縦揺れが防止された映像が表示される。この効
果はVTRの再生速度比が整数でないときにも得られ
る。
殊再生時に発生する再生映像信号の時間的なずれによっ
て生じる再生画像の横及び縦揺れを防止すること。 【構成】 VTRの出力する複合映像信号を映像信号遅
延手段101と102に通すと、この映像信号は水平同
期信号周期の整数倍の時間遅延される。切換手段を外部
からの指令に応じて切り換え、最適に遅延された映像信
号を選択する。この映像信号を映像表示装置に与える
と、テープに記録された垂直同期信号と、映像信号から
得られる水平同期信号が位相連続保持手段106により
整合し、縦揺れが防止された映像が表示される。この効
果はVTRの再生速度比が整数でないときにも得られ
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特殊再生が可能な磁気
記録再生装置、特に可動の再生ヘッドを持つ磁気記録再
生装置に付属してその再生画像の縦揺れを抑止する画像
の縦揺れ防止装置に関するものである。
記録再生装置、特に可動の再生ヘッドを持つ磁気記録再
生装置に付属してその再生画像の縦揺れを抑止する画像
の縦揺れ防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置(以下、VTRという)において、通常の1倍速再生
を行なう場合は、テープ上に記録されたトラックの開始
位置と、再生ヘッドがテープに当たり始める位置との関
係は常に一定である。ところが、1倍速以外の再生速度
ではこれらの位置関係は一定ではなく、再生ヘッドの当
たり始め位置がトラックの開始位置より前方にずれた
り、後方にずれたりする。
置(以下、VTRという)において、通常の1倍速再生
を行なう場合は、テープ上に記録されたトラックの開始
位置と、再生ヘッドがテープに当たり始める位置との関
係は常に一定である。ところが、1倍速以外の再生速度
ではこれらの位置関係は一定ではなく、再生ヘッドの当
たり始め位置がトラックの開始位置より前方にずれた
り、後方にずれたりする。
【0003】このような再生ヘッドとトラックの相対位
置関係の変化は再生映像信号の時間的なずれとなって現
われ、1本のトラックに1フィールドの映像信号が記録
されている場合は垂直同期信号の周期が変動する。垂直
同期信号は1枚の画像の始まりを示す信号であるので、
その周期が変動すると表示装置に映し出された画像は縦
揺れを起こし、大変見づらい画像となる。
置関係の変化は再生映像信号の時間的なずれとなって現
われ、1本のトラックに1フィールドの映像信号が記録
されている場合は垂直同期信号の周期が変動する。垂直
同期信号は1枚の画像の始まりを示す信号であるので、
その周期が変動すると表示装置に映し出された画像は縦
揺れを起こし、大変見づらい画像となる。
【0004】そこで従来は図12のように、疑似垂直同
期信号発生手段301を設け、切換手段302で再生映
像信号の垂直同期信号から疑似垂直同期信号発生手段3
01の出力に切り換えるようにしている。こうして正規
のタイミングからずれた再生映像信号の代わりに、疑似
垂直同期信号発生手段301の発生する疑似垂直同期信
号を表示装置側に供給する。そして疑似垂直同期信号の
周期を適当に設定することで再生画像の縦揺れを抑えて
いた。
期信号発生手段301を設け、切換手段302で再生映
像信号の垂直同期信号から疑似垂直同期信号発生手段3
01の出力に切り換えるようにしている。こうして正規
のタイミングからずれた再生映像信号の代わりに、疑似
垂直同期信号発生手段301の発生する疑似垂直同期信
号を表示装置側に供給する。そして疑似垂直同期信号の
周期を適当に設定することで再生画像の縦揺れを抑えて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、次のような問題点がある。一つは画像の
縦揺れを完全に止めることはできないということであ
る。図13は図12の各部の波形を示したものであり、
(a)は再生映像信号、(b)は疑似垂直同期信号、
(c)は切換手段302で再生映像信号の垂直同期信号
が疑似垂直同期信号に置き換えられた出力映像信号であ
る。
来の構成では、次のような問題点がある。一つは画像の
縦揺れを完全に止めることはできないということであ
る。図13は図12の各部の波形を示したものであり、
(a)は再生映像信号、(b)は疑似垂直同期信号、
(c)は切換手段302で再生映像信号の垂直同期信号
が疑似垂直同期信号に置き換えられた出力映像信号であ
る。
【0006】このような方法では、出力映像信号の垂直
同期信号の周期は疑似垂直同期信号発生手段301によ
って任意に設定でき、周期を一定にすることもできる。
しかし図13(c)に示すように画像情報自体のタイミ
ングは元のままなので、画像情報と垂直同期信号との位
置関係は逆に崩れることになり、その状態でも画像の縦
揺れが起こる。従って疑似垂直同期信号の周期は元の再
生映像信号のものでもなく、一定値でもない値に設定さ
れる。つまり、出力映像信号の垂直同期信号の周期は一
定ではなく、また垂直同期信号と画像情報との位置関係
も保存されていない。従って画像の縦揺れを完全に止め
ることは不可能であった。
同期信号の周期は疑似垂直同期信号発生手段301によ
って任意に設定でき、周期を一定にすることもできる。
しかし図13(c)に示すように画像情報自体のタイミ
ングは元のままなので、画像情報と垂直同期信号との位
置関係は逆に崩れることになり、その状態でも画像の縦
揺れが起こる。従って疑似垂直同期信号の周期は元の再
生映像信号のものでもなく、一定値でもない値に設定さ
れる。つまり、出力映像信号の垂直同期信号の周期は一
定ではなく、また垂直同期信号と画像情報との位置関係
も保存されていない。従って画像の縦揺れを完全に止め
ることは不可能であった。
【0007】もう一つは疑似垂直同期信号の周期の最適
値が表示装置によって異なるということである。従って
表示装置毎に画面の縦揺れが最小になるように調整する
という煩雑な作業が必要となる。
値が表示装置によって異なるということである。従って
表示装置毎に画面の縦揺れが最小になるように調整する
という煩雑な作業が必要となる。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、原理的に画面の縦揺れを止める
ことが可能で、同時に煩雑な調整作業の不要となる画像
の縦揺れ防止装置を実現することを目的とする。
なされたものであって、原理的に画面の縦揺れを止める
ことが可能で、同時に煩雑な調整作業の不要となる画像
の縦揺れ防止装置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置で映像信
号を特殊再生した際に画像を安定して表示する画像の縦
揺れ防止装置であって、記録時のテープ速度をVoと
し、a/bを既約な分数とするとき、(1)式で示され
る再生速度Vでテープを再生して得られる複合映像信号
を入力し、Thを水平同期信号の周期、kを水平同期信
号の1周期分を記録するのに必要なテープ上の長さを単
位として表した互いに隣接するトラック間の記録開始位
置のずれ、Tadjを微調整すべき補正遅延時間、n及
びmを外部の指令によって設定される整数とするとき、
(2)式で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号を出
力する映像信号遅延手段と、再生速度を表す再生速度情
報、回転ドラム上の特定の再生ヘッドの出力を選択する
ヘッド選択情報、及び回転ドラムの回転位相情報から、
(2)式におけるm,nを設定する遅延量切換手段と、
Tscを映像信号遅延手段に入力される映像信号の色副
搬送波の周期とし、映像信号遅延手段の遅延時間Tdが
遅延量切換手段によって切り換えの前後でΔTdだけ変
化したとき、ΔTdがTscの整数倍となるように
(2)式のTadjを調整する位相連続性保持手段と、
を具備することを特徴とするものである。
は、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置で映像信
号を特殊再生した際に画像を安定して表示する画像の縦
揺れ防止装置であって、記録時のテープ速度をVoと
し、a/bを既約な分数とするとき、(1)式で示され
る再生速度Vでテープを再生して得られる複合映像信号
を入力し、Thを水平同期信号の周期、kを水平同期信
号の1周期分を記録するのに必要なテープ上の長さを単
位として表した互いに隣接するトラック間の記録開始位
置のずれ、Tadjを微調整すべき補正遅延時間、n及
びmを外部の指令によって設定される整数とするとき、
(2)式で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号を出
力する映像信号遅延手段と、再生速度を表す再生速度情
報、回転ドラム上の特定の再生ヘッドの出力を選択する
ヘッド選択情報、及び回転ドラムの回転位相情報から、
(2)式におけるm,nを設定する遅延量切換手段と、
Tscを映像信号遅延手段に入力される映像信号の色副
搬送波の周期とし、映像信号遅延手段の遅延時間Tdが
遅延量切換手段によって切り換えの前後でΔTdだけ変
化したとき、ΔTdがTscの整数倍となるように
(2)式のTadjを調整する位相連続性保持手段と、
を具備することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項2の発明は、ヘリカルスキャ
ン方式の磁気記録再生装置で映像信号を特殊再生した際
に画像を安定して表示する画像の縦揺れ防止装置であっ
て、記録時のテープ速度をVoとし、a/bを既約な分
数とするとき、(1)式で示される再生速度Vでテープ
を再生して得られる複合映像信号を入力とし、Thを水
平同期信号周期、Tadjを微調整すべき補正遅延時
間、nを外部の指令によって設定される整数とすると
き、(3)式で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号
を出力する第1の映像信号遅延手段と、再生速度を表す
再生速度情報、回転ドラム上の特定の再生ヘッドの出力
を選択するヘッド選択情報、及び回転ドラムの回転位相
情報から、(3)式におけるnを設定する遅延量切換手
段と、Tscを第1の映像信号遅延手段に入力される映
像信号の色副搬送波周期とし、第1の映像信号遅延手段
の遅延時間Tdが遅延量切換手段によって切り換えの前
後でΔTdだけ変化したとき、ΔTdがTscの任意の
整数倍となるように(3)式のTadjを調整する位相
連続性保持手段と、第1の映像信号遅延手段の出力する
映像信号を入力し、外部からの指令に応じてその遅延時
間をTsc単位又はTscの整数倍で可変にする第2の
映像信号遅延手段と、遅延の対象となる映像信号の垂直
ブランキング期間を検出する垂直ブランキング検出手段
と、kを水平同期信号の1周期分を記録するのに必要な
テープ上の長さを単位として表した互いに隣接するトラ
ック間の記録開始位置のずれ、mを任意の整数、nを外
部の指令によって設定される整数とするとき、垂直ブラ
ンキング検出手段によって検出された垂直ブランキング
期間中に第2の映像信号遅延手段の遅延時間ΔTdを段
階的に(4)式の値だけ変化させる遅延量調整手段と、
を具備することを特徴とするものである。
ン方式の磁気記録再生装置で映像信号を特殊再生した際
に画像を安定して表示する画像の縦揺れ防止装置であっ
て、記録時のテープ速度をVoとし、a/bを既約な分
数とするとき、(1)式で示される再生速度Vでテープ
を再生して得られる複合映像信号を入力とし、Thを水
平同期信号周期、Tadjを微調整すべき補正遅延時
間、nを外部の指令によって設定される整数とすると
き、(3)式で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号
を出力する第1の映像信号遅延手段と、再生速度を表す
再生速度情報、回転ドラム上の特定の再生ヘッドの出力
を選択するヘッド選択情報、及び回転ドラムの回転位相
情報から、(3)式におけるnを設定する遅延量切換手
段と、Tscを第1の映像信号遅延手段に入力される映
像信号の色副搬送波周期とし、第1の映像信号遅延手段
の遅延時間Tdが遅延量切換手段によって切り換えの前
後でΔTdだけ変化したとき、ΔTdがTscの任意の
整数倍となるように(3)式のTadjを調整する位相
連続性保持手段と、第1の映像信号遅延手段の出力する
映像信号を入力し、外部からの指令に応じてその遅延時
間をTsc単位又はTscの整数倍で可変にする第2の
映像信号遅延手段と、遅延の対象となる映像信号の垂直
ブランキング期間を検出する垂直ブランキング検出手段
と、kを水平同期信号の1周期分を記録するのに必要な
テープ上の長さを単位として表した互いに隣接するトラ
ック間の記録開始位置のずれ、mを任意の整数、nを外
部の指令によって設定される整数とするとき、垂直ブラ
ンキング検出手段によって検出された垂直ブランキング
期間中に第2の映像信号遅延手段の遅延時間ΔTdを段
階的に(4)式の値だけ変化させる遅延量調整手段と、
を具備することを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項3の発明は、ヘリカルスキャ
ン方式の磁気記録再生装置で映像信号を特殊再生した際
に画像を安定して表示する画像の縦揺れ防止装置であっ
て、記録時のテープ速度をVoとし、a/bを既約な分
数とするとき、(1)式で示される再生速度Vでテープ
を再生して得られる複合映像信号を入力し、Thを水平
同期信号の周期、Tadjを微調整すべき補正遅延時
間、nを外部の指令によって設定される整数とすると
き、(3)式で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号
を出力する映像信号遅延手段と、再生速度を表す再生速
度情報、回転ドラム上の再生ヘッドの出力を選択するヘ
ッド選択情報、及び回転ドラムの回転位相情報から、
(3)式におけるnを設定する遅延量切換手段と、Ts
cを映像信号遅延手段に入力される映像信号の色副搬送
波周期とし、映像信号遅延手段の遅延時間Tdが遅延量
切換手段によって切り換えの前後でΔTdだけ変化した
とき、ΔTdがTscの任意の整数倍となるように
(3)式のTadjを調整する位相連続性保持手段と、
映像表示装置に出力される映像信号の色副搬送波周波数
の基準となる第1のクロック信号を発生するクロック生
成手段と、クロック生成手段の出力する第1のクロック
信号を入力し、kを水平同期信号の1周期分を記録する
のに必要なテープ上の長さを単位として表した互いに隣
接するトラック間の記録開始位置のずれ、f0 を第1の
クロック信号の周波数とするとき、(5)式で表される
周波数fの第2のクロック信号を生成するPLL回路
と、PLL回路の発生する第2のクロック信号を分周
し、磁気記録再生装置の色復調の基準信号として供給す
る分周手段と、映像信号遅延手段の出力する映像信号を
入力し、PLL回路の出力する第2のクロック信号のタ
イミングで書き込みを行い、クロック生成手段の出力す
る第1のクロック信号で読み出しを行う速度変換メモリ
と、を具備することを特徴とするものである。
ン方式の磁気記録再生装置で映像信号を特殊再生した際
に画像を安定して表示する画像の縦揺れ防止装置であっ
て、記録時のテープ速度をVoとし、a/bを既約な分
数とするとき、(1)式で示される再生速度Vでテープ
を再生して得られる複合映像信号を入力し、Thを水平
同期信号の周期、Tadjを微調整すべき補正遅延時
間、nを外部の指令によって設定される整数とすると
き、(3)式で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号
を出力する映像信号遅延手段と、再生速度を表す再生速
度情報、回転ドラム上の再生ヘッドの出力を選択するヘ
ッド選択情報、及び回転ドラムの回転位相情報から、
(3)式におけるnを設定する遅延量切換手段と、Ts
cを映像信号遅延手段に入力される映像信号の色副搬送
波周期とし、映像信号遅延手段の遅延時間Tdが遅延量
切換手段によって切り換えの前後でΔTdだけ変化した
とき、ΔTdがTscの任意の整数倍となるように
(3)式のTadjを調整する位相連続性保持手段と、
映像表示装置に出力される映像信号の色副搬送波周波数
の基準となる第1のクロック信号を発生するクロック生
成手段と、クロック生成手段の出力する第1のクロック
信号を入力し、kを水平同期信号の1周期分を記録する
のに必要なテープ上の長さを単位として表した互いに隣
接するトラック間の記録開始位置のずれ、f0 を第1の
クロック信号の周波数とするとき、(5)式で表される
周波数fの第2のクロック信号を生成するPLL回路
と、PLL回路の発生する第2のクロック信号を分周
し、磁気記録再生装置の色復調の基準信号として供給す
る分周手段と、映像信号遅延手段の出力する映像信号を
入力し、PLL回路の出力する第2のクロック信号のタ
イミングで書き込みを行い、クロック生成手段の出力す
る第1のクロック信号で読み出しを行う速度変換メモリ
と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項4の発明は、ヘリカルスキャ
ン方式の磁気記録再生装置で映像信号を特殊再生した際
に画像を安定して表示する画像の縦揺れ防止装置であっ
て、記録時のテープ速度をVoとし、a/bを既約な分
数とするとき、(1)式で示される再生速度Vでテープ
を再生して得られる複合映像信号を入力し、Thを水平
同期信号周期、Tadjを微調整すべき補正遅延時間、
nを外部の指令によって設定される整数とするとき、
(3)式で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号を出
力する映像信号遅延手段と、再生速度を表す再生速度情
報、回転ドラム上の特定の再生ヘッドの出力を選択する
ヘッド選択情報、及び回転ドラムの回転位相情報から、
(3)式おけるnを設定する遅延量切換手段と、Tsc
を映像信号遅延手段に入力される映像信号の色副搬送波
周期とし、映像信号遅延手段の遅延時間Tdが遅延量切
換手段によって切り換えの前後でΔTdだけ変化したと
き、ΔTdがTscの任意の整数倍となるように(3)
式のTadjを調整する位相連続性保持手段と、映像表
示装置に出力される映像信号の色副搬送波周波数の基準
となり、固定の周波数を有する第1のクロック信号を発
生する第1のクロック生成手段と、磁気記録再生装置か
ら出力される映像信号の色副搬送波周波数の基準とな
り、固定の周波数を有する第2のクロック信号を発生す
る第2のクロック生成手段と、第2のクロック生成手段
の発生する第2のクロック信号を分周し、磁気記録再生
装置の色復調の基準信号として供給する分周手段と、映
像信号遅延手段の出力する映像信号を入力し、第2のク
ロック生成手段の出力する第2のクロック信号のタイミ
ングで書き込みを行い、クロック生成手段の出力する第
1のクロック信号で読み出しを行う速度変換メモリと、
を具備することを特徴とするものである。
ン方式の磁気記録再生装置で映像信号を特殊再生した際
に画像を安定して表示する画像の縦揺れ防止装置であっ
て、記録時のテープ速度をVoとし、a/bを既約な分
数とするとき、(1)式で示される再生速度Vでテープ
を再生して得られる複合映像信号を入力し、Thを水平
同期信号周期、Tadjを微調整すべき補正遅延時間、
nを外部の指令によって設定される整数とするとき、
(3)式で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号を出
力する映像信号遅延手段と、再生速度を表す再生速度情
報、回転ドラム上の特定の再生ヘッドの出力を選択する
ヘッド選択情報、及び回転ドラムの回転位相情報から、
(3)式おけるnを設定する遅延量切換手段と、Tsc
を映像信号遅延手段に入力される映像信号の色副搬送波
周期とし、映像信号遅延手段の遅延時間Tdが遅延量切
換手段によって切り換えの前後でΔTdだけ変化したと
き、ΔTdがTscの任意の整数倍となるように(3)
式のTadjを調整する位相連続性保持手段と、映像表
示装置に出力される映像信号の色副搬送波周波数の基準
となり、固定の周波数を有する第1のクロック信号を発
生する第1のクロック生成手段と、磁気記録再生装置か
ら出力される映像信号の色副搬送波周波数の基準とな
り、固定の周波数を有する第2のクロック信号を発生す
る第2のクロック生成手段と、第2のクロック生成手段
の発生する第2のクロック信号を分周し、磁気記録再生
装置の色復調の基準信号として供給する分周手段と、映
像信号遅延手段の出力する映像信号を入力し、第2のク
ロック生成手段の出力する第2のクロック信号のタイミ
ングで書き込みを行い、クロック生成手段の出力する第
1のクロック信号で読み出しを行う速度変換メモリと、
を具備することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、画像
の縦揺れ防止装置は再生ヘッドの当たり始め位置と、ト
ラックの開始位置の位置関係の変動によって生じた再生
画像信号の時間的なずれを、映像信号遅延手段と遅延量
切換手段によって相殺する。そして垂直同期信号と画像
情報位置関係を保存したまま、垂直同期信号の周期を一
定に保っている。さらに、映像信号遅延手段の遅延時間
Tdを式(3)とすることで、複合映像信号の色副搬送
波の位相連続性を維持している。ここで(3)式のTh
は水平同期信号の周期、nは外部指令によって設定され
る整数、Tadjは微調整すべき補正遅延時間とする。
こうして表示装置の色信号復調系の引き込み動作に、悪
影響を及ぼすことなく縦揺れを防止する。
の縦揺れ防止装置は再生ヘッドの当たり始め位置と、ト
ラックの開始位置の位置関係の変動によって生じた再生
画像信号の時間的なずれを、映像信号遅延手段と遅延量
切換手段によって相殺する。そして垂直同期信号と画像
情報位置関係を保存したまま、垂直同期信号の周期を一
定に保っている。さらに、映像信号遅延手段の遅延時間
Tdを式(3)とすることで、複合映像信号の色副搬送
波の位相連続性を維持している。ここで(3)式のTh
は水平同期信号の周期、nは外部指令によって設定され
る整数、Tadjは微調整すべき補正遅延時間とする。
こうして表示装置の色信号復調系の引き込み動作に、悪
影響を及ぼすことなく縦揺れを防止する。
【0014】
【実施例】本発明の第1実施例における画像の縦揺れ防
止装置について図面を参照しながら説明する。図1は第
1実施例における画像の縦揺れ防止装置の構成を示すブ
ロック図である。図1において入力端子103には、テ
ープに記録された映像信号を復調した再生映像信号が入
力される。映像信号遅延手段101は入力端子103か
ら入力される再生映像信号を所定の単位の遅延時間だけ
遅延させる遅延回路である。また映像信号遅延手段10
2は映像信号遅延手段101と同一の遅延時間を有し、
映像信号遅延手段101の出力する映像信号を更に遅延
する回路である。映像信号遅延手段102と映像信号遅
延手段101の信号遅延時間は位相連続保持手段106
によって制御される。
止装置について図面を参照しながら説明する。図1は第
1実施例における画像の縦揺れ防止装置の構成を示すブ
ロック図である。図1において入力端子103には、テ
ープに記録された映像信号を復調した再生映像信号が入
力される。映像信号遅延手段101は入力端子103か
ら入力される再生映像信号を所定の単位の遅延時間だけ
遅延させる遅延回路である。また映像信号遅延手段10
2は映像信号遅延手段101と同一の遅延時間を有し、
映像信号遅延手段101の出力する映像信号を更に遅延
する回路である。映像信号遅延手段102と映像信号遅
延手段101の信号遅延時間は位相連続保持手段106
によって制御される。
【0015】位相連続保持手段106は、映像信号遅延
手段102、101が例えばメモリにより構成される場
合、メモリの書き込み又は読み出しのクロックレートを
変化させることにより遅延時間を制御する回路である。
入力端子103、映像信号遅延手段101、映像信号遅
延手段102の各出力は切換手段104に与えられる。
従って図1のa点には遅延のない映像信号が、b点には
1単位遅延した映像信号が、c点には2単位遅延した映
像信号が得られる。切換手段104は外部指令に従っ
て、a点、b点、c点の映像信号を選択し、映像信号を
出力端子105に出力する。この外部指令はVTRの再
生ヘッドとトラックの相対位置関係によって決定され
る。
手段102、101が例えばメモリにより構成される場
合、メモリの書き込み又は読み出しのクロックレートを
変化させることにより遅延時間を制御する回路である。
入力端子103、映像信号遅延手段101、映像信号遅
延手段102の各出力は切換手段104に与えられる。
従って図1のa点には遅延のない映像信号が、b点には
1単位遅延した映像信号が、c点には2単位遅延した映
像信号が得られる。切換手段104は外部指令に従っ
て、a点、b点、c点の映像信号を選択し、映像信号を
出力端子105に出力する。この外部指令はVTRの再
生ヘッドとトラックの相対位置関係によって決定され
る。
【0016】図2は1倍速以外(特殊再生)の再生速度
における再生ヘッド203とトラック202の相対位置
関係を示したものである。相対位置関係としては、図2
(a)のように再生ヘッド203のテープ201に当た
り始める位置がちょうどトラック上にある場合、図2
(b)のようにトラック202の前方にある場合、図2
(c)のようにトラック202の後方にある場合とがあ
る。
における再生ヘッド203とトラック202の相対位置
関係を示したものである。相対位置関係としては、図2
(a)のように再生ヘッド203のテープ201に当た
り始める位置がちょうどトラック上にある場合、図2
(b)のようにトラック202の前方にある場合、図2
(c)のようにトラック202の後方にある場合とがあ
る。
【0017】図2(a)の場合は通常の1倍速再生又は
整数倍再生と同じであり、再生映像信号に時間的なずれ
は生じない。図2(b)の場合は、再生ヘッド203が
テープ201に当たり始める位置xとトラックの開始位
置yとが一致しない。そこで再生ヘッド203をヘッド
アクチュエータによってトラック202上に移動させ
る。しかしヘッドアクチュエータの可動方向はトラック
202と直角方向になるため、再生ヘッド203はトラ
ック202の開始位置yではなく、トラック202上の
位置zに移動する。再生ヘッド203はこの位置zから
トラック202をトレースすることになる。
整数倍再生と同じであり、再生映像信号に時間的なずれ
は生じない。図2(b)の場合は、再生ヘッド203が
テープ201に当たり始める位置xとトラックの開始位
置yとが一致しない。そこで再生ヘッド203をヘッド
アクチュエータによってトラック202上に移動させ
る。しかしヘッドアクチュエータの可動方向はトラック
202と直角方向になるため、再生ヘッド203はトラ
ック202の開始位置yではなく、トラック202上の
位置zに移動する。再生ヘッド203はこの位置zから
トラック202をトレースすることになる。
【0018】ここで、図2(b)を図2(a)と比較し
てみると、トラック202上に記録された信号が再生さ
れるタイミングに違いが発生することがわかる。例えば
トラック202上の位置vに垂直同期信号が記録されて
いるとする。位置vはテープ201の下端から常に同じ
距離に位置しているが、ヘッドアクチュエータによって
移動した再生ヘッド203がテープ201に当たり始め
る位置zから、垂直同期信号が記録された位置vまでの
長さに関しては、図2(a)より図2(b)の方が短く
なっている。
てみると、トラック202上に記録された信号が再生さ
れるタイミングに違いが発生することがわかる。例えば
トラック202上の位置vに垂直同期信号が記録されて
いるとする。位置vはテープ201の下端から常に同じ
距離に位置しているが、ヘッドアクチュエータによって
移動した再生ヘッド203がテープ201に当たり始め
る位置zから、垂直同期信号が記録された位置vまでの
長さに関しては、図2(a)より図2(b)の方が短く
なっている。
【0019】このため、図2(b)の場合には再生映像
信号中の垂直同期信号は正規のタイミングより早く現わ
れることになる。逆に図2(c)のようにトラック20
2の後方から再生ヘッド203がテープ201に当たり
始める場合には、トラック202のトレース開始位置z
は図2(b)の場合とは逆に、垂直同期信号が記録され
た位置vまでの長さが図2(a)より図2(c)の方が
長くなる。このため図2(c)の場合は、再生映像信号
中の垂直同期信号は正規のタイミングより遅く現われる
ことになる。
信号中の垂直同期信号は正規のタイミングより早く現わ
れることになる。逆に図2(c)のようにトラック20
2の後方から再生ヘッド203がテープ201に当たり
始める場合には、トラック202のトレース開始位置z
は図2(b)の場合とは逆に、垂直同期信号が記録され
た位置vまでの長さが図2(a)より図2(c)の方が
長くなる。このため図2(c)の場合は、再生映像信号
中の垂直同期信号は正規のタイミングより遅く現われる
ことになる。
【0020】1倍速以外の再生速度では再生ヘッド20
3とトラック202の相対位置関係は一定ではなく、再
生速度によって図2(a)、(b)、(c)の状態がそ
れぞれ交互に発生する。このため、再生映像信号中の垂
直同期信号の発生タイミングもそれに従って変動し、こ
れが表示装置に映し出された際、画像の縦揺れとなって
現われる。
3とトラック202の相対位置関係は一定ではなく、再
生速度によって図2(a)、(b)、(c)の状態がそ
れぞれ交互に発生する。このため、再生映像信号中の垂
直同期信号の発生タイミングもそれに従って変動し、こ
れが表示装置に映し出された際、画像の縦揺れとなって
現われる。
【0021】トラック202と再生ヘッド203の相対
的な位置関係はテープ送り量を検出することで認識でき
るので、それに応じて図1の切換手段104に対して最
適の外部指令を与えることができる。すなわち、図2
(a)の場合は接点104bに切り換えて1単位遅延し
た映像信号を出力する。図2(b)の場合は再生映像信
号のタイミングは正規より早いので、接点104aに切
り換えて2単位遅延した映像信号を出力する。図2
(c)の場合は再生映像信号のタイミングは正規より遅
いので、接点104cに切り換えて遅延のない映像信号
を出力する。
的な位置関係はテープ送り量を検出することで認識でき
るので、それに応じて図1の切換手段104に対して最
適の外部指令を与えることができる。すなわち、図2
(a)の場合は接点104bに切り換えて1単位遅延し
た映像信号を出力する。図2(b)の場合は再生映像信
号のタイミングは正規より早いので、接点104aに切
り換えて2単位遅延した映像信号を出力する。図2
(c)の場合は再生映像信号のタイミングは正規より遅
いので、接点104cに切り換えて遅延のない映像信号
を出力する。
【0022】これにより再生ヘッド203とトラック2
02の相対位置関係が変動することで発生する映像信号
の時間的な変動を吸収することができる。そうすると、
表示装置上の画像の縦揺れを最小限度にすることができ
る。
02の相対位置関係が変動することで発生する映像信号
の時間的な変動を吸収することができる。そうすると、
表示装置上の画像の縦揺れを最小限度にすることができ
る。
【0023】次にテープ送り速度と再生映像信号中の垂
直同期信号の発生タイミングについて定量的に説明す
る。図3(a)は1倍速、すなわち記録時と同じテープ
送り速度で再生した場合のトラック602と再生ヘッド
603が当たりはじめる位置を示した図である。このよ
うにトラッキング動作が行われていれば、再生ヘッド6
03がテープ601に当たり始める位置は、テープ60
1上のどの部分においてもトラック602の開始位置に
一致している。
直同期信号の発生タイミングについて定量的に説明す
る。図3(a)は1倍速、すなわち記録時と同じテープ
送り速度で再生した場合のトラック602と再生ヘッド
603が当たりはじめる位置を示した図である。このよ
うにトラッキング動作が行われていれば、再生ヘッド6
03がテープ601に当たり始める位置は、テープ60
1上のどの部分においてもトラック602の開始位置に
一致している。
【0024】さて図3(b)は3/2倍速の場合であ
る。トラック602a〜602gの内、ハッチングを施
したトラック602c、602eは読み飛ばされるトラ
ックである。この場合、再生ヘッド603がテープ60
1に当たり始める位置と、トラック602の開始位置は
一定ではなく、再生映像信号中の垂直同期信号の発生タ
イミングもずれることになる。このずれ量は隣接するト
ラックの開始位置のずれ量、ヘリカルスキャンのVTR
においてαHと呼ばれるパラメータと再生速度Vによっ
て決まる。ここでαHは隣接するトラックの記録開始位
置のずれ量を水平同期の1周期の記録長さ(H)を単位
として表した量である。
る。トラック602a〜602gの内、ハッチングを施
したトラック602c、602eは読み飛ばされるトラ
ックである。この場合、再生ヘッド603がテープ60
1に当たり始める位置と、トラック602の開始位置は
一定ではなく、再生映像信号中の垂直同期信号の発生タ
イミングもずれることになる。このずれ量は隣接するト
ラックの開始位置のずれ量、ヘリカルスキャンのVTR
においてαHと呼ばれるパラメータと再生速度Vによっ
て決まる。ここでαHは隣接するトラックの記録開始位
置のずれ量を水平同期の1周期の記録長さ(H)を単位
として表した量である。
【0025】例えば、VHS方式の標準モードでは1.
5H、長時間モードでは0.5Hである。このαHをk
で表し、再生速度をa/b倍速とすると再生映像信号中
の垂直同期信号のずれ量ΔHは一般に次の(6)式
5H、長時間モードでは0.5Hである。このαHをk
で表し、再生速度をa/b倍速とすると再生映像信号中
の垂直同期信号のずれ量ΔHは一般に次の(6)式
【数11】 で表すことができる。ここでmは任意の整数、bは再生
速度比a/bにおけるbである。VHS方式の標準モー
ドで記録されたテープを図3(b)に示すように3/2
倍速で再生する場合は0.75m[H]分のずれが発生
することになる。
速度比a/bにおけるbである。VHS方式の標準モー
ドで記録されたテープを図3(b)に示すように3/2
倍速で再生する場合は0.75m[H]分のずれが発生
することになる。
【0026】図3(b)においてものように再生ヘッ
ド603がちょうどトラック602a上にあるときに
は、ずれ量が0[H]であり、のように再生ヘッド6
03が当たる位置よりテープ走行方向から見て後方のト
ラックを再生すると0.75[H]速く垂直同期信号が
発生し、のように逆に前方のトラック602bを再生
すると0.75[H]遅く垂直同期信号が発生すること
が判る。
ド603がちょうどトラック602a上にあるときに
は、ずれ量が0[H]であり、のように再生ヘッド6
03が当たる位置よりテープ走行方向から見て後方のト
ラックを再生すると0.75[H]速く垂直同期信号が
発生し、のように逆に前方のトラック602bを再生
すると0.75[H]遅く垂直同期信号が発生すること
が判る。
【0027】従って図1において映像信号遅延手段10
1、102の単位遅延単位として0.75[H]を選べ
ば、遅延量として0[H]、0.75[H]、1.5
[H]を切換手段104で選択できる。そこで再生ヘッ
ドとトラックの相対位置関係によって遅延量を適切に切
り換えることによって、再生映像信号中の垂直同期信号
の発生タイミングをほぼ一定に保つことができる。
1、102の単位遅延単位として0.75[H]を選べ
ば、遅延量として0[H]、0.75[H]、1.5
[H]を切換手段104で選択できる。そこで再生ヘッ
ドとトラックの相対位置関係によって遅延量を適切に切
り換えることによって、再生映像信号中の垂直同期信号
の発生タイミングをほぼ一定に保つことができる。
【0028】図3(c)は図3(b)のトラック602
を再生する際に、どの再生ヘッド603が使われるかを
示した説明図である。180 度巻き付けのヘリカルスキャ
ン方式では、図3(c)に示すように回転ドラム604
の両側に互いに反対側のアジマス角を持つ再生ヘッド6
03a〜603dが対にして搭載されている。隣接する
トラック602は記録アジマスが交互に変化するので、
使用される再生ヘッド603もそれに応じて切り換えら
れる。図3(c)では使用されない再生ヘッド603に
ハッチングを施して、どの再生ヘッド603が使用され
ているかを示す。
を再生する際に、どの再生ヘッド603が使われるかを
示した説明図である。180 度巻き付けのヘリカルスキャ
ン方式では、図3(c)に示すように回転ドラム604
の両側に互いに反対側のアジマス角を持つ再生ヘッド6
03a〜603dが対にして搭載されている。隣接する
トラック602は記録アジマスが交互に変化するので、
使用される再生ヘッド603もそれに応じて切り換えら
れる。図3(c)では使用されない再生ヘッド603に
ハッチングを施して、どの再生ヘッド603が使用され
ているかを示す。
【0029】このように1倍速以外の再生では再生ヘッ
ド603を適宜切り換えるに際し、再生速度とヘッド選
択情報、及び回転ドラム604の回転位相情報等により
映像信号の遅延量が決定される。ここでテープ速度を一
般化して考えると、垂直同期信号の発生タイミングのず
れを補償するための遅延量Tdは次の(2)式のように
表すことができる。
ド603を適宜切り換えるに際し、再生速度とヘッド選
択情報、及び回転ドラム604の回転位相情報等により
映像信号の遅延量が決定される。ここでテープ速度を一
般化して考えると、垂直同期信号の発生タイミングのず
れを補償するための遅延量Tdは次の(2)式のように
表すことができる。
【数12】 (2)式において、テープの再生速度が既約分数a/b
で表される際、再生ヘッドとテープの相対位置関係によ
って整数n,mを任意に設定できれば、遅延量Tdであ
る再生映像信号中の垂直同期信号発生タイミングは一定
に保つことができる。
で表される際、再生ヘッドとテープの相対位置関係によ
って整数n,mを任意に設定できれば、遅延量Tdであ
る再生映像信号中の垂直同期信号発生タイミングは一定
に保つことができる。
【0030】次に図1の映像信号遅延手段101,10
2の遅延時間についてより具体的に説明する。NTSC
方式の映像信号は輝度信号と色信号から構成されてお
り、色信号は副搬送波で変調された形で輝度信号に多重
されている。色信号は色合いを示す色相情報と、その色
の濃さを示す彩度情報の2種類の情報を、夫々副搬送波
の基準位相に対する位相差情報と振幅として伝達され
る。NTSC方式ではこの基準位相を各水平周期毎に水
平ブランキング期間中のカラーバースト信号によって設
定し、次々に位相差情報を検出することによって色相情
報を復調している。
2の遅延時間についてより具体的に説明する。NTSC
方式の映像信号は輝度信号と色信号から構成されてお
り、色信号は副搬送波で変調された形で輝度信号に多重
されている。色信号は色合いを示す色相情報と、その色
の濃さを示す彩度情報の2種類の情報を、夫々副搬送波
の基準位相に対する位相差情報と振幅として伝達され
る。NTSC方式ではこの基準位相を各水平周期毎に水
平ブランキング期間中のカラーバースト信号によって設
定し、次々に位相差情報を検出することによって色相情
報を復調している。
【0031】このカラーバースト信号は映像信号のごく
一部の期間に挿入されているが、各水平同期信号周期毎
にばらばらに設定されているのではなく、もともと連続
波形から切り出されたものであり、位相の連続性が保た
れている。この前提によって色信号を復調する側では、
色信号との位相差を検出する基準となる信号発生源を持
ち、その位相を毎回のカラーバーストで少しづつ校正す
ることで安定な基準位相を得ている。
一部の期間に挿入されているが、各水平同期信号周期毎
にばらばらに設定されているのではなく、もともと連続
波形から切り出されたものであり、位相の連続性が保た
れている。この前提によって色信号を復調する側では、
色信号との位相差を検出する基準となる信号発生源を持
ち、その位相を毎回のカラーバーストで少しづつ校正す
ることで安定な基準位相を得ている。
【0032】ところで本実施例のように映像信号の遅延
時間を切り換えられる回路構成では、カラーバーストの
位相連続性が図4(a)のように切り換えの前後で失わ
れることがある。この場合カラーバーストと色信号の位
相関係は維持されているが、切り換え後のカラーバース
トに色復調側の基準位相信号発生源の位相が引き込まれ
るには時間がかかり、短時間で正常な色信号の復調がで
きなくなる。前述のように映像信号の色相情報はこの副
搬送波の位相を基準にして再生されるので、これは画面
上で色ずれとなって現れることになる。この現象は図1
の切換手段104の接点を隣接する側に切り換えると必
ず発生する。特に水平同期信号周期Thと色搬送波周期
Tscの関係は(7)式のようになる。
時間を切り換えられる回路構成では、カラーバーストの
位相連続性が図4(a)のように切り換えの前後で失わ
れることがある。この場合カラーバーストと色信号の位
相関係は維持されているが、切り換え後のカラーバース
トに色復調側の基準位相信号発生源の位相が引き込まれ
るには時間がかかり、短時間で正常な色信号の復調がで
きなくなる。前述のように映像信号の色相情報はこの副
搬送波の位相を基準にして再生されるので、これは画面
上で色ずれとなって現れることになる。この現象は図1
の切換手段104の接点を隣接する側に切り換えると必
ず発生する。特に水平同期信号周期Thと色搬送波周期
Tscの関係は(7)式のようになる。
【数13】 このためTh単位で遅延時間を切り換えると、図4
(a)のように位相連続性が失われる。
(a)のように位相連続性が失われる。
【0033】これに対して本実施例においては、映像信
号遅延手段102、103の遅延時間Tdが切り換えの
前後でΔTdだけ変化したとき、ΔTdが色副搬送波の
周期Tscの整数倍となるよう(2)式の補正遅延時間
Tadjを調整する位相連続性保持手段106が設けら
れていなければならない。
号遅延手段102、103の遅延時間Tdが切り換えの
前後でΔTdだけ変化したとき、ΔTdが色副搬送波の
周期Tscの整数倍となるよう(2)式の補正遅延時間
Tadjを調整する位相連続性保持手段106が設けら
れていなければならない。
【0034】これを実現するための具体例としては、必
要な遅延量TdをTscの整数倍になるように映像信号
遅延手段101,102の遅延時間を調節すればよい。
これによって垂直同期信号の時間ずれである(6)式の
ΔHを補正する量から僅かにずらすことになるが、この
値はテープ再生手段の回転ドラム604の回転精度に比
べて十分小さな値であるので実際には問題にならない。
これによって切り換えの前後においても、図4(b)に
示すようにカラーバースト信号の位相連続性が保たれる
ので、色復調の動作に全く影響を与えない。従って色ず
れは発生しなくなる。
要な遅延量TdをTscの整数倍になるように映像信号
遅延手段101,102の遅延時間を調節すればよい。
これによって垂直同期信号の時間ずれである(6)式の
ΔHを補正する量から僅かにずらすことになるが、この
値はテープ再生手段の回転ドラム604の回転精度に比
べて十分小さな値であるので実際には問題にならない。
これによって切り換えの前後においても、図4(b)に
示すようにカラーバースト信号の位相連続性が保たれる
ので、色復調の動作に全く影響を与えない。従って色ず
れは発生しなくなる。
【0035】つぎに本発明の第2実施例における画像の
縦揺れ防止装置について図面を参照しながら説明する。
図5は第2実施例における画像の縦揺れ防止装置の構成
を示すブロック図である。本図において入力端子703
を介して、テープの再生映像信号が第1の映像信号遅延
手段701、702の直列接続体に与えられる。映像信
号遅延手段701は入力端子703から入力される再生
映像信号を所定の単位の遅延時間だけ遅延する回路であ
る。また映像信号遅延手段702は映像信号遅延手段7
01と同一の遅延時間で入力信号を遅延する回路であ
る。なお映像信号遅延手段701、702の遅延時間
は、第1実施例と同様の位相連続保持手段106によっ
て制御される。
縦揺れ防止装置について図面を参照しながら説明する。
図5は第2実施例における画像の縦揺れ防止装置の構成
を示すブロック図である。本図において入力端子703
を介して、テープの再生映像信号が第1の映像信号遅延
手段701、702の直列接続体に与えられる。映像信
号遅延手段701は入力端子703から入力される再生
映像信号を所定の単位の遅延時間だけ遅延する回路であ
る。また映像信号遅延手段702は映像信号遅延手段7
01と同一の遅延時間で入力信号を遅延する回路であ
る。なお映像信号遅延手段701、702の遅延時間
は、第1実施例と同様の位相連続保持手段106によっ
て制御される。
【0036】映像信号遅延手段701の入力端、映像信
号遅延手段702の入力端、及び映像信号遅延手段70
2の出力端から夫々信号を取り出すことで、3種類の遅
延時間で遅延された映像信号が得られる。これらの信号
は遅延量切換手段704に与えられる。遅延量切換手段
704は、再生しているテープがどの記録モードで記録
されたかを示す記録モード情報、図示しないテープ再生
手段の再生速度情報、ヘッド選択情報、回転ドラムの回
転位相情報から切換スイッチの接点を切り換えることに
より、映像信号の遅延量を最適状態に切り換える。
号遅延手段702の入力端、及び映像信号遅延手段70
2の出力端から夫々信号を取り出すことで、3種類の遅
延時間で遅延された映像信号が得られる。これらの信号
は遅延量切換手段704に与えられる。遅延量切換手段
704は、再生しているテープがどの記録モードで記録
されたかを示す記録モード情報、図示しないテープ再生
手段の再生速度情報、ヘッド選択情報、回転ドラムの回
転位相情報から切換スイッチの接点を切り換えることに
より、映像信号の遅延量を最適状態に切り換える。
【0037】第1実施例と異なり、遅延量切換手段70
4の出力部に第2の映像信号遅延手段705が設けられ
ている。映像信号遅延手段705は多数の遅延回路70
5i(iは序数)の直列接続体で構成される。各遅延回
路705iの遅延時間は色信号の副搬送波の周期Tsc
に等しい。そして映像信号遅延手段705での最大遅延
時間は1水平走査周期に等しくしている。各遅延回路7
05iには出力タップが設けられ、その信号は切換スイ
ッチである遅延量調整手段707に供給される。
4の出力部に第2の映像信号遅延手段705が設けられ
ている。映像信号遅延手段705は多数の遅延回路70
5i(iは序数)の直列接続体で構成される。各遅延回
路705iの遅延時間は色信号の副搬送波の周期Tsc
に等しい。そして映像信号遅延手段705での最大遅延
時間は1水平走査周期に等しくしている。各遅延回路7
05iには出力タップが設けられ、その信号は切換スイ
ッチである遅延量調整手段707に供給される。
【0038】遅延量調整手段707は切換制御部707
aの出力する切換信号によって、各遅延回路705iの
うち特定の出力を選択する回路である。入力端子703
と切換制御部707aの間に垂直ブランキング検出回路
706が設けられている。垂直ブランキング検出回路7
06はテープから再生された映像信号に含まれる垂直ブ
ランキング期間を検出する回路である。切換制御部70
7aは映像信号が垂直ブランキングの期間にあるとき、
テープの記録モード、再生速度をもとに切換スイッチの
接点を順次切り換え、映像信号遅延手段705の遅延時
間を段階的に変化させる。
aの出力する切換信号によって、各遅延回路705iの
うち特定の出力を選択する回路である。入力端子703
と切換制御部707aの間に垂直ブランキング検出回路
706が設けられている。垂直ブランキング検出回路7
06はテープから再生された映像信号に含まれる垂直ブ
ランキング期間を検出する回路である。切換制御部70
7aは映像信号が垂直ブランキングの期間にあるとき、
テープの記録モード、再生速度をもとに切換スイッチの
接点を順次切り換え、映像信号遅延手段705の遅延時
間を段階的に変化させる。
【0039】一般に180 度巻き付けのヘリカルスキャン
方式のVTRにおいて、再生速度をa/b倍速とすると
き、回転ドラム半回転あたりの水平同期信号パルス数は
(8)式で与えられる。
方式のVTRにおいて、再生速度をa/b倍速とすると
き、回転ドラム半回転あたりの水平同期信号パルス数は
(8)式で与えられる。
【数14】 ここでkは前述のように、記録モードで決まる隣接トラ
ック間のずれ量を1水平周期を記録するのに必要な長さ
で表したものである。例えば、VHSの標準モードでは
kは1.5[H]になる。テープを3/2倍速で再生す
ると、回転ドラム半回転あたりの水平同期信号パルスは
(7)式から、261.75[H]となる。
ック間のずれ量を1水平周期を記録するのに必要な長さ
で表したものである。例えば、VHSの標準モードでは
kは1.5[H]になる。テープを3/2倍速で再生す
ると、回転ドラム半回転あたりの水平同期信号パルスは
(7)式から、261.75[H]となる。
【0040】第1実施例で0.75[H]単位で映像信
号の遅延量を変化させると、各フィールドの垂直同期信
号周期は一定化されることになるが、各フィールドの中
のある一つの水平同期周期は正規の1[H]の長さでは
なく、0.75[H]に短くなる。これを図6(a)に
示す。このように正規より短い水平周期が画面の中央に
あるとすると、図6(b)においてスキューと呼ばれる
ように画像が横方向に引っ張られた映像が映出される。
号の遅延量を変化させると、各フィールドの垂直同期信
号周期は一定化されることになるが、各フィールドの中
のある一つの水平同期周期は正規の1[H]の長さでは
なく、0.75[H]に短くなる。これを図6(a)に
示す。このように正規より短い水平周期が画面の中央に
あるとすると、図6(b)においてスキューと呼ばれる
ように画像が横方向に引っ張られた映像が映出される。
【0041】第1実施例ではこのスキューの発生箇所は
映像遅延量の切換えタイミングで発生する。これは通常
垂直ブランキング期間中に切り換えるので、映像信号を
映出する表示装置の水平同期回路の応答速度が十分速け
れば、このような正規より短い水平周期の存在は問題に
ならない。ただし、特に水平同期信号の応答が遅い表示
装置では、画面の有効範囲内で映像が横に引っ張られる
ように見えてしまうお恐れがある。
映像遅延量の切換えタイミングで発生する。これは通常
垂直ブランキング期間中に切り換えるので、映像信号を
映出する表示装置の水平同期回路の応答速度が十分速け
れば、このような正規より短い水平周期の存在は問題に
ならない。ただし、特に水平同期信号の応答が遅い表示
装置では、画面の有効範囲内で映像が横に引っ張られる
ように見えてしまうお恐れがある。
【0042】この問題の原因は、特定の一つの水平同期
周期だけが不正規で極端に短いためである。そこで第2
実施例では変速再生時にどうしても発生するこの水平周
期の端数を、垂直ブランキング期間内の複数の水平周期
に分散し、その影響を緩和することである。すなわち、
第1の映像信号遅延手段701,702ではおよそ水平
同期信号周期の単位で時間のずれを調整し、残った端数
を第2の映像信号遅延手段705で補正する。例えば3
/2倍速では前述の第1実施例で説明したように、0
[H]、0.75[H]、1.5[H]の遅延時間を切
り換えることで、各フィールドの周期を一定にすること
ができた。
周期だけが不正規で極端に短いためである。そこで第2
実施例では変速再生時にどうしても発生するこの水平周
期の端数を、垂直ブランキング期間内の複数の水平周期
に分散し、その影響を緩和することである。すなわち、
第1の映像信号遅延手段701,702ではおよそ水平
同期信号周期の単位で時間のずれを調整し、残った端数
を第2の映像信号遅延手段705で補正する。例えば3
/2倍速では前述の第1実施例で説明したように、0
[H]、0.75[H]、1.5[H]の遅延時間を切
り換えることで、各フィールドの周期を一定にすること
ができた。
【0043】第2実施例では第1の映像信号遅延手段7
01,702で0[H]、1[H]、2[H]の遅延時
間を設定する。このままでは夫々0[H]、0.25
[H]、0.5[H]分の時間ずれが残るので、これを
第2の映像信号遅延手段705で吸収し、全体としての
遅延時間が0[H]、0.75[H]、1.5[H]と
なるようにする。また、この例では正規の水平周期に比
べて0.25[H]短い0.75[H]という水平周期
が発生するが、これを垂直ブランキング期間中の10の
水平周期に分散させれば、正規の水平周期との長さの差
異は0.025[H]と緩和される。これは第2の映像
信号遅延手段705において遅延時間にして計0.25
[H]離れたタップ位置へ水平走査周期の10倍の時間
をかけて段階的に切り換えることで実現できる。
01,702で0[H]、1[H]、2[H]の遅延時
間を設定する。このままでは夫々0[H]、0.25
[H]、0.5[H]分の時間ずれが残るので、これを
第2の映像信号遅延手段705で吸収し、全体としての
遅延時間が0[H]、0.75[H]、1.5[H]と
なるようにする。また、この例では正規の水平周期に比
べて0.25[H]短い0.75[H]という水平周期
が発生するが、これを垂直ブランキング期間中の10の
水平周期に分散させれば、正規の水平周期との長さの差
異は0.025[H]と緩和される。これは第2の映像
信号遅延手段705において遅延時間にして計0.25
[H]離れたタップ位置へ水平走査周期の10倍の時間
をかけて段階的に切り換えることで実現できる。
【0044】一般に上記の効果を実現するために第2の
映像遅延手段705での遅延時間の調整量ΔTdは
(4)式の関係を満足しなければならない。
映像遅延手段705での遅延時間の調整量ΔTdは
(4)式の関係を満足しなければならない。
【数15】 ここでThは水平同期周期であり、nは第1の映像信号
遅延手段の遅延量が(3)式
遅延手段の遅延量が(3)式
【数16】 で表されるときのnである。
【0045】上記の操作による効果を図7に示す。図7
(a)は各水平周期に0.25[H]分の短縮分が複数
の水平周期に分散されている様子を、また図7(b)は
表示装置の画面上での影響を示す。実際には垂直ブラン
キング検出手段706の効果により、図7(b)に示す
ように画像が水平方向に引っ張られている部分は垂直ブ
ランキング期間中に置かれるので、視聴者の目に触れる
ことはない。
(a)は各水平周期に0.25[H]分の短縮分が複数
の水平周期に分散されている様子を、また図7(b)は
表示装置の画面上での影響を示す。実際には垂直ブラン
キング検出手段706の効果により、図7(b)に示す
ように画像が水平方向に引っ張られている部分は垂直ブ
ランキング期間中に置かれるので、視聴者の目に触れる
ことはない。
【0046】そして第1実施例と同様に、第1の映像信
号遅延手段701,702の遅延時間を色副搬送波周期
Tscの整数倍に設定する位相連続性保持手段106の
作用によって、遅延量切換手段704をいかように切り
換えようとも、色副搬送波の位相連続性が保たれるの
で、色が消えたり補色が表れたりすることはない。同様
の関係は第2映像信号遅延手段705と遅延量調整手段
707の間にも成立し、第2の映像信号遅延手段705
の遅延量をいかに切り換えようとも、その調整単位はT
scの整数倍となる。このめ、出力端子708から得ら
れる映像信号は色副搬送波の位相連続性が保たれる。
号遅延手段701,702の遅延時間を色副搬送波周期
Tscの整数倍に設定する位相連続性保持手段106の
作用によって、遅延量切換手段704をいかように切り
換えようとも、色副搬送波の位相連続性が保たれるの
で、色が消えたり補色が表れたりすることはない。同様
の関係は第2映像信号遅延手段705と遅延量調整手段
707の間にも成立し、第2の映像信号遅延手段705
の遅延量をいかに切り換えようとも、その調整単位はT
scの整数倍となる。このめ、出力端子708から得ら
れる映像信号は色副搬送波の位相連続性が保たれる。
【0047】なお、図5において垂直ブランキング検出
回路706は映像信号をもとに垂直ブランキング期間を
直接検出したが、テープ再生装置の回転ドラムの回転位
相情報をもとにしても、垂直ブランキング期間を間接的
に検出することもできる。
回路706は映像信号をもとに垂直ブランキング期間を
直接検出したが、テープ再生装置の回転ドラムの回転位
相情報をもとにしても、垂直ブランキング期間を間接的
に検出することもできる。
【0048】つぎに本発明の第3実施例における画像の
縦揺れ防止装置について図面を参照しながら説明する。
図8は第3実施例における画像の縦揺れ防止装置の構成
を示すブロック図である。図8において入力端子100
3を介して、テープの再生映像信号が映像信号遅延手段
1001、1002の直列接続体に与えられる。映像信
号遅延手段1001は入力端子1003から入力される
再生映像信号を所定の単位の遅延時間だけ遅延する回路
である。また映像信号遅延手段1002は映像信号遅延
手段1001と同一の遅延時間で入力信号を遅延する回
路である。なお映像信号遅延手段1001、1002の
遅延時間は、第1実施例と同様の位相連続保持手段10
6によって制御される。
縦揺れ防止装置について図面を参照しながら説明する。
図8は第3実施例における画像の縦揺れ防止装置の構成
を示すブロック図である。図8において入力端子100
3を介して、テープの再生映像信号が映像信号遅延手段
1001、1002の直列接続体に与えられる。映像信
号遅延手段1001は入力端子1003から入力される
再生映像信号を所定の単位の遅延時間だけ遅延する回路
である。また映像信号遅延手段1002は映像信号遅延
手段1001と同一の遅延時間で入力信号を遅延する回
路である。なお映像信号遅延手段1001、1002の
遅延時間は、第1実施例と同様の位相連続保持手段10
6によって制御される。
【0049】映像信号遅延手段1001の入力端、映像
信号遅延手段1002の入力端、及び映像信号遅延手段
1002の出力端から夫々信号を取り出すことで、3種
類の遅延時間で遅延された映像信号が得られ、これらの
信号は遅延量切換手段1004に与えられる。遅延量切
換手段1004は、再生しているテープがどの記録モー
ドで記録されたかを示す記録モード情報、図示しないテ
ープ再生手段の再生速度情報、ヘッド選択情報、回転ド
ラムの回転位相情報から、切換スイッチの接点を切り換
えることにより映像信号の遅延量を切り換えるものであ
る。
信号遅延手段1002の入力端、及び映像信号遅延手段
1002の出力端から夫々信号を取り出すことで、3種
類の遅延時間で遅延された映像信号が得られ、これらの
信号は遅延量切換手段1004に与えられる。遅延量切
換手段1004は、再生しているテープがどの記録モー
ドで記録されたかを示す記録モード情報、図示しないテ
ープ再生手段の再生速度情報、ヘッド選択情報、回転ド
ラムの回転位相情報から、切換スイッチの接点を切り換
えることにより映像信号の遅延量を切り換えるものであ
る。
【0050】遅延量切換手段1004の出力部にライン
メモリ1009が設けられ、ラインメモリ1009の動
作を制御するクロック信号発生器1005、PLL回路
1007、分周器1008が夫々設けられている。クロ
ック信号発生器1005は出力端子1006から出力さ
れる映像信号の色副搬送波の基準となるクロック信号を
発生する回路である。クロック信号発生器1005の周
波数の設定は任意であるが、便宜上色副搬送波の整数
倍、特に4倍の周波数が選ばれることが多い。
メモリ1009が設けられ、ラインメモリ1009の動
作を制御するクロック信号発生器1005、PLL回路
1007、分周器1008が夫々設けられている。クロ
ック信号発生器1005は出力端子1006から出力さ
れる映像信号の色副搬送波の基準となるクロック信号を
発生する回路である。クロック信号発生器1005の周
波数の設定は任意であるが、便宜上色副搬送波の整数
倍、特に4倍の周波数が選ばれることが多い。
【0051】PLL回路1007はクロック信号発生器
1005の発生する周波数f0 の第1のクロック信号と
して入力し、次の(5)式
1005の発生する周波数f0 の第1のクロック信号と
して入力し、次の(5)式
【数17】 で表される周波数fの第2のクロック信号を発生する回
路である。PLL回路1007の出力する第2のクロッ
ク信号は分周器1008で分周され、図示しないテープ
再生手段の色復調回路に入力される。これにより、入力
端子1003から入力される映像信号に対して第2のク
ロック信号が色副搬送波の周波数の基準となる。
路である。PLL回路1007の出力する第2のクロッ
ク信号は分周器1008で分周され、図示しないテープ
再生手段の色復調回路に入力される。これにより、入力
端子1003から入力される映像信号に対して第2のク
ロック信号が色副搬送波の周波数の基準となる。
【0052】さてラインメモリ1009は信号の速度変
換を行う回路である。図9はこのラインメモリ1009
の具体的な構成を示すブロック図である。本図に示すよ
うにラインメモリ1009は、単一のメモリブロック1
101に対して書き込みと読み出し動作を独立に行える
ようにしたメモリで、書き込みアドレスと読み出しアド
レスが夫々カウンタ1102、1103によって出力さ
れる。カウンタ1102はメモリブロック1101に対
する書き込み位置のアドレスをカウント値として発生
し、データ入力端子1104から入力されたデータをメ
モリブロック1101に書き込む。同様にカウンタ11
03は読み出し位置のアドレスをカウント値として発生
し、メモリブロック1101からデータを読み出す。こ
のデータは出力端子1105から出力される。
換を行う回路である。図9はこのラインメモリ1009
の具体的な構成を示すブロック図である。本図に示すよ
うにラインメモリ1009は、単一のメモリブロック1
101に対して書き込みと読み出し動作を独立に行える
ようにしたメモリで、書き込みアドレスと読み出しアド
レスが夫々カウンタ1102、1103によって出力さ
れる。カウンタ1102はメモリブロック1101に対
する書き込み位置のアドレスをカウント値として発生
し、データ入力端子1104から入力されたデータをメ
モリブロック1101に書き込む。同様にカウンタ11
03は読み出し位置のアドレスをカウント値として発生
し、メモリブロック1101からデータを読み出す。こ
のデータは出力端子1105から出力される。
【0053】カウンタ1102のカウント値はクロック
信号(WCLK)とリセット信号(WRST)によって制御され
る。同様にカウンタ1103のカウント値はクロック信
号(RCLK)とリセット信号(RRST)によって制御され
る。これらのカウンタは入力されたクロック信号をカウ
ントアップしていく。すなわち書き込み及び読み出しの
アドレスは、リセット入力が無効になった後、クロック
入力に与えられたクロックパルスの数によって決まる。
クロックを与え続けると、アドレスは単調に増加する。
またアドレスの増加率はクロック周波数に比例する。
信号(WCLK)とリセット信号(WRST)によって制御され
る。同様にカウンタ1103のカウント値はクロック信
号(RCLK)とリセット信号(RRST)によって制御され
る。これらのカウンタは入力されたクロック信号をカウ
ントアップしていく。すなわち書き込み及び読み出しの
アドレスは、リセット入力が無効になった後、クロック
入力に与えられたクロックパルスの数によって決まる。
クロックを与え続けると、アドレスは単調に増加する。
またアドレスの増加率はクロック周波数に比例する。
【0054】ラインメモリ1009においてクロック信
号WCLKとクロック信号RCLKの周波数を変えると、ライン
メモリ1009の書き込む速さと読み出す速さが違って
くる。こうしてラインメモリ1009に入力された信号
の周期をクロック信号RCLK、WCLKの比に応じて変化させ
ることができる。
号WCLKとクロック信号RCLKの周波数を変えると、ライン
メモリ1009の書き込む速さと読み出す速さが違って
くる。こうしてラインメモリ1009に入力された信号
の周期をクロック信号RCLK、WCLKの比に応じて変化させ
ることができる。
【0055】前述のように、VHS方式の標準モードで
記録されたテープを3/2倍速で再生すると、映像信号
の回転ドラム半回転当たりの水平同期信号パルスは26
1.75[H]になる。図8に示す回路ではこの映像信
号の水平同期信号周期を、ラインメモリ1009の書き
込みクロック信号と読み出しクロック信号を違えること
で、262.0[H]に修正できる。このように各フィ
ールドの垂直同期信号周期を同じに揃えることができ、
これと同時に水平周期で表したフィールドの長さに端数
が出ないので、表示装置上でのスキューの発生を防止す
ることができる。
記録されたテープを3/2倍速で再生すると、映像信号
の回転ドラム半回転当たりの水平同期信号パルスは26
1.75[H]になる。図8に示す回路ではこの映像信
号の水平同期信号周期を、ラインメモリ1009の書き
込みクロック信号と読み出しクロック信号を違えること
で、262.0[H]に修正できる。このように各フィ
ールドの垂直同期信号周期を同じに揃えることができ、
これと同時に水平周期で表したフィールドの長さに端数
が出ないので、表示装置上でのスキューの発生を防止す
ることができる。
【0056】ラインメモリ1009において上記の作用
を行わせるには、読み出し信号として周波数f0 の第1
のクロック信号を与え、書き込み信号としてその周波数
fを(5)式で求め、PLL回路1007から第2のク
ロック信号を出力すればよい。ところが、ラインメモリ
1009の速度変換作用によって、入力端子1003に
入力された映像信号の水平同期信号周期を縮めること
で、回転ドラム半回転あたり、つまりフィールドあたり
の垂直同期信号パルスを261.75[H]から26
2.0[H]に変換できる。こうすると映像信号に重畳
された色副搬送波の周波数もその比率に変換される。従
って、入力端子1003に入力される映像信号の色副搬
送波の周波数が規格通りの周波数であると、出力端子1
006には上記の比率で変換された周波数にずれてしま
う。一般に表示装置の色副搬送波の周波数ずれに対する
許容幅は狭く、上記の場合である(9)式
を行わせるには、読み出し信号として周波数f0 の第1
のクロック信号を与え、書き込み信号としてその周波数
fを(5)式で求め、PLL回路1007から第2のク
ロック信号を出力すればよい。ところが、ラインメモリ
1009の速度変換作用によって、入力端子1003に
入力された映像信号の水平同期信号周期を縮めること
で、回転ドラム半回転あたり、つまりフィールドあたり
の垂直同期信号パルスを261.75[H]から26
2.0[H]に変換できる。こうすると映像信号に重畳
された色副搬送波の周波数もその比率に変換される。従
って、入力端子1003に入力される映像信号の色副搬
送波の周波数が規格通りの周波数であると、出力端子1
006には上記の比率で変換された周波数にずれてしま
う。一般に表示装置の色副搬送波の周波数ずれに対する
許容幅は狭く、上記の場合である(9)式
【数18】 程度のずれがあっても、正しく色信号を分離することが
できない。
できない。
【0057】そこで、本実施例の画像の縦揺れ防止装置
では、PLL回路1007の出力する第2のクロック信
号を分周器1008で分周して、テープ再生手段の色復
調回路へ供給する。するとテープ再生手段から出力さ
れ、入力端子1003に入力される映像信号の色副搬送
波は、あらかじめラインメモリ1009での速度変換作
用で発生する周波数ずれを相殺するように設定されてい
るので、出力端子1006には規格通りの色副搬送波の
周波数をもった映像信号が出力される。
では、PLL回路1007の出力する第2のクロック信
号を分周器1008で分周して、テープ再生手段の色復
調回路へ供給する。するとテープ再生手段から出力さ
れ、入力端子1003に入力される映像信号の色副搬送
波は、あらかじめラインメモリ1009での速度変換作
用で発生する周波数ずれを相殺するように設定されてい
るので、出力端子1006には規格通りの色副搬送波の
周波数をもった映像信号が出力される。
【0058】なお、本実施例においても前述の実施例と
同様に、図示しない位相連続性保持手段106によって
遅延量切換手段1004をどのように切り換えても色副
搬送波の位相連続性が保たれる。具体的には映像信号遅
延手段1001、1002の遅延時間を色副搬送波の周
期Tscの整数倍に設定する。ただし、映像信号遅延手
段1001、1002に入力される映像信号の色副搬送
波の周期は、前述のようにラインメモリ1009での速
度変換による周期ずれに備えて予め補正されているもの
とする。従って、位相連続性保持手段は規格上の周期で
はなく、予め補正された周期の整数倍となるように映像
信号遅延手段に作用しなければならない。
同様に、図示しない位相連続性保持手段106によって
遅延量切換手段1004をどのように切り換えても色副
搬送波の位相連続性が保たれる。具体的には映像信号遅
延手段1001、1002の遅延時間を色副搬送波の周
期Tscの整数倍に設定する。ただし、映像信号遅延手
段1001、1002に入力される映像信号の色副搬送
波の周期は、前述のようにラインメモリ1009での速
度変換による周期ずれに備えて予め補正されているもの
とする。従って、位相連続性保持手段は規格上の周期で
はなく、予め補正された周期の整数倍となるように映像
信号遅延手段に作用しなければならない。
【0059】つぎに本発明の第4実施例における画像の
縦揺れ防止装置について図面を参照しながら説明する。
図10は第4実施例における画像の縦揺れ防止装置の構
成を示すブロック図であり、第3実施例と同一部分は同
一の符号を付け、それらの説明は省略する。図8のPL
L回路1007に代わって、第2のクロック信号発生器
1201が設けられている。第2のクロック信号発生器
1201は第2のクロック信号を生成する回路である。
この第2のクロック信号はラインメモリ1009の書き
込みクロックとなると共に、分周器1008を経て、テ
ープ再生手段への色復調回路に入力される。図8に示し
た第3実施例との大きな相違点は、この第2のクロック
信号の周波数が固定であることである。ここではPLL
回路を省略できるので装置の規模を小さくできる。
縦揺れ防止装置について図面を参照しながら説明する。
図10は第4実施例における画像の縦揺れ防止装置の構
成を示すブロック図であり、第3実施例と同一部分は同
一の符号を付け、それらの説明は省略する。図8のPL
L回路1007に代わって、第2のクロック信号発生器
1201が設けられている。第2のクロック信号発生器
1201は第2のクロック信号を生成する回路である。
この第2のクロック信号はラインメモリ1009の書き
込みクロックとなると共に、分周器1008を経て、テ
ープ再生手段への色復調回路に入力される。図8に示し
た第3実施例との大きな相違点は、この第2のクロック
信号の周波数が固定であることである。ここではPLL
回路を省略できるので装置の規模を小さくできる。
【0060】ラインメモリ1009の速度変換作用によ
って、入力端子1003に入力された映像信号のフィー
ルドあたりの水平同期信号パルス数は、第1のクロック
信号発生器1005の出力する第1のクロック信号と、
第2のクロック信号発生器1201の出力する第2のク
ロック信号の周波数比に応じた水平同期信号パルス数に
変換される。
って、入力端子1003に入力された映像信号のフィー
ルドあたりの水平同期信号パルス数は、第1のクロック
信号発生器1005の出力する第1のクロック信号と、
第2のクロック信号発生器1201の出力する第2のク
ロック信号の周波数比に応じた水平同期信号パルス数に
変換される。
【0061】図11は、本発明の縦揺れ防止装置の出力
する映像信号を入力とし、画像を表示する表示装置の同
期信号処理部の一例を示すブロック図である。本図にお
いて入力端子1301から入力された映像信号は水平同
期信号分離回路1302と垂直同期信号分離回路130
3とに入力され、夫々水平同期信号と垂直同期信号とが
分離される。こうして取り出された水平同期信号は水平
同期信号の2倍の周波数の信号を発生しているPLL回
路1304に位相比較信号として入力される。
する映像信号を入力とし、画像を表示する表示装置の同
期信号処理部の一例を示すブロック図である。本図にお
いて入力端子1301から入力された映像信号は水平同
期信号分離回路1302と垂直同期信号分離回路130
3とに入力され、夫々水平同期信号と垂直同期信号とが
分離される。こうして取り出された水平同期信号は水平
同期信号の2倍の周波数の信号を発生しているPLL回
路1304に位相比較信号として入力される。
【0062】PLL回路1304の発生する周波数の信
号はカウンタ1305に入力される。そしてカウンタ1
305のカウント値はラッチ1306にラッチされる。
ラッチのタイミングは垂直同期信号分離回路1303の
出力する垂直同期信号のタイミングで行われる。PLL
回路1304の発生する信号は分周器1308で垂直同
期信号の周期に分周される。判定回路1307ではラッ
チ1306に垂直同期信号毎にラッチされるカウンタ1
305のカウント値を読み取り、毎回の差分を演算する
ことで垂直同期信号の周期を検出する。垂直同期信号の
周期が正規の値として、例えばNTSC方式の262.
5[H](1フィールド)であれば、スイッチ1309
を分周器1308側に切り換える。
号はカウンタ1305に入力される。そしてカウンタ1
305のカウント値はラッチ1306にラッチされる。
ラッチのタイミングは垂直同期信号分離回路1303の
出力する垂直同期信号のタイミングで行われる。PLL
回路1304の発生する信号は分周器1308で垂直同
期信号の周期に分周される。判定回路1307ではラッ
チ1306に垂直同期信号毎にラッチされるカウンタ1
305のカウント値を読み取り、毎回の差分を演算する
ことで垂直同期信号の周期を検出する。垂直同期信号の
周期が正規の値として、例えばNTSC方式の262.
5[H](1フィールド)であれば、スイッチ1309
を分周器1308側に切り換える。
【0063】逆に垂直同期信号の周期が長すぎたり短す
ぎたり不正規な値であれば、スイッチ1309を直接、
垂直同期信号分離回路1303の出力側に切り換える。
スイッチ1309の出力は出力端子1310を介して表
示装置の垂直偏向部に垂直偏向信号として送られる。
ぎたり不正規な値であれば、スイッチ1309を直接、
垂直同期信号分離回路1303の出力側に切り換える。
スイッチ1309の出力は出力端子1310を介して表
示装置の垂直偏向部に垂直偏向信号として送られる。
【0064】上記回路の目的は、垂直偏向信号の安定化
である。テープから得られた垂直同期信号を表示装置の
直接垂直偏向信号として使用すると、雑音が重畳した場
合表示が不安定になる。そこで水平同期信号から分周し
て作った垂直同期信号を利用する。ところがVTRから
の信号は前述のようにその再生速度に応じてフィールド
あたりの水平同期信号パルスの数が増減する。これに対
応するため表示装置側では判定回路1307によってフ
ィールドあたりの水平同期信号パルス数を検出し、正規
であれば水平同期信号パルスを分周して作った垂直同期
信号を垂直偏向信号として使用し、不正規であれば直接
垂直同期信号を直接使用する。
である。テープから得られた垂直同期信号を表示装置の
直接垂直偏向信号として使用すると、雑音が重畳した場
合表示が不安定になる。そこで水平同期信号から分周し
て作った垂直同期信号を利用する。ところがVTRから
の信号は前述のようにその再生速度に応じてフィールド
あたりの水平同期信号パルスの数が増減する。これに対
応するため表示装置側では判定回路1307によってフ
ィールドあたりの水平同期信号パルス数を検出し、正規
であれば水平同期信号パルスを分周して作った垂直同期
信号を垂直偏向信号として使用し、不正規であれば直接
垂直同期信号を直接使用する。
【0065】ここで問題になるのは、正規あるいは不正
規の判定を行う分解能である。PLL回路1304の発
生する周波数を上げると、検出分解能は向上するが、そ
の信号をカウントするカウンタ1305の構成素子数が
増加してしまう。一般にはPLL回路1304の発生す
る周波数としては、水平同期信号の2倍の周波数が選ば
れることが多く、この場合には検出分解能は0.5
[H]となる。例えばNTSC方式の場合、262.5
±0.5[H]の範囲では正規の周期の映像信号と判定
されることになる。
規の判定を行う分解能である。PLL回路1304の発
生する周波数を上げると、検出分解能は向上するが、そ
の信号をカウントするカウンタ1305の構成素子数が
増加してしまう。一般にはPLL回路1304の発生す
る周波数としては、水平同期信号の2倍の周波数が選ば
れることが多く、この場合には検出分解能は0.5
[H]となる。例えばNTSC方式の場合、262.5
±0.5[H]の範囲では正規の周期の映像信号と判定
されることになる。
【0066】正規と判定された場合には図11のスイッ
チ1309はPLL回路1304の発生する信号を分周
した信号側に切り替わり、262.5[H]の周期で垂
直偏向パルスが出力される。ところが実際にはフィール
ド周期は262.5[H]ではないので、表示される映
像はフィールド毎にそのずれ分だけ上又は下にずれてい
くことになる。これは垂直同期が外れた状態であり、画
面が上又は下に流れて行くように見える。
チ1309はPLL回路1304の発生する信号を分周
した信号側に切り替わり、262.5[H]の周期で垂
直偏向パルスが出力される。ところが実際にはフィール
ド周期は262.5[H]ではないので、表示される映
像はフィールド毎にそのずれ分だけ上又は下にずれてい
くことになる。これは垂直同期が外れた状態であり、画
面が上又は下に流れて行くように見える。
【0067】ここで再生速度がa/b倍速の時の平均水
平同期信号パルス数を与える(7)式を用いて、逆に垂
直同期が外れる速度を調べると、(10)式のようにな
る。
平同期信号パルス数を与える(7)式を用いて、逆に垂
直同期が外れる速度を調べると、(10)式のようにな
る。
【数19】 例えばVHS方式の標準モードではkが1.5なので、
2/3から4/3倍速、長時間モードではkが0.5な
ので0から2倍速のそれぞれ両端と1倍速を含まない再
生速度範囲で問題が発生することになる。
2/3から4/3倍速、長時間モードではkが0.5な
ので0から2倍速のそれぞれ両端と1倍速を含まない再
生速度範囲で問題が発生することになる。
【0068】そこで、図10においてテープ再生手段か
らの映像信号のフィールドあたりの水平同期信号パルス
数が262.5±0.5[H]の範囲に入る再生速度の
場合は、出力端子1006から出力される映像信号のフ
ィールドあたりの水平同期信号パルス数がその範囲外と
なるように第1のクロック信号の周波数、及び第2のク
ロック信号の周波数を選ぶことで、垂直同期が外れない
ようにする。
らの映像信号のフィールドあたりの水平同期信号パルス
数が262.5±0.5[H]の範囲に入る再生速度の
場合は、出力端子1006から出力される映像信号のフ
ィールドあたりの水平同期信号パルス数がその範囲外と
なるように第1のクロック信号の周波数、及び第2のク
ロック信号の周波数を選ぶことで、垂直同期が外れない
ようにする。
【0069】
【発明の効果】記録時のテープ速度をVoとし、a/b
を既約な分数とし、(1)式で示される再生速度Vでテ
ープを再生するとき、再生ヘッドと記録トラックに位置
ずれが生じ、従来の磁気記録再生装置では表示装置に対
して画像を安定に出力することはできなかった。本発明
によれば、再生された複合映像信号を映像信号遅延手段
に通し、(2)式に示される遅延時間Tdだけ信号を遅
延すると、トラックに記録された垂直同期信号に対し
て、映像信号と水平同期信号のタイミングが最適に補正
される。また色信号に対しても位相連続性保持手段の動
作により色副搬送波信号の位相が連続するよう保持され
る。このため表示装置において、画像の色相も安定に保
持され、且つ水平同期信号の周期が変動することにより
画面にスキユーが生じたり、画像の縦ぶれが生じるとい
う悪影響は解消される。
を既約な分数とし、(1)式で示される再生速度Vでテ
ープを再生するとき、再生ヘッドと記録トラックに位置
ずれが生じ、従来の磁気記録再生装置では表示装置に対
して画像を安定に出力することはできなかった。本発明
によれば、再生された複合映像信号を映像信号遅延手段
に通し、(2)式に示される遅延時間Tdだけ信号を遅
延すると、トラックに記録された垂直同期信号に対し
て、映像信号と水平同期信号のタイミングが最適に補正
される。また色信号に対しても位相連続性保持手段の動
作により色副搬送波信号の位相が連続するよう保持され
る。このため表示装置において、画像の色相も安定に保
持され、且つ水平同期信号の周期が変動することにより
画面にスキユーが生じたり、画像の縦ぶれが生じるとい
う悪影響は解消される。
【0070】特にa/bの値を1前後に設定すると、画
像を通常再生時より少し早く又は遅くして見ることがで
き、磁気記録再生装置の特殊再生機能が大幅に向上す
る。
像を通常再生時より少し早く又は遅くして見ることがで
き、磁気記録再生装置の特殊再生機能が大幅に向上す
る。
【図1】本発明の第1実施例における画像の縦揺れ防止
装置の全体構成を示すブロック図である。
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】特殊再生時における再生ヘッドとトラックの相
対位置関係を示す摸式図である。
対位置関係を示す摸式図である。
【図3】磁気記録再生装置において、1倍速時と3/2
倍速時の再生ヘッドとトラックの相対位置関係を示す摸
式図である。
倍速時の再生ヘッドとトラックの相対位置関係を示す摸
式図である。
【図4】色副搬送波の位相連続性を示す波形図である。
【図5】本発明の第2実施例における画像の縦揺れ防止
装置のブロック図である。
装置のブロック図である。
【図6】従来の画像の縦揺れ防止装置における水平同期
信号の様子と表示画像の一例を示す模式図である。
信号の様子と表示画像の一例を示す模式図である。
【図7】本発明の第2実施例の画像の縦揺れ防止装置に
おける水平同期信号の様子と表示画像の一例を示す模式
図である。
おける水平同期信号の様子と表示画像の一例を示す模式
図である。
【図8】本発明の第3実施例における画像の縦揺れ防止
装置のブロック図である。
装置のブロック図である。
【図9】第3実施例におけるラインメモリの内部構成図
である。
である。
【図10】本発明の第4実施例における画像の縦揺れ防
止装置のブロック図である。
止装置のブロック図である。
【図11】画像の縦揺れ防止装置に接続される同期信号
処理部の一例を示すブロック図である。
処理部の一例を示すブロック図である。
【図12】従来の画像の縦揺れ防止装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図13】従来の画像の縦揺れ防止手段の動作を説明す
るタイミングチャートである。
るタイミングチャートである。
103,703,1003,1104,1301 入力
端子 101,102,701,702,705,1001,
1002 映像信号遅延手段 104 切換手段 105,708,1006,1105,1310 出力
端子 106 位相連続保持手段 601 テープ 602,602a〜602g トラック 603,603a〜603d 再生ヘッド 604 回転ドラム 704,1004 遅延量切換手段 705i 遅延回路 706 垂直ブランキング検出回路 707 遅延量調整手段 707a 切換制御部 1005,1201 クロック信号発生器 1007,1304 PLL回路 1008,1308 分周器 1009 ラインメモリ 1101 メモリブロック 1102,1103,1305 カウンタ 1302 水平同期信号分離回路 1303 垂直同期信号分離回路 1306 ラッチ 1307 判定回路 1309 スイッチ
端子 101,102,701,702,705,1001,
1002 映像信号遅延手段 104 切換手段 105,708,1006,1105,1310 出力
端子 106 位相連続保持手段 601 テープ 602,602a〜602g トラック 603,603a〜603d 再生ヘッド 604 回転ドラム 704,1004 遅延量切換手段 705i 遅延回路 706 垂直ブランキング検出回路 707 遅延量調整手段 707a 切換制御部 1005,1201 クロック信号発生器 1007,1304 PLL回路 1008,1308 分周器 1009 ラインメモリ 1101 メモリブロック 1102,1103,1305 カウンタ 1302 水平同期信号分離回路 1303 垂直同期信号分離回路 1306 ラッチ 1307 判定回路 1309 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置で映像信号を特殊再生した際に画像を安定して表示す
る画像の縦揺れ防止装置であって、 記録時のテープ速度をVoとし、a/bを既約な分数と
するとき、(1)式 【数1】 で示される再生速度Vでテープを再生して得られる複合
映像信号を入力し、Thを水平同期信号の周期、kを水
平同期信号の1周期分を記録するのに必要なテープ上の
長さを単位として表した互いに隣接するトラック間の記
録開始位置のずれ、Tadjを微調整すべき補正遅延時
間、n及びmを外部の指令によって設定される整数とす
るとき、(2)式 【数2】 で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号を出力する映
像信号遅延手段と、 再生速度を表す再生速度情報、回転ドラム上の特定の再
生ヘッドの出力を選択するヘッド選択情報、及び回転ド
ラムの回転位相情報から、(2)式におけるm,nを設
定する遅延量切換手段と、 Tscを前記映像信号遅延手段に入力される映像信号の
色副搬送波の周期とし、前記映像信号遅延手段の遅延時
間Tdが前記遅延量切換手段によって切り換えの前後で
ΔTdだけ変化したとき、ΔTdがTscの整数倍とな
るように(2)式のTadjを調整する位相連続性保持
手段と、を具備することを特徴とする画像の縦揺れ防止
装置。 - 【請求項2】 ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置で映像信号を特殊再生した際に画像を安定して表示す
る画像の縦揺れ防止装置であって、 記録時のテープ速度をVoとし、a/bを既約な分数と
するとき、(1)式 【数3】 で示される再生速度Vでテープを再生して得られる複合
映像信号を入力とし、Thを水平同期信号周期、Tad
jを微調整すべき補正遅延時間、nを外部の指令によっ
て設定される整数とするとき、(3)式 【数4】 で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号を出力する第
1の映像信号遅延手段と、 再生速度を表す再生速度情報、回転ドラム上の特定の再
生ヘッドの出力を選択するヘッド選択情報、及び回転ド
ラムの回転位相情報から、(3)式におけるnを設定す
る遅延量切換手段と、 Tscを前記第1の映像信号遅延手段に入力される映像
信号の色副搬送波周期とし、前記第1の映像信号遅延手
段の遅延時間Tdが前記遅延量切換手段によって切り換
えの前後でΔTdだけ変化したとき、ΔTdがTscの
任意の整数倍となるように(3)式のTadjを調整す
る位相連続性保持手段と、 前記第1の映像信号遅延手段の出力する映像信号を入力
し、外部からの指令に応じてその遅延時間をTsc単位
又はTscの整数倍で可変にする第2の映像信号遅延手
段と、 遅延の対象となる映像信号の垂直ブランキング期間を検
出する垂直ブランキング検出手段と、 kを水平同期信号の1周期分を記録するのに必要なテー
プ上の長さを単位として表した互いに隣接するトラック
間の記録開始位置のずれ、mを任意の整数、nを外部の
指令によって設定される整数とするとき、前記垂直ブラ
ンキング検出手段によって検出された垂直ブランキング
期間中に前記第2の映像信号遅延手段の遅延時間ΔTd
を段階的に(4)式 【数5】 の値だけ変化させる遅延量調整手段と、を具備すること
を特徴とする画像の縦揺れ防止装置。 - 【請求項3】 ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置で映像信号を特殊再生した際に画像を安定して表示す
る画像の縦揺れ防止装置であって、 記録時のテープ速度をVoとし、a/bを既約な分数と
するとき、(1)式 【数6】 で示される再生速度Vでテープを再生して得られる複合
映像信号を入力し、Thを水平同期信号の周期、Tad
jを微調整すべき補正遅延時間、nを外部の指令によっ
て設定される整数とするとき、(3)式 【数7】 で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号を出力する映
像信号遅延手段と、 再生速度を表す再生速度情報、回転ドラム上の再生ヘッ
ドの出力を選択するヘッド選択情報、及び回転ドラムの
回転位相情報から、(3)式におけるnを設定する遅延
量切換手段と、 Tscを前記映像信号遅延手段に入力される映像信号の
色副搬送波周期とし、前記映像信号遅延手段の遅延時間
Tdが前記遅延量切換手段によって切り換えの前後でΔ
Tdだけ変化したとき、ΔTdがTscの任意の整数倍
となるように(3)式のTadjを調整する位相連続性
保持手段と、 映像表示装置に出力される映像信号の色副搬送波周波数
の基準となる第1のクロック信号を発生するクロック生
成手段と、 前記クロック生成手段の出力する第1のクロック信号を
入力し、kを水平同期信号の1周期分を記録するのに必
要なテープ上の長さを単位として表した互いに隣接する
トラック間の記録開始位置のずれ、f0 を前記第1のク
ロック信号の周波数とするとき、(5)式 【数8】 で表される周波数fの第2のクロック信号を生成するP
LL回路と、 前記PLL回路の発生する第2のクロック信号を分周
し、前記磁気記録再生装置の色復調の基準信号として供
給する分周手段と、 前記映像信号遅延手段の出力する映像信号を入力し、前
記PLL回路の出力する第2のクロック信号のタイミン
グで書き込みを行い、前記クロック生成手段の出力する
第1のクロック信号で読み出しを行う速度変換メモリ
と、を具備することを特徴とする画像の縦揺れ防止装
置。 - 【請求項4】 ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置で映像信号を特殊再生した際に画像を安定して表示す
る画像の縦揺れ防止装置であって、 記録時のテープ速度をVoとし、a/bを既約な分数と
するとき、(1)式 【数9】 で示される再生速度Vでテープを再生して得られる複合
映像信号を入力し、Thを水平同期信号周期、Tadj
を微調整すべき補正遅延時間、nを外部の指令によって
設定される整数とするとき、(3)式 【数10】 で表される遅延時間Tdだけ遅延した信号を出力する映
像信号遅延手段と、 再生速度を表す再生速度情報、回転ドラム上の特定の再
生ヘッドの出力を選択するヘッド選択情報、及び回転ド
ラムの回転位相情報から、(3)式おけるnを設定する
遅延量切換手段と、 Tscを前記映像信号遅延手段に入力される映像信号の
色副搬送波周期とし、前記映像信号遅延手段の遅延時間
Tdが前記遅延量切換手段によって切り換えの前後でΔ
Tdだけ変化したとき、ΔTdがTscの任意の整数倍
となるように(3)式のTadjを調整する位相連続性
保持手段と、 映像表示装置に出力される映像信号の色副搬送波周波数
の基準となり、固定の周波数を有する第1のクロック信
号を発生する第1のクロック生成手段と、 磁気記録再生装置から出力される映像信号の色副搬送波
周波数の基準となり、固定の周波数を有する第2のクロ
ック信号を発生する第2のクロック生成手段と、 前記第2のクロック生成手段の発生する第2のクロック
信号を分周し、磁気記録再生装置の色復調の基準信号と
して供給する分周手段と、 前記映像信号遅延手段の出力する映像信号を入力し、前
記第2のクロック生成手段の出力する第2のクロック信
号のタイミングで書き込みを行い、前記クロック生成手
段の出力する第1のクロック信号で読み出しを行う速度
変換メモリと、を具備することを特徴とする画像の縦揺
れ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261763A JPH08102904A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 画像の縦揺れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261763A JPH08102904A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 画像の縦揺れ防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08102904A true JPH08102904A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17366361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6261763A Pending JPH08102904A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 画像の縦揺れ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08102904A (ja) |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6261763A patent/JPH08102904A/ja active Pending
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