JPH0810228A - 眼底カメラ - Google Patents

眼底カメラ

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JPH0810228A
JPH0810228A JP6169013A JP16901394A JPH0810228A JP H0810228 A JPH0810228 A JP H0810228A JP 6169013 A JP6169013 A JP 6169013A JP 16901394 A JP16901394 A JP 16901394A JP H0810228 A JPH0810228 A JP H0810228A
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eye
light
pupil
light source
photographing
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JP6169013A
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Inventor
Shigeaki Ono
重秋 小野
Tomoyuki Iwanaga
知行 岩永
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検眼の瞳孔の大きさに拘らず、一定の明る
さで眼底を照明する。 【構成】 検者は被検眼Eの瞳孔径に応じて、撮影モー
ド選択部27によって通常撮影モードか、小瞳孔撮影モ
ードかを選択する。通常撮影モードでは、CPU20の
制御により、大遮光点7aが光路に挿入されて、照明の
絞り9は広くされると共に、観察用光源1の光量と撮影
用光源3の光量はそれぞれ通常値に設定される。一方、
小瞳孔撮影モードでは、CPU20の制御により、小遮
光点7bが光路に挿入されて照明野絞り9が狭くされ
る。更に、CPU20は瞳孔径入力スイッチ28から入
力された被検眼Eの瞳孔径の値に基づいて、瞳孔Ep面上
での眼底照明光束の断面積を算出し、この値に基づいて
観察用光源1及び撮影用光源3の光量を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼科医院等で使用さ
れ、瞳孔径が小さな被検眼の眼底撮影が可能な眼底カメ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の眼底カメラは、光源からの照明光
束をリングスリットにおいてリング状に成形し、このリ
ング光束を瞳孔の周縁部から被検眼に入射して眼底を照
明している。更に、被検眼の水晶体での反射光が撮影光
束に混入しないようにするために、遮光点が照明光学系
中に被検眼の前眼部と共役面に設けられている。
【0003】また、小瞳孔の被検眼の撮影が可能な眼底
カメラは、特開平5−199997号公報に開示されて
いるように、被検眼の眼底と略共役面に配置され、眼底
の撮影可能範囲を制限する可変絞りの開口部の面積を変
化し、被検眼の瞳孔径に応じて撮影画角を調整すると共
に、遮光点の大きさを変化してリング状の照明光束の遮
光量を調節している。このように、遮光点を小さくして
リング状の照明光束の遮光量を少なくすることにより、
瞳孔径が小さい被検眼でも眼底を十分に明るく照明する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
例は、被検眼の瞳孔の大きさによって遮光される照明光
束の量が異なるので、適正な光量で眼底の観察及び撮影
をするためには、観察光源、撮影光源の光量を微妙に調
節する必要がある。
【0005】本発明の目的は、上述の欠点を解消し、被
検眼の瞳孔が小さい場合でも、眼底の観察撮影を適正な
光量により容易に行い得る眼底カメラを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼底カメラは、被検眼の眼底を照明する
観察光源と撮影光源とを備えた照明光学系と、該照明光
学系によって照明された眼底を撮影する撮影光学系と、
前記照明光学系の被検眼の前眼部と略共役な位置に設け
たリングスリットと遮光点とを有する眼底カメラにおい
て、被検眼の瞳孔径を入力又は検出する手段と、被検眼
の瞳孔径に応じて前記遮光点の大きさと、前記照明光源
の光量又は前記撮影光源の光量を制御する制御手段とを
有することを特徴とする。
【0007】
【作用】上述の構成を有する眼底カメラは、被検眼の瞳
孔の大きさに応じて遮光点の大きさを変化させることと
連動して、観察光源の光量及び撮影用光源の光量を変化
させることにより、被検眼の眼底を所定の明るさで照明
する
【0008】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は第1の実施例の構成図であり、観察用光源
1から被検眼Eに至る光路O1上には、コンデンサレンズ
2、撮影用光源3、コンデンサレンズ4、ミラー5、リ
ングスリット6、光路O1に択一的に挿入される大遮光点
7aと小遮光点7b、リレーレンズ8、光路O1に沿って
移動自在で開口部の径が可変な照明野絞り9、リレーレ
ンズ10、孔あきミラー11、対物レンズ12が順次に
配列されている。
【0009】更に、孔あきミラー11の背後の撮影光路
O2上には、フォーカシングレンズ13、撮影レンズ1
4、跳ね上げミラー15、フィルム16が順次に配列さ
れ、跳ね上げミラー15の反射方向の光路O3上には、フ
ィールドレンズ17、ミラー18、接眼レンズ19が順
次に配列されている。なお、照明野絞り9とフォーカシ
ングレンズ13は連動して光路に沿って移動するように
されている。
【0010】更に、装置全体を制御するための制御回路
が設けられており、CPU20にはROM21、RAM
22、入出力部23がそれぞれ接続され、入出力部23
には観察用光源1の光量を調節する観察用光源制御部2
4、撮影用光源3の発光量を調節する撮影用光源制御部
25、大遮光点7a、小遮光点7bを光路O1から択一的
に挿脱する遮光点駆動部26、被検眼Eの瞳孔径に応じ
て撮影モードを選択部する撮影モード選択部27、被検
眼Eの瞳孔径の値を外部から入力する瞳孔径入力部28
がそれぞれ接続されている。
【0011】ここで、リングスリット6は被検眼Eの瞳
孔Epと共役関係にあり、大遮光点7a、小遮光点7bは
それぞれ被検眼Eの水晶体Esと共役関係にあり、照明野
絞り9は被検眼Eの眼底Erと略共役関係にある。これら
のことにより、図2、図3に示すように被検眼Eにおい
て、リングスリット6は瞳孔Ep上でリングスリット像
6’とされ、照明野絞り9は眼底Erで照明野絞り像9’
とされている。更に、図2に示すように大遮光点7aは
水晶体Esで大遮光点像7a’とされ、図3に示すように
小遮光点7bは水晶体Esで小遮光点像7b’とされてい
る。
【0012】観察時には、観察用光源1を出射した光束
はコンデンサレンズ2により撮影用光源3の近傍で結像
し、コンデンサレンズ4を通ってミラー5で反射され、
リングスリット6によりリング光束とされた後に、大遮
光部材7a又は小遮光点7bによって成形され、リレー
レンズ8、照明野絞り9、リレーレンズ10を通って孔
あきミラー11で反射され、対物レンズ12を経て被検
眼Eの瞳孔Ep上でリング状に結像し、水晶体Esにより拡
散されて眼底Erを一様に照明する。
【0013】眼底Erでの反射光束は図2又は図3に示す
ように、大遮光点像7a’又は小遮光点像7b’から取
り出されて被検眼Eを出射して同じ光路を戻り、孔あき
ミラー11の開口部、フォーカシングレンズ13、撮影
レンズ14を通って跳ね上げミラー15で反射され、フ
ィールドレンズ17、ミラー18、接眼レンズ19を経
て、検眼eにより眼底像として観察される。検者はこの
眼底像を観察しながら照明野絞り9とフォーカスレンズ
13を連動して光路に沿って移動し、眼底像のピント合
わせをする。眼底像のピントが合うと、照明野絞り9が
被検眼Eの眼底Erと共役となる。
【0014】撮影時に撮影釦が押されると、撮影用光源
3の発光と同期して跳ね上げミラー15が光路02から退
避し、眼底像がフィルム6に記録される。なお、検者は
予め被検眼Eの瞳孔径に応じて撮影モード選択部27に
より撮影モードを選択しておき、瞳孔径が大きければ通
常撮影モードを選択し、瞳孔径が小さければ小瞳孔撮影
モードを選択する。
【0015】通常撮影モードでは大遮光点7aが光路O1
に挿入され、照明野絞り9は通常の大きさとされる。こ
の状態では、図2に示すように観察用光源1又は撮影用
光源3による眼底照明光束Dは、リングスリット像6’
と大遮光点像7a’によりリング状に成形され、照明野
絞り像9’の内側の眼底Erを一様に照明する。一方、眼
底反射光束Bは水晶体Esで大遮光点像7a’から取り出
されて、瞳孔Epの中心で結像した後に角膜Ecから出射す
る。即ち、大遮光点7aは眼底照明光束Dと眼底反射光
束Bとを、角膜Ecでの空間的な配置が重ならないように
分離し、眼底照明光束Dによる角膜Ecでの反射光が眼底
反射光束Bに混入しなようにしている。このことによ
り、コントラストの良い眼底像を得ることができる。
【0016】ここで、照明野絞り9は撮影画角を調節す
るためのものである。撮影画角は被検眼Eの瞳孔Epでの
リング状の眼底照明光束Dの内径に相当し、通常撮影モ
ードでは画角が最大とされ、大遮光点像7a’で遮光さ
れる部分が最小とされ、眼底照明光束Dの内径はφLと
される。
【0017】しかしながら、被検眼Eの瞳孔径が眼底照
明光束Dの内径φLよりも小さい場合には、リング状の
眼底照明光束Dが瞳孔Epで遮ぎられてしまい眼底Erに入
射できない。このため小瞳孔撮影モードでは、照明野絞
り9を小さく絞って撮影画角を小さくし、かつ大遮光点
7aよりも小さな外径の小遮光点7bを光路O1に挿入し
て水晶体Esでの遮光領域を小さくしている。
【0018】この状態では、図3に示すように眼底照明
光束Dは光軸に向かって幅が通常撮影モードよりも拡大
し、被検眼Eの瞳孔Ep上で眼底照明光束Dの内径はφL
よりも小さいφSとされる。更に、小遮光点像7b’の
面積は大遮光点像7a’よりも小さいため、水晶体Esに
おいて眼底照明光束Dは完全に遮光されることなく、眼
底反射光束Bと分離され眼底Erに投影される。
【0019】図4、図5はそれぞれ通常撮影モード、小
瞳孔撮影モードでの被検眼Eの瞳孔Ep面上での眼底照明
光束Dの断面図である。図4に示すように通常撮影モー
ドでは、眼底照明光束Dは大遮光点像7a’のみで遮光
され、光束Dの内径はφLとされている。眼底照明光束
Dの外径をφRとすると、水晶体Esでの眼底照明光束D
の断面積Saは、次式のように表すことができる。 Sa=π{(φR/2)2−(φL/2)2} ・・・(1)
【0020】一方、図5に示すように小瞳孔撮影モード
では、眼底照明光束Dの内径、外径はそれぞれφS、φ
Rとされ、眼底照明光束Dは小遮光点像7b’のみでな
く、瞳孔Epにより周縁部が遮光される。このときの被検
眼Eの瞳孔径の大きさをφPとすると、水晶体Es上での
眼底照明光束Dの断面積Sbは次式のようになる。 Sb=π{(φP/2)2−(φS/2)2} ・・・(2)
【0021】一般に、眼底Erの照度は、被検眼Eの瞳孔
Ep面上での眼底照明光束Dの面積Sa、Sbに比例する。通
常撮影モードでは、式(1) に示すようにφL、φRは部
材に固有な値となるため、この断面積Saは定数となる。
一方、小瞳孔撮影モードでは式(2) に示すように、面積
Sbは被検眼Eの瞳孔径φPに応じて異なるため、眼底Er
の照度が異なってしまう。このため本実施例では、一定
の明るさで被検眼Eの眼底Erを照明するために、瞳孔径
に応じて観察光源1及び撮影光源3の光量を変化させて
いる。
【0022】図6は撮影時のCPU20の制御手順を表
すフローチャート図であり、この制御手順はプログラム
化されてROM21に記憶されている。装置の主電源が
入力されると、CPU20は撮影モード選択部27の入
力待期状態となる。撮影モード選択部27からの出力信
号は入出力部23を経てCPU20に入力される。
【0023】このとき、検者が撮影モード選択部27に
おいて通常撮影モードを選択した場合は、ステップS1で
CPU20は小瞳孔撮影モードが選択されていない(N
o)と判断し、ステップS2で遮光点駆動回路26を制御
して大遮光部材7aを光路に挿入し、ステップS3で照明
野絞り9を通常の大きさにする。更に、ステップS4で撮
影用光源制御回路21を制御して、撮影用光源3がRO
M21に記憶されている通常の発光量で発光するように
し、ステップS5で観察用光源制御部24制御して、観察
用光源1をROM21に記憶されている通常の光量で点
灯して眼底観察状態にする。
【0024】一方、ステップS1で小瞳孔撮影モードが選
択されると、CPU20は(Yes)と判断し、ステッ
プS6で遮光点駆動回路26を制御して小遮光部材7bを
光路O1に挿入し、ステップS7で照明野絞り9の面積を狭
くする。ステップS8で、CPU20は瞳孔径入力スイッ
チ28の入力待機状態となる。被検眼Eの瞳孔径の大き
さφPが予め測定されて入れば、検者はこの値φPを瞳
孔径入力スイッチ28に入力する。瞳孔径入力スイッチ
28に入力された被検眼Eの瞳孔径φPは入出力部23
を経てCPU20に入力される。CPU20は瞳孔径入
力スイッチ28の入力があった(Yes)と判断し、ス
テップS9で入力された瞳孔径φPを用いて式(2) に示す
小瞳孔撮影モード時の眼底照明光束Dの断面積Sbを算出
する。
【0025】一方、ステップS8で検者が瞳孔径入力スイ
ッチ28に被検眼Eの瞳孔径φPを入力しない場合に
は、CPU20は瞳孔径φPが入力されていない(N
o)と判断し、ステップS10 で式(2) において瞳孔径と
眼底照明光束Dの外径が等しいとして、つまりφP=φ
Rとして、眼底照明光束Dの断面積Sbを算出する。
【0026】ステップS11 において、ステップS9又はス
テップS10 で算出された断面積Sbと、式(1) に示す通常
撮影モードでの断面積Saとを比較し、ROM21に記憶
されている通常撮影モードの発光量を基準にして撮影用
光源3の発光量を求めてRAM22に記憶し、この発光
量により撮影用光源3が発光するように撮影用光源制御
回路25を制御する。ステップS11 では同様に、算出さ
れた断面積Sbと断面積Saとを比較し、ROM21に記憶
されている通常撮影モードの光量を基準にして観察用光
源1の光量を求め、RAM22に記憶しこの光量で観察
用光源1を点灯するように観察用光源制御回路24を制
御し、眼底観察状態にする。
【0027】眼底観察状態にされた後に、検者は接眼レ
ンズ19を覗いて眼底像を観察し、位置合わせ及びピン
ト合わせを行った後に撮影釦を押す。撮影釦が押される
と、ステップS4又はステップS11 において算出された発
光量により撮影用光源3を発光して眼底像を記録する。
【0028】図7は第2の実施例の構成図であり、被検
眼Eの前眼部を撮像することにより瞳孔径を測定し、撮
影モードを切換えるようにしたものであり、図1と同一
の符号は同一の部材を表している。孔あきミラー11と
対物レンズ12との間には、光路に挿脱自在に前眼部用
観察レンズ31が設けられている。更に、ミラー18の
代りにハーフミラー32が配置され、ハーフミラー32
の背後の光路03上には、リレーレンズ33、CCDカメ
ラ34が順次に配列され、CCDカメラ34の出力は画
像処理部35、入出力部23、CPU20に順次に接続
されている。
【0029】図8は撮影時のCPU20の制御手順を示
すフローチャート図であり、この制御手順はプログラム
化されてROM21に記憶されている。図示しない瞳孔
径測定スイッチが入力されると、ステップS21 でCPU
20は前眼部観察用レンズ31を光路に挿入し、前眼部
観察状態にする。
【0030】外光による前眼部での反射光は対物レンズ
12、前眼部用観察レンズ31、孔あきミラー11の孔
部を通過し、フォーカシングレンズ13、撮影レンズ1
4を通り、跳ね上げミラー15で反射されてフィールド
レンズ17で結像し、ハーフミラー32、リレーレンズ
33を経てCCDカメラ34に前眼部像として結像し、
映像信号に変換されて画像処理部35に入力される。ス
テップS22 において、画像処理部35はこの映像信号を
解析して被検眼Eの瞳孔径φPを算出する。CPU20
は入出力部23を制御して画像処理部35で得られた被
検眼Eの瞳孔径φPを取り込む。
【0031】ステップS23 では、ステップS22 で得られ
た瞳孔径φPとROM21に記憶されている眼底照明光
束Dの外径φRとを比較する。比較した結果がφP<φ
Rとなる(Yes)の場合は、被検眼Eの瞳孔Epが基準
値よりも小さいと判断し、小瞳孔撮影モードする。ステ
ップS24 でCPU20は遮光点駆動部26を制御して小
遮光部材7bを光路O1に挿入し、ステップS25 で照明野
絞り9の開口部を狭くし、ステップS26 で断面積Sbを算
出する。
【0032】更にステップS27 で、算出された断面積Sb
と、ROM21に記憶されている式(1) に示す通常モー
ドでの断面積Saとを比較し、ROM21に記憶されてい
る通常撮影モード時の発光量を基準にして、撮影用光源
3の発光量を求めてRAM22に記憶し、この発光量に
より撮影用光源3が発光するように撮影用光源制御回路
25を制御する。ステップS28 では、同様に断面積Sbと
断面積Saとを比較し、ROM21に記憶されている通常
撮影モードの光量を基準にして、観察用光源1の光量を
求めてRAM22に記憶する。
【0033】一方、ステップS21 で瞳孔径φPと眼底照
明光束Dの外径φRの関係がφP<φRでない(No)
の場合、つまりφP≧φRの場合には、通常撮影モード
にする。ステップS29 で遮光点駆動回路26を制御して
大遮光部材7aを光路に挿入し、ステップS30 で照明野
絞り9を通常の大きさにする。そして、ステップS31で
撮影用光源制御回路21を制御して、撮影用光源3が通
常の発光量で発光するようにし、ステップS32 で観察用
光源制御部24を制御して観察用光源1をROM21に
記憶されている通常の光量で点灯するようにする。
【0034】観察用光源1の光量、撮影用光源3の発光
量をそれぞれRAMに記憶した後に、CPU20は前眼
部用観察レンズ31を光路から退避すると共に、観察用
光源制御部24を駆動し、ステップS28 又はステップS3
2 において設定した光量により観察用光源1を点灯し眼
底観察状態にする。
【0035】検者は接眼レンズ19を覗いて観察用光源
1による眼底像を観察して、位置合わせ及びピント合わ
せを行い撮影釦を押す。撮影釦が押されると、ステップ
S27又はステップS31 において、RAM21に記憶され
た発光量により撮影用光源3を発光して眼底像をフィル
ム16に記録する。
【0036】なお、実施例においては遮光部材の大きさ
の変化と共に、照明光源の光量、撮影光源の光量を変化
させているが、目的に応じて何れか一方の光量を変化さ
せてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼底カ
メラは、被検眼の瞳孔径に応じて遮光部材の大きさを変
化すると共に、照明光源の光量又は撮影光源の光量を変
化することにより、被検眼が小瞳孔の際も、通常の瞳孔
径の眼底撮影と同じ明るさで眼底を観察、撮影すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】通常撮影モードでの被検眼に入射する光束の説
明図である。
【図3】小瞳孔撮影モードでの被検眼に入射する光束の
説明図である。
【図4】通常撮影モードでの被検眼の瞳孔上での眼底照
明光束の断面図である。
【図5】小瞳孔撮影モードでの被検眼の瞳孔上での眼底
照明光束の断面図である。
【図6】撮影時のCPUの制御手順を表すフローチャー
ト図である。
【図7】第2の実施例の構成図である。
【図8】撮影時のCPUの制御手順を表すフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
1 観察用光源 3 撮影用光源 6 リングスリット 7a 大遮光点 7b 小遮光点 9 照明野絞り 20 CPU 26 遮光点駆動部 27 撮影モード選択部 28 瞳孔径入力部 31 前眼部用観察レンズ 34 CCDカメラ 35 画像処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の眼底を照明する観察光源と撮影
    光源とを備えた照明光学系と、該照明光学系によって照
    明された眼底を撮影する撮影光学系と、前記照明光学系
    の被検眼の前眼部と略共役な位置に設けたリングスリッ
    トと遮光点とを有する眼底カメラにおいて、被検眼の瞳
    孔径を入力又は検出する手段と、被検眼の瞳孔径に応じ
    て前記遮光点の大きさと、前記照明光源の光量又は前記
    撮影光源の光量を制御する制御手段とを有することを特
    徴とする眼底カメラ。
  2. 【請求項2】 被検眼の瞳孔径を入力又は検出する前記
    手段は、被検眼の瞳孔径が基準値以下であることを外部
    から入力する小瞳孔入力手段とした請求項1に記載の眼
    底カメラ。
  3. 【請求項3】 被検眼の瞳孔径を入力又は検出する前記
    手段は、被検眼の瞳孔径の大きさを入力する瞳孔径入力
    手段とした請求項1に記載の眼底カメラ。
  4. 【請求項4】 被検眼の瞳孔径を入力又は検出する前記
    手段は、被検眼の前眼部を観察する前眼部観察手段と、
    該前眼部観察手段により得られた像を撮像する撮像手段
    と、該撮像手段からの画像出力に基づいて被検眼の瞳孔
    径を計測する画像計測手段とを有する請求項1に記載の
    眼底カメラ。
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