JPH08101934A - タイムレコーダ用印字装置 - Google Patents

タイムレコーダ用印字装置

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JPH08101934A
JPH08101934A JP26190694A JP26190694A JPH08101934A JP H08101934 A JPH08101934 A JP H08101934A JP 26190694 A JP26190694 A JP 26190694A JP 26190694 A JP26190694 A JP 26190694A JP H08101934 A JPH08101934 A JP H08101934A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイムレコーダとして必要とされる文字を取
り込むことができ、且つ、印字文字の品質が良好で非常
に読みやすく、印字音も小さくて静かに印字できると共
に、通常勤務の常色印字と、イレギュラー勤務の異色印
字を、2色印字リボンとその転換装置を使用せずに印字
できるようにしたタイムレコーダ用の印字装置を提供す
る。 【構成】 タイムカードTMに印字を行うタイムレコー
ダ1用の印字器8を、放射状に形成した多数のスポーク
片12b…及び15b…を夫々内側に向けて略直角に曲
げ起し、これ等各スポーク片12b…,15b…の先端
部外側面に活字エレメント12a…及び15a…を設け
た2台のカップホイール型活字体12,15と、これ等
各スポーク片12b,15bの活字エレメント12a,
15aをタイムカードTMに押し付けて打刻印字する印
字ソレノイド14,17と、活字エレメント12a,1
5aにインクを塗布する常色印字用と異色印字用の各イ
ンクローラ18,19とによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイムカードに就業デ
ータを印字するタイムレコーダの技術分野で利用される
ものであって、具体的には、印字部材としてカップホイ
ール型活字体を使用するタイムレコーダ用印字装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】タイムレコーダに使用する印字装置に
は、従来より、例えば実公昭54−40086号公報に
示されているように活字ホイールと印字ハンマーを用い
る打刻印字式と、例えば実開平4−40368号公報に
見られるようにベルト活字を使用するベルト活字式と、
例えば特公昭63−62029号公報に見られるように
ドットプリンタの如きプリンタを使用するプリンタ式と
が存在する。
【0003】また、従来のタイムレコーダでは、通常勤
務の時刻を黒色とか青色と云った常色にて印字し、遅刻
とか早退と云ったイレギュラー勤務の時刻を赤色等の異
色にて印字することにより、通常勤務とイレギュラー勤
務の区別を印字の色で判別できるようになっていて、こ
の2色印字の切換えを、例えば特公昭46−16057
号公報とか、実開昭59−19357号公報、或は、実
開昭56−172166号公報等に見られる2色印字リ
ボン転換装置を用いて行っていた。
【0004】一方、タイムレコーダによる時刻の記録
は、その後にタイムカードに印字された記録を元にして
各人の就業データを転記したり、給料等の各種計算を行
ったりするものであるから、誤りが許されず、特に見や
すいということが要求され、また、使用する環境が事務
所とか会社と云った屋内の場所が多いため、印字音がな
るべく静かであることが要求されると共に、タイムレコ
ーダとして適正なコストで提供できる経済性も要求さ
れ、加えて、文字種類の各種要求に対して自由に実現可
能な自由度も要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記活字ホイ
ールと印字ハンマーを使用する従来の打刻式印字装置
は、活字を使用しているため読み易い利点を備えている
反面、ホイール面に形成されている定められた数字、及
び、記号等の文字しか印字できず、而かも、印字順序と
か印字位置は活字の形成位置によって予め決められてい
るため、数字とか記号等の組合せによる自由な表現がで
きないとか、ハンマーを用いて打刻印字するため、印字
時の打撃音がすさまじくて環境に悪影響を及ぼす等の各
種問題があった。
【0006】また、上述した活字ベルト式の印字装置
は、印字時の打撃音が少ないため静かに印字できる利点
を備えている反面、ベルトに対する活字の成形位置と順
番が一定で印字による表現が自由にできないとか、ベル
トを使用しているため耐久性に劣ると云った各種の問題
があった。
【0007】更に上記のプリンタ式印字装置の場合は、
特にドットプリンタは活字と異なって点の集合で文字を
形成するため、見やすさとか読みやすさといった点で活
字よりも品質が低下し、また、活字に品質を近ずけるに
はドットの数を増やさなければならないため、ハード・
ソフトの両面で構造が複雑化して、タイムレコーダのコ
ストに影響を及ぼす問題があった。
【0008】また、上記の各印字装置に使用する従来の
2色印字リボン転換装置は、いずれも上下を2色に区画
した印字リボンを使用し、この印字リボン自体又はリボ
ンカセットを活字或はプリンタヘッドに対して上下に切
換作動することによって、印字を常色と異色の2色に切
換えて印字する仕組に成っているが、従来の各印字装置
では、印字機に比較してこの2色印字リボン転換装置が
占める割合が高く、而かも、印字装置そのものより2色
印字リボン転換装置の方が大きくて構造が複雑であるた
め、装置全体が大型化、高コスト化する問題があり、更
に、上下を2色に区画した2色印字リボンそのものも比
較的高価格であるといった経済上の問題もあった。
【0009】加えて、上記従来の2色印字リボン転換装
置は、活字又はプリンタヘッドに対して上下2色の印字
リボンを上下に切換作動して2色変換するものであるか
ら、長期間使用すると2色の切換印字によってリボン面
が次第に汚れて混色してしまい、鮮明な色の印字が行な
えなくなる問題があり、また、2色印字リボンのうち常
色印字リボンの使用頻度が高くて異色印字リボンの使用
回数が比較的少いため、常色印字リボンの方のみが早く
消耗して、異色印字リボン側は未だ使用可能であるのに
2色印字リボンそのものを新しいものと交換しなくては
ならない不経済性があった。
【0010】従って本発明の技術的課題は、タイムレコ
ーダとして必要とされる文字を取り込むことができ、且
つ、印字文字の品質が良好で非常に読み易く、印字音も
小さくて静かに印字できると共に、通常勤務の常色印字
とイレギュラー勤務の異色印字を、2色印字リボンとそ
の転換装置を使用することなく、夫々専用の印字機で印
字するように工夫したタイムレコーダ用の印字装置を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0012】タイムカードを差込むと、カード搬送ロー
ラが回転してタイムカードを当日の印字段位置に搬送
し、この印字段に印字器が時刻データを印字するように
構成したタイムレコーダに於いて、
【0013】(1) 上記の印字器を、ガイド軸の回転
に従って差込まれたタイムカードの印字面に沿って横方
向に平行移動するキャリッジに、夫々放射状に形成した
多数のスポーク片を内側に向けて略直角に屈曲し、且
つ、これ等各スポーク片の先端部外側面に活字エレメン
トを設けた上下が対称の上下2段のカップホイール型活
字体と、これ等上下2段のカップホイール型活字体をプ
ログラムに従って制御回転する活字選択用モータと、上
記の各スポーク片の夫々を同じくプログラムに従って外
側に打ち出して活字エレメントをタイムカードに打ち付
ける上下2つの印字ソレノイドと、上記回転する上下の
カップホイール型活字体の活字面に接して上下異なる色
のインクを塗布する上下2つのインクローラとを搭載し
た構造に構成すること。
【0014】(2) タイムカードを差込んだ時間帯が
黒色とか青色等の常色で印字する通常勤務の時間帯であ
るか、又は、赤色等の異色で印字するイレギュラー勤務
の時間帯であるかを判定する印字時間帯判定手段と、こ
の判定手段による判定の結果、通常勤務時間帯であると
判定した場合に、差込まれたタイムカードを上下2段に
設けたカップホイール型活字体のうち、常色印字用の一
方のカップホイール型活字体の印字位置に搬送して停止
し、また、イレギュラー勤務時間帯であると判定した場
合には、差込まれたタイムカードを異色印字用の他方の
カップホイール型活字体の印字位置に搬送して停止する
カード搬送/停止手段と、上記の印字時間帯判定手段に
よる印字時間帯の判定に従って、上下のカップホイール
型活字体に設けた2つの印字ソレノイドのいずれか一方
を作動して印字する印字ソレノイド作動手段とからなる
制御機構を備えること。
【0015】(3) 上下2段のカップホイール型活字
体を取付けた回転軸に、活字選択用モータの回転を伝達
する連動歯車を取付ける一方、この連動歯車の下側に
は、連動歯車の底面に突設した検出子を検知して上下2
段の各カップホイール型活字体のホームポジションを検
出する活字ホームポジションセンサーを設けること。
【0016】(4) 上下2段の各カップホイール型活
字体の各スポーク片の先端部外側面に、日付と時刻用の
各数字、曜日用の各アルファベットから成る活字エレメ
ントを上下同一方向に並べて設けること。
【0017】
【作用】上記(1)〜(4)で述べた各手段は以下の如
く作用する。
【0018】上記(1)で述べた手段によれば、印字器
は上下2段に設けた常色印字用と異色印字用の各カップ
ホイール型活字体を活字選択用モータで回転しながら、
インクローラによるインクの塗布と、印字ソレノイドに
よる打刻印字を、上下のカップホイール型活字体ごとに
別々に行うことができるものであって、その印字は各ス
ポーク片に設けた活字エレメントによるため、印字品質
が良好で読みやすく、また、上下の活字エレメントに対
して夫々常色用と異色用の各インクローラが別々にイン
クを転写し、且つ、上下の印字ソレノイドが各スポーク
片を押して印字するため、印字音が静かで、長期間使用
しても常色と異色のインクが混色することがなく、いつ
までも鮮明な色で印字を行うことを可能にする。
【0019】更に上記(1)で述べた手段によれば、2
色印字リボン転換装置が不要であり、加えて、印字用の
ソフトも印字器の移動と各カップホイール型活字体の回
転、及び、上下の印字ソレノイド用のソフトを造れば済
むため、ドットプリンタ用のソフトを造る場合に比較し
て遥かに簡単であるから、上下に常色印字用と異色印字
用の各カップホイール型活字体を有しているにも係ら
ず、装置全体の簡略化と低コスト化を可能にする。
【0020】上記(2)で述べた手段によれば、タイム
カードを差込んだ時間帯が黒とか青等の常色で印字する
通常勤務時間帯の場合は、タイムカードを定時(常色)
の印字を行う一方のカップホイール型活字体(一般には
下段の活字体)の位置に搬送し、次いで、該活字体を回
転しながら順次印字ソレノイドを作動することによっ
て、タイムカードのその日の印字段に時刻等を常色で印
字する一方、タイムカードを差込んだ時間帯が赤等の異
色で印字するイレギュラー勤務時間帯である場合は、タ
イムカードを異色の印字を行う他方のカップホイール型
活字体(一般には上段の活字体)の位置に搬送し、次い
で、該活字体を回転しながら順次印字ソレノイドを作動
することにより、タイムカードのその日の印字段に時刻
等を異色で印字することを可能にする。
【0021】上記(3)で述べた手段によれば、活字選
択用モータによって制御回転される上下2段の各カップ
ホイール型活字体のホームポジションを、活字ホームポ
ジションセンサが常時検出しているため、活字選択用モ
ータによるカップホイール型活字体の回転をこのホーム
ポジションを起点にして正確に行って、プログラムで定
めた必要な活字を印字位置に正しくセットして印字する
ことを可能にする。
【0022】上記(4)で述べた手段によれば、上下2
段の各カップホイール型活字体に日付と時刻用の数字
と、曜日用のアルファベットの各活字エレメントを形成
する一方、各活字体ごとに設けた印字ソレノイドと両者
共通の活字選択用モータをプログラムに従って夫々制御
作動することによって、上下のカップホイール型活字体
に形成した任意の活字をタイムカードに常色又は異色に
て打刻印字できるため、日付とか時刻、或は、曜日と云
った就業記録に必要な各種の数字及び文字等を、上下2
台のカップホイール型活字体で夫々色を変えて自由に表
現できる自由度を発揮することを可能にする。
【0023】以上の如くであるから、上記の手段によっ
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。
【0024】
【実施例】以下に、上述した本発明に係るタイムレコー
ダ用印字装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細
に説明する。
【0025】図1は本発明に係る印字装置を実施したタ
イムレコーダの一例を示した外観図であって、図中、1
はタイムレコーダ、1aはタイムカードTMの差込口、
2…は差込口1aの前に横に並べて設けた出退勤選定兼
設定スイッチ、2aはこれ等各スイッチ2…の前に設け
たスイッチの機能を表す見出し、3は各種データを表示
する表示器、18Tは時計を示す。
【0026】図2は上記タイムレコーダ1の内部構造を
説明した一部断面正面図であって、図中、4と4Sは上
記差込口1aの内側に設けたカード検知レバーとカード
検知センサー、1b,1bは差込口1aに差込まれたタ
イムカードTMをガイドする左右のカードガイド、6は
左右の軸受6a,6bを用いてカード通路に沿って横方
向に平行に架設したローラ軸、6Rはこのローラ軸6に
取付けたカード搬送ローラ、5Mは上記のセンサー4S
がタイムカードTMを検知すると作動するカード送りモ
ータを示す。
【0027】また、5Wは上記のカード送りモータ5M
の駆動軸に取付けたウオームで、このウオーム5Wを上
記ローラ軸6に取付けたウオームホイール6Wに噛合す
ることによって、カード送りモータ5Mの回転をローラ
軸6に伝えてカード搬送ローラ6Rを回転し、このロー
ラ6Rと従動ローラ(図示せず)の間で差込口1aに差
込まれたタイムカードTMを引込み、また、排出搬送す
ると共に、このローラ軸6の先端に取付けたエンコーダ
用円盤6Tの回転をエンコーダ6Sで検出することによ
って、カード搬送ローラ6RによるタイムカードTMの
送り量を検出して、カード搬送をコントロールできるよ
うに構成されている。
【0028】更に、7は上記タイムカードTMの下端に
形成した切欠きMaを読取ってカードの表裏を判定する
カード下端検知センサーであって、タイムカードTMの
表裏を間違えて差込口1aに差込んだ場合は、このセン
サー7による検知によって表示器3に異常を表示した
り、警報器(図示せず)を作動して注意を促す仕組に成
っている。
【0029】また、1Tはタイムレコーダ1の内部に設
けた固定フレームで、このフレーム1Tに上述した左右
のカードガイド1b,1bとか、ローラ軸6、各センサ
ー4S,6S,7、及び、モータ5Mが取付けられてい
る。
【0030】図2並びに図3に於いて夫々符号8にて全
体的に示したのは、上述した左右のカードガイド1b,
1bにガイドされて送り込まれて来るタイムカードTM
の印字欄に、就業データ等を印字する印字器であって、
この印字器8は以下に述べる各部材によって構成されて
いる。
【0031】即ち、図中9Tは上述した固定フレーム1
Tに設けた左右の取付板1Ta,1Tb間に架設したガ
イド軸で、このガイド軸9Tの周面にはガイド用のカム
溝が螺旋状に形成されていて、活字横移動用ステッピン
グモータ9Mがこのガイド軸9Tを回転すると、ガイド
軸9Tに取付けたキャリッジ9が左右の方向に横移動す
るように構成されている。
【0032】また、10は上記キャリッジ9の上面に取
付けた上ケース体、11はこの上ケース体10によって
覆われたハウジング内部に回転自在に縦設した回転軸、
11Mはキャリッジ9の底部側に取付けた活字選択用ス
テッピングモータ、11bはこのモータ11Mの駆動軸
11aに取付けたピニオンで、このピニオン11bに上
記回転軸11に取付けた連動歯車11cが噛合して、上
記モータ11Mの回転をこの回転軸11に伝達してい
る。
【0033】同じく図2と図3に於いて、夫々符号12
と15で全体的に示したのは、上記上ケース体10のハ
ウジング内に位置するように、上記回転軸11の中間部
に上下に相対向させて固定した下段と上段のカップホイ
ール型活字体であって、これ等の活字体12と15は、
図4に示すように夫々薄い金属板(バネ材)を用いて中
央の円形部12cと15cの周縁に放射状に打抜き形成
した多数のスポーク片12b…と15b…を、夫々内側
に向けて上下に略直角に屈曲することによって全体を略
カップホイール型に成形すると共に、各スポーク片12
b…と15b…の先端部に日付とか時刻用の数字及び曜
日用のアルファベット等から成る必要な活字エレメント
12a…及び15a…を外向きに取付け、更に、図示の
如く内部に矯正リング13及び16を嵌込むことによっ
て構成されている。
【0034】更に図中、14と17は同じく上ケース体
10のハウジング内に取付けた下段(黒色用)と上段
(赤色用)の印字ソレノイドであって、このソレノイド
14及び17は後述する制御部からのON信号を受けて
励磁すると、ヘッド14a又は17aを突出して上記活
字選択用ステッピングモータ11Mによって印字位置に
セットされた下段或は上段のカップホイール型活字体1
2、15の活字エレメント12a,15a、即ち、スポ
ーク片12b,15bをプラテンPTの方向に押し出し
て、この活字エレメント12a又は15aをプラテンP
Tに沿って挿入されてタイムカードTMの印字面に押し
付けて印字する仕組に成っている。
【0035】更に図3に於いて、11eは上記連動歯車
11cの底面に突設した検出子で、11dはこの検出子
11eを検知することによって両カップホイール型活字
体12及び15の水平回転方向のホームポジションを検
出するセンサー、18と19は各カップホイール型活字
体12と15の各活字エレメント12a…及び15a…
に、該活字エレメント12a及び15aによって回転さ
れながら常色(黒色)と異色(赤色)のインクを塗布す
るインクローラで、18aと19aはその回転軸、10
Tは前述した印字ソレノイド14と17の取付板、9N
はキャリッジ9の補助ガイド軸を示す。
【0036】また、図2に於いて9Saはキャリッジ9
に突設した検出子で、9Sはこの検出子9aを検知する
ことによってキャリッジ9、即ち、カップホイール型活
字体12及び15の横移動方向のホームポジションを検
出するセンサーで、15はプリント基板を示す。
【0037】次に、図5は上述した本発明の電気的構成
を説明したブロック図であって、図中、20と21は制
御部の中心を構成するCPUとメモリで、これ等の間に
バス22を介して接続したインターフェイス回路23に
は、上述した出退勤選定兼設定スイッチ2…と、表示器
3、カード検知センサー4S、カード送りモータ5M、
エンコーダ6S、カード下端検知センサー7、活字横移
動用ステッピングモータ9M、活字横移動ホームポジシ
ョンセンサー9S、活字選択用ステッピングモータ11
M、活字ホームポジションセンサー11d、及び、黒色
用の印字ソレノイド14と赤色用の印字ソレノイド17
が接続され、更に、基準時計信号を発信する時計回路1
8が接続されていて、夫々メモリ21に格納されたシス
テムプログラムに従って制御作動される仕組成ってい
る。
【0038】即ち、本発明ではタイムカードTMの差込
みをカード検知センサー4Sが検知すると、カード送り
モータ5Mが回転してカード搬送ローラ6Rがカード搬
送を開始するが、搬送を始めると直ぐにカード下端検知
センサー7がタイムカードTMの下端縁に形成した切欠
きMaの有無を検出してその表裏を判定し、表裏が正し
い場合は、メモリ21に格納されているプログラムに従
ってカード送りモータ5Mが回転され、且つ、その回転
量、即ち、カード搬送量をエンコーダ用のセンサー6S
で検出しながら、タイムカードTMをプログラムに従っ
て当日の印字段位置に搬送する。
【0039】上記のカード搬送が終わると、活字横移動
用ステッピングモータ9Mが回転してガイド軸9Tを回
転し、印字器8をメモリ21に格納したプログラムに従
って打刻者が選択したスイッチ2によって決められた印
字欄位置、即ち、タイムカードTMの所定の印字欄位置
に横移動し、次いで、活字選択用ステッピングモータ1
1Mによるカップホイール型活字体12及び15の制御
回転と印字ソレノイド14又は17の印字作動を、同じ
くメモリ21に格納したプログラムに従って順次繰返す
ことにより、上記スイッチ2で選定したタイムカードT
Mの所定の印字欄(例えば出勤欄とか退社欄等)に、日
付とか現在時刻等を含む就業データを逐次黒色又は赤色
で印字することができる。
【0040】この様に印字を終えたら、同じくメモリ2
1のプログラムに従ってカード送りモータ5Mが逆転
し、搬送ローラ6RがタイムカードTMを差込口1aに
送り戻して1回の印字サイクルを終了する。
【0041】次に、差込まれたタイムカードTMに対し
て黒色で印字する場合と赤色で印字する場合の具体的な
処理手順を、図6と図7に示したフローチャートに従っ
て説明する。
【0042】図6に示した始めのステップS1では、ス
イッチ2によって出退勤の印字欄が選定され、次いで、
ステップS2で印字器8の活字部が選択された印字欄位
置にあるか否かが判定されて、YESの場合はそのまま
ステップS3に進み、NOの場合は活字横移動用ステッ
ピングモータ9Mを回転して印字器8を選択した印字欄
の位置に移動する。
【0043】ステップS3でタイムカードTMが挿入さ
れ、ステップS4でカード検知センサー4Sがこれを検
知すると、ステップS5に進んで現在の時刻が定時印字
の時間帯であるか否か、即ち、黒色で印字する通常勤務
の時間帯であるか、或は、赤色で印字するイレギュラー
勤務の時間帯であるかが判定され、黒色印字の時間帯で
ある場合はステップS6〜S10の処理が実行され、赤
色印字の時間帯である場合はステップS11〜S15の
処理が実行される。
【0044】即ち、上記のステップS6ではカード送り
モータ5Mが回転してタイムカードTMを引込み、次い
で、ステップS7に進んで印字すべき日付位置までタイ
ムカードTMを搬送し、次のステップS8でこのタイム
カードTMを下段のカップホイール型活字体12の印字
位置に停止すると共に、ステップS9に進んで活字選択
用ステッピングモータ11Mと、ステップS10の黒色
印字用ソレノイド14による印字作動を順次繰返すこと
によって、タイムカードTMの当日の指定された印字欄
に黒色による通常勤務(定時)の印字を行う事ができ
る。
【0045】これに対して、上述したステップS11〜
S15では、差込まれたタイムカードTMを搬送してそ
の印字すべき日付位置の印字欄を上段のカップホイール
型活字体15の印字部に位置せしめて、この印字欄に赤
色印字用ソレノイド17の作動による赤色のイレギュラ
ー勤務の印字を行う。
【0046】以上の印字が終了したら、図7に示したス
テップS16,S17,S18の各操作を行って印字処
理を終了する。
【0047】尚、図8は本発明で使用する制御機構の構
成を説明したブロック図である。
【0048】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に係るタイムレ
コーダ用印字装置によれば、印字器として極めて特殊な
カップホイール型活字体を使用したため、この活字体の
移動と回転、及び、印字ソレノイドの作動を制御するだ
けの極めて簡単なソフトを用いるだけで、従来の活字ホ
イールを用いた印字よりも遥かにバリエーションに富ん
だ印字を行えるものであって、従来のプリンタを用いた
印字装置よりソフトが簡単で低コストで製造できる、活
字を使用しているのできれいで読みやすい高品質の印字
を得られる、印字ソレノイドがスポーク片を押して印字
するため、印字音が小さくて静かに使用できると云った
優れた効果を発揮できると共に、上下2段のカップホイ
ール型活字体を用いることによって、2色印字リボン転
換装置を使用することなく常色と異色の2種類の印字を
行えるから、印字装置全体の簡略化と、低コスト化を可
能と成し、且つ、2つの色が使用中に混色する問題も解
決して、いつまでも鮮明な色で印字を行える利点を発揮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字装置が実施されているタイム
レコーダの一例を示した外観図である。
【図2】図1に示したタイムレコーダの内部構造を説明
した一部断面正面図である。
【図3】本発明で使用する印字器の内部構造を説明した
断面図である。
【図4】上下2段のカップホイール型活字体の正断面図
である。
【図5】本発明の電気的構成を説明したブロック図であ
る。
【図6】本発明による黒色印字と赤色印字の各処理手順
を説明したフローチャートである。
【図7】図6に示したフローチャートの続きを示したフ
ローチャートである。
【図8】本発明で使用する制御機構の全体構成を説明し
たブロック図である。
【符号の説明】
TM タイムカード 1 タイムレコーダ 1a カード差込口 5M カード送りモータ 6R カード搬送ローラ 8 印字器 9 キャリッジ 9T ガイド軸 9M 活字横移動用ステッピングモータ 11 回転軸 11M 活字選択用ステッピングモータ 12,15 カップホイール型活字体 12a,15a 活字エレメント 12b,15b スポーク片 14,17 印字ソレノイド 18,19 インクローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイムカードを差込むと、カード搬送ロ
    ーラが回転してタイムカードを当日の印字段位置に搬送
    し、この印字段に印字器が時刻データを印字するように
    構成したタイムレコーダに於いて、 上記の印字器を、ガイド軸の回転に従って差込まれたタ
    イムカードの印字面に沿って横方向に平行移動するキャ
    リッジに、夫々放射状に形成した多数のスポーク片を内
    側に向けて略直角に屈曲し、且つ、これ等各スポーク片
    の先端部外側面に活字エレメントを設けた上下が対称の
    上下2段のカップホイール型活字体と、これ等上下2段
    のカップホイール型活字体をプログラムに従って制御回
    転する活字選択用モータと、上記の各スポーク片の夫々
    を同じくプログラムに従って外側に打ち出して活字エレ
    メントをタイムカードに打ち付ける上下2つの印字ソレ
    ノイドと、上記回転する上下のカップホイール型活字体
    の活字面に接して上下異なる色のインクを塗布する上下
    2つのインクローラとを搭載した構造に構成したことを
    特徴とするタイムレコーダ用印字装置。
  2. 【請求項2】 タイムカードを差込んだ時間帯が黒色と
    か青色等の常色で印字する通常勤務の時間帯であるか、
    又は、赤色等の異色で印字するイレギュラー勤務の時間
    帯であるかを判定する印字時間帯判定手段と、この判定
    手段による判定の結果、通常勤務の時間帯であると判定
    した場合に、差込まれたタイムカードを上下2段に設け
    たカップホイール型活字体のうち、常色印字用の一方の
    カップホイール型活字体の印字位置に搬送して停止し、
    また、イレギュラー勤務の時間帯であると判定した場合
    には、差込まれたタイムカードを異色印字用の他方のカ
    ップホイール型活字体の印字位置に搬送して停止するカ
    ード搬送/停止手段と、上記の印字時間帯判定手段によ
    る印字時間帯の判定に従って、上下のカップホイール型
    活字体に設けた2つの印字ソレノイドのいずれか一方を
    作動して印字する印字ソレノイド作動手段とからなる制
    御機構を備えて成ることを特徴とする請求項1記載のタ
    イムレコーダ用印字装置。
  3. 【請求項3】 上下2段のカップホイール型活字体を取
    付けた回転軸に、活字選択用モータの回転を伝達する連
    動歯車を取付ける一方、この連動歯車の下側には、連動
    歯車の底面に突設した検出子を検知して上下2段の各カ
    ップホイール型活字体のホームポジションを検出する活
    字ホームポジションセンサーを設けたことを特徴とする
    請求項1記載のタイムレコーダ用印字装置。
  4. 【請求項4】 上下2段の各カップホイール型活字体の
    各スポーク片の先端部外側面に、日付と時刻用の各数
    字、曜日用の各アルファベットから成る活字エレメント
    を上下同一方向に並べて設けたことを特徴とする請求項
    1記載のタイムレコーダ用印字装置。
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