JP3311515B2 - タイムレコーダ用印字装置 - Google Patents
タイムレコーダ用印字装置Info
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Description
ータを印字するタイムレコーダの技術分野で利用される
ものであって、具体的には、印字部材としてカップホイ
ール型活字体を使用するタイムレコーダ用印字装置に関
するものである。
は、従来より、例えば実公昭54−40086号公報に
示されているように活字ホイールと印字ハンマーを用い
る打刻印字式と、例えば実開平4−40368号公報に
見られるようにベルト活字を使用するベルト活字式と、
例えば特公昭63−62029号公報に見られるように
ドットプリンタの如きプリンタを使用するプリンタ式と
が存在する。
による時刻の記録は、その後にタイムカードに印字され
た記録を元にして各人の就業データを転記したり、給料
等の各種計算を行ったりするものであるから、誤りが許
されず、特に見やすいということが要求され、また、使
用する環境が事務所とか会社と云った屋内の場所が多い
ため、印字音がなるべく静かであることが要求されると
共に、タイムレコーダとして適正なコストで提供できる
経済性も要求され、加えて、文字種類の各種要求に対し
て自由に実現可能な自由度も要求されている。
を使用する従来の打刻式印字装置は、活字を使用してい
るため読み易い利点を備えている反面、ホイール面に形
成されている定められた数字、及び、記号等の文字しか
印字できず、而かも、印字順序とか印字位置は活字の形
成位置によって予め決められているため、数字とか記号
等の組合せによる自由な表現ができないとか、ハンマー
を用いて打刻印字するため、印字時の打撃音がすさまじ
くて環境に悪影響を及ぼす等の各種問題があった。
は、印字時の打撃音が少ないため静かに印字できる利点
を備えている反面、ベルトに対する活字の成形位置と順
番が一定で印字による表現が自由にできないとか、ベル
トを使用しているため耐久性に劣ると云った各種の問題
があった。
特にドットプリンタは活字と異なって点の集合で文字を
形成するため、見やすさとか読みやすさといった点で活
字よりも品質が低下し、また、活字に品質を近ずけるに
はドットの数を増やさなければならないため、ハード・
ソフトの両面で構造が複雑化して、タイムレコーダのコ
ストに影響を及ぼす問題があった。
ーダとして必要とされる文字を取り込むことができ、且
つ、印字文字の品質が良好で非常に読み易く、印字音も
小さくて静かに印字できると共に、ソフトが簡単で低コ
ストで製造可能なタイムレコーダ用の印字装置を提供す
ることである。
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
ラが回転してタイムカードを当日の印字段位置に搬送
し、この印字段に印字器が時刻データを印字するように
構成したタイムレコーダに於いて、
に従って上記差込まれたタイムカードの印字面に沿って
横方向に平行移動するキャリッジに、放射状に形成した
多数のスポーク片を内側に向けて略直角に曲げ起こし、
且つ、これ等各スポーク片の先端部外側面に活字エレメ
ントを設けたカップホイール型活字体と、このカップホ
イール型活字体をプログラムに従って制御回転する活字
選択用モータと、上記のスポーク片を同じくプログラム
に従って外側に打ち出して活字エレメントをタイムカー
ドに打ち付ける印字ソレノイドと、上記回転するカップ
ホイール型活字体の活字面に接し、且つ、この活字体に
よって回転されながらインクを活字面に塗布するインク
ローラとを搭載した構造に構成すること。
モータを取付ける一方、このキャリッジの上部に回転自
在に立設した回転軸にカップホイール型活字体を取付
け、且つ、上記活字選択用モータのピニオンを上記回転
軸に取付けた連動歯車に噛合して、カップホイール型活
字体を水平方向に回転自在に構成すること。
に、この連動歯車の底面に突設した検出子を検知してカ
ップホイール型活字体のホームポジションを検出する活
字ホームポジションセンサーを設けること。
ーク片の先端部外側面に、日付と時刻用の各数字、曜日
用の各アルファベットから成る活字エレメントを設ける
こと。
く作用する。
はカップホイール型活字体を活字選択用モータで回転し
ながら、インクローラを回転してインクの塗布と、印字
ソレノイドによる打刻印字を行うことができるものであ
って、その印字は各スポーク片に設けた活字によるた
め、印字品質が良好で読みやすく、更に、上記カップホ
イール型活字体の回転によってインクローラを回転しな
がら活字にインクを塗布し、印字ソレノイドで各スポー
ク片を押して印字するため、印字音が比較的静かである
と共に、印字用のソフトも印字器の移動と回転、及び、
印字ソレノイド用のソフトを造れば済むため、ドットプ
リンタ用のソフト等に比較して遥かに簡単で、装置全体
の低コスト化を可能にすることができる。
ッジの底部側に取付けた活字選択用モータが回転する
と、モータのピニオンと回転軸側の連動歯車との噛合に
よってカップホイール型活字体が連動回転するため、上
記活字選択用モータをプログラムに従って制御回転する
ことによって、カップホイール型活字体に形成した所定
の活字を印字位置、即ち、印字ソレノイドによる押動箇
所(打刻位置)に位置させて、この活字をタイムカード
に打刻印字することを可能にする。
択用モータによって制御回転されるカップホイール型活
字体のホームポジションを、活字ホームポジションセン
サが常時検出しているため、活字選択用モータによるカ
ップホイール型活字体の回転をこのホームポジションを
起点にして正確に行って、プログラムで定めた必要な活
字を印字位置に正しくセットして印字することを可能に
する。
ホイール型活字体に日付と時刻用の数字と、曜日用のア
ルファベットの各活字エレメントを形成する一方、活字
選択用モータと印字ソレノイドをプログラムに従って制
御作動することによって、上記カップホイール型活字体
に形成した任意の活字をタイムカードに打刻印字できる
ため、日付とか時刻、或は、曜日と云った就業記録に必
要な各種の文字を、1台のカップホイール型活字体で自
由に表現できる自由度を発揮することを可能にする。
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。
ダ用印字装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細
に説明する。
イムレコーダの一例を示した外観図であって、図中、1
はタイムレコーダ、1aはタイムカードTMの差込口、
2…は差込口1aの前に横に並べて設けた出退勤選定兼
設定スイッチ、2aはこれ等各スイッチ2…の前に設け
たスイッチの機能を表す見出し、3は各種データを表示
する表示器、17Tは時計を示す。
説明した一部断面正面図であって、図中、4と4Sは上
記差込口1aの内側に設けたカード検知レバーとカード
検知センサー、1b,1bは差込口1aに差込まれたタ
イムカードTMをガイドする左右のカードガイド、6は
左右の軸受6a,6bを用いてカード通路に沿って横方
向に平行に架設したローラ軸、6Rはこのローラ軸6に
取付けたカード搬送ローラ、5Mは上記のセンサー4S
がタイムカードTMを検知すると作動するカード送りモ
ータを示す。
の駆動軸に取付けたウオームで、このウオーム5Wを上
記ローラ軸6に取付けたウオームホイール6Wに噛合す
ることによって、カード送りモータ5Mの回転をローラ
軸6に伝えてカード搬送ローラ6Rを回転し、このロー
ラ6Rと従動ローラ(図示せず)の間で差込口1aに差
込まれたタイムカードTMを引込み、また、排出搬送す
ると共に、このローラ軸6の先端に取付けたエンコーダ
用円盤6Tの回転を円盤用センサー6Sで検出すること
によって、カード搬送ローラ6RによるタイムカードT
Mの送り量を検出して、カード搬送をコントロールでき
るように構成されている。
形成した切欠きMaを読取ってカードの表裏を判定する
カード下端検知センサーであって、タイムカードTMの
表裏を間違えて差込口1aに差込んだ場合は、このセン
サー17による検知によって表示器3に異常を表示した
り、警報器(図示せず)を作動して注意を促す仕組に成
っている。
けた固定フレームで、このフレーム1Tに上述した左右
のカードガイド1b,1bとか、ローラ軸6、各センサ
ー4S,6S,7、及び、モータ5Mが取付けられてい
る。
体的に示したのは、上述した左右のカードガイド1b,
1bにガイドされて送り込まれて来るタイムカードTM
の印字欄に、就業データ等を印字する印字器であって、
この印字器8は以下に述べる各部材によって構成されて
いる。
Tに設けた左右の取付板1Ta,1Tb間に架設したガ
イド軸で、このガイド軸9Tの周面にはガイド用のカム
溝が螺旋状に形成されていて、活字横移動用ステッピン
グモータ9Mがこのガイド軸9Tを回転すると、ガイド
軸9Tに取付けたキャリッジ9が左右の方向に横移動す
るように構成されている。
付けた上ケース体、11はこの上ケース体10によって
覆われたハウジング内部に回転自在に縦設した回転軸、
11Mはキャリッジ9の底部側に取付けた活字選択用ス
テッピングモータ、11bはこのモータ11Mの駆動軸
11aに取付けたピニオンで、このピニオン11bに上
記回転軸11に取付けた連動歯車11cが噛合して、上
記モータ11Mの回転をこの回転軸11に伝達してい
る。
で全体的に示したのは、上記上ケース体10のハウジン
グ内に位置するように、上記回転軸11の中間部に固定
したカップホイール型活字体であって、この活字体12
は、図4に示すように薄い金属板(バネ材)を用いて放
射状に打抜き形成した多数のスポーク片12bを、夫々
内側に向けて略直角に曲げ起すことによって全体を略カ
ップホイール型に成形すると共に、各スポーク片12b
…の先端部に日付とか時刻用の数字及び曜日用のアルフ
ァベット等から成る必要な活字エレメント12a…を外
向きに取付け、更に、図示の如く内部に矯正リング13
を嵌込むことによって構成されている。
ハウジング内に取付けた印字ソレノイドであって、この
ソレノイド14は後述する制御部からのON信号を受け
て励磁すると、ヘッド14Hを突出して上記活字選択用
ステッピングモータ11Mによって印字位置にセットさ
れたカップホイール型活字体12の活字エレメント12
a、即ち、スポーク片12bをプラテンPTの方向に押
し出して、この活字エレメント12aをプラテンPTに
沿って挿入されてタイムカードTMの印字面に押し付け
て印字する仕組に成っている。
11cの底面に突設した検出子で、11Sはこの検出子
11Xを検知することによってカップホイール型活字体
12の水平回転方向のホームポジションを検出するセン
サー、16はカップホイール型活字体12の各活字エレ
メント12a…に接して、該活字体12によって回転さ
れながらインクを塗布するインクローラで、16aはそ
の回転軸、10aは前述した印字ソレノイド14の取付
板、9Yはキャリッジ9の補助ガイド軸を示す。
突設した検出子で、9Sはこの検出子9aを検知するこ
とによってキャリッジ9、即ち、カップホイール型活字
体12の横移動方向のホームポジションを検出するセン
サーで、15はプリント基板を示す。
を説明したブロック図であって、図中、20と21は制
御部の中心を構成するCPUとメモリで、これ等の間に
バス22を介して接続したインターフェイス回路23に
は、上述した出退勤選定兼設定スイッチ2…と、表示器
3、カード検知センサー4S、カード送りモータ5M、
円盤用センサー6S、カード下端検知センサー7、活字
横移動用ステッピングモータ9M、活字横移動ホームポ
ジションセンサー9S、活字選択用ステッピングモータ
11M、活字ホームポジションセンアー11S、及び、
印字ソレノイド14が接続され、更に、基準時計信号を
発信する時計回路17が接続されていて、夫々メモリ2
1に格納されたシステムプログラムに従って制御作動さ
れる仕組成っている。
みをカード検知センサー4Sが検知すると、カード送り
モータ5Mが回転してカード搬送ローラ6Rがカード搬
送を開始するが、搬送を始めると直ぐにカード下端検知
センサー7がタイムカードTMの下端縁に形成した切欠
きMaの有無を検出してその表裏を判定し、表裏が正し
い場合は、メモリ21に格納されているプログラムに従
ってカード送りモータ5Mが回転され、且つ、その回転
量、即ち、カード搬送量をエンコーダ用のセンサー6S
で検出しながら、タイムカードTMをプログラムに従っ
て当日の印字段位置に搬送する。
用ステッピングモータ9Mが回転してガイド軸9Tを回
転し、印字器8をメモリ21に格納したプログラムに従
って打刻者が選択したスイッチ2によって決められた印
字欄位置、即ち、タイムカードTMの所定の印字欄位置
に横移動し、次いで、活字選択用ステッピングモータ1
1Mによるカップホイール型活字体12の制御回転と印
字ソレノイド14の印字作動を、同じくメモリ21に格
納したプログラムに従って順次繰返すことにより、上記
スイッチ2で選定したタイムカードTMの所定の印字欄
(例えば出勤欄とか退社欄等)に、日付とか現在時刻等
を含む就業データを逐次印字することができる。また、
上記カップホイール型活字体12の回転によってインク
ローラ16が回転されて、各活字エレメント12aにイ
ンクを塗布するため、タイムカードTMに対する上記就
業データの印字を逐次行うことができる。
1のプログラムに従ってカード送りモータ5Mが逆転
し、搬送ローラ6RがタイムカードTMを差込口1aに
送り戻して1回の印字サイクルを終了する。
コーダ用印字装置によれば、印字器として極めて特殊な
カップホイール型活字体を使用したため、この活字体の
移動と回転、及び、印字ソレノイドの作動を制御するだ
けの極めて簡単なソフトを用いるだけで、従来の活字ホ
イールを用いた印字よりも遥かにバリエーションに富ん
だ印字を行えるものであって、従来のプリンタを用いた
印字装置よりソフトが簡単で低コストで製造できる点、
カップホイール型活字体の回転によって回転されるイン
クローラによりインクが塗布された活字を使用して印字
を行うため、きれいで読みやすい高品質の印字が得られ
る点、及び、印字ソレノイドがスポーク片を押して印字
するため、印字音が小さくて静かに使用できる点と相俟
って、タイムレコーダ用の印字装置として洵に好適なも
のである。
レコーダの一例を示した外観図である。
した一部断面正面図である。
断面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 タイムカードを差込むと、カード搬送ロ
ーラが回転してタイムカードを当日の印字段位置に搬送
し、この印字段に印字器が時刻データを印字するように
構成したタイムレコーダに於いて、 上記の印字器を、ガイド軸の回転に従って上記差込まれ
たタイムカードの印字面に沿って横方向に平行移動する
キャリッジに、放射状に形成した多数のスポーク片を内
側に向けて略直角に曲げ起こし、且つ、これ等各スポー
ク片の先端部外側面に活字エレメントを設けたカップホ
イール型活字体と、このカップホイール型活字体をプロ
グラムに従って制御回転する活字選択用モータと、上記
のスポーク片を同じくプログラムに従って外側に打ち出
して活字エレメントをタイムカードに打ち付ける印字ソ
レノイドと、上記回転するカップホイール型活字体の活
字面に接し、且つ、この活字体によって回転されながら
インクを活字面に塗布するインクローラとを搭載した構
造に構成したことを特徴とするタイムレコーダ用印字装
置。 - 【請求項2】 キャリッジの底部側に活字選択用モータ
を取付ける一方、このキャリッジの上部に回転自在に立
設した回転軸にカップホイール型活字体を取付け、且
つ、上記活字選択用モータのピニオンを上記回転軸に取
付けた連動歯車に噛合して、カップホイール型活字体を
水平方向に回転自在に構成したことを特徴とする請求項
1記載のタイムレコーダ用印字装置。 - 【請求項3】 回転軸に取付けた連動歯車の下側に、こ
の連動歯車の底面に突設した検出子を検知してカップホ
イール型活字体のホームポジションを検出する活字ホー
ムポジションセンサーを設けたことを特徴とする請求項
1記載のタイムレコーダ用印字装置。 - 【請求項4】 カップホイール型活字体の各スポーク片
の先端部外側面に、日付と時刻用の各数字、曜日用の各
アルファベットから成る活字エレメントを設けたことを
特徴とする請求項1記載のタイムレコーダ用印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25141994A JP3311515B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | タイムレコーダ用印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25141994A JP3311515B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | タイムレコーダ用印字装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0896190A JPH0896190A (ja) | 1996-04-12 |
JP3311515B2 true JP3311515B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=17222576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25141994A Expired - Fee Related JP3311515B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | タイムレコーダ用印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3311515B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP25141994A patent/JP3311515B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0896190A (ja) | 1996-04-12 |
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