JP3323340B2 - 印字装置 - Google Patents
印字装置Info
- Publication number
- JP3323340B2 JP3323340B2 JP29037994A JP29037994A JP3323340B2 JP 3323340 B2 JP3323340 B2 JP 3323340B2 JP 29037994 A JP29037994 A JP 29037994A JP 29037994 A JP29037994 A JP 29037994A JP 3323340 B2 JP3323340 B2 JP 3323340B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- type
- cup
- pinion
- case body
- lower case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイムレコーダ等に使
用して好適な印字装置に関するものであって、具体的に
は、印字用の活字体としてカップホイール型活字体を使
用した印字装置に関するものである。
用して好適な印字装置に関するものであって、具体的に
は、印字用の活字体としてカップホイール型活字体を使
用した印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイムレコーダに使用する印字装置に
は、従来より、例えば実公昭54−40086号公報に
示されているように活字ホイールと印字ハンマーを用い
る打刻印字式と、例えば実開平4−40368号公報に
見られるようにベルト活字を使用するベルト活字式と、
例えば特公昭63−62029号公報に見られるように
ドットプリンタの如きプリンタを使用するプリンタ式と
が存在するが、最近になってこれ等従来の印字装置に代
えて、全体が小型で重量が軽く、印字音が小さくて印字
制御も比較的簡単なプログラムを用いて簡単に、且つ、
低コストにて実施できるように構成したカップホイール
型活字体を、タイムレコーダの印字装置として使用する
ことが考えられた。
は、従来より、例えば実公昭54−40086号公報に
示されているように活字ホイールと印字ハンマーを用い
る打刻印字式と、例えば実開平4−40368号公報に
見られるようにベルト活字を使用するベルト活字式と、
例えば特公昭63−62029号公報に見られるように
ドットプリンタの如きプリンタを使用するプリンタ式と
が存在するが、最近になってこれ等従来の印字装置に代
えて、全体が小型で重量が軽く、印字音が小さくて印字
制御も比較的簡単なプログラムを用いて簡単に、且つ、
低コストにて実施できるように構成したカップホイール
型活字体を、タイムレコーダの印字装置として使用する
ことが考えられた。
【0003】上述したカップホイール型活字体は、例え
ば実公昭60−9015号公報とか特公昭60−122
37号公報、或は、特公平1−15383号公報等に見
られるように、全体を略カップホイール状に形成した活
字体の各スポーク片(フインガ)の先端部外側面に活字
を形成し、これ等各スポーク片をハンマーで順次内側よ
り外周に向けて叩くことによって、印字用紙に各活字を
押し付けて打刻印字する仕組に成っている。
ば実公昭60−9015号公報とか特公昭60−122
37号公報、或は、特公平1−15383号公報等に見
られるように、全体を略カップホイール状に形成した活
字体の各スポーク片(フインガ)の先端部外側面に活字
を形成し、これ等各スポーク片をハンマーで順次内側よ
り外周に向けて叩くことによって、印字用紙に各活字を
押し付けて打刻印字する仕組に成っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のカップホイール型活字体は、実公昭60−9015号
公報の第1図、並びに、特公平1−15383号公報の
第6図に記載の如く、活字体に比較して印字用ハンマー
を作動するソレノイドが大きく造られていて、活字体の
外部に出張った状態で取付けられているため、活字体を
コンパクトを造ることができず、従って、印字装置の全
体が大型化して、狭く造られたタイムレコーダの印字部
分に組込むことが非常に難しかった。
のカップホイール型活字体は、実公昭60−9015号
公報の第1図、並びに、特公平1−15383号公報の
第6図に記載の如く、活字体に比較して印字用ハンマー
を作動するソレノイドが大きく造られていて、活字体の
外部に出張った状態で取付けられているため、活字体を
コンパクトを造ることができず、従って、印字装置の全
体が大型化して、狭く造られたタイムレコーダの印字部
分に組込むことが非常に難しかった。
【0005】加えて、カップホイール型活字体を使用す
る印字装置には、この活字体を回転して活字を選択する
ステッピングモータを組付けなくてはならないため、印
字装置の全体が益々大型化してしまう問題もあり、更に
その製造と組立てもカップホイール型活字体に対してソ
レノイドとステッピングモータを一体に組付けなくては
ならないため、極めて難しくて高コスト化する問題があ
った。
る印字装置には、この活字体を回転して活字を選択する
ステッピングモータを組付けなくてはならないため、印
字装置の全体が益々大型化してしまう問題もあり、更に
その製造と組立てもカップホイール型活字体に対してソ
レノイドとステッピングモータを一体に組付けなくては
ならないため、極めて難しくて高コスト化する問題があ
った。
【0006】従って本発明の技術的課題は、カップホイ
ール型活字体を使用する印字装置の全体をコンパクト
に、而かも、製造と組立てを簡単に行えるように構成す
ることである。
ール型活字体を使用する印字装置の全体をコンパクト
に、而かも、製造と組立てを簡単に行えるように構成す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】印字用の活字体として、放射状に形成した
多数のスポーク片を内側に向けて略直角に屈曲して全体
をカップ状と成し、これ等各スポーク片の先端部外側面
に活字エレメントを設けたカップホイール型活字体を使
用する印字装置であって、
多数のスポーク片を内側に向けて略直角に屈曲して全体
をカップ状と成し、これ等各スポーク片の先端部外側面
に活字エレメントを設けたカップホイール型活字体を使
用する印字装置であって、
【0009】(1) 上記印字装置の全体を、上記のカ
ップホイール型活字体を回転するモータとピニオンを備
えたベース体と、該ピニオンから動力の伝達を受ける活
字歯車とこの活字歯車によって回転される回転軸とこの
回転軸に取付けた上記のカップホイール型活字体とを組
込んだ活字下ケース体と、カップホイール型活字体のス
ポーク片を外側に打ち出すソレノイドを取付けた中間ベ
ース板とに分割形成して、上記の活字下ケース体には、
上記の活字歯車に係合してその自由回転を制止する活字
歯車用の位置決めアームと、この活字下ケース体を上記
のベース体に対して上記の活字歯車を上記のピニオンに
噛合した状態で組付けることができる係合部材を設ける
と共に、上記のベース体には、上記の活字下ケース体を
組付けた時に、上記の位置決めアームを押圧して上記活
字歯車との係合を解除する活字歯車用位置決め解除手段
を設け、且つ、上記活字下ケース体の上面には、上記の
中間ベース板を上記のソレノイドをカップホイール型活
字体の内部に位置させた状態でネジ止め自在に構成する
こと。
ップホイール型活字体を回転するモータとピニオンを備
えたベース体と、該ピニオンから動力の伝達を受ける活
字歯車とこの活字歯車によって回転される回転軸とこの
回転軸に取付けた上記のカップホイール型活字体とを組
込んだ活字下ケース体と、カップホイール型活字体のス
ポーク片を外側に打ち出すソレノイドを取付けた中間ベ
ース板とに分割形成して、上記の活字下ケース体には、
上記の活字歯車に係合してその自由回転を制止する活字
歯車用の位置決めアームと、この活字下ケース体を上記
のベース体に対して上記の活字歯車を上記のピニオンに
噛合した状態で組付けることができる係合部材を設ける
と共に、上記のベース体には、上記の活字下ケース体を
組付けた時に、上記の位置決めアームを押圧して上記活
字歯車との係合を解除する活字歯車用位置決め解除手段
を設け、且つ、上記活字下ケース体の上面には、上記の
中間ベース板を上記のソレノイドをカップホイール型活
字体の内部に位置させた状態でネジ止め自在に構成する
こと。
【0010】(2) 上記印字装置の全体を、上記のカ
ップホイール型活字体を回転するモータとピニオン、及
び、このピニオンに係合してその自由回転を制止するピ
ニオン用の位置決めアームを備えたベース体と、該ピニ
オンから動力の伝達を受ける活字歯車とこの活字歯車に
よって回転される回転軸とこの回転軸に取付けた上記の
カップホイール型活字体とを組込んだ活字下ケース体
と、カップホイール型活字体のスポーク片を外側に打ち
出すソレノイドを取付けた中間ベース板とに分割形成し
て、上記の活字下ケース体には、この活字下ケース体を
上記のベース体に対して上記の活字歯車を上記のピニオ
ンに噛合した状態で組付けることができる係合部材と、
組付けた時に上記ベース体側の位置決めアームを押圧し
て上記ピニオンとの係合を解除するピニオン用位置決め
解除手段を設けると共に、この活字下ケース体の上面に
は、上記の中間ベース板を上記のソレノイドをカップホ
イール型活字体の内部に位置させた状態でネジ止め自在
に構成すること。
ップホイール型活字体を回転するモータとピニオン、及
び、このピニオンに係合してその自由回転を制止するピ
ニオン用の位置決めアームを備えたベース体と、該ピニ
オンから動力の伝達を受ける活字歯車とこの活字歯車に
よって回転される回転軸とこの回転軸に取付けた上記の
カップホイール型活字体とを組込んだ活字下ケース体
と、カップホイール型活字体のスポーク片を外側に打ち
出すソレノイドを取付けた中間ベース板とに分割形成し
て、上記の活字下ケース体には、この活字下ケース体を
上記のベース体に対して上記の活字歯車を上記のピニオ
ンに噛合した状態で組付けることができる係合部材と、
組付けた時に上記ベース体側の位置決めアームを押圧し
て上記ピニオンとの係合を解除するピニオン用位置決め
解除手段を設けると共に、この活字下ケース体の上面に
は、上記の中間ベース板を上記のソレノイドをカップホ
イール型活字体の内部に位置させた状態でネジ止め自在
に構成すること。
【0011】(3) 活字下ケース体に組込んだ回転軸
の上端側を、この活字下ケース体の上面にネジ止めした
中間ベース板を貫いて上方に突出する長さに構成して、
この回転軸には中間ベース板を挾んでその上下に上下2
組のカップホイール型活字体を取付け自在に構成し、且
つ、中間ベース板の上下両面には、これ等上下のカップ
ホイール型活字体用のソレノイドを夫々取付けると共
に、中間ベース板の上面には上側のカップホイール型活
字体を覆う活字上ケース体をネジ止め自在に構成するこ
と。
の上端側を、この活字下ケース体の上面にネジ止めした
中間ベース板を貫いて上方に突出する長さに構成して、
この回転軸には中間ベース板を挾んでその上下に上下2
組のカップホイール型活字体を取付け自在に構成し、且
つ、中間ベース板の上下両面には、これ等上下のカップ
ホイール型活字体用のソレノイドを夫々取付けると共
に、中間ベース板の上面には上側のカップホイール型活
字体を覆う活字上ケース体をネジ止め自在に構成するこ
と。
【0012】(4) ベース体に、活字横移動用のステ
ッピングモータによって回転するガイド軸を挿通する左
右のガイド穴を設けると共に、これ等左右のガイド穴の
間には、ガイド軸の周面に形成したカム溝に係合する移
動用のカムフォロアを設けること。
ッピングモータによって回転するガイド軸を挿通する左
右のガイド穴を設けると共に、これ等左右のガイド穴の
間には、ガイド軸の周面に形成したカム溝に係合する移
動用のカムフォロアを設けること。
【0013】
【作用】上記(1)〜(4)で述べた各手段は以下の如
く作用する。
く作用する。
【0014】上記(1)で述べた手段によれば、カップ
ホイール型活字体を用いる印字装置の全体を、モータと
ピニオンを備えたベース体と、活字歯車と回転軸とカッ
プホイール型活字体を組込んだ活字下ケース体と、ソレ
ノイドを取付けた中間ベース板とに3分割し、これ等別
々に造ったベース体と活字下ケース体と中間ベース板を
係合部材とネジで組付けることによって、カップホイー
ル型活字体をモータによって選択回転でき、且つ、任意
のスポーク片をソレノイドで外側に打ち出して印字する
ことができる印字装置を組立てることができるから、全
体が小型で、且つ、製造と組立てを頗る簡単に行える低
コストの印字装置を提供することを可能にする。
ホイール型活字体を用いる印字装置の全体を、モータと
ピニオンを備えたベース体と、活字歯車と回転軸とカッ
プホイール型活字体を組込んだ活字下ケース体と、ソレ
ノイドを取付けた中間ベース板とに3分割し、これ等別
々に造ったベース体と活字下ケース体と中間ベース板を
係合部材とネジで組付けることによって、カップホイー
ル型活字体をモータによって選択回転でき、且つ、任意
のスポーク片をソレノイドで外側に打ち出して印字する
ことができる印字装置を組立てることができるから、全
体が小型で、且つ、製造と組立てを頗る簡単に行える低
コストの印字装置を提供することを可能にする。
【0015】更に、上記(1)で述べた手段によれば、
活字下ケース体をベース体から取外した時には、位置決
めアームが活字歯車に係合して活字歯車と回転軸及びカ
ップホイール型活字体の自由回転を制止し、カップホイ
ール型活字体の活字を位置決めすることができるから、
活字下ケース体をベース体に組付ける時に、モータの回
転位置と活字の関係位置をずらすことなく正しく組付け
ることを可能にする。
活字下ケース体をベース体から取外した時には、位置決
めアームが活字歯車に係合して活字歯車と回転軸及びカ
ップホイール型活字体の自由回転を制止し、カップホイ
ール型活字体の活字を位置決めすることができるから、
活字下ケース体をベース体に組付ける時に、モータの回
転位置と活字の関係位置をずらすことなく正しく組付け
ることを可能にする。
【0016】上記(2)で述べた手段によれば、活字下
ケース体をベース体から取外した時には、位置決めアー
ムがピニオンに係合してピニオンの自由回転を係止し、
ピニオンを位置決めすることができるため、活字下ケー
ス体をベース体に組付ける時に、ピニオン(モータ)の
回転位置と活字の関係位置をずらすことなく正しく組付
けることを可能にする。
ケース体をベース体から取外した時には、位置決めアー
ムがピニオンに係合してピニオンの自由回転を係止し、
ピニオンを位置決めすることができるため、活字下ケー
ス体をベース体に組付ける時に、ピニオン(モータ)の
回転位置と活字の関係位置をずらすことなく正しく組付
けることを可能にする。
【0017】上記(3)で述べた手段によれば、カップ
ホイール型活字体を上下2段とし、これ等各活字体の活
字エレメントに対して異なる色のインクを付着すれば、
カップホイール型活字体による印字を2色で行うことが
でき、また、回転軸から上部のカップホイール型活字体
を取外すことによって、この印字装置を単色の印字装置
とすることも可能とする。
ホイール型活字体を上下2段とし、これ等各活字体の活
字エレメントに対して異なる色のインクを付着すれば、
カップホイール型活字体による印字を2色で行うことが
でき、また、回転軸から上部のカップホイール型活字体
を取外すことによって、この印字装置を単色の印字装置
とすることも可能とする。
【0018】上記(4)で述べた手段によれば、ベース
体自体にガイド軸のカム溝に係合するカムフォロアを設
けて、ベース体にガイド軸の回転によってカップホイー
ル型活字体を横移動するキャリッジの機能を具備せしめ
ているため、印字装置全体の簡略化とコンパクト化を更
に進めて、小型で使い勝手の良い印字装置を提供するこ
とを可能にする。
体自体にガイド軸のカム溝に係合するカムフォロアを設
けて、ベース体にガイド軸の回転によってカップホイー
ル型活字体を横移動するキャリッジの機能を具備せしめ
ているため、印字装置全体の簡略化とコンパクト化を更
に進めて、小型で使い勝手の良い印字装置を提供するこ
とを可能にする。
【0019】以上の如くであるから、上記の手段によっ
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。
【0020】
【実施例】以下に、上述した本発明に係る印字装置の好
適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明する。
適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明する。
【0021】図1は本発明に係る印字装置を使用したタ
イムレコーダの一例を示した外観図であって、図中、1
はタイムレコーダ、1aはタイムカードTMの差込口、
2…は差込口1aの前に横に並べて設けた出退勤選定兼
設定スイッチ、1Hはこれ等各スイッチ2…の前に設け
たスイッチの機能を表す見出し、3は各種データを表示
する表示器を示す。
イムレコーダの一例を示した外観図であって、図中、1
はタイムレコーダ、1aはタイムカードTMの差込口、
2…は差込口1aの前に横に並べて設けた出退勤選定兼
設定スイッチ、1Hはこれ等各スイッチ2…の前に設け
たスイッチの機能を表す見出し、3は各種データを表示
する表示器を示す。
【0022】図2は上記タイムレコーダ1の内部構造を
説明した一部断面正面図であって、図中、4と4Sは上
記差込口1aの内側に設けたカード検知レバーとカード
検知センサー、1b,1bは差込口1aに差込まれたタ
イムカードTMをガイドする左右のカードガイド、6は
左右の軸受6a,6bを用いてカード通路に沿って横方
向に平行に架設したローラ軸、6Rはこのローラ軸6に
取付けたカード搬送ローラ、5Mは上記のセンサー4S
がタイムカードTMを検知すると作動するカード送りモ
ータを示す。
説明した一部断面正面図であって、図中、4と4Sは上
記差込口1aの内側に設けたカード検知レバーとカード
検知センサー、1b,1bは差込口1aに差込まれたタ
イムカードTMをガイドする左右のカードガイド、6は
左右の軸受6a,6bを用いてカード通路に沿って横方
向に平行に架設したローラ軸、6Rはこのローラ軸6に
取付けたカード搬送ローラ、5Mは上記のセンサー4S
がタイムカードTMを検知すると作動するカード送りモ
ータを示す。
【0023】また、5Wは上記のカード送りモータ5M
の駆動軸に取付けたウオームで、このウオーム5Wを上
記ローラ軸6に取付けたウオームホイール6Wに噛合す
ることによって、カード送りモータ5Mの回転をローラ
軸6に伝えてカード搬送ローラ6Rを回転し、このロー
ラ6Rと従動ローラ(図示せず)の間で差込口1aに差
込まれたタイムカードTMを引込み、また、排出搬送す
ると共に、このローラ軸6の先端に取付けたエンコーダ
用円盤6Tの回転をエンコーダ6Sで検出することによ
って、カード搬送ローラ6RによるタイムカードTMの
送り量を検出して、カード搬送をコントロールできるよ
うに構成されている。
の駆動軸に取付けたウオームで、このウオーム5Wを上
記ローラ軸6に取付けたウオームホイール6Wに噛合す
ることによって、カード送りモータ5Mの回転をローラ
軸6に伝えてカード搬送ローラ6Rを回転し、このロー
ラ6Rと従動ローラ(図示せず)の間で差込口1aに差
込まれたタイムカードTMを引込み、また、排出搬送す
ると共に、このローラ軸6の先端に取付けたエンコーダ
用円盤6Tの回転をエンコーダ6Sで検出することによ
って、カード搬送ローラ6RによるタイムカードTMの
送り量を検出して、カード搬送をコントロールできるよ
うに構成されている。
【0024】更に、PKはプリント基板、1Tはタイム
レコーダ1の内部に設けた固定フレームで、このフレー
ム1Tに上述した左右のカードガイド1b,1bとか、
ローラ軸6、各センサー4S,6S、及び、モータ5M
が取付けられている。
レコーダ1の内部に設けた固定フレームで、このフレー
ム1Tに上述した左右のカードガイド1b,1bとか、
ローラ軸6、各センサー4S,6S、及び、モータ5M
が取付けられている。
【0025】上述した図2と、要部の拡大図である図3
に於いて、夫々符号8にて全体的に示したのは、上述し
た左右のカードガイド1b,1bにガイドされて送り込
まれて来るタイムカードTMの印字欄に、就業データ等
を印字するように構成した本発明の印字装置であって、
この印字装置8は以下に述べる各部材によって構成され
ている。
に於いて、夫々符号8にて全体的に示したのは、上述し
た左右のカードガイド1b,1bにガイドされて送り込
まれて来るタイムカードTMの印字欄に、就業データ等
を印字するように構成した本発明の印字装置であって、
この印字装置8は以下に述べる各部材によって構成され
ている。
【0026】即ち、図中9Tは上述した固定フレーム1
Tに設けた左右の取付板1Ta,1Tb間に架設したガ
イド軸で、このガイド軸9Tの周面にはガイド用のカム
溝が螺旋状に形成されていて、活字横移動用ステッピン
グモータ9Mがこのガイド軸9Tを回転すると、ガイド
軸9Tと図15に示した補助ガイド軸9Rの間に取付け
た上記の印字装置8が左右の方向に横移動するように構
成されている。
Tに設けた左右の取付板1Ta,1Tb間に架設したガ
イド軸で、このガイド軸9Tの周面にはガイド用のカム
溝が螺旋状に形成されていて、活字横移動用ステッピン
グモータ9Mがこのガイド軸9Tを回転すると、ガイド
軸9Tと図15に示した補助ガイド軸9Rの間に取付け
た上記の印字装置8が左右の方向に横移動するように構
成されている。
【0027】印字装置8の全体は、図5の分解図並びに
図6乃至図14の各部品図に示す如く、ベース体9と、
このベース体9に組付け自在に構成した活字下ケース体
11と、この活字下ケース体11の上面にネジ止め自在
に構成した中間ベース板16と、中間ベース板16の上
面に同じくネジ止め自在に構成した活字上ケース体20
と、これ等活字下ケース体11と活字上ケース体20の
側面に対して開閉作動自在に取付けるインクローラケー
ス体22とに分解形成されていて、これ等の各部材9,
11,16,20,22を一体に組付けることによっ
て、図2或は図3に示した如き印字装置8を組立てられ
る仕組に成っている。
図6乃至図14の各部品図に示す如く、ベース体9と、
このベース体9に組付け自在に構成した活字下ケース体
11と、この活字下ケース体11の上面にネジ止め自在
に構成した中間ベース板16と、中間ベース板16の上
面に同じくネジ止め自在に構成した活字上ケース体20
と、これ等活字下ケース体11と活字上ケース体20の
側面に対して開閉作動自在に取付けるインクローラケー
ス体22とに分解形成されていて、これ等の各部材9,
11,16,20,22を一体に組付けることによっ
て、図2或は図3に示した如き印字装置8を組立てられ
る仕組に成っている。
【0028】上述したベース体9の全体は、上述した図
5並びに図6に示した平面図と図7に示した図6のB−
B線に沿った断面図に示す如く、全体を矩形状の略ボッ
クスタイプに形成され、且つ、その内部底面には活字選
択用のステッピングモータ10がビス10b,10bに
よって固定されると共に、ベース体9の上面中央に突出
した該モータ10の回転軸10Tにピニオン10aが取
付けられている。
5並びに図6に示した平面図と図7に示した図6のB−
B線に沿った断面図に示す如く、全体を矩形状の略ボッ
クスタイプに形成され、且つ、その内部底面には活字選
択用のステッピングモータ10がビス10b,10bに
よって固定されると共に、ベース体9の上面中央に突出
した該モータ10の回転軸10Tにピニオン10aが取
付けられている。
【0029】更に上記ベース体9の一側には、図2に示
したホームポジション用センサ9Sによって印字装置8
のホームポジションが検出される検出子9aが突設さ
れ、またその上面には、前述したガイド軸9Tが挿通さ
れるガイド穴9X,9Yが設けられ、且つ、これ等両ガ
イド穴9X,9Yの間の上面にはガイド軸9Tの周面に
螺旋状に凹設したカム溝に係合するカムフォロア9bが
設けられている。
したホームポジション用センサ9Sによって印字装置8
のホームポジションが検出される検出子9aが突設さ
れ、またその上面には、前述したガイド軸9Tが挿通さ
れるガイド穴9X,9Yが設けられ、且つ、これ等両ガ
イド穴9X,9Yの間の上面にはガイド軸9Tの周面に
螺旋状に凹設したカム溝に係合するカムフォロア9bが
設けられている。
【0030】加えて上記ベース体9の上面には、図示し
た如く後述する活字下ケース体11側の嵌合爪が係合さ
れる左右の係合穴9c,9cと、後述する活字歯車位置
決めアームが嵌入される穴9dと、この位置決めアーム
を押圧して係合を解除する突起9fと、活字下ケース体
11の組付け位置を決める左右の突子9e,9eと、図
2と図15に示した活字ホームポジションHSを取付け
る取付穴9hが形成され、更に、図示のように上記のピ
ニオン10aに係合してその自由回転を制止し、ピニオ
ン10aを位置決めするピニオン用位置決めアーム9Z
が設けられ、また底部には図15に示した補助ガイド軸
9R用の挿通穴9Zが形成されている。
た如く後述する活字下ケース体11側の嵌合爪が係合さ
れる左右の係合穴9c,9cと、後述する活字歯車位置
決めアームが嵌入される穴9dと、この位置決めアーム
を押圧して係合を解除する突起9fと、活字下ケース体
11の組付け位置を決める左右の突子9e,9eと、図
2と図15に示した活字ホームポジションHSを取付け
る取付穴9hが形成され、更に、図示のように上記のピ
ニオン10aに係合してその自由回転を制止し、ピニオ
ン10aを位置決めするピニオン用位置決めアーム9Z
が設けられ、また底部には図15に示した補助ガイド軸
9R用の挿通穴9Zが形成されている。
【0031】また、上述した活字下ケース体11の全体
は、前述した図3と図4に示した図3のA−A線に沿っ
た平断面図、上述した図5及び図8に示した平面図並び
に図9に示した正断面図の記載から明らかな如く、略円
筒状に造られていて、その内部11Hの中央には回転軸
12が挿通され、回転軸12の下端側には活字歯車13
と下段のカップホイール型活字体15が中間にスペーサ
13Sを介在して固定されると共に、この活字下ケース
体11の上面に取付けられる中間ベース板16の中央を
挿通してその上面側に突出した回転軸12の上端側に
は、上記下段のカップホイール型活字体15と同じ構造
の上段のカップホイール型活字体14が取付自在に構成
されている。
は、前述した図3と図4に示した図3のA−A線に沿っ
た平断面図、上述した図5及び図8に示した平面図並び
に図9に示した正断面図の記載から明らかな如く、略円
筒状に造られていて、その内部11Hの中央には回転軸
12が挿通され、回転軸12の下端側には活字歯車13
と下段のカップホイール型活字体15が中間にスペーサ
13Sを介在して固定されると共に、この活字下ケース
体11の上面に取付けられる中間ベース板16の中央を
挿通してその上面側に突出した回転軸12の上端側に
は、上記下段のカップホイール型活字体15と同じ構造
の上段のカップホイール型活字体14が取付自在に構成
されている。
【0032】中間ベース板16を挾んで回転軸12の上
下に取付けたこれ等上下のカップホイール型活字体14
と15は、いずれも薄いバネ材を略放射状に打ち抜いて
形成した多数のスポーク片を内側に向けて略直角に折曲
げて全体をカップ状と成し、これ等各スポーク片の先端
部外側面にプラスチック製の活字エレメント14a…、
15a…を取付けると共に、内部に矯正リング14b,
15bを嵌込んだ構成になっていて、その詳細は、特願
平6−251419号の出願に記載の如くである。
下に取付けたこれ等上下のカップホイール型活字体14
と15は、いずれも薄いバネ材を略放射状に打ち抜いて
形成した多数のスポーク片を内側に向けて略直角に折曲
げて全体をカップ状と成し、これ等各スポーク片の先端
部外側面にプラスチック製の活字エレメント14a…、
15a…を取付けると共に、内部に矯正リング14b,
15bを嵌込んだ構成になっていて、その詳細は、特願
平6−251419号の出願に記載の如くである。
【0033】更に上述した中間ベース板16の全体は、
上述した図5並びに図10の平面図と図11の正面図の
記載から明らかな如く変形した平板状に造られていて、
その両側にネジ穴16a,16aが形成され、更に上下
両面の四隅に嵌合係止穴16b…が形成されると共に、
中央の上下に印字用のソレノイド17,18が取付けら
れ、その中心部分に上述した回転軸12が挿通される軸
穴12Hが穿孔されていて、上述した活字下ケース体1
1の上面に突子11a…を上記の各嵌合係止穴16b…
に嵌入した状態で後述するネジによって固定される仕組
に成っている。
上述した図5並びに図10の平面図と図11の正面図の
記載から明らかな如く変形した平板状に造られていて、
その両側にネジ穴16a,16aが形成され、更に上下
両面の四隅に嵌合係止穴16b…が形成されると共に、
中央の上下に印字用のソレノイド17,18が取付けら
れ、その中心部分に上述した回転軸12が挿通される軸
穴12Hが穿孔されていて、上述した活字下ケース体1
1の上面に突子11a…を上記の各嵌合係止穴16b…
に嵌入した状態で後述するネジによって固定される仕組
に成っている。
【0034】また、上述した活字下ケース体11の左右
両側には、上述したベース体9の左右の係合穴9c,9
c内に弾性的に係合して、活字下ケース体11を図15
並びに図16に示すようにベース体9の上面に組付ける
左右の嵌合爪11c,11cが形成され、また、その底
部内側には、図5に示すように上述した活字歯車13に
係合してその回転、即ち、回転軸12の回転を制止して
活字歯車13を位置決めする一方、この活字下ケース体
11をベース体9に組付けた場合には、図16に示すよ
うに上述した解除突起9fに押されて上記活字歯車13
に対する係合を解除するように構成した活字歯車用位置
決めアーム11eと、同じく活字下ケース体11をベー
ス体9に組付けた時に、図16に示すように上述したピ
ニオン位置決め用アーム9Zを押圧してピニオン10a
に対する係合を外す解除アーム11fが設けられてい
る。
両側には、上述したベース体9の左右の係合穴9c,9
c内に弾性的に係合して、活字下ケース体11を図15
並びに図16に示すようにベース体9の上面に組付ける
左右の嵌合爪11c,11cが形成され、また、その底
部内側には、図5に示すように上述した活字歯車13に
係合してその回転、即ち、回転軸12の回転を制止して
活字歯車13を位置決めする一方、この活字下ケース体
11をベース体9に組付けた場合には、図16に示すよ
うに上述した解除突起9fに押されて上記活字歯車13
に対する係合を解除するように構成した活字歯車用位置
決めアーム11eと、同じく活字下ケース体11をベー
ス体9に組付けた時に、図16に示すように上述したピ
ニオン位置決め用アーム9Zを押圧してピニオン10a
に対する係合を外す解除アーム11fが設けられてい
る。
【0035】上述した中間ベース板16の上下に取付け
られるソレノイド17と18は、前述した図5と図10
に示した平面図並びに図11に示した正面図に記載の如
く、鉄心17a,18aと、アーマチュア17b,18
bと、コイル17c,18cと、アーマチュア吸引用の
ガイドレール17d,18dと、アーマチュア17b,
18bの先端部に突出形成したハンマーヘッド17T,
18Tと、ハンマーヘッドの戻しスプリング17S,1
8Sとによって構成されていて、コイル17c,18c
への通電によって鉄心17a,18aが励磁してアーマ
チュア17b,18bを吸引移動すると、図10に於い
て上方(図15に於いて左方向)にハンマーヘッド17
T又は18Tが突出されて各カップホイール型活字体1
4又は15のスポーク片を外側に押し出し、活字エレメ
ント14a又は15aを差込まれたタイムカードTMの
面に押圧して印字を行う一方、コイル17c,18cへ
の通電がOFFになると、戻しスプリング17S,18
Sによって突出したハンマーヘッド17T又は18Tが
元の位置に戻される仕組に成っている。
られるソレノイド17と18は、前述した図5と図10
に示した平面図並びに図11に示した正面図に記載の如
く、鉄心17a,18aと、アーマチュア17b,18
bと、コイル17c,18cと、アーマチュア吸引用の
ガイドレール17d,18dと、アーマチュア17b,
18bの先端部に突出形成したハンマーヘッド17T,
18Tと、ハンマーヘッドの戻しスプリング17S,1
8Sとによって構成されていて、コイル17c,18c
への通電によって鉄心17a,18aが励磁してアーマ
チュア17b,18bを吸引移動すると、図10に於い
て上方(図15に於いて左方向)にハンマーヘッド17
T又は18Tが突出されて各カップホイール型活字体1
4又は15のスポーク片を外側に押し出し、活字エレメ
ント14a又は15aを差込まれたタイムカードTMの
面に押圧して印字を行う一方、コイル17c,18cへ
の通電がOFFになると、戻しスプリング17S,18
Sによって突出したハンマーヘッド17T又は18Tが
元の位置に戻される仕組に成っている。
【0036】上述した活字上ケース体20は、上述した
図5並びに図12に示した平面図、図13に示した正面
図、図14に示した図12のD−D線に沿った断面図に
夫々記載の如く、全体が略カップ状に造られていて、そ
の左右両側にネジ穴20a,20aが形成され、底面に
は前記中間ベース板16の上面に突設した上記各嵌合係
止穴16b…に嵌入する突子20d…を突出すると共
に、内部天井面に回転軸12の頭部で嵌込まれる凹部2
0cを形成した構成に成っていて、図5に示した左右の
ネジ21,21を上記のネジ穴20a,20aを挿通
し、且つ、中間ベース板16のネジ穴16a,16aと
活字下ケース体11の左右に形成したネジ穴11b,1
1bに挿通してナット21a,21aで締付けることに
よって、中間ベース板16の上下両面に活字上ケース体
20と活字下ケース体11を一体に組付けられる仕組に
成っている。
図5並びに図12に示した平面図、図13に示した正面
図、図14に示した図12のD−D線に沿った断面図に
夫々記載の如く、全体が略カップ状に造られていて、そ
の左右両側にネジ穴20a,20aが形成され、底面に
は前記中間ベース板16の上面に突設した上記各嵌合係
止穴16b…に嵌入する突子20d…を突出すると共
に、内部天井面に回転軸12の頭部で嵌込まれる凹部2
0cを形成した構成に成っていて、図5に示した左右の
ネジ21,21を上記のネジ穴20a,20aを挿通
し、且つ、中間ベース板16のネジ穴16a,16aと
活字下ケース体11の左右に形成したネジ穴11b,1
1bに挿通してナット21a,21aで締付けることに
よって、中間ベース板16の上下両面に活字上ケース体
20と活字下ケース体11を一体に組付けられる仕組に
成っている。
【0037】また、上述したインクローラケース体22
は、図3と図5、並びに、図4に示した図3のA−A線
に沿った平断面図の記載から明らかな如く、上面一側に
摘み片22aを突設し、その下に上述した活字下ケース
体11と活字上ケース体20の側面に形成した回転の逃
げ22cを有する断面略C字状のホルダガイド11d,
20b(図8、図12参照)の内部に図3の如く挿通し
て、インクローラケース体22を開閉作動自在に取付け
る回動軸22bを設け、更に、その他側先端縁に活字上
ケース体20に設けた係止縁20e(図12と図13参
照)に図4に示した状態に係合して、インクローラケー
ス体22を図4の閉じた状態に維持できるフック22d
が突出形成されている。
は、図3と図5、並びに、図4に示した図3のA−A線
に沿った平断面図の記載から明らかな如く、上面一側に
摘み片22aを突設し、その下に上述した活字下ケース
体11と活字上ケース体20の側面に形成した回転の逃
げ22cを有する断面略C字状のホルダガイド11d,
20b(図8、図12参照)の内部に図3の如く挿通し
て、インクローラケース体22を開閉作動自在に取付け
る回動軸22bを設け、更に、その他側先端縁に活字上
ケース体20に設けた係止縁20e(図12と図13参
照)に図4に示した状態に係合して、インクローラケー
ス体22を図4の閉じた状態に維持できるフック22d
が突出形成されている。
【0038】23と24は上記インクローラケース体2
2の内部に夫々回転自在に取付けたインクローラ、23
aと24aはそのローラ軸であって、下側のインクロー
ラ23は下段のカップホイール型活字体15の活字エレ
メント15aに接して回転しながら通常色(黒色とか青
色)のインクを塗布する一方、上側のインクローラ24
は上段のカップホイール型活字体14の活字エレメント
14a…に接して回転しながら異色(例えば赤色等)の
インクを塗布する仕組に成っている。
2の内部に夫々回転自在に取付けたインクローラ、23
aと24aはそのローラ軸であって、下側のインクロー
ラ23は下段のカップホイール型活字体15の活字エレ
メント15aに接して回転しながら通常色(黒色とか青
色)のインクを塗布する一方、上側のインクローラ24
は上段のカップホイール型活字体14の活字エレメント
14a…に接して回転しながら異色(例えば赤色等)の
インクを塗布する仕組に成っている。
【0039】尚、上述した上段のカップホイール型活字
体14は、回転軸12に対して取外し自在に構成されて
いて、本発明に係る印字装置8を単色で使用する場合
は、この上段のカップホイール型活字体14を取外し、
更に、上段のソレノイド17とインクローラ24も取外
して使用する。
体14は、回転軸12に対して取外し自在に構成されて
いて、本発明に係る印字装置8を単色で使用する場合
は、この上段のカップホイール型活字体14を取外し、
更に、上段のソレノイド17とインクローラ24も取外
して使用する。
【0040】本発明に係る印字装置は以上述べた如き構
成であるから、印字装置8を構成するベース体9と活字
下ケース体11と中間ベース板16と活字上ケース体2
0、並びに、インクローラケース体22を夫々各部品図
の状態に別々に造り、これをネジ21とナット21aに
よる締付けとか、嵌合爪11c,11cの係合等によっ
て一体的に組付ければ、図2並びに図3、或は、図15
と図16に示した各断面図に記載のような印字装置8を
組立てることができ、これを図2のようにタイムレコー
ダ1内のガイド軸9Tに取付ければ、差込まれたタイム
カードTMに就業データを印字する印字機能を発揮する
ことができる。
成であるから、印字装置8を構成するベース体9と活字
下ケース体11と中間ベース板16と活字上ケース体2
0、並びに、インクローラケース体22を夫々各部品図
の状態に別々に造り、これをネジ21とナット21aに
よる締付けとか、嵌合爪11c,11cの係合等によっ
て一体的に組付ければ、図2並びに図3、或は、図15
と図16に示した各断面図に記載のような印字装置8を
組立てることができ、これを図2のようにタイムレコー
ダ1内のガイド軸9Tに取付ければ、差込まれたタイム
カードTMに就業データを印字する印字機能を発揮する
ことができる。
【0041】また、ベース体9から活字下ケース体11
を取外した時は、図5に示すように各位置決めアーム9
Zと11eがピニオン10aと活字歯車13に係合して
その自由回転を制止するため、ステッピングモータ10
とカップホイール型活字体14,15の活字エレメント
14a,15aとの位置関係が決められて、再び両者
9,11を組付けた時の位置関係のズレを防止すること
ができる。
を取外した時は、図5に示すように各位置決めアーム9
Zと11eがピニオン10aと活字歯車13に係合して
その自由回転を制止するため、ステッピングモータ10
とカップホイール型活字体14,15の活字エレメント
14a,15aとの位置関係が決められて、再び両者
9,11を組付けた時の位置関係のズレを防止すること
ができる。
【0042】更に本発明では、活字下ケース体11を再
びベース体9に組付けた時に、図16に示すように解除
突起9fと解除アーム11fが上記各位置決めアーム1
1eと9Zによる係合を自動的に解いて活字歯車13と
ピニオン10aを回転可能な状態に戻すため、活字下ケ
ース体11とベース体9の取外しと組付けを行う度に、
ステッピングモータ10と活字の位置関係をいちいちロ
ックしたり、これを解除する操作が不必要になる。
びベース体9に組付けた時に、図16に示すように解除
突起9fと解除アーム11fが上記各位置決めアーム1
1eと9Zによる係合を自動的に解いて活字歯車13と
ピニオン10aを回転可能な状態に戻すため、活字下ケ
ース体11とベース体9の取外しと組付けを行う度に、
ステッピングモータ10と活字の位置関係をいちいちロ
ックしたり、これを解除する操作が不必要になる。
【0043】
【発明の効果】従って本発明に係る印字装置によれば、
各部品をブロック別に造ってこれを組立てるだけで、複
雑な構造の印字装置を簡単に組立てることができ、ま
た、活字選択用のモータと印字用のソレノイドも全てこ
の印字装置の内部に組込んで、全体をコンパクトに造る
ことができるものであって、ベース体自体を印字装置の
キャリッジとして利用できるため、印字装置の構成を更
に簡略化した点、並びに、ベース体と活字下ケース体を
簡単に取外すことができ、且つ、この取外し時にモータ
のピニオンと活字歯車を位置決めした状態で係止して、
モータと活字の位置関係を維持できるようにすることに
より、動力伝達機構部分のメンテナンスを容易に行える
ようにした点と相俟って、特にタイムレコーダ用の印字
装置に利用して洵に好適なものである。
各部品をブロック別に造ってこれを組立てるだけで、複
雑な構造の印字装置を簡単に組立てることができ、ま
た、活字選択用のモータと印字用のソレノイドも全てこ
の印字装置の内部に組込んで、全体をコンパクトに造る
ことができるものであって、ベース体自体を印字装置の
キャリッジとして利用できるため、印字装置の構成を更
に簡略化した点、並びに、ベース体と活字下ケース体を
簡単に取外すことができ、且つ、この取外し時にモータ
のピニオンと活字歯車を位置決めした状態で係止して、
モータと活字の位置関係を維持できるようにすることに
より、動力伝達機構部分のメンテナンスを容易に行える
ようにした点と相俟って、特にタイムレコーダ用の印字
装置に利用して洵に好適なものである。
【図1】本発明に係る印字装置を利用したタイムレコー
ダの外観図である。
ダの外観図である。
【図2】タイムレコーダの内部を説明した断面図であ
る。
る。
【図3】本発明に係る印字装置の正面図である。
【図4】図3のA−A線に沿った断面図である。
【図5】本発明に係る印字装置を分解して示した一部断
面正面図である。
面正面図である。
【図6】ベース体の平面図である。
【図7】図6のB−B線に沿った断面図である。
【図8】内部にカップホイール型活字体を組込んだ活字
下ケース体の平面図である。
下ケース体の平面図である。
【図9】図8のC−C線に沿った断面図である。
【図10】中間ベース板とソレノイドの平面図である。
【図11】中間ベース板とソレノイドの正面図である。
【図12】活字上ケース体の平面図である。
【図13】活字上ケース体の正面図である。
【図14】図12のD−D線に沿った断面図である。
【図15】図4のX−X線に沿った断面図である。
【図16】図17のY−Y線に沿った断面図である。
【図17】図16のE−E線に沿った断面図である。
8 印字装置 9 ベース体 9X,9Y ガイド穴 9T ガイド軸 9b カムフォロア 9f 解除突子 9Z 位置決めアーム 10 活字選択用モータ 10a ピニオン 11 活字下ケース体 11c 嵌合爪 11e 位置決めアーム 11f 解除アーム 12 回転軸 14,15 カップホイール型活字体 14a,15a 活字エレメント 16 中間ベース板 17,18 ソレノイド 20 活字上ケース体 22 インクローラケース体 23,24 インクローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−143334(JP,A) 特開 昭56−22184(JP,A) 実開 昭55−10709(JP,U) 実公 昭60−9015(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 1/44 G07C 1/00
Claims (4)
- 【請求項1】 印字用の活字体として、放射状に形成し
た多数のスポーク片を内側に向けて略直角に屈曲して全
体をカップ状と成し、これ等各スポーク片の先端部外側
面に活字エレメントを設けたカップホイール型活字体を
使用する印字装置であって、 上記印字装置の全体を、上記のカップホイール型活字体
を回転するモータとピニオンを備えたベース体と、該ピ
ニオンから動力の伝達を受ける活字歯車とこの活字歯車
によって回転される回転軸とこの回転軸に取付けた上記
のカップホイール型活字体とを組込んだ活字下ケース体
と、カップホイール型活字体のスポーク片を外側に打ち
出すソレノイドを取付けた中間ベース板とに分割形成し
て、上記の活字下ケース体には、上記の活字歯車に係合
してその自由回転を制止する活字歯車用の位置決めアー
ムと、この活字下ケース体を上記のベース体に対して上
記の活字歯車を上記のピニオンに噛合した状態で組付け
ることができる係合部材を設けると共に、上記のベース
体には、上記の活字下ケース体を組付けた時に、上記の
位置決めアームを押圧して上記活字歯車との係合を解除
する活字歯車用位置決め解除手段を設け、且つ、上記活
字下ケース体の上面には、上記の中間ベース板を上記の
ソレノイドをカップホイール型活字体の内部に位置させ
た状態でネジ止め自在に構成したことを特徴とする印字
装置。 - 【請求項2】 印字用の活字体として、放射状に形成し
た多数のスポーク片を内側に向けて略直角に屈曲して全
体をカップ状と成し、これ等各スポーク片の先端部外側
面に活字エレメントを設けたカップホイール型活字体を
使用する印字装置であって、 上記印字装置の全体を、上記のカップホイール型活字体
を回転するモータとピニオン、及び、このピニオンに係
合してその自由回転を制止するピニオン用の位置決めア
ームを備えたベース体と、該ピニオンから動力の伝達を
受ける活字歯車とこの活字歯車によって回転される回転
軸とこの回転軸に取付けた上記のカップホイール型活字
体とを組込んだ活字下ケース体と、カップホイール型活
字体のスポーク片を外側に打ち出すソレノイドを取付け
た中間ベース板とに分割形成して、上記の活字下ケース
体には、この活字下ケース体を上記のベース体に対して
上記の活字歯車を上記のピニオンに噛合した状態で組付
けることができる係合部材と、組付けた時に上記ベース
体側の位置決めアームを押圧して上記ピニオンとの係合
を解除するピニオン用位置決め解除手段を設けると共
に、この活字下ケース体の上面には、上記の中間ベース
板を上記のソレノイドをカップホイール型活字体の内部
に位置させた状態でネジ止め自在に構成したことを特徴
とする印字装置。 - 【請求項3】 活字下ケース体に組込んだ回転軸の上端
側を、この活字下ケース体の上面にネジ止めした中間ベ
ース板を貫いて上方に突出する長さに構成して、この回
転軸には中間ベース板を挾んでその上下に上下2組のカ
ップホイール型活字体を取付け自在に構成し、且つ、中
間ベース板の上下両面には、これ等上下のカップホイー
ル型活字体用のソレノイドを夫々取付けると共に、中間
ベース板の上面には上側のカップホイール型活字体を覆
う活字上ケース体をネジ止め自在に構成したことを特徴
とする請求項1又は2に記載の印字装置。 - 【請求項4】 ベース体に、活字横移動用のステッピン
グモータによって回転するガイド軸を挿通する左右のガ
イド穴を設けると共に、これ等左右のガイド穴の間に
は、ガイド軸の周面に形成したカム溝に係合する移動用
のカムフォロアを設けたことを特徴とする請求項1又は
2に記載の印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29037994A JP3323340B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29037994A JP3323340B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 印字装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127121A JPH08127121A (ja) | 1996-05-21 |
JP3323340B2 true JP3323340B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=17755259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29037994A Expired - Fee Related JP3323340B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3323340B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105389858A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-03-09 | 重庆铝王铝业有限公司 | 一种新型打卡机 |
CN105321218A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-02-10 | 重庆铝王铝业有限公司 | 一种打卡结构 |
CN105321219A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-02-10 | 重庆铝王铝业有限公司 | 一种打卡装置 |
CN105447919A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-03-30 | 重庆铝王铝业有限公司 | 一种打卡机 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP29037994A patent/JP3323340B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08127121A (ja) | 1996-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4405931A (en) | Pen type multi-color recording device | |
JP4492125B2 (ja) | ロールシートホルダ及びテープ印刷装置 | |
JP3323340B2 (ja) | 印字装置 | |
EP0150100B1 (en) | A ribbon lifting device for a printer | |
US4512675A (en) | Serial printer | |
US4426167A (en) | Serial printer having two carriages carrying respective type wheels and movable independently | |
JPS5939591A (ja) | 印字装置 | |
JP3311525B2 (ja) | 印字機用インク塗布装置 | |
JPH022600Y2 (ja) | ||
US4420267A (en) | Serial printer | |
JPH0517252Y2 (ja) | ||
JPH0235481Y2 (ja) | ||
JPS60498Y2 (ja) | テ−プ送り装置 | |
JPH0516495Y2 (ja) | ||
JPH0723554U (ja) | 印字テープ作成装置におけるテープ切断装置 | |
JP3311524B2 (ja) | タイムレコーダ用印字装置 | |
JPS6218465Y2 (ja) | ||
JPS623236Y2 (ja) | ||
JP3244599B2 (ja) | カップホイール型印字機 | |
JP3311515B2 (ja) | タイムレコーダ用印字装置 | |
JPS6160791B2 (ja) | ||
JPH04117760U (ja) | マイクロプリンタ | |
JPS5925652Y2 (ja) | シリアルプリンタにおける活字輪位置決め機構 | |
JPH0321969Y2 (ja) | ||
JPH0730372Y2 (ja) | インク塗布装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080628 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090628 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |