JP3311525B2 - 印字機用インク塗布装置 - Google Patents

印字機用インク塗布装置

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JP3311525B2 JP29038094A JP29038094A JP3311525B2 JP 3311525 B2 JP3311525 B2 JP 3311525B2 JP 29038094 A JP29038094 A JP 29038094A JP 29038094 A JP29038094 A JP 29038094A JP 3311525 B2 JP3311525 B2 JP 3311525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイムレコーダ等に使
用して好適な印字機に関するものであって、具体的に
は、印字用の活字体として使用するカップホイール型活
字体に対してインクを塗布するインク塗布装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】タイムレコーダに使用する印字機には、
従来より、例えば実公昭54−40086号公報に示さ
れているように活字ホイールと印字ハンマーを用いる打
刻印字式と、例えば実開平4−40368号公報に見ら
れるようにベルト活字を使用するベルト活字式と、例え
ば特公昭63−62029号公報に見られるようにドッ
トプリンタの如きプリンタを使用するプリンタ式とが存
在するが、最近になってこれ等従来の印字装置に代え
て、全体が小型で重量が軽く、印字音が小さくて印字制
御も比較的簡単なプログラムを用いて簡単に、且つ、低
コストにて実施できるように構成したカップホイール型
活字体を、タイムレコーダの印字装置として使用するこ
とが考えられた。
【0003】上述したカップホイール型活字体は、例え
ば特公昭60−12237号公報とか特公平1−153
83号公報、或は、特公平6−24853号公報等に見
られるように、全体を略カップホイール状に形成した活
字体の各スポーク片(フインガ)の先端部外側面に活字
エレメントを形成し、これ等各スポーク片をハンマーで
順次内側より外周に向けて叩くことによって、印字用紙
に各活字エレメントを押し付けて打刻印字する仕組に成
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したカッ
プホイール型活字体を使用する従来の印字機は、例えば
特公平6−24853号公報に記載されているように、
印刷手段としてインクリボンを収納した大きなリボンカ
セットを使用しているため、カップホイール型活字体自
身の小型化は可能であるが、この大きなリボンカセット
が邪魔をして印字機全体がトータル的に大型化してしま
う問題があった。
【0005】加えて、リボンカセットを使用する従来の
印字機の場合は、カセット内に収めたインクリボンの送
り機構の構成が複雑であり、更に、2色印字の場合はリ
ボンカセットを上下に切換作動して2色転換させる転換
機構の構成が複雑であると共に、上下を2色に色分けし
た比較的コストの高い2色印字リボンを使用しなくては
ならないため、印字機全体のコストが高くなる問題があ
り、また、リボンカセットの交換も非常に面倒で手間が
掛る問題もあって、その改善が望まれていた。
【0006】従って本発明の技術的課題は、カップホイ
ール型活字体の活字エレメントに対するインクの塗布
を、インクローラを用いた小型のインク塗布装置を用い
て行うことによって、印字機全体の小型化と低コスト化
を可能と成し、且つ、インクローラの交換やメンテナン
ス等の各作業も簡単に行えて、使い勝手の良い印字機用
インク塗布装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】(1) 印字用の活字体として、放射状に
形成した多数のスポーク片を内側に向けて略直角に屈曲
して全体を略カップ状と成し、これ等各スポーク片の先
端部外側面に活字エレメントを設けたカップホイール型
活字体を上下2組使用する印字機に於いて、上記2組の
カップホイール型活字体を回転作動自在に収めたケース
体の外側面に開口部を設け、この開口部には、内側に
右2つのローラ室を設け、これ等各ローラ室内の夫々
に、上記2組のカップホイール型活字体の活字エレメン
トに対して夫々インクを塗布する上下2組のインクロー
ラを回転自在に、且つ、取外し自在に取付ける一方、
側には摘み片を突設して成るインクローラケースを、側
面に設けた回動軸を上記開口部の一側に設けたホルダガ
イド内に挿入することによって、開閉作動及び取外し自
在に装着すると共に、上記インクローラケースの先端部
には、このインクローラケースを上記2組のインクロー
ラを上記2組のカップホイール型活字体の各活字エレメ
ントに夫々接触し、且つ、上記ケース体の開口部を閉じ
た状態に係止することができる係止部を設けること。
【0009】(2) インクローラケースの内側に設け
た左右のローラ室内に、上下2組のカップホイール型活
字体の各活字エレメントの位置に合せて上下2組のイン
クローラを回転自在に、また、取外し自在に取付けると
共に、これ等上下2組のインクローラのうち、いずれか
一方のインクローラを他方のインクローラよりも小型に
造って、この小型に造った一方のインクローラには赤色
等の異色のインクを含浸し、他方のインクローラには黒
色とか青色等の常色インクを含浸せしめること
【0010】
【作用】上記(1)と(2)で述べた各手段は以下の如
く作用する。
【0011】上記(1)で述べた手段によれば、上下2
組のカップホイール型活字体とインクローラの組合せに
よって印字機全体の構成を簡略化でき、且つ、2色転換
機構とか2色印字リボンを使用せずに2色印字ができる
から、印字機全体の小型化と低コスト化を可能にする。
また、インクローラケースは開閉自在であると同時に、
摘み片を摘んで上方に引き上げて回動軸をホルダガイド
から引き抜くことによって、ケース体の開口部に対して
取外し自在に構成されており、更に、上下2組のインク
ローラもインクローラケースの内側に設けた左右2つの
ローラ室に対して夫々取外し自在に構成されているた
め、インクローラの交換時にインクローラケースごと開
口部から取り外すことによって、手等を汚すことなくイ
ンクローラの交換をワンタッチで行ったり、上下2組の
インクローラのみをローラ室から取外して交換した
り、或は、いずれか一方のインクローラをいずれかのロ
ーラ室から取外して単色印字にしたりすることができる
ものであって、インクローラの交換や単色印字と2色印
字の切替え、或は、各インクローラのメンテナンスを極
めて簡単に、且つ、的確に行うことができると共に、イ
ンクローラケースを開いたり取外したりして開口部を開
くことにより、ケース体内に収めた上下2組のカップホ
イール型活字体の点検や補修等のメンテナンスを容易に
行うことを可能にする。
【0012】上記(2)で述べた手段によれば、インク
ローラの交換に当っては、インクロ ーラケース自体を交
換しなくても、インクローラをケースから取外してイン
クローラのみを交換できる経済性を備えると共に、2色
印字に当って、使用頻度の少い異色インクローラを常色
インクローラよりも小型に造ることによって、インク塗
布装置の小型化、強いては印字機自体の小型化を可能に
している。
【0013】
【実施例】以下に、上述した本発明に係る印字機用イン
ク塗布装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に
説明すると、図1は本発明に係る印字機用インク塗布装
置を使用したタイムレコーダの一例を示した外観図であ
って、図中、1はタイムレコーダ、1aはタイムカード
TMの差込口、2…は差込口1aの前に横に並べて設け
た出退勤選定兼設定スイッチ、1Hはこれ等各スイッチ
2…の前に設けたスイッチの機能を表す見出し、3は各
種データを表示する表示器を示す。
【0014】図2は上記タイムレコーダ1の内部構造を
説明した一部断面正面図であって、図中、4と4Sは上
記差込口1aの内側に設けたカード検知レバーとカード
検知センサー、1b,1bは差込口1aに差込まれたタ
イムカードTMをガイドする左右のカードガイド、6は
左右の軸受6a,6bを用いてカード通路に対して直角
方向に架設したローラ軸、6Rはこのローラ軸6に取付
けたカード搬送ローラ、5Mは上記のセンサー4Sがタ
イムカードTMを検知すると作動するカード送りモータ
を示す。
【0015】また、5Wは上記のカード送りモータ5M
の駆動軸に取付けたウオームで、このウオーム5Wを上
記ローラ軸6に取付けたウオームホイール6Wに噛合す
ることによって、カード送りモータ5Mの回転をローラ
軸6に伝えてカード搬送ローラ6Rを回転し、このロー
ラ6Rと従動ローラ(図示せず)の間で差込口1aに差
込まれたタイムカードTMを引込み、また、排出搬送す
ると共に、このローラ軸6の先端に取付けたエンコーダ
用円盤6Tの回転をエンコーダ6Sで検出することによ
って、カード搬送ローラ6RによるタイムカードTMの
送り量を検出して、カード搬送をコントロールできるよ
うに構成されている。
【0016】更に、PKはプリント基板、1Tはタイム
レコーダ1の内部に設けた固定フレームで、このフレー
ム1Tに上述した左右のカードガイド1b,1bとか、
ローラ軸6、各センサー4S,6S、及び、モータ5M
が取付けられている。
【0017】上述した図2と、要部の拡大図である図3
に於いて、夫々符号8にて全体的に示したのは、上述し
た左右のカードガイド1b,1bにガイドされて送り込
まれて来るタイムカードTMの印字欄に、就業データ等
を印字するように構成した印字機であって、この印字機
8は以下に述べる各部材によって構成されている。
【0018】即ち、図中9Tは上述した固定フレーム1
Tに設けた左右の取付板1Ta,1Tb間に架設したガ
イド軸で、このガイド軸9Tの周面にはガイド用のカム
溝が螺旋状に形成されていて、活字横移動用ステッピン
グモータ9Mがこのガイド軸9Tを回転すると、ガイド
軸9Tと図5に示した補助ガイド軸9Rの間に取付けた
上記の印字機8が左右の方向に横移動するように構成さ
れている。
【0019】印字機8の全体は、上述した図3、及び、
図5の断面図に示す如く、ベース体9と、このベース体
9に組付け自在に構成した活字下ケース体11と、この
活字下ケース体11の上面にネジ止め自在に構成した中
間ベース板16と、中間ベース板16の上面に同じくネ
ジ止め自在に構成した活字上ケース体20と、これ等活
字下ケース体11と活字上ケース体20の側面に対して
開閉作動自在に取付けるインクローラケース22とに分
解形成されていて、これ等の各部材9,11,16,2
0,22を一体に組付けることによって、図2或は図3
に示した如き印字機8を組立てられる仕組に成ってい
る。
【0020】上述したベース体9の全体は矩形状の略ボ
ックスタイプに形成され、且つ、その内部底面には活字
選択用のステッピングモータ10がビスによって固定さ
れると共に、ベース体9の上面中央に突出した該モータ
10の回転軸10Tにピニオン10aが取付けられてい
る。
【0021】更に上記ベース体9の一側には、図2に示
したホームポジション用センサ9Sによって印字機8の
ホームポジションが検出される検出子9aが突設され、
またその上面には、前述したガイド軸9Tが挿通される
ガイド穴9X,9Yが設けられ、且つ、これ等両ガイド
穴9X,9Yの間の上面にはガイド軸9Tの周面に螺旋
状に凹設したカム溝に係合するカムフォロア9bが設け
られると共に、下側部には上述した補助ガイド9Rが挿
通されるガイド穴9Zが形成されている。
【0022】また、上述した活字下ケース体11の全体
は、前述した図3と、図4に示した図3のA−A線に沿
った平断面図の記載から明らかな如く、略円筒状に造ら
れていて、その中央には回転軸12が挿通され、回転軸
12の下端側には活字用のホームポジションセンサHS
が取付けられ、更に、活字歯車13と下段のカップホイ
ール型活字体15が中間にスペーサ13Sを介在して固
定されると共に、この活字下ケース体11の上面に取付
けられる中間ベース板16の中央を挿通してその上面側
に突出した回転軸12の上端側には、上記下段のカップ
ホイール型活字体15と同じ構造の上段のカップホイー
ル型活字体14が取付自在に構成されている。
【0023】中間ベース板16を挾んで回転軸12の上
下に取付けたこれ等上下のカップホイール型活字体14
と15は、いずれも薄いバネ材を略放射状に打ち抜いて
形成した多数のスポーク片を内側に向けて略直角に折曲
げて全体をカップ状と成し、これ等各スポーク片の先端
部外側面にプラスチック製の活字エレメント14a…、
15a…を取付けると共に、内部に矯正リング14b,
15bを嵌込んだ構成になっていて、その詳細は、特願
平6−251419号の出願に記載の如くである。
【0024】更に上述した中間ベース板16の全体は、
上述した図5の記載から明らかな如く変形した平板状に
造られていて、その両側にネジ穴(図示せず)が形成さ
れ、更に中央の上下に印字用のソレノイド17,18が
取付けられていて、上述した活字下ケース体11の上面
にネジ21とナット21a(図6、図7参照)の締付け
によって固定される仕組に成っている。
【0025】また、上述した活字下ケース体11の左右
両側には、上述したベース体9の左右の係合穴(図示せ
ず)内に弾性的に係合して、活字下ケース体11を図3
並びに図5乃至図7に示すようにベース体9の上面に組
付ける左右の嵌合爪11c,11c(図4参照)が形成
されている。
【0026】上述した中間ベース板16の上下に取付け
られるソレノイド17と18は、前述した図5に記載の
如く、鉄心17a,18aと、アーマチュア17b,1
8bと、コイル17c,18cと、アーマチュア17
b,18bの先端部に突出形成したハンマーヘッド17
T,18Tと、ハンマーヘッドの戻しスプリング17
S,18Sとによって構成されていて、コイル17c,
18cへの通電によって鉄心17a,18aが励磁して
アーマチュア17b,18bを吸引移動すると、図5に
於いて左方向にハンマーヘッド17T又は18Tが突出
されて各カップホイール型活字体14又は15のスポー
ク片を外側に押し出し、活字エレメント14a又は15
aを差込まれたタイムカードTMの面に押圧して印字を
行う一方、コイル17c,18cへの通電がOFFにな
ると、戻しスプリング17S,18Sによって突出した
ハンマーヘッド17T又は18Tが元の位置に戻される
仕組に成っている。
【0027】上述した活字上ケース体20は、上述した
図3並びに図5乃至図7に夫々記載の如く、全体が略カ
ップ状に造られていて、これを中間ベース板16の上面
に取付けてネジ21とナット21aで締付け固定するこ
とにより、中間ベース板16の上下両面にこの活字上ケ
ース体20と上述した活字下ケース体11とが一体に組
付けられる仕組に成っている。
【0028】また、上述したインクローラケース22
は、図3乃至図7の記載から明らかな如く、上面一側に
摘み片22aを突設し、その下に上述した活字下ケース
体11と活字上ケース体20の側面に形成した断面略C
形状のホルダガイド11d,20bの内部に図3並びに
図6の如く挿入して、インクローラケース22を各ケー
ス体11,20の一側に設けた開口部8Xの部分に開閉
作動自在、及び、取外し自在に取付ける回動軸22bが
逃げ部22cを介して設けられており、更に、その他側
先端縁には、活字上ケース体20に設けた係止縁20e
(図4と図7参照)に図4に示した状態に係合して、イ
ンクローラケース22を同じく図4の閉じた状態、即
ち、上記の開口部8Xを塞いだ状態に維持できるフック
22dが突出形成されている。
【0029】また、上述した図3乃至図7に於いて、2
3と24は上記インクローラケース22の内側に設けた
左右2つのローラ室23Hと24Hの夫々に回転自在に
取付けたインクローラ、23aと24aはそのローラ軸
であって、下側のインクローラ23は下段のカップホイ
ール型活字体15の活字エレメント15aに接して回転
しながら通常色(黒色とか青色)のインクを塗布する一
方、上側のインクローラ24は上段のカップホイール型
活字体14の活字エレメント14a…に接して回転しな
がら異色(例えば赤色等)のインクを塗布する仕組に成
っており、且つ、この異色のインクを塗布する上側のイ
ンクローラ24の方が常色のインクを塗布する下側のイ
ンクローラ23よりもひと回り小型に造られている。
【0030】尚、上述した上段のカップホイール型活字
体14は、回転軸12に対して取外し自在に構成されて
いて、本発明に係る印字機8を単色で使用する場合は、
この上段のカップホイール型活字体14を取外し、更
に、上段のソレノイド17とインクローラ24も取外し
て使用する仕組に成っている。
【0031】図7に於いて23bと23dは上記2つの
ローラ室のうち一方のローラ室23Hの上下に形成した
支持板で、これ等各支持板23bと23dに形成した嵌
込溝23cと嵌込穴23eの間に下側のインクローラ2
3の各ローラ軸23aが回転自在、及び、取外し自在に
嵌込まれており、更に、他方のローラ室24Hの上下に
形成した支持板24bと24dにも、小型に形成した上
側のインクローラ24の回転軸24aを回転及び取外し
自在に支持する嵌込溝24cと嵌込穴24eが形成され
ている。
【0032】本発明に係る印字機用インク塗布装置によ
れば、カップホイール型活字体14,15に対するイン
クの塗布を、インクローラケース22の左右のローラ室
23H,24H内に取付けたインクローラ24と23
夫々各活字体14,15の活字エレメント14a,
15aに接触させて行うため、従来のリボンカセットを
使用していた印字装置に比較して、印字機全体の構成を
簡単に、且つ、小型化することができる。
【0033】また、インクローラケース22の左右のロ
ーラ室23H,24Hに対してインクローラ23,24
を取外し自在に構成する一方、インクローラケース22
を印字機8のケース体11及び20に対して開閉自在及
び取外し自在に構成しているため、インクローラケース
22自体を交換することによって、インクローラ23,
24の交換をインクで手等を汚すことなくワンタッチに
て簡単に行ったり、インクローラ23,24のみの交換
にも対応することができる。更に、1つのカップホイー
ル型活字体15を用いて単色印字する時には、一方のイ
ンクローラ24を一方のローラ室24Hから取外せばよ
く、また、2つのカップホイール型活字体14と15を
用いて2色印字する時は、2つのインクローラ24と2
3をインクローラケース22の各ローラ室23H,24
に取付ければよいから、1台にて単色と2色のいずれ
の印字機にも対応することができると共に、これ等各イ
ンクローラ23,24の取外しや、インクローラケース
22の開放又は取外し操作によって、インクローラ2
3,24自身のメンテナンスや、ケース体11,20内
の各カップホイール型活字体14,15に対するメンテ
ナンスも頗る簡単に、且つ、的確に行うことができる。
【0034】加えて本発明によれば、上下2つのカップ
ホイール型活字体14と15の活字エレメント14a,
15に対して2つのインクローラ24と23が夫々イン
クを塗布するため、2色印字を従来の複雑な2色転換機
構を用いずに簡単に実現出来、且つ、使用頻度(使用
量)の少い異色印字用のインクローラ24を、常色印字
用のインクローラ23よりも小型に形成しているため、
無駄なインクの使用を倹約することができる。
【0035】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に係る印字機用
インク塗布装置によれば、従来のリボンカセットを使用
していたものに比較してインク塗布装置そのものが小型
に造れるため、これを取付けた印字機自体を小型化し、
且つ、低コスト化して、タイムレコーダ等への取付けを
容易にし、合せて、タイムレコーダ等のコストも安くで
きる経済性を備えるものであって、複雑な2色転換装置
を使用しなくても2色転換を簡単に行えるため、益々構
造の簡略化とコストの低減化を図れる点、並びに、イン
クローラの交換や、インクローラ及びカップホイール型
活字体に対する各種メンテナンスを容易に、且つ、的確
に行える点と相俟って、タイムレコーダ等の印字機に使
用して洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字機用インク塗布装置を利用し
たタイムレコーダの外観図である。
【図2】タイムレコーダの内部を説明した断面図であ
る。
【図3】本発明に係るインク塗布装置を実施した印字機
の正面図である。
【図4】図3のA−A線に沿った断面図である。
【図5】本発明に係る印字機用インク塗布装置を備えた
印字機の正面図である。
【図6】インクローラケースを開いた状態を示した印字
機の斜視図である。
【図7】インクローラケースを取外した状態を示した印
字機の斜視図である。
【符号の説明】
8 印字機 8X 開口部 11 活字下ケース体 11d,20b ホルダーガイド 14,15 カップホイール型活字体 14a,15a 活字エレメント 20 活字上ケース体 20e 係止縁 22 インクローラケース 22a 摘み片 22b 回動軸 22d フック 23,24 インクローラ 23a,24a ローラ軸23H,24H ローラ室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−14753(JP,A) 特開 昭57−72863(JP,A) 特開 昭61−239947(JP,A) 特開 昭58−185263(JP,A) 特開 昭54−10013(JP,A) 実開 昭57−111562(JP,U) 実開 昭48−86730(JP,U) 実開 昭55−39874(JP,U) 実開 昭52−74208(JP,U) 実開 昭52−43507(JP,U) 実開 昭56−168361(JP,U) 実開 昭58−21456(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 1/24 B41J 27/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字用の活字体として、放射状に形成し
    た多数のスポーク片を内側に向けて略直角に屈曲して全
    体を略カップ状と成し、これ等各スポーク片の先端部外
    側面に活字エレメントを設けたカップホイール型活字体
    を上下2組使用する印字機に於いて、 上記2組のカップホイール型活字体を回転作動自在に収
    めたケース体の外側面に開口部を設け、この開口部に
    は、内側に左右2つのローラ室を設け、これ等各ローラ
    室内の夫々に、上記2組のカップホイール型活字体の活
    字エレメントに対して夫々インクを塗布する上下2組の
    インクローラを回転自在に、且つ、取外し自在に取付け
    る一方、上側には摘み片を突設して成るインクローラケ
    ースを、側面に設けた回動軸を上記開口部の一側に設け
    たホルダガイド内に挿入することによって、開閉作動及
    び取外し自在に装着すると共に、上記インクローラケー
    スの先端部には、このインクローラケースを上記2組の
    インクローラを上記2組のカップホイール型活字体の各
    活字エレメントに夫々接触し、且つ、上記ケース体の開
    口部を閉じた状態に係止することができる係止部を設け
    たことを特徴とする印字機用インク塗布装置。
  2. 【請求項2】 インクローラケースの内側に設けた左右
    のローラ室内に、上下2組のカップホイール型活字体の
    各活字エレメントの位置に合せて上下2組のインクロー
    ラを回転自在に、また、取外し自在に取付けると共に、
    これ等上下2組のインクローラのうち、いずれか一方の
    インクローラを他方のインクローラよりも小型に造っ
    て、この小型に造った一方のインクローラには赤色等の
    異色のインクを含浸し、他方のインクローラには黒色と
    か青色等の常色インクを含浸せしめたことを特徴とする
    請求項1記載の印字機用インク塗布装置
JP29038094A 1994-10-31 1994-10-31 印字機用インク塗布装置 Expired - Fee Related JP3311525B2 (ja)

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