JPH0810159Y2 - 防塵性建物開口部用ネット - Google Patents

防塵性建物開口部用ネット

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JPH0810159Y2
JPH0810159Y2 JP1989108869U JP10886989U JPH0810159Y2 JP H0810159 Y2 JPH0810159 Y2 JP H0810159Y2 JP 1989108869 U JP1989108869 U JP 1989108869U JP 10886989 U JP10886989 U JP 10886989U JP H0810159 Y2 JPH0810159 Y2 JP H0810159Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
antistatic agent
building opening
dustproof
opening net
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989108869U
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English (en)
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JPH0348093U (ja
Inventor
守 守谷
弘満 安部
Original Assignee
セイキ工業株式会社
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Filing date
Publication date
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  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、防塵性を付与した建物開口部用ネットに関
するものである。
[従来の技術] 従来から、防虫、遮光、目隠し等を目的として建物開
口部にネットが張設されている。このネットとしては、
通常、ポリエステル、ポリプロピレンまたはポリエチレ
ンの線条、ガラス繊維に塩化ビニール被覆したもの、塩
化ビニール単独の線条等、合成樹脂材料を主体とするも
のが用いられている。これらのネットを用いた場合で、
特にネットをロール状に巻き取るようにしたもの、ある
いはネットの折畳み等を行うものでは勿論、引き戸式の
その他の構造のものにおいても、ネット相互の摩擦、風
によるネットの動揺、ネットと他の部材等の摩擦によっ
て、ネット自体に静電気が発生、蓄積され、その結果ネ
ットに空気中の埃が吸着し、特に埃の多いところでは、
極めて短時間に埃の付着でネットの目が小さくなり、通
風性が低下すると同時に、著しく外観を損なうという問
題がある。
このような静電気による埃の吸着を防止するために、
本考案者らは各種の実験、研究を行い、ネットに帯電防
止剤を塗布することにより埃の付着を防止することに着
目したが、一般的に帯電防止剤として市販されているも
のは、合成樹脂材料からなるネットへの付着性が良好と
はいえず、そのため、ネットへの帯電防止剤の付着性を
高め、あるいはネットへの付着性に優れた導電性材料に
ついての開発を目標としていたが、上記帯電防止剤につ
いて改めて検討した結果、該帯電防止剤も十分に有効に
利用できることを確かめた。
即ち、ネットという特殊な材料では、ネット相互の摩
擦、ネットと他の部材との摩擦等があった場合、ネット
を構成する各線条のネット表裏面側の帯電防止剤は比較
的剥離し易くても、隣接する他の線条に対面する側で
は、簡単に剥離せず、長期にわたって帯電防止効果を発
揮し、しかもネット表裏面側には埃が付着しても比較的
容易にそれを除去することが可能である。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の技術的課題は、上述した知見に基づき、極め
て簡易な手段によって建物開口部用ネットに防塵性を付
与することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案においては、建物開
口部用ネットを構成する非導電性素材からなる各線条
に、塗工型の帯電防止剤を被着するという手段を用いて
いる。
[作用] 上記構成を有する防塵性建物開口部用ネットにおいて
は、そのネットを構成する線条に帯電防止剤を被着する
という極めて簡易な手段によって、防塵性を付与するこ
とができる。
この場合に、帯電防止剤は他物との摩擦等によって脱
落し易いという問題があるが、ネットという特殊な材料
では、ネットを構成する各線条のネット表裏面側の他物
に接触し易い部分では、帯電防止剤が摩擦等で比較的剥
離し易くても、隣接する他の線条に対面する側とか、他
物が接触しにくい部分では、簡単に剥離せず、比較的長
期にわたって帯電防止効果を発揮する。しかも、ネット
表裏面側には埃が付着しても、ネットの目に詰まる場合
に比して比較的容易にそれを除去することが可能であ
る。
従って、帯電防止剤の付着堅牢度において若干の問題
があったとしても、防塵性を有効に発揮させることがで
きる。
[実施例] 第1図及び第2図は本考案の防塵性建物開口部用ネッ
トの実施例を示している。
このネット1を構成する各線条2は、公知のネット用
線条、例えば、ポリエステル、ポリプロピレンまたはポ
リエチレンの線条、ガラス繊維に塩化ビニール被覆した
線条、塩化ビニール単独の線条からなり、その表面に塗
工型の帯電防止剤3を被着している。
上記帯電防止剤3の被着に際しては、その液中に上記
線条またはそれによって織成したネットを浸漬すると
か、あるいはネットに適宜手段で塗布するなどの方法を
用いることができる。この帯電防止剤3は、ネット相互
の摩擦等によって比較的脱落し易いものであるから、逆
に、第1図に示すように、各線条2の周囲全面ではな
く、予め脱落し易いところ(第1図中のハッチングを付
した3a部分)を除き、その他の部分に重点的に被着すれ
ばよい。特に、その帯電防止剤が吸湿性を有することに
よって、ネット表面の手触りがよくない場合には、主と
して隣接する他の線条に対面する側に被着し、あるいは
各線条の周囲に全面的に被着した後、ネット表裏面側に
被着したものをある程度除去することも可能である。
上述したネット1は、防虫、遮光、目隠し等を目的と
して建物開口部に張設するために用いるもので、そのネ
ットをロール状に巻き取る形式、あるいは引き戸式、ネ
ットの折畳みを行う形式のものなど、各種の取付け構造
を採用することができる。
なお、これらのネット1は、通常、アルミニウム製の
枠に取付けられるので、それらの枠を通して接地される
ことになるが、特に接地について配慮しなくても、十分
に静電気を逃がすことができる。
上記構成を有する防塵性建物開口部用ネットにおいて
は、そのネット1を構成する線状2に帯電防止剤3を被
着するという極めて簡易な手段によって、防塵性を付与
することができ、この場合に、ネット1を構成する各線
条2のネット表裏面側の他物に接触し易い部分では、線
条2の表面の帯電防止剤2が他物との摩擦等によって脱
落し易いが、隣接する他の線条に対面する側とか、他物
が接触しにくい部分では、簡単に剥離せず、比較的長期
にわたって帯電防止効果を発揮する。
しかも、ネット1の表裏面側には埃が付着しても、ネ
ット1の目に詰まる場合に比して、比較的容易にそれを
除去することが可能である。
従って、帯電防止剤の付着堅牢度において若干の問題
があるとしても、極めて簡単な手段によって防塵性を有
効に発揮させることができる。
[考案の効果] このように本考案によれば、物開口部用ネットを構成
する非導電性素材からなる各線条に、塗工型の帯電防止
剤を被着することによって防塵性を付与するようにした
ので、その構成が非常に簡単で、例えば、帯電防止剤の
液中に上記線条またはネットを浸漬するとか、帯電防止
剤を線条またはネットに塗布する等によって、上記線条
に簡単に帯電防止剤を被着して防塵性を付与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防塵性建物開口部用ネットの部分拡大
断面図、第2図は同ネットの部分正面図である。 1……ネット、2……線条、3……帯電静電防止剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物開口部用ネットを構成する非導電性素
    材からなる各線条に、塗工型の帯電防止剤を被着したこ
    とを特徴とする防塵性建物開口部用ネット。
JP1989108869U 1989-09-18 1989-09-18 防塵性建物開口部用ネット Expired - Lifetime JPH0810159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989108869U JPH0810159Y2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18 防塵性建物開口部用ネット

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Publication Number Publication Date
JPH0348093U JPH0348093U (ja) 1991-05-08
JPH0810159Y2 true JPH0810159Y2 (ja) 1996-03-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5420551U (ja) * 1977-07-14 1979-02-09
JPS6290348A (ja) * 1985-05-29 1987-04-24 ハヤミ工産株式会社 通糸

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0348093U (ja) 1991-05-08

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