JPH08101216A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH08101216A
JPH08101216A JP26178594A JP26178594A JPH08101216A JP H08101216 A JPH08101216 A JP H08101216A JP 26178594 A JP26178594 A JP 26178594A JP 26178594 A JP26178594 A JP 26178594A JP H08101216 A JPH08101216 A JP H08101216A
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JP
Japan
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sample
reagent
reaction
injection mechanism
cup
Prior art date
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Pending
Application number
JP26178594A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimi Kadota
俊美 門田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Publication of JPH08101216A publication Critical patent/JPH08101216A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分析装置の処理能力を低下させることなく検
体を希釈できるようにするとともに、1回の希釈操作で
多項目の分析をできるだけの量の希釈検体を調整できる
ようにする。 【構成】 検体注入機構10のサンプラー12には検体
容器14と複数回の分析に必要な検体量を収容する容量
をもつ検体希釈用空カップ16も配置されており、ピペ
ッタ18によりカップ16にも検体を分注することがで
き、カップ16を用いて調製された希釈検体も吸引して
反応ライン上の所定の位置の反応容器6に分注すること
ができる。試薬注入機構20の試薬庫22には希釈液も
配置されており、ディスペンサ26によって希釈液がカ
ップ16に分注されてカップ16で希釈検体が調製され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血液や尿などの多成分を
含む検体中の目的成分の濃度又は活性値を測定する自動
分析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような自動分析装置は、キュベット
を兼ねる反応容器が一列に配列されて搬送される環状の
反応ライン、反応容器に検体を分注する検体注入機構、
検体が注入された反応容器に試薬を分注する試薬注入機
構、反応容器内の反応液の吸光度を測定する吸光光度
計、並びに反応容器を洗浄する洗浄機構を少なくとも備
えている。反応ラインの反応容器に検体注入機構から検
体を分注し、その反応容器に試薬注入機構により第1試
薬を分注し撹拌して吸光光度計で吸光度を測定し、必要
があればさらに第2試薬を分注し撹拌して吸光光度計で
吸光度を測定して結果を出力する。
【0003】測定の結果、その検体が定量分析を行なう
のに適した値を外れた高値検体であることが判明した場
合には、その検体を希釈して再測定を行なう必要があ
る。その場合、従来は、検体を希釈するために、その検
体を反応ライン上の反応容器に分注し、そこへ希釈液を
分注して希釈した後、その希釈された検体を検体注入機
構のピペッタで吸引して別の反応容器に注入してから再
び試薬を分注して同じ測定を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】反応ライン上の反応容
器を用いて検体を希釈しているので、その希釈動作の間
は反応ラインを検体の分析に使用することができなくな
り、分析装置の処理能力が低下する。また、反応容器を
用いて希釈検体を調整すると、1回の測定分の検体量し
か調整することができないため、1希釈検体で1項目の
分析しかできず、能率が悪い。本発明は検体を希釈する
必要が生じた場合でも分析装置の処理能力を低下させる
ことなく検体を希釈できるようにするとともに、1回の
希釈操作で多項目の分析をできるだけの量の希釈検体を
調整できるようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】検体注入機構の検体供給
部には複数種の検体容器が保持されているが、本発明で
はさらに複数回の分析に必要な検体量の容量をもつ空の
カップも保持するようにし、検体注入機構のピペッタは
検体供給部の所定の位置の検体容器の検体を吸引して反
応ラインの反応容器に分注するものであるが、本発明で
はピペッタはさらに検体供給部上の空のカップにも検体
を分注し、そのカップに入った検体も吸引できるものと
する。また、試薬注入機構で複数種の試薬を保持した試
薬供給部上に希釈液も保持するようにし、試薬注入機構
のディスペンサは所定の位置の試薬を吸引して反応ライ
ンの反応容器へ分注するものであるが、本発明ではディ
スペンサはさらに試薬供給部上の希釈液を検体注入機構
の検体供給部上のカップにも分注できるように構成して
おく。
【0006】
【作用】本発明では検体を希釈するのに反応ラインの反
応容器を使用するのではなく、検体注入機構の検体供給
部に希釈用の空のカップを用意しておき、また希釈液は
試薬分注機構の試薬供給部に保持しておき、検体注入機
構のピペッタを用いて検体供給部上で検体容器から検体
を吸引してその空のカップに注入し、希釈液を試薬注入
機構のディスペンサを用いてそのカップに注入すること
により、多項目を測定できるだけの希釈検体が調整され
る。調整された希釈検体は検体注入機構のピペッタによ
り反応ラインの反応容器に分注され、分析に供される。
検体を希釈する動作はスタート時の反応容器のセルブラ
ンクのときに行なうようにすれば、分析動作の妨げにな
らず、分析装置の処理能力は低下しない。
【0007】
【実施例】図1は一実施例を概略的に表わしたものであ
る。2は反応ディスクであり、そのキュベットローラー
4に沿ってキュベットを兼ねる反応容器6が一列に配列
されて環状の反応ラインが形成されている。反応容器1
0に検体を分注するために、検体注入機構10が反応ラ
インに沿って配置されている。検体注入機構10ではタ
ーンテーブル式検体供給部のサンプラー12の円周に沿
って検体容器14が配列されている。検体容器14はタ
ーンテーブル12上で同心円状の2つの円周上に配列さ
れており、内側の円周上には検体を希釈するための空の
カップ16も配置されている。カップ16は検体容器1
4と同じものであり、複数回の分析に必要な検体量を収
容する容量を持っている。ターンテーブル12上の検体
を反応ラインの反応容器6に分注するために、ピペッタ
18がターンテーブル12と反応ディスク2の近くに配
置されている。ピペッタ18は基端部が回転及び上下動
可能に支持されたアーム機構になっており、その先端に
は検体用のプローブと液面センサが取りつけられてい
る。プローブと液面センサはターンテーブル12上の検
体容器などが配列されている外周と内周の2つの円周上
のそれぞれの所定の位置と、反応ライン上の所定の反応
容器の位置との間を移動することができ、カップ16に
も検体を分注することができ、カップ16を用いて調製
された希釈検体も吸引して反応ライン上の所定の位置の
反応容器6に分注することができる。その移動経路上に
は洗浄つぼが設けられており、プローブと液面センサを
洗浄するようになっている。
【0008】反応ライン上で検体が分注された反応容器
に試薬を分注し、検体注入機構のターンテーブル12上
のカップ16に希釈液を分注するために、反応ディスク
2と検体注入機構10の近くに試薬注入機構20が配置
されている。試薬注入機構20の試薬庫22の円周に沿
って複数個の試薬容器24が配置されており、そのうち
の1つの試薬容器24aには希釈液が収容されている。
項目によっては1種類の試薬ですむ場合もあり、2種類
の試薬が必要な場合もあるので、この例の試薬注入機構
20では1つの試薬庫22に対して第1試薬用のディス
ペンサ26と第2試薬用のディスペンサ28が設けられ
ている。ディスペンサ26と28はアーム機構を備え、
それぞれの基端部が回転及び上下動可能に取りつけら
れ、それぞれの先端には分注ノズルを備えている。第1
試薬用のディスペンサ26は希釈液の分注も兼ねてお
り、試薬庫22上の所定の位置と、反応ライン上の第1
試薬分注用の反応容器6の位置、及び検体注入機構のタ
ーンテーブル12上のカップ16の位置の間で移動し、
その移動経路上にはノズルを洗浄する洗浄つぼが配置さ
れている。第2試薬用のディスペンサ28は試薬庫上の
所定の位置と反応ライン上の第2試薬分注の反応容器6
の位置の間で移動し、その移動経路上にも洗浄つぼが配
置されている。
【0009】反応ディスク2の反応ライン上には反応容
器6を洗浄し脱水する洗浄ユニット30が配置され、反
応ラインに沿って反応容器6内の反応液の吸光度を測定
する吸光光度計(フォトメーター)32も配置され、反
応容器6に検体と試薬が分注された後にその反応液を撹
拌する撹拌機構34も配置されている。撹拌機構34は
第1試薬分注後と第2試薬分注後の2つの位置で撹拌で
きるように、反応ラインの2つの反応容器の位置の間を
移動できるようにアーム機構に取りつけられている。
【0010】次に、本実施例の動作について説明する。
検体注入機構のターンテーブル12に検体をセットし、
試薬庫22に試薬をセットして分析を開始させると、検
体注入機構のピペッタ18が検体を反応ラインの反応容
器6に分注し、その後、試薬注入機構の第1試薬用ディ
スペンサ26が第1試薬をその検体の入った反応容器6
に分注する。第1試薬が分注された反応液は撹拌機構3
4で撹拌され、吸光光度計32で吸光度が測定される。
必要があればその反応液にさらに第2試薬用のディスペ
ンサ28で第2試薬が分注され、撹拌機構34で撹拌さ
された後、吸光光度計32で吸光度が測定されて、その
結果がプリンタに出力される。
【0011】もし、その分析結果から、目的成分が定量
に適する濃度範囲を越えた高値検体であると判断された
場合には、その検体の所定量がピペッタ18によってタ
ーンテーブル12上の空のカップ16へ分注される。続
いて、ディスペンサ26により試薬庫に配置された希釈
液の容器24aから所定量の希釈液がそのカップ16に
注入されて希釈検体が調整される。調整された希釈検体
はピペッタ18によって反応ライン上の反応容器6に分
注され、再検査が行なわれる。カップ16は複数回の分
析を行なうだけの検体量を調整することができる容量を
備えているので、1回の希釈検体の調整で複数項目を分
析することができる。
【0012】この希釈検体の調整をスタート時の反応容
器のセルブランク測定のときに行なうようにすれば、分
析動作の妨げにはならない。空カップ16は複数個を配
置しておき、複数の検体について希釈検体を調整するよ
うにすることができる。本発明が適用される自動分析装
置は実施例に図示された形式のものに限らず、反応ライ
ンや試料注入機構、試薬注入機構が他の機構のものであ
ってもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明では希釈検体を調整するのに反応
ラインの反応容器を使用するのではなく、検体注入機構
の検体供給部に複数回の分析を行ないうる容量の空カッ
プを用意し、その空カップを利用して希釈検体を調整す
るようにしたので、希釈検体を調整する動作によって分
析動作の妨げにならないようにすることができ、分析装
置の処理能力を低下させずにすむ。また、希釈検体を調
整する空カップの容量を複数回分析に必要な容量とした
ので、1回の希釈により複数項目の希釈分析を行なうこ
とができ、分析の効率がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
2 反応ディスク 6 反応容器 10 検体注入機構 12 ターンテーブル 14 検体容器 16 空カップ 18 ピペッタ 20 試薬注入機構 22 試薬庫 24 試薬容器 24a 希釈液容器 26,28 ディスペンサ 30 洗浄ユニット 32 吸光光度計 34 撹拌機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キュベットを兼ねる反応容器が一列に配
    列されて搬送される環状の反応ライン、反応容器に検体
    を分注する検体注入機構、検体が注入された反応容器に
    試薬を分注する試薬注入機構、反応容器内の反応液の吸
    光度を測定する吸光光度計、並びに反応容器を洗浄する
    洗浄機構を少なくとも備えている自動分析装置におい
    て、 前記検体注入機構はその検体供給部に複数種の検体容器
    に他に複数回の分析に必要な検体量の容量をもつ空のカ
    ップを保持し、検体供給部の所定の位置の検体容器の検
    体を吸引して反応ラインの反応容器に分注するピペッタ
    が検体供給部上の前記カップにも検体を分注し、そのカ
    ップに入った検体も吸引できるものであるとともに、 前記試薬注入機構は複数種の試薬を保持した試薬供給部
    上に希釈液も保持しており、所定の位置の試薬を吸引し
    て反応ラインの反応容器へ分注するディスペンサが試薬
    供給部上の希釈液を検体注入機構の検体供給部上の空カ
    ップにも分注できるように位置決めされていることを特
    徴とする自動分析装置。
JP26178594A 1994-09-30 1994-09-30 自動分析装置 Pending JPH08101216A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058975A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置及びその検査の割当方法
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