JPH081006U - ベルトウェッビングの端部を車体に引留める機構 - Google Patents

ベルトウェッビングの端部を車体に引留める機構

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JPH081006U
JPH081006U JP012981U JP1298195U JPH081006U JP H081006 U JPH081006 U JP H081006U JP 012981 U JP012981 U JP 012981U JP 1298195 U JP1298195 U JP 1298195U JP H081006 U JPH081006 U JP H081006U
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/22Anchoring devices secured to the vehicle floor

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトウェッビングの端部を自動車の車体に
引留める機構であってあぶみ部材に沿って特別に軽快な
運動によって案内されることを保証するとともに製作費
用及び騒音抑制の点において単純なウェッビンググルー
プと匹敵できるものを提供する。 【解決手段】 安全ベルト装置において、ループ18が
ベルトウェッビング16の端部に形成される。ループ1
8の頂点22の区域において、前記ベルトウェッビング
16はその二つの縦端部16a,16bにおいてループ
18の内部へ向かって折り畳まれる。前記折り畳まれた
ベルトウェッビングの縦縁部は、それらの上に横たわる
ウェッビング中央部分16cに恒久的に固定される、特
に、縫着される。前記ループ18は自動車の車体に固定
されたあぶみ部材10に沿って低摩擦を以て摺動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は安全ベルト装置においてベルトウェッビングの端部を自動車の車体に 引留める機構であって、自動車の車体に固定されそしてベルトウェッビングの端 部に設けられた輪がそれに沿って摺動自在に案内されるあぶみ部材を有するもの に関する。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
若干の安全ベルト装置においては、自動車の車体に対してベルトウェッビング の端部を、自動車の車体の長手方向への引留点の変位を許すように引留めること が要求される。この場合、輪を設けられたベルトウェッビング端部は、自動車の 車体に固定されて1本の直線部分と2個の湾曲端部分とを有するあぶみ部材に沿 って案内される。最も簡単な方式は、ウェッビング端部が該端部自体に形成され たループによってあぶみ部材に沿って案内されることである。しかし、そのよう な構成においては、あぶみ部材に沿うループの摺動が相当大きな摩擦力によって 抑制されることが判明している。摩擦を減少させるため、例えばプラスチック部 材によって形成された輪がウェッビング端部に取付けられる。低摺動すべり摩擦 を保証するプラスチックスが利用可能である。しかし、単純なウェッビング自体 で成るループと比較されるとき、そのような部材を用いると費用が相当程度増加 される。加えて、摺動時、不愉快なガタガタ鳴る騒音が生じる。
【0003】 本考案はベルトウェッビングの端部を自動車の車体に引留める機構であってあ ぶみ部材に沿って特別に軽快な運動によって案内されることを保証するとともに 製作費用及び騒音抑制の点において単純なウェッビンググループと匹敵できるも のを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、自動車の車体に固定されるあぶみ部材を含み、ベルトウェッビング の端部に備えられた輪が該あぶみ部材上を摺動可能に案内されるようになってい る、安全ベルト装置のベルトウェッビングの端部を自動車の車体に引留める機構 において、前記輪はウェッビングそれ自体のループによって形成されており、該 ウェッビングは前記ループの頂点の区域において、その2つの長手方向の縁部に 沿って、前記ループの内部へ向かって折り畳まれていて、これらウェッビングの 縁部は、該ウェッビングの中央において互いに当接するか、或いは、前記ループ の頂点において該ループが最も狭い部分を有するように小さな距離だけ離れて横 たわっており、折り畳まれたウェッビングの縁部の部分は、その上に横たわって いるウェッビングの中央区域に恒久的に固定されていることを特徴とする。
【考案の作用及び効果】
ウェッビング自体によるループのかくのごとき構成によって、そのこわさは相 当程度増され、また、ベルトウェッビングとあぶみ部材との間の接触面の大きさ が減少されることが判明した。接触面の減少は、その結果として、巻き付き角を より小さくさせる。巻き付き角の大きさは、ベルトウェッビングとあぶみ部材と の間の摩擦力に関する最も重要な判断基準である。それは指数関数的に大きくな るからである。本考案によれば、ベルトウェッビングそれ自体があぶみ部材に居 心地よく接触するように適合されることによって大きな巻き付き角が形成される ことを防止する。
【0005】 本考案に従う機構に要する材料及び組立費用は単純なベルトウェッビングのル ープのそれらと同等である。横方向の縫い目を設けるための付加的費用は無視さ れ得る。
【0006】 前記ループがその頂点に対し対照的に配列される二つの平行する横方向の縫い 目をその頂点区域に設けられることは特に有効である。これら二つの横方向の縫 い目間の距離は、それからあぶみ部材が曲げて作られる金属ロッドの直径に実質 的に等しいことが好ましい。そうすれば、ループの固有こわさによって、ベルト ウェッビングに対し引張力が作用しないかぎり、あぶみ部材のロッドに何ら圧力 を及ぼすことなしに、あぶみ部材のロッドを包囲するようなループの形状を保持 する。従って、ベルトウェッビングはループ区域においてはあぶみ部材の表面に 対してそれ自体を適合させるような傾向を全く有しない。この効果はループの頂 点がループの内部に向かってアーチ形に湾曲されることによってさらに一段と増 進される。かくのごときアーチ形の湾曲のために、あぶみ部材の端部分における 湾曲部に対しても、ループがこれらの点において容易に変位自在に維持されるよ うになる。ループのこわさは、本考案の好的実施例に従って、内方へ折り畳まれ たベルトウェッビングの端部が、その上に横たわるウェッビング中央区域に対し て、縁部に平行して延びる縫い目によって固定されたとき、さらに高められる。
【0007】 次に、本考案に基づくいくつかの実施例が添付図面を参照して詳細に説明され る。
【0008】
【実施例】
あぶみ部材10は円形の横断面を有する金属ロッドを曲げて作られる。前記あ ぶみ部材10は二つの湾曲端部分12,14であってそれらを介してあぶみ部材 10が自動車の車体(図示されず)に固定され得るものを有する。ベルトウェッ ビング16は、その端部に、前記あぶみ部材10に沿って案内されるループ18 が設けられる。前記ループ18は前記ベルトウェッビング16の端部分を折り重 ねて二重縫い目20によって縫合固定することによって形成される。ループ18 は、その頂点22の区域において、図2から明らかである特殊な様式で折り畳ま れる。この区域において、ベルトウェッビング16はその長手方向の縁部16a ,16bにおいてループ18の内部へ向かって折り畳まれ、それにより、ウェッ ビングの縁部がウェッビングの中央で互いに当接する、または、小さい間隔によ って離されて横たわるようにされる。折り畳まれた長手方向の縁部16a,16 bは二重縫い目24によってそれらの上に横たわるウェッビングの中央区域16 cに縫着される。前記二重縫い目24はベルトウェッビング16の長手方向に対 し垂直に延びる2本の平行の縫い目24a,24bから構成される。これら平行 の縫い目24a,24bの間隔は、あぶみ部材10を構成する金属ロッドの直径 と実質的に同等である。ループ18の頂点22の区域における前記二重縫い目2 4の形成に伴って、図1に示されるごとき、頂点22のアーチ形の湾曲がループ 18の内部へ向かって自動的に生じる。このアーチ形の湾曲は前記あぶみ部材1 0の湾曲端部分12,14における曲がりと実質的に一致する。ループ18の頂 点22の区域における二重縫い目24の構成及び寸法を選択することによって、 ループ18は、ベルトウェッビング16それ自体は極めて大きい可撓性を有する にも拘わらず、高いこわさを付与され得る。ベルトウェッビング16の無負荷状 態におけるループの内径は、あぶみ部材10のロッドの表面に対してベルトウェ ッビング16のループがぴったりとくっついてしまうことがないようにあぶみ部 材10の直径よりいくらか大きい。ループ18の内部に向かうループ18の頂点 22のアーチ形の湾曲は、さらに、あぶみ部材10からのベルトウェッビング1 6の退去角度をウェッビング案内の運動容易性を損なうことなしに90°から異 なるようになし得るという効果を有する。あぶみ部材10の湾曲端部分の区域に おいては、図1において示されるように、前記湾曲端部分12,14の曲がりに 適合されたループ18の頂点22のアーチ形の湾曲によって、ベルトウェッビン グ16はあぶみ部材の曲がりの半径方向に実質的に相当する退去角度を取る傾向 を有し、このことはやはり利点である。
【0009】 図3に示される実施例においては、折り畳まれた長手方向の縁部16a,16 bは超音波振動による溶接によってウェッビング中央区域16cに固定される。 固定が行われる区域30は図3において破線によって示される。
【0010】 図4に示される実施例においては、ウェッビングの中央区域16cに対する長 手方向の縁部16a,16bの固定は、ウェッビングの長手方向の縁部に近い二 つの平行する短い縦の縫い目32,34によって達成される。この実施例の一修 正形式においては、複数の縦の縫い目が各長手方向の縁部に設けられる。
【0011】 さらに、縦横の縫い目が使用され得、同様に、長手方向に対し傾斜して延びる 縫い目も使用され得る。
【0012】 図5に示される実施例においては、二重の縫い目24に加えて、ベルトウェッ ビング16の内方へ折り畳まれた長手方向の縁部16a,16bのおのおのは、 その上に横たわるウェッビング中央区域16cに縫い目36,38によって固定 される。縫い目36,38は対応する長手方向の縁部に平行してそれから少し離 されて配置される。かくして、ループ18のこわさがさらに増される。さらに、 二つの横方向の縫い目40,42が設けられておのおのが前記縫い目36,38 の端を互いに固定する。この実施例のループは特別に高いこわさを有し、あぶみ 部材10上におけるその融通性がさらに増加される。
【図面の簡単な説明】
【図1】あぶみ部材に沿って摺動し得る本考案のベルト
ウェッビングを示す概略図。
【図2】本考案に基づく手段において頂点区域で折り畳
まれたベルトウェッビングのループを示す図面。
【図3】本考案に基づくベルトウェッビングのループの
一修正実施例を示す図面。
【図4】本考案に基づくベルトウェッビングのループの
他の一修正実施例を示す図面。
【図5】本考案に基づくベルトウェッビングのループの
好ましい一実施例を示す図面。
【符号の説明】
10 あぶみ部材 12 湾曲端部分 14 湾曲端部分 16 ベルトウェッビング 16a 長手方向の縁部 16b 長手方向の縁部 16c ウェッビングの中央区域 18 ループ 22 頂点 24 二重縫い目 24a 平行の縫い目 24b 平行の縫い目 32 縦の縫い目 34 縦の縫い目 40 横方向の縫い目 42 横方向の縫い目

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体に固定されるあぶみ部材を
    含み、ベルトウェッビングの端部に備えられた輪が、該
    あぶみ部材上を摺動可能に案内されるようになってい
    る、安全ベルト装置のベルトウェッビングの端部を自動
    車の車体に引留める機構において、前記輪はウェッビン
    グ(16)それ自体のループ(18)によって形成され
    ており、該ウェッビング(16)は前記ループ(18)
    の頂点(22)の区域において、その2つの長手方向の
    縁部(16a,16b)に沿って、前記ループ(18)
    の内部へ向かって折り畳まれていて、これらウェッビン
    グの縁部(16a,16b)は、該ウェッビングの中央
    において互いに当接するか、或いは、前記ループ(1
    8)の頂点(22)において該ループ(18)が最も狭
    い部分を有するように小さな距離だけ離れて横たわって
    おり、折り畳まれたウェッビングの縁部の部分は、その
    上に横たわっているウェッビングの中央区域(16c)
    に恒久的に固定されていることを特徴とする安全ベルト
    ウェッビングの端部を自動車の車体に引留める機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された機構において、前
    記の恒久的に固定されることが少なくとも一つの横方向
    の縫い目(24)によって確立されることを特徴とする
    安全ベルト装置のベルトウェッビングの端部を自動車の
    車体に引留める機構。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された機構において、ル
    ープ(18)がその頂点(22)の区域においてその頂
    点(22)に対して対照的に配列された二つの平行して
    横方向に延びる縫い目(24a,24b)を設けられる
    ことを特徴とする安全ベルト装置のベルトウェッビング
    の端部を自動車の車体に引留める機構。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された機構において、二
    つの縫い目(24a,24b)の間隔が、それからあぶ
    み部材(10)がそれから曲げて作られる金属ロッドの
    直径に実質的に等しいことを特徴とする安全ベルト装置
    のベルトウェッビングの端部を自動車の車体に引留める
    機構。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された機構において、前
    記の恒久的に固定されることがウェッビング材料の溶接
    によって確立されることを特徴とする安全ベルト装置の
    ベルトウェッビングの端部を自動車の車体に引留める機
    構。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載された機構において、前
    記の恒久的に固定されることがベルトウェッビング(1
    6)の縁部の近くにおいて長手方向に延びる少なくとも
    二つの平行する縫い目(32,34)によって確立され
    ることを特徴とする安全ベルト装置のベルトウェッビン
    グの端部を自動車の車体に引留める機構。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか一
    つの項に記載された機構において、ループ(18)の頂
    点(22)がループ(18)の内部に向かってアーチ形
    に湾曲することを特徴とする安全ベルト装置のベルトウ
    ェッビングの端部を自動車の車体に引留める機構。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか一
    つの項に記載された機構において、前記ベルトウェッビ
    ング(16)の長手方向の縁部(16a,16b)が、
    対応する縁部に平行してそれから短い距離を以て離され
    て延びる縫い目(36,38)によって、それらの上に
    横たわるウェッビング中央区域(16c)に固定される
    ことを特徴とする安全ベルト装置のベルトウェッビング
    の端部を自動車の車体に引留める機構。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された機構において、長
    手方向の縁部(16a,16b)に沿って延びる前記縫
    い目(36,38)の端が横方向の縫い目(40,4
    2)によってそれぞれ結合されることを特徴とする安全
    ベルト装置のベルトウェッビングの端部を自動車の車体
    に引留める機構。
JP1995012981U 1990-04-12 1995-12-08 ベルトウェッビングの端部を車体に引留める機構 Expired - Lifetime JP2548170Y2 (ja)

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DE9004266U DE9004266U1 (de) 1990-04-12 1990-04-12 Vorrichtung zur Verankerung eines Gurtbandendes an einem Fahrzeugaufbau
DE90042662 1990-04-12

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JPH081006U true JPH081006U (ja) 1996-06-21
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