JPH0799838A - 植木鉢の製造方法 - Google Patents

植木鉢の製造方法

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JPH0799838A
JPH0799838A JP24956693A JP24956693A JPH0799838A JP H0799838 A JPH0799838 A JP H0799838A JP 24956693 A JP24956693 A JP 24956693A JP 24956693 A JP24956693 A JP 24956693A JP H0799838 A JPH0799838 A JP H0799838A
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JP
Japan
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flowerpot
mold
fibers
plant
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JP2821981B2 (ja
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Toshizo Yagi
敏三 八木
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Asahi Kogyo KK
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Asahi Kogyo KK
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 植物繊維をシート状に積層して基材7を形成
し、該基材7を雌型5と雄型6とによりホットプレスし
て、基材7を雌型5に2段階に押し込み、所要の植木鉢
形状に成形する。 【効果】 植木鉢の全体に植物繊維を行渡らせて、十分
な強度を持った植物繊維製の植木鉢を得られる。また、
植木鉢の底部を堅牢で保水性豊かに成形できると共に、
周壁部の通気性も確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーム繊維等の植物繊
維製の植物鉢を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭61−66451号公報に
見られるように、植物繊維に糊材を施した後、該植物繊
維をプレス等で所定の肉厚及び形状に固めて植木鉢本体
を成形し、該植木鉢本体の形状をこれに外装した網状の
保持体で保持するようにした植木鉢が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のものでは、植物
繊維を植木鉢の形状に積層してプレス等により押し固め
て植木鉢を成形しているが、これでは植物繊維を均一に
積層することが難しく、その上植物繊維は流動性に乏し
くプレス中に繊維量の多い部分から少ない部分への繊維
の流動がうまく行なわれないため植木鉢の肉厚にむらが
できやすく植木鉢の強度が低くなり、植木鉢の形状を保
持するための保持体が必要になる。
【0004】また植物繊維から成る植木鉢は、周壁の繊
維間で主に通気を行い、底部の繊維間で主に保水を行
い、更に底部で水を含んだ重たい土を保持するため、周
壁の繊維嵩密度より底部の繊維嵩密度を密にして底部を
堅牢で保水性豊かに成形することが好ましい。しかし従
来の成形方法では、植木鉢の形状に積層した植物繊維を
プレス等により一定の圧力で押し固めるため底部の繊維
だけを密に押し固めることが難しい。
【0005】上記の点に鑑み本発明は、堅牢で通気性及
び保水性に優れた植物繊維製の植木鉢を製造できるよう
にした方法を提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、パーム繊維その他の植物繊維製の植木鉢を製造
する方法において、植物繊維を積層してシート状の基材
を形成し、該基材にバインダを含浸させた後、雌型と雄
型とを加熱した状態で雄型により基材を雌型に途中まで
押し込んで一定時間保持し、その後基材を雌型に更に押
し込んで所定の植木鉢形状にプレス成形することを特徴
とする。
【0007】
【作用】植物繊維を積層してシート状の基材を形成して
からプレス成形するため、植木鉢の全体に亘って植物繊
維が行渡り、強度不足を生じない。
【0008】また、プレス成形の途中で基材の押し込み
を一旦停止するため、その停止時に植物繊維が雌型や雄
型からの熱で暖められて柔らかくなり、その後の押し込
みで所定形状に無理なくプレス成形される。
【0009】更に、植木鉢の底部はその法線方向が雄型
の加圧方向に合致するため、植木鉢の周壁部に比し底部
の方がより強く圧縮され、底部の繊維嵩密度が高くなっ
て強度及び保水性が向上し、一方、周壁部の繊維嵩密度
は比較的低く適度な通気性が確保される。
【0010】
【実施例】図1を参照して、1は本発明方法により成形
されたパーム繊維等の植物繊維から成る植木鉢を示す。
植木鉢1は略直方体に形成され、周壁2と底部3とから
なる土を入れる凹入部4を有する。
【0011】次に上記植木鉢1の成形方法を図2を参照
して説明する。この植木鉢1は、該植木鉢形状に対応す
る凹入部5aを有する雌型5と、凹入部5aに対応する
凸部6aを有する雄型6とにより植物繊維をプレスして
成形される。
【0012】まず解繊したパーム繊維等の植物繊維を積
層してシート状の基材7を形成し、該基材7にバインダ
を含浸する。バインダはスチレン−ブタジェンゴム(S
BR)やフェノール樹脂系接着剤を使用する。次いで図
2(a)に示す如く基材7を雌型5の上面に載置し雌型
5と雄型6とを180℃〜210℃位に加熱した状態で
該雄型6を図2(b)に示す如く雌型5の凹入部5aの
半ばまで降下させて基材7を所要深さの半ば程度凹入さ
せ、この状態で雄型6の下降を一旦停止する。そして、
基材7を凹入部5aの形状になじませた後、雄型6を図
2(c)に示す如く下降端位置まで降下させて基材7を
所定の植木鉢1の形状にプレス成形する。
【0013】また、雌型5の凹入部5aの開口周縁には
切断刃5bが形成されていて、雄型6が下降端位置に降
下したときに基材7の余分な部分が切断される。
【0014】上記の如く植物繊維を積層したシート状の
基材7をプレス成形することにより植木鉢の全体に植物
繊維が行渡ると共に、ホットプレスを採用して且つ2段
階に押し込むため植物繊維が暖められて柔らかくなり、
基材7を無理なく所定の深さに押し込むことができ、十
分な強度を持った植木鉢1を成形できる。
【0015】また、基材7の押し込み時に植木鉢1の底
部3は、雄型6の凸部6aの端面により雄型6の下降方
向へ加圧されるため植物繊維が強く圧縮され植物繊維の
嵩密度が高くなり底部3を堅牢で保水性豊かに形成する
ことができる。また周壁部2は、雄型6の凸部6aの周
面により雄型6の下降方向に直交する水平方向に圧縮さ
れるため、植物繊維の嵩密度が比較的低くなり適度な通
気性を確保できる。
【0016】尚上記実施例では1枚の基材7をホットプ
レスしたが、複数枚の基材7を重ねてホットプレスして
もよく、この場合複数枚の基材7がバインダにより接着
されて一枚の基材7のようになり上記実施例と同様に成
形され、より堅牢な植木鉢を成形できる。
【0017】以上、角形の植木鉢の製造に本発明を適用
した実施例について説明したが、丸形の植木鉢の製造に
も本発明を適用できることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、植物繊維により堅牢な植木鉢を成形できる。ま
た植木鉢の底部を堅牢で保水性豊かに成形できると共
に、周壁部の通気性も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法により成形する植物鉢の一例の
斜視図
【図2】 本発明の方法の各工程を示す図であって
(a)は基材のプレス前、(b)は基材のプレス途中、
(c)は基材のプレス後をそれぞれ示す図
【符号の説明】
1 植木鉢、 5 雌型、5a 凹入部、
6 雄型、6a 凸部、 7
基材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーム繊維その他の植物繊維製の植木鉢
    を製造する方法において、植物繊維を積層してシート状
    の基材を形成し、該基材にバインダを含浸させた後、雌
    型と雄型とを加熱した状態で雄型により基材を雌型に途
    中まで押し込んで一定時間保持し、その後基材を雌型に
    更に押し込んで所定の植木鉢形状にプレス成形すること
    を特徴とする植木鉢の製造方法。
JP24956693A 1993-10-05 1993-10-05 植木鉢の製造方法 Expired - Lifetime JP2821981B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101408102B1 (ko) * 2012-02-22 2014-06-17 한국과학기술원 화분 제조 키트

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101408102B1 (ko) * 2012-02-22 2014-06-17 한국과학기술원 화분 제조 키트

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